JPH0222279A - 駆虫及び殺虫特性を有するフルオロアベルメクチン及びフルオロミルベマイシン誘導体 - Google Patents

駆虫及び殺虫特性を有するフルオロアベルメクチン及びフルオロミルベマイシン誘導体

Info

Publication number
JPH0222279A
JPH0222279A JP1112392A JP11239289A JPH0222279A JP H0222279 A JPH0222279 A JP H0222279A JP 1112392 A JP1112392 A JP 1112392A JP 11239289 A JP11239289 A JP 11239289A JP H0222279 A JPH0222279 A JP H0222279A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
avermectin
compounds
bla
deoxy
fluoro
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1112392A
Other languages
English (en)
Inventor
Philip Eskola
フイリツプ エスコラ
Michael H Fisher
マイケル エツチ.フイツシヤー
Helmut Mrozik
ヘルムート ムロツイク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Merck and Co Inc
Original Assignee
Merck and Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Merck and Co Inc filed Critical Merck and Co Inc
Publication of JPH0222279A publication Critical patent/JPH0222279A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H19/00Compounds containing a hetero ring sharing one ring hetero atom with a saccharide radical; Nucleosides; Mononucleotides; Anhydro-derivatives thereof
    • C07H19/01Compounds containing a hetero ring sharing one ring hetero atom with a saccharide radical; Nucleosides; Mononucleotides; Anhydro-derivatives thereof sharing oxygen
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
    • A01N43/90Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having two or more relevant hetero rings, condensed among themselves or with a common carbocyclic ring system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P33/00Antiparasitic agents
    • A61P33/02Antiprotozoals, e.g. for leishmaniasis, trichomoniasis, toxoplasmosis

