JPH0222507B2 - - Google Patents
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- JPH0222507B2 JPH0222507B2 JP61277320A JP27732086A JPH0222507B2 JP H0222507 B2 JPH0222507 B2 JP H0222507B2 JP 61277320 A JP61277320 A JP 61277320A JP 27732086 A JP27732086 A JP 27732086A JP H0222507 B2 JPH0222507 B2 JP H0222507B2
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- contact
- housing
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- electrical connector
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Links
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Landscapes
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、電気コネクタに関し、特にプリント
基板用として適した電気コネクタに関するもので
ある。
基板用として適した電気コネクタに関するもので
ある。
従来の技術
従来、添付図面の第1図に示すように、プリン
ト基板10の回路導体との電気的接続を行うため
にプリント基板用コネクタ20が使用されてい
る。この従来のプリント基板用コネクタ20の詳
細を第2図に例示している。このコネクタ20
は、雌形接触子21を複数配設した雌ハウジング
22と、雄形接触子23を複数配設した雄ハウジ
ング24とからなつている。雄ハウジング24
は、接続すべきプリント基板10に設置され、こ
の際、各雄形接触子23の接続部23Aは、プリ
ント基板10の対応するスルーホールを貫通して
参照番号11で示すようにプリント基板10の対
応する回路導体とデイツプ半田付け等で電気的に
接続される。一方、雌ハウジング22は、雄ハウ
ジング24と嵌合しうる構成とされており、通
常、雌形接触子配列開口22Aに各々配設される
雌形接触子21の形状は図示の如きものである。
この従来の雌形接触子21は、通常、バネ性のあ
る一枚の導電性シートから打抜き、折り曲げ加工
によつて形成された圧着型のものである。そし
て、この従来の雌形接触子21の構造は、雌形接
触部21Aと、心線圧着部21Bと、被覆圧着部
21Cとを接触挿入方向においてこの順番にて配
列して有したものである。更に、この雌形接触子
21は、配列開口22A内にこれを固定するため
の係止部21Dを有しているのが普通である。各
雌形接触子21には、剥離した心線部31を心線
圧着部21Bに圧着接続し且つ被覆部32を被覆
圧着部21Cに圧着接続するようにして、接続電
線30が接続されている。このように結線した雌
ハウジング22を、プリント基板10上に設置さ
れた雄ハウジング24へ嵌合させて、第1図に示
したような状態とすることにより、雄形接触子2
3が雌形接触子21の接触部21Aの間に挿入さ
れてこれと電気的に接触する。こうして、プリン
ト基板10の回路導体との電気的接続を行うこと
ができる。
ト基板10の回路導体との電気的接続を行うため
にプリント基板用コネクタ20が使用されてい
る。この従来のプリント基板用コネクタ20の詳
細を第2図に例示している。このコネクタ20
は、雌形接触子21を複数配設した雌ハウジング
22と、雄形接触子23を複数配設した雄ハウジ
ング24とからなつている。雄ハウジング24
は、接続すべきプリント基板10に設置され、こ
の際、各雄形接触子23の接続部23Aは、プリ
ント基板10の対応するスルーホールを貫通して
参照番号11で示すようにプリント基板10の対
応する回路導体とデイツプ半田付け等で電気的に
接続される。一方、雌ハウジング22は、雄ハウ
ジング24と嵌合しうる構成とされており、通
常、雌形接触子配列開口22Aに各々配設される
雌形接触子21の形状は図示の如きものである。
この従来の雌形接触子21は、通常、バネ性のあ
る一枚の導電性シートから打抜き、折り曲げ加工
