JPH02216366A - 小舵角ステアリング装置 - Google Patents

小舵角ステアリング装置

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JPH02216366A
JPH02216366A JP1037427A JP3742789A JPH02216366A JP H02216366 A JPH02216366 A JP H02216366A JP 1037427 A JP1037427 A JP 1037427A JP 3742789 A JP3742789 A JP 3742789A JP H02216366 A JPH02216366 A JP H02216366A
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JP
Japan
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steering
gear
reaction force
increases
steering angle
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JP1037427A
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Katsumi Ueno
克己 上野
Noriyuki Suganuma
菅沼 敬之
Hiroyuki Masuha
増巴 広之
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、操向車輪のフル操舵までに必要なステアリン
グホイール舵角を減少させた小舵角ステアリング装置の
改良に関する。
(従来の技術) 自動車用に一般的に使用されているステアリング装置は
、操向車輪を最大舵角に操舵させるまでにステアリング
ホイールを1回転以上操作する必要があり、職業ドライ
バーなど頻繁に運転を行う人にとっては、このステアリ
ングホイール操作が疲労を招く一つの要因になっている
このため、少ないステアリングホイール操作により大き
な操向車輪舵角を得る小舵角ステアリング装置として従
来から種々の形式のものが提案されている。このような
要求を単純に満たすためには、フォーミラーカーのよう
にステアリングギヤ比を高く設定すればよい。しかしな
がら、単純にギヤ比を高くするだけではステアリングホ
イール中立付近での操舵応答が過敏になり過ぎ、特に高
速走行時の修正操舵操作などが困難になる問題を生じる
このような問題点を克服できる小舵角ステアリング装置
として、本出願人は実願昭63−55845号を提案し
ている。これは、楕円歯車機構を用いることによりステ
アリングホイールの舵角の増大に応じてギヤ比が増大す
る操舵特性を得ることができるようにしたものであり、
ステアリングホイール中立付近での操舵応答が過敏にな
り過ぎることを防止しながら、操向車輪のフル操舵まで
に必要なステアリングホイール舵角を減少させたもので
あった。更に具体的に説明すると、ステアリングホイー
ルの回転をステアリングギヤボックスに伝達する操舵力
伝達経路に楕円歯車機構を介在させるとともに、ステア
リングホイール側に連結される楕円歯車機構の第1の楕
円歯車の最短径部とステアリングギヤボックスに連結さ
れる第2の楕円歯車の最長径部とが、ステアリングホイ
ールの中立状態で相互に噛み合うよう構成したもので、
簡素な構成で上記の要求を満たすことができるものであ
った。
(発明が解決しようとする課題) ところで、このような小舵角ステアリング装置において
は、小さなステアリングホイール舵角で大きな操向車輪
舵角が得られることになるため、通常のステアリング装
置に慣れた人が不用意な操作をおこなっても急激に舵角
が増大することがないように、舵角の増大に応じて操舵
力を増大させることが望ましい。
上記の装置は、楕円歯車機構のギヤ比変化により舵角の
増大に応じて操舵力も増大する傾向を示すものとなって
いるが、楕円歯車機構のギヤ比の設定により操舵力特性
が一義的に決まってしまい、最適なギヤ比を設定しなが
ら、舵角に対する良好な操舵力特性を得ることが困難で
あるという問題があった。
特に、上記の装置をパワーステアリング装置と併用した
場合には、−役向に操舵力が軽くなるため、上記の点が
特に問題になり、不慣れな運転者に不安感を与える等の
不都合があった。
(課題を解決するための手段) 本発明による上記の課題の解決は、ステアリングホイー
ルの回転をステアリングギヤボックスに伝達する操舵力
伝達経路に楕円歯車機構を介在させるとともに、上記楕
円歯車機構は、ステアリングホイール側に連結される第
1の楕円歯車の最短径部とステアリングギヤボックスに