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Agronomy & Crop Science (AREA)
  • Pest Control & Pesticides (AREA)
  • Plant Pathology (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Tropical Medicine & Parasitology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 アベルメクチン(以前にはC−076と呼ばれていた)
という名前は、ストレプトマイセスアベルミチリス(S
treptomyces avermitilis)の
アベルメクチン産生株の発酵ブイヨンから単離される一
連の化合物及びその誘導体を表わすのに用いられる。上
記培養株の形態的特性は米国特許第4.310.519
号に詳細に記載されている。アベルメクチン化合物は一
連のマクロライドであり、それぞれの13位は、4′−
(α−L−オレアンドロシル)−α−L−オレアンドロ
ース基によって置換されている。アベルメクチン化合物
及び本発明のその誘導体は非常に高い駆虫活性及び抗寄
生虫活性を有する。
発酵ブイヨンから単離されるアベルメクチン系化合物は
次の構造を有する。
(式中Rは構造 の4′−(α−L−オレアンドロシル)−α−り一オレ
アンドロース基であり、破線部は単結合又は二重結合を
示し、R1はヒドロキシであって、該22.23破線が
単結合の時だけ存在し・Rgはイソプロピル又は5ec
−ブチルであり、R3はメトキシ又はヒドロキシである
。) 主要なアベルメクチン天然化合物には8つの異なる種類
のものがあり、それらは個々の化合物の構造に基づき、
AlaSAlbs A2a、A2b。
Bla、Bib5B2a及びB2bという名称を与えら
れている。
前述の構造式に於て各アベルメクチン化合物は下記に示
すものである。(R基は4′−(α−L−オレアンドロ
シル)−α−L−オレアンドロースである) 22、23   R+       R2R3Ala 
 二重構造 −5ec−ブチル  −OCR3Alb 
 二重構造 −イソプロピル −〇CII。
A2a  単結合  −OH5ee−ブチル  −OC
H3^2b  単結合  −011イソプロピル −〇
C113Bla  二重構造 −5ec−ブチル  −
0■131b  二重構造 −イソプロピル −011
B2a  単結合  −OH5ec−ブチル  −0H
B2b    人  −0■  イソプロピル −0■
アベルメクチン化合物は一般にRt置換基の性質が異な
るだけであるa及びb成分の混合物として単離される。
これらの構造上の小さな違いはかかる化合物の単離方法
、化学反応性及び生物活性に対してほとんど影響を与え
ないことがわかった。
ミルベマイシン化合物は、16員大環を有する点で上記
アベルメクチンに類似している。しかしながらかかる化
合物は、13位に置換基を有せず、25位(前記構造式
■に於てR,基がある位置)にメチル、エチル又はC3
〜6分技ア分枝ル基を有する。
この駆虫剤LL−F28249化合物は26位に1つの
不飽和を含む分校ブチル、ペンチル又はヘキシル基を有
し、13−ジサッカライドが存在せず本化合物の出発物
質でもある。かかるミルベマイシン化合物はヒドロキシ
基を有するか又は順次フルオロ基で置換することができ
るヒドロキシ基を有する本化合物に変換され得る範囲に
於て、本発明の範囲に属すると解釈されるべきである。
かかるミルベマイシン化合物及びそれらを製造するのに
用いられる発酵条件は米国特許筒3,950.360号
に記載されている。また、13−デオキシアベルメクチ
ンアグリコンはアベルメクチン天然物から化学的に合成
され、米国特許筒Re 32006号及び同第Re 3
2034号に開示されている。かかる化合物はミルベマ
イシン類と非常に類似しているが25位にメチル又はエ
チル基でな(イソプロピル又は5ec−ブチル基を有す
る点でミルベマイシンのあるものとは異なる。
米国特許筒4,469.682号はその母体のアベルメ
クチン及びミルベマイシン化合物より水溶性が改良され
た抗寄生虫剤及び殺虫剤として有用なアベルメクチン及
びミルベマイシンのリン酸エステルを開示している。
米国特許筒4.547.491号は83位がケトン基に
酸化されたアベルメクチン及びミルベマイシン化合物を
開示している。米国特許筒4.57!1,864号は1
3位のケトン基、イミン基又はアミノ基を開示している
。米国特許筒4.622.313号はアベルメクチン及
びミルベマイシン化合物の〇−硫酸塩誘導体を開示して
いる。
本発明の化合物は4a、5あるいは4″位にフルオロ基
の存在によって他のアベルメクチン及びミルベマイシン
と異なっている。
本発明はアベルメクチン及びミルベマイシン化合物のあ
る種の誘導体に於てフッ素基が4a、5又は4#位に導
入されるものに関する。このように本発明の一つの目的
は、かかるアベルメクチン及びミルベマイシンを提供す
ることである。別の目的は、かかる化合物の製造方法を
提供することである。更に別の目的はかかる化合物の抗
寄生虫剤とし°この用途を提供することである。また別
の目的は、かかる化合物の家庭内害虫及び農業害虫の処
理用殺虫剤としての用途を提供することである。他の目
的は以下の記述から明らかになるであろう。
本発明の化合物は次の構造を有する。
R2はCH2、CzHs、CIl (CIl s) z
、CI(CHz)CJs 、C(C1li)=CIIC
1h  、C(C1h)=Ct(CzHs  、C(C
I、)・CIICH(CL) tである。
R1は水素又はフッ素である。
R4はヒドロキシ又はフッ素である。
R3は水素又はCが単結合の時はフッ素である。
R1は水素、ヒドロキシ、塩素、フッ素又は〔式中 A、B及びCは単結合又は二重結合を示す。
R1は水素又はA及びBが単結合の時はヒドロキシであ
る。
(R,はヒドロキシ、フッ素、Nil□、N1(−アル
キル、N、N−ジアルキル、NHCO−アルキル、N(
アルキル)COアルキルであり、nは0又は1である)
である。
但し、R8、R4又はR1は少なくとも1つはフルオロ
基である。〕 本出願で用いられる“アルキル”という用語は、1〜6
個の炭素原子を有する直鎖あるいは分岐鎖又は3〜6個
の炭素原子を有するシクロアルキル基を表わすものとす
る。かかるアルキル基の具体例は、メチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、ペン
チル、ヘキシル等である。
本発明の好ましい化合物及び生理学的に使用し得る塩は
、以下のものである。
5、13−ジ−デオキシ−5−フルオロアベルメクチン
f3 1 a / B 1 bアグリコン、5−デオキ
シ−5−フルオロミルベマイシンα1及び/又はαゴ・ 5、23−ジ−デオキシ−23、24−デヒドロ−5−
フルオロ−駆虫剤−F−28249−α、5−デオキシ
−5−フルオロアベルメクチンB1a/Blb1 4“−デオキシ−4#−フルオロアベルメクチンB1a
/Blb,異性体A1 4#−デオキシ−4#−フルオロアベルメクチンBla
/Blb,異性体B1 4a−フルオロ−13−デオキシアベルメクチンBla
/Bibアグリコン、 4a−フルオロ−22、23−ジヒドロアベルメクチン
Bla/Bib。
4a−フルオロ−13−デオキシ−22、23ジヒドロ
アベルメクチンB l a/B 1 bアグリコン、 4a−フルオロミルベマイシンα1及び/又はC3 − 4a−フルオロ−駆虫剤−F−28249−cx、4#
−デオキシ−lO、11−ジヒドロ−4“10−ジフル
オロアベルメクチン31a/Blb。
4″−異性体A、 4#−デオキシ−10、11−ジヒドロ−4“10−ジ
フルオロアベルメクチンBla/Bib、4″−異性体
B、 5、13−ジフルオロ−22、23−ジヒドロアベルメ
クチンBl a / B 1 bアグリコン、5−デオ
キシ−5−フルオロ−22、23−ジヒドロアベルメク
チン131a/Bib。
4a−フルオロ−4#−デオキシ−4“−エビ−メチル
アミノアベルメクチンBla/Bib。
5−デオキシ−5−フルオロ−4#−オキソアヘルメク
チンBla/Bib。
5−フルオロ−4#、5−ジ−デオキシ−41−エビ−
メチルアミノアベルメクチンBla/Bib。
23.24−デヒドロ−5,23−ジ−デオキシ−5−
フルオロアベルメクチンB2a/B2b。
4“−フルオロアベルメクチンB2a/B2b。
23.24−デヒドロ−4“−23−ジ−デオキシ−4
#−フルオロアベルメクチンB2a/B2b。
23.24−デヒドロ−5−フルオロ−5,13,23
−トリデオキシアベルメクチンB2a/B2bアグリコ
ン及び 4#−デオキシ−22,23−ジヒドロ−41−フルオ
ロアベルメクチンBla/Bib有月オしη九肚 本発明の新規化合物は、ヒト及び動物の衛生上並びに農
業上に於て、駆虫剤、外部寄生虫撲滅剤、殺虫剤及びダ
ニ駆虫剤として寄生虫撲滅活性を有する。
一般に寄生虫症と称される疾病は嬬虫として知られる寄
生虫が動物宿主に寄生する事に起因する。
