JPH02205373A - ホール素子のオフセット電圧を自己補償する方法 - Google Patents

ホール素子のオフセット電圧を自己補償する方法

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JPH02205373A
JPH02205373A JP1026466A JP2646689A JPH02205373A JP H02205373 A JPH02205373 A JP H02205373A JP 1026466 A JP1026466 A JP 1026466A JP 2646689 A JP2646689 A JP 2646689A JP H02205373 A JPH02205373 A JP H02205373A
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JP
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hall
output
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Buichi Shindo
武一 進藤
Masatoshi Utaka
正俊 右高
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ホール素子の出力信号の自己補償方法に関す
るものである。
(従来の技術) ホール素子の出力信号には、作用した磁界に依存する磁
界信号と素子の形状不整や結晶状態の不整および外部か
らの機械的あるいは熱的作用により発生する応力等によ
る磁界に依存しない信号に分類できる。この中で磁界に
依存しない信号をオフセット電圧と呼び、その発生機構
はこれまでに第5図に示すホール素子の等価ブリッジ回
路モデルを用いて考察されている。(例えば、IIEN
RY P。
BALTES AND R[11BOJE S、POP
OVIC,PROCEEDINGS 0FTHE IE
EE、VOL、74.NO,8,^IJGIJST 1
986 P、1115)そしてこのオフセット電圧はホ
ール素子を製作する場合に可能な限り小さくすることが
望まれている。
オフセット電圧を小さくする試みは、今日までに半導体
の微細加工技術や結晶成長技術の進歩とともに素子の形
状不整や結晶状態の不整は少なくなってきている。また
、外部からの機械的あるいは熱的作用による応力の影響
については、素子を構成する半導体の結晶方位を応力に
対して鈍怒となるように選択することがなされている。
(発明が解決しようとする間麗点) 前述のようなホール素子においてオフセット電圧は完全
に除去することはできず、ホール素子を製作あるいは使
用する場合の問題として次ぎのような点がある。
第一に、ホール素子を製作する場合に高品質の半導体結
晶と優れた微細加工技術が要求される。
第二に、ホール素子の初期オフセット電圧は外部回路に
より補正可能であるが例えば測定中にオフセット電圧が
経時変化した場合の良い補正手段がない。
したがって、本発明の目的は上記の問題点をなくした新
しい自己補償機能をもつ集積化ホール素子についてその
補償方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明のホール素子のオフセット電圧の補償方法は、集
積回路で近接した素子は内外的な要因による特性変化が
極めて類似しているという集積回路特有の性質を積極的
に利用するもので、例えば以下の4種類の方法が考えら
れる。
第一は、ホール素子内部のピエゾ抵抗効果によるオフセ
ット電圧の特性が互いに逆となるようにホール素子を2
個配置して、各ホール素子の出力信号を加算する方法で
ある。この方法は、同一構造1面積の正方形ホール素子
を2個用意し、駆動電流軸方向のなす角を90度に配置
して同一半導体基板上に製作する0次に、各ホール素子
の出力信号を同一利得で一方を反転増幅し他方を非反転
増幅する一次増幅回路で増幅し、さらに各−次増幅回路
の出力信号を差動増幅する。
第二は、ピエゾ抵抗素子のブリッジ回路を設けてホール
素子の出力信号をからブリッジ回路の出力信号を減算す
る方法である。この方法は、ホール素子とピエゾ抵抗素
子のブリッジ回路の駆動電流軸方向を同じ向きに配置し
、同一半導体上に製作する0次にホール素子とブリッジ
回路の出力をそれぞれ一次増幅回路で増幅する。このと
き、ブリッジ回路側の利得はホール素子側の一次増幅後
のオフセット電圧レベルに合わせた利得を選ばなければ
ならない0次に各−次増幅回路の出力信号を差動増幅す
る。
第三は、ホール素子の駆動電流端子を4端子とし、各端
子の電位をオフセット電圧相当分不平衡シフトさせる方
