JPH02205484A - 位置決めピン取り外し工具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、機械装置又は金型等において、これらを構
成する部品を組立てる際、正確に部品間の位置を出すた
めに使用されたノックピン（以下、位置決めピンという
）を取り外すときに使用される工具に関するものである
。

〔従来の技術〕

従来、この種の位置決めピン取り外し工具としては、例
えば、第３図の側断面図に示すように、左右対称な部品
１と部品２を、各透孔１ａと２ａ及び１ｂと２ｂにおい
て、位置決め−７３，４を打ち込んである装置から、こ
の装置の下部に設けられた部品５の貫通孔５ｍ、４ｂに
おいて、ハンマ等で上部から叩きながら、前記位置決め
ピ／３゜４を取り外す、頭部６ＩＬと段差部６ｂから成
る工具６が使用されてきた。

また、この他、第４図に示されるように、上部にねじ穴
１１ｍが形成された市販などの位置決めピン１１を用い
て、部品１２．１３の位置決めを行なった場合、このピ
ン１１を取り出すためには、がルト１４の下端部に形成
されたねじ１４ｍを、所定の高さを有するコ字状台１５
の中央開口部１５ｍを介して、位置決めピン１１のねじ
穴１１八に螺合して、ねじ上げる構成のものが知られて
いた。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、従来のうち前者においては、工具自体の
構造が簡単で、組立てられた部品群の改修又は改造の際
には、この工具を使用して上面がらハンマーで叩きなが
ら落し孔の中を通して下方に落し込むだけでよいから、
位置決めピンを簡単に取シ外すことができるものの、部
品５には機械装置又は金型等の機能には無関係で、且つ
、不必要な透孔５ｍ、５ｂの孔明は加工が必要であるた
めに、設計時これらについての配慮をしなければならな
いという煩られしさが残るという問題点を有していた。

また、後者においては、細かい部品同志が混み合って組
立てられているので、コ字状台１５は、いきおい、大型
化もできず、高さも規制を受ける。

したがって、数回に亘り、高さの異なる複数個のコ字状
台１５を用いるなどしなければ、ピンを取り外すことが
できず煩雑であるなどの問題点があった。

本発明は、このような従来技術の有する問題点に鑑みて
なされたものであって、その目的とするところは、位置
決めピンを上方に抜くことができる、作業効率を大幅に
向上せしめた位置決めピン取り外し工具を提供しようと
するものである。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明における位置決めピ
ン取り外し工具は、頭部につば部を有する軸杆の下端部
に位置決めピンの頂部ねじ穴と螺合するねじ部を形成し
た引抜き棒と、この引抜き棒の軸杆につば部下面を叩打
可能に遊嵌した環状重錘とにより構成したものでちる。

〔作用〕

本発明によれば、以上のように位置決めピンの取り外し
工具を構成したので、重錘の挿通孔を、位置決めピンが
挿着されている部品の透孔に合致させれば、工具はこの
合致した透孔中に装着されている位置決めピンに容易か
つ、確実に螺着させることができる。そして、重錘を手
で持って、軸杆をガイドとして上下動し、つば部下面の
叩打を繰返せば、位置決めピンは工具の軸杆と共に上方
に引き抜けるようになり、作業効率を大幅に向上させる
ことができる。したがって、前記問題点を除去可能にな
る。

〔実施例〕

以下、実施例について図面を参照して説明する。

第１図は本発明に係る工具の一実施例を示す外観斜視図
である。同図において、引抜き棒Ａは後述する重錘が上
下動可能な軸長を有する軸杆２１の上端につば部２２が
形成され、下端部には位置決めピン２０の頂部２０１に
と螺合するねじ部２３が設けられている。

重錘Ｂは比較的重量のある金属製などの環状体２４であ
って、中央部には引抜き棒Ａの軸杆２ノが摺動自在な大
きさの挿通孔２５が貫通している。

次に、このように構成された工具の使用法について説明
すると、まず、重錘Ｂの挿通孔２５に引抜き棒Ａを挿通
した後、引抜き棒Ａのねじ部２３を機械装置又は金型等
に装着されている位置決めピン２ｏの頂部ねじ穴２０ｍ
に螺着して、軸杆２１をガイドとして、手などで重錘Ｂ
を上下に移動させ、引抜き棒Ａのつば部２２の下面に重
錘Ｂを打ち当てる動作を繰返えして続ける。これにょシ
、引抜き棒Ａは位置決めピン２ｏと共に次第に上方に引
き上げられ、機械装置や金型等の部品Ｃ２Ｄの位置決め
孔Ｓｃ、Ｓｄから上方に取り出される。

尚、第２図に示すように、引抜き棒Ａの軸杆２１のねじ
部２３の上方において、重錘Ｂの受皿となるつば部２６
を軸杆２１に着脱自在に設けてもよく、これによって機
械装置や金型の上面を重錘Ｂによる障害から保護するこ
とができる。

また、引抜き棒Ａのつば部２２及び重錘Ｂの直径は大き
い方が位置決めピンの引抜力が大きくなって望ましいが
、機械装置及び金型等の位置決め部位上方のス被−スに
左右されるので、これらの点を勘案して最も有効な大き
さに選定すべきである。

〔発明の効果〕

以上詳細に説明したように、本発明によれば、頂部にね
じ穴を設けた位置決めピンを使用し、このピンに螺着し
た引抜き棒のつば部を重錘により上方に打ち上げること
によって、位置決めピンを上方に引抜くようにしたので
、従来技術に比べて部品点数が少なくて済み、作業も容
易かつ確実に行なえるようになり、この他、位置決めピ
ンを下方に突き落すだめの貫通孔を設けた部品が不要に
なるから、その部品のための加工時間分が短縮されると
共に、機械装置及び金型等の設計時間の短縮が図られる
など、加工及び設計面での改善に寄与するところが大き
いという効果が期待できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す外観斜視図、第２図は本
発明の他の実施例を示す側面図、第３図は従来例の側断
面図、第４図は他の従来例の側断面図である。 ２０・・・位置決めピン、２０ｔｈ・・・ねじ穴、Ａ・
・・引抜き棒、２１・・・軸杆、２２．２６・・・つば
部、２３・・・ねじ部、Ｂ・・・重錘、２４・・・環状
体、２５・・・貫通孔、Ｃ，Ｄ・・・部品。 特許出願人　　沖電気工業株式会社 イで一ブー「売倒ｎ（ＰＩ面［シ〕 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 頭部につば部を有する軸杆の下端部に位置決めピンの頂
   部ねじ穴と螺合するねじ部を形成した引抜き棒と、 この引抜き棒の軸杆に、つば部下面を叩打可能に遊嵌し
   た環状重錘と、 よりなる位置決めピン取り外し工具。