JPH02225172A - 鉄道車両の軸箱支持装置 - Google Patents

鉄道車両の軸箱支持装置

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JPH02225172A
JPH02225172A JP4178989A JP4178989A JPH02225172A JP H02225172 A JPH02225172 A JP H02225172A JP 4178989 A JP4178989 A JP 4178989A JP 4178989 A JP4178989 A JP 4178989A JP H02225172 A JPH02225172 A JP H02225172A
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JP
Japan
Prior art keywords
rigid member
axle box
bearing box
support device
liquid
Prior art date
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Pending
Application number
JP4178989A
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English (en)
Inventor
Jun Arai
潤 新井
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、鉄道車両の輪軸を軸受けする軸箱用の支持
装置、とくには、車両への乗心地の一層の向上をもたら
す軸箱支持装置に関するものである。
(従来の技術) 鉄道車両の軸箱を、ゴムその他の弾性体だけを用いて台
車枠に支持する従来既知の軸箱支持装置としては、いわ
ゆるシェブロン式支持装置の他、実公昭60−3308
4号公報に開示された支持装置がある。
これらの装置はいずれも、軸箱を弾性体のみにて支持し
て防振機能を発揮することから、支持装置の全体を、小
型かつ軽量ならしめることができる他、装置から摩損部
分を取り除き、併せて、装置の部品点数を低減できると
いう利点を有する。
(発明が解決しようとする課題) ところが、これらの従来技術にあっては、弾性体の変形
に基づいて防振機能を有効に発揮することができるも、
弾性体それのみにては、いずれの方向の振動に対しても
、十分な振動減衰機能を発揮し得ないことから、車両へ
の乗心地については、未だ満足し得るものではなかった
この発明は、従来技術の上述した多くの利点を損ねるこ
となく、とくには上下方向の振動に対し、大きな振動減
衰力を発揮して、車両への乗心地の著しい向上をもたら
すことができる鉄道車両の軸箱支持装置を提供するもの
である。
(課題を解決するための手段) この発明の、鉄道車両の軸箱支持装置は、とくに、軸箱
に固定される下部剛性部材、たとえば金属製の截頭円錐
状部材と、台車枠に固定される上部剛性部材、これもた
とえば、内径が下方へ向かってテーバ状に拡開する金属
製の筒状部材とを、好ましくは、少な(とも内周面が倒
立截頭円錐面状をなす弾性部材によって液密に連結する
とともに、上部剛性部材、好ましくはその上端部分に、
ダイアフラムを液密に取付けることによって、上部およ
び下部剛性部材と、弾性部材と、ダイアフラムとで囲繞
される液室を区画し、この液室を、剛性隔壁によって上
下方向に二分割する一方、各分割液室を、管路とするこ
とができる絞り通路によって相互に連通させ、さらに、
液室および絞り通路を非圧縮流体で満たしたものである
(作 用) この軸箱支持装置では、上部および下部の剛性部材の、
前後、左右その他の方向への水平相対振動に対しては、
弾性部材は、好ましくは、それの圧縮変形および引張変
形を主゛として防振機能を発揮し、併せて、それ自身の
損失係数に基づいて振動減衰機能を発揮することができ
る。
そしてまた、それらの上下方向の相対振動に対しては、
この装置は、好ましくは、弾性部材の剪断変形によって
すぐれた防振機能を発揮する他、上下のそれぞれの分割
液室内の流体の圧力がともに等しくなる方向への、その
流体の流動によって、それが、絞り通路からエネルギ損
失を受けることに基づいて、十分大きな振動減衰力を発
揮することができる。
従って、この軸箱支持装置によれば、各方向の振動衝撃
を有効に緩和し得ることはもちろん、車両の上下方向へ
の繰り返し振動を十分に防止して、車両への乗心地の一
層の向上をもたらすことができる。
