JPH02220691A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は防振装置を具えたドラム式洗濯機に関する。

（従来の技術） 従来より、この種ドラム式洗濯機においては、ドラムを
タブに横軸回転可能に支承して設け、そしてタブを外箱
に、複数のそれぞれスプリングを主体とした弾性支持機
構により支持して設けている。

（発明が解決しようとする課題） 従来のものの場合、上述のように、タブを外箱に弾性支
持機構により支持して設けていることで、ドラムの回転
に伴って発生するタブの振動が、その弾性支持機構によ
り吸収され、外箱には伝イつりにくいようになっている
。

しかしながら、ドラム式洗濯機においては、ドラムが横
軸回転することにより、中の洗濯物が上方に持ち上げら
れ、そして下方へ落とされるということが繰返されて、
その下方へ落とされる都度の衝撃力により、洗濯される
というようになっているため、振動、特に上下の振動が
大きく、この大きな振動を上述の弾性支持機構のみでは
充分に吸収できないところから、外箱に比較的大きな振
動がみられるという問題点を有していた。

本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、従っ
てその目的は、ドラムの回転にけって発生するタブの振
動を充分に小さくできて、外箱等を振動させることのな
い優れたドラム式洗濯機を提供するにある。

［発明の構成］ （課閉を解決するための手段） 本発明のドラム式洗濯機は、ドラムを横軸回転可能に設
けたタブの下部に、錘体を弾性体により支持して設け、
且つその錘体のドラム軸方向及びドラム径方向の横方向
の動きを規制して上下方向にのみ案内するガイド部材を
設けて成るところに特徴を有する。

（作用） 上記手段によれば、タブの振動に対して、錘体が遅れて
振れ、該タブの振動を小さくするように作用する。

又、その場合、錘体の振れは、ガイド部材によって上下
方向だけに規制され、ドラム軸方向及びドラム径方向の
横方向には振れを発生しないようにできるから、タブの
その横方向への振動も発生させず、或いはその横方向へ
の振動を増加させないないようにできる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例につき図面を参照して説明する
。

まず第１図において、１はドラム式洗濯機全体の外箱で
あり、これの内部に水溜め用のタブ２を、所要個数のそ
れぞれスプリング等を主体とした弾性支持機構３及びゴ
ムクツション４により支持して配設している。５はタブ
２内に横軸状に配設したドラムで、図中右側の端面部の
中心部にドラムシャフト６を突出させて有し、このドラ
ムシャフト６をタブ２の開端面部の中心部に、軸受ハウ
ジング７及び軸受８．９を介して回転可能に支承せしめ
ている。１０はドラム５の内周面部に複数（−個のみ図
示）突設した洗濯物撹拌用のバッフル、１１は同ドラム
５の図中左側の端面部の中央部に多数形成した通気孔、
１２は更にドラム５の周側部のほぼ全域に形成した通水
兼用の通気孔である。又、１３はタブ２の図中左側の端
面部の中心部層りに多数形成した通気孔、１４は同タブ
２の周側部の上部に形成した同じく通気孔である。

一方、１５は前記ドラムシャフト６の軸受ハウジング７
からの突出端部に取着したドラムプーリで、これには前
記タブ２の外下面の図中右側部に吊着した第１のモータ
１６が対応しており、該第１のモータ１６に取着した第
１の駆動プーリ１７とドラムプーリ１５との間に、第１
の伝動ベルト１８を張架している。

これに対して、１９はタブ２の図中左側の端面部の中心
部に突設したファンシャフトで、これに、例えば放射状
の波形板により第１の翼部２０ａと第２の翼部２０ｂと
を表・裏の関係で有する熱交換器兼用のファン２０を、
回転可能に支承させている。２１はファン２０の上記両
翼部２０ａ、２ｏｂ間を仕切るシール２２を有して該フ
ァン２０の外周囲を覆ったケーシングである。又、２３
はケーシング２２の機外側面部の周囲部に多数形成した
通気孔、２４はケーシング２２中央部の通気口、２５は
ケーシング２２の機内側周囲部の上部に形成した通気口
で、この通気口２５にはダクト２６を、前記タブ２の周
側上部に形成した通気孔１４との間において配設してお
り、該ダクト２６内にはヒータ２７を配設している。

