JPH02204143A - スライダの格納装置 - Google Patents

スライダの格納装置

Info

Publication number
JPH02204143A
JPH02204143A JP2406289A JP2406289A JPH02204143A JP H02204143 A JPH02204143 A JP H02204143A JP 2406289 A JP2406289 A JP 2406289A JP 2406289 A JP2406289 A JP 2406289A JP H02204143 A JPH02204143 A JP H02204143A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slider
housing
groove
restoring force
movable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2406289A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2691441B2 (ja
Inventor
Masuzo Fukumoto
福本 益三
Mutsuo Kurosaki
黒崎 睦雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nifco Inc
Original Assignee
Nifco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nifco Inc filed Critical Nifco Inc
Priority to JP2406289A priority Critical patent/JP2691441B2/ja
Publication of JPH02204143A publication Critical patent/JPH02204143A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2691441B2 publication Critical patent/JP2691441B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Passenger Equipment (AREA)
  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は1例えば車載用のコイン等の小物入れのスラ
イド式の格納装置に関し、小物類を入れるスライダをハ
ウジングに押込む力を利用して、その押込み途中からス
ライダがハウジング内に自動的に引込まれるようにした
ものである。
[従来の技術] 従来、この種の格納装置としては1本願出願人は、前面
が少なくとも開口した中空のハウジングと、このハウジ
ング内に摺動可能に保持されて前記開口前面から出入す
るスライダと、このスライダをハウジングから繰出す繰
出し装置と、この繰出し装置の繰出し力に抗してスライ
ダをハウジング内の収納位置に係止する解除可能なロッ
ク手段と、前記繰出し装置の繰出し力を減衰する制動手
段と、前記スライダをハウジング内に押込む際に復元力
をJ[tし、この蓄積した復元力でスライダを押込み途
中からハウジング内に引込む引込み装置を備えたものを
先に提案している(例えば特願昭62−279094号
公報)。
[発明が解決しようとする課題J しかし、上記した従来の格納装置では、スライダの付勢
方向が異なることから、押出し装置と引込み装置を別個
に構成し、しかも両装置を択一的にvJ換えるための機
構を必要としていたので、その構造が複雑であり、製造
が面倒であるばかりでなく、引込み装置を付加するため
にコスト高となってしまうという問題点があった。
又、従来の格納装置は、スライダの押出し装こと引込み
装置を別個に配設しなければならなかったので、取付ス
ペースを確保することが困難であるという問題点があっ
た。
そこで、本発明は、従来の押出し装置と引込み装置を一
つの機構にまとめることで、構造を簡便に、■1つコン
パクトにでき、しかも製造が容易で、製造コストも安く
、さらにスライダの動きのスムーズな格納装置を提供す
ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] そこで、本発明は上記目的を達成するためのものであり
、以下にその内容を図面に示した実施例を用いて説明す
る。
請求項1に記載の格納装置は、前面が少なくとも開口し
た中空のハウジング(2)と、このハウジング内に摺動
可能に保持されて前記開口前面(2′)から出入するス
