JPH02220024A - コンタクトレンズの製造方法 - Google Patents

コンタクトレンズの製造方法

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JPH02220024A
JPH02220024A JP4069189A JP4069189A JPH02220024A JP H02220024 A JPH02220024 A JP H02220024A JP 4069189 A JP4069189 A JP 4069189A JP 4069189 A JP4069189 A JP 4069189A JP H02220024 A JPH02220024 A JP H02220024A
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貞男 神戸
Yoshito Ikada
義人 筏
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はコンタクトレンズに関し、特に濡れ性と、装用
感に優れるハードコンタクトレンズに関する。
[従来の技術] プラズマ処理によるソフトコンタク1へレンズの濡れ性
の改良は特許公報63−40293等に述べられている
また、ハードコンタクトレンズの表面をプラズマ処理し
表面に親木基をつくりだして濡れ性をもたせる方法も提
案されている。
[発明が解決しようとする課題1 しかし、従来のプラズマ処理はシリコンラバー系のソフ
トコンタクトレンズを処理し表面の濡れ性を改良するも
のが多く、バー1−コンタクト1/ンズを処理したもの
は少ない。
ハードコンタクトレンズを処理した例としては、表面を
単にプラズマ処理だけし5親水性をもたせたものがある
。しかし、この場合、親水性の基がすぐに…脂中に隠れ
てしまい親水性がな(なってしまう欠点があった。また
、親木性は改良されるものの、装用感の改良まではいた
らず、装用性の面でソフトコンタクトレンズにかなわな
い欠点があった。
そこで本発明では、ハードコンタクトレンズ、特にメタ
クリル酸のエステル化合物の重合体を含有する基材より
なるコンタクトレンズをプラズマ処理した後、酸素雰囲
気にさらし、親水性モノマー中で処理し、グラフト化さ
せることにより、コンタクトレンズに親水性をもたせ、
装用感を改良することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明のコンタクトレンズは次の工程により表面処理さ
れることを特徴とする。
1 コンタクトレンズ成形体の表面をプラズマ処理する
2、プラズマ処理した成;[ヨ体を酸素雰囲気にさらす
、゛(空気中でプラズマ処理した場合は、酸素雰囲気に
さらさな(でもよい場合がある)3、処理した成形体を
親水性モノマー溶液中に漫清し、重合させる。
4、不用な重合物や、未反応物を洗い落とす。
[作 用] コンタクトレンズの成形体を処理するごとにより成形体
の表面にラジカルが発生する。この成形体を酸素雰囲気
にさらすと一〇 −0−1−1等の過酸化物ができる。
この成形体を親水性七ツマー溶液中に浸漬しc品度をあ
げることにより、過酸化物が分解し、開始剤となり、重
合が始まり、親水性のモノマーがグテフトすることにな
る。
以下、実施例により本発明の詳細を示す。
[実施例1] メチルメククリレート 60重量バーセン1〜、トリス
(トリメチルシロキシ)シリルブロビルメククリレート
 35重量パーセント、2−ヒドロキシエチルメタクリ
レート 5重量パーセントの共重合物よりなるコンタク
トレンズ成形体と接触角測定用の平板サンプルを電極間
距1i13.5mm、電極間電圧15キロボルト、周波
数60ヘルツのコロナ放電処理装置の電極間に厚み1m
mのガラス2枚と、厚み1.5mmのスペーサでつくっ
た空間に設置し、放電処理をおこなった。
処理したサンプルを10重量パーセントのアクリルアミ
ド水溶液に浸漬し、十分脱気した後、密閉し、80分、
60・ Cの恒温水製に放置した。
放置後、開封し、サンプルを取り出し、十分洗浄した。
このようにして得られたサンプルの接触角は、処理前の
91度から13度へ改良された。
実際に装用したところ、従来のハードコンタクトレンズ
に比べ格段に優れたソフトレンズ並の装用感を有すコン
タクトレンズであった。
[実施例2] 電極間6センチメードル、電極間電圧270ボルト、周
波数60ヘルツの放電処理装置にサンプルを設置し、0
