JPH0220491A - 浮揚式プラントの係留装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は水上に浮揚させたバージ上に原子カプラント等
を建３Ｕ　ｔ、た浮揚式プラントの係留装置に関するも
のである。

（従来の技術） 浮揚式プラントは箱体のバージを水、七に浮揚させ、そ
の上に原子力発電所等大型プラン１〜を建設している。

従って設置、組立場所と稼動場所が遠く離れていても良
く、また移動も容易に実施できる便利さが必る。しかし
ながら浮揚バージは時に風波により漂流したり揺動が生
ずるので、これの影響がないように従来は陸上部より遊
動橋を掛けたり、周囲に堅固な固定装置を設置したりし
ていた。

（発明が解決しようとする課題） 浮揚式バージはその特長である移動容易や地震等の影響
を除く免震効果を損なうことなく係留するためには、常
に陸上に対（）て自由状態に維持することの他に、定期
点検時にＪ３ける作業性等から陸上よりの機器類の搬出
入等に際（）ては、随時接岸できることが利便であり、
これ等が可能な装置が要望されていた。

本発明は上記に鑑みてなされたもので、その目的とづ゛
るところは。浮揚式バージを強靭で柔軟性の高い、ワイ
’％７０−プ等で陸上部と係留して浮揚式の特長を維持
し、しかも常時若干の張力を与えて常にプールの中心に
位置させると共に、必要に応じてロープを巻き取って容
易に接岸できる。安全性と作業性に優れた浮揚式プラン
１−の係留装置を提供するととに必る。

［発明の構成コ （課題を解決するための手段） バージ側Ｊ）よび陸上側に複数の滑車を回動軸と直角に
回動自由とした滑車群を備えた係留装置を設は両方の滑
車の間にロープを掛けて、このロープによりバージを係
留する。このロープの一端はバージあるいは陸上に固定
し、他端を第１のクラッチを介した動力部により巻き上
げ可能な巻取ドラムに接続する。さらに、この巻取ドラ
ムには第２のクラッチを介して大型の滑車を設け、さら
にこの大滑車にはロープ等により重錘を吊下げた巻取装
置を設置する。

（作　用） 常時は第１のクラッチを釈放し、第２のクラッチを結合
（）て、すべての重錘が最下位になる状態にしておく。

バージの通常時の揺れや移動に関してｔよロープ自体の
柔軟性、減衰ツノににり衝撃力を与えず、しかも重錘の
作用によりバージを中央に維持さＶている。若（）もバ
ージの片側に対して大きな外力が加わりその荷重がロー
プを引き、巻取ドラムに発生した回転力が大滑車が重錘
を巻き上げるのに必要な回転力を越えた場合、他側には
反対の回転力が加わって、バージは重錘を巻き上げなか
ら移動する。しか（）この外力が小さくなり回転力が小
さくなると両側の重錘の重量により大滑車に発生する回
転力によりドラムがロープを巻き取ってバージは中央位
置に戻る。

また機器搬出入及び定期検査時には第２のクラッチを釈
放して、第１のクラッチを結合さＶ巻取ドラムを動力部
により回転ざＵてロープを巻取ることによりバージを移
動して接岸さぜる。

この時反対側の巻取ドラムは逆回転ざＶるか、第１のク
ラッチを釈放する。

（実施例〉 本発明の一実施例に係る浮揚式原子力発電プラン１〜の
係留装置を図面を参照して説明する。

第１図の平面図及び第２図の正面図に示ずように、水上
に浮揚し旧都に原子カブラン１へ１を設けたバージ２は
その側面両側の複数個所にバージ係留装置３を設け、例
えばワイヤロープの係留ロー１４を介して陸上部係留装
置５に係留し、係留ロー１４は巻取装置６に結合されて
いる。

バージ係留装置３は第３図の横断面図及び第４図の縦断
面図で承り−ように、バージ２に設置、−ｊ　１．−上
下２対の係留支持部７は回動軸８を介（〕で滑車支持部
９を回動可能となるよう支持している。さらにこの滑車
支持部９は第５図の縦断面図及び第６図の横断面図に示
す−ように、複数の滑車１０を互いに干渉することがな
いよう同一軸上に設けて滑車群とし、これを支持する。

