JPH02207744A - スナック菓子の製造方法 - Google Patents

スナック菓子の製造方法

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JPH02207744A
JPH02207744A JP1028152A JP2815289A JPH02207744A JP H02207744 A JPH02207744 A JP H02207744A JP 1028152 A JP1028152 A JP 1028152A JP 2815289 A JP2815289 A JP 2815289A JP H02207744 A JPH02207744 A JP H02207744A
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JP
Japan
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raw material
water
dough
unexpanded
kneaded
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Pending
Application number
JP1028152A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Kawasaki
健司 川崎
Toru Miyaaki
宮秋 徹
Hiroshi Nakano
博 中野
Yuji Miyaoka
宮岡 祐二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、煎餅様のハードな食感を有するスナック菓子
の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
−Cに、煎餅様のハードな食感を有するスナック菓子と
しては、例えば、米国等で人気のあるトルティラチップ
やコーンチップが知られている。
これらトルティラチップやコーンチップは、−IIに次
のようにして製造される。すなわち、ます全粒コーンを
石灰水等のアルカリl容液中で加熱後、長時間浸漬して
中程度にα化させ、それを磨砕し、中間製造物を得る。
このようにして得られた中間製造物はマサと呼ばれる。
次に、マサを約1mm程度の厚さに圧延し、三角形、円
形等の適当な形に成型し、ガスオーブン等で焼成する。
このようにして得られるスナック生地が、トルテイラと
よばれるものであり、例えばタコスの皮等に利用されて
いる。次に、このトルテイラを油にてフライして得られ
るものがトルテイラチ・ノブである。また、マサを圧延
、成形したものを焼成せずにフライしたものが、コーン
チ・ノブと呼ばれている。
これらトルテイラチ・ノブやコーンチップ番よ、生地が
殆ど膨化していない為、煎餅の様なノクリ・ノとした独
特の食感を有しているのが特長である。また、これらは
粉末調味料や香辛料等で味付けをしぺのようにして喫食
することもできるので利用範囲の広いスナック菓子であ
る。
しかしながら、上記製造方法は、原料の全粒コ−ンをア
ルカリ処理する前処理工程が長く、更に、アルカリ処理
した全粒コーンの洗浄に大量の水を必要とし、また洗浄
したあとの排水処理設備も必要である。そして、使用で
きる原料もコーンに限られたものである。また、アルカ
リ処理後磨砕されたマサは、約50重量%(以下「%」
と略す)程度の水分を有しており、これを焼成しトルテ
ィラとした後もまだ20〜30%の水分が生地中に残存
しているため、長時間保存すると腐敗やカビ等の発生を
招くという欠点を有する。そこで、トルティラの水分を
、腐敗やカビ等の発生しない水分域15%以下にまで乾
燥させることも考えられるが、極端に乾燥されたトルテ
ィラは、フライすると非常に硬い食感のものになってし
まい、喫食するのに通していないという問題点がある。
このため、原料のアルカリ処理からフライまでの工程を
連続的に行なわなくてはならないので、必然的に設備は
大きくなり、排水設備等を含めると広大な敷地面積が必
要となるのが現状であった。
〔発明が解決しようとするill!り そこで、上記のような課題を解決するため一連の研究を
行った結果、生の穀類、または前処理を施した澱粉含有
物を主原料として、この主原料に加水し、加圧加熱下で
混練し中程度のα化さ仕た後、圧延、乾燥して未膨化物
を得、引き続き加熱膨化すれば、煎餅様のハードな食感
を有するスナック菓子が得られ、その製造工程が大幅に
短縮化、簡素化できることを見い出し本発明を完成した
すなわち、本発明の目的とするところは、ハードな食感