によつて形成された圧着型のものである。そし
て、この従来の雌形接触子21の構造は、雌形接
触部21Aと、心線圧着部21Bと、被覆圧着部
21Cとを接触挿入方向においてこの順番にて配
列して有したものである。更に、この雌形接触子
21は、配列開口22A内にこれを固定するため
の係止部21Dを有しているのが普通である。各
雌形接触子21には、剥離した心線部31を心線
圧着部21Bに圧着接続し且つ被覆部32を被覆
圧着部21Cに圧着接続するようにして、接続電
線30が接続されている。このように結線した雌
ハウジング22を、プリント基板10上に設置さ
れた雄ハウジング24へ嵌合させて、第1図に示
したような状態とすることにより、雄形接触子2
3が雌形接触子21の接触部21Aの間に挿入さ
れてこれと電気的に接触する。こうして、プリン
ト基板10の回路導体との電気的接続を行うこと
ができる。
発明が解決しようとする問題点
しかし、このような従来のコネクタでは、その
雌形接触子21は、接触部21A、心線圧着部2
1B及び被覆圧着部21Cを接触挿入方向にて一
直線に並べた構造であるので、その接触挿入方向
の接触子の全体の長さを短くする上では限界があ
つた。従つて、これら接触子を収容するハウジン
グの高さ、すなわち、第1図においてプリント基
板10の上面からコネクタ20の端面までの寸法
Hがある程度の高さとならざるを得なかつた。と
ころが、最近、セツトの小型化、高密度化に伴つ
て、プリント基板間の間隔を小さくする傾向にあ
り、従つて、これらに使用するコネクタの高さも
出来るだけ低くし、しかも接触子の接触部、圧着
部の作業性をおとさなくてすむようなコネクタが
望まれてきている。また、従来の接触子の構造で
は、接触部と心線圧着部及び被覆圧着部とが一直
線上にあるので、圧着部にあまり太い電線を接続
すると、これに接触部へ挿入されてくる相手側接
触子の先端が衝突してしまう恐れがあり、結線し
うる電線径にも制限があつた。
雌形接触子21は、接触部21A、心線圧着部2
1B及び被覆圧着部21Cを接触挿入方向にて一
直線に並べた構造であるので、その接触挿入方向
の接触子の全体の長さを短くする上では限界があ
つた。従つて、これら接触子を収容するハウジン
グの高さ、すなわち、第1図においてプリント基
板10の上面からコネクタ20の端面までの寸法
Hがある程度の高さとならざるを得なかつた。と
ころが、最近、セツトの小型化、高密度化に伴つ
て、プリント基板間の間隔を小さくする傾向にあ
り、従つて、これらに使用するコネクタの高さも
出来るだけ低くし、しかも接触子の接触部、圧着
部の作業性をおとさなくてすむようなコネクタが
望まれてきている。また、従来の接触子の構造で
は、接触部と心線圧着部及び被覆圧着部とが一直
線上にあるので、圧着部にあまり太い電線を接続
すると、これに接触部へ挿入されてくる相手側接
触子の先端が衝突してしまう恐れがあり、結線し
うる電線径にも制限があつた。
本発明の目的は、前述したような従来技術の問
題点を解消しうるような電気コネクタを提供する
ことである。
題点を解消しうるような電気コネクタを提供する
ことである。
問題点を解決するための手段
本発明によれば、ハウジングと、該ハウジング
内に配設される電気接触子とを備えた電気コネク
タにおいて、前記ハウジングには、該ハウジング
の一端に開いた接触子収容室と、該ハウジングの
前記一端と対向する他端において相手電気コネク
タのハウジング部を受け入れる凹部と、該凹部の
底面において前記接触子収容室に連通する雄形接
触子受入開口とが設けられており、前記ハウジン
グの前記接触子収容室の一方の側壁には、前記ハ
ウジングの前記一端から前記他端の方へ延長する
偏向係止腕が設けられており、該偏向係止腕の自
由端は、前記凹部の側方に位置し、該自由端に
は、前記接触子収容室内へと突出する突部が形成
されており、前記電気接触子は、心線圧着部と被
覆圧着部との間でそれらと反対側に雌形接触部を
有し且つ前記心線圧着部の前方に係止部を有して
おり、前記雌形接触部の、前記相手電気コネクタ
の雄形接触子の受入方向は、前記係止部、前記心
線圧着部及び前記被覆圧着部の配列方向と平行で
あり、前記係止部は、前記雌形接触部とは反対の
側へ突出しており、前記電気接触子は、前記ハウ
ジングの前記接触子収容室へ前記一端から挿入さ
れるとき、前記雌形接触部が前記雄形接触子受入
開口に対向し且つ前記心線圧着部が前記凹部の側
方に位置した状態にて、前記係止部が前記偏向係
