JPH0220276B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0220276B2
JPH0220276B2 JP9377380A JP9377380A JPH0220276B2 JP H0220276 B2 JPH0220276 B2 JP H0220276B2 JP 9377380 A JP9377380 A JP 9377380A JP 9377380 A JP9377380 A JP 9377380A JP H0220276 B2 JPH0220276 B2 JP H0220276B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bobbin
bobbin thread
hook
sewing machine
thread
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9377380A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5631789A (en
Inventor
Jei Ketsuteraa Sutanrei
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SSMC Inc
Original Assignee
SSMC Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SSMC Inc filed Critical SSMC Inc
Publication of JPS5631789A publication Critical patent/JPS5631789A/ja
Publication of JPH0220276B2 publication Critical patent/JPH0220276B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B59/00Applications of bobbin-winding or -changing devices; Indicating or control devices associated therewith
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B57/00Loop takers, e.g. loopers
    • D05B57/08Loop takers, e.g. loopers for lock-stitch sewing machines
    • D05B57/10Shuttles
    • D05B57/14Shuttles with rotary hooks
    • D05B57/143Vertical axis type

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は本縫縫目を形成するミシンに係り、よ
り詳しくは、ボビン・ケースを収容するための環
状の支持リブを形成した回転運動するかま本体を
有するかまを備え、前記ボビン・ケースは前記か
まと一緒に回転運動することが抑止されており、
前記かまは静止しているボビン・ケースと回転運
動するかま本体との間にあつてボビンからの下糸
を案内する手段を備えたミシンに関するものであ
る。
本縫縫目は上糸(針糸)と下糸(ボビン糸)と
の連鎖結合によつて形成される。ミシン天秤が上
糸のために配設され、ループを作るために必要な
上糸を供給し、上糸のループがボビンのまわりに
投げ出された後に余剰の上糸は引戻される。余剰
の上糸がミシン天秤によつて引戻される時、上糸
はその周囲にループを形成している下糸を一緒に
運ぶ。その後の縫目において、下糸は引張られ、
下糸の周囲の上糸のループが次第に小さくなるに
したがつて、糸同士の相対運動に対する抵抗は次
第に大きくなり、この状態はミシンの速度が増す
にしたがつて顕著となる。かような状態になるた
めに、均一に形成された縫目を作ることが困難と
なり、この困難はジグザグ縫い又は模様縫いの場
合に著しいものとなつてしまう。
従来技術においては、かかる問題を克服するた
めに、下糸のより確実な動きを許すように、ボビ
ンから下糸を引出す装置を備えている。
米国特許第3693565号明細書には、ボビン・ケ
ースとかま本体との間に、その摩擦面が下糸と定
期的に触して引出し作用を行なうようされた手段
を配置することが開示されている。
然しながら、この米国特許に開示されているよ
うな手段は、縫目の種類が多様である場合に下糸
の引締めを多様な縫目に適合させて良好に制御す
ることができない。
一般にかまは針の往復運動のたびに2回転す
る。上糸はかまとともに回転するから、縫目につ
き下糸と2回接触する。1回目の接触によつてボ
ビンから下糸を引出し、2目の接触は縫目が形成
されている間の張力を与える。かくて下糸の引出
し量も、縫目の形成時における下糸の引締め量
も、縫目がどのような種類のものであれ一定に定
められてしまつているから、前述したごとく、縫
