JPH02204341A - 線引機の線掛け装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、例えば光ファイバ等の素線の線引機の線…け
装置に関する。

〈従来の技術〉 −Ｍｌ（、光ファイバを製造するには、光ファイバ母材
から光フアイバ素綿を線引きし、被覆を施した後、抗張
力のテストをし、巻取り機によって巻き取られており、
第５図に示すような線引機が用いられている。この線引
機１０は、光フアイバ母材１１を締引きする線引炉１２
と、締引きされた光ファイバ１３の外径を測定する外径
測定Ｎ１４と、該光ファイバ１３の外周に、被覆を施す
ダイ１５ａ及び硬化炉１５ｂからなる被覆部１６と、光
ファイバ１３に一定の張力を与え、抗張力をテストする
第１．第２キャプスタンホイール１？、１８と第１．第
２キヤプスタンベルト１９．２０及び荷重ローラ２１か
らなるスクリーニング＃１２２と、光ファイバ１３を巻
取る巻取機２３とを具備するものである。

尚、第５図に示すスクリーニング部２２では、第１キヤ
プスタンホイール１７と第２キヤプスタンホイール１８
との間の光ファイバ１３に張力を付加するために荷重ロ
ーラ２１を用いているが、この他に、該荷重ローラ２１
を使用せず、第２キヤプスタンホイール１８に相当する
ものが定トルク駆動することによって第１キヤプスタン
ホイール１７と第２キヤプスタンホイール１８との間の
光ファイバ１３に張力を発生させろ方法によって抗張力
をテストすることもできる。

〈発明が解決しようとする課題〉 的述した線引機１０ば、生産開始のための口出し線速は
低速であり、作業者の手で巻取機までｓ掛けを行なう。

その後、線速を上げ生産を開始し、かつオンラインで抗
張力テストも連続して実施される。この高線速時に、ス
クリーニング部で光ファイバ１３の低強度による断線が
発生した場合、第１キヤプスタンホイール１７から繰出
される光ファイバ１３を巻取機２３まで作業者の手で線
掛けすることは不可能であった。

そこで従来では、光ファイバの線速を低下させるために
、生産速度を口出し線速まで下げ、それから作業者の手
で線掛けを行なっていた。

従って、断線から再生産開始までの時間ロス、光フアイ
バ廃却ロスは、第６図に示すように多大なものであった
。

本発明は、以上述べた事情に鑑み、断線時にも高線速の
まま８１Ｍけ出来、断線時の時間ロス、廃却ロスを低減
することのできる線引機の線引は装置を提供することを
目的とする。

く課題を解決するための手段〉 前記目的を達成するための本発明の構成は、線引きされ
た線状体が巻き付け引き取られるキャプスタンホイール
の線状体の搬送方向下流側近傍に、該搬送される線状体
のパスラインと同軸に着脱自在且つ可搬式の吸引、ノズ
ルを設けたことを特徴とする。

く作　　　用〉 前記構成の線引機の線掛は装置において、例えば線状体
の抗張力をテストするスクリーニング部で断線が発生し
た場合、ただちに吸引ノズルによりキャプスタンホイー
ルから繰り出される線状体を吸引することができると共
に、吸引ノズルを取り外して吸引しつつ手で該吸引ノズ
ルを、例えば巻取機等の所定位置まで動かすことによっ
て線掛けができろ。

く実　施　例〉 以下、本発明の一実施例を詳細に説明する。

第１図は本実施例に係る線掛は装置の概説図である。こ
れらの図面に示すように、線引きされた光ファイバ１３
が巻き付け引き取られる第１キヤプスタンホイール１７
と、このキャプスタンホイール１７の駆動回転により走
行する第１キヤプスタンベルト１９と、この第１キヤプ
スタンベルト１９をガイドするローラ１９ａ〜１９ｃか
ら第１キャプスタン部３０が構成されており、光ファイ
バ１３のパスラインＬ、はこれらの配置によって適宜決
定されろことになっている。この第１キャプスタン部３
０において、搬送されろ光ファイバ１３の搬送方向（図
中りで示す）の下流側近傍のパスラインＬ、と同軸とな
るように、エアホース３１でエア供給されろ吸引ノズル
３２をホルダ３３へ着脱自在に係合配置している。

尚、第５図のスクリーニング部２２での断線発生箇所は
特定することができないため、この吸引ノズル３２の取
付位置は、第１キヤプスクンホイール１７とパスライン
Ｌ、の接点に出来ろだけ近い方が望ましい。

