JPH02212584A - 冷媒組成物 - Google Patents
冷媒組成物Info
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- JPH02212584A JPH02212584A JP1033063A JP3306389A JPH02212584A JP H02212584 A JPH02212584 A JP H02212584A JP 1033063 A JP1033063 A JP 1033063A JP 3306389 A JP3306389 A JP 3306389A JP H02212584 A JPH02212584 A JP H02212584A
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Landscapes
- Lubricants (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、冷蔵庫、空調機等釦用いられる冷媒組成物に
関するものである。
関するものである。
従来の技術
冷蔵庫やエアコン等の圧縮機には運転を円滑にするため
に潤滑油が用いられているが、この潤滑油が圧縮された
冷媒と共に凝縮器や蒸発器等のシステムへ流出すること
により種々の問題が生じる。
に潤滑油が用いられているが、この潤滑油が圧縮された
冷媒と共に凝縮器や蒸発器等のシステムへ流出すること
により種々の問題が生じる。
例えば、熱交換器である凝縮器や蒸発器の内部表面に油
膜を形成して伝熱を妨げる、あるいは吸入管の内部表面
に付着した油によって冷媒ガスの吸入抵抗が増大する等
の点である。また、これらの問題を軽減するためにシス
テム配管内に油分離器を設けて冷媒と潤滑油を分離し、
潤滑油を別系統で圧縮機に戻す配管がなされる場合があ
るが、コストの点で不利となる。
膜を形成して伝熱を妨げる、あるいは吸入管の内部表面
に付着した油によって冷媒ガスの吸入抵抗が増大する等
の点である。また、これらの問題を軽減するためにシス
テム配管内に油分離器を設けて冷媒と潤滑油を分離し、
潤滑油を別系統で圧縮機に戻す配管がなされる場合があ
るが、コストの点で不利となる。
そこで、上記問題点を解決するため潤滑油の封入量を減
らすあるいは全く不要とする目的で、冷媒にステアリン
酸等の潤滑性添加剤を加えて圧縮機各部の潤滑を維持す
る試みがなされている。このような優れた潤滑性のある
ステアリン酸等の極性基を有する脂肪族炭化水素は一般
にフロン系冷媒に対して相溶性が悪くシステム配管内で
析出分離し、蒸発器中に滞留するあるいは配管が詰まる
等の問題が生じるため、冷媒との相溶性を向上する目的
でフロン系冷媒と極性基をもつ脂肪族炭化水素の両方に
対して相溶性に優れる第３成分を加えることが必要であ
った（例えば、特公昭６〇−１５６６４等）。
らすあるいは全く不要とする目的で、冷媒にステアリン
酸等の潤滑性添加剤を加えて圧縮機各部の潤滑を維持す
る試みがなされている。このような優れた潤滑性のある
ステアリン酸等の極性基を有する脂肪族炭化水素は一般
にフロン系冷媒に対して相溶性が悪くシステム配管内で
析出分離し、蒸発器中に滞留するあるいは配管が詰まる
等の問題が生じるため、冷媒との相溶性を向上する目的
でフロン系冷媒と極性基をもつ脂肪族炭化水素の両方に
対して相溶性に優れる第３成分を加えることが必要であ
った（例えば、特公昭６〇−１５６６４等）。
発明が解決しようとする課題
しかしながら、上記の構成では運転条件などの変化によ
って各成分の濃度が変化して相溶性が低下し蒸発器中に
滞留したり、機械部の潤滑効果が十分得られなくなる問
題があった。そこで、それ自身がフロン系冷媒との相溶
性が高くかつ優れた潤滑性を持つ添加剤が望まれていた
。
って各成分の濃度が変化して相溶性が低下し蒸発器中に
滞留したり、機械部の潤滑効果が十分得られなくなる問
題があった。そこで、それ自身がフロン系冷媒との相溶
性が高くかつ優れた潤滑性を持つ添加剤が望まれていた
。
本発明は上記課題に鑑み、優れた潤滑性を持ちかつフロ
ン系冷媒との相溶性が高い添加剤を冷媒に配合すること
によって、圧縮機の潤滑油の封入量を低減あるいは全く
