JPH02218655A - N―置換―ベンズアルデヒド1,1―ジメチルヒドラゾン・7,7,8,8―テトラシアノキノジメタン錯塩類およびその製造方法 - Google Patents

N―置換―ベンズアルデヒド1,1―ジメチルヒドラゾン・7,7,8,8―テトラシアノキノジメタン錯塩類およびその製造方法

Info

Publication number
JPH02218655A
JPH02218655A JP4145689A JP4145689A JPH02218655A JP H02218655 A JPH02218655 A JP H02218655A JP 4145689 A JP4145689 A JP 4145689A JP 4145689 A JP4145689 A JP 4145689A JP H02218655 A JPH02218655 A JP H02218655A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
benzaldehyde
dimethylhydrazone
substituted
tetracyanoquinodimethane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4145689A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Kurihara
博之 栗原
Kozo Shirai
白井 孝三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Elna Co Ltd
Original Assignee
Elna Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Elna Co Ltd filed Critical Elna Co Ltd
Priority to JP4145689A priority Critical patent/JPH02218655A/ja
Publication of JPH02218655A publication Critical patent/JPH02218655A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電子機器分野あるいは電子材料分野などにお
ける導電性材料として注目されている有機半導体に関す
るもので、特に新規物質としてのN−置換−ベンズアル
デヒド1.1−ジメチルヒドラゾン・7.7.8.8−
テトラシアノキノジメタン錯塩類およびその製造方法に
関するものである。
[発明の概要] 更に詳しくは、下記の式[1]で表わされる新規有機半
導体(新規化合物)としてのN−置換−ベンズアルデヒ
ド1.1−ジメチルヒドラゾン・7.7.8.8−テト
ラシアノキノジメタン錯塩類およびその製造方法を提供
するものである。
下記の式[3]で表わされるTCNQとただし、式[1
]中、RはC1〜C・のアルキル基を示す1mは1モル
の錯塩に含まれる中性7.7.8.8−テトラシアノキ
ノジメタンのモル数に対応する正の数(0,5〜1.5
)を意味する。
なお、説明の便宜上、7,7.8.8−テトラシアノキ
ノジメタンを以下、TCNQと称す。
次に、上記の式[1]で示した化合物は、下記の式[2
]で表わされるN−置換−ベンズアルデヒド1.1−ジ
メチルヒドラゾン・第四アンモニウム塩類を 反応させることにより製造することができるものである
上記の式[1]の化合物において、式中のRのアルキル
基の例としては5メチル、エチル、プロピル、ブチル、
ペンチル、ヘキシルのような炭素数がC,−CSのアル
キル基(n−,1so−などの全ての異性体を含む、)
を例示することができる0式[1]中のmは0.5〜1
.5が好ましく、より好ましくは約1である。
また、式[2]中のRは式[1]と同様にC0〜C6の
アルキル基であり、Xはハロゲンである。
[合成方法] 上述したように、本発明に係る弐[1の新規化合物であ
るN−置換−ベンズアルデヒド1. 1−ジメチルヒド
ラゾン・TCNQCN類は、式[2JのN−置換−ベン
ズアルデヒド1.1−ジメチルヒドラゾン・第四アンモ
ニウム塩類を式[3]のTCNQに反応させることによ
って容易に好ましい収率で製造することができる。以下
に、代表例としてN−置換−ベンズアルデヒド1.1−
ジメチルヒドラゾンTCNQ錯塩の製造方法について述
べる。
式[21のN−置換−ベンズアルデヒド1. 1−ジメ
チルヒドラゾン・第四アンモニウム塩類は既に公知の化
合物であって、ベンズアルデヒド1.1−ジメチルヒド
ラゾンからそれ自体公知の手法を利用して容易に合成す
ることができる。このN−置換−ベンズアルデヒド1.
1−ジメチルヒドラゾン・第四アンモニウム塩類の合成
例を第1表に示す、ベンズアルデヒド1.1−ジメチル
ヒドラゾンを1とした場合の反応モル比は1:l〜3が
好ましく、本例では1:1.5とした。
類の合成例 式[3]のTCNQおよびその種々の塩ならびにその製
造方法についても既に公知であって、例えばり、R,M
elbyらのJ、Am、Chem、Sac、、84.3
374 (1962)および昭和58年特許出願公開第
191414号公報に明示されている。
次に、式[2]の化合物と式[3] のTCNQとから
式[1]の化合物を製造する一態様について詳述すると
、例えば式【2]中の一例としてのN−エチル−ベンズ
アルデヒド1.1−ジメチルヒドラゾン・第四アンモニ
ウム塩類の熱アセトニトリル溶液と式〔3]のTCNQ
の熱アセトニドノル溶液を熱時混合した後に放冷し、析
出した結。
品を濾過するにの際、反応溶液に大過剰のエーテルを注
加し1反応生成物を析出せしめても良い0反応生成物は
