JPH0220726Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0220726Y2 JPH0220726Y2 JP13114387U JP13114387U JPH0220726Y2 JP H0220726 Y2 JPH0220726 Y2 JP H0220726Y2 JP 13114387 U JP13114387 U JP 13114387U JP 13114387 U JP13114387 U JP 13114387U JP H0220726 Y2 JPH0220726 Y2 JP H0220726Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- groove
- concave groove
- vehicle lamp
- clip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 10
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 10
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 4
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 4
- 238000007711 solidification Methods 0.000 description 3
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- 239000004831 Hot glue Substances 0.000 description 1
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- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
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- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Connection Of Plates (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〓産業上の利用分野〓
本考案は車両用灯具に関するもので、詳細には
レンズとハウジングとの止着構造に係る。
レンズとハウジングとの止着構造に係る。
〓従来の技術〓
従来のこの種の車両用灯具のレンズ21とハウ
ジング22との止着構造を示すものが第2図であ
り、先ずハウジング22のレンズ受け溝22aに
ホツトメルト接着剤などのシール剤23を注入し
てレンズ21を載置し、この後にクリツプ24で
レンズ21とハウジング22とを止着するもので
あり、この様にクリツプ24を使用することで前
記レンズ21の止着に“浮き”を生じないように
すると共に前記シール剤23の完全硬化を待たず
に次工程を可能として工程の迅速化が計れるもの
である。このときのレンズ21のレンズフランジ
部21aの構造を示すものが第3図であり、前記
クリツプ24が離脱しないようにレンズ21の中
心側に向かい低くなるように傾斜した凹状溝部2
1bがレンズ縁に沿つて形成され、更に前記クリ
ツプ24の移動を防止する位置決めリブ21cも
両端に設けられることが多い。
ジング22との止着構造を示すものが第2図であ
り、先ずハウジング22のレンズ受け溝22aに
ホツトメルト接着剤などのシール剤23を注入し
てレンズ21を載置し、この後にクリツプ24で
レンズ21とハウジング22とを止着するもので
あり、この様にクリツプ24を使用することで前
記レンズ21の止着に“浮き”を生じないように
すると共に前記シール剤23の完全硬化を待たず
に次工程を可能として工程の迅速化が計れるもの
である。このときのレンズ21のレンズフランジ
部21aの構造を示すものが第3図であり、前記
クリツプ24が離脱しないようにレンズ21の中
心側に向かい低くなるように傾斜した凹状溝部2
1bがレンズ縁に沿つて形成され、更に前記クリ
ツプ24の移動を防止する位置決めリブ21cも
両端に設けられることが多い。
〓考案が解決しようとする問題点〓
しかしながら、近来レンズ21の樹脂化が進
み、従来のガラスで形成されたものに比較してレ
ンズ21の表面の使用中でのキズの発生及び耐久
性の低下の問題を生じ、この対策として表面に硬
質樹脂を液状で塗装し固化反応させて硬質被膜を
形成するハードコート処理が行われるようになつ
ているが、この塗装時に凹状溝部21bに塗装の
溜りが生じ易く厚塗となり、事後の固化反応の際
にこの部分の反応が不十分になり前記クリツプ2
4での止着の際にこの部分に前記した硬質被膜の
ハガレを生じ、この部分からクラツクを発生する
など大きな問題点を生ずるものとなつている。
み、従来のガラスで形成されたものに比較してレ
ンズ21の表面の使用中でのキズの発生及び耐久
性の低下の問題を生じ、この対策として表面に硬
質樹脂を液状で塗装し固化反応させて硬質被膜を
形成するハードコート処理が行われるようになつ
ているが、この塗装時に凹状溝部21bに塗装の
溜りが生じ易く厚塗となり、事後の固化反応の際
にこの部分の反応が不十分になり前記クリツプ2
4での止着の際にこの部分に前記した硬質被膜の
ハガレを生じ、この部分からクラツクを発生する
など大きな問題点を生ずるものとなつている。
〓問題点を解決するための手段〓
本考案は前記した従来の問題点を解決するため
の具体的手段として、ハードコートが施された樹
脂製のレンズをハウジングにクリツプで止着する
ためにレンズフランジ部にレンズ縁に沿う凹溝状
部を形成する車両用灯具のレンズの止着構造にお
いて、前記凹溝状部には少なくとも一個所に該凹
状溝部の底部から前記レンズの外縁に達する溝状
溢路が設けられていることを特徴とする車両用灯
具のレンズの止着構造を提供することで、塗装の
溜りが生ずるものを防止し、前記従来の問題点を
解決するものである。
の具体的手段として、ハードコートが施された樹
脂製のレンズをハウジングにクリツプで止着する
ためにレンズフランジ部にレンズ縁に沿う凹溝状
部を形成する車両用灯具のレンズの止着構造にお
いて、前記凹溝状部には少なくとも一個所に該凹
状溝部の底部から前記レンズの外縁に達する溝状
溢路が設けられていることを特徴とする車両用灯
具のレンズの止着構造を提供することで、塗装の
溜りが生ずるものを防止し、前記従来の問題点を