.04トールのアルゴン雰囲気中で放電処理したあと、
?[を気中にだしてから実施例1と同様に処理した。
その結果、接触角は91度から18度に改良された。
[実施例3] ポリメチルメタクリレートのみよりなるコンタクトレン
ズ基材を用い実施例1と同様に処理したところ接触角は
85度から17度に改良された。
以上実施例を述べたが、この効果は実施例に限定される
ものでな(、コンタクトレンズ材料のモノマーのfI 
=iや、その組成割合を代えても実施例と同様接触角を
改良することは可能である。
また、アクリルアミド以外の親木性モノマーを用いても
同様に改良することができる。アクリルアミド以外の親
木性モノマーとしてはN、N−ジメチルアクリルアミド
、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキ
シエチルアクリレート、アクリル酸、N−ビニルヒaリ
ドン、ポリエチレングリコールモノメタクリレート、ポ
リエチレングリコールモノアクリレート等が考えられる
。この他に酢酸ビニル(親水性モノマーではないが、適
当な有機溶媒を使用する事によりクラフト化でき、最初
ポリ酢酸ビニルとなりケン化する事によりポリビニルア
ルコールとなる。このためコンタクトレンズの表面が濡
れ易くなり初期の目的を達成する。)を使用することも
できる。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、濡れ性と装用感に優
れたハードコンタクトレンズが得られるという効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のコンタクトレンズの表面の概念を表
す図である。 図においてlはコンタクトレンズ基材を2は親水性ポリ
マーをしめす。 f;”’T 1  「、”! 以上 出願人 セイコーエプソン株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、プラズマ処理後、酸素雰囲気にさらしたコンタクト
    レンズ基材を水溶性モノマー溶液中で処理することを特
    徴とするコンタクトレンズ。 2、プラズマ処理が常圧で行なわれることを特徴とする
    請求項1記載のコンタクトレンズ。 3、プラズマ処理が減圧で行なわれることを特徴とする
    請求項1記載のコンタクトレンズ。 4、コンタクトレンズ基材の主成分がメタクリル酸のエ
    ステル化合物のポリマーよりなることを特徴とする請求
    項1記載のコンタクトレンズ。 5、メタクリル酸のエステル化合物がアルキルメタクリ
    レート 〔▲数式、化学式、表等があります▼:Rはアルキル 基を示す。〕 であることを特徴とする請求項4記載のコンタクトレン
    ズ。 6、メタクリル酸のエステル化合物のポリマーがアルキ
    ルメタクリレートとシロキサニルメタクリレート ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中XおよびYはC_1〜C_5のアルキル基および
    Z基からなる群から選ばれZは構造式 ▲数式、化学式、表等があります▼ をもつ基であり、AはC_1〜C_5のアルキル基を示
    す。mnは0、又は正の整数を示す。)との共重合物で
    あることを特徴とする請求項4記載のコンタクトレンズ
    。 7、親水性モノマーがアクリルアミド、N,N−ジメチ
    ルアクリルアミド、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
    ト、2−ヒドロキシエチルアクリレート、アクリル酸、
    N−ビニルピロリドン、ポリエチレングリコールモノメ
    タクリレート、ポリエチレングリコールモノアクリレー
    ト、酢酸ビニル(ポリ酢酸ビニルに変換され、次でポリ
    ビニルアルコールに変換される)の一種以上よりなるこ
    とを特徴とする請求項1記載のコンタクトレンズ。 8、プラズマ処理が空気雰囲気で行なわれることを特徴
    とする請求項2、請求項3記載のコンタクトレンズ。 9、プラズマ処理が不活性気体雰囲気で行なわれること
    を特徴とする請求項2、請求項3記載のコンタクトレン
    ズ。 10、酸素雰囲気が空気であることを特徴とする請求項
    1記載のコンタクトレンズ。
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