JPH02202698A - カップ式飲料自動販売機のホット飲料調合方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔童業との利用分野〕 本発明は、カップ式飲料自動販売機を対象として１機内
で製造するホット飲料の調合方法に関する。

〔従来の技術〕

頭記したカップ式飲料自動販売機として、販売指令に基
づき、まずカップ供給装置からカップステージヘカッ゛
プを搬出し、続く工程でカップ内に粉末原料を投入し、
さらにカップ内に希釈用の湯水を直接供給して所定仕上
がり量のホット飲料を撹拌１！ＩＩ合した上で商品取出
口へ送出するようにした方式のものが既に実施されて公
知である。

ここで、給湯には機内にヒータ内蔵の温水槽を備え、水
道から給水された水をあらかじめ設定した湯温に沸かし
て貯湯し、販売ごとに一杯の飲料仕上がり量に見合う定
量の湯をカップに供給するようにしている。また、この
場合に温水槽の容量。

ヒータ容量などの仕様は、連続販売杯数、湯の沸上り時
間などにより決められている。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、前記したカップ式飲料自動販売機のようにカ
ップ内に直接湯を給湯してホット飲料を調合する方式で
は販売飲料の温度管理面で次のような問題点がある。す
なわち、限られた温水槽の容量でホット飲料の連続販売
杯数を高めるように温水槽の湯温をあらかじめ高めに設
定しておくと、間合直後の仕上がり飲料温度は殆ど湯温
と同じ温度を保っていることから、飲料が熱すぎてカッ
プを手に持つのが困難である他、飲料を飲む際に口の中
が火傷するおそれもある。一方、温水槽の湯温をあらか
じめ飲料販売温度に合わせて低めに設定しておくと、販
売開始当初は適温の湯を供給できるが、連続販売により
貯湯量が減少して温水槽に水が補給された際には湯温の
低下が大きく、早目に販売停止温度以下になるためタン
ク容量の割に連続販売杯数が少な（なると言った不具合
が生じる。

本発明は上記の点にかんがみなされたものであり、限ら
れた温水槽の容量で連続販売杯数の増大化図りつつ、し
かも湯温の変化にもかかわらず常に飲料販売温度に適し
た飲みごろの飲料を調合して販売に供することができる
ようにしたカップ式飲料自動販売機のホット飲料調合方
法を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段］ 上記課題を解決するために、本発明の飲料調合方法は、
カップに湯、冷水を供給する温水槽、および冷水供給系
を備えるとともに、温水槽の貯湯温を常時検出し、飲料
の販売温度を基準に温水槽の湯温が高い状態では飲料仕
上がり量に対する冷水供給量の割合を高めに、湯温が低
い状態では飲料仕上がり量に対する冷水供給量の割合を
低めに調整して飲料を調合するものとする。

〔作用〕

上記において、温水槽の槽内で沸かす湯温設定値はあら
かじめホット飲料の販売温度よりも高めに設定しておき
、湯温検出値を基にあらかじめ設定した飲料の販売温度
と対比し、湯温が高い状態では給湯とともに冷水供給系
を通じて冷水をカップに加え、飲料の調合温度を販売適
温まで下げて所定仕上がり量の飲料を調合する。なお、
冷水はコールド飲料販売のために機内に装備した冷水供
給系を利用して給水できる。一方、連続販売に伴って温
水槽の湯温が低下した状態になれば、その湯温に対応し
てカップに加える冷水の供給量を減らすように給湯量と
給水量との割合を変えて所定仕上がり量の飲料を調合す
る。これにより、温水槽の湯温の変動にもかかわらず、
常に飲みごろな所定仕上がり量の飲料がカップ内で調合
されることになる。しかも湯温の高い状態では、所定の
飲料仕上がり量に対して冷水を加える分だけ温水槽から
給湯する湯量が少なくて済むことから、限られた温水槽
の容量でホット飲料の連続販売杯数を増大できる。

なお、飲料の仕上がり量に対する給湯量と給水量の割合
の瞑整法については、湯温を高温から低温まであらかじ
めいくつかの段階に区分し、各温度区分ごとに給湯量と
給水量との割合を設定して飲料を調合する方法、あるい
は、ｆａｔ温に応じて給湯量と給水量とを連続的に変え
て飲料を調合する方法で実施できる。

〔実施例〕

第１図は本発明実施例による力ノブ式飲料自動販売機の
機内構成図、第２図、第３図はそれぞれ給湯、給水量調
整方法の説明図である。

まず、第１図において、ｌはカップステージ、２はカッ
プステージ１を搭載して機内を移動する搬送機構であり
、カップステージ１の移動経路に沿って機内にはカップ
供給装置３、粉末原料供給箱４、温水槽５、および水リ
ザーバ６、冷却水槽７、送水ポンプ８を含む冷水供給系
９などが配備さている。なお、温水槽５．水リザーバ６
には水道水が給水され、かつ温水槽５では内蔵した電熱
ヒータ５ａへの通電で湯を沸かして貯湯し、給湯弁５ｂ
を通じて給湯を行う、また、ヒータ５ａはあらかじめ設
定した湯温を保つように図示されてないサーモスタット
で通電制御される。

