JPH0221646Y2 - - Google Patents

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JPH0221646Y2
JPH0221646Y2 JP1984111187U JP11118784U JPH0221646Y2 JP H0221646 Y2 JPH0221646 Y2 JP H0221646Y2 JP 1984111187 U JP1984111187 U JP 1984111187U JP 11118784 U JP11118784 U JP 11118784U JP H0221646 Y2 JPH0221646 Y2 JP H0221646Y2
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JP
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gear
control device
shift
sleeve
neutral
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JP1984111187U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車等車両の自動変速機に関する。
[従来技術] 最近、省燃費とイージードライブを両立させる
ものとして、メカニカルクラツチと従来型変速機
に各種センサ、アクチユエータを付加してシフト
チエンジ操作をオートマテイツクに行わせるシス
テムが出現している。本出願人は先にメカニカル
クラツチを用いた自動変速機によつて、省燃費あ
るいは出力のアツプを図ることを目的にした技術
を出願している(実願昭57−163228号および実願
昭57−177192号)。
このような変速機において、振動等によりギヤ
抜けが発生した場合には、もう一度ギヤをセツト
しなければ、タイヤに駆動力が伝わらなかつた
り、中途半端な位置でギヤをかみ合せることにな
り破損のおそれがある。また再セツトの際、ただ
単にギヤをセツトするだけでは、ギヤのかみ合い
がはずれていた場合、機械式シンクロ機構が備え
られている変速機でも、シンクロしていなくても
セツト可能な場合が生じ、ギヤ鳴りやギヤ破損が
発生するという問題がある。
これを第4図ないし第8図を参照しピン式シン
クロ機構について説明する。第4図において、図
示されないギヤシフトレバーを操作してシフトフ
オーク1をニユートラルから図の左方向へ動かす
とシンクロナイザピン2中央の凹部にロツクプラ
ンジヤ3がシンクロナイザスプリング4によつて
押付けられているので、シンクロナイザリング6
はシンクロナイザスリーブ5と共に左側に動く。
これによりシンクロナイザリング6は相手側ギヤ
のシンクロナイザデイスク7に押付けられる。リ
ング6のテーパ面がデイスク7のテーパコーン部
に接触するとテーパ面は円錐クラツチとして作用
し、この摩擦トルクによつてリンゲ6はピン2と
スリーブ穴の遊隙分だけ円周方向に回転しシフト
ダウンの場合は第5図に示すようにずれる。
これによりピン段付部のテーパ面とスリーブ穴
の面取部テーパ面が向いあつた状態となり(第6
図S部)、かつピン中央の一段細い部分とスリー
ブ穴は接触してメーンシヤフト8の回転は相手側
ギヤのデイスク7に伝達される。さらにスリーブ
5を押すとピン凹部からロツクプランジヤ3がは
ずれて沈み、スリーブ5はその状態で進む。そし
てスリーブ穴の前面取部テーパ面とピン2の段付
部のテーパ面とは第7図に示すように接触する。
この状態がスリーブ5の進行を阻止する釣合い状
態である。すなわちリング6とデイスク7の両者
が完全に同期するまでの間は、ピン2の段付部テ
ーパ面とスリーブ5の穴の面取部テーパ面の接触
面上に生じている軸力(シフト力)aの円周方向
分力bと円錐クラツチ部分に生ずる摩擦トルクと
が釣合つてスリーブ5の進行を阻止する。またシ
フト力aはリング6とデイスク7のテーパ面をさ
らに密着させる作用となつて速やかに同期させ
る。なお、デイスク7とリング6のテーパ面すな
わち円錐クラツチ部に作用する摩擦トルクCは、
シフトダウンするときには相手側ギヤを増速する
ように働き、シフトアツプするときには逆に減速
するように働いて同期作用を行う。
スリーブ5と相手側ギヤが完全に同期して等速
になると円錐クラツチ部に作用する摩擦トルクC
が削減し、スリーブ5の穴の面取部テーパ面とピ
ン2の段付部テーパ面との接触面に作用している
スリーブ進行阻止作用が解除されるので、第8図
に示すようにスリーブ6はピン2の段付部テーパ
面を乗り越えて相手側ギヤのデイスク7に進行