なくし、油に関する上記問題点を改善しシステムの性能
を向上させるものである。
ン系冷媒との相溶性が高い添加剤を冷媒に配合すること
によって、圧縮機の潤滑油の封入量を低減あるいは全く
なくし、油に関する上記問題点を改善しシステムの性能
を向上させるものである。
課題を解決するための手段
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、
冷媒中に脂肪族炭化水素末端とフッ素化炭化水素末端と
極性基とを同一分子内に含む化合物を添加することでそ
れらを解決できることを見い出した。
冷媒中に脂肪族炭化水素末端とフッ素化炭化水素末端と
極性基とを同一分子内に含む化合物を添加することでそ
れらを解決できることを見い出した。
すなわち、本発明の冷媒組成物は、炭素数１〜６の塩化
フッ素化炭素または塩化フッ素化炭化水素から成る冷媒
に対する添加剤の一成分として、同一分子内に炭素数１
４〜３０の脂肪族炭化水素末端と炭素数４〜２２のフッ
素化炭化水素末端とを各１個以上有し、かつ極性基を１
個以上有する化合物を０．００１〜１０重量％配合した
ことを特徴とする冷媒組成物であって好ましくは上記極
性基として、 のうちの少なくとも１種を含む冷媒組成物である。
フッ素化炭素または塩化フッ素化炭化水素から成る冷媒
に対する添加剤の一成分として、同一分子内に炭素数１
４〜３０の脂肪族炭化水素末端と炭素数４〜２２のフッ
素化炭化水素末端とを各１個以上有し、かつ極性基を１
個以上有する化合物を０．００１〜１０重量％配合した
ことを特徴とする冷媒組成物であって好ましくは上記極
性基として、 のうちの少なくとも１種を含む冷媒組成物である。
作 用
本発明の冷媒に含まれる前記化合物はその分子内に脂肪
族炭化水素末端とフッ素化炭化水素末端と極性基とを有
しておシ、極性基が金属表面に吸着することにより脂肪
族炭化水素およびフッ素化炭化水素を外に向けた形で配
向するため摺動部での金属接触が防げ、優れた潤滑作用
を示す。また、フロン系冷媒との相溶性の扁いフッ素化
炭化水素末端をその分子内に持つことによシ、フロン系
冷媒に対する相溶性を高めシステム内での析出分離を防
ぐことができる。
族炭化水素末端とフッ素化炭化水素末端と極性基とを有
しておシ、極性基が金属表面に吸着することにより脂肪
族炭化水素およびフッ素化炭化水素を外に向けた形で配
向するため摺動部での金属接触が防げ、優れた潤滑作用
を示す。また、フロン系冷媒との相溶性の扁いフッ素化
炭化水素末端をその分子内に持つことによシ、フロン系
冷媒に対する相溶性を高めシステム内での析出分離を防
ぐことができる。
実施例
本発明の冷媒組成物について、冷媒との相溶性を評価し
た結果を別表に示す。ここで供試した本発明の冷媒組成
物は以下に示す冷媒と添加剤で構成した。
た結果を別表に示す。ここで供試した本発明の冷媒組成
物は以下に示す冷媒と添加剤で構成した。
（冷媒） フロン１２（ＣＣｌ２Ｆ３）（添加剤）
ＨＣ４Ｆ８ＣＨ２゜
２２Ｈ４６
０１８Ｈ３７Ｓ
を用い、
これを次表の通り調整した。
なお、
比較
例として、
ヌテアリン酸を添加した場合を併せて
示す。
添加剤の相溶性は、フロン（Ｒ１２）に対して所定含有
量の添加剤が溶解する下限の温度で評価した。
量の添加剤が溶解する下限の温度で評価した。
表で示した様に、比較例の極性基を持つ脂４−化水素で
あるステアリン酸がＯ’Ｃ以下ではほとんど溶解しない
のに対して、本発明の添加剤は低温での溶解性が良好で
あった。
あるステアリン酸がＯ’Ｃ以下ではほとんど溶解しない
のに対して、本発明の添加剤は低温での溶解性が良好で
あった。
以上の様に本実施例によれば、冷媒添加剤を脂肪族炭化
水素末端と、フッ素化炭化水素末端と、極性基とを同一
分子内に含む構造にすることによシ、冷［（フロン１２
）との相溶性を高めシステム内での析出分離に起因する
種々の問題が解決できる。
水素末端と、フッ素化炭化水素末端と、極性基とを同一
分子内に含む構造にすることによシ、冷［（フロン１２
）との相溶性を高めシステム内での析出分離に起因する
種々の問題が解決できる。
なお、本発明の冷媒添加剤である脂肪族炭化水素末端と
フッ素化炭化水素末端と極性基とを同一分子内に含む化
合物は、脂肪族炭化水素末端として、炭素数１４〜３ｏ
