JPH02206185A - 圧電アクチュエータ - Google Patents
圧電アクチュエータInfo
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- JPH02206185A JPH02206185A JP1027228A JP2722889A JPH02206185A JP H02206185 A JPH02206185 A JP H02206185A JP 1027228 A JP1027228 A JP 1027228A JP 2722889 A JP2722889 A JP 2722889A JP H02206185 A JPH02206185 A JP H02206185A
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Landscapes
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、電極板で挾まれた1あるいは2以上の圧電
体を、電圧が印加されたときに弾性ひずみが発生する方
向で一列に積層して構成された圧電アクチュエータに関
するものである。
体を、電圧が印加されたときに弾性ひずみが発生する方
向で一列に積層して構成された圧電アクチュエータに関
するものである。
圧電アクチュエータは、結晶構造に対称の中心を持たな
い結晶において外部から電界を加えると、電界に比例し
た電気分極が発生する逆圧電効果を利用したもので、単
純な構造で大きな力を発生することができる。近年では
、種々の用途に使用されている。以下、従来の圧電アク
チュエータを説明する。
い結晶において外部から電界を加えると、電界に比例し
た電気分極が発生する逆圧電効果を利用したもので、単
純な構造で大きな力を発生することができる。近年では
、種々の用途に使用されている。以下、従来の圧電アク
チュエータを説明する。
第9図は、従来の圧電アクチュエータを示す模式図であ
る。この圧電アクチュエータは、同一の圧電体(薄板)
1を同一形状、同一寸法の電極板2.2で両側から挾ん
で積層して形成され、積層方向からの位置ずれを防止す
る為に、接着剤で圧電体1と電極板2.2を固定してい
た。圧電体1を挾む電極板2.2は、電源のプラス端子
及びマイナス端子に接続されており、圧電体1には弾性
ひずみが作動する方向に電界が加えられる。隣接する圧
電体薄板の内部に形成される分極方向は、互いに逆向き
になっている。
る。この圧電アクチュエータは、同一の圧電体(薄板)
1を同一形状、同一寸法の電極板2.2で両側から挾ん
で積層して形成され、積層方向からの位置ずれを防止す
る為に、接着剤で圧電体1と電極板2.2を固定してい
た。圧電体1を挾む電極板2.2は、電源のプラス端子
及びマイナス端子に接続されており、圧電体1には弾性
ひずみが作動する方向に電界が加えられる。隣接する圧
電体薄板の内部に形成される分極方向は、互いに逆向き
になっている。
電極板2.2、・・・に所定の電圧が印加されると、圧
電体1.1、・・・に弾性ひずみが発生し、圧電アクチ
ュエータが変位する。この伸張変位や、変位に伴う力を
利用して、例えば、顕微鏡の試料台を高精度で駆動する
。
電体1.1、・・・に弾性ひずみが発生し、圧電アクチ
ュエータが変位する。この伸張変位や、変位に伴う力を
利用して、例えば、顕微鏡の試料台を高精度で駆動する
。
ところで、圧電アクチュエータは電気エネルギを機械エ
ネルギに変換するものであるが、供給された電気エネル
ギの全てが機械エネルギに変換されるものではない。そ
の一部は熱エネルギとなり、圧電アクチュエータの温度
