JPH0222296Y2 - - Google Patents

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JPH0222296Y2
JPH0222296Y2 JP18380184U JP18380184U JPH0222296Y2 JP H0222296 Y2 JPH0222296 Y2 JP H0222296Y2 JP 18380184 U JP18380184 U JP 18380184U JP 18380184 U JP18380184 U JP 18380184U JP H0222296 Y2 JPH0222296 Y2 JP H0222296Y2
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JP
Japan
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layer
base paper
paper
heat
thermal
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JP18380184U
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  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、感熱複写用インクシートの構造に
関するものである。
第1図は、従来の感熱複写インクシートを用い
た複写紙構成図を示す。図において1は感熱複写
インクシートであり、0.04〜0.06mm程度の薄いベ
ース紙12上に塗布された感熱記録層11と、前
記ベース紙12の他の面に塗布された熱溶融性の
ソリツドイン層13とから構成される。感熱複写
インクシート1のソリツドインク層13の側に
は、被転写媒体である普通紙2が配列されてい
る。
従来の感熱複写インクシートの記録は次の様に
して行なわれる。熱記録ヘツド100の発熱部1
001を感熱記録層11の側に圧接した状態で加
熱することにより感熱記録層11の一部11aが
発色し、続いてベース紙12を通して裏面のソリ
ツドインク層13の一部13aが加熱溶融されて
普通紙2上へ溶着する。次に、普通紙2と感熱複
写インクシート1を矢印方向に移動させ、普通紙
2より感熱複写インクシート1を剥離させること
により、普通紙2上にソリツドインク像13aを
感熱記録層11に感熱発色像を各々得ることがで
きるものである。
従来の感熱複写シートにおいては、感熱記録層
11をベース紙12上に塗布する際にエマルジヨ
ン化された感熱組成物をベース紙12に水溶塗布
を行なうためベース紙12の厚みを薄くするとベ
ース紙12の破れ等が生じ易く、約40μm程度よ
り厚いベース紙しか使用できなかつた。このた
め、ベース紙12の裏面のソリツドインク層13
へ、熱が伝幡中に拡散し解像度が劣化し、かつ印
字熱効率が低下するという欠点があつた。また、
ソリツドインク層13の融点を下げることにより
熱効率の低下をカバーする従来の方法では、印字
後の定着性が悪いという別の欠点を生じていた。
この考案は、上記の従来のものの欠点を除去す
るためになされたもので、40μmより更に薄いベ
ース紙を使用でき、解像度の劣化の少ない、熱効
率のすぐれたかつ感熱記録層の印字品質をも改良
できる感熱複写用インクシートを提供するもので
ある。
第2図は、この考案の一実施例を示したもので
ある。図において、第1図と同一符号は同一又は
相当品を示す。14は10〜30μm程度の薄いベー
ス紙としてのコンデンサ紙であり、コンデンサ紙
14の両面には、アルミニウム蒸着層15a,1
5bが形成されている。これらが一体となつて従
来のベース紙12に相当するものを構成してい
る。そして、表面のアルミニウム蒸着層15a上
には、水塗布法により感熱記録層11が、裏面の
アルミニウム蒸着層15b側には、熱溶融法によ
りソリツドインク層13が各々塗布されておる。
これらが一体化され、感熱複写インクシート10
を構成している。又、ソリツドインク層13に接
して、普通紙2が配置されている。
この考案に係る感熱複写インクシートの記録方
法は、第1図の従来例の場合と同一であるので説
明を省略する。この考案に係る感熱複写インクシ
ートにおいては、上部及び下部のアルミニウム蒸
着層15a,15bが次のような特徴的な働きを
する。すなわち、第1に上部のアルミニウム蒸着
層15aは感熱記録層11をベース紙上へ塗布す
る際の耐水層として働らき、従来水塗布ができな
かつた10〜40μm程度の極めて薄いコンデンサ紙
14上に水塗布によつて発熱記録層を安定に形成
することが可能になり、高解像度化、高熱効率化
が達成できる。第2に、従来の感熱複写インクシ
ートでは薄いベース紙を使うとソリツドインク層
が感熱記録層側より透けて見えるため画像が全体
に黒つぽくなりコントラストが劣化するという欠
点があつたが、アルミニウム蒸着層15aの存在
によりこれが不透明となるのでこのように透けて
見えるということがなくなり画質が大巾に改善で
きる。すなわちソリツドインク層の黒色がアルミ
蒸着層で遮光されるのでコントラストが改善され
る。
また、下部のアルミニウム蒸着層15bは、薄
手の薄葉紙等紙の表面の平滑性が悪い紙をベース
紙として用いた時に、ベース紙上で溶融したソリ
ツドインク層3の普通紙2への転写効率を高める
と共に転写も均一化されるので画質を改善でき
る。
なお、上記実施例ではベース紙としてコンデン
サ紙を使用したものについて説明したが、薄葉
紙、セロフアン、クラフト紙、グラシン紙、プラ
スチツクフイルをベース紙として使用した場合に
も同様に適用して効果があり、この考案のベース
紙は、これらフイルム材の総称である。
又、アルミニウム蒸着層は感熱記録層11とベ
ース紙14との間の片面にのみ設けてもよい。
又、アルミニウム層と感熱記録層あるいはソリツ
ドインク層の間、もしくはアルミニウム層とベー
ス層の間、あるいはベース紙と感熱記録紙層の間
に例えばカルナウバワツクスとポリエステルワツ
クスの混合塗布層等第3の層を挿入してもよい。
この場合は更にベース層の耐水性を向上させる効
果がある。
以上のように、この考案によればベース紙の表
面にアルミニウム蒸着層を設け、このアルミニウ
ム蒸着層に発熱記録層をベース紙上へ塗布する際
の耐水性向上と、ソリツドインク層の遮光による
コントラスト向上という2つの機能をもたせたの
で記録画質を改善できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の感熱複写インクシートの構成
図を示す図、第2図はこの考案の感熱複写インク
シートの一実施例を示す図である。 10……感熱複写インクシート、11……感熱
記録層、12……ベース紙、13……ソリツドイ
ンク層、14……コンデンサー紙、15a,15
b……アルミニウム蒸着層、11a……発色した
感熱記録層、13a……転写されたソリツドイン
ク層。なお、図中同一符号は同一又は相当部分を
示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ベース紙と、このベース紙の第1の表面に設
    けられたアルミニウム蒸着層と、このアルミニ
    ウム蒸着層の上に設けられた感熱記録層と、前
    記ベース紙の第2の表面側に設けられた熱溶融
    性のソリツドインク層とを備えたことを特徴と
    する感熱複写用インクシート。 (2) 薄いベース紙の両面にアルミニウム蒸着層を
    設け、その表面の第1の面に感熱記録層を、他
    の面に熱溶融性のソリツドインク層を各々形成
    したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の感熱複写用インクシート。
JP18380184U 1984-12-03 1984-12-03 感熱複写用インクシート Granted JPS60114763U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18380184U JPS60114763U (ja) 1984-12-03 1984-12-03 感熱複写用インクシート

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18380184U JPS60114763U (ja) 1984-12-03 1984-12-03 感熱複写用インクシート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60114763U JPS60114763U (ja) 1985-08-03
JPH0222296Y2 true JPH0222296Y2 (ja) 1990-06-15

Family

ID=30741294

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JP18380184U Granted JPS60114763U (ja) 1984-12-03 1984-12-03 感熱複写用インクシート

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JPS60114763U (ja) 1985-08-03

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