ライダ(3)と、このスライダをハウジング内に押込む
際に復元力を蓄積し、この蓄積した復元力の一部でスラ
イダをハウジング内に引込むと共に、残余の復元力でス
ライダをハウジングの開口前面から繰出す可動手段(4
)と、この可動手段のスライダを繰出す復元力に抗して
スライダをハウジング内の収納位置に係止する解除可能
なロック手段(5)と、前記可動手段のスライダを繰出
す復元力を少なくとも減衰する制動手段(6)を備えた
ことを特徴とする。
=−1求項2に記載の格納装置は、上記請求項1に記載
の特徴点に加え、その可動手段(4)が、ハウジング(
2)とスライダ(3)のいずれか一方(例えばスライダ
)に設けたカム溝(18)と、このカム溝をトレースす
る他方(例えばハウジング)に設けた可動ピン(19)
と、前記カム溝と可動ピンのいずれか一方(例えば可動
ピン)を他方(例えばカム溝)に対して変位させる付勢
手段(例えば引張スプリング20)を備え、前記カム溝
は、スライダの摺動方向に対していずれも傾斜し、略三
角形状に連続した一方向性の3つの溝(例えば第1〜3
のit 21〜23)から成ることを特徴とする請求項
3に記載の格納装置は、上記請求項2に記載の特徴点に
加え、そのカム溝(1日)が、スライダ(3)をハウジ
ング(2)内に押込む際に、可動ピン(19)の位lを
相対的に変位させ、付勢手段(20)に復元力を蓄積す
る第1の溝(21)と、この第1の溝に連続し、付勢手
段の復元力により可動ピンの位置を相対的に変位させ、
スライダをハウジング内に引込む第2の構(22)と、
この第2の溝に連続して第1の清に至り、付勢手段の復
元力により可動ピンの位置を相対的に変位させ、スライ
ダをハウジングから繰出す第3の溝(23)を備え、前
記第1の溝と第3の溝の間の第1の交点(24)で付勢
手段の復元力が最小になり、第1の溝と第2の溝の間の
第2の交点(25)で付勢手段の復元力が最大になり、
第2の溝と第3の溝の間の第3の交点(26)は、前記
第1の交点と第2の交点との中間に位置させたことを特
徴とする 請求項4に記載の格納装置は、その可動手段(0をスラ
イダ(3)の横幅方向の中心線(i)に対して左右対称
に一対配設したことを特徴とする。
〔作 用] 請求項1に記載の格納装置によれば、第11図に示すよ
うに、引出された状態のスライダ(3)をハウジング(
2)内に格納するには、スライダをハウジングに向って
押込めばよい、スライダを押込むと、可動手段(0がス
ライダを押込む力を復元力として蓄積し、スライダを押
込む途中から、蓄積した復元力の一部でスライダをハウ
ジング内に逆に引込む、こうして、スライダがハウジン
グ内の収納位tまで引込まれると、ロック手段(5)が
ロックして、スライダを、可動手段のスライダを繰出そ
うとする復元力に抗して、ハウジング内の収納位置に係
止する(第1図)。
次に、スライダを引出す際には、ロック手段のロック状
態を解除すればよい、ロック手段の解除動作により、ス
ライダは、可動手段に蓄積した残余の復元力により、ス
ライダをハウジングの開口前面から繰出す(第1I図)
、その際に、制動手段(6)がf!Aき、可動手段の復
元力を減衰するので。
スライダはハウジングの開口前面から静粛に且つゆっく
りと繰出す。
請求項2に記載の格納装置によれば、可動ピン(19)
がカム溝(I8)を−回りすることにより、付勢手段(
20)の復元力を蓄積し、この蓄積した復元力により、
スライダ(3)をハウジング(2)内に引込むと共に、
スライダをハウジングから繰出す。
請求項3に記載の格納装置によれば、スライダ(3)を
ハウジング(2)内に押込む際に、可動ピン(19)が
カム溝(18)の第1の溝(21)に沿って相対的に移
動することで、付勢手段(20)に復元力を蓄積する(
第12図(a))、そして、スライダをハウジング内に
押込む途中で、可動ピンが第1の溝から第2の溝(22
)に進み、付勢手段に蓄積した復元力により、第2の溝
に沿って相対的に移動することで、スライダをハウジン
グ内に強制的に引込む(第12図(b))、こうして、
スライダがハウジング内の格納位置まで移動すると、ロ
ック手段(5)がロックすることで、可動ピンはこ−で
は第3の溝(23)の途中で停止する(第12図(C)
)。
一方、ロック手段のロック状態を解除すると。
付勢手段に蓄積している残余の復元力により、可動ピン
は第3の溝に沿って相対的に移動することで、スライダ
をハウジングから徐々に繰出す、こうして、スライダが
最大に突出した位lで、可動ピンは第1の溝と第3の溝
の間の第1の交点(24)の位置で停止して待機する(
第12図(a))。
請求項4に記載の格納装置によれば、可動手段(4)を