連結される第2の楕円歯車の最長径部とが、ステアリン
グホイールの中立状態で相互に噛み合うよう構成されて
なる小舵角ステアリング装置において、上記操舵力伝達
経路に、舵角の増大に応じて上記操舵力伝達経路の回転
抵抗を増大させる反力付与機構を装着するこンによって
達成される。
(作用) 本発明によれば、ステアリングホイールの回転をステア
リングギヤボックスに伝達する操舵力伝達経路に、舵角
の増大に応じて操舵力伝達経路の回転抵抗を増大させる
反力付与機構を装着したため、この反力付与機構の設定
によって、楕円歯車!!1構のギヤ比の設定とは独立し
て舵角に対する操舵力の設定を行うことができ、良好な
操舵感を得ることができるようになる。特に、反力付与
機構は舵角の増大に応じて操舵力伝達経路の回転抵抗を
増大させるものとなっているため、大舵角時の操舵力と
微小舵角時の操舵力の差がより一層大きくなり、不用意
な操作が急操舵を招くことがより効果的に防止される。
(実施例) 以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明
する。
第1〜5図は、本発明の第1実施例を示すものである。
第1図は装置の要部縦断面図を示すものである。第1図
において、図示しないステアリングホイール側に連結さ
れるステアリングシャフト1の下端は、楕円歯車機構2
の入力軸3の上端にセレーション結合されている。楕円
歯車機構2の第1楕円歯車4は、ケーシング5の内方で
入力軸3の外周に回り止めされて固定されており、人力
軸3は第1楕円歯車4の中心から長径方向にオフセット
された位置に配置されている。ケーシング5内で第1楕
円歯車4に噛み合う第2楕円歯屯6は、ケーシング5内
に人力軸3と平行に配置された出力軸7の外周に回り止
めされて固定されている。
なお、出力軸7は人力軸3と同様に第1楕円歯車4の中
心から長径方向にオフセットされた位置に配置されてい
る。また、楕円歯車機構2は、第2図に示すように、図
示しないステアリングホイールが中立位置にある状態で
、第1楕円歯車4の最短径部と第2楕円歯車6の最長径
部とが相互に噛み合うようになっている。このため、ス
テアリングホイールの舵角の増大に伴い入力軸30回転
が大きくなるにしたがって、楕円歯車機構2のギヤ比が
高くなるものとなっている。なお、本実施例においては
、ステアリングホイールの最大舵角は約半回転程度に設
定されているので、大舵角時にギヤ比が低くなることは
ない。
楕円歯車機構2の出力軸7は、第1図に示すように遊星
歯車機構8を介してパワーステアリング装置のインナバ
ルブ9に連結されている。すなわち、出力軸7の下端に
は遊星歯車機構8用のプラネタリギヤキャリヤ10が一
体に形成されており、このプラネタリギヤキャリヤ10
には複数のプラネタリギヤ11が回転自在に支持されて
いる。遊星歯車機構8のリングギヤ12はケーシング5
に固定されており、プラネタリギヤ11に常時噛み合1
ている。また、遊星歯車機構8のサンギヤ12はインナ
バルブ9の上端外周に固定され、プラネタリギヤ11に
常時噛み合っている。
この遊星歯車機構8は、出力軸7の回転を増速しでイン
ナバルブシャフト9に伝達する増速機構を構成するもの
となっている。すなわち、プラネタリギヤ11の公転成
分に加えて自転成分がサンギヤ12に伝達されることに
よって、サンギヤ12が増速されるものとなっている。
このため、楕円歯車機構2によって設定される舵角特性
が増速されてパワーステアリング機構に入力されるもの
となっている。
また、上記のインナバルブ9は、外周側に配置されるア
ウタバルブ13と共に周知のロータリバルブを構成して
いる。アウタバルブ13の下端に連結された操舵出力軸
14は、トーションバー15を介してインナバルブ9に
連結されている。操舵出力軸14の下部外周に設けられ
たピニオンギヤ16は、ステアリングロッド17に設け
られたラックギヤ18に噛み合って設けられており、ス
テアリングギヤボックス19を構成している。なお、パ
ワーステアリング装置およびステアリングギヤボックス
19に関する上記インナバルブ9以下の構成は、全て周
知のものであり、更に詳しい説明は省略する。
ここで、入力軸3に設けられた反力付与機構20につい
て説明する。カム体21は、第1楕円歯車4と一体に形
成されて第1楕円歯車4の下方に配置され、入力軸3と
一体に回転するものとなっている。このカム体21の外
周に形成されるカム面にはスプリング力により付勢され
たローラ22が押圧されている。
すなわち、円筒状のスプリングハウジング23が、その
軸線を入力軸の軸線と直交する方向に向けてケーシング
5に設けられており、ばね定数の異なる2条のコイルス
プリング24.25がスプリングハウジング23内に収
納されている。反力ビストン26は、このスプリングハ