を上昇させる。特に、圧電アクチュエータは体積に対し
て変換エネルギが大きいので発生する熱量が大きく、形
状が円柱形、角柱形をしているので体積に対する表面積
が小さくなる。その為、内部で発生した熱の放散が不十
分になり、高い温度上昇が生じていた。この温度上昇は
、熱膨張による圧電アクチュエータの伸縮や、圧電体を
積層する為に使用された接着剤等の劣化の原因になり、
温度に対する圧電アクチュエータの信頼性を劣化させて
いた。
ネルギに変換するものであるが、供給された電気エネル
ギの全てが機械エネルギに変換されるものではない。そ
の一部は熱エネルギとなり、圧電アクチュエータの温度
を上昇させる。特に、圧電アクチュエータは体積に対し
て変換エネルギが大きいので発生する熱量が大きく、形
状が円柱形、角柱形をしているので体積に対する表面積
が小さくなる。その為、内部で発生した熱の放散が不十
分になり、高い温度上昇が生じていた。この温度上昇は
、熱膨張による圧電アクチュエータの伸縮や、圧電体を
積層する為に使用された接着剤等の劣化の原因になり、
温度に対する圧電アクチュエータの信頼性を劣化させて
いた。
また、従来の圧電アクチュエータでは、圧電体と電極板
を固定する為に接着剤が使用されているので、以下の欠
点を有する。第1に、圧電体、電極板は耐熱性が高くて
も、接着剤を使用することにより圧電アクチュエータと
しての耐熱性が低下する。第2に、圧電体に加わる断面
積Icm2当り350〜500kgfという大きな応力
により接着剤の層が若干圧縮され、圧電アクチュエータ
の高剛性が低下する。その為、発生する機械エネルギの
一部が吸収され、エネルギ変換効率が低下する。第3に
、温度、湿度、薬品等の影響による変化が大きくなり、
耐環境性が低下する。その為、圧電アクチュエータの経
時変化が大きくなる。
を固定する為に接着剤が使用されているので、以下の欠
点を有する。第1に、圧電体、電極板は耐熱性が高くて
も、接着剤を使用することにより圧電アクチュエータと
しての耐熱性が低下する。第2に、圧電体に加わる断面
積Icm2当り350〜500kgfという大きな応力
により接着剤の層が若干圧縮され、圧電アクチュエータ
の高剛性が低下する。その為、発生する機械エネルギの
一部が吸収され、エネルギ変換効率が低下する。第3に
、温度、湿度、薬品等の影響による変化が大きくなり、
耐環境性が低下する。その為、圧電アクチュエータの経
時変化が大きくなる。
そこで本発明は、電極板を圧電体より大きくすることに
より圧電アクチュエータの温度上昇を緩和し、圧電アク
チュエータの温度に対する信頼性の向上を目的とする。
より圧電アクチュエータの温度上昇を緩和し、圧電アク
チュエータの温度に対する信頼性の向上を目的とする。
また、接着剤を使用しない圧電アクチュエータを提供す
ることにより、圧電アクチュエータにおける耐熱性、高
剛性、耐環境性の向上を目的とするものである。
ることにより、圧電アクチュエータにおける耐熱性、高
剛性、耐環境性の向上を目的とするものである。
上記課題を達成するため、この発明は電極板で挾まれた
1あるいは2以上の圧電体を、電界が印加されたときに
弾性ひずみが発生する方向で一列に積層して構成された
圧電アクチュエータにおいて、電極板が圧電体より外側
にはみだした放熱部を備えていることを特徴とする。
1あるいは2以上の圧電体を、電界が印加されたときに
弾性ひずみが発生する方向で一列に積層して構成された
圧電アクチュエータにおいて、電極板が圧電体より外側
にはみだした放熱部を備えていることを特徴とする。
または、電極板が少なくとも弾性ひずみが発生する方向
に対して直交する方向で圧電体を固定する圧電体固定部
を備えていることを特徴とする。
