JPH02220196A

JPH02220196A - 火災感知装置

Info

Publication number: JPH02220196A
Application number: JP4262689A
Authority: JP
Inventors: Sadao Sasaki; 定男佐々木
Original assignee: Nippon Signal Co Ltd
Current assignee: Nippon Signal Co Ltd
Priority date: 1989-02-22
Filing date: 1989-02-22
Publication date: 1990-09-03

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本発明は、火災感知装置に関し、火災感知器からの信号
を所定の時間内に３回以上サンプリングしてその平均値
を求め、その平均値から警報レベルを判定することによ
り、一過性の異常に起因する発報を防止し、火災感知の
信頼性を高めると共に、早期警報にも寄与し得るように
したものである。

〈従来の技術〉従来の火災感知装置では、火災感知器から発報された火
災感知信号が、中央の受信機において予め設定されたス
レッショールドレベルを越えたときに、直ちに火災警報
等を出すようになっている。この他に、スレッショール
ドレベルを越える火災感知信号が入力されてから一定時
間経過後に、火災感知信号が同レベルにあるか否かを、
再度検出判定するする蓄積タイプの火災感知装置も知ら
れている。

〈発明が解決しようとする課題〉しかしながら、火災感知信号が、中央の受信機において
予め設定されたスレッショールドレベルを越えたときに
、直ちに火災警報等を出す火災感知装置では、火災感知
信号がスレッショールドレベルを越えたことが、電気的
ノイズまたは環境障害等に基づく一過性のものであると
きは、誤報となってしまう。

また、蓄積タイプの火災感知装置では、１分程度の１積
時間をとって、火災、非火災を判定するものであるため
、警報発報に時間的な遅れを生じるという難点がある。

そこで、本発明の課題は、上述する従来の問題点を解決
し、一過性の異常に起因する発報を防止し、火災感知の
信頼性を高めると共に、早期警報にも寄与し得るように
した火災感知装置を提供することである。

く課題を解決するための手段〉上述する課題解決のため、本発明に係る火災感知装置は
、火災感知器と、火災感知器の信号を受信し処理する信
号処理装置とを有する火災感知装置であって、前記信号処理装置は、前記火災感知器からの信号を所定
の時間内に３回以上サンプリングしてその平均値を求め
、その平均値から警報レベルを判定することを特徴とする。

く作用〉火災感知器からの信号を所定の時間内に３回以上サンプ
リングしてその平均値を求め、その平均値から警報レベ
ルを判定するので、電気的ノイズまたは環境障害等によ
り、１回目のサンプリング時に火災感知信号が一時的に
スレッショールドレベルを越えても、次のサンプリング
時には消滅するかまたは著しく小さくなっており、平均
値としては、低い値になる。従って、誤報の確率が低く
なり、信頼性が向上する。

また、サンプリングの時間間隔の選定により、判定に要
する時間を短くできるので、早期警報の要請にも応える
ことがでとる。

更に、３回以上サンプリグするようにしたので、真報に
近い火災警報を得ることができる。これ以下のサンプリ
ング回数、例えば２回では何れか一方のサンプリング時
に火災感知信号のレベルが正しい値から著しく外れてい
るような場合、誤報となることもある。

〈実施例〉第１図は、受信機、中継器及び火災感知器を含む火災感
知装置のブロック図で、１は中央の受信機、２１〜２ｎ
は中継器、３は伝送線、４１〜４ｎは火災感知器である
。受信機１及び中継器２１〜２ｎは火災感知器４１〜４
ｎの信号を受信し処理する信号処理装置を構成している
。

中継器２１〜２ｎは、火災の発生を防火対象物の関係者
に自動的に報知する火災報知設備を構成し、例えば建物
の各階毎に配置されている。中継器２１〜２ｎのそれぞ
れは、プロセッサ及び警報器駆動回路等を内蔵し、プロ
セッサの通信機能により、火災感知器４１〜４ｎから発
せられた火災感知信号を受信し、受信機１に発信すると
共、受信機１からの信号を受信する。受信機１と中継器
２１〜２ｎとの間の通信は、中継器２１〜２ｎに割当て
られたアドレスを受信機１側において指定し、このアド
レス指定に基づいて、中継器２１〜２ｎから受信機１に
火災感知信号を送信する形で行なわれる。

