JPH02212531A - 重合体被覆セリサイト発泡体の製造法 - Google Patents

重合体被覆セリサイト発泡体の製造法

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JPH02212531A
JPH02212531A JP3329689A JP3329689A JPH02212531A JP H02212531 A JPH02212531 A JP H02212531A JP 3329689 A JP3329689 A JP 3329689A JP 3329689 A JP3329689 A JP 3329689A JP H02212531 A JPH02212531 A JP H02212531A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産」−bケ泗」した厨− 本発明は重合体で被覆された無機フィラー粒子の製造法
、更に詳しくは本発明は水性重合体エマルジョンと水中
にコロイド分散可能でかつ水中でその乳化重合体とは反
対の電荷を有する無機フィラーの微粉体とを混合するこ
とから成る乳化重合体で被覆された無機フィラー粒子の
装造法に関する。この重合体被覆無機フィラー粒子はス
ラリー又はペーストとして無機フィラー含有発泡重合体
の製造に特に有用であると共に、乾燥状態では圧縮成形
等の成形材料として、あるいは他の樹脂に対する強化材
料として用いることができる。
良米A滋工 (放線な無機充填材を重合体で被覆する方法として特開
昭61−16936号公報に開示されるものが知られて
いる。すなわち、この特開昭61−16936号公報に
は、熱可塑樹脂強化用充填材としてのアスペクト比5〜
100の鉱物繊維の表面特性(親水性)を疎水性に変性
し、マトリックス樹脂たる熱可塑性樹脂との親和性を向
上させるために、そのような鉱物繊維を懸濁分散して含
有する水性媒質中でビニル系単量体をラジカル開始剤に
より懸濁重きさせる方法が開示される。この公報の記載
によれば、その懸濁重合においてビニル系単量体は鉱物
繊維の表面にグラフト重合され、重合が進行して繊維表
面が最終的にビニル系重合体で被覆される。
従って、この方法は鉱物繊維に対するビニル系単量体の
グラフト重合という化学的手段による微細無機質材料の
被覆法ということができる。
l帆へ11 本発明は前記特開昭81−16936号公報記載の化学
的方法とは異って全く物理的な方法によってより容易に
、そしてそれにもかかわらず表面を均一に被覆し得る新
規な微細無機質材料の重合体による被覆方法を提供する
ことを目的とする。
従って、本発明によれば、重合体の水性エマルジョンと
水中にコロイド分散可能でかつ水中でその乳化重合体の
電荷に対して反対の電荷を有する無機フィラーの微粉体
又はその水分散液とを均質なスラリー乃至ペーストが得
られるのに十分な時間混合し、そして過剰の水を除去し
又は除去せずに、表面が乳化重合体で被覆された個々の
無機フィラー微粉体粒子をスラリー状乃至ペースト状で
得ることから成る、そのスラリー乃至ベース]・を脱水
、乾燥すれば生成型自体被覆フィラー粒子を個々に分離
した状態に転化し得る重合体被覆無機フィラー粒子の製
造法が提供される。
E記の本発明の方法において、水性重合体エマルジョン
の構成重合体は後記において明らかにされるように水性
エマルジョンを形成し得るものであればいかなる重合体
であってもよい。従って、本発明において水性重合体エ
マルジョンは水性乳化重合可能な単量体の乳化重合によ
って得られる水性重合体エマルジョンがそのまま使用で
きると共に、他の重合方法で製造され、単離された、乳
化可能な粒度まで粉砕可能な重合体をそのような粒度に
粉砕し、水中に乳濁させることによって得られる水性重
合体エマルジョンも使用することができる。1表者の重
合体エマルジョンにおいてその形成のために常用の乳化
剤、例えばドデジルヘンゼンスルホン酸ナトリウム、ラ
ウリル硫酸ナトリウム等を使用し得ることは言うまでも
ない。このような水性重合体エマルジョンにおいて重合