ウジング23にスライド自在に設けられており、コイル
スプリング24.25により人力軸3側に付勢されてい
る。
反力ビストン26と一体に形成されたローラ支持プレー
ト27は、スプリングハウジング23の内端から突出し
て配置されており、先端部に人力軸3と平行に配置され
た支軸28が設けられている。
そして、樹脂製のローラ22がこの支軸28に回転自在
に支持され、スプリング24.25からの付勢力によっ
てローラ22がカム体21に押圧されている。また、カ
ム体21は、第3図に示すように略ハート型に形成され
ており、図示しないステアリングホイールの中立時にお
いて最短径部がローラ22に接するように配置されてい
る。このため、カム体21のローラ22に当接する部分
の有効半径は、舵角の増大に伴う入力軸の回転とともに
増加するものとなっている。なお、人力軸3の最大回転
は約半回転程度に設定されているため、大舵角時にカム
体21の有効半径が大きく減少することはない。
次に、本実施例の作用について説明する。
ステアリングホイールからの操舵入力は、人力軸3、第
1楕円歯車4、第2楕円歯車6、出力軸7を介して遊星
歯車機構8に伝達され、遊星歯車機構8によって増速さ
れてステアリングギヤボックス19に伝達される。楕円
歯車機構2は、第1楕円歯車4の最短径部と第2楕円歯
車6の最長径部とが相互に噛み合うようになっているた
め、入力軸3の回転が大きくなるにしたがって、楕円歯
車機構2のギヤ比が高くなるものとなっている。このた
め、第4図に示した本実施例の舵角特性からも容易に理
解されるように、ステアリングホイールの中立付近では
、操向車輪の初期反応は従来のものと同程度になるよう
設定しているが、ステアリングホイール舵角の増大に応
じて操向車輪の反応がクイックになる。そして、このよ
うな舵角特性を設定することにより、ステアリングホイ
ールの最大舵角を約半回転程度と大幅に減少させること
が可能になっている。
また、反力付与機構20においては、カム体21のロー
ラ22に当接する部分の有効半径が、人力軸の回°転と
ともに増加するため、これに伴いスプリング24.25
が徐々に縮められるようになる。
このため、反力ビストンを介してローラ22に作用する
スプリング24.25の付勢力は、人力軸3 (カム体
21>の回転と共に増大することになり、ローラ22の
カム体21への押圧力が人力軸回転と共に増大すること
になる。これによって人力軸3の回転抵抗が舵角の増大
と共に増加することになり、ステアリングホイールを操
作するだめの操舵力は、舵角の増大と共に一層大きくな
る。
この反力付与機構20を設けた場合と、設けない場合の
操舵力特性を第5図に示す。第5図において、反力付与
機構20を設けない場合でも、操舵力が舵角の増大とと
もに操舵力が大きくなるのは楕円歯車機構のギヤ比変化
により得られる特性であるが、本実施例の方が、全般的
に操舵力が大きくなり、運転者に注意を促すことができ
るし、中立付近と最大舵角付近との操舵力の差も大きく
なり不用意な操作によって舵角が大きくなってしまう、
ことを防止できる。
なお、第5図に示した反力付与機構20による操舵力特
性は一例であり、反力付与機構20のスプリングのばね
定数及びカム形状を変更すれば、例えば中立付近と最大
舵角付近との操舵力の差をより大きくするなど、操舵力
特性を種々変更することができる。また、第5図からも
明らかなように、ステアリングホイールの切り戻し操作
時には反力付与機構20が操舵力を軽減する方向に作用
するので、切り戻し操作が容易になる。
上記第1実施例によれば、反力付与機構20を設けるこ
とにより、楕円歯車機構2により得られる操舵力特性と
は独立して操舵力特性を設定することができ、楕円歯車
機構2の設定により最適な舵角特性を得ながら、反力付
与機構20の設定により操舵力特性を最適なものに補正
することができる効果を奏する。そして、これにより、
中立付近の操舵応答性が過敏になることを防止すると同
時に、不用意な操舵操作によって急操舵されることも防
止しながら、最大舵角までのステアリングホイール操舵
角を減少させてステアリング装置の操作性を向上する効
果を奏する。
また、楕円歯車機構2の出力は、遊星歯車機構8により
増速されてパワーステアリング装置に人力されるので、
ステアリングホイールの最大操舵角を減少させてもパワ
ーステアリング装置に人力される最大回転角は従来一般
に使用されているステアリング装置とほぼ同一にするこ
とができ、従来のパワーステアリング装置及びステアリ
ングギヤボックスをそのまま流用することができる。こ
のため、簡単な構成で且つ安価にパワーステアリング付
きの小舵角装置が得られる利点がある。
さらに、反力付与機構20のカム体21は略ハート型形
状のものが使用され、中立時にカム体の最短径部にロー
