JPH0222097A - 簡易製本具とその製造方法ならびに前記製造方法で使用する積層粘着テープ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 １産業−にの利用分野］ この発明は、はがき１名刺、各種カード類。

雑誌類、写真等の定形紙片を、簡易的に一冊の木に製本
乃至は合冊本化する為の簡易製本具、該製本具の製造方
法、ならびに前記製造方法で使用される積層粘着テープ
に関する。

［従来の技術］ 本願出願人は公技番号８７−１０７７７１号公開技報で
、主として表紙と粘着テニブとから構成される簡易製本
具について、その開発成果を開示した。係る技術は、粘
着テープの粘着面に前記紙片の側端部を接ヱ、′するこ
とで誰でも簡１１１．に−冊の木に製本することが出来
る実用的な製本技術に関する。また、前記技報では、製
本ぜんとする紙片と同様に機能させる製本具、例えば葉
書用の製本具に於いて、該製本具を構成する表紙に葉書
としての体裁を成す印刷を施し、それ自体葉書としても
使用てきる製本具を開示している。この種の製本具は、
粘着テープの粘着面が露出することなく表紙に対して一
体化した形態で葉書として使用し、また製本具として（
最能させる時には該表紙から前記粘着テープを分離して
製本に供するものである。

］−発明か解決しようとする課題］ ところが、前記公知技術にあって、未だ次の不備があっ
た。即ち、前記製本具をして紙片を一冊の木にした後、
新たに任意枚数の紙片を追加して再製本する際、先ずは
表紙を取外すべく粘着テープを剥離する必要があるが、
該粘着デプの貼着領域に格別な構成を有していない為機
能を付与する場合、例えば葉書としても使用可能に構成
する場合は、葉書としての体裁を成す印刷（手書きも含
む）を施す。

一方、本願に係る簡易製本具の製造方法は、前記第１粘
着デ−ブの粘着面には剥離紙を、剥離剤処理面には第２
粘着テープを、夫々に積層接着して積層粘着テープを製
造する工程、該積層粘着テープの剥離紙を除去する］二
程、剥か紙を除去した積層粘着テープを所定形状の表紙
の一方の面から他方の面にかけて捲回接着する工程から
成ることを特徴とする。

前記製造方法で使用される本願積層粘着テプは、一方が
粘着面で他方が剥離剤処理面で成る第１粘着テープ、前
記第１粘着テープの粘着面に備えた剥離紙、前記第１粘
着テープの剥離剤処理面に接着した第２粘着テープから
成ることを特徴とする。

前記第１粘着テープは、好ましくはｐｐ、ｐＥＴ、塩ビ
などの透明プラスチックフィルムを基材にし、テープ自
体を無色透明に構成する。

に、剥離不良を惹起し、勢い表紙または粘着デプを破損
することが多々あったのである。

本発明は、係る問題を解決する改良型の簡易製本具に関
し、また該製本具をコスト安にして、安定して星産する
ことの出来る製造方法並びにその製造方法で使用する積
層粘着テープを提供するもので、その詳細は以下の通り
である。

［課題を解決するための手段１ 即ち、本願に係る簡易製本具は、一方が粘着面で他方が
剥離剤処理面で成る第１粘着テープを、表紙の−・方の
而から他方の而にかりて１を回接着し、更に前記第１粘
着テープの剥離剤処理面に第２粘着テープを接着して構
成したことを特徴とする。尚、葉書用製本具の場合は前
記表紙を概ね葉書大とし、名刺用であれば名刺大として
、概ね製本せんとする紙片の大きさにあわせる。材料は
、紙類、プラスチック類、金属類などの薄板が適し、必
要に応じて製本後の木の表紙に相応しい装飾印刷をする
。勿論、広告を目的とする印刷をしたり、あるいは紙片
と同じまた、その剥離剤処理面は前記第２粘着テープの
粘着面に対する接着性と剥離性とを物性的に適度に調整
した公知のシリコン系、フッソ系などの剥雛剤（離型剤
、難粘着剤）をして層形成する。尚、ここで言う適度な
接着性と剥離性とは、第２粘着テープが該テープを破損
することなく指先で第１粘着テープから剥離できる程度
の剥離性であり、また通常の取扱いで自然剥離してこな
い程度の接着性を具備することを指し、その範囲は実務
上設定容易である。