の直鎖または分岐の飽和または不飽和脂肪族炭化水素基
が適当であシ、炭素数１３以下であると十分な潤滑効果
が得られ難く、炭素数３１以上ではフロン系冷媒との相
溶性の改善が困難となる。また、フッ素化炭化水素末端
としては、部分フッ素化または全フッ素化された炭素数
４〜２２のものが適当であって、たとえば下記のものが
それに該当する。
フッ素化炭化水素末端と極性基とを同一分子内に含む化
合物は、脂肪族炭化水素末端として、炭素数１４〜３ｏ
の直鎖または分岐の飽和または不飽和脂肪族炭化水素基
が適当であシ、炭素数１３以下であると十分な潤滑効果
が得られ難く、炭素数３１以上ではフロン系冷媒との相
溶性の改善が困難となる。また、フッ素化炭化水素末端
としては、部分フッ素化または全フッ素化された炭素数
４〜２２のものが適当であって、たとえば下記のものが
それに該当する。
ＣｎＦ２ｎ＋１（０（２）ｍ−〔２≦ｎ≦２２．４−ｎ
−≦２２−ｎ〕Ｈ（ＣＦ２）ｎ（α２）Ｉｎ−〔２≦ｎ
≦２２．４−ｎ９≦２２−ｎ、］Ｃｎ’２ｎ−１− 〔４≦ｎ≦１２〕 Ｆ なお、炭素数が３以下の場合にはフロン系冷媒との相溶
性改善効果が得られず、炭素数２２以上の場合はそれ自
身の冷媒への溶解性が低下する。
−≦２２−ｎ〕Ｈ（ＣＦ２）ｎ（α２）Ｉｎ−〔２≦ｎ
≦２２．４−ｎ９≦２２−ｎ、］Ｃｎ’２ｎ−１− 〔４≦ｎ≦１２〕 Ｆ なお、炭素数が３以下の場合にはフロン系冷媒との相溶
性改善効果が得られず、炭素数２２以上の場合はそれ自
身の冷媒への溶解性が低下する。
また、前記化合物中には前記極性基を少なくとも１種以
上含むことが望ましく、これらを含まない場合には潤滑
性が著しく低下する。
上含むことが望ましく、これらを含まない場合には潤滑
性が著しく低下する。
本発明の冷媒としての塩化フッ素化炭素または塩化フッ
素化炭化水素としては、炭素数１〜５のものが適当であ
るが、ＣＣｌ２Ｆ２．ＣＨＣｌＦ２゜ＣＨ２Ｆ−ＣＦ３
などの炭素数１〜２のものが特に有効である。そして
、これらの冷媒に対して前記化合物を重量比で０．００
１〜１０重量％さらに好ましくは０，０５〜１重量％添
加する。添加量が０．００１ 重量％よりも少ないと
十分な潤滑性能が得られ難く、１ｏ重量％よシも多いと
低温での相溶性が得られない。
素化炭化水素としては、炭素数１〜５のものが適当であ
るが、ＣＣｌ２Ｆ２．ＣＨＣｌＦ２゜ＣＨ２Ｆ−ＣＦ３
などの炭素数１〜２のものが特に有効である。そして
、これらの冷媒に対して前記化合物を重量比で０．００
１〜１０重量％さらに好ましくは０，０５〜１重量％添
加する。添加量が０．００１ 重量％よりも少ないと
十分な潤滑性能が得られ難く、１ｏ重量％よシも多いと
低温での相溶性が得られない。
さらに冷媒に添加される酸化防止剤等を前記化合物とは
別に必要に応じて基油に配合することができる。
別に必要に応じて基油に配合することができる。
発明の効果
以上のように本発明によれば、同一分子内に脂肪族炭化
水素末端とフッ素化炭化水素末端と極性基とを有する化
合物を冷媒に添加することによシ、低温での相溶性を十
分保ちながら冷媒の潤滑性を向上させることができ、結
果として熱交換器の伝熱を妨げる等の問題点がある圧議
機の潤滑油の封入量を低減あるいは全くなくすことがで
きる。
水素末端とフッ素化炭化水素末端と極性基とを有する化
合物を冷媒に添加することによシ、低温での相溶性を十
分保ちながら冷媒の潤滑性を向上させることができ、結
果として熱交換器の伝熱を妨げる等の問題点がある圧議
機の潤滑油の封入量を低減あるいは全くなくすことがで
きる。
Claims (2)
- （１）炭素数１〜５の塩化フッ素化炭素または塩化フッ
素化炭化水素から成る冷媒に対し、添加剤の一成分とし
て、同一分子内に炭素数１４〜３０の脂肪族炭化水素末
端と炭素数４〜２２のフッ素化炭化水素末端とを各１個
以上有し、かつ極性基を１個以上有する化合物を０．０
０１〜１０重量％配合したことを特徴とする冷媒組成物
。 - （２）極性基として次の群のうち少なくとも１種を含む
特許請求の範囲第１項に記載の冷媒組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
表等があります▼、−ＯＨ、−ＳＨ、−ＮＨ＿２、■Ｎ
