JPH02212635A - 摩擦材 - Google Patents
摩擦材Info
- Publication number
- JPH02212635A JPH02212635A JP3138689A JP3138689A JPH02212635A JP H02212635 A JPH02212635 A JP H02212635A JP 3138689 A JP3138689 A JP 3138689A JP 3138689 A JP3138689 A JP 3138689A JP H02212635 A JPH02212635 A JP H02212635A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brake
- cast iron
- disc
- vickers hardness
- particles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000002783 friction material Substances 0.000 title claims abstract description 17
- 239000002245 particle Substances 0.000 claims abstract description 26
- 229920000049 Carbon (fiber) Polymers 0.000 claims abstract description 17
- 239000004917 carbon fiber Substances 0.000 claims abstract description 17
- 229910001018 Cast iron Inorganic materials 0.000 claims abstract description 13
- 229920006231 aramid fiber Polymers 0.000 claims description 19
- VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N methane Chemical compound C VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 8
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 6
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 6
- 239000000945 filler Substances 0.000 abstract description 5
- 229920005989 resin Polymers 0.000 abstract description 5
- 239000011347 resin Substances 0.000 abstract description 5
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 4
- KZHJGOXRZJKJNY-UHFFFAOYSA-N dioxosilane;oxo(oxoalumanyloxy)alumane Chemical compound O=[Si]=O.O=[Si]=O.O=[Al]O[Al]=O.O=[Al]O[Al]=O.O=[Al]O[Al]=O KZHJGOXRZJKJNY-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 4
- 229910052863 mullite Inorganic materials 0.000 abstract description 4
- 239000000835 fiber Substances 0.000 abstract description 3
- 239000000377 silicon dioxide Substances 0.000 abstract description 3
- 235000012239 silicon dioxide Nutrition 0.000 abstract description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 abstract 1
- 239000004760 aramid Substances 0.000 description 11
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 7
- TZCXTZWJZNENPQ-UHFFFAOYSA-L barium sulfate Chemical compound [Ba+2].[O-]S([O-])(=O)=O TZCXTZWJZNENPQ-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 4
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 241001235534 Graphis <ascomycete fungus> Species 0.000 description 1