体は周知のようにミセル分散してポリマーコロイドを形
成している。このようなポリマーコロイド粒子は一般に
懸濁粒子に比して著しく小さい、数十又は数百オングス
トロームオーダー乃至ミクロンオーダーの粒径を有して
いる。
本発明において「重合体」とは水中で正又は負の電荷を
有する重合体を意味する。ここで、重合体の「電荷」と
は所謂カチオン重合体やアニオン重合体のイオン電荷の
みならず、アニオン重きやカチオン重合で用いられる重
合開始剤に由来する電荷、あるいは固/液界面において
ゼータ−電位(ζ電位)又は単極電位(ε−電位)を生
じさせる原因となる重合体の表面電荷等を意味し、その
種類は問わない。また、本発明において「重合体」とは
単独重合体及び2種以上の単量体単位から成る共重合体
を意味し、それはまた特定の重合v1構に制限されるも
のではない。
本発明において重合体は水性エマルジョンを形成し得る
ものであればどのような重合体であってもよいことは当
業者であれば本発明の趣旨から容易に理解できるであろ
う。本発明においてf受用できるそのような重合体の典
形的な例を示すと、ポリスチレン ・ポリ塩化ビニル;
ポリ酢酸ビニルポリアクリロニトリル:ポリ(メタ)ア
クリル酸及びその塩又はエステル、例えばポリメタクリ
ル酸メチル;ポリアクリルアミド又はその誘導体、例え
ばその四級化物又はN−メチロール誘導体、ポリエチレ
ン及びポリプロピレン等のポリオレフィン;ポリテトラ
フルオ口エチレン:ポリカーボネート ;ポリフェニレ
ンスルフィド ・ポリブタジェン、ポリイソプレン及び
ポリクロロプレン等の天然及び合成ゴム;及びスチレン
7/ブタジエンゴム、アクリロニトリル/ブタジェン7
・′スチレンゴム等を含めて前記重合体の構成単量体と
池の共重合体重量体との共重合体;並びにポリウレタン
樹脂、ナイロン樹脂、ポリエステル樹脂、フェノール樹
脂、メラミン樹脂、尿素樹脂及びエポキシ樹脂等がある
。これら重合体又は共重合体の水性エマルジョンは当業
者には周知のようにそれぞれの単量体又は単旦体類を常
法に従って適当な乳化剤及び開始剤の存在下で水中で乳
化重合させることによって、あるいは別の方法で得られ
た重合体を、例えば凍結粉砕法等の適当な方法で微粉状
に粉砕し、得られた微粉体を適当な乳化剤を用いて水中
に乳化させることによって調製することができる。
本発明において水性重合体エマルジョンと混きされてス
ラリー乃至ペーストを作るフィラーは当該水性エマルジ
ョン中でその重合体の電荷とは反対の電荷を有し、水中
でコロイド分散可能な@粉体に粉砕可能な無機フィラー
である。ここで、パ水性エマルジョン中でその重合体の
電荷とは反対の電荷を有する°°無機フィラーとはそれ
自体水媒体中でそのように帯電するもののみならず、そ
のままでは水媒体中で電荷を有しないが、その水中分散
液を適宜の方法で処理することによって、例えば酸ある
いは塩、例えばアルミニュム塩を添加することによって
帯電させ得るものも包含する。
本発明において使用される共形的な、そして現在の時点
では最も好ましい無機フィラーは含水アルミノ珪酸塩粘
土鉱物である。この含水アルミノ珪酸塩粘土鉱物の例を
示すと、セリサイト類、力Jオナイト類、ハロサイト類
、ベントナイト類及びクロライド類があり、そしてセリ
サイト類及びカリオナイト類が好ましく、とりわけセリ
サイト類が最も好ましい、これらの含水アルミノ珪酸塩
粘土鉱物以外にも前記条件を満足する限り種々の無機鉱
物質材料が使用し得、例えばベンガラ及びシラス類が使
用し得る。これらの無機フィラーは−JRに水によって
よく濡れる性質を有し、従ってその微粉体は水性媒体中
によく分散され、コロイド状態の達成が助長される。
本発明において無機フィラーは水性エマルジョン中でコ
ロイド分散される程度の粒度に粉砕して使用される。そ
の粒度はサブミクロン乃至ミクロオーダーであるのがコ
ロイド分散の目的に最も適しているが、コロイド分散が
可能であれば更に大きな粒度を採用することも可能であ
る。このようなJ!!機フィラー微粉体は常用の微粉砕
機によって容易に製造し得、分級使用することができる