止腕の前記突部の先端に係合することにより前記
接触子収容室内に固定される。
内に配設される電気接触子とを備えた電気コネク
タにおいて、前記ハウジングには、該ハウジング
の一端に開いた接触子収容室と、該ハウジングの
前記一端と対向する他端において相手電気コネク
タのハウジング部を受け入れる凹部と、該凹部の
底面において前記接触子収容室に連通する雄形接
触子受入開口とが設けられており、前記ハウジン
グの前記接触子収容室の一方の側壁には、前記ハ
ウジングの前記一端から前記他端の方へ延長する
偏向係止腕が設けられており、該偏向係止腕の自
由端は、前記凹部の側方に位置し、該自由端に
は、前記接触子収容室内へと突出する突部が形成
されており、前記電気接触子は、心線圧着部と被
覆圧着部との間でそれらと反対側に雌形接触部を
有し且つ前記心線圧着部の前方に係止部を有して
おり、前記雌形接触部の、前記相手電気コネクタ
の雄形接触子の受入方向は、前記係止部、前記心
線圧着部及び前記被覆圧着部の配列方向と平行で
あり、前記係止部は、前記雌形接触部とは反対の
側へ突出しており、前記電気接触子は、前記ハウ
ジングの前記接触子収容室へ前記一端から挿入さ
れるとき、前記雌形接触部が前記雄形接触子受入
開口に対向し且つ前記心線圧着部が前記凹部の側
方に位置した状態にて、前記係止部が前記偏向係
止腕の前記突部の先端に係合することにより前記
接触子収容室内に固定される。
実施例
次に、添付図面の第3図から第9図に基づいて
本発明の実施例について本発明をより詳細に説明
する。
本発明の実施例について本発明をより詳細に説明
する。
第3図は、本発明の電気コネクタに使用する雌
形接触子の一例を斜視図にて示している。この雌
形接触子40は、従来同様、バネ性のある一枚の
導電性シートから打ち抜き折り曲げ加工して形成
されるものであるが、心線圧着部41と被覆圧着
部42との間でそれらと反対側に雌形接触部43
を配置した構造を有している。心線圧着部41の
先に係止部44が設けられており、更に、心線圧
着部41の内面には、心線との電気的機械的接触
を良好なものとするため2本の打ち出し線41A
が形成されている。この雌形接触子40へ、電線
30を結線した状態を第4図に斜視図にて示して
いる。第4図から明らかなように、この結線は、
剥離した電線30の心線31を心線圧着部41に
圧着し、被覆部32を被覆圧着部42に圧着する
ことによつてなされる。
形接触子の一例を斜視図にて示している。この雌
形接触子40は、従来同様、バネ性のある一枚の
導電性シートから打ち抜き折り曲げ加工して形成
されるものであるが、心線圧着部41と被覆圧着
部42との間でそれらと反対側に雌形接触部43
を配置した構造を有している。心線圧着部41の
先に係止部44が設けられており、更に、心線圧
着部41の内面には、心線との電気的機械的接触
を良好なものとするため2本の打ち出し線41A
が形成されている。この雌形接触子40へ、電線
30を結線した状態を第4図に斜視図にて示して
いる。第4図から明らかなように、この結線は、
剥離した電線30の心線31を心線圧着部41に
圧着し、被覆部32を被覆圧着部42に圧着する
ことによつてなされる。
第5図は、第4図のように結線された接触子4
0を配設する本発明の一実施例としてのプリント
基板用コネクタの雌ハウジングを斜視図にて示し
ている。この雌ハウジング50は、弾性のある絶
縁材料で一体モールド成形されるとよく、主とし
て、複数の雌形接触子収容室51と、各収容室5
1の内部へ突出する突部52Aを先端に有した偏
向係止腕52と、相手側雄ハウジングを受け入れ
てこれと嵌合する凹部53と、この凹部53に開
いて相手側雄形接触子の各々を受け入れる複数の
雄形接触子受入開口54とを有している。
0を配設する本発明の一実施例としてのプリント
基板用コネクタの雌ハウジングを斜視図にて示し
ている。この雌ハウジング50は、弾性のある絶
縁材料で一体モールド成形されるとよく、主とし
て、複数の雌形接触子収容室51と、各収容室5
1の内部へ突出する突部52Aを先端に有した偏
向係止腕52と、相手側雄ハウジングを受け入れ
てこれと嵌合する凹部53と、この凹部53に開
いて相手側雄形接触子の各々を受け入れる複数の
雄形接触子受入開口54とを有している。
第6図は、第5図の雌ハウジング50へ第4図
のように結線した雌形接触子を配設する状態を説
明するため、その途中の状態を一部破断して示し