- 229910001060 Gray iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 229920000271 Kevlar® Polymers 0.000 description 1
- 229920000877 Melamine resin Polymers 0.000 description 1
- 101100355584 Mus musculus Rad51 gene Proteins 0.000 description 1
- 229910001297 Zn alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 1
- 229920003235 aromatic polyamide Polymers 0.000 description 1
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 description 1
- AXCZMVOFGPJBDE-UHFFFAOYSA-L calcium dihydroxide Chemical compound [OH-].[OH-].[Ca+2] AXCZMVOFGPJBDE-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 1
- 239000000920 calcium hydroxide Substances 0.000 description 1
- 229910001861 calcium hydroxide Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 1
- TVZPLCNGKSPOJA-UHFFFAOYSA-N copper zinc Chemical compound [Cu].[Zn] TVZPLCNGKSPOJA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- -1 etc. Substances 0.000 description 1
- 239000002657 fibrous material Substances 0.000 description 1
- 239000011256 inorganic filler Substances 0.000 description 1
- 229910003475 inorganic filler Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000004761 kevlar Substances 0.000 description 1
- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 description 1
- JDSHMPZPIAZGSV-UHFFFAOYSA-N melamine Chemical compound NC1=NC(N)=NC(N)=N1 JDSHMPZPIAZGSV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- CWQXQMHSOZUFJS-UHFFFAOYSA-N molybdenum disulfide Chemical compound S=[Mo]=S CWQXQMHSOZUFJS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052982 molybdenum disulfide Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000012766 organic filler Substances 0.000 description 1
- 239000003002 pH adjusting agent Substances 0.000 description 1
- 239000005011 phenolic resin Substances 0.000 description 1
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
し発明の目的]
〈産業上の利用分野〉
本発明は摩擦材に関し、特に鋳鉄からなる部利と摩擦す
るのに好適な摩擦材に関する。
るのに好適な摩擦材に関する。
〈従来の技術〉
従来から、例えば自動車用ディスクブレーキに於て、ブ
レーキパッドにカーボン繊維やアラミド繊維等からなる
繊維材、フィラー レジン等を含む摩擦材を用いること
が提案されており、その−例が特開昭62−10698
0号公報に開示されている。
レーキパッドにカーボン繊維やアラミド繊維等からなる
繊維材、フィラー レジン等を含む摩擦材を用いること
が提案されており、その−例が特開昭62−10698
0号公報に開示されている。
このようなディスクブレーキにあっては、ブレーキディ
スクに鋳鉄が用いられ、また摺接面の温度上昇によりブ
レーキディスク表面に11着するブレーキパッド側レジ
ンやフィラー、ディスク表面に成層する酸化層等を除去
し、清浄するべく、例えばセラミック粒子からなる硬質
粒子をブレーキパッド側摩擦利に分散させている。
スクに鋳鉄が用いられ、また摺接面の温度上昇によりブ
レーキディスク表面に11着するブレーキパッド側レジ
ンやフィラー、ディスク表面に成層する酸化層等を除去
し、清浄するべく、例えばセラミック粒子からなる硬質
粒子をブレーキパッド側摩擦利に分散させている。
