JPH02211343A - 内燃機関の空燃比制御装置 - Google Patents

内燃機関の空燃比制御装置

Info

Publication number
JPH02211343A
JPH02211343A JP1031491A JP3149189A JPH02211343A JP H02211343 A JPH02211343 A JP H02211343A JP 1031491 A JP1031491 A JP 1031491A JP 3149189 A JP3149189 A JP 3149189A JP H02211343 A JPH02211343 A JP H02211343A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
fuel ratio
sensor
value
correction coefficient
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1031491A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Kume
久米 建夫
Michiyasu Yoshida
吉田 道保
Toshio Yuminaka
弓仲 敏夫
Yoshiaki Kodama
児玉 嘉明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP1031491A priority Critical patent/JPH02211343A/ja
Priority to US07/372,562 priority patent/US5119629A/en
Priority to KR1019890008936A priority patent/KR940002957B1/ko
Publication of JPH02211343A publication Critical patent/JPH02211343A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、内燃機関(エンジン)の空燃比を制御するた
めの内燃機関の空燃比制御装置゛に関する。
[従来の技術] 従来より、内燃機関の排気系に排気ガス浄化用の三元触
媒を配置して、排気ガスの浄化を行なっている排気ガス
浄化システムがある。
かかるシステムにおいては、理論空燃比近傍において、
空燃比を振動させると、排気ガス浄化効率を改善できる
ことが知られている。
このため、従来より、排気マニホルド(触媒コンバータ
よりも上流側)に排気ガス検出手段としてのλ型酸素濃
度センサ[所定の空燃比近傍(理論空燃比)で出力値が
急激に変化する酸素濃度センサ;以下、このセンサを0
2センサというコを設け、この02センサの出力が理論
空燃比を境にしてローからハイあるいはその逆にオンオ
フ変化することに着目して、この0□センサ出力をフィ
ードバックすることにより、空燃比が理論空燃比近傍と
なるよう、空燃比を制御することが行なわれている。か
かる制御をいわゆる02フイードバツク制御といってい
る。
そして、かかる02フイ一ドバツク制御時に、0□セン
サ出力とオンオフ判定型°圧(基準値)とを比較し、例
えば02センサ出力がこの判定電圧よりも大きいと、リ
ーン化し、逆に0□センサ出力がこの判定電圧よりも小
さいと、リッチ化するという空燃比制御を行なっている
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、かかる従来の0□フイードバツク制御で
は、フィードバック制御に使用する02センサが経年変
化や劣化を起こすと、制御信頼性の低下を招くおそれが
ある。また、0□センサのバラツキにより、エミッショ
ンレベルのバラツキも大きくなり、これがやはり制御信
頼性の低下を招くおそれがある。
また、燃料供給部から02センサ配設部までのガス輸送
遅れ(無駄時間)およびセンサ遅れにより、空燃比変動
の最大周波数が制限されるため、触媒能力が十分に発揮
されないおそれがある。
そこで、内燃機関の排気ガス浄化システムにおいて、更
に排気ガス浄化特性を改善するために、例えば特開昭5
6−118535号公報に示すように、三元触媒へ導入
される空燃比を積極的に変動させるものが提案されてい
る。
しかしながら、このような従来の手段では、空燃比の変
動中心値が固定であるので、やはり三元触媒の最大浄化
効率付近で空燃比を変動させることができないおそれが
ある。
本発明は、このような問題点を解決しようとするもので
、排気ガス検出手段を触媒コンバータの上流側に設け、
空燃比を強制的に変動させた場合に、その時の排気ガス
検出手段の出力により、空燃比変動の平均(平均空燃比
)等の空燃比の強制変動状態を補正して、触媒コバータ
の浄化効率が最大となるよう空燃比を制御することがで
きるようにした、内燃機関の空燃比制御装置を提供する
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段] このため、本発明の内燃機関の空燃比制御装置は、内燃
機関の排気系に設けられた排気ガス浄化用触媒コンバー
タの上流側排気系部分に排気ガス成分を検出する排気ガ
ス検出手段をそなえるとともに、所要の周期、振幅で空
燃比を強制的に変動しうる空燃比強制変動手段をそなえ
、上記排気ガス検出手段からの出力に基づき上記空燃比
強制変動手段による空燃比の強制変動状態を制御する空
燃比変動制御手段が設けられたことを特徴としている。
[作 用コ 上述、の本発明の内燃機関の空燃比制御装置では、空燃
比強制変動手段によって、所要の周期、振幅で空燃比が
強制的に変動せしめられるが、このとき空燃比変動制御
手段によって、排気ガス浄化用触媒コンバータの上流側
排気系部分に設けられた排気ガス検出手段からの出力に
基づき空燃比強制変動手段による空燃比の強制変動状態
が制御される。
[実施例] 以下、図面により本発明の一実施例としての内燃機関の
空燃比制御装置について説明すると、第1図(a)はそ
