JPH02211011A - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ＳＦ、等の絶縁ガスが封入された密閉金属
容器内に開閉機器を収納するとともに該容器内の主回路
と接地電位部との間に避雷装置が配されるガス絶縁開閉
装置に関する。

〔従来の技術〕

この種のガス絶縁開閉装置（以下ＧＩＳあるいは単に装
置とも記す）のうち、地中ケーブル引込み用として形成
されたものは、装置内の回路が例えば第５図のように構
成され、主回路部分、が密閉金属容器（以下単に容器と
も記す）の外部に露出しないため、絶縁的に安全である
反面、この主回路の絶縁状態を試験するための試験用ブ
ッシングを取り付ける部位すなわち電圧印加点を特別に
用意しなければならない、ここで、ＣＩはケーブルヘッ
ド、Ｌ＾は避雷装置、ＥＳは接地開閉器、ＤＳは断路器
、ＣＢは遮断器、ＢＵＳは母線である。そして、絶縁試
験の際に主回路に印加される試験電圧は、避雷装置の動
作電圧より高くなるため、試験時には、実開昭５８−２
２０１７号公報に開示されているように、避雷装置をＧ
ＩＳの容器外へ取り出して取り出したあとのスペースに
試験用ブッシングを挿入するか、ＧＩＳ製作の当初から
試験用ブッシングを挿入するための特別の固定された部
位を形成し、実開昭５９−１２４４２号公報に開示され
ているように、ＧＩＳの容器内で容器外からの操作によ
り避雷装置全体を移動もしくは回動させて主回路から切
離しが行われる。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、前述のように、試験電圧印加のために避
雷装置をＧＩＳの容器外部へ取り出す場合には、避雷装
置がかなりの重量物であり、かつＧＩＳが設置された場
所の作業スペースが通常狭隘なことから、避Ｗ装置もし
くは避雷素子を周辺の部材に衝突させて破損させる恐れ
があり、また、絶縁試験中は避雷素子が外気にさらされ
、吸湿により避雷素子を劣化させる恐れがある等の問題
点がある。また、ＧＩＳの容器内で避雷装置全体を移動
もしくは回動させて主回路から切離しを行う場合には、
移動もしくは回動のために操作機構が容器の外部に設け
られるとともに操作力が伝達される部材が避雷装置側に
設けられ、避雷装置まゎりの構造が複雑化するという問
題がある。

この発明の目的は、前述のように、絶縁試験のために避
雷装置を動かすことにより生じる問題点に鑑み、少なく
とも重量物である避雷装置本体はこれを動かすことなく
絶縁試験が可能となる避雷装置を備えたＧＩＳを提供す
ることである。

〔課題を解決するための手段〕

上記課題を解決するために、この発明においては、ｗＡ
ＭＡガスが封入された密閉金属容器内に開閉機器を収納
するとともに該容器内の主回路と接地電位部との間に避
雷装置が配されるガス絶縁開閉装置を、前記密閉金属容
器に該容器の内部空間が大気に連通ずる開口部が形成さ
れ、前記避雷装置が前記開口部に気密に締結可能に形成
された樹脂体中に避雷素子を埋設されるとともに該樹脂
体が大気側から試験用ブッシングを挿入可能な空洞部を
有し該空洞部に前記避雷素子の高圧側に接続された第１
の固定接触子と樹脂体を気密に貫通して前記主回路に接
続される第２の固定接触子と該第１、第２の固定接触子
を橋絡する可動接触子とを備えた装置とするものとする
。

〔作用〕

避雷装置を内蔵するガス絶縁開閉装置をこのように構成
すれば、主回路の絶縁試験時には、樹脂体の空洞内にあ
る可動接触子のみを大気中へ取り出すことにより避雷素
子は主回路から切り離され、この空洞内に試験用ブッシ
ングを挿入することによりブッシング導体が空洞内の第
２の固定接触子に接触して主回路への試験電圧印加が可
能となる。

このため、重量物である避雷装置本体はＧＩＳの密閉金
属容器に取り付けられたままでこれを動かすことなく主
回路の絶縁試験が可能となる。また、避雷素子は樹脂体
中に埋め込まれているから、絶縁試験のために樹脂体の
空洞部が大気に開放されても吸湿、劣化の恐れは生じな
い。

〔実施Ｎ） 第１図ないし第３図に本発明の一実施例を示す。

ＧＩＳの密閉金属容器３には開口部４が形成され、この
開口部に大気側からこの開口部を気密に閉鎖するフラン
ジ２ａが形成された樹脂体２の中に避雷装置の避雷素子
１が埋め込まれている。避雷素子ｌは円板状に形成され
た非直線性抵抗体を複数個直列に接続して構成されてい
る。この避雷素子１の接地側は樹脂体２中に埋め込まれ
た接地端子５に接続されており、接地端子５は図示され
ない接地リード線を介して大地と接続されている。

