JPH02202971A - 艶出し剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は艶出し剤組成物に関する。金、木、ブ７スチツ
ク等、とくに自動車の車体の表面を水洗したのち、表面
が湿潤状態のまま、ただちに施用することができる艶出
し剤に関する。

（従来の技術及び発明が解決しようとする問題点） 従来、ワックス類を主体とする艶出し剤は、施用面を予
じめ水洗し、水分を拭きとったのち施用されている。し
かしながら、自動車の車体等の全面にわたって水分の拭
きとりを行なうことは、労力と時間を要し煩雑である。

そこで、水洗後水分を除去することなく、ただちにワッ
クス類を施用できることが望まれる。

（問題を解決するための手段） 本発明者は、このような背景のもと、自動車の車体等の
表面を水洗したのち、湿潤状態のままワックス類を施用
できる艶出し剤を目的として、種々検討を重ねた結果、
吸水性樹脂と混在するワックスが水と接触したとき、ワ
ックスと水分が容易に置換されるので、水分の存在下で
も、艶出し効果が発揮されることを知見した。本発明は
この知見に基づくものである。

以下、本発明の詳細な説明する。従来、艶出し用ワック
ス類としては、カルバナワックス、モンタンワックス、
パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、
ポリエチレンワックス等の天然或いは合成ワックス、ス
テアリン酸、硬化ヒマシ油、ラノリン、金属石けん等の
油脂、脂肪酸、その誘導体等のワックス状物質又はシリ
コーン類を溶剤ｔこ溶解した溶剤型として、或−・はこ
の溶剤型のものに乳化剤を加えて水で乳化した乳化型と
して、またオレイン酸、ステアリン酸等の脂肪酸にトリ
エタノールアミン、モルホリン、苛性カリ等のアルカ替
物質を水とともに加え加熱し、けん化したゲル化型とし
て用いられている。

本発明でワックス類としては、上記の中で溶剤型よりも
乳化型とゲル化型とが好ましく用いる◎溶剤型は、吸水
性樹脂の吸水作用を低下させるからである。ワックス類
の性状としては、スプレータイプ（液状）のもの、練り
書入かきタイプ（半練り状）のもの及び固練りタイプ（
固型状）のもの３種類があり、何れも使用できるが、と
くに液状のものは、吸水性樹脂との混合が均一であり、
その結果、パサパサとした粉状物となって取り扱いが良
く、また艶出し効果も優れるので好ま１−＜用いられる
。

吸水性樹脂としては、多くの市販品が用いられとくに限
定されない。例えば、ポリエチレンオキサイド架橋物、
ポリビニールアルコール架橋物、澱粉−７クリロニトリ
ルグラフト重合体の加水分解物、澱粉−アクリル酸塩の
グラフト重合物、ポリアクリル酸塩の自己架ＷＡ物、７
　り！ｌ　ル酸−’７　クリロニトリル共重合体の架橋
物等が挙げられ、またセルローズ系のものも用いられる
。

ワックス類と吸水性樹脂とは、両者を混合又は混在させ
て用いるが、前述のように液状のワックスは、吸水性樹
脂との混合が容易であり、吸水性樹脂の表面に塗された
状態となる。このような混合物又は混在物は、紙、不織
布、ポーラスプラスチック等の材料で作られたパウチ或
いは袋状物内に収納して用いられる。この場合、ワック
ス類と吸水性樹脂との配合割合は、これらの種類、施用
面の材質及び表面状態等により相違するので一概には云
えない。吸水性樹脂の量が少ないと施用面上の水分を吸
収できず、ワックス施用が多くなりムラを生ずる。また
、多すぎるとワックスの施用が少なく仕上り感にムラを
生ずる。例えば、自動車のボディーを水洗したのち、湿
潤状態のまま施用する場合、通常、３００〜ｔ　、　ｏ
ｏｏ　ｇの水が残存するので、この水分を吸水するため
の吸水性樹脂は３００倍の水を吸収する場合、約１〜４
ｆ！程度が用いられる。ワックス類は自動車１台、１回
分として通常２０ｇ程度が用いれれる。これらを１５Ｘ
　２０帽程度の袋中に収納して使い捨てとして用いられ
る。本艶出し剤の施用後は、通常のワックスがけと同様
に自然乾燥後、拭き上げることにより艶出しが行われる
。

紙、不織布或いはポーラスプラスチック製の袋状物の目
の大きさも限定されず、施用前は内容物がもれず、施用
中は水分及びワックス類が容易に通過することが必要で
あり、適宜選択される。また、袋の大きさも、吸水性樹
脂の吸水による容積増加を考慮して、適宜選ばれる。

（発明の効果） 本発明の艶出し剤は、自動車ボデー、その他金属、木、
プラスチック等の表面な水洗いしたのち、水拭き又は乾
燥することもなく、湿潤状態のまま施用して表面の艶出
し仕上げを行うことができる。この場合、吸水性樹脂は
水分を吸収して膨潤してくるがワックス類は施用面に徐
４に滲出される。なお、吸水性樹脂の膨潤は施用操作を
むしろ円□滑化する。

次に実施例により本発明を更に具体的に説明するが、本
発明はその要旨を越えない限り、以下の実施例に限定さ
れるものではない。なお実施例において、（％）は全て
重量（％）を示す。

実施例１ スーパーワンタッチ［ジョンソン■製、自ｉ車用液体ワ
ックス、組成：シリコーン７％、石油系溶剤１５％、研
磨剤５％、界面活性剤１％、残量水］及びサンウェット
１）４−３００　　［三洋化成株製、功１・・６０コ中
に入れた艶出し剤を用いて、＝・す・セドリック（紺色
メタリック）の車体表面（表面温度２７°Ｃ）に水洗後
、ただちにワックスの施用及び拭き上げを行った。その
結果を表−１に示す。

表−１ テコ実施例２ 実ｉ例ｉのスーパーワンタッチの代りにＮｅｗパ−”Ｗ
ｈｉｔｅ　１００　ロジッンソン■製、純ねりタイプ自
動車用ワックス、組成：ワックス５％、シリコン６％、
石油系溶剤２５％、研磨剤１５％、乳化剤１％、残量水
コな用いた以外は、実施例１と同様のワックスの施用及
び拭き上げを行ったところ、実施例１と同様の結果を得
た＠

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）ワックス類及び吸水性樹脂を袋状物内に収納した艶
   出し剤。