の燃料供給制御系を示すブロック図、第1図(b)はそ
の空燃比強制変動手段および空燃比変動制御手段のブロ
ック図、第1図(c)はそのハードウェアを主体にして
示すブロック図、第2図はそのエンジンシステムを示す
全体構成図、第3図はその02センサの模式的断面図、
第4図はその空燃比制御要領を説明するためのメインル
ーチンを示すフローチャート、第5図はその電磁弁駆動
ルーチンを説明するためのフローチャート、第6図はそ
の空燃比中央(平均)値演算ルーチンを説明するための
フローチャート、第7図はその空燃比強制変動分を演算
するためのフローチャート、第8図はそのフィードバッ
ク補正係数演算ルーチンを説明するためのフローチャー
ト、第9図はその空燃比中央(平均)値演算フラグセラ
1−のためのフローチャート、第10図はその空燃比強
制変動演算タイマをインクリメントするためのフローチ
ャート、第11図はその02センサ出力のフィルタリン
グ要領を説明するためのフローチャート、第12図(a
)〜(c)はいずれもその空燃比強制変動に際しての作
用を説明するグラフ、第13.14図はそれぞれその空
燃比強制変動に際しての他の例の作用を説明するグラフ
である。
さて、本装置によって制御されるエンジンシステムは、
第2図のようになるが、この第2図において、エンジン
(内燃機関)Eはその燃焼室1に通じる吸気通路2およ
び排気通路3を有しており、吸気通路2と燃焼室1とは
吸気弁4によって連通制御されるとともに、排気通路3
と燃焼室1とは排気弁5によって連通制御されるように
なっている。
また、吸気通路2には、上流側から順にエアクリーナ6
、スロットル弁7および電磁式燃料噴射弁(電磁弁)8
が設けられており、排気通路3には、その上流側から順
に排気ガス浄化用の触媒コンバータ(三元触媒)9およ
び図示しないマフラ(消音器)が設けられている6なお
、吸気通路2には、図示しないが、サージタンクが設け
られている。
さらに、電磁弁8は吸気マニホルド部分に気筒数だけ設
けられている。今、本実施例のエンジンEが直列4気筒
エンジンであるとすると、電磁弁8は4個設けられてい
ることになる。即ちいわゆるマルチポイント燃料噴射(
MPI)方式のエンジンであるということができる。
また、スロットル弁7はワイヤケーブルを介してアクセ
ルペダルに連結されており、これによりアクセルペダル
の踏込み量に応じて開度が変わるようになっているが、
更にアイドルスピードコントロール用モータ (ISC
モータ)10によっても開閉駆動されるようになってお
り、これによりアイドリング時にアクセルペダルを踏ま
なくても、スロットル弁7の開度を変えることができる
ようにもなっている。
このような構成により、スロットル弁7の開度に応じエ
アクリーナ6を通じて吸入された空気が吸気マニホルド
部分で電磁弁8からの燃料と適宜の空燃比となるように
混合され、燃焼室1内で点火プラグを適宜のタイミング
で点火させることにより、燃焼せしめられて、エンジン
トルクを発生させたのち、混合気は、排気ガスとして排
気通路3へ排出され、触媒コンバータ9で排気ガス中の
CO,HC,NOXの3つの有害成分を浄化されてから
、マフラで消音されて大気側へ放出されるようになって
いる。
さらに、このエンジンEを制御するために1種々のセン
サが設けられている。まず吸気通路2側には、そのエア
クリーナ配股部分に、吸入空気量をカルマン渦情報から
検出するエアフローセンサ11、吸入空気温度を検出す
る吸気温センサ12および大気圧を検出する大気圧セン
サ13が設けられており、そのスロットル弁配設部分に
、スロットル弁7の開度を検出するポテンショメータ式
のスロットルセンサ14.アイドリング状態を検出する
アイドルスイッチ15および■SCモータ10の位置を
検出するモータポジションセンサ16が設けられている
また、排気通路3側には、触媒コンバータ9の上流側部
分に、排気ガス中の酸素濃度(O8濃度)を検出して所
定の空燃比(理論空燃比)近傍で出力値が急激に変化す
るλ型酸素濃度センサ17(以下、単に02センサ17
という)が設けられている。ここで、o2センサ17は
、第3図に示すように、その排気通路側の白金電極17
 aを、酸化還元特性を有する触媒層(三元触媒層)1
7dで被覆するような構成になっている。なお、第3図
中の符号17bは人気側の白金電極、17CはZrO2
等を成分とする固体電解質部である。
さらに、その他のセンサとして、エンジン冷却水温を検
出する水温センサ19や車速を検出する車速センサ20
[第12図(C)参照コが設けられるほかに、第1図(
a)、(c)に示すごとく、クランク角度を検出するク
ランク角センサ21(このクランク角センサ21はエン
ジン回転数を検出する回転数センサも兼ねている)およ
び第1気筒(基準気筒)の上死点を検出するTDCセン
サ22がそれぞれディストリビュータに設けられている
そして、これらのセンサ11〜16.18〜22からの
検出信号は、電子制御ユニット(ECU)23へ入力さ
れるようになっている。
なお、ECU23へは、バッテリ24の電圧を検出する
バッテリセンサ25からの電圧信号やイグニッションス
イッチ(キースイッチ)26からの信号も入力されてい
る。
また、ECU23のハードウェア構成は第1図(c)の
ようになるが、このECU23はその主要部として(:
、PU27をそなえており、このCPU27へは、吸気
温センサ12.大気圧センサ13、スロットルセンサ1
4.O,センサ17.水温センサ19およびバッテリセ
ンサ25がらの検出信号が入力インタフェイス28およ
びA/Dコンバータ30を介して入力され、アイドルセ
ンサ15、車速センサ20およびイグニッションスイッ
チ26からの検出信号が入力インタフェイス29を介し
て入力され、エアフローセンサ11.クランク角センサ
21およびTDCセンサ22からの検出信号が直接に入
力ボートへ入力されるようになっている。
さら1こ、CP U 27は、パスラインを介して、プ
ログラムデータや固定値データを記憶するROM31.