ラ22が圧接されるものであるため、ステアリングホイ
ール中立位置を体感し易くなると同時に中立位置への自
動復帰機能の達成され操舵操作が容易になると共に、直
進走行時の安定性が向上する効果を奏する。
第6〜8図は、本発明の第2実施例を示すものであ、る
。なお、本第2実施例において、上記第1実施例と実質
的に同一の部材については、共通の符号を付しその詳細
な説明は省略する。
本第2実施例においては、第1実施例に対して入力軸3
と出力軸7との位置を逆転させ、人力軸3を操舵出力軸
14と同軸上に配置したものとなっている。このため、
第1実施例の遊星歯車機構8に換えて、入力軸に結合さ
れた大径のヘリカルギヤ31とインプットバルブ9に連
結された小径のヘリカルギヤ32が使用されいる。そし
て、本実施例においてはこれらヘリカルギヤ31.32
が増速機構を構成するものとなっており、出力軸7の回
転はヘリカルギヤ31.32により増速されてインプッ
トバルブ9に人力されるものとなっている。
また、反力付与機構として、第1反力付与機構33と第
2反力付与機構34とが設けられている。
第1反力付与機構33は、人力軸3の周囲に配されて入
力軸3とケーシング5との間に設けられたぜんまいスプ
リング35により構成されている。
このぜんまいスプリング35は、入力軸3の回転により
弾性変形することによって入力軸3の回転と共に付勢力
が増大し人力軸3の回転抵抗を増大させるものとなって
いる。このため、この第1反力付与機構33だけでも上
記第1実施例の反力付与機構33と略同様の効果を得る
ことができるものとなっている。
第2反力付与機構34は、第1実施例の場合と同様の形
状を有するカム体21が出力軸7に固定されており、こ
のカム体21にローラ22が圧接するものとなっている
。第1実施例の反力付与機構20と大きく異なる点は、
カム体21に押圧されるローラ22に作用する力がスプ
リングによる付勢力ではなく、油圧力である点である。
このため、ケーシング5には出力軸7と直交する方向に
スライド自在に配置されたプランジャ36が設けられ、
プランジャ36の先端にローラ22が回転自在に支持さ
れている。そして、ケーシング5に設けられた入力ボー
ト37から供給される油圧がプランジャ36の後端に作
用するものとなってふり、人力、される油圧によってロ
ーラ22がカム体21を押圧する力が変化するものとな
っている。なお、カム体21は第1実施例の場合と同様
の形状を有するものとなっているため、人力ボート37
から油圧が供給される限り、第1実施例の場合と同様に
舵角の増大に伴い操舵力を増大させる作用を発揮する点
は変わりない。
第7図は、人力ボート37から供給される油圧の発生機
構を示すものである。リザーブタンク41に貯えられた
オイルを吸入して吐出するオイルポンプ42は、トラン
スミッション出力軸に設けられたスピードメータードリ
ブンギヤにより回転駆動されるものとなっている。この
ため、オイルポンプ42は車速に応じた回転数により回
転し、車速の上昇と共に吐出流量が増大するものとなっ
ている。オイルポンプ42の吐出口は、油路43を介し
て前記の人力ボート37に接続されている。
この油路43にはリザーブタンク41に接続される油路
44が接続されており、油路44には絞り45が設けら
れている。このため、絞り45により発生ずる流通抵抗
により絞り45の上流側には流量に応じた油圧が発生し
、オイルポンプ42が車速に応じた流量のオイルを吐出
することから、この油圧は車速に応じて上昇するものと
なる。したがって、入力ボート37には車速に感応した
油圧が作用することになる。なお、IJ IJ−フバル
ブ46は、オイルポンプの流量が所定値を越えると吐出
されるオイルの一部をリザーブタンク41ヘリターンさ
せるためのもので、過大な油圧が人力ボート37へ作用
することを防止するものとなっている。
ここで、本第2実施例の作用について説明する。
特に、第2反力付与機構においては、人力ボート37に
人力される油圧は車速に感応したものとなっているため
、ローラ22がカム体21を押圧する力は車速の上昇と
共に増大することになる。このため、人力軸の回転抵抗
は車速の上昇と共に大きくなり、第8図に示すように車
速の増大と共に操舵力が増大する車速感応型の操舵力特
性を得ることができる。また、カム体21の形状により
、第1実施例の場合と同様に舵角の増大と共に操舵力が
大きくなるため、高油圧が供給される高速走待時には相
当大きな操舵力でステアリングホイールを操作しない限
り不用意な操舵操作によって操向車輪が大きく操舵され
ることはなく、安全性がより一層向上する。
また、車両の低速走行時は、第2反力付与機構34によ
る操舵力の制御は殆どなされないが、第1反力付与機構
33のぜんまいスプリング35によって、楕円歯車機構