樹脂体２には大気側から試験用ブッシングを挿入可能な
空Ｗｊ４６が形成され、この空洞６内に避雷素子ｌの高
圧側に接続された第１の固定接触子７と、樹脂体２を気
密に貫通してＧＩＳの主回路９に接続される第２の固定
接触子８と、第１．第２の固定接触子７．８を橋絡する
可動接触子１２が配されている。可動接触子１２は空洞
６のふた１０を挿通する絶縁棒１１の先端部に固定され
、ＧｒＳの運転中は図のように可動接触子１２を第１．
第２の固定接触子を橋絡した状態に保持している。

主回路９のｗＡｓｉＡｓ時には、第２図のように、絶縁
棒１１を介して可動接触子１２のみを上方へ引き上げ、
あるいは絶縁棒１１をその軸まわりに１８０゜回動させ
て第１．第２固定接触子を互いに切り離し、そのまま可
動接触子１２を大気中へ引き抜いて、代わりに空洞６内
に試験用ブッシングを第３図のように挿入する。このと
き、試験用ブッシング１３の中心導体１３ａの先端部が
第２の固定接触子８に接触し、大気側から主回路９への
電圧印加が可能になる。

第４図に本発明の別の実施例を示す、この実施例は、避
雷素子１を空洞６を取り巻いてらせん状に配し、避雷装
置の高さを低く形成した場合を示す、この場合には、樹
脂体２の外径は大きくなるが、空洞の深さが浅くてすみ
、第３図のように中心導体の長い試験用ブッシングを必
要としない利点がある。

〔発明の効果〕

以上に述べたように、本発明によ諷ば、絶縁ガスが封入
された密閉金属容器内に開閉機器を収納するとともに該
容器内の主回路と接地電位部との間に避雷装置が配され
るガス絶縁開閉装置を、前記密閉金属容器に該容器′の
内部空間が大気に連通ずる開口部が形成され、前記避雷
装置が前記開口部に気密に締結可能に形成された樹脂体
中に避雷素子を埋設されるとともに該樹脂体が大気側か
ら試験用ブッシングを挿入可能な空洞部を存し該空洞部
に前記避雷素子の高圧側に接続された第１の固定接触子
と樹脂体を気密に貫通して前記主回路に接続される第２
の固定接触子と該第１．第２の固定接触子を橋絡する可
動接触子とを備えた装置としたので、主回路の絶縁試験
時には、樹脂体の空洞内にある可動接触子のみを大気中
へ取り出すことにより避雷素子は主回路から切り離され
、この空洞内に試験用プンシングを挿入することにより
プンシング導体が空洞内の第２の固定接触子に接触して
主回路への試験電圧印加が可能となる。

このため、重量物である避雷装置本体はＧＩＳの密閉金
属容器に取り付けられたままでこれを動かすことなく主
回路の絶縁試験が可能となり、試験の準備作業が容易に
なるとともに重量物を狭隘なスペース中で取り扱うため
におこりうる避雷素子破損の恐れもなくなる。また、避
雷素子は樹脂体中に埋め込まれているから、絶縁試験中
に避雷素子が吸湿、劣化する恐れもなくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるガス絶縁開閉装置の一実施例を示
す要部断面図、第２図はガス絶縁開閉装置内主回路の絶
縁試験の準備作業中の状態を示す要部断面図、第３図は
第１図の実施例に示される避雷装置の空洞部に試験用ブ
ッシングを取り付けた状態を示す縦断面図、第４図は本
発明によるガス絶縁開閉装置の別の実施例を示す要部断
面図、第５図はガス絶縁開閉装置の回路構成の一例を示
す回路図である。 １：避雷素子、２，１２：樹脂体、Ｓ、ｔ３：密閉金属
容器、４．１４：開口部、６．ｉｌｌ空洞、７：第１の
固定接触子、８：第２の固定接触子、９：主回路、１２
：可動接触子、１００　、１０１　、　ＬＡ：避雷第１
図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）絶縁ガスが封入された密閉金属容器内に開閉機器を
   収納するとともに該容器内の主回路と接地電位部との間
   に避雷装置が配されるガス絶縁開閉装置において、前記
   密閉金属容器に該容器の内部空間が大気に連通する開口
   部が形成され、前記避雷装置が前記開口部に気密に締結
   可能に形成された樹脂体中に避雷素子を埋設されるとと
   もに該樹脂体が大気側から試験用ブッシングを挿入可能
   な空洞部を有し該空洞部に前記避雷素子の高圧側に接続
   された第１の固定接触子と樹脂体を気密に貫通して前記
   主回路に接続される第２の固定接触子と該第１、第２の
   固定接触子を橋絡する可動接触子とを備えていることを
   特徴とするガス絶縁開閉装置。