本発明において、重合体で表面が被覆された無機フィラ
ーの微粉体粒子から成る水性スラリー乃至ペーストは水
性重合体エマルジョンとフィラー微粉体又はその水分散
液とを混合し、必要に応じて過剰の水と除去することに
よって容易に調製することができる。混合は系を撹伴又
は混練することによって達成することができ、実際上均
質なスラリー乃至ペーストが得られるまで続けられる。
その時間は混合量にもよるが、小規模混合の場合は通常
数分乃至数十分で充分である。・ピ・要な時間はスラリ
ー乃至ペーストの状態を観察することによって容易に決
めることができる。
本発明の方法において、混きにフィラー微粉体の水分散
液を用いる場合、そのフィラー濃度は水分散系がサスペ
ンションと形成する範囲で選択するのが好ましく、通常
は約5〜50重1%の濃度が用いられるけれども、この
こと自体は特に重要なことではなく、仮にフィラーが均
一に懸濁されていなくても適宜撹伴を行うことによって
分散さt、この状態で重合体エマルジョンに添加し、あ
るいは逆にその水分散液に重合体エマルジョンを添加す
ることができる。
スラリー乃至ペーストの調製の際に撹伴、混合を助長す
るために及び/又は最終スラリー乃至ペーストに目的の
重合体濃度及びフィラー濃度を達成するために追加水を
添加してもよい。
本発明によれば、水性重合体エマルジョンと無機フィラ
ー微粉体のこのような混合の過程で(実際にはその初期
段階と茫、われる・が)、その水性系中で帯電した重合
体のコロイド粒子と、その重合体の電荷とは反対に帯電
した無機フィラーのコロイド粒子とが電気的な相互作用
によって個々のフィラー粒子の表面に重合体粒子が電気
的に結合してフィラー粒子表面が乳化重合体によって均
一、強固に被覆されると考えられる。
水性重合体エマルジョンと無機フィラー微粉体く又はそ
の分散液)との上記のような混合時にそれらの電気的な
相互作用によってエマルジョン系は一般に破壊され、従
ってもし撹伴されていなれけば、固/液分離を起こすが
、このような場合でも分離した重α体被覆無機フィラー
から成る固相部分はなお十分な水を抱水し、完全なペー
スト状態を保持している。一方、分離した過剰の水は、
例えばデカンテーションによって除去してもよいしく本
発明の場合これが一般的である)、あるいは除去せずに
再撹伴して均質なスラリー状態に戻し、使用に、例えば
発泡体の製造に供することができる。また、フィラー微
粉体の添加量によっては明確な固/液分離を起さず、小
力]i、混合によってそのまま濃厚なペーストを形成す
る堝きもある。
水性重合体エマルジョンから重合体被覆フィラー粒子よ
り成る水性スラリー乃至ペーストを調製する際のフィラ
ー量は、スラリー乃至ペースト中の重合体と無機フィラ
ーとのき計量基準で約909≦以−ヒでは水性重合体エ
マルジョンからのスラリー乃至ペーストの形成時に全て
の分散フィラー粒子をwIL化ポリマーコロイド粒子で
均一に被覆するのが困難になる、という意味で約90%
というフィラー量が本発明の方法における使用限界であ
るけれども、それ以下の量であれば本発明のスラリー乃
至ペーストの使用されるべき用途に応じて任意に選択す
ることができる。例えば、本発明の重合体被覆フィラー
粒子より成る水性スラリー乃至ペーストの最も重要な用
途の1つは、このようなスラリー乃至ペーストを加熱、
加圧下で密閉容器内から低温、低圧の環境中に噴出させ
ることによる無機フィラー含有樹脂発泡体の製造である
が、このような樹脂発泡体の製造においては、スラリー
乃至ペーストの放出、噴出能、ペーストの放出、噴出に
用いられる装置、同時成形か否か、放出、噴11時の温
度、圧力条件、あるいは発泡重合体としての物性及び発
泡重合体に所望とされる断熱性、保温性、防振性及び遮
音性等の緒特性等、種々の要因に依存して変わり得るけ
れども、−U的には無機フィラーはスラリー乃至ペース
ト中の重合体と無機フィラーの合計量基準で約20〜9
0重量%、好ましくは70重量%以下の割きで配合され
、従ってスラリー乃至ペースト中の重合体量は同一基準
で約80〜10重量%、好ましくは30重量%以上であ