スライダ(3)の横幅方向の中心&i (Q)に対して
左右対称に配設することで、スライダの駆動力を左右均
等に働かせることができる。
〔実 施 例] 以rに本発明を図面に示した一実施例に基づき説明する
図中、lは車載用のコイン等の小物入れのスライド式の
格納装置を示し、この格納袋Mlは、前面が少なくとも
開口した中空箱形のハウジング2と、このハウジング2
内に摺動可能に保持されて前記開口前面2′から出入す
るトレー形のスライダ3と、このスライダ3をハウジン
グ2内に押込む際に復元力を?B積し、この蓄積した復
元力の一部でスライダ3をハウジング2内に引込むと共
に、残余の復元力でスライダ3をハウジング2の開口前
面2′から繰出す可動手段4と、この可動手段4のスラ
イダ3を繰出す復元力に抗してスライダ3をハウジング
2内の収納位置に係止する解除可使なロック手段5と、
前記可動手段4のスライダ3を繰出す復元力を少なくと
も減衰する制動手段6を備える。
上記ハウジング2は、第2図に示すように、底壁7と、
左右の側壁8,8及び後壁9から成り、その上面及び前
面が開放したハウジング本体IOと、このハウジング本
体10の開放上面を塞ぐカバー11から成り、ハウジン
グ本体IOとカバーIIは、プラスチックで個別に成形
した上、カバー11をハウジング本体10の開口上端に
ねじ止めする。
上記ハウジング本体10の左右の側壁8には、その高さ
の途中から内向きに隆起した左右一対の81部12.1
2を設け、両載置部12の上面にスライダ3の下面が載
るようにする(第5図)。
前記スライダ3は、上面が開口した中空箱形で、その前
面には、ハンジングの開口前面2′より大きく張出す鍔
部13を有し、プラスチックで一体成形する。又、スラ
イダ3には、その左右の外側面から小さく横向きに突出
した断面円弧状の複数の小突起14・・・と、左右の両
玉縁から小さく上向きに突出した断面円弧状の複数の小
突起15・・・を有し、これ等の小突起14.15によ
り、ハウジング2内でのスライダ3の左右、」二下方向
のガタ付きを防止する(第5図)。
そして、ハウジング本体10の底壁7の上面には、スラ
イダ3の摺動方向に沿って、前記ta部12の上面より
低く上に延びた左右一対の内方片16.16を設けると
共に、スライダ3の下面からは、内方片16の外側面に
沿わせて、上記ハウジング本体10のtL置部12の上
面と底壁7の上面の間の高さより短く、下に延びた左右
一対の外方片18゜18を暇設し、両片17.18が互
いに当接することで、スライダ3の左右方向のガタ付き
を軽減する(第5図)。
前記可動手段4は、ハウジング2とスライダ3のいずれ
か一方に設けたカム溝18と、このカム溝18をトレー
スする他方に設けた可動ピン19と、前記カム[18と
可動ピン19のいずれか一方を他方に対して変位させる
付勢手段としての引張スプリング20より構成し、前記
カム溝18は、スライダ3の摺動方向に対していずれも
傾斜し、略三角形状に連続した一方向性の3つの溝21
〜23から構成する。
図面に示した実施例では、可動手段4は、ハウジング2
の底壁7の内面と、スライダ3の下面の間隔内であって
、スライダ3の横幅方向の中心銀髪に対して左右対称に
一対配設する。こ−では、上記カム溝18は、スライダ
3の下面に左右一対刻設し、可動ピン19は、ハウジン
グ2の底壁7の前縁部に、スライダ3の摺動方向に対し
て直交した向きに互いに接離する方向に可動に左右一対
設け、前記引張スプリング20は、両可動ピン19の間
に張設し、その復元力で両可動ピン19を互いに接近す
る方向に付勢する。
上記カム溝!8は、第3図に示すように、第1〜3の溝
21〜23から構成し、第1の溝21と第3の溝23の
間の第1の交点24は、スライダ3の中心線見に最も近
接し、且つスライダ3の後方寄りに位置し、第1の溝2
1と第2の溝22の間のt52の交点25は、スライダ
3の中心線見から左右外側に最も遠く離れ、第2の溝2
2と第3の溝23の間の第3の交点26は、前記第1の
交点24と第2の交点25との中間であって、スライダ
3の前方寄りに位置し、これ等の3つの交点24〜26
を結んだ線上に第1〜3の溝21〜23を刻設する。第
1の溝21は、スライダ3の摺動方向に対し急角度(θ
1=50°)に傾斜し、第2の溝22は最も緩やかな角
度(θ2=8°)で傾斜し、第3の溝23は比較的緩や
かな角度(0:+=10”)で傾斜する(第12図)。
そして、第1の交点24と第1の溝21を同じ深さとし
、これに対して第3の溝23を少し浅くすることで、可
動ピン19が第1の交点24から第3のt+123に逆
進しないようにしている。
又、スライダ3の下面には、第1の交点24に連続し、
スライダ3の後端に開放した脱着溝27を夫々刻設し、