に対して直交する方向で圧電体を固定する圧電体固定部
を備えていることを特徴とする。
この発明は、以上のように構成されているので、圧電体
の内部で発生した熱が電極板に伝わり、電極板の放熱部
で放散される。
の内部で発生した熱が電極板に伝わり、電極板の放熱部
で放散される。
また、圧電体は弾性ひずみが発生する方向に対して直交
する方向で、積層された電極板の圧電体固定部に固定さ
れるので、この方向で自由度が制限され、圧電体と電極
板間に接着剤を塗布する必要がなくなる。
する方向で、積層された電極板の圧電体固定部に固定さ
れるので、この方向で自由度が制限され、圧電体と電極
板間に接着剤を塗布する必要がなくなる。
以下、この発明の一実施例に係る圧電アクチュエータを
添付図面に基づき説明する。なお、説明において同一要
素には同一符号を用い、重複する説明は省略する。
添付図面に基づき説明する。なお、説明において同一要
素には同一符号を用い、重複する説明は省略する。
第1図は、本発明の第1実施例に係る圧電アクチュエー
タを示すものである。この圧電アクチュエータは、円柱
状の圧電体3と、円板状の電極板4を順番に積層して構
成されている。電極板4は圧電体3より広く構成されて
おり、放熱部4aが円周状に形成されている。これらの
電極板4.4は電源に接続されており、一定の電圧を印
加することができる。電圧を印加することにより、隣接
する圧電体3.3には相反する方向に分極が形成され、
圧電アクチュエータは積層された方向に伸縮する。ここ
で重要なことは、圧電体より外側にはみだした放熱部を
備えた電極板が含まれている点であり、放熱部の形状、
大きさ、配置は圧電アクチュエータの使用条件等により
変化するものである。また、上記実施例では電極板に放
熱部を形成しているが、圧電体自体に放熱部を形成して
もよい。
タを示すものである。この圧電アクチュエータは、円柱
状の圧電体3と、円板状の電極板4を順番に積層して構
成されている。電極板4は圧電体3より広く構成されて
おり、放熱部4aが円周状に形成されている。これらの
電極板4.4は電源に接続されており、一定の電圧を印
加することができる。電圧を印加することにより、隣接
する圧電体3.3には相反する方向に分極が形成され、
圧電アクチュエータは積層された方向に伸縮する。ここ
で重要なことは、圧電体より外側にはみだした放熱部を
備えた電極板が含まれている点であり、放熱部の形状、
大きさ、配置は圧電アクチュエータの使用条件等により
変化するものである。また、上記実施例では電極板に放
熱部を形成しているが、圧電体自体に放熱部を形成して
もよい。
次に、この実施例を用いた圧電アクチュエータの設計例
を示し、従来の圧電アクチュエータと比較する。最大電
界強度450kV/m、直径10mmの圧電体を最大印
加電圧450Vで使用する場合、圧電体の厚さは1mm
になる。圧電体の直径を10mmとし、電極の厚さを0
.1mm、直径12mmとすると、従来の圧電アクチュ
エータに対して専有体積(圧電アクチュエータを使用す
る機械の全体積に影響)は1.44倍、実体積(圧電ア
クチュエータを使用する機械全体の重量に影響)は1.
04倍になるが、表面積は3. 02倍にもなる。
を示し、従来の圧電アクチュエータと比較する。最大電
界強度450kV/m、直径10mmの圧電体を最大印
加電圧450Vで使用する場合、圧電体の厚さは1mm
になる。圧電体の直径を10mmとし、電極の厚さを0
.1mm、直径12mmとすると、従来の圧電アクチュ
エータに対して専有体積(圧電アクチュエータを使用す
る機械の全体積に影響)は1.44倍、実体積(圧電ア
クチュエータを使用する機械全体の重量に影響)は1.