−・方、萌記第−粘着テープの粘着面についてであるが
、公知のアクリル系、ウレタン系などの粘着剤で層形成
するも、必要なら熱可塑系接着剤をして層形成し、第１
粘着テープを加熱して表紙に貼着するものであっても良
い。

また、第２粘着テープについては、常温で粘着性を有す
る粘着面を構成し、該粘着面の反対面は格別に特定する
ものではない。

「作　　用、１ 上記の様に構成された本願簡易製本具は、後述する実施
例からも明らかになるが、所定の紙片を−１１，製本化
した後の追加製本の際、先ずは表紙を外すことになるが
、該木の背表紙を形成する第２粘箔デ−プが、表紙に貼
着固定された第一粘着テープの剥離剤処理面の作用で、
簡羊に剥離出来るのが特徴的である。

特に、前記表紙の側端面までも第１粘着テブが捲回接着
されている為に、第２粘着テープを剥離する際に、表紙
の側端面から発する層剥離（表紙が紙製の場合）を前記
第１粘着テープが完全にｌ！／ｊ止する作用がある６ 一方、積層粘着テープならびに該テープを使用する本願
製造方法にあって、予め、１−記の如く構成した積層粘
着テープを製造して後、該積層粘着テープの剥離紙を除
去して使用することで、表紙への重層接着が単一の捲回
接着工程で行うことができる。

し実　　施　　例］ 第１図は、葉書が製本出来き葉書としても使用できる実
施例製本具を図示したもので、図１１１゜（ワ） 態を図示している。尚、この製本では、前記製本具の表
紙１が木のオモテ表紙と称するなら、前記最上の葉書が
本のウラ表紙を構成する。従って、必要に応じて葉書大
のウラ表紙を添附し両表紙付きで製本できる製本具を構
成することもある。

さて、第６図は、１１η記製本の後、葉書を追加して再
製本する時、その初期作業である表紙１の取外し状態を
図示している。即ち、本の背表紙を形成する第２粘着テ
ープの粘着面３ａを第１粘着デーブの剥離剤処理面２ｂ
から剥ｔｉｌｌている状態を図示したものである。第１
粘着テープの存在で、円滑にして表紙１の取外しが可能
であり、取外した後は葉書５を追加し前記製本工程と同
様にして再製本する。

さて、第７図は粘着テープ２．３を表紙１の両面１ａ、
　１ｂに対して概ね均等長さで捲回接着した実施例製本
具を図示しな。本実施例は、前記第１図に係るものに比
較して、初回の製本厚さは小なるも、追加枚数が大なる
特徴がある６■は表紙、２は第１粘着テープ、３は第２
粘着テープである。前記粘着テープ２，３は表紙１の一
方の面１ａから他方の面１ｂにかけて図の如く（１層状
態で捲回接着され、表紙の一方の面１ａには葉書として
宛先が印刷（記載）されている。

そして、もう一方の面１ｂは、通信文が記載できる紙面
、あるいは所定の印刷を施した面になっている。勿論、
その表裏を反転した形態で、葉書としての体裁を成すこ
ともあり、あるいは表紙１に、中、に木の表紙としての
体裁を成す印刷をして＋１４成することもある。

第２図は、前記第２粘着テープ３を第１粘着テープ２の
剥離剤処理面２ｂから剥離展開した状態を図示している
。この状態で第２粘着テープ３の粘着面３ａが露出し、
製本具としての機能を発揮する。

第３図乃至第５図は、前記表紙１の上に通常の葉書５を
多数枚重ね合せ、第２粘着テープ３の粘着面３ａで、葉
書５の側端面を接着し、最上の葉書平面部に接着して−
・冊の木に製本した状一方、第８図は前記積層粘着テー
プの構成を図示している。図中、４は公知の剥離紙であ
って、第２粘着テープ２の粘着面に接する面４ｂがシリ
コン系の剥離剤が塗工された剥離剤処理面で、その反対
面４ａは格別な構成を必要としない。