寄生虫症は豚、羊、馬、牛、山羊、犬、猫及び家禽に於
て広範且つ深刻な経済的問題である。寄生虫の中で線虫
と称される群の寄生虫は広範且つ頻繁に多種の動物に感
染を引き起こす、上に挙げた動物に感染する最も普通の
属の線虫はへモンカス(■aelIOnChuS)、ト
リコストロンキリレス(Trichostrongyl
us) 、オステルタジア(Ostertagia) 
、ネマトジルス(Nematodirus)、クーペリ
ア(Cooperia) 、アスカリス(八5cari
s)、ブノストムン(Bunostoa+um) 、エ
スファゴストムン(Oesophagos torus
)、カベルチア(Chabertia)、トリクリス(
Trichuris)、ストロンギルス(Strong
ylus) 、トリコネマ(Trichonema) 
、ジクチオカウルス(Dictyocaulus) 、
キャピラリア(Capi l Iaria)、ヘテラキ
ス(Heterakis)、トキソカラ(Toxoca
ra) 、アスカリジア(Ascaridia) sオ
キシラリス(Oxcyuris) 、アンシロストマ(
^ncylostoma) 、ウンチナリア(Unci
naria)、トキサスカリス(Toxascaris
)及びバラスカリス(Parascaris)である。
これらのうちのある種類、例えばネストジルス、クーペ
リア及びエスファゴトムン等は主として腸管を攻撃し、
別の種類例えばヘモンカス及びオステルタジア等はより
広く胃内に見られ、更に別の種類例えばジクチオカウル
ス等は肺に見られる。更に別の寄生虫は体の他の組織や
器官例えば心臓及び血管、皮下及びリンパ組織などに存
在する。寄生虫病として知られる寄生虫感染は、貧血、
栄養失調、虚弱、体重減少、腸管壁若しくは他の組織や
器官の著しい損傷を招き、治療せずに放置した場合には
、感染した宿主の死をもたらす。本発明の置換アベルメ
クチン化合物はこれらの寄生虫に対して活性を持ち、ま
た犬に於けるジロフィラリア(Dirofilaria
)、げっ書類動物に於けるナマトスビロイデス (Nas+atospiroides) 、シフアジア
(Syphacia)、アスピクルリス(Aspicu
luris)、動物や鳥の節足動物性外部寄生虫例えば
マダニ、ダニ、シラミ、ノミ、キンバエ、羊のルシリア
sp、(Lucilia sp、)刺咬昆虫及び牛のヒ
ボデルマsp、(Hypoderma sp、)、馬の
ガストロフィルス(Gastrophilus) 、げ
っ書類動物のクテレブラsp、(Cuterebra 
sp、)のような移動性双翅類幼虫に対して有効である
本発明の化合物はヒトに寄生する寄生虫に対しても有用
である。人の胃腸管に寄生する普通の属としては、アン
チロストマ(^ncy los to+*a)、ネヵト
ル(Necator)、アスカリス(Ascaris)
、ストロンギルスデス (Strongyloides
)、トリキネラ(Trichinella) 、キャピ
ラリア(Capil 1aria)、トリクリス(Tr
ichuris)及びエンテロビウス(Enterob
ius)がある。他の医学的に重要な寄生虫の属で血液
中又は他の胃腸管外組織ないし器官に於て見られるもの
としてはフィラリア虫、例えばブケレリア(Wuche
reria) %プルギア(Brugia)、オンコセ
ルカ(Onchocerca)及びロア(Loa)及び
騙虫ストロンギロイデス及びトリキネラの腸管外期があ
る。本化合物はまた人に寄生する節足動物、刺咬昆虫及
び人を悩ませる他の双翅類害虫に対しても有用である。
本発明の化合物はまた家庭内害虫例えばゴキブリ、ブラ
テラsp、 (Blatella sp、)イガ、チネ
オラsp (Tineola sp、)、ヒメマルカツ
ブシムシ、7フタゲマスsp、 (Attagenus
 sp、)及びイエバエ、ムスカドメスチカ(Musc
adomes t 1ca)に対しても有効である。
本発明の化合物はまた貯蔵中の穀物の昆虫性害虫例えば
トリポリウムsp (Tribolium sp、)、
テネブリオsp、 (Tenebrio sp、)及び
農業植物の昆虫性害虫例えばクモダニ(テトラニクスs
p。
Tetranychus sp、)、アリマキ (アシ
ルチオシフオンsp、Acyrthiosiphon 
sp、)移動性直列類例えばイナゴや植物組織中に生息
する昆虫の未成熟期に対しても有用である。本発明の化
合物は、農業上重要なことである土壌中の線虫や植物の
寄生虫例えばメロイドシネspp、(Meloidog
yne spp、)の制御のための線虫ti滅剤として
有用である0本化合物は他の植物害虫例えばヨトウムシ
やメキシコ豆甲虫の幼虫に対しても有効である。
これらの化合物は、哺乳動物に対して駆虫剤として用い
る場合には、単位投薬形例えばカプセル、大型火剤又は
錠剤として、又は液剤飲薬として経口投与することがで
きる。飲薬は通常有効成分を沈殿防止剤例えばベントナ
イト及び湿潤剤又は賦形剤と共に水に溶解、懸濁若しく
は分散させたものである。一般に飲薬はまた消泡剤をも
含む。飲薬処方は一般に約0.001〜0.5重量%の
有効成分を含む。好ましい飲薬処方は、0.01〜0.
1重量%を含む。カプセル剤及び大型火剤は有効成分を
賦形剤、例えばデンプン、タルク、ステアリン酸マグネ
シウム又はリン酸二カルシウムと混合したものを含む。
アベルメクチン誘導体を乾燥固体単位投薬形で投与する
ことが望まれる場合は所望量の有効化合物を含有するカ
プセル剤、大型火剤又は錠剤が通常用いられる。これら
の投薬形は、有効成分を適当な微粉砕された賦形剤、充
填剤、崩壊剤及び/又は結合剤例えばデンプン、乳糖、
タルク、ステアリン酸マグネシウム、植物ゴム等と緊密
且つ一様に混合して調製する。かかる単位投薬処方は、
その総重量及び駆虫剤の含有率が治療される宿主動物の
型、感染の程度及び型並びに宿主の重量によって変わり
得る。
有効化合物を動物の飼料を通じて投与する場合は、それ
を飼料中に十分に分散させるかトップドレッシングとし
て用いるかでき上がった食物にベレット剤の形で加えて
用いるか又は別途に与えるかする。この代わりに本発明
の駆虫剤化合物は非経口的例えば管内、筋肉内、気管内
又は皮下注射により投与することができるが、この場合
は、有効成分は液体媒体中に溶解又は分散される。非経
口的投与の場合、有効物質は使用し得る媒体、好ましく
は各種植物油例えば落花生油、綿実油等と適当に混合さ
れる。他の非経口媒体例えばツルケタール、グリセリン
ホルマールを用いた有機製剤及び水性非経口製剤も用い
られる。1種又は複数種の有効アベルメクチン化合物が
投与用非経口処方中に溶解又は懸濁される。かかる処方
は一般にo、oos〜5重量%の有効化合物を含む。
本発明の駆虫剤は、その主たる用途が寄生虫症の治療及
び/又は予防であるが、他の寄生虫例えば節足動物性寄
生虫即ちマダニ、シラミ、ノミ、ダニ及び他の刺咬昆虫
によって引き起こされる家畜及び家禽の病気にも有用で
ある。またそれらはヒトを含む他の動物に生ずる寄生虫
性の病気の治療にも有効である。最良の結果を得るため
の最適使用量は勿論用いられる個々の化合物、治療され
る動物の種類及び寄生虫感染又は侵入の型と程度に依る
。一般に良好な結果は、本発明の新規化合物を動物体重
1 kg当り約0.001〜10増を投与することによ
り得られ、かかる総投与量は1回又は比較的短かい期間
例えば1〜5日内に分割して与えられる場合である0本
発明の好ましい化合物の場合、動物に於けるかかる寄生
虫の制御は1回の投与量が体T11 kg当り約0.0
25〜INの投与によって得られる。繰り返し治療は、
再感染を治療するために必要なとき行なわれ、寄生虫の
種類及び用いられる農業技術に依る。これらの物質を投
与する方法は、家畜治療界に於ては知られている。
本明細書中に記した化合物が動物の飼料の一成分として
または飲料水中に溶解又は懸濁した状態で投与される時
には1種又は複数種の有効化合物が不活性媒体又は希釈
剤中によく分散した組成物が与えられる。不活性媒体と
は本駆虫剤と反応せず且つ動物に安全に投与できるもの
を意味する。
飼料投与の場合の媒体は、その動物の飼料の一部である
か又は一部になり得るものが好ましい。
好適な組成物としては有効成分が比較的多量に含まれる
プレミックス飼料又は添加物であって動物に直接与える
か又は飼料に添加するか又は中間的に希釈ないし混和し
てから添加するのに適していることが望ましい。かかる
組成物に適する代表的な媒体又は希釈剤としては例えば
蒸留酒製造用乾燥穀物、コーンミール、シトラスミール
、発酵残留物、すりつぶしたカキ穀、小麦シ9−ト、糖
密の可溶成分、コーンコブミール、食用ビーンミルフィ
ード、あらびき大豆、砕いた石灰石などがある。有効な
アベルメクチン化合物は粉砕、攪拌、製粉又はかきまぜ
のような方法により、媒体全体に十分に分散される。約
0.005〜2.0重量%の有効化合物を含む組成物は
特にプレミックス飼料として好ましい。飼料添加物は、
動物に直接与えられ約0.0002〜0.3重量%の有
効化合物を含む。
かかる添加物は動物の飼料に於て最終的に有効化合物の
濃度が寄生虫病の治療及び予防に望ましい濃度になるよ
うに動物の飼料に加えられる。望ましい有効化合物の濃