更新して順次書き替えられるRAM32およびバッテリ
24によってバッテリ24が接続されている間はその記
憶内容が保持されることによってバックアップされたバ
ッテリバックアップRAM (BURAM)33との間
でデータの授受を行なうようになっている。
なお、RAM32内データはイグニッションスイッチ2
6をオフすると消えてリセットされるようになっている
今、燃料噴射制御(空燃比制御)に着目すると。
CPU27からは後述の手法で演算された燃料噴射用制
御信号がドライバ34を介して出力され、例えば4つの
電磁弁8を順次駆動させてゆくようになっている。
そして、かかる燃料噴射制御(電磁弁駆動時間制御)の
ための機能ブロック図を示すと、第1図(a)のように
なる。すなわちソフトウェア的にこのECU23を見る
と、このECU23は、まず電磁弁8のための基本駆動
時間TBを決定する基本駆動時間決定手段35を有して
おり、この基本駆動時間決定手段35はエアフローセン
サ11からの吸入空気量Q情報とクランク角センサ21
からのエンジン回転数Ne情報とからエンジン1回転あ
たりの吸入空気量Q / N a情報を求め、この情報
に基づき基本駆動時間TBを決定するものである。
また、水温センサ19で検出されたエンジン冷却水温に
応じて補正係数KWTを設定する冷却水温補正手段40
.吸気温センサ12で検出された吸気温に応じて補正係
数KATを設定する吸気温補正手段41.大気圧センサ
13で検出された大気圧に応じて補正係数KAPを設定
する大気圧補正手段42、加速増量用の補正係数KAC
を設定する加速増量補正手段43.バッテリセンサ25
で検出されたバッテリ電圧に応じて駆動時間を補正する
ためデッドタイム(無効時間)Toを設定するデッドタ
イム補正手段44が設けられている。
なお、加速増量補正手段43へは、Q / N eの変
化率信号またはスロットルセンサ14で検出されるスロ
ットル開度の変化率信号が入力されている。
さらに、エンジンの運転状態(エンジン回転数。
負荷)に応じた空燃比補正係数KAF工を設定する空燃
比補正係数設定手段36が設けられている。
ところで、フィードバック補正係数KFBを設定して所
要の周期(例えば5〜10Hz程度)や振幅で空燃比を
強制的に変動(振動)させる空燃比強制変動手段45お
よび02センサ17からの出力に基づき空燃比強制変動
手段45による空燃比の強制変動状態を制御する空燃比
変動制御手段47が設けられているが、これらの空燃比
強制変動手段45.空燃比変動制御手段47と空燃比補
正係数設定手段36とはスイッチング手段38,39を
介していずれか一方が選択されるようになっている。
そして、一方が選択された場合は、これを係数KAFと
する。これは、燃料噴射量演算に際して、空燃比補正係
数KAF1のデータとフィードバック補正係数KFBz
のデータとを共通のメモリ(レジスタ)空間にセットす
るための操作である。
ここで、空燃比変動制御手段47は、02センサ17か
らの出力に応じ空燃比中央値(あるいは平均値)を補正
するための係数(KFB)C[この係数は上記では空燃
比中央(平均)値補正係数(KFB)Cといっているが
、以下、この係数を空燃比中央値補正係数(KAF)C
という]を設定して、空燃比の中央値(平均値)を変更
補正するための手段として構成されている。
なお、フィードバック補正係数KFBは、空燃比中央値
補正係数(KFB)Cと強制振動分ΔKFBとの和とし
て表わされる。
また、空燃比中央値補正係数(KFB)Cは、後述のご
とく、1.O+Gp・AV+GrfAVdQ1’表わさ
れる。ここで、ΔVは02センサ17の出力変化分(偏
差)で、コノΔVは(XO2TL)−(ZPIO2A)
より求められる。そして、(XO2TL)は目標電圧[
所要の空燃比となるような電圧コであり、(ZPI02
人)はフィルタリング処理(なまし処理)後の0、セン
サ17の出力電圧である。なお、フィルタリング処理に
ついては後述する。また、GPは比例ゲイン、G工は積
分ゲインで、これらはROM内データである。
従って、上記の空燃比強制変動手段45.空燃比変動制
御手段47を更に機能ブロック図で示すと、第1図(b
)のようになる。即ち、この第1図(b)に示すごとく
、空燃比変動制御手段47は、目標電圧設定手段471
.偏差演算手段472、偏差比例要素演算手段473.