更に、２８は前記タブ２の外下面の図中左側部に吊着し
た第２のモータで、これには第２の駆動プーリ２９を取
着しており、この第２の駆動ブー９２９と前記ファン２
０が一体に有するファンプーリ３０との間に第２の伝動
ベルト３１を張架している。

そして、３２は錘体であり、棒状を成していて、前記タ
ブ２の外ド面に、その軸方向（第１図中左右の方向）に
沿い、段数の例えば引張りコイルスプリングから成る弾
性体３゛うにより吊下げて支持するようにして設けてい
る。３４は上記タブ２の外下面画端部に装着したガイド
部材で、詳細には第２図に示すように、奥壁３４ａ及び
両側壁３４ｂ、３４ｅ並びに底壁３４ｄをそれぞれ白°
して成るものであり、このガイド部材３４内に上記錘体
３２の両端部を、それぞれ上下動のみ可能なように位置
させている。

尚、特に本実施例の場合、錘体３２の重量と弾性体３３
の弾性係数（スプリングにおいてはばね定数）は、ドラ
ム５内に定格容量−杯の洗濯物を入れた状態での運転で
生じるタブ２の振動に対して、錘体３２の振れが全くの
逆位相となるように定めている。

さて、上述のごとく構成したものの場合、洗濯運転が開
始されれば、第１のモータ１６が起動される。このため
、その回転力が、第１の駆動プーリ１７から第１の伝動
ベルト１８を経てドラムプーリ１５に伝達され、このド
ラムプーリ１５とドラムシャフト６を介して一体的にド
ラム４が回転される。このドラム５の回転により、その
内部にあらかじめ収容された洗濯物は、上方に持ち上げ
られ、そして同じくドラム５内に入れられた水及び洗剤
等による洗濯水の存する下方へ落とされるということが
繰返されて、洗濯される。

次に脱水運転が開始されれば、前記第１のモータ１６が
再び起動される。従って前述同様にその回転力が、第１
の駆動プーリ１７から第１の伝動ベルト１８を経てドラ
ムプーリ１５に伝達され、このドラムプーリ１５とドラ
ムシャフト６を介して一体的にドラム５が回転される。

但し、このときのドラム５の回転は、前述の洗濯運転時
のドラム５の回転が低速の例えば正逆回転であるのに対
して、一方向の高速回転であり、その遠心力により、洗
濯物からドラム５の通気兼用の通水孔１２を通じて水分
を振切り排出する。

そして更に、乾燥運転が開始されれば、第１のモータ１
６と共に第２のモータ２８が起動される。

このため、第１のモータ１６の回転力が、前記洗濯運転
時及び脱水運転時同様に、ドラム５に伝達されて、該ド
ラム５が回転される。このときのドラム５の回転は、一
方向の低速回転であり、それによって、洗濯物が撹拌さ
れる。又、このとき、第２のモータ２８の回転力は、第
２の駆動プーリ２９から第２の伝動ベルト３１を経てフ
ァンブー９３０に伝達されるもので、それにより、その
ファンプーリ３０と一体にファン２０が回転される。

このファン２０の回転により、ケーシング２１の機外側
では、外箱１内に吸入された機外の空気が通気口２４か
らケーシング２１内に吸入され、そして通気孔２３から
排出されるということかを繰返され、一方、機内側では
、ドラム５内の空気が通気孔１１を通じてタブ２の通気
孔１３からやはりケーシング２１内に吸入され、そして
通気口２５から排出されて、ダクト２６を通じ、タブ２
の通気孔１４からタブ２内に戻されて、更にドラム５の
通気兼用の通水孔１２からドラム５内に戻されるという
ことを繰返す。そしてその途中、ケーシング２１内で機
外の空気とドラム５内の空気とがファン２０（熱交換器
）を境に接することにより、それらの熱交換が行なわれ
、ドラム５内の空気の除湿が行なわれる。従って、ダク
ト２６内にはその除湿され乾燥した空気が通されるもの
で、それをそのダクト２６内に配設したヒータ２７が熱
し、熱風に変えて、ドラム５内に供給する。このため、
ドラム５内の洗濯物は上述のように撹拌されると同時に
その乾燥熱風に触れて、乾燥される。