04倍になるが、表面積は3. 02倍にもなる。
また、電極の直径を15mmにすると、従来の圧電アク
チュエータに対して専有体積は2.25倍、実体積は1
.11倍になるが、表面積は6゜73倍にもなる。
チュエータに対して専有体積は2.25倍、実体積は1
.11倍になるが、表面積は6゜73倍にもなる。
さらに、圧電体の厚さを1mmから0.2mmに変更(
最大印加電圧を90Vに変更)すると、従来の圧電アク
チュエータに対して専有1体積は2.25倍、実体積は
1.42倍になるが、表面積は22倍にもなる。
最大印加電圧を90Vに変更)すると、従来の圧電アク
チュエータに対して専有1体積は2.25倍、実体積は
1.42倍になるが、表面積は22倍にもなる。
このように、専有体積あるいは実体積をそれ程増加させ
ることなく、表面積を大幅に増大させることができ、圧
電アクチュエータの放熱能力を向上させることができる
。
ることなく、表面積を大幅に増大させることができ、圧
電アクチュエータの放熱能力を向上させることができる
。
ここで、電極板として銅などの電気の伝導率の高い物質
は熱伝導率も高く、薄くても十分にその効果を発揮する
ことができる。
は熱伝導率も高く、薄くても十分にその効果を発揮する
ことができる。
第2図は、第1実施例の変形例を示す縦断面図である。
同図(a)は、放熱部4aが波状に形成された圧電アク
チュエータの一部を示すものであり、圧電体3より外側
にはみだした放熱部の表面積が拡大されている。従って
、放熱効果を高めることができる。同図(b)は、放熱
部4aの先端部を先薄に構成した圧電アクチュエータの
一部を示すものである。放熱部4a同士の間隔を広げる
ことができるので、隣接する電極間の短絡を有効に防止
することができる。同図(C)は、圧電アクチュエータ
の一端部と他端部において、放熱部の突出長tが変化す
る圧電アクチュエータを示すものである。この場合、同
図において、放熱部の突出長tは右端から左端になる程
長くなっている。
チュエータの一部を示すものであり、圧電体3より外側
にはみだした放熱部の表面積が拡大されている。従って
、放熱効果を高めることができる。同図(b)は、放熱
部4aの先端部を先薄に構成した圧電アクチュエータの
一部を示すものである。放熱部4a同士の間隔を広げる
ことができるので、隣接する電極間の短絡を有効に防止
することができる。同図(C)は、圧電アクチュエータ
の一端部と他端部において、放熱部の突出長tが変化す
る圧電アクチュエータを示すものである。この場合、同
図において、放熱部の突出長tは右端から左端になる程
長くなっている。
例えば、右端に熱源がある為に、圧電体内部の温度分布
が均一でない場合に効率的な放熱が実現できる。なお、
放熱部の長さは、熱源の温度、圧電体の熱伝導率、厚さ
、大きさ、使用される電極板の熱伝導率、厚さ、大きさ
等を考慮して適切な値が選定される。
が均一でない場合に効率的な放熱が実現できる。なお、
放熱部の長さは、熱源の温度、圧電体の熱伝導率、厚さ
、大きさ、使用される電極板の熱伝導率、厚さ、大きさ
等を考慮して適切な値が選定される。
第3図は、この発明の第2実施例に係る圧電アクチ゛ユ
エータを示すものである。同図(a)は、電圧が印加さ
れたときに弾性ひずみが発生する方向(圧電体3、電極
板4の積層方向)からみた平面図、同図(b)は、その
側面図を示すものである。第1実施例との差異は、圧電
体3及び電極板4の断面形状を四角形に形成している点
、電極板4aの取り付は位置をずらし電極板4aの突出
長t L 、 t Rを左右で異ならせている点であ
る。その為、放熱部の先端では電極間隔が広くなってお
り、短絡防止が図れると共に通風が容易になる。
エータを示すものである。同図(a)は、電圧が印加さ
れたときに弾性ひずみが発生する方向(圧電体3、電極
板4の積層方向)からみた平面図、同図(b)は、その
側面図を示すものである。第1実施例との差異は、圧電
体3及び電極板4の断面形状を四角形に形成している点
、電極板4aの取り付は位置をずらし電極板4aの突出
長t L 、 t Rを左右で異ならせている点であ
る。その為、放熱部の先端では電極間隔が広くなってお
り、短絡防止が図れると共に通風が容易になる。