偏差積分要素演算手段474.加算手段475,476
、定数設定手段477を有しているに こで、目標電圧設定手段471は上記目標電圧(XO2
TL)を設定するもので、偏差演算手段472は、目標
電圧(XO2TL)とフィルタリング処理後の02セン
サ17の出力電圧(ZPIO2A)との偏差ΔVを演算
するものである。
偏差比例要素演算手段473はGP・ΔVを演算するも
ので、偏差積分要素演算手段474はG工・fΔVdQ
を演算するものである。
加算手段475は、偏差比例要素演算手段473からの
演算結果(Gp・ΔV)と、偏差積分要素演算手段47
4からの演算結果(Gx・fΔVdQ)とを加算するも
ので、加算手段476は、ap・ΔV+a、−/AVd
Qと、定数設定手段477からの出力とを加算するもの
である。
さらに、加算手段477からの出力[1,0+Gp・A
V十〇r/ΔV d Q = (KFB)Cコと空燃比
強制変動手段45からの出力(ΔKFB)とを加算する
加算手段46が設けられている。
ところで、電磁弁8は、上記の各手段で求められた時間
や係数に基づき算出された所要の駆動時間TINJ [
= TB X Ky7X KATX KAPX KAC
X KAF+ T o ]で駆動さ熟るようになってい
る。
かかる電磁弁駆動のための制御要領を示すと、第5図の
フローチャートのようになるが、この第5図に示すフロ
ーチャートは180°毎のクランクパルスの割込みによ
って作動し、まずステップb1で、燃料カットフラグセ
ットかどうかが判断され、燃料カットフラグセットの場
合は燃料噴射の必要がないので、リターンするが、そう
でない場合は、ステップb2で、前回のクランクパルス
と今回のクランクパルスの間に発生したカルマンパルス
数およびカルマンパルス間の周期データに基づいてクラ
ンク角180”あたりの吸入空気量QCR(Q / N
 s )を設定する。
そして、次のステップb3で、このQCRに応じて基本
駆動時間TBを設定し、ついでステップb4で、電磁弁
駆動時間TINJをTBX KwrX KATXKAP
XKACXKAF+TOから演算により求め、ステップ
b5で、このT工NJを噴射タイマにセットしたのち、
ステップb6で、この噴射タイマをトリガすることが行
なわれている。そして、このようにトリガされると、時
間TINJの間だけ燃料が噴射されるのである。
つぎに、空燃比制御要領をメインルーチンを示すフロー
チャート(第4図参照)を用いておおまかに説明する。
まず、ステップa1で、種々のセンサを通じて運転状態
情報を入力してから、ステップa2で、空燃比強制変動
可能な運転状態かどうかを判断する。ここで、空燃比強
制変動可能な条件は次のとおりである。
(1)o、センサ17が活性状態にあること(2)エン
ジン運転状態が空燃比フィードバック制御領域内(例え
ばエンジン中負荷以下の運転領域)であること (3)エンジン運転状態が空燃比フィードバック制御領
域へ突入後のエンジン吸入空気量が所定値以上であるこ
と (4)燃料カット後のエンジン吸入空気量が所定値以上
であること (5)エンジン始動後、所定時間が経過していること (6)エンジン冷却水温が所定温度以上であること もし、空燃比強制変動可能な条件が満たされないなら、
ステップa2でNoルートをとって、ステップa3で、
ROMのN e + Q / N eで規定されるマツ
プより運転状態に応じた空燃比補正係数KAFzを設定
し、ステップa3’で、このKAF工をKAFとおく。
かかる設定は空燃比補正係数設定手段36にて行なわれ
る。
また、空燃比強制変動可能な条件が満たされたら、ステ
ップa2でYESルートをとって、ステップa4で、空
燃比中央値補正係数(KFB)Cを演算し、ステップa
5で、強制振動分ΔKFBの演算を行ない、ステップa
6で、フィードバック補正係数KFBを(KFB)C+
ΔKFBから求め、更にはステップa7で、このKFB
をKAFとおく。なお、ステップa4〜a7にかかる処
理は、空燃比変動制御手段47(偏差演算手段472.
偏差比例要素演算手段473.偏差積分要素演算手段4
74゜加算手段475,476等)と、空燃比強制変動
手段45とによって実行される。
また、ステップa3’、a7のあとは、ステップa8で
、その他の係数KWT+ KAT+ KAP+ KAC
を演算する。
次に、第4図のステップa4で行なわれる空燃比中央値
補正係数(KFB)Cの演算ルーチンについて、第6図
を用いて説明する。まずステップc1で、空燃比中央値
演算フラグ(ZFKFBC)がセットかリセットかが判
定される。(ZFKFBC)=O(リセット)なら、空
燃比中央値補正係数(KFB)Cの演算は行なわないが
、(ZFKFBC)≠0(セット)なら、以下のステッ
プで、空燃比中央値補正係数(KFB)Cを算出して、
この空燃比中央値補正係数(KFB)Cの値を更新(学
習)する。
ところで、このフラグ(ZFKFBC)のセットは、第
9図に示すようにして行なわれる。即ち、まず、ステッ
プf1で、カルマンパルスが入るたびにダウンカウント
すル[(ZDCKFBC) 4− (ZDCKFBC)
−11゜こ、:: テ、 (ZDCKFBG)はその初
期値が(XCにFBC)として設定されるもので、この
(ZDCにFBC)は空燃比中央値補正係数(KFB)
Cの演算タイミングを規定すべくカルマンパルスを分周
する機能を有するものである。即ち、初期値(XCKF
BG)が空燃比中央値補正係数(KFB)Cの演算周期
を表わす。
その後は、ステップf2で、(ZDCKFBC) = 
Oかどうかが判定され、(ZDCKFBC) = Oな
らステップf3で、(ZDCKFBC)をその初期値(
XCKFBC) 4:し、次のステップf4で、(ZF
KFBC)に1を足してこれを新たな(ZFKFBC)
とする。
この°ステップf4では、(ZFKFBC)がOとなら
ない限り、(ZFKFBC)をアップカウントしていく
ことが行なわれるので、このアップカウント値は吸入空
気量情報も有する。即ち、このフラグ(ZFKFBC)
は空燃比中央値補正係数(KFB)C演算フラグとして
の機能を有するほか、空燃比中央値補正係数(KFB)
Cの演算に使用する吸入空気量情報をも提供するもので
ある。
上記のようにして(ZFKFBG)のセットが行なわれ
るわけであるが、このようにしてセットが行なわれると
、(ZFKFBC)≠0となるから、第6図のステップ
c1でNoルートをとって、ステップc2で、ΔVを算
