JPH02209897A - シクロスポリン結合タンパク、及び生理活性シクロスポリン分析法の使用 - Google Patents

シクロスポリン結合タンパク、及び生理活性シクロスポリン分析法の使用

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JPH02209897A
JPH02209897A JP1314133A JP31413389A JPH02209897A JP H02209897 A JPH02209897 A JP H02209897A JP 1314133 A JP1314133 A JP 1314133A JP 31413389 A JP31413389 A JP 31413389A JP H02209897 A JPH02209897 A JP H02209897A
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cyclosporin
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cyclosporine
analysis method
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Steven J Soldin
スティーブン・ジェー・ソルディン
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Childrens National Medical Center Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、流体サンプル中のシクロスポリン及びその薬
理活性類似体、誘導体及び代謝物質の分析に関する。
[従来の技術] シクロスポリンは、真菌性起源(T、1nflatua
+G ams)の、中性で高度に疎水性の環状ウンデカ
ペプチド類中の一群に対する一般名である。シクロスポ
リンは固形臓器移植のレシピエンドに対して免疫抑制薬
として広く用いられてむり、同種の骨髄移植後に於ける
移植組織−被移植体反応を妨げるのに有効である。一般
的には、アン、インターン、メト、(Ann、 I n
tern、Med、)(:l−ヘアD、 J 。
(CohenD、J 、)等、101:667(198
4))を参照せよ。
シクロスポリンは又、自己免疫疾患、例えばタイプ1糖
尿病くメリツス)met 1itus(アラサン、R0
(Assan、R,)等、ランセット、67(1985
年1月12日り、乾酊(エリス、C,N、 (E l1
is、 C6N、)等、J、アメリ、メト、アソーシ、
(J、Amer。
Med、As5oc、)、 256 :3110(19
86))及び春季角結膜炎(ベンエズラ、D、(Ben
 Ezra、D、)等トランスプラント・ブロン、 (
T ransplanL  P roc、 )、20:
644(1986))に対する可能な治療薬として研究
され続けている。
免疫抑制シクロスポリン及びその代謝物は、T−リンパ
球ヘルパーとエフェクター細胞の増殖を妨げることが知
られている。そしてシクロスポリンA、即ち親シクロス
ポリン(CsA)は、刺激を受けたT細胞によりリンホ
カインの生成を選択的に抑制する。それでも、シクロス
ポリンの作用機構ははっきりしていない。一般的には、
ドラッグ。
R,J、(Drugge、 R,J、)等のトランスプ
ラント・ブロン、20:301(1988))を参照せ
よ。
調節生化学物質はその作用機構の初段階とじて巨大分子
受容体、即ち典型的にはタンパク質又はグリコプロティ
ンと相互作用するという事実から、シクロスポリンに対
するそのような受容体が探し求められてきた。受容体の
候補として幾つかが同定されているが、推定されたこれ
らの受容体のどれが(もし存在すれば)、シクロスポリ
ンの作用機構に直接関係するのか未だ判明していない。
CsAに対する可能性ある受容体としては、(1)シク
ロフィリン、即ちリンパ球、肝細胞、甲状腺細胞及びそ
の他の細胞タイプの可溶性細胞質フラクションから単離
した17.628ダルトン(dal、)のタンパク質(
ハンドシュマツカー、 R,E、 (Handshum
acher。
R,E、)等、サイエンス(S cience)、22
6 :544(1984);バーディング、 M、 N
、 (Harding、 M。
N、)等、J、バイオ口、ケム、(J、Biol、Ch
effi、)。
261:8547(1986);ハンドシュマツカーR
、E 、 (Handshumacher、 R、E 
、 )等、米国特許第4゜722.999号、1988
年2月;バーディング。
M、 N、(Harding、M、 N、)等、アドバ
、インフラム。
リサ、 (Adv、 I 1fla*m、 Res、 
)、12:283(1988);アガーウオール、R,
P、(Agar*al、 R,P、)等、トランスプラ
ンテーション(T ransplantation)。
42:627(1986));(2)カルモデユリン、
即ちCa”−要求酵素(Cax” −requirin
genzymes)の効果を伝達する16.680ダル
トンの細胞内タンパク質(−射的には、ヘス、 A、 
D。
(Hess、A、D、)等、トランスプラント・プロワ
(18:219(1986)を参照せよ。);及び(3
)T及びBリンパ球表面上のプロラクチン受容体(ラッ
セル、D、A、(Russell、D、A、)等、イム
ノル(I mmunol、 )、134:3027(1
985))が含まれる。
シクロスポリンA1即ち最初に単離されるシクロスポリ
ンは全合成されている。それは約1202ダルトンの分
子量を有する。8位のD−アラニン(これはrRJ配置
を有する。)を除いて全てのアミノ酸は「S」配置の中
性L−アミノ酸である。113.4.6.9.10及び
11位のアミノ酸はN−メチル化されている。アミノ酸
のうち10個は既知の脂肪族アミノ酸であるが、1位の
アミノ酸(これはL−9アミノ酸とも呼ばれる。)はβ
−ヒドロキシアミノ酸である。−射的には、ウエンガ−
* R、(Wenger、 R、) :イン(In):
ホワイトDJG出版(White  D J G (e
d)) ニジクロスボリンAに関する国際全議会 (ケ
ンブリッジ、英国、1981年9Lエルスヴイアニユー
ヨーク(Elsevier  New  York)、
1982.pp、19〜34)を参照せよ。A−Zのシ
クロスポリンは、今や既知であり(コベル、C,F、(
Kobel、C,F、)237(1982))、広範な
種類の類似体及び誘導体が合成されている(ローインク
ーラー、J。
(RosenLhaler、 J 、 )等、PCT出
願公開WO36102080,1986年4月IO日)
シクロスポリンは肝臓中で、主に脱メチル化、ヒドロキ
シル化及び分子内環化を経る広範な代謝を受ける。モー
ラ−、G 、 (M aurer、 G )+ )ラン
スプラント・プロワ、、17:19(1985)。今日
迄に特性決定(characterize)された代謝
物の全てが、分子の環状構造を保持しており、親CsA
のように代謝物は標的組織に広範に結合している。
ライラフエル、 B 、 (Ry4fel、 B、 )
等、トランスプラント・ブロン、、20:575(19
88)。CsAの代謝物のうち成る21個のものは現在
知られており、M1〜M、1と命名されている。M 1
、M 1@及びM l 7はCsAの主要な代謝物であ
る。
臓器の拒絶反応を抑制するに必要な治療薬濃度以上の濃
度で、CLIA及びその代謝物のうちの成る物が存在す
る時は、これらは患者に好ましくない臨床的副作用をも
たらす。腎機能不全は一般に、シクロスポリンAで免疫
抑制された患者に起こるが(カーノ、B、D、(Kah
an、B、D、)等、トランスプラント・ブロン、、1
7:1(1985))、CsA代謝物も腎毒性の可能性
があるかどうかについては議論の余地が残る(反対意見
としては、ライラフエル等の前記の論文を参照せよ。)
。副作用として時に、上腹部の痛み、短期感覚異常、軽
度の多毛症、歯肉過形成、及び感染症を、惹き起こす。
ペン・エズラ、D、(Ben、Ezra、D、)等、前
記の論文。このように、移植にシクロスポリンを臨床的
に使用することは複雑である。即ち、投与量が少ないと
十分な免疫抑制が行なわれず、又過剰に投与すると腎毒
性、肝細胞毒性、及び敗血症をもたらすので、この間の
狭い範囲が治療薬として適した投与量となる。ライッフ
ェル、B0等、アーキ。
トキシコール、(Arch、Toxicol、)53 
:l O7(1983)、マイヤース、B、D、(My
ers、B、D、)等、N、イング、J、メト、(N、
El](、J 、Med、)、311:699(198