(実施例) 以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はこの発明の一実施例を示す側面図であり、図中
1は台車枠、2は、この台車枠10前後方向の中央部に
取付けた空気ばねをそれぞれ示し、3は輪軸、4は、こ
の輪軸3をその軸端部分で軸受けする軸箱をそれぞれ示
す。
また、5は、軸箱4と、その上方に位置する台車枠1と
のそれぞれに連結した軸箱支持装置を示し、この軸箱支
持装置5は、軸箱4の、前後方向へ突出するそれぞれの
アーム6を台車枠1に連結して、台車枠1に対する輪軸
3の相対変位を弾性的に規制するとともに、台車枠1、
車体その他の重量を輪軸3に負担させるべく機能する。
これがため、この例の軸箱支持装置5では、第2図に、
部分を断面とした拡大側面図で示すように、アーム6に
固定される下部剛性部材、図では上端部分を截頭円錐状
とした下部剛性部材7と、この下部剛性部材7の真上位
置で台車枠lに固定される上部剛性部材、これもまた図
では、内周面を下方へ向けてテーパ状に拡開させた筒状
部材からなる上部剛性部材8とを、それらの剛性部材間
に配設した弾性部材9によって液密に相互連結するとと
もに、好ましくは、上部剛性部材8の上端部分に、例え
ばゴム膜にて構成することができるダイアフラム10を
、その上部剛性部材8への、蓋部材11の締付は固定に
よって液密にクランプして、両開性部材7,8と、弾性
部材9と、ダイアフラム10との間に液室12を区画し
、そして、その液室12の内部を、上部剛性部材8に、
蓋部材11によってダイアフラム10とともに締付は固
定した剛性隔壁13により、上液室14と上液室15と
に二分割する一方、これらの両液室14.15を、例え
ば、剛性隔壁上に取付けた管路とすることができる絞り
通路16によって相互に連通させる。
ここで、この絞り通路16は、図からは明らかではない
が、その一端は上液室14に、そして他端は上液室15
にそれぞれ開口する他、振動を、応答遅れなしに、しか
も十分有効に減衰するに適した長さおよび内径を有する
そしてさらには、上述したようにして構成される液室内
および絞り通路内を非圧縮性流体17、たとえばエチレ
ングリコールその他の液体によって満たす。
ところで、このような軸箱支持装置5は、上下方向には
柔かく、水平方向には硬いばね特性を有することが望ま
しいので、ここでは、両開性部材7.8を相互連結する
弾性部材9を、それの内外周面の、装置軸線Y−Yに対
する交角α、βのうちβが45°以下、好ましくは30
°以下、より好ましくは、5°以上18″以下となるよ
うに、α≧βを保ちながら、全体として上方へ向けて次
第に拡開する形状とするとともに、その弾性部材9を、
上部剛性部材8の内周面と実質的に等しい角度で下向き
に拡開する、少なくとも二枚の板状リング18と、ゴム
もしくはゴム状弾性体19との積層体にて構成する。
このことによれば、それぞれの剛性部材7,8の、上下
方向への相対変位は、弾性部材9の、剪断方向への大き
な変形に基づいて十分に吸収されることになるとともに
、上下の液室14.15の大きな容積変化に基づき、振
動減衰機能が極めて有効に発揮されることになり、さら
には、剛性部材7゜8の、水平方向への相対変位に対し
、弾性部材9の、主には、圧縮および引張方向への変形
と、板状リング18の変形抗力とによって、所期した通
りの大きなばね定数がもたらされることになる。
またここにおいて、ダイアフラム10と蓋部材11との
間に形成される空気室20は、それを密閉室とすること
の他、大気連通室とすることも可能であるが、ダイアフ
ラム10の耐久性の観点からは、それを密閉室とするこ
とが好ましい。
そしてさらに図示例では、それぞれの剛性部材7.8の
、液室区画表面を、弾性部材9と一体をなすゴムもしく
はゴム状弾性材料によって被覆することによって、その
液室内への封入流体の、弾性部材9と、それぞれの剛性
部材7.8との間への侵入、ひいては、弾性部材9の剥
離を有効に防止する。
また図示例では、絞り通路16を環状のパイプ材で形成
し、これを剛性隔壁13の凹部底周縁に固着させている
ので、絞り通路を形成する部材が弾性部材9には勿論、
ダイヤフラム10にも大きく接触することがなく、弾性
部材及びダイヤフラムの耐久性の向上に寄与するととも
に、装置全体の簡素化が図れる。
以上のように構成してなる装置5は、台車枠1、車体そ
の他の重量がそこへ作用した場合には、上部剛性部材8
が、第2図に示す状態から、幾分下方へ相対変位した姿
勢にてその重量を支持する。
そして、かかる姿勢にて、そこへ水平振動が入力された