第4図は、この発明の第3実施例に係る圧電アクチュエ
ータを示すものである。同図(a)は、電界が印加され
たときに弾性ひずみが発生する方向からみた平面図、同
図(b)は、その側面図を示すものである。第1実施例
との差異は、圧電体3及び電極板4の断面形状を四角形
に形成している点、電極板4aに通風孔4b、4b、・
・・を設けている点である。従って、通風効率を高める
ことができ、放熱効果が向上する。
ータを示すものである。同図(a)は、電界が印加され
たときに弾性ひずみが発生する方向からみた平面図、同
図(b)は、その側面図を示すものである。第1実施例
との差異は、圧電体3及び電極板4の断面形状を四角形
に形成している点、電極板4aに通風孔4b、4b、・
・・を設けている点である。従って、通風効率を高める
ことができ、放熱効果が向上する。
この場合、放熱板(電極板)の接触・短絡防止の為、積
層体相互間に、例えば、絶縁物のスペーサの介挿や、絶
縁塗装等を施すことができる。
層体相互間に、例えば、絶縁物のスペーサの介挿や、絶
縁塗装等を施すことができる。
第5図は、この発明の第4実施例に係る圧電アクチュエ
ータを示すものである。同図(a)は、電界が印加され
たときに弾性ひずみが発生する方向からみた平面図、同
図(b)は、その側面図を示すものである。この圧電ア
クチュエータは、円柱状の圧電体3と、円板状の電極板
5を順番に積層して構成されている。圧電体3は、電極
板5の中央に形成された嵌合部(圧電体保持部)5aに
嵌め込まれており、積層方向に対して直交する方向で自
由度が制限されている。その為、圧電体3と電極板5を
接着剤等で固定することなく、当該方向における位置ず
れを防止することができる。
ータを示すものである。同図(a)は、電界が印加され
たときに弾性ひずみが発生する方向からみた平面図、同
図(b)は、その側面図を示すものである。この圧電ア
クチュエータは、円柱状の圧電体3と、円板状の電極板
5を順番に積層して構成されている。圧電体3は、電極
板5の中央に形成された嵌合部(圧電体保持部)5aに
嵌め込まれており、積層方向に対して直交する方向で自
由度が制限されている。その為、圧電体3と電極板5を
接着剤等で固定することなく、当該方向における位置ず
れを防止することができる。
これらの電極板5.5、・・・は電源(図示せず)に接
続されており、一定の電圧を印加することができる。電
圧を印加することにより、隣接する圧電体3.3には相
反する方向に分極が形成され、また、圧電アクチュエー
タは積層された方向に伸縮する。ここで重要なことは、
圧電体を保持する圧電体保持部が電極板に形成されてお
り、当該方向からの位置ズレが防止されている点である
。
続されており、一定の電圧を印加することができる。電
圧を印加することにより、隣接する圧電体3.3には相
反する方向に分極が形成され、また、圧電アクチュエー
タは積層された方向に伸縮する。ここで重要なことは、
圧電体を保持する圧電体保持部が電極板に形成されてお
り、当該方向からの位置ズレが防止されている点である
。
積層型圧電アクチュエータは、圧電体自体がセラミック
スで形成されているので、圧縮応力には強く引張応力に
弱いという機械的性質を有する。
スで形成されているので、圧縮応力には強く引張応力に
弱いという機械的性質を有する。
また、応力が作用する方向に多数積み重ねることから、
伸縮変位を押し出す方向で圧電アクチュエータを利用す
るのが通常である。すなわち、−船釣に引張応力が加わ
らない状態で圧電アクチュエータを使用することから、
圧電体と電極が積層方′向で分離することはない。
伸縮変位を押し出す方向で圧電アクチュエータを利用す
るのが通常である。すなわち、−船釣に引張応力が加わ
らない状態で圧電アクチュエータを使用することから、
圧電体と電極が積層方′向で分離することはない。
なお、圧電体保持部の形状、大きさ、配置等は、固定す
る圧電体の形状等により変化するものであり、当該実施
例に限定されるものではない。
る圧電体の形状等により変化するものであり、当該実施
例に限定されるものではない。
第6図は、第4実施例の変形例を示す縦断面図である。
同図(a)は、電極板5の外側端部を積層方向に対しく