4)。この様に、移植患者の血漿中のCsA1度を絶え
ず長期間モニターせねばならない。そうする為には、C
sAとその類似体、誘導体及び代謝物とを区別出来るだ
けでなく、(免疫抑制剤又は毒物として)薬理活性を示
す代謝物と薬理不活性なものとを区別出来る分析法を用
いなければならない。
現在、CsAとその代謝物は高速液体クロマトグラフィ
ー(HPLC)、3H又は12′Iをトレーサーとして
用いた放射免疫定量法(R’lA)、及び蛍光偏光免疫
定量法(FPIA)により定量されている。HPLCを
用いた固相抽出法により、患者のサンプルからCaAと
その代謝物の全てが分離・同定されている。クリスチャ
ンズ、 U、 (Christians。
U、)等、クリニ、ケミ、(CIin、Chem、)、
34:34(1988);レシスマイヤー、 G 、 
L 、 (L ensflIyer。
G、 L、)等、トランスプラント・ブロン、、 20
 :(314(1988);チャールズ、 B 、 G
、 (Charles+ B 。
G、)等、セラビ、ドラ’yグ、モニター(T her
ap、 D rug。
Mon1tor)、 10 :97 (1988)。そ
の様な方法は、病院の研究員にとっては時間がかかり過
ぎ、定量するには高価であり、更にデータがとれるのが
一般的に遅過ぎるのみならず、CsAとその代謝物の全
てを分離・評価するには限界があり、更に又、生理活性
なものと不活性なものとを区別する事が出来ない。HP
LCは、未代謝CsAの測定には最も適していると考え
られる。フェルダーR,A、 (F elder、 R
,A、)等、クリニ、ケミ、(32:1378(198
6)。) RIAの方法は、患者サンプル中のシクロスポリンとそ
の代謝物を定量するのに使われている。
種々のRIA法の全てが基本段階として、ラベルした(
3H,115I、又は蛍光分子)シクロスポリンとその
シクロスポリン分析体との間の、それらの化合物に特有
の抗体上の結合サイトをめぐる競争反応を含む。その競
争反応の結果、抗体に結合し且つラベルされたシクロス
ポリンは、未ラベルのシクロスポリンアナライト(am
alyte)によりサンプル中の量が減少する。−船釣
には、マホニーW、 C、(M ahony、 W、 
C,1米国特許第4,727゜035号(1988年、
2月23日):ローインクーラー、J、PCT出願公開
WO36/12080(1986年、4月10日)を参
照せよ。多クローン抗体を使用するRIAに於いては、
粗化合物と、その代謝物のうち必要な免疫決定因子(こ
れは、7〜32%の交叉反応性と見積もられた。フエル
ダー、R,A、(Felder、R,A、)等、前記論
文。)を保有するもののみの合計が計算される。後者の
うちの成るものだけが、免疫抑制薬又は毒物として薬理
活性である。更に、”J−CgAをトレーサーとして用
いたRIA値は、’H−CsAを用いた値と食い違った
結果を与える。この理由は未だ分っていない。フェルダ
ー、R,A、等、前記論文。
単クローン抗体を用いるシクロスポリン及び代謝物のR
IA法も又、知られている。ケスニオ−(Q uesn
iaux)は、2つのタイプの単クローン抗体(Mab
)を開発した。即ち、1つはCsAに特異的に、もう1
つはCsAとその代謝物の両方に非特異的に結合するM
Abである(ケスニオ−1■1等、クリニ、ケミ、、3
3:32(1987乃。多クローン抗体と2つのMAb
合成体を使用し、且つ放射線ラベル体−(RIA)と蛍
光ラベル体(FPIΔ)を用いた免疫定量法と、HPL
C法とを比較すると、tA若しくはFPIΔの何れも、
多クローン抗体と非特異的MAbによりCsAとその代
謝物の成る物を測定出来るが、一方、特異的MAbとH
PLCによりCsAの粗化合物を測定できる。ギボンズ
、 S 、 (G 1bbons、 S 、 )等、ト
ランスプラント・ブロン、20:339(1988)。
その他としては、CsAに対してRIAは非常に不明確
であり、更に、肝臓移植患者の肝機能劣化を示す如く全
Cs濃度をHPLCの測定値よりも過大に見積もる、と
いうことが判っている。ブライデン、G、T。
(B 1yden、 G、 T、)、クリニ、ファーマ
、セラヒ。
(CIin、 P harm、 T herap、)、
37:182(1985);ホルト、D、W、(Hol
t、D、W、)等、クリニ、ケミ、。
34:1091(1988)。
このように、CsA及びCsA代謝物に対する分析方法
の違い、更に種々の試験による交叉反応性スペク゛トル
の違いが、生物学上どの程度重要であるか不明確であり
、それ故、CsAを投与した後に発生する可能性のある
治療薬とは逆の副作用を予見し且つ回避するために、ど
ちらの方法及びマトリックスが治療薬のモニタリングに
最適であるかを決定するための多大な相関研究が求めら
れている。
このように、シクロスポリン、その類似体、誘導体、及
び代謝物に対して、迅速で、単純で、且つ費用がかから
ず、流体サンプル中のこれらの分子の濃度が正確に定量
され且つ再現性を有し、更に又、薬理活性化学種と非活
性化学種との区別が出来る定量分析法が強く求められて
いる。
[発明が解決しようとする課B] 本発明者等は、流体サンプル中及び血液細胞中に於ける
シクロスポリンとその類縁体の機能活性度に対する新し
い分析法を見い出した。この方法は、結合剤として水溶
性の細胞質巨大分子シクロスポリン結合タンパクを用い
る競争的なタンパク結合分析法を含む。従って本発明は
、シクロスポリン及び薬理活性代謝物に対し特異的な水
溶性巨大分子結合タンパクを提供することを目的とする
又本発明は、前述の水溶性結合タンパクを用いた、シク
ロスポリン及び薬理活性代謝物に対する、水溶液を基本
とした競争的タンパク結合分析法を提供することを目的
とする。
更に本発明は、前述の可溶性結合タンパクを用いた、シ
クロスポリン及び薬理活性代謝物に対する、固体状態の
競争的タンパク結合分析法を提供することを目的とする
更に、又本発明は、放射性原子、酵素、蛍光分子、又は
化学発光分子でラベルされ、本発明の競争的タンパク結
合分析法に使用するのに適したシクロスポリンを提供す
ることを目的とする。
本発明を以下に記述した好ましい態様から、及び特許請
求の範囲から更に明らかにする。
[課題を解決するための手段] 「受容体」という用語は、成る配位子を認識出来且つ選
択的にそれと結合し得る巨大分子に関して言い、配位子
と結合した後に、この巨大分子は成る化学的又は物理的
シグナルを発生することが出来、このシグナルにより連
鎖現象を始めて生物学的反応を導くということは一般的
に認められている。ブレーヒャ−,M、(Bleche
r、M、)等、「受容体と人間の疾患」(ウィリアムズ
&ウィルキンズ(Wi11iams&Wilkins)
、バルチモア、1981年、第1章)。
それ放水発明に於いては、競争的タンパク結合分析法に
使用される水溶性結合タンパクは、天然の受容体の特性
、即ちシクロスポリン薬剤及びその類似体、誘導体、及
び代謝物の薬理作用の最初の段階(即ち、薬剤のタンパ
ク質巨大分子への特異的可逆的結合)を行なう、という
特性を備えるということは重要である。
本発明に従って行なう分析法に使用するのに適した水溶
性特異的結合タンパクは、哺乳類細胞、例えば人間の末
梢血のリンパ球、単核細胞、又は白血病細胞、ウシの胸
腺グランド、人間若しくは子牛の脾臓細胞、人間若しく
は動物の胸腺様又はリンパ腫細胞系、人間若しくは動物
の肝臓又は肝癌細胞の抽出物から、又は、人間若しくは
動物の赤血球から調製される。シクロスポリン結合タン
パクは多種の系統発生学、例えば節足動物、トレマトー
ダ、軟体動物、菌類、海綿動物及びイーストに存在する
。好ましくは、人間の又は確立された細胞系の白血球で
ある。最も好ましくは、正常な人間又は癌患者の単核白
血球である。
細胞質とは、細胞のうち非粒状非膜部であると生物学的
には定義される。可溶性細胞質(即ち、サイトンル)と
は、細胞抽出物を高い9−力で、即ち20.0009以
上で少なくとも15分間遠沈した後の上澄液フラクショ
ンであると、操作上は定義される。本発明を行なうのに
適したシクロスポリン結合タンパクは、この上澄液中に
存する。
次に述べる当業者に周知の細胞分裂法及びサイトツル巨
大分子単離法は、本発明の実施の上で適する。一般に、
単離した白血球又は赤血球を次の方法のうちの何れかで
分裂させる。即ち、(1)低張溶液中、低温で凍結−解
凍、次いでガラス/ガラス又はテフロン/ガラス均質化
チューブ中捻やかに均質化;(2)低温で短時間の音波
処理;(3)低温で低張細胞溶解、次いで細胞溶解物の
狭いオリフィス(例えば、26ゲージ皮下注射針)への
強制的反復通過;又は(4)低張溶液中での直接均質化