し、スリーブ5の内側の内スプラインと相手側ギ
ヤのスプラインとがかみ合つて変速が完了する。
このピン式シンクロ機構において、ギヤ抜けが
発生し第9図に示すように、シンクロナイザスリ
ーブ5の穴の面取部テーパ面がシンクロクナイザ
ピン2の段付部テーパ面を乗り越えていて(矢印
A)、かつシンクロナイザスリーブ5の内側の内
スプラインと相手側ギヤのスプラインがかみ合つ
ていない状態の場合(矢印B)は、第7図に示す
ように、リング6とデイスク7のテーパ面を密着
させるシフト力が働かないので両者はシンクロし
ない。しかしシンクロしていなくてもセツトする
ことはできるが、この状態でギヤシフトを行う
と、ギヤ鳴りやギヤ破損が発生するという問題が
ある。
また例えば、特開昭59−97349号公報には車両
の自動変速機が開示されているが、この公知技術
は2つのクラツチを設け、シフトチエンジ時に次
のギヤセツトを行つた後に今まで接続していたク
ラツチを断とするとともに、断となつていたクラ
ツチを接にし、何らかの故障により2つのクラツ
チが同時に接続して変速機に致命的な損傷を与え
ないようにクラツチを強制制御するものであり、
ギヤ抜けやギヤ鳴りに関しては何ら対策がなされ
ていない。
[考案の目的] 本考案は上記した問題に鑑みてなされたもの
で、その目的はギヤ抜けが発生した場合にできる
だけ短時間に、かつギヤ鳴りを発生させることな
くもとのギヤにセツトさせるようにした車両の自
動変速機を提供するにある。
[考案の構成] 本考案によれば、機械式シンクロ機構を備え、
シフトチエンジ操作を自動的に行う制御装置を有
する車両の自動変速装置において、該制御装置に
はギヤ抜けを検出するギヤ抜け検出手段とギヤを
セツトするギヤセツト手段を設けるとともに、前
記制御装置にはギヤ抜け検出手段の検出信号に基
づいてギヤセツト手段にギヤをニユートラルにセ
ツトしてからもとのギヤにセツトする指令を発信
する機能を有している。
[考案の作用効果] したがつて、外的な要因でギヤが外れたとき
に、シンクロが中途半端な状態でギヤセツト動作
が行われると、機械的シンクロ機構がシンクロ機
能を果さないが、本考案では、一旦、完全にギヤ
をニユートラル位置にして噛合いをなくし、再度
ギヤのセツト動作を行うので、シンクロ機能を働
かせることで、ギヤ鳴き等の不都合を生ぜずに再
度正常なギヤセツト状態にする。それ故に本考案
によれば、機械式シンクロ機構を確実に作動で
き、短時間にギヤ鳴りのしないギヤセツトを行う
ことができる。
[実施例] 以下第1図ないし第3図を参照して本考案の実
施例を説明する。第1図において第4図に対応す
る部分については同じ符号で示し重複説明は省略
する。第1図において、シフトフオーク1はギヤ
セツト手段であるアクチユエータ10に連結され
ており、そのアクチユエータ10にはギヤ抜け検
出手段であるシフトポジシヨンスイツチ11が取
付けられている。アクチユエータ10は、電磁的
に作動するように構成されており、シフトフオー
ク1を図中左側に移動させてギヤセツトするシフ
トアツプ位置、右側に移動させてギヤセツトする
シフトダウン位置および中央のニユートラル位置
の3セツト位置が設けられている。シフトポジシ
ヨンスイツチ11は、アクチユエータ10の突出
部材10aに係合し前記3セツト位置を検出する
シフトアツプポジシヨンスイツチ11Uシフトア
ツプポジシヨンスイツチ11Dおよびニユートラ
ルポジシヨンスイツチ11Nで構成され、変速機
が正常な場合はこれら3個のポジシヨンスイツチ
のいずれか1個はオンされているが、ギヤ抜けが
発生すると、すべてのスイツチがオフとなつてギ
ヤ抜けが制御装置12より判定されるようになつ
ている。
制御装置12は、マイクロコンピータにより第
2図に示すようにシフトポジシヨンスイツチ11
の検出信号に基づいてギヤ抜け判定部13とギヤ
抜け判定部13の判定に基づいてギヤをニユート
ラルにセツトするニユートラルセツト部14およ
びギヤニユートラルセツト部に引続いてもとのギ
ヤにセツトするギヤセツト部15とを有してい
る。
次に主として第3図を参照して本考案の作動を
説明する。今、第9図に示すようなギヤ抜けが発
生しシフトポジシヨンスイツチ11からの検出信
号が中断すると、制御装置12はそれによつてギ
ヤ抜けを判定し、アクチユエータ10にニユート
ラルセツト指令を発信する(ステツプS1)。これ
によりアクチユエータ10が作動しシンクロナイ
ザスリーブ5を第4図に示すニユートラル位置に
セツトすると、シンクロナイザピン2の凹部にロ
ツクプランジヤ3が係合し、シンクロ機構はニユ
ートラル位置にセツトされ、シフトポジシヨンス
イツチ11のニユートラルポジシヨンスイツチ1