解決するものである。
〓実施例〓
つぎに、本考案を図に示す一実施例に基づいて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第1図に符号1で示すものは車両用灯具のハー
ドコートが施された樹脂製のレンズであり、この
レンズ1のレンズフランジ部1aには従来例で説
明したのと同様にレンズ1のレンズ縁に沿う凹状
溝部1bが前記レンズ1の中心側に向かつて低く
なるように傾斜して形成されるものであるが、本
考案により前記凹溝状部1bには該凹状溝部1b
の底部から前記レンズ1の外縁1dまで達する溝
状溢路1cが設けられている。
ドコートが施された樹脂製のレンズであり、この
レンズ1のレンズフランジ部1aには従来例で説
明したのと同様にレンズ1のレンズ縁に沿う凹状
溝部1bが前記レンズ1の中心側に向かつて低く
なるように傾斜して形成されるものであるが、本
考案により前記凹溝状部1bには該凹状溝部1b
の底部から前記レンズ1の外縁1dまで達する溝
状溢路1cが設けられている。
尚、図では四箇所に溝状溢路1cが設けられた
例で示してあるが、この設ける数は例えば前記凹
溝状部1bの両端部に位置決めリブ1eの有無な
どの条件により適宜に選択することの出来るもの
である。
例で示してあるが、この設ける数は例えば前記凹
溝状部1bの両端部に位置決めリブ1eの有無な
どの条件により適宜に選択することの出来るもの
である。
以上のように形成したレンズフランジ部1aに
ハードコート処理のための液状樹脂が塗装される
ときには、前記凹状溝部1bでは前記溝状溢路1
cを形成したことで前記液状樹脂はこの溝状溢路
1cを通じて前記レンズ1の外縁1dから流出し
て滴下し、前記凹状溝部1bに溜りを生ずること
のないものとなる。
ハードコート処理のための液状樹脂が塗装される
ときには、前記凹状溝部1bでは前記溝状溢路1
cを形成したことで前記液状樹脂はこの溝状溢路
1cを通じて前記レンズ1の外縁1dから流出し
て滴下し、前記凹状溝部1bに溜りを生ずること
のないものとなる。
尚、実施に当たつては以上に説明した作用が確
実に得られることが肝要であり、例えば使用する
前記液状樹脂の粘度などにより前記溝状溢路1c
の数、溝巾、傾斜などの条件を適宜に調整するこ
とが必要であり、これ等の条件を変更することが
本考案の要旨を損うもので無いことは云うまでも
ない。
実に得られることが肝要であり、例えば使用する
前記液状樹脂の粘度などにより前記溝状溢路1c
の数、溝巾、傾斜などの条件を適宜に調整するこ
とが必要であり、これ等の条件を変更することが
本考案の要旨を損うもので無いことは云うまでも
ない。
また、以上のように形成されたレンズ1をハウ
ジングに止着するときの工程は従来例で述べたも
のと全くに同様であるので、ここでの詳細な説明
は省略する。
ジングに止着するときの工程は従来例で述べたも
のと全くに同様であるので、ここでの詳細な説明
は省略する。
〓考案の効果〓
以上に説明したように本考案によりハードコー
ドが施された樹脂製のレンズの止着構造である凹
状溝部に溝状溢路を設けたことで液状樹脂の塗装
時にこの凹状溝部に生ずる溜りを前記溝状溢路を
通じて排出して均一な厚みとし、事後の固化処理
においても未反応部を生じないようにして強固な
硬質被膜とし、例えばクリツプの当接においても
クリツプの原因となるハガレを生じなくして、こ
の種の車両用灯具の耐久性を高めると云う卓越し
た効果を奏するものである。
ドが施された樹脂製のレンズの止着構造である凹
状溝部に溝状溢路を設けたことで液状樹脂の塗装
時にこの凹状溝部に生ずる溜りを前記溝状溢路を
通じて排出して均一な厚みとし、事後の固化処理
においても未反応部を生じないようにして強固な
硬質被膜とし、例えばクリツプの当接においても
クリツプの原因となるハガレを生じなくして、こ
の種の車両用灯具の耐久性を高めると云う卓越し
た効果を奏するものである。
第1図は本考案に係る車両用灯具のレンズの止
着構造の一実施例を要部で示す斜視図、第2図は
従来例を示す断面図、第3図は従来例の要部を示
す斜視図である。 1……レンズ、1a……レンズフランジ部、1
b……凹状溝部、1c……溝状溢路、1d……外
縁。
着構造の一実施例を要部で示す斜視図、第2図は
従来例を示す断面図、第3図は従来例の要部を示
す斜視図である。 1……レンズ、1a……レンズフランジ部、1
b……凹状溝部、1c……溝状溢路、1d……外
縁。
Claims (1)
- ハードコートが施された樹脂製のレンズをハウ
ジングにクリツプで止着するためにレンズフラン
ジ部にレンズ縁に沿う凹溝状部を形成する車両用
灯具のレンズの止着構造において、前記凹状溝部
には少なくとも一箇所に該凹状溝部の底部から前
記レンズの外縁に達する溝状溢路が設けられてい
ることを特徴とする車両用灯具のレンズの止着構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13114387U JPH0220726Y2 (ja) | 1987-08-28 | 1987-08-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13114387U JPH0220726Y2 (ja) | 1987-08-28 | 1987-08-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6435603U JPS6435603U (ja) | 1989-03-03 |
JPH0220726Y2 true JPH0220726Y2 (ja) | 1990-06-06 |
Family
ID=31386933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13114387U Expired JPH0220726Y2 (ja) | 1987-08-28 | 1987-08-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0220726Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-08-28 JP JP13114387U patent/JPH0220726Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6435603U (ja) | 1989-03-03 |
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