出することが行なわれる。かかるステップでの処理は、
偏差演算手段472にて行なわれる。なお、ΔVは、前
述のごとく、(XO2TL)−(2PI02A)より求
められる。
ココで、(XO2TL)は目標電圧であり、(ZPIO
2A)はフィルタリング処理(なまし処理)後の02セ
ンサ17の出力電圧であるが、この場合のフィルタリン
グ処理とは、0□センサ17の現出力値と前回の演算に
使用した出力値との間で適当な重み配分を行なった値を
0□センサ17の出力値とする処理で、かかる処理のた
めのフローチャートを示すと、第11図のようになる。
即ち、このフローチャートでは、ステップh1で示すよ
うに、(ZPIO2A) + ((ZPIO2)−(Z
PIO2A))/(XTQO2)を新たな(ZPIO2
A)とするのである。今、(ZPIO2)は02センサ
17の出力瞬時値(この値は所要の時間間隔毎にA/D
変換することにより得られる)で、(XTQO2)はこ
のフィルタリング処理のための手段(いわゆる、フィル
タリング回路)の時定数に相当する数(パルス数)であ
る。
今、(ZPIO2A) + ((ZPIO2)−(ZP
IO2A))/(XTQO2)を変形すると、 [1−(1/(XTQO2))コ(ZPIO2A)+(
1/(XTQO2))(ZPIO2)=(1−k)(Z
PIO2A)+k(ZPIO2)となる。
ここで、kは重み係数で、0≦に≦1(通常はに≠0,
1)となるように設定される。
このように02センサ17の出力をフィルタリング処理
することにより、出力ノイズ分がカットされる。
上記のようにしてフィルタリング処理後の0□センサ出
力に基づいて、偏差ΔVを求めた後は、つぎのステップ
c3(第6図参照)で、fΔVdQ(偏差積算値)を算
出する。かかるステップでの処理は、偏差積算値積分要
素演算手段474にて行なわれる。なお、fΔVdQは
、現在値(/AVdQ)4m変化量[A V X (Z
FKFBC) X (XCKFBC) ]を加算するこ
とにより求められる。
ココテ、(ZFKFBC) X (XCKFBC)は、
カルマンパルスの数、即ち、吸入空気量に相当する。従
って、この(ZFKFBC)が、空燃比中央値補正係数
(KFB)Cの演算に使用する吸入空気量情報をも提供
すると前述したのは、このことを意味するのである。
その後は、fΔVdQが所定の範囲(例えば−100〜
100VΩ)内に収容する処理が施される。即ち、ステ
ップc4で、fΔVdQが上限値(XtlL)よりも大
きいかどうかが判断され、もしそうであれば、ステップ
c5で、上限値(XUL)をfΔVdQとして、上限を
クリップし、ステップc6で、fΔVdQが下限値(X
LL)よりも小さければ、ステップc7で、下限値(X
LL)をfΔVdQとして、下限をクリップするのであ
る。
このようにしてfΔVdQを所定の範囲内に収容したあ
とは、ステップc8で、Δ■やfΔVdQを用いて、空
燃比中央値補正係数(KFB)Cを演算することにより
、空燃比中央値補正係数(KFB)Cの値を更新する。
即ち、 (KFn)c←1 、 O+ Gp・A V + Gz
’ fΔvdQとすることが行なわれる。ここで、前述
のごとく、G、は比例ゲイン、GIは積分ゲインである
かかる演算は、偏差比例要素演算手段473゜偏差積分
要素演算手段474.加算手段475゜476等で行な
われる。
その後は、この更新値(KFB)Cを所定範囲(例えば
0.8〜1.2)内に収容する処理が施される。即ち、
ステップc9で、(KFB)Cが上限値(XKFBCU
)よりも大きいかどうかが判断され、もしそうであれば
、ステップcloで、上限値(XKFBCIJ)を(K
F[l)Cとして、上限をクリップし、ステップall
で、(KFB)Cが下限値(XKFBCL)よりも小さ
ければ、ステップc12で、下限値(XKFBCL)を
fΔVdQとして、下限をクリップするのである。
これにより、空燃比中央値補正係数(KFB)Cが、所
要の範囲内において、更新される。
このようにして(KFB)Cを所定の範囲内に収容した
あとは、ステップc13で、フラグ(ZFKFBC)を
0にして、フラグをリセットする。
次に、第4図のステップa5で行なわれる強制振動の演
算ルーチンについて、第7図を用いて説明する。まずス
テップd1で、タイマ値(ZFにFBV)が例えば5〜
1OHz程度の強制振動周期(XFKFBV)の1/2
よりも大きいかどうかが判定される。
なお、この強制振動周期(XFKFBV)は、02セン
サからの検出信号に基づき空燃比のフィードバック制御
を行なう02センサを用いた通常の空燃比フィードバッ
ク制御時の振動周期(通常は2〜5Hz程度)に比べ短
い。
ここで、このタイマ値(2FKFBV)のインクリメイ
トは、第10図に示すフローにしたがって行なわれる。
即ち、まず、第10図のステップg1で、カルマンパル
スが入るたびにダウンカウントする[(ZDCKFBV
) 4− (ZDCKFBV)−41゜ココテ、(ZD
CKFBV)はその初期値が(XCKFBV)として設
定されるもので、この(ZDCKFBV)は強制振動上
乗せ分(強制振動分)ΔKFBの演算タイミングを規定
すべくカルマンパルスを分周する機能を有するものであ
る。即ち、初期値(XCKFBV)で規定される間隔ご
とに、強制振動上乗せ分ΔKFBの演算タイミングが到
来する。
その後は、ステップg2で、(ZDCKFBV) < 
Oかどうかが判定され、(ZDCKFBV) = 0な
ら、ステップg31’、(ZDCKFBV)をその初期
値(XCKFBV) ニL、次のステップg4で、(Z
FKFBV)から1を引いてこれを新たな(ZFKFB
V)とする。
その後は、ステップg5で、(ZFKFBV)がOとな
ったかどうかが判定され、ステップg4でのダウンカウ
ントの結果、(ZFKFBV)がOとなると、ステップ
g6で、(ZFKFBV)を強制振動周期(XFKFB
V) ニする。
このようにして強制振動周期(XFKFBV)を複数に
分割した単位間隔としての初期値(XCKFBV)で規
定される間隔ごとに、強制振動上乗せ分ΔKFBの演算
タイミングをつくることができるのである。
上記のようにしてタイマカウント値(ZFKFBV)が
得られるのであるが、このタイマ値(ZFKFBV)が
強制振動周期(XFKFBV)の半周期を境にして、リ
ッチ化処理とリーン化処理とが区別して行なわれる。
即ち、第7図のステップd1で、タイマ値(ZFKFB
