JP2730791B2 - フラッシュドアー - Google Patents

フラッシュドアー

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JP2730791B2
JP2730791B2 JP2150482A JP15048290A JP2730791B2 JP 2730791 B2 JP2730791 B2 JP 2730791B2 JP 2150482 A JP2150482 A JP 2150482A JP 15048290 A JP15048290 A JP 15048290A JP 2730791 B2 JP2730791 B2 JP 2730791B2
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正義 吉岡
茂 八木橋
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はフラッシュドアーに関する。
(従来の技術) 従来、桟の表裏両面に仕上げ材を張ったフラッシュド
アーは、軽く、安価であるので、住宅等の建築物の室内
ドアーとして、広く使用されている。
このフラッシュドアーの構造は、実開昭63−27689号
公報に記載あるように、上下の横桟と左右の縦桟を矩形
状に組み立てて、この中に中桟を等間隔に設け、この桟
の表裏両面に仕上げ材を張り、この縦桟に蝶番を取り付
け、相対する縦桟の中程近傍に取っ手を設けたものであ
る。そして、この蝶番で建築物の柱等にフラッシュドア
ーを取り付け、相対する縦桟の中程近傍に設けられた取
っ手を持って、ドアーの開閉を行うものである。
(発明が解決しようとする課題) 上記フラッシュドアーは主に室内ドアー、即ち、部屋
と部屋、あるいは、部屋と廊下の間仕切り壁に設けられ
た出入口のドアーとして用いられている。
しかし、間仕切り壁の前後の部屋や廊下はそれぞれ異
なった温度、湿度の空間である。従って、この室内ドア
ーの表面と裏面とは、それぞれ異なった温度、湿度の条
件に曝されることになる。
特に、冬期に一方の部屋を暖房したり、夏期に冷房す
ると、この温度および湿度の差が著しく大きくなる。
このように、フラッシュドアーの両面がそれぞれ異な
った条件に曝されると、両面に張られた仕上げ材の温度
や湿度による膨張、収縮の程度が異なり、フラッシュド
アーが反る所謂「反り」という現象が生じる。
特に、木質系桟に木質系仕上げ材を張ったフラッシュ
ドアーは、この「反り」が大きい。
この「反り」は、蝶番のない取っ手側が特に著しく顕
れる。
この「反り」は少ない間は、特に不便を感じないが、
「反り」が著しくなると、ドアーの開閉が出来難くなる
という問題がある。
そこで、本発明は、ドアーの開閉に支障が生ずる程、
著しい「反り」が起らないフラッシュドアーを提案する
ことを目的にする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記問題を解決し、上記目的を達成するた
めになしたもので、上下の木質系横桟及び左右の木質系
縦桟を矩形状に組み立てて外枠を形成し、外枠の中に縦
方向に、複数の木質系中桟を設けて左右対称な一次骨組
を形成し、骨組の表裏両面に木質系仕上げ材を張り、一
方の縦桟に蝶番を設け、相対する他方の縦桟の中程近傍
に取っ手を設けてなるフラッシュドアーにおいて、取っ
手側の縦桟から横方向にドアー横巾の1/4までの位置に
は、上の横桟から下の横桟まで通して補強縦桟を設け
て、外枠、中桟及び補強縦桟で左右非対称な二次骨組を
形成したものである。
本発明において、木質系桟とは木材およひ木材を加工
したものを桟としたもので、木材、パーチクルボード、
ハードボード等が含まれる。
又、本発明において、木質系仕上げ材とは、上記木材
および木材を加工したものの他に、紙製品を仕上げ材と
したものであり、更に、これ等に塩化ビニル樹脂シート
等の合成樹脂を貼ったり、含浸させたりしたもの、ポリ
エステル樹脂やメラミン樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸さ
せ、硬化させたもの等を含む。
本発明において、補強縦桟とは、如何なる材質でもよ
いが、ドアーの桟に使用されるものと同じ材質を使用す