熱アセトニトリルで再結晶するか、または冷無水エタノ
ールで同エタノールの着色が無くなるまで洗浄すれば、
無機塩類を含有しない式[1]中の一例としてのN−エ
チル−ベンズアルデヒド1.1−ジメチルヒドラゾン・
TCNQ錯塩を好ましい収率で得ることができる。
ところで、式[2〕の化合物と式[3]のTCNQとの
反応において、同反応は例えば常圧下、好ましくは窒素
ガス、アルゴンガスのような不活性ガス雰囲気中で、ア
セトニトリル、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフ
ラン、アルキルセロソルブなと、あるいはそれらの適当
な混合物のような不活性有機溶媒の沸点下で行なうと良
い0反応に使用する式[3]のTCNQの使用量は1式
〔2]の混合物1モルに対して約1〜3モルの如き使用
量を例示することができる。また、不活性有機溶媒の使
用量も適宜選択することができ、式[2]の化合物に対
して約10〜20倍、式[3]のTCNQに対して約5
0〜120倍の如き使用量を例示することができる。
[実施例] 更に、本発明に係る式[1]のN−置換−ベンズアルデ
ヒド1.1−ジメチルヒドラゾン・TCNQCN類の具
体的な合成方法の実施例について述べる。
実施例1 N−エチル−ベンズアルデヒド1.t−ジメチルヒドラ
ゾン・第四アンモニウム・TCNQ錯塩の合成について
述べる。
N−エチル−ベンズアルデヒドl、1−ジメチルヒドラ
ゾン・第四アンモニウム・沃化水素酸塩0.0030モ
ルをアセトニトリル30m1に熱時溶解し、これにTC
NQo、0030モルをアセトニトリル40m1に熱時
溶解して注加し、浪合し、さらに30分間還流した。そ
の後、約10時間、5℃に放置する。析出した結晶を濾
過した後、アセトニトリル、メタノール、エーテルの順
で洗浄し、アセトニトリルにより2回再結晶を行なった
。これをさらに乾燥させると、N−エチル−ベンズアル
デヒド1.1−ジメチルヒドラゾン・第四アンモニウム
・T CN Qllm、融点204〜207℃の針状結
晶を収率75%の収率で得ることができる。
実施例2 上記実施例1ではN−エチル−ベンズアルデヒド1.1
−ジメチルヒドラゾン・第四アンモニウム・TCNQI
i塩の合成について述べたが、式【2]中の化合物Rが
n−プロピルに置換された化合物(前掲第1表中2)を
用い、実施例1と同様の手法・手順に準じて合成した結
果、N−n−プロピル−ベンズアルデヒド1.1−ジメ
チルヒドラゾン・第四アンモニウム・TCNQm塩(実
施例2)を得た。
[応用例] 上述のようにして得た式[1]のN−置換−ベンズアル
デヒド1.1−ジメチルヒドラゾン・TCNQCN類の
用途について述べると、このTCNQCN類は例えば2
枚のアルミニウム箔をセパレータを介して巻回したコン
デンサ素子からなる固体電解コンデンサの固体電解質と
して、あるいはタンタル粉末焼結体のコンデンサ素子か
らなる固体電解コンデンサの固体電解質として利用し得
るものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記の式[1]で表わされるN−置換−ベンズア
    ルデヒド1,1−ジメチルヒドラゾン・7,7,8,8
    −テトラシアノキノジメタン錯塩類。 ▲数式、化学式、表等があります▼[1] 式[1]中、RはC_1〜C_6のアルキル基を示す。 mは1モルの錯塩に含まれる中性7,7,8,8−テト
    ラシアノキノジメタンのモル数に対応する正の数(0.
    5〜1.5)を意味する。
  2. (2)下記の式[2]で表わされるN−置換−ベンズア
    ルデヒド1,1−ジメチルヒドラゾン・第四アンモニウ
    ム塩類を ▲数式、化学式、表等があります▼[2] 下記の式[3]で表わされる7,7,8,8−テトラシ
    アノキノジメタンと反応させ、 ▲数式、化学式、表等があります▼[3] 下記の式[1]で表わされるN−置換−ベンズアルデヒ
    ド1,1−ジメチルヒドラゾン・7,7,8,8−テト
    ラシアノキノジメタン錯塩類を▲数式、化学式、表等が
    あります▼[1] 得ることを特徴としたN−置換−ベンズアルデヒド1,
    1−ジメチルヒドラゾン・7,7,8,8−テトラシア
    ノキノジメタン錯塩類の製造方法。 式[2]中、Xはハロゲンを示す。 式[1]中、mは1モルの錯塩に含まれる中性7,7,
    8,8−テトラシアノキノジメタンのモル数に対応する
    正の数(0.5〜1.5)を意味する。 式[1]および式[2]中、RはC_1〜C_6のアル
    キル基を示す。
JP4145689A 1989-02-21 1989-02-21 N―置換―ベンズアルデヒド1,1―ジメチルヒドラゾン・7,7,8,8―テトラシアノキノジメタン錯塩類およびその製造方法 Pending JPH02218655A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4145689A JPH02218655A (ja) 1989-02-21 1989-02-21 N―置換―ベンズアルデヒド1,1―ジメチルヒドラゾン・7,7,8,8―テトラシアノキノジメタン錯塩類およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4145689A JPH02218655A (ja) 1989-02-21 1989-02-21 N―置換―ベンズアルデヒド1,1―ジメチルヒドラゾン・7,7,8,8―テトラシアノキノジメタン錯塩類およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02218655A true JPH02218655A (ja) 1990-08-31