る。ここで、無機フィラー配り量は約201旦%以下で
6勿論採用し得るが、この程度の量では現在知られてい
るこの種発泡体の使用目的に関する限りフィラーの機能
を十分に利用することはできないだろう。この発泡体の
製造において、上記の無機フィラー及び重合体の量に対
してスラリー乃至ペースト中の水の量は発泡の容易さ、
発泡体に所望とされる発泡度等によって大幅に変えるこ
とができ、従ってスラリー乃至ベース1〜状態が維持さ
れる限り特に限定されないが、通常は無機フィラーと重
合体との合計重量に対して約等倍量乃至約5倍量である
。好ましくは約2〜4倍量、最も好ましくは約3倍量で
ある。
上記の本発明の方法によって形成された重合体被覆無機
フィラー粒子はそのスラリー乃至ペーストから水を除去
し、例えばフィルターを介して減圧を適用し、吸引、除
去し、そして乾燥すれば個々ばらばらの重合体被覆フィ
、ラー粒子に転化し得る。このことは、スラリー乃至ペ
ーストの中で重合体粒子とフィラー粒子が単に混きされ
た状態で存在しているのではなく、フィラー粒子が重り
体で被覆され、それらの被覆フィラー粒子がスラリー乃
至ペースト中に分散していることを意味する9こグ)よ
うにして形成された′f11.覆フィラー粒子の被覆層
は非常に均一である。このことは、以上のようにして形
成されたスラリー乃至ペーストから前記で概説した方法
で製造された樹脂発泡体中にフィラーが非常に微細にか
つ均一に分布していることから分かると共に、走査型電
子[を鏡写真によっても確認されている。
以上の説明から分かるように、本発明によれば水性重合
体エマルジョンと無機フィラー微粉体との混合という極
めて簡単な手段で重合体によって表面が均一に被覆され
た重合体被覆無機フィラー粒子をそのスラリー乃至ペー
ストとして製造することができる。このスラリー乃至ペ
ーストはフィラー含有樹脂発泡体の製造原料として特に
有用であると共に、このスラリー乃至ペーストを脱水、
乾燥することによって得られる重合体被覆フィラー粒子
はマl〜リックス樹脂に対する配合、強化用充填材とし
て、あるいは圧縮成形等の成形原f)として用いること
ができる。
以上、本発明の詳細な説明したが、次に本発明を実施例
を参照して具体的に説明する。但し、これら実施例は本
発明を単に例証するものであって、これら実施例によっ
て本発明は限定されるものではない。
実施例1 ビーカーにミクロンサイズの粒径を持つセリサイト(小
坂鉱山産、商品名ミクロクリーン)100yを取り、x
ooogの水を加え、撹伴混合してサスペンションを調
製な、このサスペンションに撹伴下で常用の乳化重き法
で製造したポリメタクリル酸メチル(PMMA)の水性
エマルジョン(F’MMA50:水50重量比)zoo
gを滴下した。その際セリサイトサスペンションはP 
H4位で、滴下と同時にセリサイト粒子表面にPM’M
Aがを付着し、沈降した。この混り物をフィルターで過
剰の水を500g程度吸引−過して脱水し、固形分約2
5重量%のペースト約soogを得た。得られたペース
トは均質で、6つな。このペーストから少量のサンプル
を取り、更に吸引、脱水した後80℃で5時間真空乾燥
すると、表面がPMMAで被覆された個々に分離したセ
リサイト粒子が得られた。このPMMA被覆セリサイト
粒子から走査型電子顕微鏡により20,000倍の写真
を収ると、セリサイト粒子の表面全体がその複雑な凹凸
、層状構造に沿ってPMMAで均一に被覆されているの
が認められた。
上記で調製したPMMA被覆セリサイト粒子より成るペ
ーストの発泡体形成能を調べるために耐圧容器(オート
クレーブ)、を用いて噴出試験を行った。
」二記で得られた残りのペーストを耐圧容器に入れ、1
60〜170°Cで30分間保持し、PMMAが充分軟
化したと思われる時点(そのときの容器内の圧力は約0
.5MPa程度であった)で吐出バルブを開き、吐出口
に連結させておいた、その吐出口側にFax径程度の穴
を多数有する直径10cm、長さ50c1の円筒棟部容
器にそれら小孔を通して瞬間的に噴出させ、発泡体をえ
た。
得られた発泡体は均一に発泡しており、その比重は0.