ると、特に、補強縦桟として別の材質のものを用意する
必要がないから、便利である。
本発明におけるドアーの桟は、木質系桟を使用するか
ら、補強縦桟としては木質系桟を使用するのが便利であ
る。
この補強縦桟を設ける位置は、フラッシュドアーの取
っ手側に近い程補強効果が大きい。好ましい位置は取っ
手側の縦桟から横方向にドアー横巾の1/4進んだ位置ま
でである。
又、この補強縦桟の断面の大きさは、ドアーの「反
り」を防ぐだけの機械的強度があればよく、特に、限定
しないが、ドアーの桟、例えば、縦桟や中桟と同じ大き
さのものを用いると、特に、補強縦桟として別のものを
作成する必要がないから便利である。
又、この補強縦桟の本数も、ドアーの「反り」を防ぐ
だけの本数があればよく、特に、限定がないが、補強縦
桟がドアーの中桟と同じ大きさの木材であれば、2本以
上設けるのがよい。
この補強縦桟は、取っ手側近くに、上の横桟から下の
横桟まで通して設ける。この理由は、このように、上の
横桟から下の横桟まで通して設ける方法が最も補強効果
があるからである。即ち、補強縦桟を横方向に設けた
り、上の横桟から下の横桟に通らない小さい桟を設ける
と、補強効果が殆どないからである。
本発明に使用されるフラッシュドアーの中に設けられ
る中桟は、縦方向に設ける。この理由は、中桟には、一
般に、縦方向の桟、横方向の桟、縦方向の桟と横方向の
桟とを格子状に組み合わせた桟等があるが、縦方向の桟
を上の横桟から下の横桟まで通して設けたフラッシュド
アーが、「反り」の発生が少ないので、本発明では、芯
材としては縦方向に設けるのである。
本発明に使用される上下の横桟に、通孔を設けると、
通孔が見えないし、且つ、フラッシュドアーの内部の空
間と外部の空間との空気が出入自在になり、そのため、
両者の温度、湿度の差が少なくなり、「反り」の発生が
少なくなるから、上下の横桟に通孔を設けることが好ま
しい。
又、この桟の材料は、木材より、合板の方が「反り」
の発生が少ないから、好ましく、更に、合板の中でも平
行合板が更に「反り」が少なく、より好ましい。
(作 用) 本発明では、最も「反り」が大きいフラッシュドアー
の取っ手側の縦桟から横方向にドアー横巾の1/4までの
位置に補強縦桟を設けるから、補強効果が大きい。
又、本発明では、補強縦桟が、上の横桟から下の横桟
まで通して設けるから、特に、補強効果が大きい。
このように、ドアーの取っ手側の縦桟から横方向にド
アー横巾の1/4までの位置に、且つ、上の横桟から下の
横桟まで通して補強縦桟を設けるから、両方の補強効果
により、ドアーの開閉に支障する程大きな「反り」が発
生しなくなる。
(実施例) 次に、図面を参照しながら、実施例を説明する。
第1図は本発明のドアーの表面を一部取り去って、桟
の構成を示す一部切欠側面図、第2図は補強縦桟の本数
と「反り」との関係を示す図である。
第1図において、1、2は左右の縦桟であって、この
縦桟1、2の大きさは33mm×37mm×2054mmである。
一方の縦桟2には蝶番21が3個取り付けられ、相対す
る他方の縦桟1の中程近傍には取っ手11が取り付けられ
る。
3は上の横桟である。この横桟3の大きさは30mm×37
mm×692mmである。
4は下の横桟である。この横桟4の大きさは30mm×37
mm×692mmである。
5はフラッシュドアーの内部に縦方向に設けられた中
桟であり、上下の横桟3、4及び左右の縦桟1、2を矩
形状に組み立ててなる外枠の中に設けられる。この中桟
5は、横方向に等間隔に3本設けられ、上の横桟3から
下の横桟4まで通して設けられている。この中桟5の大
きさは30mm×37mm×1994mmである。この中桟5は、外枠
とともに左右対称な一次骨組を形成する。
上の横桟3および下の横桟4には、中桟5との接合点
の中間に通孔31、41がそれぞれ4個ずつ設けられてい
る。
6はフラッシュドアーの内部に設けられた補強縦桟で
あり、取っ手11側近くに設けられている。この補強縦桟
6は上の横桟3から下の横桟4まで通して設けられてい
る。
補強縦桟6は、外枠及び中桟5とともに左右非対称な
二次骨組を形成する。
これらの桟1〜6の材質はすべて平行合板である。
又、これらの桟の接合点はすべてホゾ加工され、酢酸ビ
ニル系接着剤で接着されている。
7は仕上げ材であり、この仕上げ材7は厚み3mmの塩