1Nがオンとなる。このオン信号に基づいて制御
装置12はニユートラルセツトを判定し(ステツ
プS2)、次いでアクチユエータ10に元のギヤ
(第1図におけるギヤU)へのギヤセツト指令を
発信する(ステツプS3)。これによりアクチユエ
ータ10が作動し、シンクロナイザスリーブ5を
図の左方向に動かすと、シンクロ機構は第5図か
ら第8図に示すように作動し、シンクロナイザス
リーブ5の内スプラインがギヤUのスプラインと
かみ合つて、ギヤセツトが完了し、シフトポジシ
ヨンスイツチ11のアツプシフトスイツチ11U
がオンとなる。この信号に基づいて制御装置12
はもとのギヤAへのギヤセツト完了を判定するの
である(ステツプS4)。このようにしてシンクロ
ナイザスリーブを一度ニユートラルに戻すこと
で、機械式シンクロ機構を確実に使用することに
なり、短時間にギヤ鳴りのないもとのギヤへのギ
ヤセツトを行うことができるのである。
[まとめ] 以上説明したように、制御装置にギヤをニユー
トラルにセツトしてからもとのギヤにセツトする
指令を発信する機能をもたせたので、短時間にギ
ヤ鳴りのしないもとのギヤへギヤセツトを行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す全体説明図、
第2図は第1図に示す制御装置のブロツク図、第
3図は第1図に示す制御装置のプログラムを示す
フローチヤートの図、第4図ないし第9図はピン
式シンクロ機構の作動を示す説明図である。 10……アクチユエータ、11……シフトポジ
シヨンスイツチ、12……制御装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機械式シンクロ機構を備え、シフトチエンジ操
    作を自動的に行う制御装置を有する車両の自動変
    速装置において、該制御装置にはギヤ抜けを検出
    するギヤ抜け検出手段とギヤをセツトするギヤセ
    ツト手段を設けると共に、前記制御装置にはギヤ
    抜け検出手段の検出信号に基づいてギヤセツト手
    段にギヤをニユートラルにセツトしてからもとの
    ギヤにセツトする指令を発信する機能を有してい
    ることを特徴とする車両の自動変速機。
JP1984111187U 1984-07-24 1984-07-24 車両の自動変速機 Granted JPS6128946U (ja)

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JP1984111187U JPS6128946U (ja) 1984-07-24 1984-07-24 車両の自動変速機

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JP1984111187U JPS6128946U (ja) 1984-07-24 1984-07-24 車両の自動変速機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6128946U JPS6128946U (ja) 1986-02-21
JPH0221646Y2 true JPH0221646Y2 (ja) 1990-06-11

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ID=30670292

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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1961999A2 (en) 2007-02-20 2008-08-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control device and control method of transmission

Families Citing this family (2)

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JPS62266255A (ja) * 1986-05-10 1987-11-19 Isuzu Motors Ltd シフトアクチユエ−タ制御装置
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JPS5997349A (ja) * 1982-11-22 1984-06-05 Aisin Seiki Co Ltd 自動変速機の保護装置

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