JPH02209476A - スパッタリング方法 - Google Patents

スパッタリング方法

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JPH02209476A
JPH02209476A JP2804189A JP2804189A JPH02209476A JP H02209476 A JPH02209476 A JP H02209476A JP 2804189 A JP2804189 A JP 2804189A JP 2804189 A JP2804189 A JP 2804189A JP H02209476 A JPH02209476 A JP H02209476A
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JP
Japan
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target
gap
sputtering
bonding metal
backing
Prior art date
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Pending
Application number
JP2804189A
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English (en)
Inventor
Teruki Oitome
追留 輝喜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、薄膜電子部品を製造する場合に使用して好
適なスパッタリング方法に関する。
(従来の技術) 一般に、スパッタリングはその膜付着強度の大きいこと
、回り込み効果があり、大面積で均一な膜厚が得られる
ことなどで、導電性・非導電性膜を得る有力な方法とし
て広く用いられている。
このようなスパッタリングには種々の方式があるが、最
も簡単な例は対向した2枚の平板の一方をスパッタされ
るターゲット(陰極)とし、他方を膜を付ける基板のホ
ルダー(陽極)としており、代表的なバッチ式スパッタ
リング装置は、第6図に示すように構成されている。
即ち、真空容器1内にターゲット2と基板3を対向配設
し、両者間に高周波電圧を印加してスパッタリングを行
なう。図中の符号4は高周波電極、5は基板ホルダー 
6はシャッタ、7は真空計、8は暗部、9はアルゴンイ
オン、10はスパッタ原子、11はプラズマ、12は冷
却水である。
ところで近年、特に基板3を配置する領域の大面積化の
傾向は強まり、それに伴ないターゲット2も大形化の傾
向を示している。ところが、焼結体からなるターゲット
2の中には、大形化が困難なため複数のターゲット材を
つないで1枚とじて使用するが、つなぎ合わせる場合は
熱膨張で剥がれたり変形しないように、分割されたター
ゲット相互間に隙間を設けている。
即ち、従来のターゲット2は第5図に示すように構成さ
れ、焼結体からなり分割された複数のタゲット材2a、
2bのつなぎ合わせ面を45″〜60°の角度θの隙間
gをあけて配列し、支持体13に接合金属14により接
合している。これは、隙間gがスパッタ面に対し光学的
に遮蔽されていれば、接合金属14がスパッタされるこ
とはないという考えに基づいている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、実際には第5図に示すようなターゲット
2では、スパッタ中に接合金属14がターゲット2相互
の隙間gから浸み出し、コンタミネーションの原因とな
ったり、基板3に異物となって付着したり、異常放電を
誘発しターゲット2の寿命を著しく低下させるという欠
点がある。
これは、上記の現象が特に高周波電力の投入時に起こり
易いことを考えると、スパッタ中にはターゲット2を冷
却水により間接的に冷やしてはいるものの、焼結体及び
接合金属14の温度が上昇し、接合金属14の融点程度
になるためと考えられる。
又、角度を付けた隙間gを設けるのは、加工が困難なた
め、コストが高くなる。そして、隙間gに電界が集中し
、ターゲット材のこの角部のスパッタ率が周囲より高く
なる等の欠点もあり、改善が望まれている。
この発明は、従来技術が有していた上記のような欠点を
改良すべく成されたものであり、スパッタ中に接合金属
が隙間gから浸み出したリスバッタするのを防ぎ、コン
タミネーション、異物付着、異常放電、スパッタ率の不
均一等が起こらない安定なスパッタリングをターゲット
のライフエンドまで続けることが出来るスパッタリング
方法を提供することを目的としている。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明は、ターゲットと基板を対向配設し、両者間に
所定電圧を印加してスパッタリングを行なうスパッタリ
ング方法において、ターゲットは、複数に分割し互いに
隙間を設けて支持体の表面に載置し、且つ隙間から所定
距離を隔てた位置に設けた接合金属により支持体に接合
してなるスパッタリング方法である。
(作 用) この発明によれば、複数に分割されたターゲット材間の
隙間の両側に接合金属が付着しない空間を有しているた
め、スパッタ中に接合金属が隙間より浸み出すことがな
くなる。この結果、コンタミネーション、異物付着、異
常放電等が起こらない安定なスパッタリングを、ターゲ
ットのライフエンドまで続けることが出来る。
又、隙間に角度を付ける必要もなくなるため、隙間にに
発生する電界集中が緩和されることになり、スパッタ率
の不均一が解消される。又、各ターゲット材の加工が簡
単になる。
(実施例) 以下、図面を参照して、この発明の一実施例を詳細に説
明する。
この発明のスバ・タリング方法は、既述の従来と同様な
方法で行なわれるが、この発明ではターゲットが従来と
は異なるので、ターゲットについてのみ述べることにす
る。
即ち、この発明のスパッタリング方法で用いるターゲッ
ト2は、第1図に示すように構成され、従来例(第5図
)と同一箇所は同一符号を付すと、複数のターゲット材
2a、2bを支持体13の表面に、各ターゲット材2a
、2b相互間に隙間gを設けて載置している。この隙間
gの寸法は、スパッタリングガスの平均自由行程以下に
設定されている。
そして、隙間gから所定距離を隔てた位置に接合金属1
4を設け、この接合金属14により各ターゲット材2a
、2bを支持体13に接合(ボンディング)している。