本明細書中、最も好ましい方法は、白血球のペレットを
低張塩溶液中、低温で凍結させ、次いで急速解凍して細
胞を溶解させ、そしてテフロン/ガラス均質化器中でそ
の溶解物を穏やかに均質化する。
前述の方法の何れかによる細胞分裂の後、この分裂調製
物を当業者に周知の方法で分別し、サイトツルタンパク
質を単離する。好ましい方法では、細胞均質物をサクロ
ース溶液として調整する(0゜25〜0.32Mのサク
ロース最終濃度)。次いで真空中、4℃で30〜90分
間20.000〜40.0009で遠沈する。シクロス
ポリン受容体夕ンパク質は上澄液中に存在し、使用する
用意ができる迄凍結して(例えば、−70℃で)これを
保存しても良い。その他の方法としては、細胞を等張緩
衝液(例えば、0.15MKC(,20a+MトリスH
CQ緩衝液、pH7,2,5mM2−メルカプトエタノ
ール)中で短時間音波処理して分裂させる時に、サイト
ツルを真空中4℃で100.0009の遠沈で回収する
。シクロスポリン結合タンパクはこのサイトツル中に存
在し、使用する迄凍結する。
更にその他の有用な方法としては、この混合物を等張圧
に調節した後、細胞破片を500〜10009で10〜
20分間予備遠沈して均質物から除去し、そして上澄液
をioo、ooo〜150.000gで30〜90分間
、4℃、真空中遠沈してサイトツルを得る。受容体は上
澄液中に存在する。
細胞の分別法が何であれ、シクロスポリン結合タンパク
は、分裂細胞調製物の水溶性部分中に存在することは明
らかである。
前述のサイトツルはそのまま本発明の競争的タンパク結
合分析に用いられる。成るいは、サイトツルのシクロス
ポリン結合タンパクを、分析に使用する前に予め部分的
に精製し濃縮する。サイズのふるい分け法及び親和性ク
ロマトグラフィー法が、精製及び濃縮工程に好ましい。
そのような分別法は米国特許第4.722,999号(
ハンドシュマツカー、 RoE、 (Handschu
macher、 R,E、)等、(1988年2月);
コレトスキイA 、 J 、 (K oletsky。
A、J、)等、J、イムツル、(J 、 I m+au
no1.)、 137 :1O54(1986):ハー
ディング、 M、W、 (Harding。
M、 W、 )等、J、バイオ口、ケミ(J 、 B 
iol、 Chem、 )261:8547(1986
);及びアガーウオール6)に開示されており、それら
を、可溶性細胞タンパク質分別法の範囲に於いて参照に
より導入する。薄膜分子量ふるい分けフィルターも又、
粗分別に使用しても良い。3.000〜150,000
の分子量を持つタンパク質の分別に適したモレキュラー
シーヴ(例えば、セファデックス(S ephadex
)G−75又はG−100,ファーマシア・ファイン・
ケミカルズ社(Pharmacia  Fine  C
heliicals。
I nc、 )、ビスカッタウェイ(P 1scata
vay)、 N J 、又はバイオ−ゲルP−100,
パイオーラッド(Bi。
Rad)、リッチモンド、CA)が、好ましい。本発明
の競争的タンパク結合分析法の目的のために、(1)タ
ンパク質が、この分析法(即ち、放射活性、蛍光偏光、
化学発光及びその類似)に対し統計的に意味を持つ範囲
でラベルしたシクロスポリンと結合する場合、(2)未
ラベルのシクロスポリン及び生物学的に活性な類似体、
誘導体及びその代謝物が、タンパク買上の特定の結合サ
イトをめぐってラベルしたシクロスポリンと競争する場
合、及び(3)ノイズに対するシクロスポリン比、即ち
ラベルしたシグナルの全ての結合の、この分子の非特異
的結合に対する比(これらの用語は、以下の「競争的タ
ンパク結合分析法の原理」に於いて定義されている。)
が少なくとも1.1.好ましくは少なくとも1.2であ
る場合、タンパク質の分別は好ましい。
本発明に適したラベルしたシクロスポリン本発明の競争
的タンパク結合分析法には、ラベルしたシクロスポリン
が必要である。3H,”’ !又はフルオレセインでラ
ベルしたシクロスポリンは、市販されている。[3H]
C5A(ラベル位置:95%[Abu−’H1−シクロ
スポリン及び5%[N−メチル−3H]−サル(Sar
))シクロスポリンは、サンドツーファーマシューティ
カルズ(SandozP harmaceut 1ca
ls、 )ハノーバー、N、J、)又はサンドラ・リミ
テッド(Sandoz  Ltd、バーセル(Base
t)。
スイス)より市販されている。[3H]・ジヒドロCs
A ハ、’Hr(二ニー・イングランド・ニュークリア
6コーブ、(New  England  Nucle
ar  Carp、)。
ボストン、 MA)を用いてウィルズバッハ(lfil
zbach)の方法で、CsA中のMeBut2重結合
を触媒還元して調製される。[1filll]  C8
Δは、イムノ・ニュークリア1コープ(I II+mu
no  N uclear  Corp、 。
スイス、ステイルウォーター(S tillwater
)M N 。
55082)のインクスター試薬(INcsTARki
t)の一部として市販されている。蛍光偏光検出法用の
C5A−フルオレセイントレーサー(これはTDX装置
と共に使用するのに適している。)は、アボット・ラボ
ラトリーズ(A bbott L aboratori
es。
アボット・パーク、 I 1)より市販されている。
CsAは又、米国特許第4,427,035号(マホ=
 −、W、 C,(Mahoney、W、 C,)等、
1988年2月23日)記載の方法に従って、フルオレ
セインインチオシアネートとの反応により、フルオレセ
インでラベルすることが出来る。
11111−ラベルしたヒスタミン−CsCは、クリニ
、ケミ、(つyt 7.P、Y、(Wong、P、Y、
)等、32:492(1986))記載の方法に従って
調製される。
標準として使用するCsA、CsB、CsC,及びCs
D、そしてCsA代謝物は、サンドラ・ファーマシュー
ティカルズ(ハノーバー、N、J、)より市販されてい
る。
アルカリ性フォスファターゼ又はβ−ガラクトシダーゼ
の開裂により励起される水溶性1.2=ジオキセタンの
様な化学発光ラベル体については、ブロンスタイン[B
 ronstein、 I 、 Y 、等、J、バイオ
ルミネ、ケミルミネ、 (J 、 B iolumin
、 Chemilumin、 )2:186(1988
)]及びボイタ[Voyta、 J 、等。
クリニ、ケミ、、34:157(1988)コにより記
載されている。そしてこれらは、クエスト・システム・
インク、 (Q uest  S ygtms、 I 
nc、ベツドフォード、MA01730.キャット、 
(cat、)  no、ED−010)より市販されて
いる。
競争的タンパク結合分析法の原理は、次の一連の反応に
基づく。
(式中、Sはあらゆる被分析物、S*はSのラベルした
類似体、Rは特異的な反応物(即ち、受容体タンパク質
又はグリコプロティン)、そしてS*−RとS−Rはそ
れぞれ受容体に結合し、ラベルした、及び未ラベルのS
を表わす。−射的には、ブレヒ+ +、 M、 (B 
1echer、 M、 )等、前記論文を参照せよ。) 定常条件下、添加したラベル配位子のトレーサーftの
S*とその受容体との反応で、この2つの物質量に於い
て錯体、S”−Rを形成する。この錯体の単離は、受容
体の同定と定量の両方に役立つ。未ラベルのアナライト
、S%を加えてS−Rが形成され、競争的平衡が成立し
た時、単離したS−R錯体中にはより少ない量のラベル
体が存在する。この減少量は、存在する未ラベルのアナ
ライトの量に比例する。実際的には、標準曲線をつくる
為に、固定量の受容体タンパク質を0〜過過飽和度のS
存在下、固定したトレーサー量の88にさらす。後者の
濃度は理想的には、特異的結合のKaよりも数オーダー
大きいものである。そしてこのフラクション(f非特異
的結合」)は、非特異的結合が配位子濃度の直線的関数
であると考えられるので、全ての配位子濃度に対し同じ
であると考えられる。定常状態に達した後、?−:i錯
体を単離し定量する。最も競争的になった容器、即ち過
飽和濃度のSを含む容器中のラベル体の量を全結合値よ
り差引くことにより、非特異的結合データを補正する。
標準又は基準目盛曲線は、 [5(std)  NSB/B(o 5td)  NS
B]100対logcs](式中、B (std)は標
準Sの各濃度に於ける9Sの結合体く即ち、夛[コ1)
のm、 B(o 5td)は標準Sの非存在下に於ける
*S結合体量、そしてNSBは標準Sの各濃度に於ける
非特異的結合を表わす。)についてプロットすることに
より得られる。
シクロスポリンの標準溶液 本発明の分析法に使用するシクロスポリン標準溶液は、
次の様にして調製される。シクロスポリンのストック溶