この脱着溝27を通してカム溝18からの可動ピン19
の係脱を可能にし、スライダ3をハウジング2から取外
すことができるようにしている。上記脱着溝27には、
隆起した三角形状の制限部28を設け、この制限部28
の第1の交点24に臨む前方斜面28aを、第1の溝2
1より急角度、例えば60度傾斜させて、可動ピン19
を抜は難くすると共に、後方斜面28bを前方斜面28
aより緩やかに、例えば45度傾斜させて、脱着溝27
の開放端の間口を広くし、可動ピン19を導入し易くし
ている。
前記可動ピン19は、第1図に示すように、ホルダ29
に保持され、このホルダ29は、第6.7図に示すよう
に、可動ピン19を通す上下に一連に貫通した貫通孔3
Gと、この貫通孔30の上部に位置し。
貫通孔30と同心円の比較的大径で、且つ一側面が少な
くとも開口したホールド部31と、貫通孔30の下部に
位置し、貫通孔30と同心円の比較的大径で、下面が開
口した円筒部32と、高さの途中から左右外向きに張出
した左右一対の張出部33 、33と、前記引張スプリ
ング20の端部を引掛ける掛止め部34を備え、プラス
チックで一体成形する。
又、35は上記ホルダ29のホールド部31に保持され
、可動ピン19を中心に回転するローラ、36はホルダ
29の円筒部32内に挿入される圧縮スプリング、37
はホルダ29の円筒部32の開口下面を塞ぐキャップを
夫々示し、ローラ35とキャップ37はプラスチックで
夫々一体成形する。尚、キャップ37には、そのL而に
圧縮スプリング36の端部が嵌り込む半球形の突起37
aを有すと共に5両端にはホルダ29の外面に引掛かる
上向きに延びた左右一対の爪37b 、 37bを有す
る。
そして、ローラ35をホルダ29のホールド部31に位
置させておき、ホールド部31の開口下面から可動ピン
19を貫通孔30に合せて下から上に一連に通すること
で、ローラ35に可動ピン19を通す0次で、圧縮スプ
リング36の一端をキャップ37の突起37aに嵌め込
み2他端をホールド部31の開口下面からトに挿入し、
キャップ37をその爪37bの弾性を利用して固定する
ことで、ホールド部31の開口下面を塞き、可動ピン1
9の大径頭部+9’との間で圧縮スプリング36を圧縮
する(第6.7図)。
これにより、可動ピン19の先端がホルダ29から上に
少し突出し、又、ローラ35は、可動ピン19を中心に
回転可能に、ホルダ29のホールド部31に保持され、
ホールド部31の開口−側から一部露呈する。
尚、圧縮スプリング36を入れたのは、カム溝18の深
さが変化した際に、これに追従して可動ピン19が上下
動するようにするためである。
又、ローラ35は、可動ピン19とカムj418との摺
動抵抗を軽減するためのものであり、ハウジング本体I
Oの底壁7の下面には、カム溝!8の第3の溝23の外
側に沿って、ローラ35が摺接する摺接片38を下向き
に延出する。
こうして、組付けたて対のホルダ29を、ガイドプレー
ト39を介してハウジング本体10の底壁7に装着する
。ハウジング本体10の底壁7には、第2図に示すよう
に、ホルダ29の張出部33より上の部分が嵌り込む前
後幅を有し、左右に横長の左右一対の嵌入孔40 、4
0を開設すると共に、各嵌入孔40の下縁には、ホルダ
29の張出部33が嵌り込む浅いガイドn41を夫々設
ける(第7図)、又、上記ガイドプレート39は、ホル
ダ29の張出部33より下の部分が嵌り込む横に一文字
に長く延びたガイド孔42を有し、プラスチックで一体
成形する。
そして、2つのホルダ29 、29を、両掛止め部34
が互いに内に向くようにして、両者の張出部33より上
の部分をハウジング本体1oの底壁7の嵌入孔40に夫
々下から嵌め込み、下からガイドプレート39を当て、
そのガイド孔42に各ホルダ29の張出部33より下の
部分を嵌め込み、ガイドプレート39をハウジング本体
10の底壁7の下面にねじ止めする(第5図)、これに
より、左右のホルダ29の張出部33がハウジング本体
1oの底壁7のガイド溝41の底とガイドプレート39
の上面との間に保持され、ホルダ29はハウジング本体
10の底壁7の嵌入孔4゜に沿って可動に保持される(
第7図)。
次に、左右のホルダ29の相対向する掛止め部34に、
引張スプリング20の両端部を夫々係止することで、ホ
ルダ29を互いに内向きに付勢する(第5図)。
前記したロック手段5は、ハート溝43と、このハート
溝43をトレースする係止ピン44から構成し、ハート
ft143は、スライダ3の下面の後端部であって、ス
ライダ3の幅方向のぼり中央に刻設し、係止ピン44は
、ハウジング本体10の底壁7に軸止する。
上記ハート溝43は、第4図に示すように、ハート形の