V)が強制振動周期(XFKFBV) (7) 1 /
 2よりも大きいならば、リッチ化処理がなされる一方
、タイマ値(ZFKFBV)が強制振動周期(XFKF
BV) (7) 1 / 2以下ならば、リーン化処理
がなされる。
リッチ化処理に際しては、まずステップd2で。
リッチ化用強制振動積分成分IVが次式から求められる
Iv”((3/4) (XFKFBV)−(ZFKFB
V))X (DLTV)ここで、(DLTV)は演算ご
との加算値である。
その後は、ステップd3で、リッチ化強制振動成分ΔK
FBをPV+Iy(このIVはステップd2で求めたも
の)から求める。PVは強制振動比例成分である。
次にリーン化処理に際しては、まずステップd4で、リ
ーン化用強制振動積分成分Ivが次式から求められる。
Iv”((ZFKFBV)−(1/4) (XFKFB
V))X (DLTV)その後は、ステップd5で、リ
ーン化強制振動成分ΔKFBを−Pv+Iy(このIV
はステップd4で求めたもの)から求める。
このようにして、強制振動分ΔKFBが求められたわけ
であるが、この強制振動分ΔKFBの演算タイミングは
、カルマンパルスに同期しているので、この強制振動分
ΔKFBの周期時間は吸入空気量の関数となり、吸入空
気量に応じて振動周期が変わるようになっている。従っ
て吸入空気量の変化に応じた適切な振動周期を設定でき
るものである。
なお、IVpPVt ΔKFBの変化の様子を示すと、
第12図(a)〜(c)のようになるが、この場合の強
制変動は、第12図(c)からもわかるように三角波状
振動である。
また、上記のようにして空燃比中央値補正係数(KFB
)Cおよび強制振動分ΔKFBが求められると、前述の
ごとく、フィードバック補正係数KFBの演算(第4図
のステップa6参照)が行なわれるが、この演算は、第
8図に示すフロー(このフローはステップe1だけのフ
ローである)から求められる。そして、その後はこのK
FBをKAFとおき、その他の係数が演算される(第4
図のステップa7゜a8参照)。
上述の構成により、強制振動可能なエンジン運転状態で
あれば、空燃比中央値補正係数(KFB)ct強制振動
分ΔKFBを演算することにより、触媒コンバータ9の
上流側に設けられた触媒層17/d付き02センサ17
の出力(実際はフィルタリング出力) (ZPIO2A
)が目標電圧(XO2TL)と一致するように、平均燃
料噴射量をフィードバック制御して、空燃比中央値補正
係数(KFB)Cを変更更新(学習)し、この空燃比中
央値補正係数(KFB)Cで決まる空燃比となるような
ところを中央値として、所要の周期(この周期は吸入空
気量の関数)、振幅で空燃比を変動させることが行なわ
れる。
このようにシステムがもつ固有の応答遅れの影響を受け
ることなく、空燃比を強制的に変動させることができる
ため、良好な排気ガス浄化特性が得られる。
また、空燃比を強制的に変動させた場合に、その時の0
2センサ17の出力により、空燃比変動の変動中心値を
補正することが行なわれるので、経年変化等に左右され
ることなく、触媒コバータの浄化効率が最大となるよう
空燃比を制御することができる。
また、02センサ17の電極および/または排気側電極
17a上にコティングされる保護層17dにPt/Rh
等の触媒を含浸させ相対的に電極近傍の触媒能力を向上
させているので、測定電極に到達する排気ガス中の未反
応分(O2,CO。
H2等)が低減され、これにより制御λポイント(02
センサ17の出力が急激に変化するところ)が理論空燃
比に近付き、且つ、エミッションレベルのバラツキも少
なくなるほか、このエンジンシステムのもつ固有の応答
遅れの影響をなくすことができるため、この点からも良
好な排気ガス浄化特性が期待できる。
さらに、本装置と同様の目的で、触媒コンバータの内部
または下流側に02センサを設置したものに比べ、応答
性が良く、且つ、耐久劣化によるシステム応答性の変化
が小さい。これは、本実施例の02センサ17では、そ
の電極近傍の触媒が排気ガスのごく一部にさらされるの
みであるからである。
なお、前述の偏差積分値fΔVdQひいては強制振動分
ΔKFBはその最新値がRAM内に記憶されるが、この
記憶値は、バッテリが外されるまで、またはエンジンキ
ーがオフ状態となるまでは保持される。
また、前述の偏差積分値fΔVdQひいては強制振動分
ΔKFBをいくつかのエンジン運転領域ごとに記憶して
もよく、この場合は、あるエンジン運転領域内にあるう
ちだけ、偏差積分値fΔVdQひいては強制振動分ΔK
FBの最新値を更新して記憶し、他のエンジン運転領域
となった場合は、偏差積分値fΔVdQひいては強制振
動分ΔKFBの値をリセットしてしまうことが行なわれ
たり。
又はあるエンジン運転領域から他のエンジン運転領域へ
移行したときは、移行直前の偏差積分値fΔVdQひい
ては強制振動分ΔKFBを記憶しておき、再度このエン
ジン運転領域へ戻ってくると。
移行直前の値を元にして最新値の更新を行なうようにし
たりすることが行なわれる。
また、上記の強制振動に際しては、前述のように三角波
状に振動させるほか、矩形波状(第13゜14図参照)
あるいは正弦波状またはその他の合成波状に振動させて
もよい。
ここで、第12図の場合も、KFBI (KFB)Cは
次のようになる。
KFB=(KFB)C+ΔKFB (Kra)c:1.0+Gp・AV+Gr/AVdQそ
シテ、Δvは(XO2TL)−(ZPIO2A) テあ
る。
また、GP+G工はカルマン周波数に対してマツピング
されており、fΔVdQひいてはKFBの値はエンジン
運転領域ごとに更新(学習)されるようになっている。
さらに、振幅ΔAや矩形幅TKについては一定値(エン
ジン運転領域全てについて一定値の場合と複数のエンジ
ン運転領域部分ごとに一定値の両方の場合を含む)でも
、カルマン周波数あるいはカルマン周波数の逆数に対し
てマツピングしてもよい。
また、第13図の場合は、中央値をはさんんで空燃比が
リッチ何になる時間TKRとリーン側になる時間TKL
との割合(比)を制御するもので、この場合のKFBI
 (KFB)Cは次のようになる。
KFB=(KFB)C+ΔKFB (KpB)c=1.0+GrfAVdQそして、リッチ
側矩形幅TKRとリーン側矩形幅T’xt、どの関係は
、TKR/TKL=1.0十GP・ΔVトナッテイル。
即ち、TKR=TK(1,0+Gp・AV)””となり