液(stock  5olution)(典型的には、
10〜20μv/meであるが、他の濃度であっても良
い。)を水と完全に混ざる極性溶媒中でi!2する。ス
トック溶液を薬剤が含まれない純血液、純血漿、又は純
血清で10倍に稀釈して検f11標準を作る。薬剤を含
まない純血液(whole  flood)、純血漿、
又は純血清で更に稀釈して0〜2000ny/mQの一
連のシクロスポリン稀釈標準を作る。
検量標準溶液に残存する溶媒濃度は、結合反応に影響を
与えない限り、決定的なものではない。高濃度のシクロ
スポリン標準検量溶液(例えば、2000μ9/Iのは
、4℃で貯蔵しておくことが出来るが、調製してから2
4時間以内に使用せねばならない。アルコールは好まし
い溶媒で、C1〜C8の一級、二級又は三級アルカノー
ルから選択される。アセトニトリルも又、シクロスポリ
ンのストック溶液に適した溶媒である。
分析前に於ける、流体サンプルからのシクロスポリン抽
出 患者サンプル中のシクロスポリンとその類似体、誘導体
、及び代謝物、対照サンプル及び、薬剤を含まない純血
液、純血清又は純血漿で調製された標準は、分析に適し
た形態で供されねばならない。
好ましい方法に於いては、シクロスポリン含有流体サン
プルのアリコートを、約20体積のメタノールで抽出し
、遠沈により沈降タンパク質を沈澱させる。界面活性剤
溶液で純血液のアリコートを抽出することも適する。例
えば、0.03%(v/v)トウウィーン(T wee
n) 20ポリオキシエチレン(20ソルビタンモノラ
ウレート)含有の2011Illトリス緩衝液(pH8
,5,5〜10体積)は適した抽出剤である(フエルダ
ー、 R,A、、前述の論文)。シクロスポリン及び代
謝物は又、ベーカーIO抽出システム(S P E、 
J 、T、 Baker、  フィリップスバーブ、N
J)及び小型のシアノディスポーザブル抽出カラム(3
iff容量、40nm直径)を使用するイーの方法(Y
ee、 G、C,等、クリニ、ケミ、、28:2269
(1982))により血清含有サンプルから抽出するこ
とが出来る。純血液に適したその他の方法としては、純
血液サンプルを、2体積のメタノールと1体積の水で抽
出し、沈降タンパク質を遠沈により除去し、シクロスポ
リン含有上澄液を、チャールズの方法(Charles
、  B、G、等。
セラピ、ドラッグ、モニター(T herap、  D
 rugMonitor)、  10 :97 (19
88))に従って、セブーJ’eyりC+s(S ep
−P ak  C18)サンプル:A製カートリッジ(
ウォーターズ・クロマトグラフィm−デイビジョン(W
aters  ChroiatographyD 1v
ision  ミルフォード、MA)に通して濾過する
分析方法 1、結合ステップ シクロスポリン、類似体及び/又は代謝物含有アルコー
ル抽出物のアリコート(これらのアリコートの体積はラ
ベル体に依るが、3H−又は115■−ラベルを使用す
る時は典型的には0−1000μgである。)を分析チ
ューブに加え、穏やかに不活性ガスを流しつつ、僅かに
加熱した温度(典型的には40℃でNtガス)で溶媒を
留去する。
その後、サイトツル結合タンパク調製物を適当に稀釈し
たもののアリコートを試験管に入れ、タンパク質に定常
的に結合するように穏やかにかき回す。ラベルしたシク
ロスポリンのアリコートを試験管に加え、混合する。次
いでこの試験管を、定常状態の結合1こ達するような適
当な時間(これは、0(対照)〜16時間、典型的には
1.5時間)、僅かに加温した温度(典型的には、37
℃)で保温する。非特異的結合体チューブは、結合タン
パクアリコートと同体積の緩衝液に、シクロスポリンを
含まない抽出物を添加することにより調製される。
2、分離ステップ 蛍光偏光分析法以外で、タンパク結合したフルオレセイ
ンラベルされたシクロスポリンと未結合のフルオレセイ
ンラベルされたシクロスポリンとを、これらが共に溶液
中に存するときに区別出来るあらゆる検出法を用いる場
合(以下を参照。)、タンパク質に結合し且つラベルさ
れたシクロスポリンを遊離し且つラベルされたシクロス
ポリンから分離することは必要である。
この目的のために使用し得る分離法としては以下のもの
が挙げられる。
JmA:結合反応混合物の内容物を水冷緩衝液く好まし
くは約pH7,4)で稀釈し、内容物をファ・ソトマン
GF/Bフィルター(ファツトマン・ヘ一バー(Wha
tIIlan  P aper)、  メイドストーン
(Maidstone)、英国)のようなガラスファイ
バーフィルターを通して濾過し−、次いで水冷緩衝液で
洗浄した。薄膜には、タンパク質に結合し且つラベルさ
れたシクロスポリンが保持される。
ム汰旦:非特異的結合サイトをブロックするためにキャ
リヤーであるウシの皿清アルブミン又はγ−グロブリン
溶液で予備洗浄した微孔性フィルター(fll、tば、
ニトロセルロース0.22μ肩フイルター(ミリポア・
コープ(Millipore  Corp、。
ペッドフォード(B edford)、 M A ))
を使って濾過する以外は、この方法は方法へと同じであ
る。
方法C:氷冷緩衝液で結合反応混合物を稀釈した後、キ
ャリヤータンパク質(アルブミン又はγ−グロブリン)
で塗装された木炭粒子の懸濁液をチューブに加え、この
混合物をかき回し、次いで冷温上遠沈し、木炭粒子を沈
澱させる。上澄液には、タンパク質に結合し且つラベル
されたシクロスポリンを含む。
方法D:結合反応混合物を水冷緩衝液で稀釈した後、ポ
リエチレングリコール粒子(M、W、  15゜000
〜20.000)の懸濁液、例えば30幻/ff12M
濁液1.Mと、キャリヤータンパク質の溶液、好ましく
は血清アルブミン又はγ−グロブリン1.OHを合わせ
たものを加え、生成した懸濁液を混合する。沈澱物を遠
沈で集め、上澄み液を廃棄する。このペレットには、タ
ンパク質に結合しラベルされたシクロスポリンが含まれ
る。
15 L E :結合混合物を水冷緩衝液で稀釈した後
、キャリヤーアルブミン又はγ−グロブリンをチューブ
に加え、トリクロロ酢酸を最終濃度約5〜10%になる
迄アイスバス温度で加え、全てのタンパク質を沈澱させ
る。この沈澱物を遠沈し、上澄液を廃棄する。ペレット
にはタンパク質に結合しラベルされたシクロスポリンが
含まれる。
万広v:モレキュラーシーヴマトリクス、例えばLH−
20セフアデクス(Sephadex、 7フー7シア
・ファイン・ケミカルズ(P harmac ia  
F i neChemicals)、  ビスカッタウ
ェイ(P iscataway。
NJ)のミニカラムを用いて、結合混合物中の未結合化
学種からタンパク質結合ラベル化シクロスポリンを単離
する。小体積量(例えば、0.5zυのリン酸塩緩衝生
理食塩水(好ましくは約pH74)でこのカラムを洗浄
すれば、廃棄体積(voidvoluIIle)中にタ
ンパク質結合ラベル化シクロスポリンが留出している。
セファデクスLH−20は弱練水性のマトリクスであり
、遊離したラベル化/クロスポリンは、このようなマト
リクス中で遅く留出する。
受容体に結合した放射性シクロスポリンの定量方法人及
びBに於いて3Hがトレーサーである時、フィルターを
液体シンチレーションカウンティング(LSC)バイア
ル内に設置し、シンチレーシヲンシステム(例えば、p
css、アメルサーム(A mersham’)、アー
リントン、ハイツ、I1)を継なぐ水性−有機性溶媒層
のアリコートを加える。
このバイアルをかき回し、放射活性量を液体シンチレー
ションスペクトロメトリー(LSS)で定mする。方法
Cを用いる場合は、上澄液のアリコートをLSCバイア
ルに加え、例えばpcssで稀釈し、かき回し、次いで
LSSで計数する。方法り及びEを使用する場合、ペレ
ットをpcss中で再懸濁し、成るいはNaOHで溶解
し°これをPC8Sで稀釈し、次いでLSCバイアルに
加え、LSSで計数する。方法Fを用いる場合は、廃棄
体積のアリコートをpcssで稀釈し、LSCバイアル
に加え、次いでLSSで計数する。
1!!11がトレーサーである場合、方法A及びBにお
けるフィルター、方法Cに於ける上澄液、又は方法り及
びEに於けるペレット、又は方法Fに於ける廃棄体積を
ガラスチューブ内に設置し、放射活性をガンマカウンタ
ーで定量する。
蛍光偏光による競争的タンパク結合分析法3Hラベルし
たCsA及びフルオレセインラベルしたCsAを用いた
置換実験により、両分子はサイトツルシクロスポリン結
合タンパク上のCsA結合サイトをめぐって競争するこ
とが示された。
競争的タンパク結合化学種中に於いて受容体と結合した
シクロスポリン量を決定するための蛍光偏光分析測定法
は、この観察に基づく。
蛍光偏光分析法の原理については、ロビンズ等の論文[
