JPH02217889A

JPH02217889A - 表示装置

Info

Publication number: JPH02217889A
Application number: JP1038344A
Authority: JP
Inventors: Hisashi Nakatsui; 久中津井
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1989-02-20
Filing date: 1989-02-20
Publication date: 1990-08-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、エレクトロルミネッセンス、液晶。

エレクトロクロミー等の発消色部材を用いて１種々のカ
ラー表示を行う表示装置に関するものである。

［従来の技術］従来、エレクトロルミネッセンス、液晶、エレクトロク
ロミー等を表示部材として用いた表示素子又は表示装置
では、各表示部材は電極に挟まれた形状で、回路に流れ
る電流又は電圧の大きさによって表示状態の制御がなさ
れている。しかしながら、特に液晶とかエレクトロクロ
ミーを表示部材として用いた場合には、表示部材が液体
又は電解質な含んでいるために電極部分における発熱に
より、電極間に副生成物が生じるために電極の劣化が著
しく、また表示素子又は表示装置の寿命が短くなるとい
う欠点がある。

また、上記の表示素子又は表示装置の電極には、Ａｌ、
　Ｓｎ、　Ｉｎ、へｇ等の金属又はこれらの合金が用い
られているが、透過型の表示装置として用いる時には、
電極の光に対する光透過性が高い必要がある。特に、エ
レクトロクロミーによる発消色は、電極が存在する部分
で起こるため、電極の光透過性が高い程、発消色の濃度
コントラストを高くとることができる。したがって、光
透過性を高くするために、電極は薄い薄膜で形成する必
要がある。そこで、電極部に前記の副生成物が生ずるこ
とにより、更に発消色の繰り返し耐久性と表示のコント
ラストを悪化させる欠点を有していた。

一方１反射型の表示装置として用いるとき、方の電極は
不透明な電極であればよく、一般にはガラス基板或いは
各種不透明プラスチック基板の上に前記金属又は合金が
設けられている。しかしながら、この場合、特に光反射
性を高くする目的で設けられていないため、反射型の表
示装置としてはコントラストの低い表示にしかならない
欠点があった。

［発明が解決しようとする課題］本発明の目的は、前述の従来例の欠点を除去し、高コン
トラストの表示が可能で、またリアルタイムの表示が可
能な表示装置を提供することにある。

［課題を解決するための手段］即ち、本発明は、電流又は電圧の供給によって発消色す
る発消色部材と、該発消色部材に電流又は電圧を供給す
る２つの電極を有し、前記２つの電極のうち少なくとも
一方の電極が光反射部材で構成されていることを特徴と
する表示装置である。

以下１本発明を図面に基づいて説明する。

第１図は１本発明に係る表示装置の一例を示す断面図で
ある。同図において１本発明の表示装置は、透明支持体
層１の下側に透明電極層２．エレクトロクロミー物質層
３、絶縁部材７．７の間に設けられた電解質層４．高反
射率を有する光反射不透明電極層５、不透明支持体層６
が順次に積層されてなるものである。

本発明において、光に対し反射率の極めて高い光反射部
材で構成される光反射不透明電極層５に用いられる部材
としては１例えば金、アルミニウム、　Ｃｕ、　Ａｇ、
　Ｃｒ等の蒸着膜が挙げられる。金の膜厚は１通常５０
〜３００人に形成されるが、特に１３０±２０人が好適
である。その膜厚で反射率は９０％を達成することがき
る。

また、アルミニウムの蒸着膜の場合、Ｈ厚は通常１００
〜３００人に形成され、＃に２０Ω人で反射率は７５％
である。さらに、　Ｃｕの蒸着膜の場合、膜厚は５０〜
３００人の範囲が好ましく、特に２００人の場合２反射
率は８５％である。

本発明において１完治色部材としては１例えばエレクト
ロルミネッセンス物質、液晶、エレクトロクロミー物質
等の発消色部材を用いることができる。

また、第２図は１本発明に係る表示装置の他の例を示す
断面図である。同図は、第１区に示す透明電極層２を透
明支持体層１にストライブ状或いは文字パターンに形成
したときの表示装置を示す、　　２００人のＣｕ’ｌｌ
極により高コントラスト表示を達成した。

次に、第３図は、エレクトロクロミーの発色と光反射不
透明電極層からの光反射の状態を示す説明図であり、右
方から光照射すると、透明電極層２と光反射不透明電極
層５の間で、電圧印加することによつてエレクトロクロ
ミー物質層を発色させた状態では光を吸収し、一方、エ
レクトロクロミー物質層を発色していない状態のところ
では。

右方からの光を透過し、光反射不透明電極層５により、
極めて高い光反射を得ることが出来る。そのときの状態
を表わす。

［作用］本発明の表示装置は、Ｍｌ流又は電圧の供給によって発
消色する発消色部材と、該発消色部材に電流又は電圧を
供給する２つの電極を宥し、前記２つの電極の少なくと
も一方の電極が光反射部材で構成されているので、電極
の光反射により高コントラストの表示が可能となり、ま
たエレクトロクロミー等の発消色部材の発消色があるた
め表示を任意の時間性なうことができ、電極の光反射部
材と組合され、リアルタイムの表示が可能となる。