03程度であった。発泡体中でセリサイトは極めて微細
かつ均一に分布していた。
実施例2 ビーカー中のポリスチレン(Ps)水性エマルジョン(
Ps50:水50重量比)200.に水275g加え、
撹伴混和した。この水性エマルジョンに撹伴下で実施P
Alで使用したものと同じセリサイト25gの水サスペ
ンションを小量づ−加え練りあげ、固形分25重量%の
均質なペーストを調製した。混練に要した全時間は約1
5分であった。得られたペーストから少量のサンプルを
取り、実施例1と同様に十分に吸引、脱水し、続いて真
空乾燥すると、表面全体がPsで均一に被覆された個々
に分離した樹脂被覆セリサイトが得られた。
上記で得られた残りのペーストを実施PA1で使用した
ものと同じ耐圧容器に入れ、125℃〜135℃で30
分保ち、Psが充分軟化したと思われる時点(そのとき
の容器内の圧力は約0.3MPa程度であった)で吐出
バルブを開き、吐出口に連結させておいた、その吐出口
側に111II径程度の穴を多数有する直径10c1、
長さ50czの円筒棟部容器にそれら小孔を通して瞬間
的に噴出させ、発泡体をえた。
得られた発泡体は均一に発泡しており、その比重は0.
024程度であった。発泡体中でセリサイトは微細、均
一に分布していた。
実施例3 ビーカー中のポリスチレン水性エマルジョン(Ps50
:水50重量比)160.に水2501?加え、撹住混
和した。この水性エマルジョンに撹伴下で実施例1と同
様のセリサイト30gを小量づ)加え、約15分間練り
あげて固形分25重量%の均質なペーストを工1製した
。このペーストの一部を実施例1と同様に吸引、脱水し
、真空乾燥すると、個々のセリ→J−イト粒子の表面全
体がP、で均一に被覆されていた。
実施例4 ビーカー中のポリスチレン水性エマルジョン(Ps50
:水50重量比)100gに水250g加え、撹什混和
した。この水性エマルジョンに撹伴下で実施例1と同じ
セリサイト50.を小量づ−加え、約15分間練りあげ
て固形分約33重量%の均質なペーストを調製した。こ
のペーストは一部サンプルの乾燥処理の結果間々の粒子
がPsで均一に被覆されたセリサイト粒子より成るもの
であった。
上記で得られたペーストを実施例1と同様に耐圧容器中
で1.25 ’C〜135℃で30分保持した漫〈その
ときの容器内の圧力は約0.3MPa程度であった)吐
出バルブを開き、同様の円筒様涌容器に瞬間的に噴出さ
せ、発泡体をえた。
得られた発泡体は均一に発泡しており、その比重は0.
