JPH02218474A - 車体板材の合せ目防錆構造及び防錆方法 - Google Patents

車体板材の合せ目防錆構造及び防錆方法

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JPH02218474A
JPH02218474A JP4141089A JP4141089A JPH02218474A JP H02218474 A JPH02218474 A JP H02218474A JP 4141089 A JP4141089 A JP 4141089A JP 4141089 A JP4141089 A JP 4141089A JP H02218474 A JPH02218474 A JP H02218474A
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JP
Japan
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film
car body
hot melt
painting
solvent
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Application number
JP4141089A
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English (en)
Inventor
Masaaki Kikuchi
正明 菊池
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Nissan Shatai Co Ltd
Original Assignee
Nissan Shatai Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、車体板材の合せ目に錆が発生しないように
した車体部材の合せ目防錆構造及び防錆方法に関するも
のである。
従来の技術 自動車の車体のとりわけ外から見えるような部分に車体
板材が重ね合わされてスポット溶接等により接゛合され
る場合がある。このように、車体板材が重ね合わされた
部分には、合せ目から錆が発生しないように例えば、熱
硬化型のシーリング剤を車体板材の合せ目に塗布し、次
いで初期外観を確保するためにハケ、ヘラ等により修正
作業を行う場合がある(この類似技術は、例えば実開昭
52−89460号公報に示されている)。
また、車体板材の合せ目をハンダ溶接した後、研磨によ
って仕上げ加工を行う場合もある(この類似技術は、特
開昭53−11575号公報に示されている)。
発明が解決しようとする課題 熱硬化型のシーリング剤を車体板材の合せ目に塗布する
前者の防錆処理手段にあっては、シーリング剤を塗布し
た後に行うハケ、ヘラ等による仕上げ作業に熟練が必要
となってしまう。
即ち、ハケ、ヘラによる修正作業時にシーリング材を除
去し過ぎると上側に重ね合わされた車体板材の端縁が露
出してしまい防錆が十分になされなくなり、一方、シー
リング剤が残り過ぎると平坦性が損なわれてしまうため
、仕上げ作業がバラ付き易(、バラ付きをなくすために
は作業者の勘に頼らざるを得ないのである。
一方、ハンダ溶接後に、研磨によって仕上げ加工を行う
後者の防錆手段にあっては、外観品質の点でも防錆効果
の点でも問題はないが作業工数がかかりコストアップに
つながるという問題がある。
そこで、この発明は、仕上げのための後加工が必要なく
、かつ、外観品質も良好で、防錆の点でも信頼性が高い
車体板材の合せ目防錆構造及び車体板材の合せ目防錆方
法を提供するものである。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、この発明の車体板材の合せ
目防錆構造においては車体板材の合せ目を覆う位置に、
薄いホットメルトフィルムあるいは粘着性フィルムが被
設され、このフィルム上面に車体塗装用の塗膜が他の部
分と連続して塗布されているものである。
また、このような防錆構造を得るために、下塗り塗装が
施された車体板材の合せ目部位に溶剤を塗布し、薄いホ
ットメルトフィルムを貼付した後、車体塗装時にホット
メルトフィルム上にも塗装を施し、塗膜を形成する防錆
方法がある。
あるいは、下塗り塗装が施された車体板材の合せ目部位
に予め溶剤が含有された粘着性フィルムを貼付した後、
車体塗装時に粘着性フィルム上にも塗装を施し、塗膜を
形成する防錆方法らある。
作用 この車体板材の合せ目防錆構造にあっては、車体板材の
合せ目部位に貼付されたホットメルトフィルムあるいは