場合には、弾性部材9の、主には、圧縮変形および引張
り変形によって、所期した通りの防振作用がもたらされ
るとともに、その弾性部材9に固有の損失係数に基づい
た振動減衰作用がもたらされる。
また、この装置5に、上下方向の振動が伝達された場合
には、弾性部材9の、剪断方向への大きな変形により、
その振動は、小さなばね定数の下にて十分に吸収される
他、その大きな剪断変形による、上下の液室14.15
の容積変化によって、非圧縮性流体17が、絞り通路1
6を経て一方の液室から他方の液室へ流動することに基
づき、振動の十分なる減衰がもたらされる。
かくして、この装置によれば、水平方向および上下方向
の振動に対し、所要に応じた防振機能を発揮してなお、
とくには上下方向の振動を、極めて有効に減衰して車両
への乗心地を大きく向上させることができる。
以上この発明を図示例に基づいて説明したが、図示の軸
箱支持装置は、これを上下逆にし、図の下部剛性部材7
を台車枠1に、上部剛性部材8を軸箱4のアーム6にそ
れぞれ固定して用いてもよいことは勿論である。
また、台車枠と軸箱とを連結するのに際し、この発明に
よる軸箱支持装置のみを用いるのではなく、これと1若
しくは複数枚の板バネ、1若しくは複数個のリンク、又
は軸箱守等とを併用することも−できる。併用の場合に
限らないが、併用の場合は特に、この発明による軸箱支
持装置は1個のみとすることができる。
(発明の効果) 以上に述べたところから明らかなように、この発明によ
れば、上下の液室内に満たした非圧縮性流体を、絞り通
路を経て流動させることにより、上下方向の振動に対す
る減衰力を十分大ならしめて、車両への乗心地を著しく
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例を示す側面図、第2図は
、軸箱支持装置の部分を断面として示す拡大側面図であ
る。 l・・・台車枠      3・・・輪軸4・・・軸箱
       5・・・軸箱支持装置6・・・アーム 
     7・・・下部剛性部材8・・・上部剛性部材
   9・・・弾性部材10・・・ダイアフラム   
12・・・液室13・・・剛性隔壁 15・・・上液室 17・・・非圧縮性流体 14・・・上液室 16・・・絞り通路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、鉄道車両の輪軸を支持する軸箱と、この軸箱の上方
    に位置する台車枠とのそれぞれに連結される軸箱支持装
    置であって、 前記軸箱に固定される下部剛性部材と、台 車枠に固定される上部剛性部材とを弾性部材によって液
    密に連結するとともに、その上部剛性部材にダイアフラ
    ムを液密に取付けることによって、それらのそれぞれの
    部材およびダイアフラムにて囲繞される液室を区画し、
    この液室を、剛性隔壁によって上下方向に二分割する一
    方、各分割液室を絞り通路によって相互に連通させ、前
    記液室および絞り通路を非圧縮性流体で満たしてなる鉄
    道車両の軸箱支持装置。
JP4178989A 1989-02-23 1989-02-23 鉄道車両の軸箱支持装置 Pending JPH02225172A (ja)

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JP (1) JPH02225172A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0483874U (ja) * 1990-11-29 1992-07-21
JP2009115156A (ja) * 2007-11-05 2009-05-28 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 車両用軸ばね
WO2010010810A1 (ja) * 2008-07-24 2010-01-28 株式会社ブリヂストン 空気ばね装置
JP2011251684A (ja) * 2011-09-09 2011-12-15 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 車両用軸ばね

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WO2010010810A1 (ja) * 2008-07-24 2010-01-28 株式会社ブリヂストン 空気ばね装置
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