ハート島45の周囲を取り囲むように形成され、ハート
島45の一側に沿う往路46と、この往路4Gに連続し
、ハート島45の上端のハート形の窪みに沿う係止部4
7と、この係止部47に隣接し、ハート島45の他の一
側に沿う復路48からなり、谷溝の深さを変化させるこ
とで往路46.係止部47.復路48の順で一方向性と
する。
又、ハート島45の下端部には、往路46の始端と復路
48の終端に連続し、スライダ3の後端に開放した導入
溝49を設け、復路48の終端を導入溝49より浅くす
ることで、導入溝49の開放端から導入された係止ピン
44が復路48に入れなくする。
前記係止ピン44は、ロックベース50を介してノーウ
ジング本体lOの底壁7に固定する。上記ロックベース
50は、第8,9図に示すように、係止ピン44の軸部
44aを通す軸穴5Iと、係止ピン44のトレース部4
4bが移動する比較的大きな方形の開口部52を有し、
プラスチックで一体成形する。
そして、ロックベース50の軸穴51に係止ピン44の
軸部44a t−丁から通すことで、軸部44aより長
いトレース部44bがロックベース50の開口部52か
ら上に突出する0次に、ロックベース50の下面に、押
えバネを下からねじ止めすることで、係止ピン44をロ
ックベース50に保持する。
一方20ツクベース50には、車の衝突時や急制動時等
の慣性力により作動する安全装置54を設けている。こ
の安全装置54は、ロックベース50に前後動可能に保
持された重錘55と、この重錘55を常時はハウジング
2の開口前面2′の方向に向って付勢するコイルスプリ
ング56から構成する。上記重錘55は、コイルスプリ
ング5Bの付勢力により常時は、759図に示すように
、係止ピン44のトレース部44bの移動範囲外に位置
し、一定置上の慣性力が働くと、第10図に示すように
、コイルスプリング56の付勢力に抗して後退し、係止
ピン44のトレース部44bの移動を阻止する。
そして、組立てた状態のロックベース50は、係止ピン
44のトレース部44bを上に向けて、ハウジング本体
10の底壁7の後端部上面にねじ止めする(第8図)。
前記制動手段6は、オイル式の回転ダンパー57と、こ
の回転ダンパー57の回転軸に固定されるビニオン5日
と、このビニオン58が噛合うスライダ3の摺動方向に
沿って設けられたラック59から構成する0図面に示し
た実施例では、回転ダンパー57をハウジング本体IO
の底壁7の後端部上面に固定すると共に、ラック59は
、スライダ3の下面にその摺動方向に沿って垂設する。
次に、上記した構成を有する組立てた状態の格納装置1
の動作について説明する。
先ず、スライダ3の格納状態にあっては、第1図に示す
ように、可動ピン19は、カム溝18の第3の溝23の
途中に位置することから、引張スプリング20は伸長し
た状態にあり、このときの引張スプリング20に蓄積さ
れている復元力を23とした場合には、可動ピン19を
介して第3の溝23に対しては、p3tanθ3の駆動
力F3が働き、この駆動力F3により、スライダ3をハ
ウジング2から繰出そうとする(第12図(C))、こ
れに対し、係止ピン44のトレース部44bは、ハート
溝43の係止部47に位置することから、引張スプリン
グ20の復元力により、スライダ3をハウジング2から
繰出そうとする力を受止めている。
格納状態にあるスライダ3を引出すには、スライダ3の
鍔部13の前面をハウジング2に向って少し押込めばよ
い。
こうして、スライダ3を押込むと、ハート溝43の位置
が相対的に変位することで、係止ピン44のトレース部
44bがハート溝43の係止部47から復路48に進み
、スライダ3の移動が自由になる。
このため、前記駆動力F3により、スライダ3がハウジ
ング2から繰出され、このとき可動ピン19は第3の斜
面を矢印C方向に相対的に進む(第12図(C))。
スライダ3の前進に伴い、これと一体にラック59が前
進することで、これと噛合うビニオン58が回転して、
回転ダンパー57の制動力が働き、スライダ3は静粛に
且つゆっくりと繰出す。
そして、可動ピン19が第3の溝23を相対的に前進し
、第1の交点24に達すると、この第1の交点24がス
ライダ3の中心mfLに最も接近していることから、第
1の交点24で停止し、この位置がスライダ3の最前進
位置となる(第11図)。
一方、八−ト溝43の復路48に進んだ、係止ピン44
のトレース部44bは、スライダ3の前進によるハート
溝43の変位により、復路48から導入溝49を通って
外に外れてしまう。
繰出した状態のスライダ3をハウジング2内に格納する
には、スライダ3の鍔部13の前面をハウジング2に向
って押込めばよい。
これにより、スライダ3は後退し、カム溝18が変位す