火災感知器４１〜４ｎは、火災により生じる熱または燃
焼生成物（煙）を検出して自動的に火災の発生を感知す
る。図示では、発光素子りと受光素子Ｑとの組合せによ
り煙を感知する火災感知器を示している。

受信機１は中継器２１〜２ｎから発信された火災信号を
受信し、火災の発生を防火対象物の関係者または消防機
関に報知する。受信機１は、火災信号及びガス漏れ信号
を、固有の信号として受信するＧＲ型受侶機等によって
構成するのが一般的である。

図示は省略したが、一般には、上述の火災報知設備の他
に、ガス漏れ火災警報設備や火災関連設備用制御装置が
備えられる一ガス漏れ警報設備は燃料用ガスまたは自然
発生する可燃性ガスの漏れを検知し、防火対象物の関係
者または利用者に警報する設備であって、火災報知設備
と同様に、中継器、ガス漏れ検知器、警報器等を備える
。また、火災関連設備用制御装置は、火災発生またはガ
ス漏れ発生時に、火災関連設備を駆動する装置であフて
、ソレノイド、リレー及び中継器等を備えて構成される
。火災関連設備の主なるものは防排煙設備及び消火設備
であるが、この他にも空調設備、非常電源設備及び通常
のビル管理設備等が含まれる。

上記の構成において、受信機１から中継器２１〜２ｎに
対して、そのアドレスを指定した信号を送信する。中継
器２１〜２ｎは、自己のアドレス指定に基づき、自己に
属する火災感知４１〜４ｎから得られたアナログ量の感
知信号を受信機１に伝送する。受信機１から中継器２１
〜２ｎへのアドレス指定及び火災感知信号の読み出しは
、一定の時間間隔でサイクリックに行なわれる。そして
、受信機１は、同一の火災感知器４１〜４ｎの火災信号
を３回以上サンプリングしてその平均値を求め、その平
均値から警報レベルを判定する。

例えば、第２図に示すように、中継器２１に属する火災
感知器４１の第１回目（ｔｏ時〜ｔ１時）のサンプリン
グ値がＶＩ、第２回目（１，時〜ｔ２時）のサンプリン
グ値がＶ２、第３回目（ｔｚ時〜ｔ５時）のサンプリン
グ値がＶ、である場合、平均値Ｖｓは、Ｖ　Ｓ　”　（Ｖ　Ｈ＋　Ｖ　２　＋Ｖ　３　）　／　
３として求められる。受信機１はこの平均値Ｖ　ｓ　ｂ
ｌら警報レベルを判定する。

警報レベルの判定に当っては、第３図に示すように、警
報レベルを例えばＶＳＩ〜ｖＳ４の複数段階に分け、レ
ベルＶＳ、を異常発生に該当する第１警報レベル、レベ
ルＶＳ、を異常継続に該当する第２警報レベル、レベル
ｖＳ、を部分火災に該当する第３警報レベル、レベルＶ
　Ｓ　ｓを火災拡大に該当する第４警報レベルとし、そ
れぞれのレベルに応じた対策をとるようにする０例えば
第３警報レベル以上は、図示しない警報器を鳴動させる
等の対策である。

〈発明の効果〉以上述べたように、本発明は、火災感知器と、火災感知
器の信号を受信し処理する信号処理装置とを有する火災
感知装置であって、信号処理装置は、火災感知器からの
信号を所定の時間内に３回以上サンプリングしてその平
均値を求め、その平均値から警報レベルを判定するよう
になっているから、−通性の異常に起因する発報を防止
し、火災感知の信頼性を高めると共に、早期警報にも寄
与し得る火災感知装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る火災感知装置のブロック図、第２
図は火災感知信号のサンプリングを説明する図、第３図
は警報レベルの設定方法を示す図である。

Claims

【特許請求の範囲】火災感知器と、火災感知器の信号を受信し処理する信号
処理装置とを有する火災感知装置であって、前記信号処理装置は、前記火災感知器からの信号を所定
の時間内に３回以上サンプリングしてその平均値を求め
、その平均値から警報レベルを判定することを特徴とする火災感知装置。