ている。第6図に明瞭に示されているように、雌
形接触子40を雌ハウジング50の収容室51へ
挿入していくとき、接触子40の先端の係止部4
4が偏向係止腕52の先端の突部52Aに係合
し、接触子40の挿入につれて、偏向係止腕52
は、その弾性のため外方に偏向される。更に、接
触子40を挿入すると、係止部44が突部52A
を越え、この時、偏向係止腕52はその弾性によ
り元の位置へ戻る。従つて、第7図に示すよう
に、接触子40の係止部44は、偏向係止腕52
の先端面に係合して、接触子40を収容室51内
に固定し抜け出ないようにする。この時、雌形接
触子40の雌形接触部は、雌ハウジング50の雄
形接触子受入開口54と整列するようになつてい
る。
のように結線した雌形接触子を配設する状態を説
明するため、その途中の状態を一部破断して示し
ている。第6図に明瞭に示されているように、雌
形接触子40を雌ハウジング50の収容室51へ
挿入していくとき、接触子40の先端の係止部4
4が偏向係止腕52の先端の突部52Aに係合
し、接触子40の挿入につれて、偏向係止腕52
は、その弾性のため外方に偏向される。更に、接
触子40を挿入すると、係止部44が突部52A
を越え、この時、偏向係止腕52はその弾性によ
り元の位置へ戻る。従つて、第7図に示すよう
に、接触子40の係止部44は、偏向係止腕52
の先端面に係合して、接触子40を収容室51内
に固定し抜け出ないようにする。この時、雌形接
触子40の雌形接触部は、雌ハウジング50の雄
形接触子受入開口54と整列するようになつてい
る。
第7図は、プリント基板10に設置された相手
側雄ハウジング60へ雌ハウジング50を嵌合さ
せた状態を断面図で示している。雄ハウジング6
0は、雌ハウジング50の凹部53内へ受入され
ており、雄形接触子61は、雌ハウジング50の
雄形接触子受入開口54を通して雌形接触子40
の雌接触子43と電気的に接触している。
側雄ハウジング60へ雌ハウジング50を嵌合さ
せた状態を断面図で示している。雄ハウジング6
0は、雌ハウジング50の凹部53内へ受入され
ており、雄形接触子61は、雌ハウジング50の
雄形接触子受入開口54を通して雌形接触子40
の雌接触子43と電気的に接触している。
前述した本発明の実施例の電気コネクタでは、
第3図に示したような形状の接触子を配設したの
であるが、本発明は、これに限定されることな
く、他の種々な形状の接触子を配設してもよく、
それらのうち2、3の変形例を第8図及び第9図
について簡単に説明しておく。
第3図に示したような形状の接触子を配設したの
であるが、本発明は、これに限定されることな
く、他の種々な形状の接触子を配設してもよく、
それらのうち2、3の変形例を第8図及び第9図
について簡単に説明しておく。
第8図は、平板状の雄形接触子と接触するのに
適した雌形接触子の例を示しており、この雌形接
触子70もまた、バネ性のある一枚の導電性シー
トから打ち抜き折り曲げ加工されるもので、心線
圧着部71と被覆圧着部72との間でそれらと反
対側に雌形接触部73を有しており、心線圧着部
71の先に係止部74が設けられている。相手側
雄形接触子75は、矢印方向にて雌形接触部73
の間へ挿入接触されるようになつている。
適した雌形接触子の例を示しており、この雌形接
触子70もまた、バネ性のある一枚の導電性シー
トから打ち抜き折り曲げ加工されるもので、心線
圧着部71と被覆圧着部72との間でそれらと反
対側に雌形接触部73を有しており、心線圧着部
71の先に係止部74が設けられている。相手側
雄形接触子75は、矢印方向にて雌形接触部73
の間へ挿入接触されるようになつている。
第9図は、平板状の雄形接触子と接触するのに
適した雌形接触子の例を示しており、この雌形接
触子90もまた、バネ性のある一枚の導電性シー
トから打ち抜き折り曲げ加工されるもので、心線
圧着部91と被覆圧着部92との間でそれらと反
対側に雌形接触部93を有しており、心線圧着部
91の先に係止部94が設けられている。相手側
雄形接触子95は、矢印方向にて雌形接触部93
上へ挿入接触されるようになつており、この接触
子90は、特に、接触子90を配設したハウジン
グの壁面と雌形接触子93との間に雄形接触子9
5をはさみ込むようにして電気的接触を得るのに
適している。
適した雌形接触子の例を示しており、この雌形接
触子90もまた、バネ性のある一枚の導電性シー
トから打ち抜き折り曲げ加工されるもので、心線