目に適用させる量を適切に制御することができな
い。本発明はかような問題を克服することを目的
とする。
この目的を達成するために、本発明は、かまに
担持されていて、下糸に作用して前記ボビンから
の下糸を引き出しかつ選択的に下糸を引締めるよ
うになつている可変下糸引出し及び引締め装置を
有し、該可変下糸引出し及び引締め装置が、前記
ボビン・ケースの下方で前記かまと共に回転する
ように該かまに取り付けられかつ扇形切欠部分を
有する下糸制御カムと、該下糸制御カムに隣接し
て回転可能に配設されたスリツプ・クラツチと、
前記扇形切欠部分内に配置され、下糸制御部分を
有しかつ前記スリツプ・クラツチと共に取付けら
れた下糸制御レバーばねと、前記下糸制御カムに
対して前記下糸制御部分を選択的に進めまたは遅
らせるように前記下糸制御レバーばねを選択的に
回転させるため前記下糸制御カムに対して前記ス
リツプ・クラツチを回転させる回転装置とを有す
ることを特徴とするミシンを提供する。
本発明によれば、可変下糸引出し及び引締め装
置の作動によつて、多様な縫目の種類のいずれに
おいても、下糸の引出し及び引締めを最良に制御
することができるという利点がある。
以下、図面に従つて本発明の実施例について説
明するが、本発明の前提となる技術は、前述した
米国特許第3693565号明細書に開示されていて当
業者に公知のものであるから、本発明に関する以
下の説明においては、できるだけ先行技術との重
複記載は避けたい。
本発明の特徴を最も良くあらわしている部材
は、以下の実施例において、可変下糸引出し及び
引締め装置を構成する下糸制御カム46、スリツ
プクラツチ108、下糸制御レバーばね150、
及び電気ブレーキ・コイル158であるから、そ
れら部材に特に注目されたい。
図面において、20はブシユ21を担持するミ
シン・フレームのベツドを示し、ブシユ21には
下軸22が支持されている。ベツド20は上向き
開いたかま収容空所23を形成されており、該空
所23はすべり板(図示されていない)と針板2
5とによつて閉じられている。ベツド20に支持
されるブシユ26には、中空のかま軸27が回転
可能に配置され、軸27は、例えば溶接その他に
よつて、空所23内に配置されている全体として
28を以て示されるかまの下側部に結合されてい
る。
図面に示されるかま28は、ミシンの運転中に
かさ歯車29によつて第1図に矢印によつて示さ
れるごとく反時計方向に回転運転を与えられる全
回転かまである。前記かさ歯車29は止めねじ3
0によつてかま軸27に固定され、軸22に止め
ねじ32によつて固定されたかさ歯車31と咬み
合わされている。好ましくは、かま28は、針板
25の針穴を通過して縫目の形成にそれと協働す
る針33の縦方向往復運動の各サイクル間に2回
転するが、3回以上の回転も可能である。
かま28は、上方へ突出した支持肩部39を有
するリム38を含む上方に開いたカツプ形状を有
する。リム38は、さらに、内方へ突出した環状
の支持リブ40を有し、該リブ40は横開口41
を有し、該横開口41は一方の側に上糸ループを
捕捉する剣先42を形成されている。針33は剣
先42の回転運動の経路を含む平面に対し直交す
る経路に添つて往復運動する。
カツプ形のかま28は内部に環状凹所44を形
成されたベース43を有し、前記凹所44の一部
分はベース43を完全に貫いて延びて針33の沈
下のためのすきまを提供する。ベース43は、さ
らに、その中心部にカウンタボア45を有する。
該カウンタボア45内には高くされた概ね環状の
下糸制御カム46が配置されて、ベースの中心部
を概ね包囲するように例えば止めねじ47によつ
てベース43に固定されている。
カツプ形のかま28内には全体として50を以
て示されるボビン・ケースが閉じ込められてい
る。ボビン・ケース50は上方に向かつて開いた
ボビン収容空所51を形成されている。空所51
の底を貫いてその中心部に大きい開口52が形成
されている。ボビン・ケース50はその外側部
に、ささえフランジ53を形成され、該フランジ
53はかま28の支持リブ40上に載置され、支
持肩部39に当接して半径方向に運動しないよう
に制止されている。ボビン・ケースのフランジ5
3は、ボビン・ケース50とかま28との間に針
往復運動のための隙間を画成する切欠部分54を
外周に沿つて形成されている。切欠部分54に隣
接してボビン・ケースのフランジ53には、さら
に、浅い凹所を形成されており、該凹所内には、
ベツド20に固定された回転制限要素56が係合
している。実質的に切欠部分54と正反対の側に
おいてボビン・ケースのフランジ53には凹所5
8が形成され、該凹所58には、糸調子ばねブラ
ケツト60の支持アーム59が止めねじ61によ
つて固定されている。
ボビン・ケース50には、フランジ53の凹所
58に隣接して、半径方向の開口62が形成さ
れ、該開口62を横切つて前記糸調子ばねブラケ
ツト60が差し渡されている。
第1図で示されているように、ボビン95から
の下糸はボビン95のスロツト97を通つて糸調
子ばねに係合し、次に静止しているボビン・ケー
ス50と回転するかま28との間を第1図に示す
