JPH02204296A - エスカレータ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、踏段の走行路の中央付近に踊り場と呼ばれる
中間水平路を有するエスカレータに係り、特に、中間水
平路式のエスカレータに不慣れな乗客に対して安全性を
向上させることを図ったエスカレータに関する。

〔従来の技術〕

従来、踏段の走行路中央部に踊り場と称する中間水平路
を備えたエスカレータは、実公昭５６−１０７８０号公
報などで知られている。この公知例の概略構成を第３図
によって説明すると、このエスカレータは、下部水平路
Ａ、下部傾斜路Ｂ、中間水平路Ｃ１上部傾斜路り、上部
水平路Ｅに沿って移動する踏段３により下部乗降口１と
上部乗降口２の間が無端状に連結され、踏段３と同期移
動するハンドレール４と、踏段３の両側にあってハント
レール４を案内支持する欄干５と、これらの構造物を支
持する本体枠６とを備えた構成となっている。

〔発明が解決しようとする課題〕

［−記中間水平路式エスカレータは、建屋の階段の中間
踊り場とレイアウトを合わせることができるという建築
デザイン上の利点と、さらには走行路の長さが数十メー
トルにも及ぶ超高揚程エスカレータで特に下降時に谷底
を見るような心理的な圧迫感を避けることができるとい
う利点とがある。

しかしながら、上記のような利点がある反面、この形式
のエスカレータを初めて利用する者や不慣れな乗客が、
中間水平路の存在に驚いてつまずいたり、ハンドレール
から手を離してしまうなどの危険発生が懸念されるとい
う問題があった。

本発明の目的は、中間水平路式のエスカレータに不慣れ
な乗客も安全に利用できるエスカレータを提供すること
にある。

〔課題を解決するための手段〕 上記目的は、中間水平路式のエスカレータにおいて、中
間水平路の近傍に、この中間水平路の存在を乗客に知ら
せる報知手段を設ける構成とすることにより、達成され
る。報知手段としては、（イ）案内板を設けて注意喚起
事項を文字や光で表示する構成、（ロ）中間水平路に対
向する部分の欄干の色調を他の部分とは異色とする構成
。

（ハ）音声出力装置を設けて音声によって水平路存在を
案内する構成、（ニ）中間水平路部分を走行する踏段の
上面を水平面に対して傾斜させて異和感を与える構成、
のうちの一つから成る報知手段あるいは任意の二つ以上
を組み合わせて成る報知手段が考えられるが、最終的に
は設置レイアウトや建築デザインとの調和を考えて選定
される。

〔作用〕

中間水平路式エスカレータに不慣れな乗客も、前記報知
手段によって、視覚、聴覚あるいは体感により中間水平
路の存在を知ることができ、あわてることなくごく自然
に、安全にこの方式のエスカレータを利用できる。

〔実施例〕

以下１本発明の一実施例を第１図及び第２図により説明
する。第１図は一実施例の側面図、第２図は第１図のＩ
−１断面図である。

図において、踏段３．ハンドレール４，４１干５゜中間
水平路Ｃの構成は第３図の従来構成と同じであるが１本
発明では、中間水平路Ｃの範囲もしくはその近傍のエス
カレータ自身、さらにはエスカレータに近い建家の一部
に９次に述へるような中間水平路Ｃの存在を乗客に知ら
せる報知手段を設けたことに特徴がある。

報知手段の第１には、エスカレータあるいは建屋に文字
案内板７を取付けて、これに「水平路」。

「水平部あり」、「足元に注意」なとの注意喚起事項を
文字や光で表示する構成がある。

報知手段の第２には、中間水平路Ｃとその近くの範囲Ｌ
　（第１図）の部分の欄干５Ａの色調を他の部分とは異
色とする構成があり、この色差によって中間水平路Ｃの
存在を乗客に知らせる。

報知手段の第３には、音声出力装置８を欄干あるいは近
傍の建屋に設けて音声によって中間水平路Ｃの存在を乗
客に案内する構成がある。

報知手段の第４には、中間水平路Ｃとこの近傍を走行す
る踏段３の上面３Ａを水平面Ｓ（第２図）に対して傾斜
させることにより、乗客の足元に異和感を与える構成が
ある。

なお、報知手段としては、上記したものの一つでも、あ
るいは任意の二つ以」二を組み合わせて用いることもで
きる。これは、エスカレータの設置レイアウトや建築デ
ザインとの調和を考慮して選択すれば良く、いずれにし
ても、乗客に対しては、視覚、＠覚１体感の一つあるい
はその組み合わせによって中間水平路Ｃの存在を適確に
知らせることができる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、中間水平路式のエスカレータの中間水
平路部分の存在を乗客にタイムリーに知らせて、安全性
を高めることができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の側面図、第２図は第１図の
Ｉ−Ｉ断面図、第３図は従来例を示す側面図である。 １・・・Ｆ部乗降口、２・・・上部乗降口、３・・・踏
段、４・・・ハンドレール、５・・・瀾干、７・・・文
字案内板、８・・・音声出力装置、Ａ・・・下部水平路
、Ｂ・・・下部傾斜路、Ｃ・・・中間水平路、Ｄ・・・
上部傾斜路、Ｅ・・・上部水平路。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、下部水平路、下部傾斜路、中間水平路、上部傾斜路
   、上部水平路に沿つて移動して下部乗降口と上部乗降口
   の間を無端状に連絡する踏段と、この踏段と同期移動す
   るハンドレールと、このハンドレールを案内支持する欄
   干とを備えたエスカレータにおいて、前記中間水平路の
   近傍に、この中間水平路の存在を乗客に知らせる報知手
   段を設けたことを特徴とするエスカレータ。 ２、請求項１記載の報知手段は、（イ）案内板を設けて
   注意喚起事項を文字や光で表示する構成、（ロ）中間水
   平路に対向する部分の欄干の色調を他の部分とは異色と
   する構成、（ハ）音声出力装置を設けて音声によつて水
   平路存在を案内する構成、（ニ）中間水平路部分を走行
   する踏段の上面を水平面に対して傾斜させて異和感を与
   える構成、のうちの少なくとも一つから成る報知手段あ
   るいは任意の二つ以上の組み合わせから成る報知手段で
   あることを特徴とするエスカレータ。