度は、前記に挙げた因子並びに用いられる個々のアベル
メクチン誘導体により種々異なるであろうが所望の駆虫
効果を達成するために通常飼料中の濃度が0.0000
1〜0、002%の範囲で与えられる。
本発明のアベルメクチン化合物はまた、成育過程又は貯
蔵中に農作物に損傷を与える農業上の害虫の駆除にも有
用である。この化合物は噴霧剤、撒布剤、乳剤等既知の
手法により成育過程又は貯蔵中の農作物に施され、かか
る農業上の害虫から保護される。
本発明の化合物を使用する場合、個々の置換アベルメク
チン成分を製造してそのままの形で使用することができ
る。また一方、個々のアベルメクチン化合物を2種以上
混合して用いることもできるし、本発明の化合物をその
母体のアベルメクチン化合物、他のアベルメクチン化合
物又はアベルメクチンとは関係のない他の有効化合物と
混合して用いることもできる。
発酵ブイヨンからアベルメクチン化合物を単離し、本プ
ロセスの出発物質として用いる場合、種々のアベルメク
チン化合物がそれぞれ異なる量で生成していることがわ
かるであろう。特に、“a系の化合物は対応する“b”
系の化合物に比べて高い割合で生成するであろう。
“b”化合物即ち25位がイソプロピル基である化合物
は、対応する2 5−5ec−ブチル基を有する′a”
化合物から分離する必要がなく、そうした化合物は一般
にそれら2種の化合物として単離される。従って本出願
に於て“a”化合物例えばBLa、Ala等と言うとき
は、その純粋な化合物を指すのみでなく、実際には対応
する“b”化合物をある割合で含むようなものを指すと
解釈する。また一方、混合物をB1又はB2化合物と称
したり、又はスラッシュ記号(1)を用いてBla/B
ib、B2a/B2b等のように″a″化合物から“b
”化合物を分けて表わすこともする。
■光立亘皇製造 本発明の化合物の基本的な出発物質は前記のアベルメク
チン及びミルベマイシン発酵生成物である。従って本化
合物の多くの出発物質を製造するために別の反応が必要
であることが明らかである。
特に反応は4#、4a、5.10.13及び23位に於
て行なわれる。一般に基体にフルオロ又はフルオロを含
む基を導入する反応を行なう前にこれらの位置に何らか
の置換基を導入した物質を製造することが好ましい。か
かる手順によると一般に望ましくない副反応が防止され
る。しかしながら、この手法は必要ということではなく
、所望により他の手順を用いてもよい。また、前記反応
剤との反応が望ま・しくないような反応性水酸基を保護
することがしばしば必要である。適当な位置を保護する
ことにより、上記反応は、その分子のその他の部分に影
響を与えずに行なうことができる。
保護基は上記のいかなる反応の後に於ても除去すること
が可能であり、保護されていない生成物が分離され得る
。用いられる保護基は、理想的には容易に合成されフッ
化剤との反応に影響されず、その分子の他のいかなる作
用にも影響を与えず容易に除去され得るものである0本
発明の保護された化合物は新規であり、相当な駆虫活性
を有することは注目される。これらは本発明の範囲に含
まれている。アベルメクチン及びミルベマイシン型の分
子に対する1つの好ましい型の保護基はトリ置換シリル
基であり好ましくはトリアルキルシリル基である。1つ
の特に好ましい例はt−ブチルジメチルシリル基である
。保護された化合物を製造する反応はヒドロキシ化合物
を適当に置換されたシリルハライド好ましくはシリルク
ロリドと非プロトン性極性溶媒例えばジメチルホルムア
ミド中に於て反応させることにより行なわれる。イミダ
°ゾールが触媒として加えられる。この反応は0〜25
℃に於て1〜24時間で完了する。5位のヒドロキシ基
に関してはO°〜室温に於て′A〜3時間で完了する。
この反応は上記の条件下に於ては5位に選択的であり、
他のヒドロキシ基に於ては、シリル化は非常にわずかし
か生じない。また一方では5.13.23−トリ (フ
ェノキシアセチル)誘導体を製造することができる。塩
基性加水分解は高度に障害をうけている23−〇−置換
基を残し、5−及び13−0−フェノキシアセチル基を
加水分解してこれらを反応可能な状態にする。この5位
を上記のように5−ブチルジメチルシリルにより選択的
に保護し、13−ヒドロキシ基を反応させることができ
る。このシリル基は他の目的反応を行なった後に除去す
ることができる。
シリル基又はシリル基群は、このシリル化合物を触媒的
量の酸、好ましくはスルホン酸例えばpトルエンスルホ
ン酸の存在下でメタノール中で撹拌することにより除去
される。この反応は0〜50℃に於て約1〜12時間で
完了する。
前記反応系統図に於て用いられる別の出発物質は、AI
及びBl化合物の22.23二重結合が単結合に還元さ
れたものである。アベルメクチン出発物質の構造の解析
から容易に明らかなように、これらの一連の化合物には
5個所の不飽和がある。
従ってそれらの“1”連の化合物に於ては22.23ジ
ヒドロアベルメクチン類を選択的に製造するために、2
2.23二重結合だけを還元し、且つ残りの4つの不飽
和又は分子中の他のいかなる官能基にも影響を与えない
ことが必要である。また、その水素化に選択的な触媒即
ち一連の不飽和の中から最も障害の度合の低いものを選
択的に水素化する触媒を選ぶことが必要である。かかる
選択的水素化工程に好適な触媒は式 %式%)) (式中phはフェニルであり、Zはハロゲンである。)
で表わされるものである。この還元工程は、チャパラ(
Chabara)等の米国特許第4,199,569号
に詳細に記載されている。
本発明の化合物のアベルメクチン出発物質のある種のも
のは、両方のα−L−オレアンドロシル部の除去が必要
である(ムロライク(Mrozik) 等の米国特許第
4.206.205号に記載)。反応性ヒドロキシ基の
選択的アシル基は、ムロライク等の米国特許第4,20
1,861号に記載されている。
アグリコンの製造に一般に適用できる反応条件はアベル
メクチン化合物又は水素化アベルメクチン化合物を水と
混ざり合う水性の酸性非求核有機溶媒、好ましくはジオ
キサン、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン、ジメ
チルホルムアミド、ビス−2−メトキシエチルエーテル
等に溶解する過程を含み、このとき水の含有率は0.1
〜20容量%である。この水性有機溶媒に1〜10容量
%の濃厚な酸を加える。この反応混合液を一般に約20
〜40℃、好ましくは室温で6〜24時間攪拌する。生
成物を分離し、混合物を例えばカラム薄層、分取及び高
速液体クロマトグラフィ等の手法及び他の既知の手法に
より更に分離する。
上記プロセスに用いることのできる酸には鉱酸及び有機
酸例えば硫酸、ハロゲン化水素酸、リン酸、トリフルオ
ロ酢酸、トリフルオロメタンスルホン酸等がある。ハロ
ゲン化水素酸は好ましくは塩酸又は臭化水素酸である。
上記のプロセスに於て好適な酸は硫酸である。
アベルメクチン化合物又は水素化アベルメクチン化合物
のアグリコンの製造のための別の方法は、異なる溶媒系
を用いる。アグリコンの製造には、前記反応条件のもと
てメタノール中1容量%の酸が適当であることがわかっ
た。
この方法を22.23二重結合を含む出発物質を用いる
場合には、この二重結合に対して酸触媒による溶媒の添
加が生じる可能性がある。かかる場合には、以後の反応
を考慮してクロマトグラフィによる精製を行ない副生成
物を除去する。
前記で挙げた酸がこのプロセスには適当であるが、やは
り硫酸が好適な酸である。
B1及び22.23−ジヒドロB1化合物は2つの利用
可能なヒドロキシ基を4#及び5位に有する。しかしな
がら、この2つのヒドロキシ基は異なる反応性を持つ。
5−ヒドロキシ基はムロライク等によるテトラヒドロン
レターズ第24巻5333〜5336頁(1983年)
に記されるように5−0−tert−ブチルジメチルシ
リル又は他のトリ置換シリル誘導体を作ることにより選
択的に保護される。
本発明がより十分に理解されるように以下に実施例を挙
げるがそれらは本発明を限定すると解釈されるものでは
ない。
以下の実施例に於て製造される置換アベルメクチン誘導
体は、一般に固体として分離される。それらはX!分析
、核磁気共鳴等の手段によって分析的に確認される。こ
れらの化合物は、はっきりした融点によって確認される
ことはないが、用いられたクロマトグラフィ的及び分析
的方法は、これらの化合物が純粋であることを示す。
以下の実施例に於て、用いられる種々の出発物質はアベ
ルメクチン化合物又はアベルメクチン化合物の誘導体で
ある。アベルメクチン化合物及びその製造と発酵ブイヨ
ンからの分離については、米国特許第4.310.51
9号に記載されている。アベルメクチン化合物のアグリ
コン及びモノサッカライド誘導体については、米国特許
第4.206.205号に記載される。
p−トルエンスルホン酸0.5gを含むMeOH50t
sl中4#、5−ジー0−tert−ブチルジメチルシ
リルアベルメクチンBla/B1b1.Ogの溶液を室
温で20分間維持した。これを重炭酸ナトリウム希釈水
溶液に注ぎ入れエーテルで抽出した。
シリカゲルカラムクロマトグラフィで処理して4“−0
