JPH02208218A - ナトリウムボロハイドライドの製造方法 - Google Patents

ナトリウムボロハイドライドの製造方法

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JPH02208218A
JPH02208218A JP2858489A JP2858489A JPH02208218A JP H02208218 A JPH02208218 A JP H02208218A JP 2858489 A JP2858489 A JP 2858489A JP 2858489 A JP2858489 A JP 2858489A JP H02208218 A JPH02208218 A JP H02208218A
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清 山村
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忠雄 西田
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    • C01B6/06Hydrides of aluminium, gallium, indium, thallium, germanium, tin, lead, arsenic, antimony, bismuth or polonium; Monoborane; Diborane; Addition complexes thereof
    • C01B6/10Monoborane; Diborane; Addition complexes thereof
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、有用な還元剤であるナトリウムボロハイドラ
イドの製造方法に関するものである。
〔従来技術〕
ナトリウムボロハイドライド(NaBH4)を製造する
には、液体炭化水素中で反応を行う湿式法が反応温度も
低く、且つ反応収率も良好で好ましい。
硼素原料として硼酸トリアルキルを用い、活性水素供給
試薬として水素化ナトリウム(NaH)を用いて反応さ
せNaBH<を合成することは公知である。
例えば、下記の式で示される反応である。
4NaH+B(OMe)+→NaBH4+3NaOMe
(USP、2.720.444、新実験化学講座8巻、
 1020頁)〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、活性水素原料としてNaHを用いる反応
は、以下のような欠点があった。
(1)原料として高価なナトリウムを使用している。
(2)反応式から明らかなように、使用したナトリウム
の374は副生化合物と共に廃棄され、有効に使用され
る割合は1/4である。
(31N a Hとの反応は200〜300°Cのの高
温が必要であり、多量のエネルギーや高価な装置を必要
とする。
(4)副生ずるナトリウムアルコキシドが反応に使用す
る溶剤に不溶であるため、NaBH4とナトリウムアル
コキシドの二つの固体が析出してしまい、その結果、必
ず反応後複雑な抽出操作を行う必要がある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は上記問題を解決するため。鋭意研究を行い、
本発明を完成するに至った。
即ち本発明のナトリウムボロハイドライドの製造方法は
、化学式 BZ3(但し、2は下記化合物類、(1)ア
ルコール類又はフェノール類、(2)テトラヒドロフル
フリールアルコール類、(3)ジオール類の1個の水酸
基をアルキル化して得られるエーテルアルコール類、 (4)ポリエーテルアルコール類、 から選ばれる化合物から活性水素原子を取り除いて得ら
れる有機残基である。) から選ばれた少なくとも1種の硼酸トリアルキルと、ナ
トリウムアルミニウムハイドライドを反応させることを
特徴とするものである。
以下、本発明に付いて更に詳しく説明する。本発明の反
応は以下の反応式で表される。
BZs  +  NaAlH4→ NaBHa  十 
へIZ3即ち、硼酸トリアルキルとナトリウムアルミニ
ウムハイドライドを反応させてナトリウムボロハイドラ
イドと副生物であるアルミニウムアルコキサイドを得る
。反応は無水雰囲気中で行なわねばならない。
本発明で用いられる硼酸トリアルキルは製造方法に制限
は無く、公知の方法で合成したもので良く、例えば硼酸
とアルコールから脱水反応により容易に合成出来る。
本発明に使用出来る好ましいものとして例示すると、硼
酸トリメチルB(−0−CHz)+ 、硼酸トリーnブ
チルB (−0−n−Bu) s、硼酸トリー2−メト
キシ−エチルB(−0−CJa−0−CL)s、硼酸ト
リー2−エトキシ−エチルB(−0−CJa−0−CJ
s) 3等が挙げられる。
叉、粒子の大きなNaBH4を得たい場合には、(3)
で示したジオール類の1個の水酸基をアルキル化して得
られるエーテルアルコール類を用いて合成した硼酸トリ
アルキルを使用することが好ましい。
ナトリウムアルミニウムハイドライドNaAIHaは製
造方法に制限は無く、公知の方法で合成したもので良い
、例えば金属ナトリウムと金属アルミニウム粉末と水素
から合成出来る。但し反応残渣の金属微粉を完全に除去
しておくことが好ましい。反応に使用する溶媒は、硼酸
トリアルキルとNaAlH4の両者、少なくとも一方を
溶解するものが好ましい。一般にはNaAIHaが難溶
性なのでNaAIHnを溶解するエーテル類が好ましく
、これらに反応を制御するために少量の脂肪族又は芳香
族炭化水素を混合しても良い。更に、副生ずるアルミニ
ウムアルコキサイドがその反応時に用いた溶媒に溶解す
るか又は不溶であるかによって、合成反応後生酸したN
aBH4を副生じたアルミニウムアルコキサイドと分離
する操作に於いて、簡単な濾過操作で済むか又は比較的
複雑な抽出操作によるかを選ぶことになるので重要であ
る。この条件においてアルミニウムアルコキサイドが溶
解する溶媒としては、テトラヒドロフラン及び、それら
と脂肪族又は芳香族炭化水素の混合溶媒が挙げられる。
反応温度は余りに低(でも反応しないが、余り高温にす
る必要も無い、一般に50℃から100℃の範囲で良く
、テトラヒドロフランの沸点で充分反応する、混合順序
はNaAlH4の溶液に硼酸トリアルキルの溶液を混合
しても良いし、その逆でも反応は進行する。
試薬の混合比は、一般にはNaAlH41モルに対し、
硼酸トリアルキルを0.8〜1.5モル使用するが、経
済性を考えて硼酸トリアルキルの使用量は1.0〜1.