化ビニル樹脂シート貼り化粧合板である。
この実施例に使用されるフラッシュドアーは、外枠、
中桟5及び補強縦桟6からなる二次骨組の表裏両面に仕
上げ材7を重合し、両者を酢酸ビニル樹脂系接着剤で接
着したものである。
次に、この実施例のフラッシュドアーの性能を試験す
るために、次の試験を行った。
・試験方法 間仕切りを挟んで2つ部屋があり、この間仕切りには
出入口が1つ設けられ、この出入口に本実施例のフラッ
シュドアーが取り付けられている。
このフラッシュドアーを閉めて、一方の部屋を10℃、
80%に保持し、他方の部屋を25℃、60%の条件で12時間
保持した後、10℃、80%の条件で8時間保持することを
1サイクルとして、10サイクル継続した。
その後、フラッシュドアーの取っ手の設けられている
辺の両端を結んだ線と中央部の最大間隙を「反り」とし
て測定した。
・試験体 補強縦酸を1本設けたフラッシュドアーと2本設けた
フラッシュドアー(以後試験体という)を作成した。
尚、参考のため、補強縦桟のない試験体も作成した。こ
れらの試験体はそれぞれ5体づつ作成た。
・判定基準 ドアーの開閉に支障がない範囲である「反り」が最大
5.5mm以下、試験体5体の平均値が4mm以下のフラッシュ
ドアーを合格とする。
・試験結果 上記の試験体各5体を上記の試験方法で試験し、その
「反り」を測定した。
その結果を第2図に示す。第2図では縦方向に「反
り」の変位ammを示し、横方向に補強縦桟の本数nを示
している。
この結果は、第2図に示されるように、補強縦桟がな
いフラッシュドアーの「反り」は6.5mm〜7.5mm、平均7m
mであるが、補強縦桟が1本のものの「反り」は6.5mm〜
5mm、平均5.5mmで、補強縦桟が2本のものの「反り」は
4.3mm〜3.2mm、平均3.8mmである。
この結果から補強縦桟は2本以上あれば、合格とな
り、ドアーの開閉に支障がないものと判断できる。
(発明の効果) 以上の説明で判明するように、本発明はドアーの取っ
手側の縦桟から横方向にドアー横巾の1/4までの位置
に、単に、上の横桟から下の横桟まで通して補強縦桟を
設けるだけで、ドアーの開閉に支障がある程の「反り」
が発生しなくなり、極めて便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明フラッシュドアーの表面を一部切り取っ
て、芯材の構成を示した一部切欠正面図、第2図は補強
芯材の本数と「反り」の関係を示す図である。 1……取っ手側の縦桟 2……蝶番側の縦桟 3……上の横桟 4……下の横桟 5……中桟 6……補強縦桟 7……仕上げ材 11……取っ手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特公 昭55−9990(JP,B2) 実公 昭52−28926(JP,Y2) 実公 昭36−32680(JP,Y1) 実願 昭57−100692号(実開 昭59− 6188号)の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下の木質系横桟及び左右の木質系縦桟を
    矩形状に組み立てて外枠を形成し、外枠の中に縦方向
    に、複数の木質系中桟を設けて左右対称な一次骨組を形
    成し、骨組の表裏両面に木質系仕上げ材を張り、一方の
    縦桟に蝶番を設け、相対する他方の縦桟の中程近傍に取
    っ手を設けてなるフラッシュドアーにおいて、取っ手側
    の縦桟から横方向にドアー横巾の1/4までの位置には、
    上の横桟から下の横桟まで通して補強縦桟を設けて、外
    枠、中桟及び補強縦桟で左右非対称な二次骨組を形成し
    てなることを特徴とするフラッシュドアー。
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JPS5228926U (ja) * 1975-08-22 1977-02-28
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JPS596188U (ja) * 1982-07-05 1984-01-14 旭化成株式会社 戸「あ」

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