直角ではなく)斜め方向に延ばして凹部(圧電体固定部
)5aを形成した圧電アクチュエータを示すもので、圧
電体3の積層方向に対して直交する方向における自由度
を制限したものである。同図(b)は、電極板5の中央
に凸部(圧電体固定部)5aを形成すると共に圧電体3
の中央に凸部と嵌合する凹部を形成し、凸部と凹部を互
いに噛み合わせることにより圧電体3の積層方向に対し
て直交する方向における自由度を制限したものである。
直角ではなく)斜め方向に延ばして凹部(圧電体固定部
)5aを形成した圧電アクチュエータを示すもので、圧
電体3の積層方向に対して直交する方向における自由度
を制限したものである。同図(b)は、電極板5の中央
に凸部(圧電体固定部)5aを形成すると共に圧電体3
の中央に凸部と嵌合する凹部を形成し、凸部と凹部を互
いに噛み合わせることにより圧電体3の積層方向に対し
て直交する方向における自由度を制限したものである。
同図(c)は、電極板5を凸レンズ状にして凸部5aを
形成すると共に圧電体3を凹レンズ状に形成し、これら
を互いに組み合わせることにより圧電体3の積層方向に
対して直交する方向における自由度を制限したものであ
る。
形成すると共に圧電体3を凹レンズ状に形成し、これら
を互いに組み合わせることにより圧電体3の積層方向に
対して直交する方向における自由度を制限したものであ
る。
第7図は、この発明の第5実施例に係る圧電アクチュエ
ータを示すものである。同図(a)は、この圧電アクチ
ュエータの分解状態を示す斜視図、同図(b)は、その
組立状態を示す縦断面図である。第4実施例との差異は
、電極板が円周方向で交互に(上下方向に)曲げられた
突出部(圧電体固定部)5aを備えている点である。こ
の場合、電極板5の表面積が拡大されるので、圧電体の
保持と共に放熱効果を向上することができる。
ータを示すものである。同図(a)は、この圧電アクチ
ュエータの分解状態を示す斜視図、同図(b)は、その
組立状態を示す縦断面図である。第4実施例との差異は
、電極板が円周方向で交互に(上下方向に)曲げられた
突出部(圧電体固定部)5aを備えている点である。こ
の場合、電極板5の表面積が拡大されるので、圧電体の
保持と共に放熱効果を向上することができる。
第8図は、この発明の第6実施例に係る圧電アクチュエ
ータを示すものである。同図(a)は、この圧電アクチ
ュエータの分解状態を示す斜視図、同図(b)は、その
組立状態を示す縦断面図である。第4実施例との差異は
、電極板の中心部に穴5aが設けられており、この穴に
嵌合する突起部3aが圧電体3の両面の中央部に形成さ
れている点である。その為、圧電体3の積層方向に対し
て直交する方向における自由度が制限され、圧電体3及
び電極板5の相対的位置ズレを防止することができる。
ータを示すものである。同図(a)は、この圧電アクチ
ュエータの分解状態を示す斜視図、同図(b)は、その
組立状態を示す縦断面図である。第4実施例との差異は
、電極板の中心部に穴5aが設けられており、この穴に
嵌合する突起部3aが圧電体3の両面の中央部に形成さ
れている点である。その為、圧電体3の積層方向に対し
て直交する方向における自由度が制限され、圧電体3及
び電極板5の相対的位置ズレを防止することができる。
この場合、穴5a及び突起部3aを2以上設ければ、圧
電体の回転方向における自由度を制限することができ、
電極板に直接リード線等を介して電源に接続したりする
場合に、リード線等の断線を防止することができる。
電体の回転方向における自由度を制限することができ、
電極板に直接リード線等を介して電源に接続したりする
場合に、リード線等の断線を防止することができる。
なお、この発明は上記実施例に限定されるものではない
。例えば、圧電体の形状、大きさ、電極の形状、大きさ
、これらの配列方法は一例にすぎず、圧電アクチュエー
タの使用条件、環境、材質等により適切なものが選定さ
れる。
。例えば、圧電体の形状、大きさ、電極の形状、大きさ
、これらの配列方法は一例にすぎず、圧電アクチュエー
タの使用条件、環境、材質等により適切なものが選定さ
れる。
また、上記実施例では電極板に圧電体固定部を形成して
いるが、圧電体自体に、電極板固定部を形成してもよい
。