−tert−ブチルジメチルシリルアベルメクチンBl
a/B1b380*を得、その質量スペクトル及び”H
−NMRスペクトルにより確認した。
大上舅I 4 ’ −0−tert−ブチルジメチルシリル−5−
デオキシ−5−フルオロアベルメクチンBla/1b CHtClt 3.Oml中の4 ’−0−tert−
7”チ)LzジメメチシリルアベルメクチンBla/B
ib330■の溶液をN2下−70℃で攪拌し、この時
CHtC1z 1.Otel中の三フッ化ジエチルアミ
ノイオウ(DAST)50 IIIN(D溶液を加えた
。10分後反応混合液を重炭酸ナトリウム希釈水溶液に
注ぎ入れエーテルで抽出した。分取用シリカゲル層クロ
マトグラフィにより精製して4“−〇−ter t−ブ
チルジメチル−シリル−5−デオキシ5−フルオロアベ
ルメクチンB 1 a/B l b 200■を無定形
発泡体として得、その質量スペクトル及びNMRスペク
トルにより確認した。
実施例2で詳細に記した操作に従い13−デオキシアベ
ルメクチンBla/Bibアグリコンを反応させると、
5.13−ジ−デオキシ−5−)ルオロアベルメクチン
Bla/Bibアグリコンを得る。
実施例2で詳細に記した反応条件にミルベマイシンα、
及び/又はα3を置くと5−デオキシ−5−フルオロミ
ルベマイシンα1及び/又はα。
を得る。
過剰量の試薬三フッ化ジエチルアミノイオウ(DAST
)を用い、−70℃で反応時間30分によるほかは実施
例2で詳細に記載した操作に従い駆虫剤F−28249
−αを反応させると5.23−ジ−デオキシ−23,2
4−デヒドロ−5フルオロ−駆虫剤−F−28249−
αを得る。
fii 5−デオキシ−5−フルオロアベルメクチンBla/B
ib THF 14.Otal、ピリジン4.Ota&及び市
販のHF−ピリジン(70%HF及びピリジン30%か
らなる、アルドリソヒケミカルカンパニー製)2、Om
lを混合することにより調製した無水フッ化水素−ビリ
ジンーテトラヒドロフラジン混合液3、fl)tal中
の4”−0−tert−ブチルジメチルシリルアベルメ
クチンBla/B1b200■の溶液を室温で2日間保
持した。次にこの反応混合液を重炭酸ナトリウム希釈水
溶液に注ぎ入れエーテルで抽出した。分取用シリカゲル
層クロマトグラフィにより精製すると5−デオキシ−5
−フルオロアベルメクチンB 1 a/B 1 b 1
22■を無定形発泡体、UVλwax  (MeOH)
 245n+a、 E%352として得その質量スペク
トル及びNMRスペクトルにより確認した。
ib 無水DMF1.0a+1中の5−O−tert−ブチル
ジメチルシリルアベルメクチンBla/Bib50■の
溶液を室温、で1時間ビス(トリメチルシリル)トリフ
ルオロアセトアミド200μlで処理した。この反応混
合液を室温で高真空中で濃縮した後、分取用シリカゲル
層クロマトグラフィにより精製して5−O−tert−
ブチルジメチルシリル−4#、7−ジー0−トリメチル
アベルメクチンBla/B1b50■を生成し、その質
量スペクトル及び’H−NMRスペクトルにより確認し
た。
水10%及びp−トルエンスルホン酸5%ヲ含むTHF
I、Omj!中の5−O−tert−ブチルジメチルシ
リル−4“、7−ジー0−トリメチルシリルアベルメク
チンBla/B1b50mgの溶液を室温で20分間保
持した0次いでこの混合液を重炭酸ナトリウム希釈水溶
液に注ぎ入れエーテルで抽出した。分取用シリカゲル層
クロマトグラフィにより精製して5−0−tert−ブ
チルジメチルシリル−7−0−トリメチルシリルアベル
メクチンBla/BIb52■を無定形発泡体として得
、その質量スペクトル及びNMRスペクトルにより確認
した。
CHzClz 1.5 mj!中の5 0−tert−
ブチルジメチルシリル−7−0−)リメチルシリルアベ
ルメクチンBla/B1b52■の溶液をアセトンドラ
イアイス浴中−70℃で攪拌した。これにCl1t(J
、 0.5 ml中の三フフ化ジエチルアミノイオウ1
0μlの溶液を加えた。反応混合液をアセトン−ドライ
アイス浴中−70℃で10分間保持した後、2時間室温
に暖めておいた。反応混合液を処理し、性成物を重炭酸
ナトリウム希釈水溶液に加え、エーテルで抽出すること
により分離した。
分取用シリカゲル層クロマトグラフィにより精製して5
−O−tert−ブチル−ジメチルシリル−49−デオ
キシ−4#−フルオロ−7−0−)リメチルシリルアベ
ルメクチンB 1 a/B 1 bの2つの4″−異性
体を各々11■及び37■を無定形発泡体として得、そ
れらの質量スペクトル及びNMRスペクトルにより確認
した。
実施例3で記した操作に従い、5O−tert−ブチル
ジメチルシリル−4#−デオキシ−4#フルオロ−7−
0−1−リメチルシリルアベルメクチンBla/Blb
(異性体A)llqをHF−ピリジン−THF溶液0.
5mlで脱保護する。分離し、分取用シリカゲル層クロ
マトグラフィにより精製して4#−デオキシ−4#−フ
ルオロアベルメクチンBla/Blb、異性体A7■を
無定形発泡体、U V (MeOH)  λwax 2
44nm、8%361として得、その質量スペクトル及
びLH−NMRにより確認した。
実施例3及び7の操作に従い5−O−tert−ブチル
ジメチルシリル−4#−デオキシ−4#−フルオロ−7
−0−)リメチルシリルアベルメクチ7B1a/Bib
(異性体B)37■を脱保護して純粋な4#−デオキシ
−4″−フルオロアベルメクチンBla/Bib、異性
体318■を無定形発泡体、U V (MeOll) 
 λwax 244nm、 E%343として得、その
質量スペクトル及びIH−NMRにより確認した。
0℃で攪拌した無水CHzC1z 75 wh7!中の
アベルメクチンBla及び/又はB1b5.Og、4−
ジメチルアミノピリ°ジン2.24g、無水ピリジン1
.48mj!の溶液を塩化フェノキシアセチル3.72
g (2,65mlりで滴下処理する。反応混合液を水
浴中で1時間攪拌した後冷蔵庫に一装置いた。
更に室温で4時間攪拌した後反応混合液をエーテルで2
00s+j!で希釈し、分液漏斗でH2O、水性KH□
P04及びH!0により洗浄し、乾燥し、薄黄色発泡体
に濃縮する。シリカゲルカラムクロマトグラフィにより
精製して4#、5−ジー0−フェノキシアセチルアベル
メクチンBla/Blb6.42gを得、その質量スペ
クトル及びLH−NMRスペクトルにより確認した。
及ブ7づQ[色L ミルベマイシンα、及び/又はα、を実施例9で詳細に
記した反応条件に置くと、5−0−フェノキシアセチル
ミルベマイシンα1及び/又はα3を得る。
実施例9で詳細に開示した操作に従い駆虫剤F−282
49−αを反応させると5.23−ジーO−フェノキシ
アセチルー駆虫剤−F −28249−αを得る。
実施例9で詳細に記した操作に従い、13−デオキシア
ベルメクチンBla/Bibアグリコンを反応させると
、13−デオキシ−5−〇−フェノキシアセチルアベル
メクチンBla/Bibアグリコンを得る。
スU 3−0−フェノキシアセチルミルベマイシンα4#、5
−ジー0−フェノキシアセチルアベルメクチンBla/
B1b3.0g、無水MgSO4650■、二酸化セレ
ン(SeOz)  146 mg及びter t−ブチ
ルヒドロペルオキシド(90%溶液)0.5851ml
を含む反応混合液を室温で21時間攪拌した。
次いでこの反応混合液に氷水を加え、エーテルで抽出し
て生成物を分離し、抽出液をH,0で洗浄し、真空濃縮
した。シリカゲルカラムクロマトグラフィにより精製し
て4a−ヒドロキシ−4#、5−ジーO−フェノキシア
セチルアベルメクチンBla/B1b605+ngを得
、その質量スペクトル及び’H−NMRスペクトルによ
り確認した。
5−0−フェノキシアセチルミルベマイシンα、及び/
又はα、を実施例10で詳細に記した反応条件に置(と
4a−ヒドロキシ−5−0−フェノキシアセチルミルベ
マイシンα1及び/又はα、を得る。
アグリコン 実施例10で詳細に記した操作に従い13−デオキシ−
5−〇−フェノキシアセチルアベルメクチン131a/
Blbアグリコンを反応させると、4a−ヒドロキシ−
13−デオキシ−5−0−フェノキシアセチルアベルメ
クチンBla/Bibアグリコンを得る。
ミルベマイシンα1 び/ はα 実施例10で詳細に記した操作に従い5.23−ジー0
−フェノキシアセチル−駆虫剤F−28249−αを反
応させると、4a−ヒドロキシ−5,23−ジー0−フ
ェノキシアセチル−駆虫剤−F−28249−αを得る
−78℃(アセトン−ドライアイス浴)で攪拌した無水
CIhCJg 510μl中の三フッ化ジエチルアミノ
イオウ(DAST)13.7μlの溶液に無水CHzC
i 510 p l中の43−ヒドロキシ−4#、5−
ジーO−フェノキシアセチルアベルメクチンBla/B
1b100■の溶液を加えた。
30分後行セトンドライアイス浴をアセトン−氷浴に1
時間置き換えた。更に室温で90分後反応混合液をNa
HCOz希釈水溶液で急冷し、生成物をエーテル抽出に
より分離した0分取用シリカゲル層クロマトグラフィに
より精製して4a−フルオロ4“ 5−ジーO−フェノ
キシアセチルアベルメクチンBla/B1b56■を得
