JPH0220227Y2 - - Google Patents
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- JPH0220227Y2 JPH0220227Y2 JP10049988U JP10049988U JPH0220227Y2 JP H0220227 Y2 JPH0220227 Y2 JP H0220227Y2 JP 10049988 U JP10049988 U JP 10049988U JP 10049988 U JP10049988 U JP 10049988U JP H0220227 Y2 JPH0220227 Y2 JP H0220227Y2
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- thread
- ring
- thread guide
- arm piece
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Landscapes
- Knitting Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、たとえば色違いの二本の糸を交互
に編んで編み込み模様のセータを編むときなど
に、指にはめて上記糸を係止させることにより、
上記各糸を各別方向に案内して、糸のでる箇所を
一定させることができ、これにより編み込み作業
をスムーズかつ容易に行わせうるように構成され
た編み込みリングに関する。
に編んで編み込み模様のセータを編むときなど
に、指にはめて上記糸を係止させることにより、
上記各糸を各別方向に案内して、糸のでる箇所を
一定させることができ、これにより編み込み作業
をスムーズかつ容易に行わせうるように構成され
た編み込みリングに関する。
この種の編み込みリングは、従来から種々提案
されており、たとえば、実開昭62−60278号公報
には、指にはめるリングの頂部に、糸案内孔を有
する一つまたた複数のリング状物が固着される基
板を固設することにより構成される手編みリング
が提案されており、これは、上記リング状物の糸
案内孔に糸を通挿保持させることにより、糸ので
る箇所を一定させて、編み込み作業をスムーズに
行わせることができるようにしてある。
されており、たとえば、実開昭62−60278号公報
には、指にはめるリングの頂部に、糸案内孔を有
する一つまたた複数のリング状物が固着される基
板を固設することにより構成される手編みリング
が提案されており、これは、上記リング状物の糸
案内孔に糸を通挿保持させることにより、糸ので
る箇所を一定させて、編み込み作業をスムーズに
行わせることができるようにしてある。
また、編み込みリングは、これを編みものの中
途で適宜利用できるようにする必要がある。すな
わち、糸をその中間部から上記糸案内孔に通挿で
きるようにする必要がある。そのため、上記公報
に示される手編みリングでは、そのリング状物
を、上記公報の第1図および第2図に示されてい
るように、両端部が所定の間隔をあけて重なり合
うコイル状に湾曲させた形状に形成して、リング
状物の一部分を開口させている。そしてこれによ
り、上記の重ね合わせ部のすきまから、糸の中間
部を糸案内孔内に通すことができるようにしてあ
る。
途で適宜利用できるようにする必要がある。すな
わち、糸をその中間部から上記糸案内孔に通挿で
きるようにする必要がある。そのため、上記公報
に示される手編みリングでは、そのリング状物
を、上記公報の第1図および第2図に示されてい
るように、両端部が所定の間隔をあけて重なり合
うコイル状に湾曲させた形状に形成して、リング
状物の一部分を開口させている。そしてこれによ
り、上記の重ね合わせ部のすきまから、糸の中間
部を糸案内孔内に通すことができるようにしてあ
る。
ところが、上記公報に示される手編みリングの
場合、その構成要素である上記リング、基板およ
びリング状物が別体構成であるため、部品点数が