法である。この方法は、ホール素子の各駆動電流端子に
配置方向を考慮したピエゾ抵抗素子を接続して定電流を
流す。
第四は、ホール素子の出力端子にレベルシフト回路を設
ける方法である。この方法は、レベルシフト回路のシフ
ト量を決める負荷素子に配置方向を考慮したピエゾ抵抗
素子を用いる。
この外、以上述べた方法と類似した考え方またはこれら
の組合わせによって種々の素子を作りうろことは言うま
でもない。
(作用) 本発明による手段を用いると、ホール素子のオフセット
電圧の経時変化の要因であるピエゾ抵抗効果をホール素
子に近接した補償用素子のピエゾ抵抗効果を用いて打消
すように電気回路が動作する。したがって、ホール素子
に磁界を作用させた場合の回路出力は、オフセット電圧
成分が除去された磁界のみに依存する出力信号を取り出
すことができる。
(実施例) 以下に本発明の実施例として第1図にホール素子を2個
配置した補償例、第2図にホール素子とピエゾ抵抗素子
のブリッジ回路を配置した補償例、第3図にホール素子
の駆動電流端子にピエゾ抵抗素子を接続した補償例、第
4図にホール素子の出力端子にピエゾ抵抗素子によるレ
ベルシフト回路を接続した補償例を示して説明する。ホ
ール素子およびピエゾ抵抗素子の伝導型はN型である。
第1図はホール素子を2個配置した補償例を示す図であ
る。5X10”、(cm−’)の不純物濃度をもつN型
エピタキシャル成長基板上にN型ホール素子101と補
償用N型ホール素子102をそれぞれの電流軸のなす角
が90度となるように近接して配置し、ホール素子駆動
用電流源103で両ホール素子を駆動する。−次増幅回
路108は反転増幅とし一次増幅回路109は非反転増
幅としそれぞれ同一利得とする。−次増幅回路108の
各入力端子にN型ホール素子101の出力端子104と
105を接続し、−次増幅回路109の各入力端子に補
償用N型ホール素子102の出力端子106と107を
接続する。−次増幅回路の出力端子110と111は差
動増幅器で構成した二次増幅回路112の各入力端子に
接続する。この回路接続により一次増幅回路の出力端子
110と111には特性の類似したオフセット電圧を得
ることができ、二次増幅回路の出力端子113はオフセ
ット電圧が除去される。
第2図はホール素子とピエゾ抵抗素子のブリッジ回路を
配置した補償例を示す図である。N型エピタキシャル成
長基板上にN型ホール素子201と補償用ピエゾ抵抗素
子ブリッジ回路202を近接して配置し、ホール素子駆
動用電流源203でホール素子とブリッジ回路を駆動す
る。補償用ピエゾ抵抗素子ブリッジ回路を構成する4個
のピエゾ抵抗素子は、第5図に示したホール素子の等価
ブリッジ回路と同じ向き、すなわちホール素子の駆動電
流方向に対して45度の向きに配置する。
ホール素子の出力端子204と205を一次増幅回路2
08の各入力端子に接続し、ブリッジ回路の出力端子2
06と207を一次増幅回路209の各入力端子に接続
する。−次増幅回路208と209は非反転増幅とし、
利得はホール素子の出力端子204と205に現れるオ
フセット電圧特性とブリッジ回路の出力端子206と2
07に現れる出力特性の差に応じて調整し、−次増幅回
路の出力端子210に出力するオフセット電圧値と一次
増幅回路の出力端子211に出力する電圧値とを合わせ
る。−次増幅回路の出力端子210と211をそれぞれ
差動増幅器で構成した二次増幅回路212の入力端子に
接続する。
第3図はホール素子の駆動電流端子にピエゾ抵抗素子を
接続した補償例を示す図である。N型エピタキシャル成
長基板上にN型ホール素子301を配置し、四隅に駆動
電流端子302と303と304と305を設ける。4
個の駆動電流端子にそれぞれ補償用ピエゾ抵抗素子30
6と307と308と309を接続し、4個のピエゾ抵
抗素子にそれぞれ等しい駆動用電流源310と311と
312と313を接続する。4個の補償用ピエゾ抵抗素
子は、第5図に示したホール素子の等価ブリッジ回路の
各辺と同じ向き、すなわちホール素子の駆動電流方向に
対して45度の向きでホール素子に近接して配置する。
ホール素子の出力端子314と315は差動増幅器で構
成した増幅回路316の各入力端子に接続する。
第4図はホール素子の出力端子にピエゾ抵抗素子による
レベルシフト回路を接続した補償例を示す図である。N
型エピタキシャル成長基板上にN型ホール素子401を
配置し、ホール素子駆動用電流源402を接続する。ホ
ール素子の出力端子403に、NPNI−ランジスタ4
05と補償用ピエゾ抵抗素子406および電流源407
で構成したレベルシフト回路を接続し、同様にホール素
子の出力端子404にNPNトランジスタ408と補償