、その質量スペクトル及び’H−NMRスペクトルによ
り確認した。
ンBl a / B 1 bアグリコンを得る。
4a−ヒドロキシ−5−〇−フェノキシアセチルミルベ
マイシンα、及び/又はα、を実施例11で詳細に記し
た反応条件に置くと4a−フルオロ5−0−フェノキシ
アセチルミルベマイシンα1及び/又はα、を得る。
実施例11で詳細に記した操作に従い4α−ヒドロキシ
−13−デオキシ−5−0−フェノキシアセチルアベル
メクチンBla/Bibアグリコンを反応させると、4
a−フルオロ−13−デオキシ−5−〇−フェノキシア
セチルアベルメクチ実施例11で詳細に開示した操作に
従い、43−ヒドロキシ−5,23−ジー0−フェノキ
シアセチル−駆虫剤−F−28249−αを反応させる
と、4a−フルオロ−5,23−ジーO−フェノキシア
セチルー駆虫剤−F−28249−αを得る。
メクチンBl a / B 1 b 無水MeOtl 0.5 ta l中の4 a −フル
オo −4’5−ジー0−フェノキシアセチルアベルメ
クチンBla/B1b27■の溶液をナトリウムメトキ
シドメタノール性溶液(ナトリウム90■及び無水Me
OII38 tal!から調製)80ttlで室温に於
て1時間処理した。反応混合液を氷酢酸1滴を添加する
ことにより処理し、N、気流中でta縮した。
粗生成物の分取用TLC,HPLC,質量スペクトル及
び’H−NMRスペクトル解析は、4a−フルオロアベ
ルメクチンBla/Blb、2−エビ−4a−フルオロ
アベルメクチンB 1 a/Bib 。
4“−〇−フェノキシアセチルー4a−フルオロアベル
メクチンBla/Bib及び4#−〇−フェノキシアセ
チルー2−エビ−43−フルオロアベルメクチンBla
/Bibからなる混合物を示した。更にこれと類似の粗
反応生成物34■の精製をホワフトマンバーチシルM2
O10150DDS−3カラムを用いて分取用逆相高性
能液体クロマトグラフィにより行ない純粋な4a−フル
オロアベルメクチンB1a9■を得、その質量スペクト
ル及び’H−NMRスペクトルにより邊認した。
実施例12で詳細に記した操作に従い4a−フルオロ−
13−デオキシ−5−〇−フェノキシアセチルアベルメ
クチンBla/Blbアグリコンを反応させると43−
フルオロ−13−デオキシアベルメクチンBla/Bi
bアグリコンを得る。
!コー 4a−フルオロ−5−0−フェノキシアセチルミルベマ
イシンα、及び/又はα3を実施例12で詳細に記した
反応条件に置くと、4a−フルオロミルベマイシンα1
及び/又はα3を得る。
大施■土1且 4a−フルオロ−−F−28249−cx実施例12で
詳細に記した操作に従い、4a−フルオロ−5,23−
ジーO−フェノキシアセチル−F−28249−crを
反応させると、4a−フルオロ−駆虫剤−F−2824
9−αを得る。
11−ジヒドロ−10−ヒドロキシアベルメクチ7B1
a/B1b5.2gを得、その質量スペクトル及び’H
−NMRスペクトルにより確認した。
アセトン180a+1及び11□020m1中の5#−
O−tert−ブチルジメチルシリルアベルメクチンB
la/B1b12gの溶液にN−ブロムアセトアミド2
.58 gを加え、室温で110分間攪拌し、この時シ
リカゲル薄層クロマトグラフィは出発物質の約Aを消費
したことを示した。反応混合液をIIgo 400 m
lに注ぎ生成物をエーテルで抽出した。エーテル抽出液
を水性NaHCO=で洗浄し乾燥濃縮した。固形残留物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(ヘキサン−Et
oAc 7 : 3、ウォーターズPrep、  50
0 )により精製して5’−0−tert−ブチルジメ
チルシリル−11−ブロモー10゜トルエン6…l及び
水素化トリブチルスズ6、Ome中の5“−〇 −te
rt−ブチルジメチルシリル−11−ブロモ−10,1
1−ジヒドロ−10−ヒドロキシアベルメクチンB 1
 a/B 1 b5.2 gの溶液をN2下105℃で
3時間加熱した。反応混合液を室温に戻しておきシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィ (ヘキサン−EtoAc
 2 : 1、ウォーターズPrep、  500 )
により精製して5#−0tert−ブチルジメチルシリ
ル−10,11−ジヒドロ=lO−ヒドロキシアベルメ
クチンBla/B1b4.0gを得、質量スペクトル’
 H−N M Rスペクトル及び”C−NMRスペクト
ルにより確認した。
犬覇−例13c び’H−NMRスペクトルにより確認した。
−78℃に冷却した乾燥CHzC1z 3.Otai中
の5’−0−tert−ブチルジメチルシリル−10,
11−ジヒドロ−10−ヒドロキシアベルメクチンB 
1 a/B 1 b 302mgの溶液を三フッ化ジエ
チルアミノイオウ(DAST)81μlと注射器から滴
下して処理した。反応混合液を一78℃で1.5時間、
−20℃で1時間、室温で1時間攪拌した。次に反応混
合液をNa1lCOz希釈水溶液に注ぎ、CIl、Cj
!!テ抽出し、MgSO4テ乾燥シ、ya m L タ
残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィにより精製
した後分取用逆相高性能液体クロマトグラフィにより5
“−〇 −tert−ブチルジメチルシリル−4#−デ
オキシ−10,11−ジヒドロ−4”  10−ジフル
オロアベルメクチンBla/B1bの2種の4#−異性
体A及びB各々76■及び26■に分離し、それらの質
量スペクトル及HF−ピリジン−THF−混合液3.0
ml中の51−〇−tert−ブチルジメチルシリル−
4“デオキシ−10,11−ジヒドロ−4’  10−
ジフルオロアベルメクチンBla/Blb−異性体A7
6■の溶液を実施例3で詳細に記載した通り、処理分離
して4#−デオキシ−10,11−ジヒドロ−4“ 1
0−ジフルオロアベルメクチンB 1 a/B 1 b
、4#−異性体A48n+gを得、その質量スペクトル
及び’H−NMRスペクトルにより確認した。
HF−ピリジン−THF−混合液1.2ml中の5“−
0−tert−ブチルジメチルシリル−4′デオキシ−
10,11のジヒドロ−4’  10−ジフルオロアベ
ルメクチンB 1 a/B 1 b−異性体B24■の
溶液を実施例3で詳細に記載した通り、処理分離して4
#−デオキシ−10,11−ジヒドロ−4′ IO−ジ
フルオロアベルメクチンBla/Blb、4#−異性体
B17wを得、そのtffiスペクトル及び’ H−N
 M Rスペクトルにより確認した。
N2下−70℃で攪拌したCHzClz 8 tal中
の三フッ化ジエチルアミノイオウ(DAST)0.2m
gの溶液にCHzCfz 81j!中の22.23−ジ
ヒドロアベルメクチンBla/Blbアグリコン1.0
gの溶液を注射器から滴下した。この温度で60分後反
応混合液を水性NaHCO,に注ぎ入れ生成物をcuz
c I Zで抽出した。分取用シリカゲル層クロマトグ
ラフィにより精製して、5.13−ジフルオロ−22,
23−ジヒドロアベルメクチンBla/Bibアグリコ
ンを得、その質量スペクトル及び’ H−N M Rス
ペクトルにより確認した。
無水DMF40ml中の4a−フルオロアベルメクチン
Bla/B1b5g、イミダゾール2.4g及び塩化t
er t−ブチルジメチルシリル2.4gの溶液を室温
で50分間攪拌する。次いで反応混合液を水冷却水15
0m1!に注ぎ入れ、水相をエーテル20talで4回
抽出する。有機相を水、NaC1水溶液で2回洗浄し、
MgSO4で乾燥し、白色発泡体に真空濃縮した。粗生
成物をCH□C1z −EtoAc90:10〜70:
30の溶媒系を用いてシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィにより精製して5−0−1−ブチルジメチルシリル−
4a−フルオロアベルメクチンBla/Bibを無定形
発泡体として得、その’ff1tスペクトル及び’H−
NMRにより確認する。
ス111LLl −4“−オキソアベルメクチンB 1 a/B 1 b
と同定し、精製せずに順次化学反応に使用する。
1b 60℃で攪拌した乾燥CIIzCj?z 23 tsl
中の塩化オキサル0.91mJを含む溶液に乾燥CH2
C1。
12mffに溶解した乾燥ジメチルスルホキシド1.5
mlを15分間加える0次いで乾燥CHzCl g23
mlに溶解した5−0−t−ブチルジメチルシリル−4
a−フルオロアベルメクチンBla/B1b4.65g
の溶液を一60℃の温度を維持しながら15分間にわた
って加える。この反応混合液をこの温度で30分間攪拌
した後、乾燥トリエチルアミン6.5mlを加える。こ
の混合液を更に5分間−60℃で攪拌した後、冷却浴を
取り除き、反応混合液を室温に戻しておく、水を加えた
後、反応生成物をcnzc l tで抽出し、抽出液を
水洗、乾燥し、黄色発泡体に真空濃縮する。これをその
’Jtlスペクトル及びNMRスペクトルにより5−〇
−t−7’チルジメチルシリルー43−フルオロMa0
113 Otel中の氷酢酸2.6n+、i!の溶液を