前記複数の滑車１０には陸上係留装置５に設けた複数の
滑車１１の滑車群との間に第７図の平面図に示すように
一本の係留ロープ４を交ｕｌ、：Ｉ）け渡して、一端を
陸上の固定部１２に固定し、他端を後述の巻取ドラム１
３に連結する。

陸上係留装置５は第８図の平面図と第９図の正面図で承
りように、支持台トに回動軸１４を介して滑車支持部１
５を回動可能なように支持している。

さらに、滑車支持部１５は前期バージ係留装置３と同様
の複数の滑車１１を支持し、バージ係留装＠３と同様の
働ぎを１−る。また滑車１１より出て巻取ドラム１３に
つながる係留ロー１４を上下・水平方向にガイドする夫
々２本のローラを対峙さＶた１−下方向のガイドローラ
１６と水平方向のガイドローラ１７を滑車支持部１５に
設けである。

係留ロープ４の末端が接続された巻取ドラム１３は２つ
のクラッチ１８と１９を介して夫々動力部２０及び大滑
車２１に連結されている。

動力部２０と巻取ドラム１３の間の第１のクラッチ１８
は通常は釈放しており、バージ２を移動させて接岸させ
る場合にはこの第１のクラッチ１８を結合して動力部２
０により巻取ドラム１３を回転させて係留ロー１４を巻
きく。なお、この時巻取ドラム１３と大滑車２１間の第
２のクラッチ１９は釈放するが、通常時は結合している
。

なお、大滑車２１には第１０図の説明図で示すように外
周より吊りロー１２２を下げて、重錘２３を吊下げて梠
成し′Ｃいる。

一上記構成による作用について）ホベる。第１１図の平
面説明図に示すようにバージ係留装置３は例えば先ずバ
ージ２が矢印２４の方向へ風波の力で移動すると、バー
ジ２と係留ロープ４は斜めになるが、滑車１０は回動軸
８により回転して常に滑車１０と係留ロープ４が直線上
に並らんで係留ロー１４が滑車１０より外れることはな
い。

またバージ２の移動は柔軟で強靭な係留ロー１４で両側
から支持されているのでバージ係留装置３と陸上係留装
置５は共に衝撃力など無理な力が加わらない。

次にバージ２の移動や接岸作業の場合にお９ノる係留装
置の作用について説明する。この通常時は第１のクラッ
チ１８は釈放され、第２のクラッチ１９は結合されてい
る。

第１２図はバージ２が通常の状態で中央位置にある時の
１ケ所の滑車１０．１１ど大滑車２１及び吊りロープ２
２と重錘２３の関係を示したもので、重錘２３の吊りロ
ープ２２を介した接合点が大滑車２１の最下端にあるた
め大滑車２１および巻取ドラム１３１．：回転力は発生
（）ない。なお、この状態はバージ２がプール内で所定
の中央位置の時に容箱２のクラッチ１９を一月釈放し、
各重錘２３がＲ下端となった時ｋ］、再び結合させるご
とによって簡単に設定できる。

この状態においては滑車１０に矢印方向に若干の荷重［
１が加わっても係留ロープ４は滑車１０ど１１の間の係
留ロー１４の掛け数の逆数の荷重「１で引かれる、これ
により大滑車２１に発生する回転力Ｍ１が重錘２３を巻
き上げるのに必要な回転力以下であると滑車１０は回転
せず、従ってバージ２を現在位置に保持する第１３図は
矢印方向に大きな荷重「２が滑車１０に加わった場合を
示もので、この荷重１２により大滑車２１に発生する回
転力Ｍ２が重錘２３により発生づ−る回転力−Ｍ　ｏよ
り大きな場合（Ｍ２＞−Ｍｏ）は滑車１０は大滑車２１
により重錘２３を吊り上げながら移動づ−る。即らバー
ジ２は点線矢印方向に移動する。