つまり、この発明では、隙間gの両側に接合金属14が
付着しない空間を有している訳である。
このようなターゲット2は、具体的には次のようにして
製造するが、この実施例では、大きさが5’X15’に
してSi3N4  SiO2の混合粉末を焼結してなる
2個のターゲット材2 a %2bを、隙間gを介して
隣合わせ、大きさが5″×30′のターゲットを形成す
る場合について述べる。
先ず、導電性・伝熱性が良い例えば銅からなる支持体1
3を、150〜160℃に加熱しながら、支持体13表
面に形成した酸化被膜を機械的に研磨する。
これは、支持体13表面の酸化被膜により、接合金属1
4であるインジウム−すず(In−8n)合金半田の濡
れ性が悪化するのを防止するためである。従って、接合
金属14を付ける必要のない隙間g近傍(第1図のaの
範囲)には、この研磨処理を行わない。この場合、表面
の酸化銅被膜がそのまま残り、In−8nが付着しない
次に、支持体13の加熱を続けながら、InSn半田を
溶かし、均一な厚さとなるように接合の必要箇所に塗布
する。第1図のaの範囲は、10〜40mmが適当であ
る。これは10mm以下では、スパッタ中の接合金属1
4の浸み出しやスパッタが生じ易<、40mm以上では
ターゲット2の冷却効果が薄れるためである。
この実施例では、第1図に示すaの範囲を略20mmと
し、接合金属14であるIn−8n半田の厚さは略0.
2〜0.3mmとした。
次に、大きさが5’X15’にしてSL、N。
5in2の混合粉末を焼結してなる2個のターゲット材
2a、2bを用意し、先に形成した接合金属14の付い
ていない範囲、即ち、第1図のaの中央部に隙間gが来
るように各ターゲット材2a、2bを支持体13に並べ
て接合する。
この時、各ターゲット材2as2b間の隙間gの形状は
、支持体13表面に角度を付けないで垂直なカット面と
し、隙間gの寸法は0.1〜0.3mm程度になるよう
にした。
このような製造方法によるターゲット2を使用して、ア
ルゴン圧力が4.0XIO−”Pa、高周波(13,5
6MHz)電力が4.OKwの条件下でスパッタしたと
ころ、スパッタ中に接合金属14が各ターゲット2の隙
間gより浸み出すこともなく、コンタミネーション、異
物付着、異常放電等の起こらない安定なスパッタリング
を、タゲット2のライフエンドまで続けることが出来た
又、各ターゲット材2a、2b間の隙間gの形状も、支
持体13表面に垂直なカットであるため、隙間gへの電
界集中も緩和され、スパッタ率の局部的な不均一も殆ど
起こらず、又、用意するタゲット材2as2bに特別な
加工も不要なので、ターゲットの製造コストも安価とな
った。
尚、この発明のターゲット2を使用してスパッタリング
を行なう場合、成膜する基板3よりもターゲット2を広
い面積にして対向させるか、或いはターゲット2を固定
し基板3を回転させるようにしてスパッタリングを行な
えば、良好な結果が得られる。
(変形例) 上記実施例では、隙間gの両側に接合金属14を設けな
いために、接合金属14と支持体13の濡れ性を向上さ
せる処理を行なわないようにしたが、第2図に示すよう
に、支持体13にIn−3nが一部溶融したものを溜め
る溝15を設けたり、第3図に示すように、隙間g直下
の支持体13の形状を凸型13aとしたり、第4図に示
すように、隙間g直下にターゲット2と同材質のストッ
パ16を設けたりして、接合金属14が隙間gに到達す
るのを防いでも良い。
又、上記実施例及び変形例では、ターゲット2はS i
3 N4  S i 02の混合粉末を焼結したもので
あったが、これに限らずSiCなどのセラミックス、M
oなどの粉末冶金製材料がら形成しても良い。
[発明の効果コ 以上説明したように、この発明によれば、ターゲットは
、複数の焼結ターゲット材を互いに隙間を設けて支持体
の表面に載置し、且つ隙間がら所定距離を隔てた位置に
設けた接合金属により支持体に接合しているので、信頼
性の向上を図ることが出来ると共に、成膜品質の向上を
図ることが出来る。
即ち、スパッタ中に、接合金属が各ターゲット間の隙間
より浸み出すことがない。この結果、コンタミネーショ
ン、異物付着、異常放電等の起こらない安定なスパッタ
リングを、ターゲットのライフエンドまで続けることが
出来る。
又、隙間の形状も、支持体表面に垂直なカットであるた
め、隙間への電界集中も緩和され、スパッタ率の不均一
も起り難い。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係るスパッタリング方法
で使用するターゲットを示す断面図、第2図乃至第4図
はこの発明の変形例を示す断面図、第5図は従来のター
ゲットを示す断面図、第6図は代表的なバッチ式RF2
極スパッタリング装置を示す構成図である。 2・・・ターゲット、2’ a s 2 b・・・複数
のターゲット材、3・・・基板、13・・・支持体、1
4・・・接合金属、g・・・隙間。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第3 図 第 図 第2

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 内部を所定雰囲気にする真空容器内に、支持体に接合し
    たターゲットと基板とを対向配設してスパッタリングを
    行なうスパッタリング方法において、 上記ターゲットとして、複数のターゲット材を互いに隙
    間を設けて支持体の表面に載置し、且つ上記隙間から所
    定距離を隔てた位置に設けた接合金属により上記支持体
    に接合したものを使用することを特徴とするスパッタリ
    ング方法。
JP2804189A 1989-02-07 1989-02-07 スパッタリング方法 Pending JPH02209476A (ja)

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JP2804189A JPH02209476A (ja) 1989-02-07 1989-02-07 スパッタリング方法

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5372694A (en) * 1992-12-14 1994-12-13 Leybold Aktiengesellschaft Target for cathode sputtering
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