次に前記の構成によるホット飲料販売動作の概要を説明
すると、待機状態から販売指令が与えられると、まずカ
ップステージｌが待機位置Ａからカップ供給装置３に対
応するＢ地点に移動し、ここでカップ１０の供給を受け
る。カップステージｌにカップ１０が受容されると、続
いてカップステ−ジ１がＣ地点に移動して粉末原料ｎ４
より所定量の粉末原料１１がカップ内に投入される。そ
の後にカップステージ１はＤ地点に移動し、ここで温水
槽５．冷水供給系より希釈用の湯水がカップｌＯの中に
直接供給され、ここで粉末原料と湯水とが撹拌されて所
定仕上がり量の飲料１２が調合される。

飲料の調合が済むと、カップステージ１は自動販売機の
商品取出口１３に臨むＡ地点に移動し、ここで客は飲料
入りカップを取り出すと１回の販売動作が終了する。

ところで、本発明により、前記した温水槽５には湯温セ
ンサ１４が取付けてあり、その出力信号をマイクロコン
ピュータなどの制御部１５に入力し、ここで湯温検出値
を基にあらかじめ設定したホット飲料の販売温度とを対
比してカップに供給すべき希釈用の給湯、給水量を定め
、ここで指定された量の湯、水を供給するように給湯弁
５ｂ、および送水ポンプ８を制御する。

次に温水槽５の湯温に対応してカップＩＯに供給する給
湯量と給水量との割合の調整法を第２図。

および第３図により説明する。まず、第２図の方法では
、湯温を高温から低温まで複数段階に区分し、かつ−杯
分の飲料仕上がり量を一定として調合された飲料温度が
飲みごろの適温となるように各温度区分ごとに段階的に
給湯量と給水量との割合を図示のように設定しておく、
すなわち、温水槽の湯温が高温状態の区分では、飲料仕
上がり量に対する給湯量の割合を低めに、給水量の割合
を高めに設定する。また、中温状態の区分では高温区分
に比べて給湯量の割合を増すとともに、給水量の割合を
減らすように設定する。また低温状態（飲料の販売温度
と略同じ湯温）の区分では給湯量を飲料の仕上がり量の
全量に相当するまで増量し、給水量は零とする。

上記の調整法に対して、第３図に示す調整方法では、温
水槽の湯温に対応して高温から低温域までカップに供給
する給湯量と給水量との割合を連続的に変えて適温な所
定仕上がり量の飲料を調合するようにしたものである。

第２図、第３図に示したいずれの飲料調合の調整方法で
も、温水槽に蓄えられている湯の温度に応じてカップに
供給する希釈用水としての給湯量と給水量との割合が適
正に調整され、これにより温水槽の湯温が変動しても、
常に販売に適温な所定仕上がり量の飲料がカップ内で調
合されることになる。しかも、温水槽の湯温が飲みごろ
な飲料の販売温度に対して高い状態では、１回の販売に
温水槽からカップへ供給する給湯量が飲料の仕上がり量
に対して給水量の分だけ少なくて済むため、限られた温
水槽の容量での連続販売杯数が増すことになる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によるホット飲料の調合方
法により次記の効果を奏する。

（１）温水槽に蓄えられている湯の温度変動にもかかわ
らず、常に販売に適した飲みごろの温度で所定仕上がり
量のホット飲料を調合して販売に供することができる。

（２）特に温水槽の湯沸し温度をホット飲料の販売温度
よりも高めに設定しておくことにより、高湯温状態では
カップへの給湯と同時に冷水も加えて所定仕上がり量の
飲料が調合されるので、カップ−杯分に必要な給湯量が
それだけ少なくて済み、これにより限られた温水槽の貯
湯容量でホット飲料の連続販売杯数を増やすことができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の調合方法を実施するカップ式飲料自動
販売機の機内構成図、第２図、第３図はそれぞれ飲料調
合における給湯、給水量の割合調整法を表した説明図で
ある。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）粉末原料を投入したカップに対し、カップ内に希釈
   用の湯水を直接供給して所定仕上がり量のホット飲料を
   調合するカップ式飲料自動販売機のホット飲料調合方法
   であって、カップに場、冷水を供給する温水槽、および
   冷水供給系を備えるとともに、温水槽の貯湯温を常時検
   出し、飲料の販売温度を基準に温水槽の湯温が高い状態
   では飲料仕上がり量に対する冷水供給量の割合を高めに
   、湯温が低い状態では飲料仕上がり量に対する冷水供給
   量の割合を低めに調整して飲料を調合することを特徴と
   するカップ式飲料自動販売機のホット飲料調合方法。