Family

ID=12608876

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4145689A Pending JPH02218655A (ja) 1989-02-21 1989-02-21 N―置換―ベンズアルデヒド1,1―ジメチルヒドラゾン・7,7,8,8―テトラシアノキノジメタン錯塩類およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02218655A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH02218655A (ja) N―置換―ベンズアルデヒド1,1―ジメチルヒドラゾン・7,7,8,8―テトラシアノキノジメタン錯塩類およびその製造方法
JPH02215753A (ja) N―置換―2―チオフェンアルデヒドアミジノヒドラゾン・7,7,8,8―テトラシアノキノジメタン錯塩類およびその製造方法
JPH02282373A (ja) N―置換―1,2,3―ベンゾトリアゾール・7,7,8,8―テトラシアノキノジメタン錯塩類およびその製造方法
JPH01261370A (ja) N−置換−4,4′−ビピリジル・7,7,8,8−テトラサクエンルイセイゾウホウホウシアノキノジメタン錯塩類およびその製造方法
JPH02215754A (ja) N―置換―2―アセチルチオフェンアミジノヒドラゾン・7,7,8,8―テトラシアノキノジメタン錯塩類およびその製造方法
JPH02215755A (ja) 1―アミノ―s―メチルイソチオ尿素・7,7,8,8―テトラシアノキノジメタン錯塩類およびその製造方法
JPH02215758A (ja) N―置換―2―チオフェンアルデヒドイソチオセミカルバゾン・7,7,8,8―テトラシアノキノジメタン錯塩類およびその製造方法
JPH02282369A (ja) N―置換―ベンゾイミダゾール・7,7,8,8―テトラシアノキノジメタン錯塩類およびその製造方法
JPH02215757A (ja) S―置換―アセトフェノンイソセミカルバゾン・7,7,8,8―テトラシアノキノジメタン錯塩類およびその製造方法
JPH02282370A (ja) N―置換―1―メチルインドール・7,7,8,8―テトラシアノキノジメタン錯塩類およびその製造方法
JPS63295563A (ja) N−置換−フタラジン・7,7,8,8−テトラシアノキノジメタン錯塩類およびその製造方法
JPH02221249A (ja) N―置換―2―チオフェンアルデヒド1,1―ジメチルヒドラゾン・7,7,8,8―テトラシアノキノジメタン錯塩類およびその製造方法
JPH02215756A (ja) S―置換―ベンズアルデヒドチオセミカルバゾン・7,7,8,8―テトラシアノキノジメタン錯塩類およびその製造方法
JPS6377867A (ja) N−置換−ベンゾチアゾ−ル・7,7,8,8−テトラシアノキノジメタン錯塩類およびその製造方法
JPH02215762A (ja) アミノグアニジウム・7,7,8,8―テトラシアノキノジメタン錯塩類およびその製造方法
JPH02275862A (ja) N―置換―イミダゾール・7,7,8,8―テトラシアノキノジメタン錯塩類およびその製造方法
JPS63198667A (ja) N−置換−キノキサリン・7,7,8,8−テトラシアノキノジメタン錯塩類およびその製造方法
JPH01261369A (ja) N−置換−2,2′−ビピリジル・7,7,8,8−テトラサクエンルイセイゾウホウホウシアノキノジメタン錯塩類およびその製造方法
JPS6377863A (ja) N−置換−ピラジン・7,7,8,8−テトラシアノキノジメタン錯塩類およびその製造方法
JPS63239263A (ja) N−置換−アルキリデンアミノグアニジン・7,7,8,8−テトラシアノキノジメタン錯塩類およびその製造方法
JPH02225455A (ja) ビス(アミジノヒドラゾン)誘導体・7,7,8,8―テトラシアノキノジメタン塩類およびその製造方法
JPH02215763A (ja) 1―アミノ―3,3―ジメチルグアニジウム・7,7,8,8―テトラシアノキノジメタン錯塩類およびその製造方法
JPH01254663A (ja) N−置換−2,4’−ビピリジル・7,7,8,8−テトラシアノキノジメタン錯塩類およびその製造方法
JPH01254662A (ja) N−置換−2,3’−ビピリジル・7,7,8,8−テトラシアノキノジメタン錯塩類およびその製造方法
JPH0459767A (ja) N―置換―ニトロン・7,7,8,8―テトラシアノキノジメタン錯塩類およびその製造方法