を有するスナック菓子の製造工程の短縮化、簡素化及び
製造工程が分割可能で、その中間製造物がペレット(未
膨化押出物を水分15%以下に乾燥させたものをペレッ
トという。)として長期保存でき、さらに従来よりも多
種多様な原料を用いることができるスナック菓子の製造
方法を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的は、穀物由来の澱粉質含有物を主原料とし、
該主原料に加水し、加圧加熱下で混練して部分α化させ
た後、圧延、乾燥して水分5〜15重量%の未膨化物を
得、引き続き加熱膨化することを特徴とするスナック菓
子の製造方法によって達成される。
次に、本発明について詳細に説明する。
本発明に使用する原料の澱粉質含有物としては、コーン
、米、ポテト、小麦、タピオカ等が挙げられる。これら
は生のまま使用してもよいし、前処理を施して使用して
もよい、また、これらは単独で用いても、2種以上を組
合せてもよい。
本発明におけるスナック生地は、原料に水を加え、加圧
加熱下で混練されて得られたとき、中程度にα化されて
おり、そのスナック生地中澱粉のα化度が好ましくは2
0〜85%、より好ましくは30〜70%であることが
好適である。α化度が20%より低い場合には、生澱粉
特有の粉っぽさと臭みを呈し、逆に85%を越えると大
きく膨化してしまい、目的とするハードな食感からかけ
離れてしまう傾向がある。
また、加圧加熱下で混練されて得られたスナック生地は
、その水分量が、5〜15%に乾燥されることが必要で
ある。好ましくは5〜10%に乾燥すると好結果が得ら
れる。水分量が5%未満であれば、加熱膨化しても、膨
化が不十分となり、食感が硬くなり過ぎて喫食するのに
適さない。また15%を越えると腐敗やカビ等が生じ、
ベレットの運搬、長期保存ができない。
更に、得られたベレットを加熱膨化したときのスナック
菓子の見かけ比重は、0.3〜0.7 g /cm’ 
となっていることが望ましい。見かけ比重値が0.3g
/cm3未満であれば、軽(浮いた食感となり、逆に0
.7g/cm’を越えると、非常に硬くなってしまう傾
向にある。ここで、見かけ比重なる値は、次のようにし
て測定する。すなわち、まず500mn容量のメスシリ
ンダーに200〜400 m lのフライ用油を入れて
おく。
つぎに、この中に一定重N(好ましくは5〜20g)秤
量した′#!!測定物を完全に浸し、この時のγ1hの
体積増加分を測定し、下記の式から見かけ比重値を算出
する。
(見かけ比重)= (被測定物の秤量値)/(体積増加分)本発明の主原料
に加水し、加圧加熱下で混練する手段としては、例えば
、−軸及び二輪のエクストルーダーが挙げられる0本発
明の一実施例として、第1図に示すような二軸エクスト
ルーダーを用いたスナック菓子の製造方法について、以
下に図に基づいて説明する。
第1図は、本発明に使用した二輪エクストルーダーの側
面断面図、第2図は、ダイスホルダ先端に取り付けた冷
却ロングダイの側面断面図、第3図は、同じく冷却ロン
グダイのA−A’断面図である。■は原料フィーダ、■
は原料ホッパー、■は添加水供給口、■はスクリュー、
■、■、■はシリンダ、■はヒーター、■は水冷管、@
はダイスホルダ、■はロングダイ、■は吐出口、■は水
冷ジャケットである。
このような装置を用いて、まず、原料をフィダー■に投
入すると、原料はフィダー■よりホッパー■を通ってホ
ッパーシリンダ■内に定量供給される。シリンダ内に供
給された原料は、スクリュー■により、吐出口へ搬送さ
れる。途中、添加水供給口■より水を定量供給し、スク
リュー■により混練及び摩砕する。更にシリンダー内■
内部において引き続きスクリュー■により加圧及び混線
しながら、ヒーター■により加熱し、α化させる。
この加水、加圧加熱、混練され、α化調整された生地は
、ダイスホルダ[相]からロングダイ■を通過し、吐出
口@より未膨化生地として吐出される。
この生地がロングダイ■を通過する時には、水冷このよ
うにして得られたα化調整未膨化物を圧延、成形し5〜
15%の水分量まで乾燥させ、ベレット化する。この得
られたベレットを引続きフライ、熱風膨化等の処理によ
り膨化し、スナック菓子を得る。また、ベレットは、そ
のまま製品としてfii!ILでもよく、例えば、消費
者がベレットの状態で購入して家庭で加熱膨化して楽し
めるようにしてもよい。
上記製造方法において、添加水供給口■より供給される
水の加水量は、原料の種類および組合せによって適宜調
整すればよい、ただし、その加水量が多過ぎると、原料
に充分な加熱が施せないばかりでなく、余分の水が潤滑
剤として作用し、原料への摩擦剪断効果が弱まり、澱粉
粒の摩砕も困難となる。更には、吐出物の粘着性が増し