ることで、可動ピン19はカム溝18の第1の交点24
から第1の溝21に進み、第1の溝21を矢印a方向に
相対的に前進する(第12図(a))、第1の溝21は
、スライダ3の中心溝から徐々に遠ざかることから5両
側の可動ピン19が互いに離隔する方向に移動し、引張
スプリング20が次第に伸長する。このとき、第1の交
点24に位置する可動ピン19を第1の溝21に進める
には、引張スプリング20のバネ力を21とした場合に
、pltan O+の駆動力Flに抗してスライダ3を
押込む必要がある。これに加え、スライダ3の後退に伴
ってラック59も前進することで、これと噛合うビニオ
ン5日が回転し、回転ダンパー57の制動力が働くので
、この制動力に抗してもスライダ3を押込む必要がある
尚、この際には、回転ダンパー57の制動力を働かせな
いようにして、スライダ3の押込み力を軽減することも
可能である。
そして、スライダ3を略1/3程度押込むと、可動ピン
19はカム1J18の第2の交点25に達する(第12
図(b))、第2の交点25に位置する可動ピン19に
は、引張スプリング20に蓄積された復元力をP2とし
た場合には、スライダ3を押込む方向と等しい方向にP
2tanθ2の駆動力F?が働き、この駆動力F2によ
りスライダ3をハウジング2内に引込む。
その際に、ラック59も一体的に後退することで、これ
と噛合うビニオン58が回転し1回転ダンパー57の制
動力が働き、スライダ3は静粛に且つゆっくりと後退す
る。
そして、スライダ3の後退に伴って、ハート溝43の位
置が変位することで、係止ピン44のトレース部44b
は、導入溝49から入り込み、復路4日が導入溝49よ
り浅いことから、往路46に導かれて、往路46の終端
部46′に突当ることで、スライダ3の後退が制限され
る。
この位置で、可動ピン19はカム溝18の第3の交点2
6に達し、引張スプリング20がさらに縮もうとするた
め、第3の交点26から第3の溝23に進む。
このため1反対方向の前記駆動力F3により、スライダ
3が繰出される。
これにより、ハート溝43の位置が変位することで、係
止ピン44のトレース部44bは、往路46の終端部4
6′を逆進し、さらに往路46を逆進しようとすると、
往路46が途中から浅くなっていることから、往路46
を逆進できずに、往路46の終端部46′に隣接する係
止部47に移行して、カチッと停止し、前記駆動力F3
を受止める。
このため、スライダ3は、ハウジング2内から僅かに前
進した位置で停止する(第11図)。
一方、スライダ3の格納状態で、車の衝突時や急制動時
笠の慣性力が働くと、スライダ3が押込まれた状態にな
り、ロック手段5のロックが外れて、スライダ3がハウ
ジング2から突出してしまう危険性があるが、この際に
前記した安全装置54が作動し、eyラック段5のロッ
クが外れるのを防ihする。即ち1重錘55は、慣性力
によりコイルスプリング56の付勢力に抗して後退する
ことで、係止ピン44のトレース部44bがハート溝4
3の係止部47から復路48への移行するのを阻止する
。このため、車の衝突時や急制動時等に、スライダ3が
ハウジング2から外に突出することがない。
一方、スライダ3をハウジング2から取外す際には、前
記した手順でスライダ3を引出しておき、この位nでス
ライダ3の鍔部13を持って手前に引抜けばよい。
こうして、スライダ3を引張ると、第1交点25に位置
する可動ピン19は、制限部2Bの急角度な前方斜面2
8aに沿って移動し、脱着溝27の開放端から外れる。
又、スライダ3を装着する際には、ハウジング2の開口
前面2′に合せてスライダ3を後向きに押込めばよく、
これにより可動ピン19は脱着溝27の開放端から導入
され、制限部28の比較的域やかな後方斜面28bに沿
って移動することから、スライダ3を外す際より、軽い
力で装着できる。
尚1図面に示した実施例では、車載用のコイン等の小物
入れの格納装W1を例に挙げで説明したが、これ限らず
、車載用のスライド式灰皿や、自動車だけでなく家具、
事務機器、電気機器等のスライド式のトレーの格納装置
に広く活用できる。
又、カムv41日をスライダ3側に、可動ピン19をハ
ウジング2偏に夫々設けたが、逆であってもよい。
さらに、付勢手段として引張スプリング20を使用した
が、スプリングの圧縮復元力を利用してもよいし、或は
スプリングに代えて板バネ等を使用してもよい。
又、ロック手段5は、ハート溝43と、このハート溝4
3をトレースする係止ピン44から構成したが、これに
限らず、同様に動作する浮出しチー2チとストライクや
、フックとピン等を使用してもよく、又、ロックの解除
動作を行うための解除スイッチを外付けしてもよい、尚