Robbins、  B、 A、、  J 、クリニ、
ラボ。
lt’)、 (J、 Cl1n、  Lab、  An
al、 )、  2:62(1988月、及びアボット
研究書のTDX教授マニュアル(A bbot  L 
aboratories  T D XI n5tru
ction  Manual)に記載されている。この
分析法を簡潔に述べると、平面偏光ビームを用いてフル
オロフォア(fIuorophore) (例えば、フ
ルオレセイン)を励起し、発生する偏光蛍光シグナルを
測定する。この分析法に於いては、溶液中の分子はその
分子サイズに反比例した速度でランダムに動き、回転す
るという原理に基づ(。小さな分子(例えば、C5A−
フルオレセイン)は自由にそして速く回転するが、大き
な分子(例えば、タンパク質に結合したC5A−フルオ
レセイン)は自由に、成るいはほぼ自由に回転すること
はない。
本発明の蛍光偏光結合タンパクに基づく分析法に於いて
、C5A−フルオレセインは自由に回転するので偏光蛍
光シグナルを発生することは無いが、シクロスポリンに
結合したC5A−フルオレセインは自由に回転出来ない
ので偏光蛍光シグナルを発生する。即ち、分子サイズの
増大化と共に偏光は増加する。
このようにこの分析システムは、アナライト(本明細書
中に於いてはシクロスポリン、その誘導体、類似体、又
は代謝物)、蛍光ラベルした薬剤(例えば、C5A−フ
ルオレセイン)、及び水溶性シクロスポリン結合タンパ
クを有する最初のサンプルの保温を伴う標準競争的タン
パク結合分析法を含む。
偏光蛍光シグナルの強度は逆比例的にアナライト濃度に
関係する。グツドライカー、 W、B、(Dadlik
er、 W、  B、 )等、メソッズーxンジモル(
Metbods  Enzymol)、  48:38
0(1978)。
それ故、もし患者のサンプルが低濃度のシクロスポリン
アナライトを含有するならば、競争的結合反応が定常状
態に達した後には、反応混合物中には高濃度の結合した
トレーサー(例えば、C5A−フルオレセイン)が存在
し、高い偏光を示す。逆に、もし患者のサンプル中に高
濃度のシクロスポリンアナライトが存在するならば、競
争的結合反応が定常状態に達した後には、反応混合物中
には低濃度の結合したトレーサーが存在し、低い偏光を
示す。ラベルした分子が受容体に結合した時に偏光蛍光
の最大変化を生じる小さな分子の測定に、この方法は最
も有用である。
本発明の競争的タンパク結合分析法の目的のために、タ
ンパク質に結合したシクロスポリンアナライトと未結合
のシクロスポリンアナライトは単一の反応混合物中で区
別される(即ち、これら2つの成分を分離せずに区別さ
れる)ということは、蛍光偏光法に於いて重要である。
アボット(A bbott)研究所では、多くの治療剤
の分析に蛍光偏光システムを、そのTDXシステムに於
いて、応用している。シクロスポリンの免疫定量法用の
このTDXシステムは、自動化されたTDX装置に加え
て、緩衝液−界面活性剤溶液、タンパク質安定剤含有の
抗CsA抗体溶液、及び界面活性剤とタンパク質安定剤
を含有するCsAフルオレセイン溶液を、別々のバイア
ル中に入れた代謝物試薬パックを含む。
本発明のサイトツル水溶性シクロスポリン結合タンパク
及びタンパク安定剤を入れたバイアルを、TDXシステ
ムの抗体バイアルと置き換えることにより、シクロスポ
リン及びその類似体に対する本発明の競争的タンパク結
合分析法にこのTDXを適用することが出来る。
シクロスポリン標準、対照、及び患者サンプルをアボッ
トTDX装置の各カートリッジに別々に入れる。代謝物
試薬パックを装置に設置する。その後、自動化された一
連の各ステップに於いて、標準、対照、及び患者サンプ
ルが、水溶性結合タンパク及びCsAフルオレセインと
混合され、結合の定常状態に達する迄、予備セットされ
た温度で選択された時間、この混合物を保温する。この
混合物をガラスのキュベツトに移し、蛍光偏光シグナル
を測定する。上述した様に、このシグナル強度はアナラ
イト濃度に逆比例に関係する。
患者サンプルの蛍光シグナルをB/Bo比に変換し、一
連のシクロスポリン標準を蛍光偏光により分析して得ら
れる標準曲線(この曲線に於いて、縦座標は、 [B (std)/ B (o 5td)]100対f
2og[cs]であり、B (+、td)は結合した標
準C5A−フルオレセイン対の蛍光偏光であり、B(o
std)は対照サンプルの蛍光偏光であり、[Cs]は
各B/Bo比に於けるCsAの濃度である。)上の各B
 / B o比における各点を読む(上述のシクロスポ
リン標準溶液を参照せよ。) 上述の分離法A及びBに於いて、フィルターを一枚のフ
ァツトマン(Whatman)吸取紙上に置く。
次いで、3−(2″−スピロアダマンタン)−4メトキ
シ−4−(3’−ホスホリルオキシ)フェニル−1,2
−ジオキセタン、2ナトリウム塩(AMPPD、  ク
エスドシステムズ、インク0.ベツドフォード、MA)
のM g C(!を含有アルカリ緩衝溶液(500〜1
,000μ9)に、このフィルターを浸す。このフィル
ターを一枚のミラー・ボレスター・フィルム(Myla
rpolester  film)に移し、次いでタイ
プ612ポラロイドフイルム(P olaroidfi
lm)のようなインスタントフィルムを入れた魚箱に移
す。このフィルムを適当な時間露光した後、例えば黒色
及び白色のRBPデンシトメーター(RB P  D 
ensitometer、  トビアス・アソーシ。
イン先 (T obias  A 5soc、  I 
nc、 )、  アイビーランド(I vyland)
、  P A )を用いて暗像をデジタル化する。
分離法Eに於いては、ペレット!v濁液をpH7゜4の
緩衝液で洗浄し、次いでMgCCt含有アルカリ性緩衝
液(pH7〜10)で1度洗浄する。次いで、最大の蛍
光を発する迄、典型的には300Cで15〜30分間、
M g CQ *含有アルカリ性緩衝液(pH7〜10
)中でこのベレットをAMPPDと反応させる。その後
、各チューブからの蛍光をルミノメータ−で、例えばタ
ーナ−20Eルミノメータ−(T urner  20
 E  L uminometer)又はパーりホール
リド拳クリニルマット・ルミネセシス拳アナライザー(
Berthold  C1iC11nilu  Lum
1nescenceA nalyzer)で読む。
分離法C及びFに於いては、上澄液又は廃棄体積物それ
ぞれを、M g C(2tの存在下アルカリ性pH(p
H7〜10)でAMPPDと反応させる。最大蛍光に達
した後(典型的には30℃で15〜30分)、蛍光をル
ミノメータ−で測定する。
シクロスポリンがα−又はβ−ガラクトシダーゼに共役
(conjugate) I、ている場合、3−(2゜
スピロアダマンクン)−4−(3’−o−ガラクトピラ
ノシド)フェニル−1,2−ジオキセタンが基質である
競争的タンパク結合分析データのプレゼンテーション 標準又は基準目盛曲線は、既知のシクロスポリン標準溶
液に対し、 [B(std)−NS B/B(o 5td)−NS 
I3]100% 対 ffog[csAコ (式中各記号は前記と同義。) をプロットすることによりっ(られる。
その後、対照及び未知検体の放射活性値、蛍光偏光値又
は化学発光値を、当業者に既知の標準計算により [B(未知)/ B (o)コ100 (式中、B(未知)はタンパク結合シクロスポリンの定
量値、B (o)はそれに対し適当な対照値を示す。) に変換する。次いで、計算比を標準又は基準目盛曲線に
照らし合わせ、未知サンプル中のシクロスポリン又はシ
クロスポリン類似の生理活性を持つ化合物の濃度を決定
する。
固体状態の競争的タンパク結合分析法 支持マトリクス(例えば、ミクロタイター板の凹部の底
面、又はプラスチックチューブの壁面)をシクロスポリ
ン結合タンパクで塗装し、非特異的結合サイトを短時間
、薬剤を含まない血清にさらしてプロットする。
ラベルしたCsAを稀釈した、アルコール抽出物のアリ
コートを、塗装面と接触させ、穏やかに振とうしつつ保
温し、固体表面を冷PBSで洗浄し、次いで洗浄液を吸
引して廃棄する。
その後、シクロスポリン及び/又はその生理活性類似体
、誘導体及び代謝物が含有される患者の液体サンプル抽
出物のアリコートを、タンパク質で塗装した表面に接触
させ、0(対照)〜16(アナライト)時間のうちの適
当な時間、穏やかに振とうしつつ保温する。保温液体を
吸引廃棄し、固体表面を冷PBSで穏やかに洗浄する。
タンパク質に結合した、ラベルしたCsAを、上記液体
サンプルからのシクロスポリンの抽出のように、界面活
性剤又はアルコールで固体表面から抽出する。沈降タン
パク質を短時間の遠沈にかけて除去し、上澄液の放射活