〔実施例］以下４本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する
。

実施例１第１図に示す表示装置を下記の方法により作成した。

この表示装置の具体的な作成例を説明すると、透明支持
体Ｍｌとしては片面を鏡面研磨した、例えば厚さ２層膳
の透明ガラス板を用い、その研磨面に透明電極Ｒ２とし
て酸化インジウムを１例えば真空度５７１０’　Ｔｏｒ
ｒ、出力０．２５にＷ、基板間距離２０Ｃ■の電子ビー
ム蒸着装置により、例えば膜厚２０００人（可視光域透
過率８５％）に蒸着する。この表面に、エレクトロクロ
ミー物質層３として、例えば厚さ５ｏｏＯ人のＷＯユを
蒸着する。更に、その表面周縁部に厚さ５０〜１００μ
ｍの、例えばマイラフィルムなどの絶縁部材７を取り付
け、その枠内に電解質層４としてＮａＣ１’を飽和させ
たグリセリンを満たす。

一方、基板側に、不透明支持体層６として白色アクリル
・ポリビニルアルコール等の不透明板を用い、その上面
に高反射率を有する光反射不透明電極Ｍ５を透明電極層
２の場合と同様の方法で形成し、電解質層４の表面に該
光反射不透明電極層５を接触させて被着する。

エレクトロクロミー物質は既知のように通電により発色
し１通電と逆極性の通電によって可逆的に発消色する。

しかし、通常では１表示装置として用いる場合には極性
に依存せずに発色させており、そのエレクトロクロミー
物質の発色機構は電解質層と発色物質との酸化還元反応
によっている。また、エレクトロクロミー物質には有機
物質・Ｓ機物質等の広範囲のものが用いられ１発色の色
も青色〜紫色〜緑色〜橙と多種多様のものが用いられる
。

高透過率を有する光反射不透明電極層５としては１表面
研磨した不透明支持体層６上に金を１３０人の膜厚に形
成した。その反射率は９０％であった。また、ＷＯ２の
光吸収による濃紺色と黄金色の表示を完成させることが
できた。

実施例２実施例１におけるエレクトロクロミー物質の厚さ５００
０人のｗＯユの代りに酸化アンチモンｃ　５ｂ２ｏ。

）の蒸着膜を３０００人に形成し、固体電解質としてフ
ッ化カルシウム（ＣａＦ＊）を用いた。また、高反射率
を有する金属としてＣｕの２００人膜厚を用いた以外は
実施例１と同様の方法で表示装置を作成した。

本実施例により得られた反射型表示装置は、灰色のパタ
ーンと、　Ｃｕの少し赤味がかった高反射光を有するも
のとなった。　Ｃｕの反射率は８５％であった。

本実施例の応用としては、交通標識等のデイスプレーに
好適であった。

実施例３実施例１のＷＯ２の代りにＴｉＯオ（酸化チタン）を用
いた。実施例１と同−ＪＩＩ戒でＴｒｏｔを２５００人
の膜厚に形成し、固体電解質として酸化珪素（Ｓｉｎ）
を主体としたものを用いた。

更に、金属反射層として８（Ａｇ）の膜厚２００人の蒸
着層を積層して形成した。Ａｇの反射率は８２％であっ
た。

ＴｉＯ□のエレクトロクロミー物質層による灰褐色と銀
色のコントラストパターンを形成することができた。

以上の実施例に説明したように、本発明の目的がエレク
トロクロミーの各種多様の色表示と、基。

板面に位置する高反射率を有する金属反射面の組合せに
より生ずる反射型表示装置を達成することが出来た。特
に１反射率が高いことを利用した各種応用が可能である
。

例えば、夜間でも明確に見える交通ａａ、航空路誘導標
識、深い海の中でも良好に光を反射させるところから疑
似絵、また反射率を任意に選ぶことにより各種インテリ
アパターン、壁面装飾等多く、の応用が考えられる。

［発明の効果］以上説明した様に１本発明によれば下記に示す様な優れ
た効果が得られる。

（１）エレクトロクロミーの色の選択と光反射部材で構
成される電極の高い反射率を利用しすることにより、高
コントラストデイスプレーに好適である。

（２）エレクトロクロミーの発消色があるため表示を任
意の時間行なうことができ、光反射部材で構成される電
極の反射層と組合され、リアルタイムの表示が可能とな
る。

（３）光の反射をリアルタイム行うこととレーザ光照射
とを同調させた信号処理も行うことが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る表示装置の一例を示す断面図、第
２図は本発明の表示装置の他の例を示す断面図および８
３１ｍはエレクトロクロミーの発色と光反射不透明電極
層からの光反射の状態を示す説明図である。１・・・透明支持体層２・・・透明電極層３・・・エレクトロクロミー物質層４・・・電解質層５・・・光反射不透明電極層６・・・不透明支持体層７・・・絶縁部材

Claims

【特許請求の範囲】

電流又は電圧の供給によって発消色する発消色部材と、
該発消色部材に電流又は電圧を供給する２つの電極を有
し、前記２つの電極のうち少なくとも一方の電極が光反
射部材で構成されていることを特徴とする表示装置。