ように図で見て上方に(直径方向に)通つて切欠
部分54から外に出るように案内される。ブラケ
ツト60の下向きに曲げられたアーム63が前記
開口62内に配置され、このアーム63に対して
下糸調子ばねが固定されている。
ボビン・ケース50の追加の抑制手段として、
ベース板65から延びる追加の回転制限アーム6
4が設けられている。ベース板65にはベツド2
0内にねじ込まれる肩付きのねじ67のための穴
が形成されている。また、ベース板65には、ベ
ツド20に止めねじによつて固定される位置決め
ピン70の偏心ヘツド69を受入れる細長いスロ
ツト68が形成されている。回転制限アーム64
には下方へ曲げられたリツプ72が形成されてい
る。リツプ72は糸調子ばねブラケツト60の支
持アーム59上の肩部に当接している。ベース板
65にはもう1個の抑止アーム75が形成されて
おり、該アーム75はボビン・ケース50の切欠
部分54に隣接してボビン・ケース50の上方に
延在する。明瞭にするため、回転制限要素56と
ベース板65は第2図からは省かれている。
中心開口55が下糸制御カム46に貫設され、
該カム46の周縁部の主弓形部分は48を以て示
されるように面取りされており、一方、周縁部の
中間部分49は上、下面に対し実質的に直角の形
にされている。この高くされた下糸制御カム46
は、本願出願人の米国特許第3693565号(1972年
9月26日登録)に詳細に説明されているごとく、
縫いサイクル間におけるかまの第1回目の回転の
際下糸の引き出しと位置決めとを行う機能を有
し、後で説明される可変要素は、縫いサイクル間
におけるかまの2回目の回転の際において、縫目
形成過程中の下糸の引締めに一そう有効である。
ボビン・ケース50のボビン収容空所51内に
は全体として95を以て示されるボビンが回転自
在に配置されている。ボビン95は、外方へ延び
た前記スロツト97を形成された上フランジ96
を有する。スロツト97は上フランジ96上の真
半径方向位置に対して少し斜めにされている。ボ
ビン95には下方へ突出した環状のフランジ99
を有する下フランジ98が形成されている。環状
のフランジ99はボビン・ケース50の中心部の
開口52に嵌合しているボビン95には非円形の
中心開口100が形成されている。図面に示され
るように、開口100は駆動スピンドル102の
平たい先端部101を受入れるように偏平にされ
ている。スピンドル102はボビン95に糸を補
給することが希望されるときボビン95を駆動す
るため中空のかま軸27内に配置されている。フ
ランジ96と98との間には普通の円柱形のハブ
103が設けられている。
スピンドル102は、選択的にボビン95に補
充用の下糸を巻くためボビン95を回転するため
の下糸補給機構の一部を構成し、且つ、下糸の引
締め量を変更するための制御機構の一部をも構成
する。スピンドル102はその下端に隣接してね
じ付き部分104を形成されている。ねじ付き部
分104には電磁ブレーキ電機子105が螺合さ
れて固定されている。電機子105の下面には下
方へ突出した環状のボス106が設けられ、この
ボスには環状の溝107が形成されている。細長
にスロツト100を形成されたスリツプ・クラツ
チ108が、下糸制御カム46の中心開口55内
においてスピンドル102の平端部101を取り
囲んで配置されている。スリツプ・クラツチ10
8は上フランジより大きくされた下フランジ11
0を有し、該下フランジ110はかま28のベー
ス43上に支持されて、下糸制御カム46に摩擦
係合している。カム46は、既に説明されたごと
く、かま28に取り付けられている。かくのごと
き構成によつて、スピンドル102は、かま28
と下糸制御カム46とに対するスリツプ・クラツ
チ108の摩擦結合によつてかま28と共に駆動
される。もしスピンドル102の回転に対し充分
な抵抗が生じるならば、かま28と下糸制御カム
46はスリツプ・クラツチ108に対して自由に
回転し、駆動関係は、回転に対する抵抗が、スリ
ツプ・クラツチ108を下糸制御カム46内でス
リツプさせるのに必要とされるトルクよりも小さ
くなるまで減じた時にのみ回復される。
スピンドル102に配置されたボス106の溝
107内には角ブラケツト112の横アーム11
1が係合している。角ブラケツト112にはベツ
ド20内に形成された案内孔116内を摺動する
直立した円柱形の案内軸115が固定されてい
る。案内孔116内に閉じ込められたコイルばね
117が案内軸115に対して当接して、ブラケ
ツト112とスピンドル102とを下方に偏圧し
ている。
本発明の図示実施例においては、案内軸115
は角ブラケツト112を通つて延在し、その下端
には、角ブラケツト112の下側へ突出する先細
にされたカム従動ヘツド118が形成されてい
る。カム従動ヘツド118はハブ130から突出
する半径方向のアーム129上に形成されたカム
面128に沿つて運動する。前記ハブ130はミ
シンのベツド20に支持されたささえ軸132の
下端部に止めねじ131によつて固定されてい
る。半径方向のアーム129はカム従動ヘツド1
18と協働するように合成プラスチツクスから形