しかるに、あまり硬度の高い硬質粒子をブレーキパッド
側に多く分散させると、ブレーキディスク側鋳鉄祠に対
する攻撃性が太き(なり、例えば短期間でブレーキディ
スクが部分的に著しく摩耗し、ブレーキディスクの厚さ
不同の量が増大する問題がある。
側に多く分散させると、ブレーキディスク側鋳鉄祠に対
する攻撃性が太き(なり、例えば短期間でブレーキディ
スクが部分的に著しく摩耗し、ブレーキディスクの厚さ
不同の量が増大する問題がある。
〈発明が解決しようとする課題〉
このような従来技術の問題点に鑑み、本発明の主な目的
は、鋳鉄材の摩耗量を可及的に低減すると共に当接部位
による摩耗量の差を可及的に減少し得る摩擦材を提供す
ることにある。
は、鋳鉄材の摩耗量を可及的に低減すると共に当接部位
による摩耗量の差を可及的に減少し得る摩擦材を提供す
ることにある。
[発明の構成]
〈課題を解決するための手段〉
このような目的は、本発明によれば、鋳鉄材と摩擦する
ための摩擦材であって、3重量%乃至30重量%のカー
ボン繊維と、2重量%乃至20重量%のアラミド繊維と
、ビッカース硬度が500以上の1種類若しくは2種類
以」−の硬質粒子とを含み、前記各硬質粒子の体積含有
百分率を、該粒子のビッカース硬度と該粒子の体積含有
百分率とを乗じた値の総加算値が8X 10”以下とな
るようにしたことを特徴とする摩擦材を提供することに
より達成される。
ための摩擦材であって、3重量%乃至30重量%のカー
ボン繊維と、2重量%乃至20重量%のアラミド繊維と
、ビッカース硬度が500以上の1種類若しくは2種類
以」−の硬質粒子とを含み、前記各硬質粒子の体積含有
百分率を、該粒子のビッカース硬度と該粒子の体積含有
百分率とを乗じた値の総加算値が8X 10”以下とな
るようにしたことを特徴とする摩擦材を提供することに
より達成される。
〈作用〉
このように、ビッカース硬度500以」二の硬質粒子の
体積含有率を制限することで鋳鉄材に対する攻撃性が低
下し、鋳鉄材の摩耗量が低減されると具に当接部位によ
る摩耗量の差が減少する。
体積含有率を制限することで鋳鉄材に対する攻撃性が低
下し、鋳鉄材の摩耗量が低減されると具に当接部位によ
る摩耗量の差が減少する。
〈実施例〉
以下、本発明の好適実施例を添イ(1の図面について詳
しく説明する。
しく説明する。
第1図は本発明が適用された自動車用ディスクブレーキ
1を示す模式的な構成図である。このディスクブレーキ
1は、図示されない車輪と一体的に回転するブレーキデ
ィスク2と、固定キャリパ3に支持され、ブレーキディ
スク2を挾んで対峙すると共にその背面に図示されない
油圧手段をもって油圧が供給される一対のシリンダ4と
、該シリンダに固定され、実際にブレーキディスク2と
摩擦するブレーキパッド5とを有している。
1を示す模式的な構成図である。このディスクブレーキ
1は、図示されない車輪と一体的に回転するブレーキデ
ィスク2と、固定キャリパ3に支持され、ブレーキディ
スク2を挾んで対峙すると共にその背面に図示されない
油圧手段をもって油圧が供給される一対のシリンダ4と
、該シリンダに固定され、実際にブレーキディスク2と
摩擦するブレーキパッド5とを有している。
ここで、ブレーキディスク2には、JIS G550
1のねずみ鋳鉄FC25を用いている。
1のねずみ鋳鉄FC25を用いている。
また、ブレーキパッド5には、繊維相としてパルプ状ア
ラミド繊維5.3体積%(以下vo1%と記す)と、直
径7μmであって全長6mmの切断アラミド繊維2.7
VO1%及び直径6μIηであって全長3闘のカーボン
繊維6. Qvo1%と、摩擦係数を大きくするため
の金属粉末として銅粉末3.0νO1%、ステンレス鋼
(SUS304)粉末2゜5vol%及び銅−亜鉛合金
粉末6.0vol%と、−に記金属粉末とブレーキディ
スク2さの部分的な凝着を防止するための固体潤滑相と
してグラフアイ)□5.0vo1%及び二硫化モリブデ
ン8. Ov。
ラミド繊維5.3体積%(以下vo1%と記す)と、直
径7μmであって全長6mmの切断アラミド繊維2.7
VO1%及び直径6μIηであって全長3闘のカーボン
繊維6. Qvo1%と、摩擦係数を大きくするため
の金属粉末として銅粉末3.0νO1%、ステンレス鋼
(SUS304)粉末2゜5vol%及び銅−亜鉛合金
粉末6.0vol%と、−に記金属粉末とブレーキディ
スク2さの部分的な凝着を防止するための固体潤滑相と
してグラフアイ)□5.0vo1%及び二硫化モリブデ
ン8. Ov。
1%と、高温時にブレーキパッド5の摩耗及び摩擦係数
の低下を抑制するための比較的低硬度の無機充填材とし
て硫酸バリウム16.1vol%と、低面圧時の摩擦係
数を安定させるための有機充填材としてメラミンダスト
16.0vol %と、バインダとしてフェノールレジ
ン2B、0vol%と、pH調整剤として水酸化カルシ
ウム1. 0vol%と、ブレーキディスク2の表面に
付着するブレーキパッド5側レジンやフィラー、ディス
ク表面に成層する酸化層等を除去し、清浄する二酸化珪
素、ムライト及びアルミナの各々を後記する比率で混合
してなる硬質粒子4.32VOI%とを含む摩擦利を用
いている。
の低下を抑制するための比較的低硬度の無機充填材とし
て硫酸バリウム16.1vol%と、低面圧時の摩擦係
数を安定させるための有機充填材としてメラミンダスト
16.0vol %と、バインダとしてフェノールレジ
ン2B、0vol%と、pH調整剤として水酸化カルシ