いるが、圧電体自体に、電極板固定部を形成してもよい
。
さらに、圧電体と電極板との電気的導通を良好にする為
に、圧電体の接触面に銀電極を印刷してもよい。この場
合、小さな圧力で一部が接触すれば、圧電体に均一な印
加電圧を与えることができる。
に、圧電体の接触面に銀電極を印刷してもよい。この場
合、小さな圧力で一部が接触すれば、圧電体に均一な印
加電圧を与えることができる。
また、圧電体として、正の熱膨張係数を有する熱膨張部
材と負の熱膨張係数を有する熱収縮部材を含んで構成し
、圧電アクチュエータの熱による伸縮を減少させること
ができる。組み合わせとしては、■正の熱膨張係数を有
する圧電体と負の熱膨張係数を有する熱収縮部材、■正
の熱膨張係数を有する熱膨張部材と負の熱膨張係数を有
する圧電体が考えられる。この場合、電極板を熱収縮部
材あるいは熱膨張部材として使用してもよい。
材と負の熱膨張係数を有する熱収縮部材を含んで構成し
、圧電アクチュエータの熱による伸縮を減少させること
ができる。組み合わせとしては、■正の熱膨張係数を有
する圧電体と負の熱膨張係数を有する熱収縮部材、■正
の熱膨張係数を有する熱膨張部材と負の熱膨張係数を有
する圧電体が考えられる。この場合、電極板を熱収縮部
材あるいは熱膨張部材として使用してもよい。
この発明は、以上説明したように構成されているので、
電極板を圧電体より大きくすることにより圧電アクチュ
エータの温度上昇を緩和し、圧電アクチュエータの温度
に対する信頼性を向上することができる。この場合、大
幅な材料の増加や構成を複雑にすることなく圧電アクチ
ュエータの表面積を飛躍的に増加させることができ、そ
の放熱能力を向上させることができる。
電極板を圧電体より大きくすることにより圧電アクチュ
エータの温度上昇を緩和し、圧電アクチュエータの温度
に対する信頼性を向上することができる。この場合、大
幅な材料の増加や構成を複雑にすることなく圧電アクチ
ュエータの表面積を飛躍的に増加させることができ、そ
の放熱能力を向上させることができる。
また、接着剤を使用しない圧電アクチュエータを提供す
ることにより、圧電アクチュエータにおける耐熱性、高
剛性、耐環境性を向上させることができる。この場合、
接着剤を必要としないので、製造過程においても圧電体
と電極板を接着する接着工程が不要になり生産効率を向
上させることができる。
ることにより、圧電アクチュエータにおける耐熱性、高
剛性、耐環境性を向上させることができる。この場合、
接着剤を必要としないので、製造過程においても圧電体
と電極板を接着する接着工程が不要になり生産効率を向
上させることができる。
第1図は本発明の第1実施例に係る圧電アクチュエータ
を示す縦断面図、第2図は第1実施例の変形例に係る圧
電アクチュエータを部分的に示す縦断面図、第3図は本
発明の第2実施例に係る圧電アクチュエータを示す説明
図、第4図は本発明の第3実施例に係る圧電アクチュエ
ータを示す説明図、第5図は本発明の第4実施例に係る
圧電アクチュエータを示す説明図、第6図は第4実施例
の変形例に係る圧電アクチュエータを示す縦断面図、第
7図は本発明の第5実施例に係る圧電アクチュエータを
示す説明図、第8図は本発明の第6実施例に係る圧電ア
クチュエータを示す説明図、第9図は従来技術に係る圧
電アクチュエータを示す構成図である。 1.3・・・圧電体、2.4.5・・・電極板←−分極
方向) 伸縮方向(作動方向) 特許出願人 本田技研工業株式会社 代理人弁理士 長谷用 芳 樹間
山 1) 行圧電アクチュエータ(
第1実施例) 第1図 餘U版 組立状態 (b) 分解状態 (a) 第 5実施例 第7図 分解状態 (a) 組立状態 (b) 第 =476−
を示す縦断面図、第2図は第1実施例の変形例に係る圧
電アクチュエータを部分的に示す縦断面図、第3図は本
発明の第2実施例に係る圧電アクチュエータを示す説明
図、第4図は本発明の第3実施例に係る圧電アクチュエ
ータを示す説明図、第5図は本発明の第4実施例に係る
圧電アクチュエータを示す説明図、第6図は第4実施例
の変形例に係る圧電アクチュエータを示す縦断面図、第
7図は本発明の第5実施例に係る圧電アクチュエータを
示す説明図、第8図は本発明の第6実施例に係る圧電ア