、TKR=TK(1,0+GP・Δv)−1′2となっ
ている。
また、GP、G工は、前述の場合と同様、カルマン周波
数に対してマツピングされており、fΔVdQやKFB
あるいはリッチ側矩形幅T K R+ リーン側矩形幅
TKLの値もエンジン運転領域ごとに更新(学習)され
るようになっている。
さらに、振幅ΔAについても一定値(エンジン運転領域
全てについて一定値の場合と複数のエンジン運転領域部
分ごとに一定値の両方の場合を含む)でも、カルマン周
波数あるいはカルマン周波数の逆数に対してマツピング
してもよい。
そして、この第13図に示すように強制振動に際して、
リッチ側時間TKRとリーン側と時間TKLとの割合を
変えた場合は、エンジンの運転状態が変化するときの過
渡応答性を補償することができる。
もちろん、この強制振動に際して、空燃比中央値や振幅
2周期、リッチ側時間とリーン側時間との割合等を、0
2センサ17の出力に基づき、変更補正する手法は、強
制振動波形がどのようなもの(三角波、矩形波、正弦波
等)においても適用できることはいうまでもない。
さらに、o2センサ17としては、その電極および/ま
たは排気側電極17a上にコテイングされる保護層17
dにPt/Rh等の触媒を含浸させ相対的に電極近傍の
触媒能力を向上させたものの代わりに、触媒能力を向上
させていない通常のものを使用することもできる。
また、o2センサ17として、理論空燃比近傍において
出力が急激に変化するλ型02センサを使用するほか、
空燃比に応じて出力値が連続的に変化する全領域型空燃
比センサを使用することもできる。
さらに、空燃比を調整する手段としては、電磁弁8を用
いるもののほか、キャブレタ付設の電子制御可能なメー
タリング機構を用いるもの(いわゆる電子制御キャブ)
や触媒コンバータ9の上流側に2次空気を導入する手段
をもったものあるいはキャブレタをバイパスして空気を
エンジン燃焼室へ供給するもの(2次吸入空気供給式)
等、種々の手段が考えられる。
[発明の効果コ 以上詳述したように、本発明の内燃機関の空燃比制御装
置によれば、空燃比を強制的に変動させた場合に、その
とき、触媒コンバータの上流側排気系部分に設けられた
排気ガス検出手段の出力により、空燃比変動の変動中心
値を補正する等、空燃比の強制変動状態を制御すること
が行なわれるので、触媒コバータの浄化効率が最大とな
るよう空燃比を制御できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1〜14図は本発明の一実施例としての内燃機関の空
燃比制御装置を示すもので、第1図(a)はその燃料供
給制御系を示すブロック図、第1図(b)はその空燃比
強制変動手段および空燃比変動制御手段のブロック図、
第1図(C)はそのハードウェアを主体にして示すブロ
ック図、第2図はそのエンジンシステムを示す全体構成
図、第3図はその02センサの模式的断面図、第4図は
その空燃比制御要領を説明するためのメインルーチンを
示すフローチャート、第5図はその電磁弁駆動ルーチン
を説明するためのフローチャート、第6図はその空燃比
中央(平均)値演算ルーチンを説明するためのフローチ
ャート、第7図はその空燃比強制変動分を演算するため
のフローチャート、第8図はそのフィードバック補正係
数演算ルーチンを説明するためのフローチャート、第9
図はその空燃比中央(平均)値演算フラグセットのため
のフローチャート、第10図はその空燃比強制変動演算
タイマをインクリメントするためめフローチャート、第
11図はそのo2センサ出力のフィルタリング要領を説
明するためのフローチャート、第12図(a)〜(c)
はいずれもその空燃比強制変動に際しての作用を説明す
るグラフ、第13゜14図はそれぞれその空燃比強制変
動に際しての他の例の作用を説明するグラフである。 1−燃焼室、2−・−吸気通路、3・・・排気通路、4
−吸気弁、5・・−排気弁、6・−エアクリーナ、7−
スロットル弁、8−・−電磁弁、9−・−触媒コンバー
タ。 10−・・ISCモータ、11・−エアフローセンサ、
12−吸気温センサ、13・・−大気圧センサ、14−
スロットルセンサ、15−アイドルスイッチ、16−モ
ータポジションセンサ、17−・排気ガス検出手段とし
てのλ型酸素濃度センサ(0□センサ)、17a、17
b−白金電極、17c−固体電解質部、17 d 、−
触媒層、19−・水温センサ、2〇−車速センサ、21
−・−クランク角センサ、22−TDCセンサ、23・
・−電子制御ユニット(ECU)、21−−バッテリ、
25・・−バッテリセンサ、26−イゲニツシヨンスイ
ツチ(キースイッチ)。 27−CP U、28.29−人力インタフェイス、3
0−A/Dコンバータ、31−・−ROM、32・−R
AM、33−バッテリバックアップRAM (BURA
M) 、31−ドライバ、35−基本即動時間決定手段
、36−=空燃比補正係数設定手段、38.39−−ス
イッチング手段、4〇−冷却水温補正手段、41−吸気
温補正手段、42・〜・大気圧補正手段、43−加速増
量補正手段、44・・−デッドタイム補正手段、45・
・−空燃比強制変動手段、46−加算手段、47−・−
空燃比変動制御手段、471−目標電圧設定手段、47
2−・〜偏差演算手段、473−偏差比例要素演算手段
、474−偏差積分要素演算手段、475,476−加
算手段、477一定数設定手段、E−エンジン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 内燃機関の排気系に設けられた排気ガス浄化用触媒コン
    バータの上流側排気系部分に排気ガス成分を検出する排
    気ガス検出手段をそなえるとともに、所要の周期、振幅
    で空燃比を強制的に変動しうる空燃比強制変動手段をそ
    なえ、上記排気ガス検出手段からの出力に基づき上記空
    燃比強制変動手段による空燃比の強制変動状態を制御す
    る空燃比変動制御手段が設けられたことを特徴とする、
    内燃機関の空燃比制御装置。
JP1031491A 1988-06-29 1989-02-09 内燃機関の空燃比制御装置 Pending JPH02211343A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1031491A JPH02211343A (ja) 1989-02-09 1989-02-09 内燃機関の空燃比制御装置