上記吸引ノズル３２は、第３図に示すように、光ファイ
バ１３を導入する吸引部３４と、エア導入口３５を有す
る吐出部３６とからなり、エア導入口３５を設けた吐出
部３６は、その内部に吐出口３７と連通ずる空気室３８
を形成しており、エア導入口３５より入った圧縮エアＧ
は空気室３８で周方向に廻ると共にｐ−を出口３７へ急
激に吹き出されることとなる。このエアの流れによって
起こるエジェクタ効果により吸引部３４の吸引口３９か
ら吐出部３６の吐出口３７へ向けて急激なエアの流れＳ
が発生する。

よってこのような吸引ノズル３２を第１キヤプスタン１
７の出口近傍でパスラインＬと同軸となるように設け、
該吸引ノズル３２内に光ファイバ１３を通過させておき
、圧縮エアＧを常に供給して吹出し状態としておくこと
により、例えば光ファイバ１３が断線した際でも、光フ
ァイバ１３は確実に吸引し得ることとなる。

尚、吸引ノズル３２の光ファイバ１３を吸引する引張り
力は使用球速範囲でそのパスライン通過抵抗力以上発生
するものであれば、いずれの吸引ノズルを用いてよい。

このように光ファイバ１３の断線時に、線速を変化させ
ろことなく、吸引ノズル３２を用いて光ファイバ１３を
吸引しつつ手で所定位置まで線引けすることができるの
で、従来のような光ファイバの廃却ロスが少なくなる。

本＊施例の装置を用いて、光ファイバ１３の線速を下げ
ずに、ｎ掛は復旧した場合の時間ロス、廃却ロスの結果
を第４図に示す。同図に示すように断線から復旧までの
時間ロス及び光ファイバの廃却ロスが従来例の第６図を
比べ、大幅に減少している。

前述した実施例の吸引ノズル３２は、圧縮エアＧを常に
吹出す方式のものを用いた場合であるが、第３図に常に
吹出す圧縮エアＧを用いない他の実施例の場合を示す。

第２図に示すように、本実施例の第１キャプスタン部４
０は、第１キヤプスタンホイール１７と第１キャプスク
ンベルト１９．ローラ１９ａ〜１９ｃとの位置を変化さ
せ、光ファイバ１３の搬送方向下流側のパスラインＬ２
の方向を、はぼ垂直方向とし、第１キヤブスクンベルト
１９のキャプスタンホイール１７からの出口側方向も垂
直方向としたものである。そしてこの垂直方向としたパ
スラインＬ２と同軸となるように吸引ノズル３２をホル
ダ３３に係合自在に設けたものである。これによって圧
縮エアＧを常に供給することなくとも、光ファイバの搬
送方向は垂直下方向に走行する。

よって、例えば赤外線検出機あるいはダンサロールの変
位信号等の検出手段によって光ファイバ１３の断線を検
出し、この検出手段からの異常信号によって圧縮エアＧ
を供給しても、吸引ノズル３２内に光ファイバ１３を吸
引し通過させ、前述した実施例と同様に線掛けずろこと
ができる。

尚、本実施例では、線状体として光ファイバを用いて具
体的に説明したが、線状体は光ファイバに限定されろも
のではない。

〈発明の効果〉 以上、実施例と共に詳しく述べたように、本発明の線引
機の線引は装置は光ファイバ等の線状体を吸引する着脱
可能で可搬式の吸引ノズルをパスラインと同軸となるよ
うに設けているので、線状体が断、ｗ、シた場合でも、
４線速のままで、吸引ノズルによって線状体を吸引しな
がら締接げすることができ、断線時の時間ロス、廃却ロ
スが減少するという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の概略図、第２図は本発明の
他の一実施例の概略図、第３図（ま吸引ノズルの概略図
、第４図は本実施例による効果を示す線速と時間との関
係を示すグラフ、第５図は線引機の概略図、第６図は従
来例の線速と時間との関係を示すグラフである。 図　　面　　中、 １３は光ファイバ、 １７ば第１キヤブスクンホイール、 １９は第１キヤプスタンベル）・、 １９＆〜１９ｃはローラ、 ３０．４０は第１キャプスタン部、 ３１はエアホース、 ３２は吸引ノズル、 ３３はホルダ、 ３４は吸引部、 ３５はエア導入口、 ３６は吐出部、 ３７は吐出口、 ３８（よ空気室、 ３９（ま吸引口、 Ｌ、、Ｌ２ｒ、を光ファイバのパスライン、Ｓはエアの
流れである。 第 図 ス２ 第 図 時間−◆

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 線引きされた線状体が巻き付け引き取られるキャプスタ
   ンホイールの線状体の搬送方向下流側近傍に、該搬送さ
   れる線状体のパスラインと同軸に着脱自在且つ可搬式の
   吸引ノズルを設けたことを特徴とする線引機の線掛け装
   置。