、ハート溝43をスライダ3側に、係止ピン44をハウ
ジング2偏に設けたが、この逆でもよい。
さらに、制動手段6を、オイル式の回転ダンパー57と
、この回転ダンパー57の回転軸に固定されるビニオン
58と、このビニオフ58が噛合うラック59から構成
したが、これに限らず、オイルダンパー57の代りにガ
バナーを使用してもよい、又、ピストンシリンダ型のダ
ンパーを使用してもよく、そのピストンロッドをハウジ
ング2とスライダ3のいずれか一方に、シリンダを他方
に直接に固定しもよいし、中間にリンク機構を介在して
もよい。
[発明の効果] 本発明は、上述のとおり構成されているので。
次に記載する効果を奏する。
請求項1〜3の格納装置によれば、従来必要としていた
押出し装置と引込み装置を一つの機構にまとめることが
できるので、コンパクト化が可能であるばかりでなく、
構造が簡便であるので、製造が容易であり、製造コスト
の一層の低減を図ることができる。
請求項4の格納装置によれば、スライダの引込み力と繰
出し力を左右均等に働かせることができるので、スライ
ダの動きをスムーズにすることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は横断面
図、第2図は分解斜視図、第3図はスライダの底面図、
第4ryJは同上のハート溝の拡大図、第5図は第1図
の縦断面図、第6図は同上の一部拡大図、第7図は第1
図の可動ピン近傍の拡大縦断面図、第8図は第1図の係
止ピン近傍の拡大縦断面図、第9図はロックプレートの
一部を欠截した平面図、 810図は慣性力が働いた状
態の同上に対応した平面図、第11図はスライダが繰出
した状態の第1図に対応した横断面図、第12図(a)
〜(c)は各動作状態の説明図である。 1・・・格納装置、2・・・ハウジング、2′・・・そ
の開口前面、3・・・スライダ、4・・・可動手段、5
・・・ロック手段、6・・・制動手段、18・・・カム
溝、 19・・・可動ピン、20・・・引張スプリング
、21・・・第1の溝、22・・・第2の溝、23・・
・第3の溝、24・・・第1の交点、25・・・第2の
交点、26・−!’!3の交点。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)前面が少なくとも開口した中空のハウジングと、
    このハウジング内に摺動可能に保持されて前記開口前面
    から出入するスライダと、このスライダをハウジング内
    に押込む際に復元力を蓄積し、この蓄積した復元力の一
    部でスライダをハウジング内に引込むと共に、残余の復
    元力でスライダをハウジングの開口前面から繰出す可動
    手段と、この可動手段のスライダを繰出す復元力に抗し
    てスライダをハウジング内の収納位置に係止する解除可
    能なロック手段と、前記可動手段のスライダを繰出す復
    元力を少なくとも減衰する制動手段を備えたことを特徴
    とするスライダの格納装置。
  2. (2)可動手段は、ハウジングとスライダのいずれか一
    方に設けたカム溝と、このカム溝をトレースする他方に
    設けた可動ピンと、前記カム溝と可動ピンのいずれか一
    方を他方に対して変位させる付勢手段を備え、前記カム
    溝は、スライダの摺動方向に対していずれも傾斜し、略
    三角形状に連続した一方向性の3つの溝から成ることを
    特徴とする請求項(1)に記載のスライダの格納装置。
  3. (3)カム溝は、スライダをハウジング内に押込む際に
    、可動ピンの位置を相対的に変位させ、付勢手段に復元
    力を蓄積する第1の溝と、この第1の溝に連続し、付勢
    手段の復元力により可動ピンの位置を相対的に変位させ
    、スライダをハウジング内に引込む第2の溝と、この第
    2の溝に連続して第1の溝に至り、付勢手段の復元力に
    より可動ピンの位置を相対的に変位させ、スライダをハ
    ウジングから繰出す第3の溝を備え、前記第1の溝と第
    3の溝の間の第1の交点で付勢手段の復元力が最小にな
    り、第1の溝と第2の溝の間の第2の交点で付勢手段の
    復元力が最大になり、第2の溝と第3の溝の間の第3の
    交点は、前記第1の交点と第2の交点との中間に位置さ
    せたことを特徴とする請求項(2)に記載のスライダの
    格納装置。
  4. (4)可動手段をスライダの横幅方向の中心線に対して
    左右対称に一対配設したことを特徴とする請求項(1)
    〜(3)のいずれか1項に記載のスライダの格納装置。