用ピエゾ抵抗素子409および電流源410で構成した
レベルシフト回路を接続する。補償用ピエゾ抵抗素子4
06と409は、第5図に示したホール素子の等僅ブリ
ッジ回路の各辺と同じ向き、すなわちホール素子の駆動
電流方向に対して45度の向きでホール素子に近接して
配置する。
レベルシフト回路の出力端子411と412は、差動増
幅器で構成した増幅回路413の各入力端子に接続する
(発明の効果) 以上のように本発明を用いれば、高品質の半導体材料お
よび優れた微細加工技術を要求せずにホール素子を製作
でき、オフセット電圧の経時変化に対して常に自己補償
動作を実現することができる。最後に補償の対象となる
ホール素子はN型のみならずP型においても適用できる
ことを付は加えておく。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例においてホール素子を2個配置した補償
例を説明するための回路図、第2図は実施例においてホ
ール素子とピエゾ抵抗素子のブリッジ回路を配置した補
償例を説明するための回路図、第3図は実施例において
ホール素子の駆動電流端子にピエゾ抵抗素子を接続した
補償例を説明するための回路図、第4図は実施例にお1
1旭てホール素子の出力端子にピエゾ抵抗素子によるレ
ベルシフト回路を接続した補償例を説明するための回路
図、第5図は従来の技術においてホール素子の等価ブリ
ッジ回路モデルを示すための図である。 101−N型ホール素子 102−補償用N型ホール素子 103−ホール素子駆動用電流源 104−出力端子 105−出力端子 105−出力端子 106−出力端子 107−出力端子 108−一次増幅回路 109−一次増幅回路 110−一次増幅回路の出力端子 111−一次増幅回路の出力端子 112−二次増幅回路 113−二次増幅回路の出力端子 201−N型ホール素子 202−補償用ピエゾ抵抗素子ブリッジ回路203−ホ
ール素子駆動用電流源 204−出力端子 205−出力端子 206−出力端子 207−出力端子 208−一次増幅回路 209−一次増幅回路 210−一次増幅回路の出力端子 211−一次増幅回路の出力端子 212−二次増幅回路 213−二次増幅回路の出力端子 301−N型ホール素子 302−駆動電流源端子 303−駆動電流源端子 304−駆動電流源端子 305−駆動電流源端子 306−補償用ピエゾ抵抗素子 307−補償用ピエゾ抵抗素子 308−補償用ピエゾ抵抗素子 309−補償用ピエゾ抵抗素子 31〇−駆動用電流源 311−駆動用電流源 312−駆動用電流源 313−駆動用電流源 314−出力端子 315−出力端子 316−増幅回路 317−増幅回路の出力端子 401−N型ホール素子 402−ホール素子駆動用電流源 403−出力端子 404−出力端子 405−NPN)ランジスタ 406−補償用ピエゾ抵抗素子 407−レベルシフト回路駆動用電流源408−NPN
)ランジスタ 409−補償用ピエゾ抵抗素子 410−レベルシフト回路駆動用電流源411−レベル
シフト回路の出力端子 412−レベルシフト回路の出力端子 413−増幅回路 414−増幅回路の出力端子 501−ホール素子 502−駆動電圧 503−等僅ブリッジ回路 504−出力端子 505−出力端子 506−オフセット電圧

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 電気的に変換されたホール素子の磁界信号を取り出す方
    法において、同一半導体基板上のホール素子とホール素
    子の組合わせあるいはホール素子とピエゾ抵抗素子など
    の組合わせ使用により、磁界に依存しない信号であるホ
    ール素子のオフセット電圧を除去することを特徴とする
    オフセット電圧の自己補償方法
JP1026466A 1989-02-03 1989-02-03 ホール素子のオフセット電圧を自己補償する方法 Pending JPH02205373A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003527591A (ja) * 2000-03-17 2003-09-16 フェスト アクツィエンゲゼルシャフト ウント コー 位置検出装置
JP2006284591A (ja) * 2005-04-04 2006-10-19 Agilent Technol Inc 環境条件補正により電気装置の精度を改善するためのシステム及び方法
JP2010197960A (ja) * 2009-02-27 2010-09-09 Hoya Corp レンズ交換式カメラの絞り制御装置

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