性mを上述の様にして定量する。
(実施例) 当業者に本発明の詳細な説明するために、以下に実施例
を述べる。これらは説明するためにのみ記述されたもの
であり、特許請求の範囲に記載されていない部分につい
ては、これらが本発明の範囲を限定するものではない。
(実施例1) サイトンルシクロスボリン結合タンパクの単離約100
酎の血漿−緩衝液塗装物を入れたロイツバツク(L e
ukopack、血液銀行、小児病院国立医療センター
、ワシントン、D、C,より購入。)を3 : 5 (
v/ v)の割合でリン酸塩緩衝生理食塩水(pH7,
4)で37℃にて稀釈した。稀釈した細胞をヒストバッ
ク= 1077 (H1stopaque= 1077
、シグマ・ダイアグノスティックス(S igmaD 
iagnostics)、  セントルイス、MO)上
に3:8(v/ v)で積層し、25℃で30分間、4
009で遠沈した。稀釈した血漿の上層を吸引廃棄し、
ハイパツク(Hypaque)−血漿界面に存する白面
細胞層の単核白血球を注意深く吸い取りこれを保存した
。ボタン様の赤血球及び顆粒球を廃棄した。
白面細胞を一70℃で凍結し、解凍して細胞を溶解した
。更に、テフロン製の乳棒を用いて5ストロ一ク/分の
速度で2分間、ガラスチューブ内を穏やかに均質化して
細胞分裂を行なった。この均質物をサクロースで0.3
2Mに調製し、次いで0〜4℃で40分間、20. O
OOgで遠沈した。
シクロスポリンのサイトツル結合タンパクが含まれる上
澄液を、−70’Cで使用する迄保存した。
ニシンコニン酸タンパク質分析試薬(ピアス(P 1e
rce)、ロックフォード(Rockford)、 I
 1)を用いて定量したサイトツルのタンパク質i14
度は、2、1〜4.2o/l+2t?あツタ。
(実施例2ン 70%aq、 E to H中にCsAが160 tt
tt/i(1の濃度で存するストック溶液0.1.1j
ffを、純血液、血漿又は血清9.9112に加えて、
1.6μg/肩eの標準を調製した。1.6μg/Rν
の標準溶液を純血液、血漿又は血清で倍々に薄めて、2
5.50.100.200.400.800、及び16
00ng/xQの標準を調製した。対照として、薬剤を
含まない純血液、血漿又は血清を同様に倍々に稀釈した
2、標準、対照、又は患者サンプルの抽出CsAの純血
液、血清又は血漿標準、対照、及び患者サンプルのアリ
コート(50μのをメタノール950μσに加え、キャ
ップしたチューブを30秒間かき回して混合し、次いで
この混合物を5分間200 (hで遠沈して沈降タンパ
クを除去した。シクロスポリンを含まない純血液を上述
の様にして抽出し、ゼロ標準として用いた。
3、分析操作 アリコート(ステップlのエタノールl[50μρ〜8
50μ!:l)をガラス製の試験管に加え、穏やかにN
t気流を流しつつ40’Cで溶媒を除去した。
乾燥サンプルに(実施例Iの)サイトツル結合タンパク
を加え、試験管の内容物をかき回して混合した。適当に
稀釈したトレーサー[”!]−CsA又は[3H]−ジ
ヒドロCsAのアリコートを各試験管に加え、これらの
溶液をかき回して混合した。
結合体混合物を37℃で12時間保温した。CgAを含
まない抽出物を受容体アリコートと同体積の緩衝液に加
えて、非特異的結合チューブ(NSB)を調製した。
保温期間の後、チューブを水冷塔に漬け、トリスHCl
2緩衝液(pH7,4,4℃)3.0m12を稀釈剤と
して加えた。次いでチューブの内容物をファツトマンG
F/Bガラスフィルターに通して濾過し、このフィルタ
ーを1度水冷緩衝液6.0λQで洗浄した。次いでこの
フィルターで真空マニホールドで吸引乾燥した。
3Hがトレサーのときは、各フィルターを別々のLSC
バイアルに設置し、PC8Sのアリコートを加えた。各
バイアルをかき回し、2時間放置し、ラジオ活性をLS
Sで定量した。1″6■がトレサーのときは、各フィル
ターを別々のガラスチューブに設置し、ガンマカウンタ
ーで放射活性を定量した。統計的に意味を持つように計
測回数を選択した。
標準曲線は、ny/lQ単位のCsA濃度に対して[B
(std)  N S B/ B(o 5td)  N
 S BI300%をプロットすることにより作製した
第1図の曲線は、サイトツル受容体タンパク質と[3H
]−ジヒドロCsAの固定濃度、及びCsAの倍々に稀
釈した各濃度に於いて競争的タンパク結合分析法を用い
て作製した。この標準曲線は、シクロスポリンがl O
n9/ xQ〜400 n9/ mf2の範囲に於いて
有用である。
第2図の曲線は、トレーサーとして115■を用い濃度
に対して結合体の放射活性をプロットした以外は第1図
と同様にして競争的タンパク結合分析法を行って作製し
た。純血液中12 n9/ xQの濃度のCsA標準で
は、結合体は12%であった。
純血液中25 n9/ z(lの濃度のCsA標準では
、結合体は2%であった。第1図と第2図の著しい違い
は、[3H]−ジヒド0CsAに比し”’I −CsA
の方が、より大きな受容体サイトへの親和性を示し、そ
の結果より大きな感度を示すことである。
純血液中のシクロスポリン活性度濃度が約5n9/xQ
cskという低い場合でも、11Biトレーサーを用い
ればこの方法で定量することが出来る。
(実施例3) シクロスポリンの競争的タンパク結合分析法次の分析法
は、以下に述べる実施例2の変法を用いて行なった。
標準、対照、及び患者サンプルのCsAメタノール抽出
体積は800μQであった。サイトツル結合タンパクの
体積は、1 : 5 (V/V)に稀釈した緩衝液(0
,6x9/ig)200μρであった。放射性配位子は
[’H3−ジヒドロC5A(25μg)であった。保温
時間は12時間であった。水冷緩衝液2RQを各反応チ
ューブに加えて反応を停止させ、これらのチューブをア
イスバスに5分間漬けた。ガラスフィルター法で、遊離
した配位子からタンパク質に結合した[3H]−ジヒド
ロCsΔを分離した。
フィルターをpcssシンチラント(pcssscin
tillant) 10 mQに入れ計測し、標準曲線
を前記の3Hトレーサーの場合と同様にして作製した。
第3図に示すように、CsAのng/x(lのaogに
対して%B/Boをプロットすると、標準的な(cla
ssical) S状の関係が得られた。これは、放射
免疫定量法で決定された患者のシクロスポリン濃度の範
囲内である(マホ= +、 W、C,(Mahoney
+W、C,)、米国特許4,727,035号)。
(実施例4) 人間の単核白血球サイトツルタンパク質の分別パイオー
ラッズ・バイオ−ゲルP−100(旧o−Rad’s 
 Blo−Ge1  P  100)分子mふるい分け
ゲル(exclusion  get)(分別範囲は約
5.000〜100,000ダル)を充填した1、x2
cffiの1.D、カラムを、O,’4nMCaC12
ffi、0.5mMEDTA、及び80mMNaCQを
含有する50mMのトリスHCl2緩衝液で、24時間
平衡にした。
このカラムを、15,000〜66.000ダルのファ
ーマシア(P harmac ia)分子量標準を用い
て標準化した(第4図)。
実施例1のサイトルのアリコート2ze(2,2+yタ
ンパク質)をカラムに通し、前述のカラム緩衝液で分別
した。各フラクション(4mg)をl5CO(リンカー
ン、 Net、)フラクション・コレクターで集めた。
A 280 nmをモニターして、各サンプルのタンパ
ク質を分析した。4yx(lフラクションの16個のプ
ールを凍結乾燥し、次いで、フラクション7を除いて、
脱イオン水2RQで再構成(feconstitute
)した。尚、フラクション7は溶解を促進させる為に水
15MQで再構成した。
各フラクションの結合分析を、次の様に行なった。[”
H]−ジヒドロシクロスポリン25μQを各フラクショ
ン(チューブNO,1)0.5112に加えた。
同じ量のトレーサー及び未ラベルシクロスポリン64 
n9を、同一のサンブノ喧チューブNO,2)に加えた
。この結合体混合物を12時間、37℃で保温後、結合
化及び遊離トレーサーを実施例2で記述した方法で分離
した。両方のサンプルについて、特異的結合を上述のよ
うにして計算した。
第5図(グラフA)のヒストグラムは、競争的未ラベル
シクロスポリンの非存在下(チューブNO。
1)及び存在下(チューブNo、2)に於けるタンパク
質に結合した放射活性[3H]−ジヒドロシクロスポリ
ン量を、各カラムフラクションの平均分子量の関数とし
てプロットしたものである。各カラムフラクションに於
けるチューブ1とチューブ2の差異(これは結合に対す
る競争を反映する。)を、各カラムフラクションの平均
分子量の関数とじて第6図にプロットする。平均分子量
的10.250ダルの1種以上のタンパク質を含むサイ