JP2406289A 1989-02-03 1989-02-03 スライダの格納装置 Expired - Lifetime JP2691441B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2406289A JP2691441B2 (ja) 1989-02-03 1989-02-03 スライダの格納装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2406289A JP2691441B2 (ja) 1989-02-03 1989-02-03 スライダの格納装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02204143A true JPH02204143A (ja) 1990-08-14
JP2691441B2 JP2691441B2 (ja) 1997-12-17

Family

ID=12127959

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2406289A Expired - Lifetime JP2691441B2 (ja) 1989-02-03 1989-02-03 スライダの格納装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2691441B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7578406B2 (en) 2004-09-14 2009-08-25 Toyoda Gosei Co., Ltd. Cover
US7703623B2 (en) 2005-06-03 2010-04-27 Toyoda Gosei Co., Ltd. Lid Device

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7578406B2 (en) 2004-09-14 2009-08-25 Toyoda Gosei Co., Ltd. Cover
US7703623B2 (en) 2005-06-03 2010-04-27 Toyoda Gosei Co., Ltd. Lid Device

Also Published As

Publication number Publication date
JP2691441B2 (ja) 1997-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4747484A (en) Container for video and sound recording media
US5984381A (en) Locking devices
US7967399B1 (en) Linearly actuated chassis lock for a drawer slide
US20050167300A1 (en) Storage box
US4890735A (en) Apparatus for accommodating box-like articles
DE3545163A1 (de) Aufbewahrungsbehaelter fuer compactdisks
US8783799B2 (en) Sliding rail assembly auto-opening mechanism
JPS62500819A (ja) シ−トの束の収容器
CN105134730B (zh) 一种按压式锁止与解锁机构
JPH02204143A (ja) スライダの格納装置
US4586761A (en) Unit case housing apparatus
US6170927B1 (en) Drawer interlink system
US3109686A (en) Filing cabinet drawer latch selector
JP2006336242A (ja) 開閉部材閉止装置
KR200150401Y1 (ko) 트레이의 록킹장치
CN219325758U (zh) 一种翻盖与本体升降联动的杯托机构
JPS63255146A (ja) スライド式の箱形物品用収納装置
KR0113373Y1 (ko) 자동차용 휴대폰 홀더
JP2558796Y2 (ja) 車両用の小物収納装置
KR100247736B1 (ko) 카트리지 안착용 트레이
JPH1042980A (ja) 取付け式引出し装置
JP2542512B2 (ja) スライド式の箱形物品用収納装置
KR950006477Y1 (ko) 차량용음료용기홀더
JP2786928B2 (ja) 収納家具
KR20020088764A (ko) 자동차용 토너커버