成され、このハブ130内には金属インサート1
30′が形成埋設されている。前記ささえ軸13
2はばねクリツプ133によつてミシンのベツド
20内に保持され、ミシンのベツド20の上方に
は制御アーム136のハブ部分135が配置され
て止めねじ134によつてささえ軸132に対し
て固定されている。制御アーム136には、かま
28の上方に延在するブレード140が形成され
ている。指つかみ耳片141がブレード140か
ら上方へ突出するように形成され、以て制御アー
ム136の手動位置決めに役立つようにされてい
る。制御アーム136に沿つて半径方向外方へ突
出する突起143は、制御アーム136が時計回
りの方向に回転されると、かま28の剣先42に
よつて把持されている下糸を下糸調子ばねへと導
きそしてボビン内に案内してポビンに下糸の補給
を行う糸案内手段として役立つ。
前記制御アーム136、カム面128、カム従
動ヘツド118、スピンドル102およびその上
端の平坦部101等はボビン95に補充用の下糸
を巻くための下糸補給機構を構成するが、この機
構は本発明には含まれないので、その作動につい
てはここでは説明しない。
次に、下糸制御カム46を構成要素の一部とす
る可変下糸引出し及び引締め装置を一そう詳細に
説明する。下糸制御カム46は、既に説明された
ごとく、ボビン95からの下糸の引き出しと、針
沈下経路の左方への下糸の位置決めのために、本
発明においては下糸制御レバーばね150が下糸
制御カム46に対して回転方向位置調整自在に配
設され、したがつて、その作動タイミングが縫目
の形成時において下糸の引締め量を修正するよう
に進められまたは遅らされ得るようにされている
ことを除き、米国特許第3693565号に説明されて
いるのと概ね同じ態様において作用する。下糸制
御レバーばね150を収容するために、下糸制御
カム46には扇形の切欠き151が形成され、該
切欠き151内において前記ばね150は自在に
運動し得る。下糸制御レバーばね150は概ね弓
形の据付部分152を有し、該据付部分152は
スリツプ・クラツチ108に摩擦的に装架されて
下糸制御カム46の中心開口55内に配置され、
それによつて、下糸制御レバーばね150は、扇
形切欠き151の両側壁即ち周方向に離れている
両側縁によつて決定される角度範囲内でスリツ
プ・クラツチ108のまわりで回転可能にされて
いる。さらに、下糸制御レバーばね150は、そ
の外側端に、下糸制御部分153を有する。該部
分153は、かま28が縫目形成サイクルにおい
て2回目の回転を行う時に下糸に接触し以て縫目
が上糸天秤によつて形成される時に下糸引締め作
用を行うようになつており、接触の時点は、糸引
き出し量の変化に対し下糸の有効同等量を提供す
るため引締め量を有効に変更するように可変であ
る。扇形切欠き151内で一方向へ下糸制御レバ
ーばね150の角運動を生じさせるために、全体
として弓形のもどしばね154が、下糸制御レバ
ーばね150の弓形部分152に隣接して配置さ
れる。このもどしばね154は下糸制御カム46
の孔156に係合する第1部分155と下糸制御
レバーばね150に係合する第2部分157を有
しており、もどしばね154はかま28の回転方
向に下糸制御レバーばね150を押圧している。
前述したごとく、スピンドル102の下端部は
電磁ブレーキ電機子105を備えている。電機子
105に隣接して電気ブレーキ・コイル158が
配置されている。このコイル158が付勢される
と電機子105に抵抗力を及ぼし、スリツプ・ク
ラツチ108に制動力が適用される。従つて、ス
リツプ・クラツチ108は、かま28が回転して
いる時、もどしばね154の力に抗して、下糸制
御レバーばね150の弓形部分152に摩擦制動
力を適用する。第4図の仮想線で示した下糸制御
部分153の位置がこの場合における位置であつ
て、縫目まで延びている下糸に対して下糸制御部
分153の係合のタイミングが遅らされる。
そのように遅らされたタイミングにおいては、
遅れた分だけ上糸天秤はより多くの下糸を引出し
ており、下糸制御レバーばね150は、縫目か
ら、そのように多く引出された下糸をあまり引締
め得ない。従つて、縫われている材料における縫
目の効果に影響を及ぼすおそれのある上糸調子の
調整を行う必要なしに、様々の量の下糸が、形成
される縫目に供給され、そして縫目が形成される
にしたがつて上糸と下糸との相互係合点が、毎縫
目当りの要求糸量が例えばジグザグ縫いの場合の
ごとく長いか、または、例えば直線縫いの場合の
ごとく比較的短いかには関係なしに、縫われてい
る材料の層内のほぼ所望の位置に生じる。かくの
ごとき構成は、例外的に広い範囲の直線縫目の長
さが希望される場合にも、縫目形成の改善にも使
用されうることは明らかである。
糸巻きサイクルのためには、スピンドル102
は電磁ブレーキ電機子105に結合された横アー
ムによつて持上げられる。スリツプ・クラツチ1
08は制御レバーばね150がジグザグ縫いのご
とく要求糸量の長い時の位置へ回転することを許
し、従つて、スリツプ・クラツチ108は、下糸
がボビン・ケース50内のボビン収容空所51の
内径との接触によつてボビン95の回転を停める