pH9,0に達するまで0℃に於てメチルアミンガスで
処理する。これをMaOH20ml中の5−0− t 
−ブチルジメチルシリル−4a−フルオロ−4“オキソ
アベルメクチンBla/B1b4.45gを含む溶液を
加え、反応混合液を室温で1時間攪拌した後MaOH7
,5ml中の水素化ホウ素シアノナトリウム0.35 
gの溶液を10分間にわたって滴下する。50分後、反
応混合液をNazCOz冷却水溶液0、15 gに注ぎ
入れ、生成物をエーテルで抽出する。抽出液を水洗、乾
燥し、黄色発泡体に真空濃縮する。この時点で粗生成物
の’1iJNクロマトグラフィ (シリカゲル、CHz
Cjt−EtOAc 85 : 15)は数個のスポッ
トを示す。更にCIbCl t  EtOAC溶媒混合
液を用いてシリカゲルカラムクロマトグラフィにより精
製して4a−フルオロ−4″−エビ−アベルメクチンB
la/Bib、5−0−を−ブチルジメチルシリル−4
a−フルオロ−4#−デオキシ−N−メチルアミノアベ
ルメクチンBla/Bib及び主要生成物として5−0
− t−ブチルジメチルシリル−43−フルオロ−4#
−デオキシ−41−エピ−N−メチルアミノアベルメク
チンBlを明るい色の発泡体として得、それらの質量ス
ペクトル及び’H−NMRスペクトルにより確認する。
MaOH20ml中の4a−フルオロ−4′−デオキシ
−4#−エビ−メチルアミノ−5−0−tブチルジメチ
ルシリルアベルメクチンBla/B1b1.4gの溶液
及び及びMaOH50tel中のp−トルエンスルホン
酸1水和物0.7gの溶液を混合し、室温で45分間攪
拌した後、NazCO3希釈水溶液に注ぎ入れる。生成
物をE tOAcで抽出し、水洗し、Mg5Oaで乾燥
し、真空濃縮し、CHzCj’z−Meoll 95 
: 5溶媒部合液を用いて分取用シリカゲルカラムクロ
マトグラフィにより精製して4a−フルオロ−4“−デ
オキシ−4#−エピ−メチルアミノアベルメクチンBl
a/Blbを得、質量スペクトル及び’H−NMRスペ
クトルにより同定する。
実施例15bで詳細に記した操作に従い、実施例3で得
た5−デオキシ−5−フルオロアベルメクチンBla/
Bibを処理すると、5−デオキシ−5−フルオロ−4
#−オキソアベルメクチンB 1 a/B l bを得
、その質量スペクトル及び’H−NMRスペクトルによ
り確認する。
実施例15cで詳細に記した操作に従い、実施例15 
eで得た5−デオキシ−5−フルオロ−4#−オキソア
ベルメクチン131a/Bibを処理すると、4#、5
−ジデオキシ−5−フルオロ−41−エピ−メチルアミ
ノアベルメクチンBla/B 1 bを得、その質量ス
ペクトル及びIH−NMRスペクトルにより確認する。
B2a/B2b437■、5.23−ジー0−ter 
t−ブチルジメチルシリル−アベルメクチンB2a/B
2bl15*及び5−O−tert−ブチルジメチルシ
リル−アベルメクチンB2a/B2b129■を得、こ
れらの全てをその質量スペクトル及び/又は’H−NM
Rスペクトルにより確認した。
無水DMF12.8mff1中のアベルメクチンB2a
/B2b1.Og、イミダゾール0.614g、塩化t
ert−ブチルジメチルシリル0.680■の溶液をN
2下室温で20.5時間攪拌した0次いで水及びエーテ
ルを加え有機相を分離し、水洗を繰り返し、真空濃縮し
た。シリカゲルカラムクロマトグラフィにより精製して
4#、5.23−トリー0−ter t−ブチルジメチ
ルシリル−アベルメクチンB2a/B2b401sg、
所望の4′、5−ジー0−tert−ブチルジメチルシ
リルアベルメクチンp−トルエンスルホン酸1水和物0
.125 gを含むMeOHl 2.5 ml中4#、
5−ジー0−tert−ブチルジメチルシリルアベルメ
クチンB2a/B2b250■の溶液を室温で20分間
保持する。
これを重炭酸ナトリウム希釈水溶液に注ぎ入れ、エーテ
ルで抽出する。シリカゲルカラムクロマトグラフィ処理
して純粋な4’−0−tert−ブチルジメチルシリル
アベルメクチンB2a / B 2 bを得、その質量
スペクトル及び’H−NMRスペクトルにより確認する
スILLL且 CHzClz 1.Orsi中の4’0−tert−ブ
チルジメチルシリルアベルメクチンB2a/B2b10
0■の溶液をN!下−70℃で攪拌した後、CIl□C
j!z 1.Otsl中の三フッ化ジエチルアミノイオ
ウ(DAST)50μ2の溶液を加える。30分後反応
混合液を重炭酸ナトリウム希釈水溶液に注ぎ入れ、エー
テルで抽出する0分取用シリカゲル層クロマトグラフィ
により精製して4’−0−ter t−ブチルジメチル
シリル−23,24−デヒドロ−5,23−ジ−デオキ
シ−5−フルオロアベルメクチンB2a/B2bを無定
形発泡体として得、その質量スペクトル及び’H−NM
Rスペクトルにより確認する。
−5−フルオロアベルメクチンB 2 a / B 2
 b実施例3で詳細に記した通り無水フン化水素−ビリ
ジン−テトラヒドロフラン混合液1.Omj!中の4”
0−tert−ブチルジメチルシリル−23,24−デ
ヒドロ−5,23−ジ−デオキシ−5−フルオローアベ
ル/クチンB2a/B2b50■の溶液を室温で2日間
保持すると、23.24−デヒドロ−5,23−ジ−デ
オキシ−5−フルオロアベルメクチンB 2 a / 
B 2 bを得、その質量スペクトル及び’H−NMR
スペクトルにより確認する。
実施例16 t−、で詳細に記した通り、実施例16a
で得た5、23−ジー0− tert−ブチルジメチル
シリルアベルメクチンB2a/B2bl15■を三フッ
化ジエチルアミノイオウと反応させ、その保護基を実施
例16dで詳細に記した通り除去すると4“−デオキシ
−4“−フルオロアベルメクチンB 2 a/B 2 
bを得、そのXIスペクトル及び’H−NMRスペクト
ルにより確認する。
実施例16cで詳細に記した通り実施例16aで得た5
−O−tert−ブチルジメチルシリルアベルメクチン
B2a/B2b129■を三フッ化ジエチルアミノイオ
ウ(DAST)と反応させ、その保護基を実施例16d
で記した通り除去すると、23.24−デヒドロ−4#
、23−ジデオキシ−4#−フルオロアベルメクチンB
 2 a / B 2 bを得、そのitスペクトル及
び’H−NMRスペクトルにより確認する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中 A、B及びCは単結合又は二重結合を示す。 R_1は水素又はA及びBが単結合の時はヒドロキシで
    ある。 R_2はCH_3、C_2H_5、CH(CH_3)_
    2、CH(CH_3)C_2H_5、C(CH_3)=
    CHCH_3、C(CH_3)=CHC_2H_5、C
    (CH_3)=CHCH(CH_3)_2である。 R_3は水素又はフッ素である。 R_4はヒドロキシ又はフッ素である。 R_5は水素又はCが単結合の時はフッ素である。 R_6は水素、ヒドロキシ、塩素、フッ素又は▲数式、
    化学式、表等があります▼ (R_7は水素、フッ素、NH_2、NH−アルキル、
    N、N−ジアルキル、NHCO−アルキル、N(アルキ
    ル)CO−アルキルであり、 nは0又は1である)である。 但しR_3、R_4又はR_7の少なくとも1つはフル
    オロ基である。〕 を有する化合物。 2、5−デオキシ−5−フルオロアベルメクチンB1a
    /B1bである請求項1記載の化合物。 3、5、13−ジデオキシ−5−フルオロ−22、23
    −ジヒドロアベルメクチンB1a/B1bアグリコンで
    ある請求項1記載の化合物。 4、5−デオキシ−5−フルオロミルベマイシンα_1
    及び/又はα_3である請求項1記載の化合物。 5、5、23−ジデオキシ−23、24−デヒドロ−5
    −フルオロ−駆虫剤−F−28249−αである請求項
    1記載の化合物。 6、請求項1記載の化合物の有効量を寄生虫に感染した
    動物に投与することを特徴とする寄生虫感染症の治療方
    法。 7、不活性媒体及び請求項1記載の化合物の有効量を包
    含している寄生虫に感染した動物の治療に有用な組成物
    。 8、請求項1記載の化合物を家庭内害虫又は農業害虫が
    侵入した区域に適用することを特徴とするかかる害虫の
    処理方法。 9、不活性媒体及び請求項1記載の化合物の有効量を包
    含している家庭内害虫又は農業害虫が侵入した区域を処
    理するのに有用な組成物。 10、4a、5又は4″位が保護されていないアベルメ
    クチン化合物を三フッ化ジエチルアミノイオウ(DAS
    T)で処理することを特徴とする請求項1記載の化合物
    の製造方法。
JP1112392A 1988-05-02 1989-05-02 駆虫及び殺虫特性を有するフルオロアベルメクチン及びフルオロミルベマイシン誘導体 Pending JPH0222279A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US189,445 1980-09-22
US18944588A 1988-05-02 1988-05-02