クチュエータを示す説明図、第9図は従来技術に係る圧
電アクチュエータを示す構成図である。 1.3・・・圧電体、2.4.5・・・電極板←−分極
方向) 伸縮方向(作動方向) 特許出願人 本田技研工業株式会社 代理人弁理士 長谷用 芳 樹間
山 1) 行圧電アクチュエータ(
第1実施例) 第1図 餘U版 組立状態 (b) 分解状態 (a) 第 5実施例 第7図 分解状態 (a) 組立状態 (b) 第 =476−
Claims (4)
- 1.電極板で挾まれた1あるいは2以上の圧電体を、電
界が印加されたときに弾性ひずみが発生する方向で一列
に積層して構成された圧電アクチュエータにおいて、 前記電極板が、前記圧電体より外側にはみだした放熱部
を備えていることを特徴とする圧電アクチュエータ。 - 2.前記放熱部が、波状に形成されており、表面積が拡
大されていることを特徴とする請求項1記載の圧電アク
チュエータ。 - 3.前記放熱部が、通風孔を備えていることを特徴とす
る請求項1記載の圧電アクチュエータ。 - 4.電極板を挾んだ1あるいは2以上の圧電体を、電界
が印加されたときに弾性ひずみが発生する方向で一列に
積層して構成された圧電アクチュエータにおいて、 前記電極板が、少なくとも前記弾性ひずみが発生する方
向に対して直交する方向で前記圧電体を固定する圧電体
固定部を備えていることを特徴とする圧電アクチュエー
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1027228A JPH02206185A (ja) | 1989-02-06 | 1989-02-06 | 圧電アクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1027228A JPH02206185A (ja) | 1989-02-06 | 1989-02-06 | 圧電アクチュエータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02206185A true JPH02206185A (ja) | 1990-08-15 |
Family
ID=12215230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1027228A Pending JPH02206185A (ja) | 1989-02-06 | 1989-02-06 | 圧電アクチュエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02206185A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04333296A (ja) * | 1991-05-09 | 1992-11-20 | Nec Corp | 圧電アクチュエータ素子 |
JP2002261345A (ja) * | 2000-12-28 | 2002-09-13 | Denso Corp | 積層一体焼成型の電気機械変換素子 |
JP2008311700A (ja) * | 2007-06-12 | 2008-12-25 | Fujifilm Corp | 複合圧電材料、超音波探触子、超音波内視鏡、及び、超音波診断装置 |
-
1989
- 1989-02-06 JP JP1027228A patent/JPH02206185A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04333296A (ja) * | 1991-05-09 | 1992-11-20 | Nec Corp | 圧電アクチュエータ素子 |
JP2002261345A (ja) * | 2000-12-28 | 2002-09-13 | Denso Corp | 積層一体焼成型の電気機械変換素子 |
JP2008311700A (ja) * | 2007-06-12 | 2008-12-25 | Fujifilm Corp | 複合圧電材料、超音波探触子、超音波内視鏡、及び、超音波診断装置 |
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