圧着部91と被覆圧着部92との間でそれらと反
対側に雌形接触部93を有しており、心線圧着部
91の先に係止部94が設けられている。相手側
雄形接触子95は、矢印方向にて雌形接触部93
上へ挿入接触されるようになつており、この接触
子90は、特に、接触子90を配設したハウジン
グの壁面と雌形接触子93との間に雄形接触子9
5をはさみ込むようにして電気的接触を得るのに
適している。
発明の効果
本発明の電気コネクタは、前述したような構成
であるため、次のような格別な効果を発揮しうる
ものである。
であるため、次のような格別な効果を発揮しうる
ものである。
すなわち、本発明の電気コネクタは、心線圧着
部と被覆圧着部との間でそれらと反対側に雌形接
触部を設けて、その雌形接触部の相手雄形接触子
の受入方向を、心線圧着部及び被覆圧着部の配列
方向と平行としたことにより、各部間の間隔を最
小限に縮めることができ、その相手側接触子の挿
入方向における全体の高さを低くすることがで
き、この接触子を収容するためのコネクタハウジ
ングの相手側接触子の挿入方向における高さを非
常に低く抑えることができる。その上、本発明の
電気コネクタにおける接触子では、接触子の先端
に係止部を配置することができ、その係止部を雌
形接触部とは反対の側へ突出させることができる
ので、この接触子を、ハウジングの接触子収容室
へ一端から挿入するとき、その雌形接触部が雄形
接触子受入開口に対向した位置にて、その係止部
がハウジングの偏向係止腕の突部の先端に係合す
ることにより接触子収容室内に固定されるように
することができるのである。従つて、一般に、こ
の種の接触子では、ハウジングへの固定のための
係止部の高さ又は長さを大きく採り難く、大きな
弾性を有する係止部を与え難いものであるが、本
発明の構成によれば、ハウジングに前述したよう
な偏向係止腕を設けてこれに大きな弾性を持たす
ことが容易に可能であるから、接触子の係止部に
それ程の弾性を持たす必要がなく、その係止部の
大きさを大きくしなくてすみ、そのため、接触子
の先端に係止部を設けてもコネクタのハウジング
の大きさを抑えることができる。さらにまた、本
発明の電気コネクタの構成によれば、接触子の係
止部および心線圧着部の側方に、相手電気コネク
タのハウジング部を受け入れる凹部を設けること
が可能となつており、このことにより、相手電気
コネクタとの嵌合状態における両コネクタの嵌合
方向における全体の高さを更に低く抑えることが
でき、セツトの小型化、高密度化の要望に十分に
応えることができる。
部と被覆圧着部との間でそれらと反対側に雌形接
触部を設けて、その雌形接触部の相手雄形接触子
の受入方向を、心線圧着部及び被覆圧着部の配列
方向と平行としたことにより、各部間の間隔を最
小限に縮めることができ、その相手側接触子の挿
入方向における全体の高さを低くすることがで
き、この接触子を収容するためのコネクタハウジ
ングの相手側接触子の挿入方向における高さを非
常に低く抑えることができる。その上、本発明の
電気コネクタにおける接触子では、接触子の先端
に係止部を配置することができ、その係止部を雌
形接触部とは反対の側へ突出させることができる
ので、この接触子を、ハウジングの接触子収容室
へ一端から挿入するとき、その雌形接触部が雄形
接触子受入開口に対向した位置にて、その係止部
がハウジングの偏向係止腕の突部の先端に係合す
ることにより接触子収容室内に固定されるように
することができるのである。従つて、一般に、こ
の種の接触子では、ハウジングへの固定のための
係止部の高さ又は長さを大きく採り難く、大きな
弾性を有する係止部を与え難いものであるが、本
発明の構成によれば、ハウジングに前述したよう
な偏向係止腕を設けてこれに大きな弾性を持たす
ことが容易に可能であるから、接触子の係止部に
それ程の弾性を持たす必要がなく、その係止部の
大きさを大きくしなくてすみ、そのため、接触子
の先端に係止部を設けてもコネクタのハウジング
の大きさを抑えることができる。さらにまた、本
発明の電気コネクタの構成によれば、接触子の係
止部および心線圧着部の側方に、相手電気コネク
タのハウジング部を受け入れる凹部を設けること
が可能となつており、このことにより、相手電気
コネクタとの嵌合状態における両コネクタの嵌合
方向における全体の高さを更に低く抑えることが
でき、セツトの小型化、高密度化の要望に十分に
応えることができる。
この他、本発明の電気コネクタの接触子の構成