2の設定とは独立に舵角の増大に応じて操舵力を増大す
る特性を設定できるものとなっている。
上記第2実施例によれば、上記第1実施例と同様の効果
が得られるほか、車速の増大と共に操舵力が増大するス
テアリング装置として好ましい特性を得ることができる
ので、高速走行時の操舵フィーリングが好適なものにな
ると共に、不用意な操舵操作により急操舵されることが
より確実に防止される効果を奏する。
さらに、通常のステアリング装置と同様に、人力軸3と
操舵出力軸14が同一軸線上に配置されるものであるた
め、車体を改修することなく通常のステアリング装置に
換えて本実施例の装置を搭載することができ、車両の仕
様に応じて通常型と小舵角型のステアリング装置を使い
分ける場合等において車両への搭載が容易で適用範囲が
広い利点がある。
なお、第1実施例においても、スプリングハウジング2
3の底部とスプリングリテーナ51との間に油圧室を形
成して、車速に感応した油圧を導入すれば、第2実施例
と同様の車速感応特性を得ることができる。
また、本発明は上記の各実施例に何ら限定されるもので
はなく、このほか種々の変形実施が可能であることは言
うまでもない。
(発明の効果) 以上、実施例とともに具体的に説明したように、本発明
によれば、反力付与機構を設けることにより、楕円歯車
機構により得られる操舵力特性とは独立して操舵力特性
を設定することができ、楕円歯車機構の設定により最適
な舵角特性を得ながら、反力付与機構の設定により操舵
力特性を最適なものに補正することができる効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図は本発明の第1実施例を示すもので、第1図
は装置の縦断面図、第2図は楕円歯車機構の平面図、第
3図は反力付与機構の平面図、第4図は舵角特性図、第
5図は操舵力特性図、第6〜8図は本発明の第2実施例
を示すもので、第6図は装置の縦断面図、第7図は油圧
供給装置の概略構成図、第8図は車速に対する操舵力特
性図である。 2・・・楕円歯車機構、4・・・第1楕円歯車6・・・
第2楕円歯車、20・・・反力付与機構33・・・第1
反力付与機構。 34・・・第2反力付与機構 第 2 区 第 3 図 出願人 三菱自動車工業林式会社 第 ζ 図 30   Go   90  120   +50ステ
アリンゲホイールオ南杵を角(deg)EIO 充

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ステアリングホィールの回転をステアリングギヤボック
    スに伝達する操舵力伝達経路に楕円歯車機構を介在させ
    るとともに、上記楕円歯車機構は、ステアリングホィー
    ル側に連結される第1の楕円歯車の最短径部とステアリ
    ングギヤボックスに連結される第2の楕円歯車の最長径
    部とが、ステアリングホィールの中立状態で相互に噛み
    合うよう構成されてなる小舵角ステアリング装置におい
    て、上記操舵力伝達経路に、舵角の増大に応じて上記操
    舵力伝達経路の回転抵抗を増大させる反力付与機構を装
    着したことを特徴とする小舵角ステアリング装置
JP1037427A 1988-04-27 1989-02-17 小舵角ステアリング装置 Pending JPH02216366A (ja)

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JP1037427A JPH02216366A (ja) 1989-02-17 1989-02-17 小舵角ステアリング装置
KR1019890004886A KR930007217B1 (ko) 1988-04-27 1989-04-13 소타각 스티어링 장치
GB8909470A GB2219563B (en) 1988-04-27 1989-04-26 Small-angle steering apparatus
FR8905555A FR2630700B1 (ja) 1988-04-27 1989-04-26
DE3913809A DE3913809C2 (de) 1988-04-27 1989-04-26 Lenkeinrichtung
US07/875,540 US5203421A (en) 1988-04-27 1992-04-27 Fast reaction steering mechanism

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59220453A (ja) * 1983-05-30 1984-12-11 Iseki & Co Ltd ステアリング装置
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