ウム1. 0vol%と、ブレーキディスク2の表面に
付着するブレーキパッド5側レジンやフィラー、ディス
ク表面に成層する酸化層等を除去し、清浄する二酸化珪
素、ムライト及びアルミナの各々を後記する比率で混合
してなる硬質粒子4.32VOI%とを含む摩擦利を用
いている。
ここで、本実施例のアラミド繊維は、ケブラー4つ(デ
ュポン社商標)からなるアラミド繊維である。また、本
実施例のカーボン繊維は、l・レカT300 (東し社
商標)からなる耐熱性及び強度の高いPAN系カーボン
繊維である。
ュポン社商標)からなるアラミド繊維である。また、本
実施例のカーボン繊維は、l・レカT300 (東し社
商標)からなる耐熱性及び強度の高いPAN系カーボン
繊維である。
尚、本実施例では熱伝導率の大きなカーボン繊維を用い
ているが、これに熱伝導率の比較的小さなアラミド繊維
を組合せることにより、ブレーキのベイパーロックを防
止できるばかりでなく、アラミド繊維が、メタ系アラミ
ド繊維よりも耐熱性(摩耗クラック等に対する耐久性)
の高いパラ系アラミド繊維からなることから、カーボン
繊維と組合せることにより、耐熱性、耐久性、耐フエー
ド性の優れた摩擦材が得られる。また、PAN系カーボ
ン繊維は高温時の摩擦係数(μ)の安定化に寄与してお
り、このPAN系カーボン繊維は、充分な補強効果を得
るために直径を1.5μm以下とすると良く、更に補強
効果及びカーボン繊組:自体の分散効果を得るために、
その全長を0.5mm〜9.0mmの範囲とすると良い
。
ているが、これに熱伝導率の比較的小さなアラミド繊維
を組合せることにより、ブレーキのベイパーロックを防
止できるばかりでなく、アラミド繊維が、メタ系アラミ
ド繊維よりも耐熱性(摩耗クラック等に対する耐久性)
の高いパラ系アラミド繊維からなることから、カーボン
繊維と組合せることにより、耐熱性、耐久性、耐フエー
ド性の優れた摩擦材が得られる。また、PAN系カーボ
ン繊維は高温時の摩擦係数(μ)の安定化に寄与してお
り、このPAN系カーボン繊維は、充分な補強効果を得
るために直径を1.5μm以下とすると良く、更に補強
効果及びカーボン繊組:自体の分散効果を得るために、
その全長を0.5mm〜9.0mmの範囲とすると良い
。
また、本実施例では、摩擦月にパルプ状及び切断アラミ
ド繊維を合せて3.82wL%混合したが、実際には2
〜20wt%の範囲で混合すれば良い。
ド繊維を合せて3.82wL%混合したが、実際には2
〜20wt%の範囲で混合すれば良い。
ここで、アラミド繊維か2wt%未満であると、プリフ
ォーム成形が困難になり、また20wt%を越えると高
温時に摩擦係数が低下する。
ォーム成形が困難になり、また20wt%を越えると高
温時に摩擦係数が低下する。
また、本実施例では、摩擦材にパルプ状アラミド繊維を
2.53wL%混合したが、パルプ状アラミド繊維は、
耐久性を向」ニさせるばかりでなく、かさ密度の増大し
易い切断アラミド繊維を取り込み、体積増加を好適に抑
制する効果及びフィラーレジン及び比較的偏析し易いカ
ーボン繊維等を取り込み、好適に分散させる効果を有し
ている。
2.53wL%混合したが、パルプ状アラミド繊維は、
耐久性を向」ニさせるばかりでなく、かさ密度の増大し
易い切断アラミド繊維を取り込み、体積増加を好適に抑
制する効果及びフィラーレジン及び比較的偏析し易いカ
ーボン繊維等を取り込み、好適に分散させる効果を有し
ている。
また、本実施例では、摩擦材に切断アラミド繊維、を1
.29wt%混合したが、切断アラミド繊維は、ブレー
キディスク2の攻撃性を低下させ、かつ耐久性を一層向
」ニさせる効果がある。ここで、本実施例に用いたパラ
系パルプ状アラミド繊維が高い耐久性を有していること
から、例えば切断アラミド繊維を混合しなくても充分な
耐久性が得られる。
.29wt%混合したが、切断アラミド繊維は、ブレー
キディスク2の攻撃性を低下させ、かつ耐久性を一層向
」ニさせる効果がある。ここで、本実施例に用いたパラ
系パルプ状アラミド繊維が高い耐久性を有していること
から、例えば切断アラミド繊維を混合しなくても充分な
耐久性が得られる。
また、本実施例では、摩擦材にPAN系のカーボン繊維
を3.60wt%混合したが、実際には3〜3Qwt%
の範囲で混合すれば良い。ここで、カーボン繊維が3w
t%未満であると、高温時に摩擦係数が安定化し難く、
また30wt%を越えると常用温度に於ける摩擦係数が
低下する。
を3.60wt%混合したが、実際には3〜3Qwt%
の範囲で混合すれば良い。ここで、カーボン繊維が3w
t%未満であると、高温時に摩擦係数が安定化し難く、
また30wt%を越えると常用温度に於ける摩擦係数が
低下する。
」−記したブレーキパッド5の摩擦利に硬質粒子として
、ビッカース硬度(以下Hvと記す)1−080の二酸
化珪素、Hv1860のムライト、Hv2370のアル
ミナの混合体積%を変化させたものを、各々試、験台」
二にて10000 kmの距離を走行してブレーキのオ
ン/オフの繰り返し試験を行い、その後のブレーキディ
スク2の厚さの径方向に沿う差、即ち当接部位による摩
耗量の差を厚さ不同として測定し、第2図のグラフに示
した。
、ビッカース硬度(以下Hvと記す)1−080の二酸
化珪素、Hv1860のムライト、Hv2370のアル
ミナの混合体積%を変化させたものを、各々試、験台」
二にて10000 kmの距離を走行してブレーキのオ