032程度で96つな。発泡体中でセリサイトはwi細
、均一に分布していた。
実施例5 ビーカー中のポリスチレン水性エマルジョン(Ps50
:水50重量比)8019に水260g加え、撹住混和
した。この水性エマルジョンに撹什下で実施例1と同じ
セリサイ1−601?を小量づ)加え、約15分間練り
上げて固形分40重M%の均質なベースI〜を調製した
。このベース1〜も表面がPsで均一に被覆された個々
のセリサイト粒子より成り、同様に発泡体を形成するこ
とができるものてあ−)な。
実施例6 凍結粉砕の技法で数ミクロンオーダーに破砕されたポリ
プロピレン(pp)微粉体をウラリル硫酸す1ヘリウム
を用いて水中に乳化させてPF’50:水50重量比の
エマルジョンを調製した。このエマルジョン200gに
水275g加え、攬伴混和した。これに撹伴下で実施例
1と同じセリサイト25gを小量づ1加え、約15分間
練り上げて固形分25重量5+、;の均ττなペースト
を調製した。得られたペーストから少量のサンプルを取
り、十分に吸引、脱水した漫80℃で5時間真空乾燥す
ると、表面全体が「Pで均アに被覆された個々に分離し
た樹脂被覆セリサイト粒子が得られた。
」−記で得られた残りのペーストを実施例1と同様に耐
圧容器中で175°C〜185℃で30分保持した?裔
〈そのときの容器内の圧力は約1.0MPa程度で、−
p) −iな)吐出バルブを開き、同様に円筒裸面容器
に瞬間的に噴出させ、発泡体をえた6 得られた発泡体は均一に発泡しており2その比重は0.
107程度であった。発泡体中てセリサ・f]・は微細
、均一に分布していた。
実施例7 ビーカー中のアクリロニトリル/ブタジェン/′スチレ
ン共重α体(AI3S)水性エマルジョン(A、B55
0・水50重量比)160.に水2502加え、撹伴混
和した。このエマルジョンに撹件下で実施例1と同じセ
リサイト30gを小量つ)加え、約15分間練り上げて
固形分25重量フロの均質なペーストを調製した。この
ペーストの少量のサンプルを吸引。
脱水し、真空乾燥すると、表面全体がABSv!4脂で
均一に被覆された個々に分離した樹脂セリサイト粒子が
得られた。
上記で得られた残りのベース1へを実施例1と同様に耐
圧容器中で155℃〜165℃で30分保持した凌(そ
のときの容器内の圧力は約0.68MI”a程度であっ
た)吐出バルブを開き、同様に円筒裸面容器に瞬間的に
噴出させ、発泡体をえた。
得られた発泡体は均一に発泡しており、その比重は0.
256程度であった。発泡体中でセリサイトは微細、均
一に分布していた。
実施例8 ビーカー中のポリ塩化ビニル水性エマルジョン(PVC
50:水50重量比)100gに水250gを加え、撹
伴混和した。この水性エマルジョンに撹伴下で実施例1
と同じセリサイト503を小量づN加え、約15分間練
り上げて固形分25重量%の均質なペーストを調製した
。このペーストの少量のサンプルを吸引、脱水し、真空
乾燥すると、表面全体がpvc’樹脂で均一に被覆され
た個々に分離した樹脂セリサイト粒子が得られた。
上記で得られた残りのペーストを実施例1と同様に耐圧
容器中で120℃〜125℃で30分保持した後(その
ときの容器内の圧力は約0.22MPa程度であった)
吐出バルブを開き、同様に円筒a!籠容器に瞬間的に噴
出させ、発泡体をえた。
得られた発泡体は均一に発泡しており、その比重は0.
22程度であった4発泡体中でセリサイトは微細、均一
に分布していた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 重合体の水性エマルジョンと水中にコロイド分散可能で
    かつ水中で該乳化重合体の電荷に対して反対の電荷を有
    する無機フィラーの微粉体又はその水分散液とを均質な
    スラリー乃至ペーストが得られるのに十分な時間混合し
    、そして過剰の水を除去し又は除去せずに、表面が乳化
    重合体で被覆された個々の無機フィラー微粉体粒子をス
    ラリー状乃至ペースト状で得ると共に、必要により該ス
    ラリー乃至ペーストを脱水、乾燥して個々に分離された
    重合体被覆粒子を得ることを特徴とする重合体被覆無機
    フィラー粒子の製造法。
JP1033296A 1989-02-13 1989-02-13 重合体被覆セリサイト発泡体の製造法 Expired - Fee Related JPH068361B2 (ja)

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Cited By (1)

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