JPH0220399Y2 - - Google Patents

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JPH0220399Y2
JPH0220399Y2 JP9943684U JP9943684U JPH0220399Y2 JP H0220399 Y2 JPH0220399 Y2 JP H0220399Y2 JP 9943684 U JP9943684 U JP 9943684U JP 9943684 U JP9943684 U JP 9943684U JP H0220399 Y2 JPH0220399 Y2 JP H0220399Y2
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JP
Japan
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frame
grooves
stile
core
reinforcing
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JP9943684U
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JPS6113791U (ja
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  • Wing Frames And Configurations (AREA)
  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、化粧パネルや鏡板等を表面に張り
合わせて扉や戸襖等が製作されるところの芯体に
関するものである。
斯る従来の芯体は、木製角材から成る上枠框,
下枠框との間に両側に数本の側枠材を架け渡して
矩形状に組み合わせ、この中にやはり木製角材の
数本の補強桟を架け渡して構成されている。そし
て、この芯体の両側に化粧パネル等を張り合わし
てそれぞれの四辺の間に上縁材、下縁材及び立ち
縁材を張り付けることによつて手軽で見栄えのす
る扉等が製作されている。
ところが、近年において冷緩房設備が非常に普
及した事にも起因して、製作後2〜3年経過する
と芯体に乾燥による反りが生じ、それが為に扉に
歪が生じて隙間の発生や容易に開閉出来ない等の
不都合を招来するといつた欠点がある。
この考案は、前記従来の欠点に鑑みなされたも
ので、芯体を構成する各部材を厚み方向に対し二
つ割りとして一対の枠素体を形設するとともに、
この枠素体の各構成部材にその短手方向に溝を削
成して、両枠素体を、それらの各溝を合致させ且
つ木目を逆方向にして重合固定して成る構成とす
ることによつて、従来の欠点を略完壁に解消した
建具の芯体を提供することを目的とするものであ
る。
以下、この考案の好ましい一実施例を図面に基
いて詳細に説明する。
第1図及び第2図において、1a,1bは上枠
框、2a,2bは下枠框、3a,3b,4a,4
bはそれぞれ側枠材をそれぞれ示し、これらのも
のには、それぞれ其の短手方向に断面半円形の溝
5が削成されており、第2図に示すように、これ
らの溝5を同一方向に揃えて上枠框1a,1b、
下枠框2a,2b及び一対の側枠材3a,3b,
4a,4bが矩形状に組み合わされ、更に、対向
する二本の側枠材3a,3b及び4a,4b間
に、短手方向に断面半円形の溝5の削成された三
本づつの補強桟6a,6bが溝5を同一方向に向
けて横架固定されて、同一形状の二種の枠素体7
a,7bが構成され、この両枠素体7a,7b
が、第1図に示すようにそれぞれの溝5を合致さ
せて重合固定された構成になつている。ところ
で、上記の溝5は、図から明らかなように、各枠
素体7a,7b毎に木目の異なる向きに形成され
ており、これを合致させて重合した時に各枠素体
7a,7bが木目の向きを逆方向に張り合わさ
れ、断面半円形の溝が対向して合致されることに
よつて円孔8が形設されている。又、各部材には
吸湿剤を含ませるようにする。
尚、この考案は前記実施例に限定されるもので
はなく、実用請求請求の範囲を逸脱しない範囲で
種々の実施形態が考えられるのは勿論であり、例
えは、上記実施例では断面半円形の溝5を合致さ
せて円孔を形設した例に付いて説明しているけれ
ど、断面U字状の溝を設けてこれを合致させて矩
形状の透孔としても良い。
上記構成とした本考案芯体の作用効果について
説明すると、既存の芯体を恰も其の厚み方向に対
し二つ割りとした二種の枠素体7a,7bを設け
て、この両枠素体7a,7bをそれらの木目を逆
方向に向けて重合固定させたから、乾燥による反
りが各枠素体7a,7bにおいて逆方向となり、
互いに引つ張り合つて反り力が吸収されてしま
う。
又、各部材に溝5を形成してこれを合致させる
ことで透孔8を形成したので、芯体内の空気の流
通が極めて良好となり、各部分が均等に乾燥され
る。従来のものでは、各部材が比較的薄い長尺板
状であるために空気流通孔の穿孔が困難であつた
のを、溝5を合せて透孔8を形成する極めて合理
的な構成で達成している。従つて、従来において
は矩形枠の中が補強枠で仕切られて空気の流通が
悪い為に各部分に於いて乾燥度合が異なり、それ
が為に発生していた歪や反りを緩和できる利点が
ある。斯る場合、商品の体裁上化粧パネルや立ち
縁材に穴を開けることができないので、上縁材及
び下縁材に穿孔するようにすれば良い。又、吸湿
剤を含ませることと外部との空気の流通により、
芯体各部の水分を常に20%程度以上に保ことが出
来る。因に、従来芯体では、長辺で13m/m前
後、短辺で5m/m前後の反りが発生していたの
が、本考案芯体では、長辺で2m/m程度で、短
辺で0.2m/m程度しか発生しなく、実用上にお
いて何等不都合は生じない。
以上のようにこの考案の建具の芯体によれば、
二つ割りした一対の枠素体を其の木目を逆方向に
向けて重合させるとともに、各枠素体に設けた溝
を合致させることで空気流通用の透孔を形成てる
極めて合理的な構成としたので、従来のものに比
較して格段に反りの少ない芯体を得ることができ
る極めて顕著な実用的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の建具の芯体の一実施例を示
し、第1図は斜視図、第2図は分解斜視図であ
る。 1a,1b……上枠框、2a,2b……下枠
框、3a,3b,4a,4b……側枠材、5……
溝、6a,6b……補強桟、7a,7b……枠素
体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 木製の上枠框,下枠框及び一対の側枠材を矩形
    状に組み合わしてこの中に補強桟を架設して成る
    扉等の建具の芯体に於いて、上記上枠框,下枠
    框,両側枠材及び各補強桟にそれぞれ空気流通用
    の溝をそれぞれの短手方向に削成するとともに、
    これら上枠框,下枠框及び側枠材をそれらの溝を
    同一方向に揃えて矩形状に組み合わしてこの中に
    補強桟をその溝を同一方向に向け架設して成る芯
    素体を二組形成し、該両芯素体を、それらの木目
    を逆方向に向け且つ各溝をそれぞれ合致させて重
    合固着して成ることを特徴とする建具の芯体。
JP9943684U 1984-06-29 1984-06-29 建具の芯体 Granted JPS6113791U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9943684U JPS6113791U (ja) 1984-06-29 1984-06-29 建具の芯体

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JP9943684U JPS6113791U (ja) 1984-06-29 1984-06-29 建具の芯体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6113791U JPS6113791U (ja) 1986-01-27
JPH0220399Y2 true JPH0220399Y2 (ja) 1990-06-04

Family

ID=30658939

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JP9943684U Granted JPS6113791U (ja) 1984-06-29 1984-06-29 建具の芯体

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JPS6113791U (ja) 1986-01-27

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