2モルの範囲が好ましい。
溶媒として副生のアルミニウムアルコキサイドが不溶な
ものを選んだ場合は、反応後NaBHaとアルミニウム
アルコキサイドを抽出等の方法で分離せねばならない。
例えば、液体アンモニアによる抽出、アミン類による抽
出、アルカリ水溶液による抽出が挙げられる。
然し、溶媒として副生のアルミニウムアルコキサイドが
可溶な場合は、単純な濾過操作でNaBH4粉末を容易
にアルミニウムアルコキシド溶液と分H出来る。濾過方
法は通常のフィルターによる濾過で充分である。
その後溶媒で洗浄し、乾燥すれば非常に高純度のNaB
Haを得ることが出来る。副生物のアルミニウムアルコ
キシドは化学薬品の原料として広く使用できる。
〔実施例〕
以下実施例により本発明を更に詳細に説明する。
実施例1 500dのガラス製画つロフラスコに攪拌機、滴下ロー
ト、還流冷却器を装着し、内部を窒素置換した後ナトリ
ウムアルシミニウムハイドライドNaAIHa27g 
(0,5モル)をテトラヒドロフラン243gに溶解し
た溶液を装入した。
滴下ロートから硼酸トリーn−ブチル121g(0,5
3モル)を4時間にわたって滴下した、溶液の温度は6
6〜70°Cに保った、引き続き後反応を1時間行った
後、G−4のガラスフィルターで濾過し、得た固体を更
にテトラヒドロフラン200gで洗浄し、濾過した後1
00°Cで減圧乾燥した。
NaBHsの白色結晶18gが得られ、収率は95χで
あった。
ヨードメトリーで測定した結果、純度は99.5χであ
った。
実施例2 11の四つロフラスコを用い、且つ硼酸トリーn−ブチ
ルの代わりに、硼酸トリー2−メトキシ−エチルB(−
0−C2H4−0−CI+3) 3の125g(0,5
3モル)をトルエン125gに溶解して用いた。
それ以外は実施例1と同様にして実験を行った結果、N
aBHnの白色結晶17gを得た。
収率は90χであり、ヨードメトリーによる純度は99
.3Zであった。
〔発明の効果〕
本発明によれば、活性水素を供給する試薬として高価な
ナトリウムに代わり安価なアルミニウムを使用出来る。
アルミニウムは単にコストが安いだけでなく、1原子に
3個の水素を結合できるので、活性水素1個当たりで考
えれば更に1/3にコストダウンとなる、叉、NaAI
H,は容易且つ安価に製造出来る。
本発明の反応では、高価なナトリウムのロスが反応式か
らも明らかなように全く無い、そのうえ反応温度はNa
Hの場合に比較して圧倒的に低く、装置的にも低コスト
に出来る。
更に、アルミニウムアルコキサイドを溶解する溶媒を選
べば、煩雑な抽出操作は一切必要無く、単純な濾過操作
だけで高純度なNaBHaを得ることが出来る。
以上の多くの利点は、本発明の特徴である活性化水素供
給試薬としてNaAIHaを用いたことにより得られた
ものであり、本発明の優れた効果は産業に寄与するとこ
ろ大である。
特許出願人 三井東圧化学株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 化学式BZ_3 (但し、Zは下記化合物類、 (1)アルコール類又はフェノール類、 (2)テトラヒドロフルフリールアルコール類、(3)
    ジオール類の1個の水酸基をアルキル化して得られるエ
    ーテルアルコール類、 (4)ポリエーテルアルコール類、 から選ばれる化合物から活性水素原子を取り除いて得ら
    れる有機残基である。) から選ばれた少なくとも1種の硼酸トリアルキルと、ナ
    トリウムアルミニウムハイドライドを反応させることを
    特徴とするナトリウムボロハイドライドの製造方法。
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