までかま28と共に回転する。前記接触の時点に
おいて、スリツプ・クラツチ108はボビン駆動
スピンドル102が停止することを許し、一方、
かま28は回転を続け、かようにしてミシンの運
転渋滞またはボビン・ケースの損傷を未然に防
ぐ。
以上を要約すると、直線縫目を形成するために
は電気ブレーキ・コイル158は付勢させない。
この時もどしばね154の作用より下糸制御レバ
ーばね150は第4図の実線で示されているよう
に下糸制御部分153は左側の前進位置にある。
かくて縫目まで延びているボビン95からの下糸
に対しての、下糸制御部分153の係合のタイミ
ングが早められ、形成されている縫目から最大限
多くの量の下糸を引締めて、しつかりと形成され
た縫目を作るようにする。
ジグザグまたは模様縫目を形成するためには電
気ブレーキ・コイル158を付勢させる。かくて
前述したように、下糸制御レバーばね150は第
4図の仮想線で下されているように下糸制御部分
153は右側の後退位置にある。かくて縫目まで
延びているボビン95からの下糸に対しての下糸
制御部分153の係合のタイミングが遅らされ、
形成されている縫目からより少ない量の下糸を引
締めて、ジグザグまたは模様縫目を適切に形成す
るようにする。
コイル158を付勢するための制御手段はミシ
ンの操作者による手動選択、または操作者による
ジグザグもしくは直線縫目の選択に基く自動作用
を包含する。
本発明は以上説明された以外の本縫縫目かま、
例えば水平軸線かままたは傾斜軸線かまにおいて
も使用されうることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図はミシンの全回転かまの上面図であつて
ボビンを担持するボビン・ケースを全回転かま内
の適所に拘束する機構を一緒に示した図面;第2
図は第1図の全回転かまと、ボビン・ケースと、
ボビンとを組込まれたミシンベツドの横断面図で
あつて本発明による可変下糸引出し及び引締め装
置と、修正されたボビン巻付け装置とを組込まれ
た態様を示した図面;第3図は本発明に基づくか
ま、かま駆動装置、下糸引出し及びボビン巻付け
駆動器の分解斜視図;第4図は組立てられたかま
と下糸引出し及び引締め装置とを示した上面図で
あつて、直線縫い位置に在るときの状態を実線を
以て示し、ジグザグ縫い位置に在るときの状態を
仮想線を以て示した図面である。 20……ミシン・ベツド;28……かま;46
……下糸制御カム;50……ボビン・ケース;9
5……ボビン;102……スピンドル;105…
…電機子;108……スリツプ・クラツチ;15
0……下糸制御レバーばね;153……下糸制御
部分;154……もどしばね;105……電気ブ
レーキコイル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 本縫縫目を形成するミシンにおいて、ボビ
    ン・ケースを収容するための回転運動するかま
    と、静止しているボビン・ケースと回転運動する
    かまとの間にあつてボビンからの下糸を案内する
    手段と、前記かまに担持されていて、下糸に作用
    して前記ボビンからの下糸を引き出しかつ選択的
    に下糸を引締めるようになつている可変下糸引出
    し及び引締め装置とを有し、該可変下糸引出し及
    び引締め装置が、 前記ボビン・ケースの下方で前記かまと共に回
    転するように該かまに取り付けられかつ扇形切欠
    部分を有する下糸制御カムと、該下糸制御カムに
    隣接して回転可能に配設されたスリツプ・クラツ
    チと、前記扇形切欠部分内に配置され、下糸制御
    部分を有しかつ前記スリツプ・クラツチと共に取
    付けられた下糸制御レバーばねと、前記下糸制御
    カムに対して前記下糸制御部分を選択的に進めま
    たは遅らせるように前記下糸制御レバーばねを選
    択的に回転させるため前記下糸制御カムに対して
    前記スリツプ・クラツチを回転させる回転装置と
    を有することを特徴とするミシン。 2 特許請求の範囲第1項記載のミシンにおい
    て、前記回転装置が、前記スリツプ・クラツチと
    結合されて前記ボビン・ケースの反対側へ前記か
    まの軸方向外方に延びたスピンドルと、該スピン
    ドルに選択的に制動力を及ぼすためのブレーキ装
    置と、かまの回転方向に前記下糸制御レバーばね
    を圧するためのもどしばね装置とを有するミシ
    ン。 3 特許請求の範囲第2項記載のミシンにおい
    て、前記ブレーキ装置が、前記スピンドルによつ
    て担持された磁気ブレーキ電機子と、該電機子に
    作用可能に該電機子に隣接してミシンのフレーム
    に取付けられた電気ブレーキ・コイルとを以て成
    るミシン。 4 特許請求の範囲第2項記載のミシンにおい
    て、前記スリツプ・クラツチが非円形の中心開口
    を設けられ、該中心開口に嵌合する前記スピンド
    ルの嵌合端部も該中心開口内で回転し得ないよう
    に非円形にされ、前記スピンドルが、ボビン上の
    糸を補充するために選択的に下糸を巻付けるため