によれば、次のような効果も得られる。
によれば、次のような効果も得られる。
(1) 心線圧着部と被覆圧着部との間隔を従来より
広くとれるので、圧着作業時電線の心線部を被
覆圧着部側で圧着してしまつたり、被覆部を心
線圧着部側で圧着してしまつたりする恐れが少
なくなり、圧着不良が従来のものに比べて大巾
に少なくなる。
広くとれるので、圧着作業時電線の心線部を被
覆圧着部側で圧着してしまつたり、被覆部を心
線圧着部側で圧着してしまつたりする恐れが少
なくなり、圧着不良が従来のものに比べて大巾
に少なくなる。
(2) 接触子先端に配置した係止部により、心線圧
着部で電線を圧着したとき、心線が必要以上に
前方へ飛び出すことが防止され、また、この係
止部が圧着作業時の電線の位置定め部材として
も作用しうる。
着部で電線を圧着したとき、心線が必要以上に
前方へ飛び出すことが防止され、また、この係
止部が圧着作業時の電線の位置定め部材として
も作用しうる。
(3) 接触部が心線圧着部及び被覆圧着部とは反対
側に配置されているので、接触部への相手側接
触子の接触方向に関して心線圧着部及び被覆圧
着部が無関係となるので、相当に径の大きな電
線でも結線しうる。
側に配置されているので、接触部への相手側接
触子の接触方向に関して心線圧着部及び被覆圧
着部が無関係となるので、相当に径の大きな電
線でも結線しうる。
添付図面の第1図は、従来のプリント基板用コ
ネクタの使用例を示す概略図、第2図は、第1図
のプリント基板用コネクタを詳細に示す一部破断
斜視図、第3図は、本発明の電気コネクタに配設
される接触子の一例を示す斜視図、第4図は、第
3図の接触子に電線を結線した状態を示す斜視
図、第5図は、第3図の接触子を配設する本発明
の一実施例としてのプリント基板用コネクタの雌
ハウジングの一例を示す斜視図、第6図は、第5
図の雌ハウジングへ第4図のように結線した雌形
接触子を配設する状態を示す一部破断斜視図、第
7図は、プリント基板に配置された雄ハウジング
へ第6図の雌ハウジングを結合させた状態を示す
断面図、第8図及び第9図は、本発明の電気コネ
クタに配設される接触子の種々な変形例をそれぞ
れ示す斜視図である。 10……プリント基板、40……雌形接触子、
41……心線圧着部、42……被覆圧着部、43
……雌形接触部、44……係止部、50……雌ハ
ウジング、51……雌形接触子収容室、52……
偏向係止腕、52A……突部、53……凹部、5
4……雄形接触子受入開口、60……相手雄ハウ
ジング、61……雄形接触子。
ネクタの使用例を示す概略図、第2図は、第1図
のプリント基板用コネクタを詳細に示す一部破断
斜視図、第3図は、本発明の電気コネクタに配設
される接触子の一例を示す斜視図、第4図は、第
3図の接触子に電線を結線した状態を示す斜視
図、第5図は、第3図の接触子を配設する本発明
の一実施例としてのプリント基板用コネクタの雌
ハウジングの一例を示す斜視図、第6図は、第5
図の雌ハウジングへ第4図のように結線した雌形
接触子を配設する状態を示す一部破断斜視図、第
7図は、プリント基板に配置された雄ハウジング
へ第6図の雌ハウジングを結合させた状態を示す
断面図、第8図及び第9図は、本発明の電気コネ
クタに配設される接触子の種々な変形例をそれぞ
れ示す斜視図である。 10……プリント基板、40……雌形接触子、
41……心線圧着部、42……被覆圧着部、43
……雌形接触部、44……係止部、50……雌ハ
ウジング、51……雌形接触子収容室、52……
偏向係止腕、52A……突部、53……凹部、5
4……雄形接触子受入開口、60……相手雄ハウ
ジング、61……雄形接触子。
Claims (1)
- 1 ハウジングと、該ハウジング内に配設される
電気接触子とを備えた電気コネクタにおいて、前
記ハウジングには、該ハウジングの一端に開いた
接触子収容室と、該ハウジングの前記一端と対向
する他端において相手電気コネクタのハウジング
部を受け入れる凹部と、該凹部の底面において前
記接触子収容室に連通する雄形接触子受入開口と
が設けられており、前記ハウジングの前記接触子
収容室の一方の側壁には、前記ハウジングの前記
一端から前記他端の方へ延長する偏向係止腕が設
けられており、該偏向係止腕の自由端は、前記凹
部の側方に位置し、該自由端には、前記接触子収
容室内へと突出する突部が形成されており、前記
電気接触子は、心線圧着部と被覆圧着部との間で
それらと反対側に雌形接触部を有し且つ前記心線