しかして、以上のような運転が行なわれるとき、タブ２
には、ドラム５の回転に伴って既述のように振動を発生
するのであるが、その振動に対して、錘体３２は、自己
の単量と弾性体３３による弾性支持のために遅れて振れ
、位相を異ならせて、該タブ２の振動を小さくするよう
に作用する。特に本実施例のものの場合、タブ２の振動
に対して、錘体３２の振れは全くの逆位相となるように
定めているので、タブ２の振動はより小さく抑えられる
。

又、その場合、錘体３２の振れは、ガイド部祠３４によ
って上下方向だけに規制されるもので、横方向のうちの
ドラム５輔方向（第１図中左右の方向）には、錘体３２
の両端部がガイド部材３４の奥壁３４ａに当たることに
よって止められ、ドラム５径方向（同図中前後の方向）
には、錘体３２の両端部かガイド部材３４の両側壁３４
ｂ、３４Ｃに当たることによってＩＦ′、められるから
、それら横方向には振れを発生しないようにできる。

殊にドラム５は、横軸日乾する関係上、タブ２を径方向
の上下方向だけでなく、横、斜め方向にも振動させるも
ので、この方向には錘体３２の振れを因として振動を増
すことは避けたいから、それに、上述のガイド部材３４
の両側壁３４ｂ、３４ｃによるガイド部材３４の衝止機
能が効果を奏する。

又、上記ドラム５はタブ２を軸方向には本来振動させず
、この方向にはやはり錘体３２の振れを因として振動を
発生することは避けたいから、それに、上述のガイド部
材３４の奥壁３４ａによるガイド部材３４の衝止機能が
効果を奏する。

かくして、タブ２を上下だけでなく、ドラム５軸方向及
びドラム５径方向の溝方向にも振動させず、或いはその
振動をごく小さくできるものであり、外箱１の振動の減
少に大きな効果が得られる。

尚、錘体３２は弾性体３３により吊下げて支持されるも
のには限られず、ガイド部材３４等のようにタブ２と一
体に振動するものの上に持上げて支持される構成であっ
ても良い。又、洗濯機全体の機能として、脱水及び乾燥
の機能はそれらを必要とするもののみ具えるようにして
も良い。

そのほか、本発明は上記し且つ図面に示した実施例にの
み限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で
適宜変更して実施し得る。

［発明の効果］ 以上の記述で明らかなように、本発明のドラム式洗濯機
は、ドラムを横軸回転可能に設けたタブの下部に、錘体
を弾性体により支持して設け、且つその錘体のドラム軸
方向及びドラム径方向の横方向の動きを規制して上下方
向にのみ案内するガイド部材を設けて成るところに特徴
を有するもので、それにより、ドラムの上記横軸回転に
伴って発生するタブの振動を、上下を主として、ほかに
ドラム軸方向及びドラム径方向の横方向にも充分に小さ
く或いは発生しないままに留めることができて、外箱等
の振動の減少に大きな効果が得られるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示した全体の縦断面図、第
２図は同実施例の錘体及びガイド部材の一部斜視図であ
る。 図面中、２はタブ、５はドラム、３２は錘体、３３は弾
性体、３４はガイド部材を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、タブ内に、ドラムを横軸回転可能に設け、該ドラム
   の回転により、洗濯物の洗濯をするようにしたものであ
   って、前記タブの下部に、錘体を弾性体により支持して
   設け、且つその錘体のドラム軸方向及びドラム径方向の
   横方向の動きを規制して上下方向にのみ案内するガイド
   部材を設けて成ることを特徴とするドラム式洗濯機。