多くなり、また、基板のリングへのたとえば溶接
等による固着作業、および、リング状物の基板へ
の固着作業が各々要求され、製造工数が多くなる
ことから、生産コストが高くつく問題がある。し
かも、リング状物の糸案内孔へ糸を通すにあたつ
ては、糸を上記の重ね合わせ部における小さなス
キから糸案内孔内に差し込まねばならないため、
糸通しが非常に面倒である。このため、使い勝手
が悪く、他方、これを改善するために上記重ね合
わせ部におけるスキを大きくすると、編み込み作
業中に糸が外れ易くなる問題が生じてしまう難点
もある。
場合、その構成要素である上記リング、基板およ
びリング状物が別体構成であるため、部品点数が
多くなり、また、基板のリングへのたとえば溶接
等による固着作業、および、リング状物の基板へ
の固着作業が各々要求され、製造工数が多くなる
ことから、生産コストが高くつく問題がある。し
かも、リング状物の糸案内孔へ糸を通すにあたつ
ては、糸を上記の重ね合わせ部における小さなス
キから糸案内孔内に差し込まねばならないため、
糸通しが非常に面倒である。このため、使い勝手
が悪く、他方、これを改善するために上記重ね合
わせ部におけるスキを大きくすると、編み込み作
業中に糸が外れ易くなる問題が生じてしまう難点
もある。
また、実公昭61−33022号公報には、指に差し
込む筒状の案内具本体の外周壁に、その長手方向
に所定間隔をあけて並ぶ複数の突起を設けるとと
もに、上記外周壁の一端部に設けた枢軸に枢着し
た開閉片を回動させて、これを上記各突起の頂部
に当接させることにより、上記開閉片が上記案内
具本体の外周壁と一対の上記突起と協働して糸案
内孔を形成できるように構成された編込み糸案内
具が提案されている。
込む筒状の案内具本体の外周壁に、その長手方向
に所定間隔をあけて並ぶ複数の突起を設けるとと
もに、上記外周壁の一端部に設けた枢軸に枢着し
た開閉片を回動させて、これを上記各突起の頂部
に当接させることにより、上記開閉片が上記案内
具本体の外周壁と一対の上記突起と協働して糸案
内孔を形成できるように構成された編込み糸案内
具が提案されている。
しかしながら、この公報に示される編込み糸案
内具においても、上記公報の手編みリングの場合
と同様に、部品点数が複数となり、また、開閉片
を枢軸にカシメ止めなどして枢着しなければなら
ないなど、製造工数も多くかかる。しかも、糸を
糸案内孔に確実に保持させるためには、開閉片を
上記突起の直上に正確に位置させる位置合わせを
行わねばならない面倒さもある。また、開閉片
は、上記枢着部において片持ち状に支持されてい
るだけであるため、使用時に、外物との接触によ
つて、簡単に位置ずれしたり、変形を受けてこの
ために位置ずれを起こしてしまい、この場合に
は、糸が外れ易くなつてしまう。さらに、指には
める上記案内具本体はサツク状になつているた
め、編み物を行う場合に大切な指先の感覚をつか
み難くなる不具合もある。
内具においても、上記公報の手編みリングの場合
と同様に、部品点数が複数となり、また、開閉片
を枢軸にカシメ止めなどして枢着しなければなら
ないなど、製造工数も多くかかる。しかも、糸を
糸案内孔に確実に保持させるためには、開閉片を
上記突起の直上に正確に位置させる位置合わせを
行わねばならない面倒さもある。また、開閉片
は、上記枢着部において片持ち状に支持されてい
るだけであるため、使用時に、外物との接触によ
つて、簡単に位置ずれしたり、変形を受けてこの
ために位置ずれを起こしてしまい、この場合に
は、糸が外れ易くなつてしまう。さらに、指には
める上記案内具本体はサツク状になつているた
め、編み物を行う場合に大切な指先の感覚をつか
み難くなる不具合もある。
本願考案は、以上のような従来の問題点を解決
すべく考え出されたものであつて、生産コストが
安く済むとともに、使い勝手も非常によい編み込
みリングを提供することをその目的とする。
すべく考え出されたものであつて、生産コストが
安く済むとともに、使い勝手も非常によい編み込