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0222279A true JPH0222279A (ja) 1990-01-25

Family

ID=22697363

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1112392A Pending JPH0222279A (ja) 1988-05-02 1989-05-02 駆虫及び殺虫特性を有するフルオロアベルメクチン及びフルオロミルベマイシン誘導体

Country Status (6)

Country Link
EP (1) EP0340849A3 (ja)
JP (1) JPH0222279A (ja)
AU (1) AU614123B2 (ja)
DK (1) DK211689A (ja)
NZ (1) NZ228866A (ja)
ZA (1) ZA893176B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0217191A (ja) * 1988-07-05 1990-01-22 Sankyo Co Ltd 新規マクロライド化合物
JPH08503551A (ja) * 1992-11-20 1996-04-16 ブリティッシュ・テクノロジー・グループ・リミテッド 画像再生
JPH10501356A (ja) * 1994-06-08 1998-02-03 エグザ コーポレーション 物理的過程のシミュレーションにおける粘性の減少

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4895837A (en) * 1988-01-29 1990-01-23 Merck & Co., Inc. Avermectin derivatives
NZ231773A (en) * 1988-12-23 1992-09-25 Merck & Co Inc Avermectin derivatives, preparation and parasiticidal pharmaceutical compositions thereof
US5057499A (en) * 1989-06-02 1991-10-15 Merck & Co. Inc. Avermectin derivatives
US5177063A (en) * 1991-03-11 1993-01-05 Merck & Co., Inc. Avermectin compounds with a 6,5-spiroketal ring system
US5208222A (en) * 1991-03-28 1993-05-04 Merck & Co., Inc. 4"-and 4'-alkylthio avermectin derivatives
US5229416A (en) * 1992-04-29 1993-07-20 Merck & Co., Inc. Avermectin difluoro derivatives
GB9312154D0 (en) * 1993-06-12 1993-07-28 Pfizer Ltd Antiparasitic agents
CR6574A (es) 2001-02-27 2004-10-28 Syngenta Participations Ag Sales de avermectinas substituidas en la posicion 4 con propiedades plaguicidas
EG23124A (en) 2001-02-27 2004-04-28 Syngenta Participations Ag Avermectins substituted in the 4-position having pesticidal properties
AR036486A1 (es) 2001-08-28 2004-09-15 Syngenta Participations Ag Derivados 4"-desoxi-4"-(s)-amino avermectina, composicion plaguicida, procedimiento para la preparacion de esa composicion, metodo para controlar plagas, y uso de estos derivados para preparar una composicion
AR040073A1 (es) 2002-05-07 2005-03-16 Syngenta Participations Ag Derivados de 4''-desoxi-4''-(s)-amido avermectina y su uso como plaguicidas
GB0302310D0 (en) 2003-01-31 2003-03-05 Syngenta Participations Ag Avermectin- and avermectin monosaccharide derivatives substituted in the 4"- or 4' - positionhaving pesticidal properties
GB0302308D0 (en) 2003-01-31 2003-03-05 Syngenta Participations Ag Avermectin and avermectin monosaccharide derivatives substituted in the 4"- or 4'-position having pesticidal properties
GB0302309D0 (en) * 2003-01-31 2003-03-05 Syngenta Participations Ag Avermectin monosaccharide derivatives substituted in the 4 -position having pesticidal properties
GB0320176D0 (en) 2003-08-28 2003-10-01 Syngenta Participations Ag Avermectins and avermectin monosaccharides substitued in the 4'-and 4"-positionhaving pesticidal properties

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4604209A (en) * 1984-10-24 1986-08-05 Alexander Himsley Process for liquid-solid contacting
JPS6289685A (ja) * 1985-05-31 1987-04-24 Sankyo Co Ltd 13−ハロゲンミルベマイシン誘導体
US4831016A (en) * 1986-10-31 1989-05-16 Merck & Co., Inc. Reduced avermectin derivatives
US4806527A (en) * 1987-03-16 1989-02-21 Merck & Co., Inc. Avermectin derivatives
DE3727648A1 (de) * 1987-08-19 1989-03-02 Bayer Ag Neue avermectin derivate, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung
US4895837A (en) * 1988-01-29 1990-01-23 Merck & Co., Inc. Avermectin derivatives

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0217191A (ja) * 1988-07-05 1990-01-22 Sankyo Co Ltd 新規マクロライド化合物
JPH08503551A (ja) * 1992-11-20 1996-04-16 ブリティッシュ・テクノロジー・グループ・リミテッド 画像再生
JPH10501356A (ja) * 1994-06-08 1998-02-03 エグザ コーポレーション 物理的過程のシミュレーションにおける粘性の減少

Also Published As

Publication number Publication date
EP0340849A2 (en) 1989-11-08
AU614123B2 (en) 1991-08-22
ZA893176B (en) 1989-12-27
EP0340849A3 (en) 1991-05-02
AU3391089A (en) 1989-11-02
DK211689D0 (da) 1989-05-01
DK211689A (da) 1989-11-03
NZ228866A (en) 1991-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4427663A (en) 4"-Keto-and 4"-amino-4"-deoxy avermectin compounds and substituted amino derivatives thereof
EP0040913B1 (en) 23-keto derivatives of c-076 compounds, their preparation and anti-parasitic use
US4579864A (en) Avermectin and milbemycin 13-keto, 13-imino and 13-amino derivatives
JP2669635B2 (ja) アベルメクチン誘導体
US4457920A (en) 4a-Substituted avermectin compounds
US4906619A (en) Alkyl avermectin derivatives
JP2509560B2 (ja) 新規なアベルメクチンアグリコンの置換された又は置換されていない13―(アルコキシ)メトキシ誘導体
EP0074758B1 (en) 4a-substituted avermectin compounds, their production and antiparasitic use, and compositions containing them
JPH02270879A (ja) アベルメクチン誘導体
JPH01279892A (ja) アベルメクチン誘導体
JPH0222279A (ja) 駆虫及び殺虫特性を有するフルオロアベルメクチン及びフルオロミルベマイシン誘導体
US4547491A (en) C-8A-Oxo-avermectin and milbemycin derivatives, pharmaceutical compositions and method of use
US4530921A (en) Avermectin epoxide derivatives and method of use
US4833168A (en) Avermectin reformatsky adducts
JPH0374397A (ja) アベルメクチン誘導体
US4581345A (en) Avermectin 8,9-cyclopropyl compounds, pharmaceutical composition and therapeutic methods of use
AU612841B2 (en) New avermectins with a cleaved furan ring and an 8a hydroxy group
JPH05213958A (ja) 優れた抗寄生虫剤である13β−O−メトキシメチル−22,23−ジヒドロアベルメクチンB1a/B1bアグリコン
CA1300617C (en) Mono- and diepoxide derivatives of 23-deoxy-ll-f28249 compounds
JPH02229194A (ja) アベルメクチン誘導体