粘着性フィルムによって、合せ目部分が密封され、車体
塗装用の塗膜がフィルムも含めて全体に形成されている
ことによって外観品質が確保される。
一方、車体板材の合せ目防錆方法のうち、上記合せ目部
位に溶剤を付与しておき、ここに薄いホットメルトフィ
ルムを貼付するものでは、ホットメルトフィルムの車体
板材に対するなじみ性、車体形状に沿う追従性、車体塗
装時の塗料の密着性の向上を可能とする。
また、上記合せ目部位に予め溶剤が含有された粘着性フ
ィルムを貼付する車体板材の合せ目防錆方法では、溶剤
塗布工程の省略化を可能とする。
実施例 以下この発明の実施例を図面と共に説明する。
第1図において、lは車体板材としての鋼板であって、
この鋼板lには、鋼板2が上方から重合され、スポット
溶接により接合されている。
これら鋼板1.2の上面にはED塗装膜(電着塗装塗膜
)3が下塗り塗装膜として形成され、その上面には鋼板
1,2の合せ目を覆う位置に薄いホットメルトフィルム
4が被設されている。
上記ホットメルトフィルム4は、例えばナイロン系、P
P(ポリプロピレン)系、PE(ポリエチレン)系、ポ
リエステル系、BVA (エチレンビニルオキサイド)
系1合成ゴム系、ニトリルゴム系の厚さ30〜100μ
程度のものであって、ED塗装膜3上に、例えば、フェ
ノール溶液(5%程度)、クレゾール溶液(5%程度)
、トルエン溶液、ベンゼン溶液(5%程度)、レゾルシ
ン溶液等の溶剤を塗布した後に貼付する。
ここで上記溶剤は安全衛生上有害でなく、塗布後30分
程度は蒸発せずホットメルトフィルム4を保持でき、ホ
ットメルトフィルム4とED塗装膜3との間の密着性が
強固になり、塗布面であるED塗装膜の凹凸及び曲率に
対するホットメルトフィルム4の追従性が良くなるとい
う性質を有するものが選択されている。
そして、上記ホットメルトフィルム4が貼付されたED
塗装膜3上には、塗膜としての中塗り塗装膜5が形成さ
れ、更に中塗り塗装膜5の上面には上塗り塗装膜6が形
成されている。
尚、上記ホットメルトフィルム4に代えて予め溶剤を含
有した第6図に示すような粘着性フィルム(厚さ30〜
150μ)7を用いるようにしても良い。この粘着性フ
ィルム7には合成ゴム系。
ニトリルゴム系、EVA系が適しており、溶剤としては
常温固形タイプで焼付時に溶融し、かつ塗装の溶剤と共
に蒸発する例えばレゾルシン、メタクレゾール等が適し
ている。第6図において8は粘着性のフィルム本体、9
は粘着材、10はパウダ状の溶剤を示している。
したがって上述した防錆構造にあっては、鋼板1.2の
合せ目が確実に密封され、防錆が確実なものとなると共
に薄いホットメルトフィルム4あるいは粘着性フィルム
7を用い、かつ塗布面への追従性が高い溶剤を用いるこ
とにより、上塗り塗装後における外観に凹凸が少なく、
外観品質を向上させることができる。
尚、上記鋼板!と鋼板2との重ね合わせ構造としては、
各端末部を単に重合させる構造以外に第2図に示すよう
に鋼板Iに形成された段差部11に鋼板2を重合させて
鋼板1.2上面をフラットにしたものも採用できる。第
2図において、第1図と同一構成部分には同一符号を付
して説明は省略する。
次に、上記調板1.2の防錆処理方法について第3〜5
図によって説明する。ここで、綱板l。
2はシルアウタパネルである。
先ず、ED塗装された鋼板1.2の合せ目部位に溶剤1
8をハケ塗りあるいはエアスプレーにより塗布する。
この溶剤塗布作業によって、次工程のホットメルトフィ
ルム4の貼付作業の際に、ホットメルトフィルム4を仮
止めするための粘着力が付与されると共に合せ目部位に
形成される段差等に対してホットメルトフィルム4が自
由に追従できるようなる。
また、最終工程である塗装工程において塗料の密着性が
確保される。
次いで、第4図に示すようにホットメルトフィルム4を
貼付する。
ここで、ホットメルトフィルム4を用いるのは、所望の
薄さが得られること及び軟らかく鋼板1゜2への追従性
が良いためである。
そして、第5図に示すように中塗り塗装、上塗り塗装を
行いホットメルトフィルム4上面にも車体塗装により中
塗り塗装膜5.上塗り塗装膜6を形成する。このとき、
溶剤18が表面側にもまわっていてホットメルトフィル
ム4上及び、ホットメルトフィルム4とED塗装との境
での塗料ののりも良い。その後、塗装後の焼付工程で上
記塗布された溶剤18は塗料の溶剤と共に蒸発し、この
とき−旦は軟化するホットメルトフィルム4はその後常
温硬化する。
したがって、仕上げのための後加工が必要ないため、後
加工の精度の良否によるバラ付きがなく、したがって作
業に熟練度が要求されない。