    前記開口を通つて摺動されうるミシン。
JP9377380A 1979-07-09 1980-07-09 Sewing machine Granted JPS5631789A (en)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US5584779A 1979-07-09 1979-07-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5631789A JPS5631789A (en) 1981-03-31
JPH0220276B2 true JPH0220276B2 (ja) 1990-05-08

Family

ID=22000540

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9377380A Granted JPS5631789A (en) 1979-07-09 1980-07-09 Sewing machine

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JPS5631789A (ja)
DE (1) DE3025833A1 (ja)
GB (1) GB2053990B (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0084073B1 (de) * 1982-01-19 1986-09-24 Deere & Company Halterahmen für eine Leuchte und Verbindungselement
JP6069264B2 (ja) * 2014-07-23 2017-02-01 株式会社佐文工業所 ミシンの回転釜

Also Published As

Publication number Publication date
GB2053990B (en) 1983-02-02
GB2053990A (en) 1981-02-11
DE3025833A1 (de) 1981-01-29
JPS5631789A (en) 1981-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3693566A (en) Bobbin thread replenishing mechanism for sewing machines
US4326474A (en) In-place bobbin winding mechanism for a sewing machine
JPS636033B2 (ja)
GB2080838A (en) Bobbin winding mechanism for a sewing machine
US4586449A (en) Thread cutting devices for double lockstitch sewing machines
JPH0630709B2 (ja) 半回転かま
US4397250A (en) Thread controlling arrangement for bobbin winding mechanism
JPH0220276B2 (ja)
US4355590A (en) Variable bobbin thread control for lockstitch looptaker
US4137858A (en) Gripper and bobbin assembly for double-lock-stitch sewing machine
JPH0236277B2 (ja)
US4232618A (en) Bobbin winder arrangement for sewing machine looptaker
JPH0268096A (ja) 本縫いミシンの全回転かま
US4691650A (en) Lockswitch sewing machine having a rotary hook
JPH0654975A (ja) ミシンの水平がま
JPS6161835B2 (ja)
US3051107A (en) Zigzag sewing machines
US4380961A (en) Variably controllable bobbin thread pull-off mechanism
JPH0515915Y2 (ja)
US4365567A (en) Modified thread control lever for a bobbin case
US3155061A (en) Thread controlling device for lock stitch sewing machine loop taker
US4385574A (en) Thread guiding and hold-down pawl for bobbin winding mechanism of a sewing machine
JPS6040206Y2 (ja) ミシンの全回転釜
JPS6040205Y2 (ja) ミシンの全回転釜
JPH0245476B2 (ja)