ン/オフの繰り返し試験を行い、その後のブレーキディ
スク2の厚さの径方向に沿う差、即ち当接部位による摩
耗量の差を厚さ不同として測定し、第2図のグラフに示
した。
ここで、第2図の横軸は、Hv500以上の各硬質粒子
のHvと含有体積%とを乗じた値の総加算値であり、縦
軸は、ブレーキディスク2の当接各部位に於ける厚さの
差(厚さ不同)である。
のHvと含有体積%とを乗じた値の総加算値であり、縦
軸は、ブレーキディスク2の当接各部位に於ける厚さの
差(厚さ不同)である。
第2図に良く示すように、各硬質粒子のHvと含有体積
%とを乗じた値の総加算値が8×1−〇3を超えるとブ
レーキディスク2の厚さ不同が飛躍的に大きくなること
が判る。また、」二記総加算値が8×103以下であれ
ばディスクの厚さ不同が5〜1.0μmの極めて小さな
範囲となることが判る。
%とを乗じた値の総加算値が8×1−〇3を超えるとブ
レーキディスク2の厚さ不同が飛躍的に大きくなること
が判る。また、」二記総加算値が8×103以下であれ
ばディスクの厚さ不同が5〜1.0μmの極めて小さな
範囲となることが判る。
尚、本発明は」二記実施例に限定されず様々な応用が可
能であり、例えば、本実施例では、硬質粒子の硬度にビ
ッカース硬度を用いたが、他の方法による硬度に換算し
て取扱うこともてきることは云うまでもない。
能であり、例えば、本実施例では、硬質粒子の硬度にビ
ッカース硬度を用いたが、他の方法による硬度に換算し
て取扱うこともてきることは云うまでもない。
[発明の効果]
このように本発明によれば、摩擦材中のビッカース硬度
500以上の硬質粒子の含有量を制限することで鋳鉄に
対する摩擦時の攻撃性が低下し、鋳鉄材の摩耗量を低減
できる。また、当接部位による摩耗量の差をも減少でき
ることから、例えば自動車用ディスクブレーキに於ける
ブレーキディスクの厚さ不同を可及的に抑制することが
可能となる。以−1−のことから本発明の効果は極めて
大である。
500以上の硬質粒子の含有量を制限することで鋳鉄に
対する摩擦時の攻撃性が低下し、鋳鉄材の摩耗量を低減
できる。また、当接部位による摩耗量の差をも減少でき
ることから、例えば自動車用ディスクブレーキに於ける
ブレーキディスクの厚さ不同を可及的に抑制することが
可能となる。以−1−のことから本発明の効果は極めて
大である。
第1図は本発明が適用された自動車用ディスクブレーキ
の模式的な構成図である。 第2図は第11図のディスクブレーキに於けるブレーキ
パッドに含まれる硬質粒子のビッカース硬度及びその含
有量と、ブレーキディスクの当接部位による厚さ不同と
の関係を示すグラフである。 1・・・ディスクブレーキ2・・・ブレーキディスク3
・・・キャリパ 4・・・シリンダ5・・・ディ
スクパッド 特 許 出 願 人 本日」技研工業株式会社同
日信工業株式会社
の模式的な構成図である。 第2図は第11図のディスクブレーキに於けるブレーキ
パッドに含まれる硬質粒子のビッカース硬度及びその含
有量と、ブレーキディスクの当接部位による厚さ不同と
の関係を示すグラフである。 1・・・ディスクブレーキ2・・・ブレーキディスク3
・・・キャリパ 4・・・シリンダ5・・・ディ
スクパッド 特 許 出 願 人 本日」技研工業株式会社同
日信工業株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 鋳鉄材と摩擦するための摩擦材であって、 3重量%乃至30重量%のカーボン繊維と、2重量%乃
至20重量%のアラミド繊維と、ビッカース硬度が50
0以上の1種類若しくは2種類以上の硬質粒子とを含み
、 前記各硬質粒子の体積含有百分率を、該粒子のビッカー
ス硬度と該粒子の体積含有百分率とを乗じた値の総加算
値が8×10^3以下となるようにしたことを特徴とす
る摩擦材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1031386A JPH0749814B2 (ja) | 1989-02-10 | 1989-02-10 | 摩擦材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1031386A JPH0749814B2 (ja) | 1989-02-10 | 1989-02-10 | 摩擦材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02212635A true JPH02212635A (ja) | 1990-08-23 |
JPH0749814B2 JPH0749814B2 (ja) | 1995-05-31 |
Family
ID=12329822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1031386A Expired - Lifetime JPH0749814B2 (ja) | 1989-02-10 | 1989-02-10 | 摩擦材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0749814B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0360254A2 (en) * | 1988-09-20 | 1990-03-28 | Nissan Motor Co., Ltd. | Friction device |