トツルフラクションは、本発明の競争的たんばく結合分
析法に於いて最も活性であり、17,000ダル及び2
,650ダルのフラクションも又、可成りの競争的シク
ロスポリンA結合活性を示す。
(実施例5) の比較 CsAを投与した移植患者の16個の血液サンプルを、
本発明の競争的タンパク結合分析法及びHPLC法で2
重検査した。
結合分析法については、[’H]−ジヒドロシクロスポ
リンをトレーサーとして用いて実施例3の方法に従って
行なったが、保温時間は1.5時間とした。
HPLC分析法については、ギースブレヒト(G 1e
sbrecht、  E 、 E 、等、セラビ、ドラ
ッグ、モニタリング(T hera  D rug  
Monitoring)、  1988年出版)の方法
に従って行なった。簡潔に説明すると、内部標準CsD
を含むアセトニトリル:メダノール(9:1)750μ
Qで純血液250μQを抽出して、患者血液のタンパク
質を含まない濾過物を調製した。この混合物を遠沈した
後、上澄液をC10及びシリカ・ボンド・エルート物を
(S 1lica  Bond  E lug)のカー
トリッジに通して不純物を除去した。溶出液を乾燥し、
アセトニトリル:水(1:1)で再構成した。次いでヘ
プタンで抽出して遅れて溶出されるピーク部分を除いた
。3μバツキングしたスペルコシル(S upelco
sil)CI8カラム(10cmX4.6mm)(スペ
ルコ、インク、  (Supelco、  Onc、)
)を用いたウォーターズ・サイエンティフィック社(W
aters  S cientiricCo、)製HP
 L Cシステムで、HPLC分析した。
アセトニトリルニリン酸塩緩衝液(pH2,5,(77
:23))の移動層を流速0 、6 x(2/ ff1
in、で流した。
溶出フラクションの吸光度は214nmで測定した。
CsAの回収は92〜IO4%で、15μ9/Lという
より低い感度であった。この方法では、500μyCs
A/Lまで直線的であった。ピークの高さ測定を、15
0及び400μg/f、のCsA外部標準と比較した。
結果を第7図に示す。この図に於いて、CsAに対する
各HPLC分析結果(μ9/L単位)を、本発明の競争
的タンパク結合分析法(RRA、μ9/1)により得ら
れた同じサンプルの結果に対してプロットする。HPL
CはRRAよりも実質的に低い値を与えるので、違う目
盛りが必要であった。例えば、HPLCで約500μ9
/Lと測定された患者のサンプルは、RRAでは110
0〜1600μ9/Lであった。これは、RRAに於い
ては親C8Aのみならず、代謝物も同様に測定されるこ
とを示す。これらの代謝物がサイトツル結合タンパクと
反応したという事実は、これらの分子は生理学的に活性
であることを示し、更に、本発明の結合分析法は全ての
薬理活性なシクロスポリン化学種を測定することが出来
る事を示す。
本発明の」二連の議論は、主に好ましい態様とその実施
例について述べたものである。特許請求の範囲に記載し
た本発明の本質及びその範囲から外れることなく、本発
明の変法及び改良法が可能であることは当業者には明ら
かである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、トレーサーとして[’H]−ジヒドロCsA
を用い、サイトツル結合タンパクとして人間の単核白血
球抽出物(420μ2タンパク質)を用いた本発明の競
争的タンパク結合分析法から得られる(%B/Bo対シ
クロ対重クロスポリン線である。この図に於いては、一
定量のサイトツル調製物で一定量の3Hジヒドロシクロ
スポリンを、倍々濃度の各シクロスポリン標準と混合し
37℃で保温した。結合体のフラクションを遊離体フラ
クションからガラスフィルターを用いて分離した。 第2図は、トレーサーとして[118I]  C8Aを
用いた以外は第1図と同様の(CPM”’1対シクロス
ポリン)競争的結合分析曲線である。純血液中12 n
9/ xQのシクロスポリン標準は結合値12%を有す
る。25 ng/ zQでは結合値は2%である。 結合の著しい相違は、受容体に対して親和性がより低い
ことである。このことは、より大きな分析感度を有する
ことを示す。結合体フラクションをガラスフィルターで
分離した。 第3図は、サイトツル結合タンパクを120μ?使った
以外は、第1図と同様の(%B / B o対シクロス
ポリン)標準曲線である。一定条件の3Hジヒドロシク
ロスポリンとサイトツル受容体を増大濃度のシクロスポ
リン標準と混合した。結合体フラクションをガラスフィ
ルターを使って分離した。 第4図は、横軸に分子量目盛りを備えたバイオ−ゲルP
−100(Bio−Get  P−IQQ)モレキュラ
ーシーヴ力ラムの基準目盛(calibration)
を示す。 第5図は、パイオーゲルP−100カラムから留出する
サイトツルタンパク質フラクシヲンを、本発明の競争的
タンパク結合定量法で定量した結果を示す。尚、図中、
白抜部分けチューブNo、1(即ち、シクロスポリンを
含まないチューブ)、斜線部分けチューブNo、2(即
ち、シクロスポリン64n9を加えたチューブ)に関す
るものである。 第6図は、第5図の各カラムフラクションのシクロスポ
リン結合活性度を示す。 第7図は、患者の血液のシクロスポリンに対するHPL
C分析結果と、本発明に従って行なわれた結合定量分析
結果の比較を示す。 第4図 特許出願人 チルドレンズ・ナショナル・メディカル・
センター・ インコーホレイテッド 代理人 弁理士 青 山  葆 (ほか2名)/サ 子
 号 (Kd) HPLC (、ug/β]

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)均質化した、分裂した、通常の若しくは変
    形した(transformed)細胞を遠沈し、水溶
    性タンパク質を生成し、 (b)該水溶性タンパク質を分別し、 (c)得られた水溶性タンパク質のフ ラクションのシクロスポリン結合活性 度を試験し、そして (d)容認し得るシクロスポリン結合 活性度を有するフラクションを選択す る ステップを含む工程により調製されるシクロスポリン、
    その生理活性誘導体、類似体、及び代謝物に対する水溶
    性巨大分子結合タンパク。
  2. (2)該細胞が人間又は動物の、末梢又は培養した、白
    血細胞又はその前駆体組織を含む請求項(1)記載の結
    合タンパク。
  3. (3)該細胞が人間若しくは動物の赤血球又はその前駆
    体組織を含む請求項(1)記載の結合タンパク。
  4. (4)該細胞が人間又は動物の、組織又は培養した網内
    細胞を含む請求項(1)記載の結合タンパク。
  5. (5)該細胞が、人間又は動物の、組織又は培養した、
    肝臓、脾臓、骨髄、及び胸腺細胞を含む群より選択され
    る請求項(1)記載の結合タンパク。
  6. (6)該細胞が、節足動物、トレマトーダ、軟体動物、
    菌類、海綿動物、イースト、及びバクテリア細胞を含む
    群から選択される請求項(1)記載の結合タンパク。
  7. (7)該遠沈が、少なくとも20,000gの力で、少
    なくとも15分間、25℃以下の温度で行なわれる請求
    項(1)記載の結合タンパク。
  8. (8)該水溶性タンパク質が、1つ以上の分子量を濾し
    分け(cut off)膜フィルタに該水溶性タンパク
    質を通してフィルターすることを含む方法により分別さ
    れる請求項(1)記載の結合タンパク。
  9. (9)該水溶性タンパク質が、1つ以上のサイズふるい
    分け(size exclusion)ゲルカラムに該
    可溶性タンパク質を通してフィルターすることを含む方
    法により、約2,000〜150,000ダルトンの分
    別範囲で分別される請求項(1)記載の結合タンパク。
  10. (10)ラベルしたシクロスポリンAが該結合タンパク
    上の結合サイトをめぐって未ラベルのシクロスポリンA
    と競争する競争的タンパク結合分析法を各フラクション
    に適用することを含む方法により、容認し得るシクロス
    ポリン結合活性度を有する試験されたタンパク質フラク
    ションが選択される請求項(1)記載の結合タンパク。
  11. (11)2,400〜3,000ダルトンの分子量を有
    する請求項(1)記載の結合タンパク。
  12. (12)8,000〜13,500ダルトンの分子量を
    有する請求項(1)記載の結合タンパク。
  13. (13)13,500〜25,000ダルトンの分子量
    を有する請求項(1)記載の結合タンパク。
  14. (14)最初の流体サンプル中に含まれるシクロスポリ