また、上記防錆処理方法以外には第6図に示す粘着性フ
ィルム7を使用して行うものがある。
先ず、下塗り塗装が施された鋼板1.2の合せ目部位に
粘着性フィルム7を貼付する。次いで、塗装工程におい
て粘着性フィルム7上にも塗装を施す。次の焼付工程で
、粘着性フィルム7の溶剤10が溶融し、かつ、この溶
剤IOが塗料の溶剤と共に蒸発する。そして、−旦は軟
化した粘着性フィルム7は常温で硬化する。
したがって、この実施例では、前述した実施例のように
工程初期において溶剤を塗布する作業が必要なくなる点
で有利となる。
一方、上記実施例のように、鋼板1.2に溶剤を塗布す
る工程を省略できるものとしては例えば第7図に示すホ
ットメルトフィルム4の巻装装置を用いて行う防錆処理
方法がある。
即ち、第7図において巻装装置12は装置本体13にホ
ットメルトフィルム4が巻装されると共に、ホットメル
トフィルム4の端末が、フィルムカット部14に保持さ
れ、このフィルムカット部14には脱脂綿15がホット
メルトフィルム4の下面に当接可能に配置されている。
そして、脱脂綿15には装置本体13に形成された溶剤
収容タンク16内に延びる帯体17が取り付けられてい
る。
この巻装装置12を用いることで、ホットメルトフィル
ム4を引き出せば、その裏面に溶剤が付着するため、鋼
板1.2の合せ目部位に溶剤を塗布する工程が省略でき
ることとなる。
発明の詳細 な説明してきたように、車体板材の合せ目防錆構造によ
れば、車体板材の合せ目部位に貼付されたホットメルト
フィルムあるいは粘着性フィルムによって合せ目部位が
密封されているため防錆効果が高いという効果がある。
また、これらフィルム上面に他の部分と連続して車体塗
装用の塗膜が形成されているため、外観品質が高いもの
となるという効果もある。
一方、車体板材の合せ目防錆方法によれば、ホットメル
トフィルムを用いる方法では、ホットメルトフィルムの
車体板材に対するなじみ性、車体形状に対する追従性、
車体塗装時の塗料の密着性が向上し、かつ作業が簡単に
行えるという効果がある。
また、粘着性フィルムを用いる方法では、フィルム自体
に粘着性があるため、フィルム貼付に先立って溶剤を塗
布する作業が不要となり、作業工数の削減化を図ること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は防錆処理された板材の合せ目部位の断面図、第
2図は他の実施例の断面図、第3〜5図は各々防錆処理
工程を示す斜視図、第6図は粘着性フィルムの断面図、
第7図は巻装装置の側面説明図である。 !、2・・・鋼板(車体板材)、4・・・ホットメルト
フィルム、5・・・中塗り塗装膜(塗膜)、7・・・粘
着性フィルム。 第3vm 1.2・・・鋼板(車体板材) 4・・・ホットメルトフィルム 第4図 第2図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下塗り塗装が施された車体板材の合せ目を覆う位
    置に、薄いホットメルトフィルムあるいは粘着性フィル
    ムが被設され、このフィルム上面に車体塗装用の塗膜が
    他の部分と連続して塗布されて成ることを特徴とする車
    体板材の合せ目防錆構造。
  2. (2)下塗り塗装が施された車体板材の合せ目部位に溶
    剤を付与し、薄いホットメルトフィルムを貼付した後、
    車体塗装時にホットメルトフィルム上にも塗装を施し、
    塗膜を形成することを特徴とする車体板材の合せ目防錆
    方法。
  3. (3)下塗り塗装が施された車体板材の合せ目部位に予
    め溶剤が含有された粘着性フィルムを貼付した後、車体
    塗装時に粘着性フィルム上にも塗装を施し、塗膜を形成
    することを特徴とする車体板材の合せ目防錆方法。
JP4141089A 1989-02-21 1989-02-21 車体板材の合せ目防錆構造及び防錆方法 Pending JPH02218474A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014159215A (ja) * 2013-02-20 2014-09-04 Daihatsu Motor Co Ltd 車両用パネルの突合部構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014159215A (ja) * 2013-02-20 2014-09-04 Daihatsu Motor Co Ltd 車両用パネルの突合部構造

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