US5323883A (en) * | 1988-09-20 | 1994-06-28 | Nissan Motor Company, Limited | Friction device |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5755741A (en) * | 1980-09-19 | 1982-04-02 | Hitachi Ltd | Charger |
JPS6367436A (ja) * | 1986-09-04 | 1988-03-26 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 摩擦材組成物 |
JPS63297834A (ja) * | 1987-05-29 | 1988-12-05 | Toho Rayon Co Ltd | 摩擦材 |
-
1989
- 1989-02-10 JP JP1031386A patent/JPH0749814B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5755741A (en) * | 1980-09-19 | 1982-04-02 | Hitachi Ltd | Charger |
JPS6367436A (ja) * | 1986-09-04 | 1988-03-26 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 摩擦材組成物 |
JPS63297834A (ja) * | 1987-05-29 | 1988-12-05 | Toho Rayon Co Ltd | 摩擦材 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0360254A2 (en) * | 1988-09-20 | 1990-03-28 | Nissan Motor Co., Ltd. | Friction device |
US5323883A (en) * | 1988-09-20 | 1994-06-28 | Nissan Motor Company, Limited | Friction device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0749814B2 (ja) | 1995-05-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2647164B2 (ja) | 摩擦材 | |
US5339931A (en) | Porous copper powder modified friction material | |
US4926978A (en) | Friction pad for use with disc brake | |
US5028494A (en) | Brake disk material for railroad vehicle | |
US5306678A (en) | Disc brake for vehicles | |
JP3103376B2 (ja) | 金属マトリックス複合物コンポーネント | |
US5866636A (en) | Non-asbestos friction material | |
JP2023529230A (ja) | 摩擦制動体、摩擦ブレーキおよび摩擦制動体を製造する方法 | |
EP0778901A1 (en) | Perlitic grey iron for brake components | |
JPH02212635A (ja) | 摩擦材 | |
US5521015A (en) | Metal matrix composite component | |
EP0701071B1 (en) | Non-asbestos friction material | |
GB2030665A (en) | Disc Brake Device for Vehicles | |
CA2209244A1 (en) | Noise abating components | |
EP0679818B1 (en) | Friction material | |
JP2722349B2 (ja) | 自動車用ブレーキディスク材、ブレーキライニング材およびディスクブレーキ装置 | |
JP3357949B2 (ja) | 高速鉄道車両用ブレーキディスク材料 | |
JP2709124B2 (ja) | 摩擦材 | |
JP2000355685A (ja) | 摩擦材料 | |
JPH05117633A (ja) | 摩擦材 | |
JPH0343485A (ja) | 摩擦材 | |
JP3113076B2 (ja) | 軽合金製部材の表面改質方法 | |
KR100321291B1 (ko) | 브레이크 드럼용 재료 | |
JP3220613B2 (ja) | 摩擦材 | |
JPH09118947A (ja) | アルミニウム基複合材ブレーキディスクとこれを用いたブレーキシステム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090531 Year of fee payment: 14 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090531 Year of fee payment: 14 |