、圧延ローラー等に付着し易くなり、作業性が低下する
上、乾燥工程においても余分な時間、熱量を必要とし、
操業性全体に影響してしまう、逆に、加水量が少な過ぎ
ると、摩擦効果が強過ぎ、吐出不安定となる。また、シ
リンダ 内の圧力も異常高圧となり、操業困難となる上
、■γ擦熱の異常発生により、シリンダ の温度制御も
難しくなる。
上記製造方法のスクリュー■の中間部あたりに、ニーデ
ィング機能を有するエレメントを配置すると、添加水供
給口■より水が加水された後、原料は、該エレメントに
より強く混練され、その剪断力で原料の澱粉粒は磨砕さ
れるので密になったスイし ナック組織を有し、加熱膨靜時に大きく膨化することな
く、目的とするハードな食感をもつスナック菓子が得ら
れるので好適である。
また、シリンダー内の温度は、好ましくは65〜130
℃、より好ましくは80〜120℃に設定すると、原料
を加水加熱した際、原料澱粉のα化を適度に抑制し、膨
化度の小さいハードなスナック生地を得ることができ好
適である。
原料への風味付けや着色等は、あらかじめ原料または添
加する水に調味料5香辛料1着色料等を混合しておいて
もよいし、加水時に、水とともに調味料等を加えてもよ
い。更には、加熱膨化等の膨化後に、調味料等を添加し
、風味付は等を行ってもよい。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明のスナ・ツク菓子の製造方法は、
エクストルーダー等を用いて加圧加熱下で造工程が簡素
化、短縮化できる。また、原料として、コーン以外にも
様々なものが使用でき、その原料によって風味の多様化
を計ることが容易にでき、さらに原料の特性に合せてエ
クストルーダー等の運転条件を変えることにより、食感
のコントロールもできる0本発明の製造方法によって得
られるスナック菓子は、煎餅様のハードな食感を有する
風味、食感に優れたものである。
また、吐出物を水分15%以下に乾燥させて得られたペ
レットは、腐敗、カビの発生等がおこらないことから、
長期保存が可能であり、このペレットを他工場へ運搬す
ることができるので、製造ラインの分割、工場機能の分
割が実現できる。または、ペレットを消費者が購入し、
家庭で膨化、味付けを楽しむことも可能となる。
次に、二輪エクストルーダーを使用した実施例を挙げて
、本発明について具体的に説明する。
〔実施例1〜3.比較例1〜3〕 第1図に示す二輪エクストルーダーで神戸製鋼所製EX
CIF、RUDERTYPE  TCV−つぎにこの未
膨化押し出し物を下記の表に示す水分まで乾燥してペレ
ットを得た。なお乾燥は、55℃の恒温機にて行なった
。次にペレットを菜種油を使用してフライヤー(千代田
工業■製フライヤーJ−100112)にて195℃で
50秒間フライした。
このようにして得られた実施例品、比較例品のスナック
菓子について、専門パネラ−8名に喫食させてその風味
及、び食感について評価を行なった。
また、実施例品、比較例品のペレットについてα化度と
経口性を測定した。尚、α化度測定方法としては三雲ら
のジアスターゼを用いた方法に従った(食品ハンドブッ
ク、建昂社出版参照) また経口性については、ビニー
ル袋に密封したペレットを30℃の恒温機にて30日間
保存した後、カビの発生の有無を目視により、評価した
。これ以上の結果から、実施例品はいずれも煎餅様のバ
リンとしたハードな食感を有するスナック菓子であった
。また経口性も良好であった。これに対し、比較例品は
、未膨化押し出し物のα化が進み過ぎていたり、ペレツ
トの水分が不適当であったりして食感、経口性のいずれ
かが悪かった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に使用した二輪エクストルーダーの側
面断面図、第2図は、ダイスホルダ先端に取り付けた冷
却ロングダイの側面断面図、第3図は、同しく冷却ロン
グダイのA−A’断面図、第4図は、実瀦例に使用した
スクリューエレメントの配置を示した説明図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 穀物由来の澱粉質含有物を主原料とし、該主原料に加水
    し、加圧加熱下で混練して部分α化させた後、圧延、乾
    燥して水分5〜15重量%の未膨化物を得、引き続き加
    熱膨化することを特徴とするスナック菓子の製造方法。
JP1028152A 1989-02-07 1989-02-07 スナック菓子の製造方法 Pending JPH02207744A (ja)

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