Ｈ、■Ｎ、▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式
、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、表等が
あります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
表等があります▼、▲数式、化学式、表等があります▼
、▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式
、表等があります▼、▲数式、化学式、表等があります
▼、▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学
式、表等があります▼、■Ｐ＝Ｏ、 ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
表等があります▼、▲数式、化学式、表等があります▼
、■Ｐ＝Ｓ、 ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
表等があります▼、▲数式、化学式、表等があります▼
、▲数式、化学式、表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
表等があります▼、▲数式、化学式、表等があります▼
、▲数式、化学式、表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼、■Ｐ、▲数式、化
学式、表等があります▼、▲数式、化学式、表等があり
ます▼、▲数式、化学式、表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
表等があります▼、−Ｃ≡Ｎ、▲数式、化学式、表等が
あります▼〔ｎ＝３または４〕。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1033063A JPH02212584A (ja) | 1989-02-13 | 1989-02-13 | 冷媒組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1033063A JPH02212584A (ja) | 1989-02-13 | 1989-02-13 | 冷媒組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02212584A true JPH02212584A (ja) | 1990-08-23 |
Family
ID=12376277
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1033063A Pending JPH02212584A (ja) | 1989-02-13 | 1989-02-13 | 冷媒組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02212584A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002034389A3 (en) * | 2000-10-27 | 2002-12-05 | Union Carbide Chem Plastic | Dendritic macromolecules for metal-ligand catalyzed processes |
-
1989
- 1989-02-13 JP JP1033063A patent/JPH02212584A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002034389A3 (en) * | 2000-10-27 | 2002-12-05 | Union Carbide Chem Plastic | Dendritic macromolecules for metal-ligand catalyzed processes |
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