次いで、前記剥離紙４の剥離剤処理面４ｂに接着される
第１粘着テープ２については、例えばシリコンＰＰフィ
ルム（例えば、丸昌化学工業株式会社製）を用いる。該
フィルムは片面粘着片面シリコンの特殊加工が成された
ものであって、本願第１粘着テープの構成要件を其備し
ている。

更に、前記第１粘着テープ２の剥離剤処理面２ｂに接着
される第２粘着テープ３については、粘着面３ａの粘着
層を可及的大とし、好ましくは３０〜２００ミクロンと
する。不織布などの基材に粘着剤を含浸した所謂両面テ
ープをして、厚い粘着層を形成することもある。そして
粘着面３ａの反対面は、本の背表紙外面として機能する
為に、所定の印刷をしたり、あるいは手書きしやすいも
のに構成される。

いずれにしても、本願製本具の製造方法にあって、先ず
第１工程として前記した積層粘着テープを製造すること
が特徴的である。そして、剥離紙４を除去した後、重層
状態のまま一体的にして第１粘着テープ２と第２粘着テ
ープ３とを捲回接着する。

［発明の効果］ 本発明は以上のように構成されている為に、以下に記載
されるような効果を奏する。

簡易製本具にあっては、製本後の追加再製本が簡便にし
て良好にできる。特に、第１粘着テブが表紙の側端面ま
で捲回接着されている為に、表紙を第２粘着テープから
取外す際に該表紙を全く破損することがない。

本発明の製造方法にあっては、前記した積層粘着テープ
を使用して製造する方法である為に、第１粘着テープと
第２粘着テープとがずれることなく、表紙に対して所定
の位置に捲回接着することが出来、安定した品質の製本
具がコスト安で量産することができる。

また、本発明積層粘着テープは、本願製本具を構成する
活着テープを合理的に′ＭｒＰ４シてＮｉ５成したもの
であるが、予め広幅な状態で各部材を積層しつつ量産す
ることができ、ゴス１〜安で品質の安定したものが提供
でき、上記製本具ならひにその製造方法に寄与すること
大である。

【図面の簡単な説明】 第１図、第２図ならびに第７図は、実施例製本具の斜視
図、第３図乃至第６図は前記製本具をして葉書５を製本
する工程を図示した斜視図、第８図は実施例積層粘着テ
ープの構成を図示した斜視図である。 図中、１・・・表紙、　ｌａ並びに１ｂ・・・表紙面、
２・・・第１粘着テープ、　２ａ・・・第１粘着テープ
の粘着面。 ２ｂ・・・第１粘着テープの剥離剤処理面、３・・・第
２粘着テープ、　３ａ・・・第２粘着テープの粘着面、
４・・・剥離紙、　４ａ・・・剥離紙４の剥離剤処理面
、５・・・葉書・・・・・である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、一方が粘着面で他方が剥離剤処理面で成る第１粘着
   テープを表紙の一方の面から他方の面にかけて捲回接着
   し、更に前記第１粘着テープの剥離剤処理面に第２粘着
   テープを接着して構成したことを特徴とする簡易製本具
   。 ２、表紙が葉書の体裁を成すべく印刷された請求項１記
   載の簡易製本具。 ３、表紙に広告印刷が成された請求項１又は２記載の簡
   易製本具。 ４、一方が粘着面で他方が剥離剤処理面で成る第１粘着
   テープ、前記第１粘着テープの粘着面に備えた剥離紙、
   前記第１粘着テープの剥離剤処理面に積層接着した第２
   粘着テープ、以上の構成で成る積層粘着テープを製造し
   、次いで前記積層粘着テープの剥離紙を除去し、更に所
   定の表紙の一方の面から他方の面にかけて捲回接着して
   製造することを特徴とする簡易製本具の製造方法。 ５、一方が粘着面で他方が剥離剤処理面で成る第１粘着
   テープ、前記第１粘着テープの粘着面に備えた剥離紙、
   前記第１粘着テープの剥離剤処理面に積層接着した第２
   粘着テープ。 以上の構成から成ることを特徴とする簡易 製本具に用いる積層粘着テープ。