また第１４図に示すように風波により滑車１０（１四」
口わっていた第１３図にあった荷重Ｆ２がなくなったり
、あるいは荷重「２により発生する回転力Ｍ２が重錘２
３により発生する回転力−Ｍｏより小−きい場合には、
回転力−Ｍｏにより係留Ｄ＝−７４を巻取ドラム１３が
巻取り、滑車１０を中央位置に引さもどして、大滑車２
１の外周と吊りロー１２２との接続点が最下端位置とな
り、大滑車２１の回転力−Ｍ。

はなくなって、第１２図と同じ状態【こ戻って、バージ
２は中央に位置される。

なおバージ２を陸−Ｌ部に接岸させる場合には、反撥岸
側の巻上装置５の第１のクラッチ１８及び第２のクラッ
チ１９を釈放づる。接岸側は第２のクラッチ１１（８釈
放し、４、第１のクラッチ１８を結合さぜで、動力部２
０をにより巻取ドラム１３を回転さけて接岸側の係留ロ
ープ４を巻取るとバージ２は接岸側に接近する。この時
反撥岸側の係留ロープ４は巻取ドラム１３が逆転して繰
出される。■び中火の定位置に戻ツ揚合は接Ｊｌ側と反
撥岸側を逆にしη−運転ターれば良い。

［発明の効果］ 以上本発明によれば水上に浮揚させたバージを柔軟性と
強靭性を有した日−ブにより安全かつ確実に陸上部に係
留し′Ｃ常に所定の張力で位置を維持−づると共に、大
きな荷重が加わりバージが移動して５大滑車と重錘によ
る復元力により大きな移動をすることなく自動的に当初
の位置に復元するので、風波、地震等による影響を大巾
に抑制できるので安全性が向上する。さらに巻取装置に
よりロープを巻取ることによりバージの位置を移動ある
いは陸上部に接岸して、定期点検等の各種作業性も向上
する効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例で全体構成を示す平面図、第
２図は第１図の側面図、第３図はバージ係留装置の横断
面図、第４図は第３図の縦断面図、第５図は滑車と滑車
支持部の縦断面図、第６図は第５図の横断面図、第７図
は滑車とロープの関係を示す概念図、第８図は陸上係留
装置と巻上装置一部切断平面図、第９図は第８図の縦断
面図、第１０図は大滑車の説明図、第１１図はバージ係
留装置の平面説明図、第１２図はバージが所定位置にお
る時の係留装置の作用説明図、第１３図【よバージが移
動する時の作用説明図、第１４図はバージが復元する時
の作用説明図である。 １・・・原子カプラント、　２・・・バージ、３・・・
バージ係留装置、　４・・・係留ロープ、５・・・陸上
係留装置、　　６・・・巻取装置、７・・・係留支持部
、　　　８，１４・・・回動軸、９．１５・・・滑車支
持部、 １２・・・固定部、 １６．１７・・・ガイドローラ、 １９・・・第２のクラッチ、 ２１・・・大滑車、 ２３・・・重錘。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　水上に浮揚させたバージ上に原子力発電所等のプラン
   トを建設した浮揚式プラントの陸上との係留装置におい
   て、バージ側面に複数の滑車を備えた滑車群を滑車軸と
   直角に回動自在に設けたバージ係留装置と、陸上に前記
   バージ係留装置と対峙して複数の滑車を備えた滑車群を
   滑車軸と直角に回動自在に設けた陸上係留装置と、この
   陸上係留装置の後部に巻取ドラムとこれの駆動部を第１
   のクラッチを介して設けると共に前記巻取ドラムと第２
   のクラッチを介して設けた大滑車に吊りロープの一端を
   固定し他端を大滑車の外周より吊下げた重錘を取付けた
   巻取装置を設置して、前記対峙したバージ係留装置の滑
   車群と陸上係留装置の滑車群及び巻取装置に対して一端
   を固定した１本のロープを掛け渡して、他端は巻取装置
   の巻取ドラムに固定し、バージの係留時は前記第１のク
   ラッチを釈放、第２のクラッチを結合させ、バージの接
   岸時には第１のクラッチを結合させ、第２のクラッチを
   釈放させることを特徴とする浮揚式プラントの係留装置
   。