US07/372,562 US5119629A (en) 1988-06-29 1989-06-28 Method of and apparatus for controlling air fuel ratio of internal combustion engine
KR1019890008936A KR940002957B1 (ko) 1988-06-29 1989-06-28 내연기관의 공연비제어방법 및 장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1031491A JPH02211343A (ja) 1989-02-09 1989-02-09 内燃機関の空燃比制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02211343A true JPH02211343A (ja) 1990-08-22

Family

ID=12332729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1031491A Pending JPH02211343A (ja) 1988-06-29 1989-02-09 内燃機関の空燃比制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02211343A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10131790A (ja) * 1996-10-29 1998-05-19 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の空燃比制御装置
JPH10131788A (ja) * 1996-10-29 1998-05-19 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の空燃比制御装置
JP2010133418A (ja) * 2010-01-19 2010-06-17 Honda Motor Co Ltd 排気ガスセンサの劣化故障診断装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63160732A (ja) * 1986-12-23 1988-07-04 Hirano Sekkei Kk ジヨイント加締機

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63160732A (ja) * 1986-12-23 1988-07-04 Hirano Sekkei Kk ジヨイント加締機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10131790A (ja) * 1996-10-29 1998-05-19 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の空燃比制御装置
JPH10131788A (ja) * 1996-10-29 1998-05-19 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の空燃比制御装置
JP2010133418A (ja) * 2010-01-19 2010-06-17 Honda Motor Co Ltd 排気ガスセンサの劣化故障診断装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR940002957B1 (ko) 내연기관의 공연비제어방법 및 장치
JPH06330741A (ja) リーンバーンエンジンの空燃比制御装置
JPH0331545A (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JPH03179147A (ja) 内燃機関の空燃比学習制御装置
JPH10306742A (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JPH0914022A (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JPH04339147A (ja) 内燃エンジンの空燃比制御装置
JPH0211841A (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JPH02211343A (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JP3826997B2 (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JPS603440A (ja) エンジンの空燃比制御方法
JPH0932537A (ja) 内燃機関の制御装置
JPS6299652A (ja) 内燃機関の燃焼制御装置
JP7493885B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JPH0577867B2 (ja)
JP3123438B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP2917195B2 (ja) 内燃機関の電子制御燃料供給装置
JP2000234549A (ja) エンジンの制御装置
JPH1182098A (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JPH02211350A (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JP2003155947A (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JPH02211348A (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JP2004190592A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2004100623A (ja) エンジンの燃料噴射制御装置
JPH02294536A (ja) 内燃機関の吸入空気量制御装置