    ン、その生理活性誘導体、類似体、及び代謝物に対する
    競争的タンパク結合定量分析法に於いて、該定量分析法
    が、 (a)最初の該流体サンプルのシクロスポリンを含む抽
    出物を調製し、 (b)該抽出物のアリコートを蒸発乾固させ、(c)乾
    固した該アリコートと請求項(1)記載の水溶性結合タ
    ンパクの水溶液を調製し、(d)放射活性シクロスポリ
    ンAを該水溶液に加え、加えて生成した溶液を定常状態
    の結合に達する迄保温し、 (e)タンパク質に結合したラベルされたシクロスポリ
    ンAを、未結合のラベルされたシクロスポリンAから物
    理的に分離し、 (f)タンパク質に特異的に結合したラベルされたシク
    ロスポリン量を定量し、 (g)タンパク質に特異的に結合したラベルされたシク
    ロスポリンの、上記ステップ(f)で得られた定量値を
    標準曲線に照らし合わせることにより最初の該流体サン
    プル中のシクロスポリン、その生理活性誘導体、類似体
    、及び代謝物の量を決定し、該標準曲線が、上述の(a
    )〜(f)の各ステップを含む競争的タンパク結合分析
    法により一連のシクロスポリン標準溶液を分析し、且つ [B_(_s_t_d_)−NSB/B_(_o_s_
    t_d_)−NSB]100対log[Cs](式中、
    B_(_s_t_d_)は結合タンパクに結合したシク
    ロスポリン量、B_(_o_s_t_d_)は対照、N
    SBは各サンプルのシクロスポリンの非特異的結合、及
    び[Cs]は分析された標準シクロスポリンの濃度を表
    わす。) をプロットすることにより得られる ステップを含む競争的タンパク結合定量分析法。
  15. (15)炭素数1〜6の直鎖状又は分岐鎖状1級、2級
    、又は3級アルカノール類から成る群より選択されるア
    ルコールを用いて、最初の流体サンプルからシクロスポ
    リン、その類似体、誘導体及び代謝物を抽出することに
    より、該抽出物が調製される請求項(14)記載の定量
    分析法。
  16. (16)該放射活性シクロスポリンAが^3Hでラベル
    されたシクロスポリンA又は^1^2^5Iでラベルさ
    れたシクロスポリンAである請求項(14)記載の定量
    分析法。
  17. (17)定常状態の結合に、約25℃〜約37℃に於い
    て約0.5〜約16時間で達する請求項(14)記載の
    定量分析法。
  18. (18)タンパク質に結合したラベルされたシクロスポ
    リンAと未結合のラベルされたシクロスポリンAの物理
    的分離が、ガラスファイバーフィルター、ニトロセルロ
    ースフィルター及びポリマーフィルターから成る群より
    選択されるフィルターを使って濾過することを含む方法
    により、行なわれる請求項(14)記載の定量分析方法
  19. (19)タンパク質に結合しラベルされたシクロスポリ
    ンAとタンパク質に未結合のラベルされたシクロスポリ
    ンAの物理的分離が、粒子吸着を含む方法により行なわ
    れる請求項(14)記載の定量分析方法。
  20. (20)該吸着剤が、タンパク質を塗装した木炭、及び
    デキストランを塗装した木炭から成る群より選択される
    請求項(19)記載の定量分析方法。
  21. (21)タンパク質に結合したシクロスポリンAとタン
    パク質に未結合のシクロスポリンAの該物理的分離が、
    タンパク質沈澱を含む方法により行なわれる請求項(1
    4)記載の定量分析方法。
  22. (22)タンパク質に結合したシクロスポリンAとタン
    パク質に未結合のシクロスポリンAの該物理的分離が、
    サイズふるい分けカラムを用いた濾過を含む方法により
    行なわれる請求項(14)記載の定量分析方法。
  23. (23)最初の流体サンプル中に含まれるシクロスポリ
    ン、その生理活性誘導体、類似体、及び代謝物に対する
    競争的タンパク結合定量分析法に於いて、該定量分析法
    が、 (a)最初の該流体サンプルの抽出物(これには該シク
    ロスポリン類が含まれる。)を調製し、 (b)該抽出物と請求項(1)記載の水溶性結合タンパ
    クの水溶液を調製し、 (c)フルオロフォア(fluorophore)でラ
    ベルされたシクロスポリンAを該水溶液に加え、加えて
    生成した混合物を定常状態の結合に達する迄保温し、 (d)保温した混合物の蛍光偏光シグナルを測定し、タ
    ンパク質に結合したフルオロフォアでラベルされたシク
    ロスポリンAの量に該蛍光偏光シグナルを変換し、及び (e)蛍光偏光標準曲線に照らし合わせることにより最
    初の該流体サンプル中のシクロスポリン、その生理活性
    誘導体、類似体、及び代謝物の濃度を決定し、該蛍光偏
    光標準曲線が、該蛍光偏光競争的タンパク結合分析法に
    より一連のシクロスポリン標準溶液を分析し、且つ [B_(_s_t_d_)/B_(_o_s_t_d_
    )]100対log[Cs](式中、B_(_s_t_
    d_)、B_(_o_s_t_d_)、及び[Cs]は
    請求項(14)と同義。) をプロットすることにより得られる ステップを含む競争的タンパク結合定量分析法。
  24. (24)該フルオロフォアが、フルオレセイン及びルシ
    フェリンから成る群より選択される請求項(23)記載
    の定量分析法。
  25. (25)最初の流体サンプル中に含まれるシクロスポリ
    ン、その生理活性誘導体、類似体、及び代謝物に対する
    競争的タンパク結合定量分析法に於いて、該定量分析法
    が、 (a)最初の該流体サンプルの抽出物(これには該シク
    ロスポリン類が含まれる。)を調製し、 (b)該抽出物のアリコートを蒸発乾固させ、(c)乾
    固した該アリコートと請求項(1)記載の水溶性結合タ
    ンパクの水溶液を調製し、(d)酵素に共役した(co
    njugate)シクロスポリンAを該水溶液に加え、
    加えて生成した溶液を定常状態の結合に達する迄保温し
    、 (e)タンパク質に結合し、酵素に共役したシクロスポ
    リンAを、タンパク質に未結合の、酵素に共役したシク
    ロスポリンAから物理的に分離し、 (f)タンパク質に特異的に結合し、酵素に共役したシ
    クロスポリンAの量を定量し、及び (g)タンパク質に結合し、酵素でラベルされたシクロ
    スポリンAの上記ステップ(f)で得られた定量値を標
    準曲線に照らし合わせることにより最初の該流体サンプ
    ル中のシクロスポリン、その生理活性誘導体、類似体、
    及び代謝物の量を決定し、該標準曲線が、上述の(a)
    〜(f)の各ステップを含む競争的タンパク結合分析法
    により一連のシクロスポリン標準溶液を分析し、且つ [B(_s_t_d_)−NSB/B_(_o_s_t
    _d_)−NSB]100対log[Cs](式中、B
    _(_s_t_d_),NSB,B_(_o_s_t_
    d_),及び[Cs]は請求項(14)と同義。) をプロットすることにより得られる ステップを含む競争的タンパク結合定量分析法。
  26. (26)ステップ(f)及び(g)に於ける定量が、化
    学発光法を用いて行なわれる請求項(25)記載の定量
    分析法。
  27. (27)該酵素がアルカリ性フォスファターゼであり、
    化学発光基質が、該酵素により分解されて光エネルギー
    を生成し得る水溶性1,2−ジオキセタンである請求項
    (26)記載の定量分析法。
  28. (28)該酵素がα−、又はβ−ガラクトシダーゼであ
    り、化学発光基質が、該酵素により分解されて光エネル
    ギーを生成し得る水溶性1,2−ジオキセタンである請
    求項(26)記載の定量分析法。
  29. (29)分析が固体状態で行なわれる請求項(14)〜
    (28)の何れかに記載の結合分析法。
  30. (30)最初の流体サンプル中のシクロスポリン、その
    生理活性類似体、誘導体、及び代謝物に対する競争的タ
    ンパク結合分析法の試薬に於いて、該試薬が、 (a)請求項(1)記載の結合タンパクとタンパク質安
    定剤の混合物、 (b)ラベルされたシクロスポリン、 (c)シクロスポリン標準、及び (d)緩衝液及び界面活性剤安定剤を含む混合物 を含む試薬。
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