圧着部の前方に係止部を有しており、前記雌形接
触部の、前記相手電気コネクタの雄形接触子の受
入方向は、前記係止部、前記心線圧着部及び前記
被覆圧着部の配列方向と平行であり、前記係止部
は、前記雌形接触部とは反対の側へ突出してお
り、前記電気接触子は、前記ハウジングの前記接
触子収容室へ前記一端から挿入されるとき、前記
雌形接触部が前記雄形接触子受入開口に対向し且
つ前記心線圧着部が前記凹部の側方に位置した状
態にて、前記係止部が前記偏向係止腕の前記突部
の先端に係合することにより前記接触子収容室内
に固定されることを特徴とする電気コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61277320A JPS62168354A (ja) | 1986-11-20 | 1986-11-20 | 電気コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61277320A JPS62168354A (ja) | 1986-11-20 | 1986-11-20 | 電気コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62168354A JPS62168354A (ja) | 1987-07-24 |
JPH0222507B2 true JPH0222507B2 (ja) | 1990-05-18 |
Family
ID=17581889
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61277320A Granted JPS62168354A (ja) | 1986-11-20 | 1986-11-20 | 電気コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62168354A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03124516U (ja) * | 1990-03-30 | 1991-12-17 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007280639A (ja) * | 2006-04-03 | 2007-10-25 | Hosiden Corp | コンタクト及びこれを用いた接続装置 |
JP4590467B2 (ja) * | 2008-05-23 | 2010-12-01 | Smk株式会社 | コネクタ |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3711819A (en) * | 1972-02-08 | 1973-01-16 | Elco Corp | Square pin receptacles employing channel contacts |
US4199208A (en) * | 1978-12-21 | 1980-04-22 | General Motors Corporation | Hermaphroditic splice terminal |
-
1986
- 1986-11-20 JP JP61277320A patent/JPS62168354A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3711819A (en) * | 1972-02-08 | 1973-01-16 | Elco Corp | Square pin receptacles employing channel contacts |
US4199208A (en) * | 1978-12-21 | 1980-04-22 | General Motors Corporation | Hermaphroditic splice terminal |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03124516U (ja) * | 1990-03-30 | 1991-12-17 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62168354A (ja) | 1987-07-24 |
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