みリングを提供することをその目的とする。
上記課題を解決するため、本願考案では、次に
技術的手段を講じている。
技術的手段を講じている。
すなわち、本願考案の編み込みリングは、
指差し孔を有する樹脂製の指輪部と、
上記指輪部の頂部外周面に一体的に突設され、
上記指差し孔軸線方向に所定間隔をあけて並ぶ複
数の糸ガイドピンと、 上記指輪部の頂部の一端にインテグラルヒンジ
を介して一体的に延成されるとともに、先端部に
上記指輪部の頂部の他端部に形成された掛止部に
掛合可能な掛合部をもつ糸止めアーム片とを備
え、 上記糸止めアーム片は、これを上記インテグラ
ルヒンジを中心として上記頂部外面に向けてたた
み込み回動させて上記掛合部を上記掛止部に掛合
させる糸止め位置に位置させることにより、上記
頂部の上方に所定間隔をあけて対向し、上記頂部
と一対の上記糸ガイドピンと協働して糸ガイドピ
ン間に配置される糸を保持しうる糸ガイド孔を形
成するように構成されたことを特徴しとている。
上記指差し孔軸線方向に所定間隔をあけて並ぶ複
数の糸ガイドピンと、 上記指輪部の頂部の一端にインテグラルヒンジ
を介して一体的に延成されるとともに、先端部に
上記指輪部の頂部の他端部に形成された掛止部に
掛合可能な掛合部をもつ糸止めアーム片とを備
え、 上記糸止めアーム片は、これを上記インテグラ
ルヒンジを中心として上記頂部外面に向けてたた
み込み回動させて上記掛合部を上記掛止部に掛合
させる糸止め位置に位置させることにより、上記
頂部の上方に所定間隔をあけて対向し、上記頂部
と一対の上記糸ガイドピンと協働して糸ガイドピ
ン間に配置される糸を保持しうる糸ガイド孔を形
成するように構成されたことを特徴しとている。
本願考案の編み込みリングの場合、糸止めアー
ム片を糸止め位置に位置させない状態において
は、糸止めアーム片が指輪部の頂部上にオーバラ
ツプせず、頂部上に設けられた糸ガイドピン間に
糸を自由に配置させることができる。そして、糸
止めアーム片を、指輪部の頂部上にたたみ込むよ
うに回動させ、その先端部に設けられた掛合部を
指輪部の掛止部に掛合させる糸止め位置に位置さ
せると、指輪部の頂部に対してその上方に所定間
隔をあけて対向する糸止めアーム片、指輪部の頂
部、および頂部に設けられた一対の糸ガイドピン
とにより、糸ガイドピン間に通挿された糸を保持
しうる糸ガイド孔が形成されるようになつてい
る。したがつて、糸を保持掛止させるにあたつて
は、糸を糸ガイドピン間に配置した後、糸止めア
ーム片を上述のように回動させるだけの簡単な操
作を行うだけでよい。しかも、この場合、糸止め
アーム片の回動軌跡は、指輪部頂部と糸止めアー
ム片とをつなぐインテグラルヒンジによつて一定
に規制され、このインテグラルヒンジを中心とし
て糸止めアーム片を回動させれば、糸止めアーム
片は自動的に糸止め位置をとるように構成されて
いるから、糸止めアーム片を糸止め位置に位置さ
せるに際して一々位置合わせを行わねばならなら
いような面倒さはない。
ム片を糸止め位置に位置させない状態において
は、糸止めアーム片が指輪部の頂部上にオーバラ
ツプせず、頂部上に設けられた糸ガイドピン間に
糸を自由に配置させることができる。そして、糸
止めアーム片を、指輪部の頂部上にたたみ込むよ
うに回動させ、その先端部に設けられた掛合部を
指輪部の掛止部に掛合させる糸止め位置に位置さ
せると、指輪部の頂部に対してその上方に所定間
隔をあけて対向する糸止めアーム片、指輪部の頂
部、および頂部に設けられた一対の糸ガイドピン
とにより、糸ガイドピン間に通挿された糸を保持
しうる糸ガイド孔が形成されるようになつてい
る。したがつて、糸を保持掛止させるにあたつて
は、糸を糸ガイドピン間に配置した後、糸止めア
ーム片を上述のように回動させるだけの簡単な操
作を行うだけでよい。しかも、この場合、糸止め
アーム片の回動軌跡は、指輪部頂部と糸止めアー
ム片とをつなぐインテグラルヒンジによつて一定
に規制され、このインテグラルヒンジを中心とし
て糸止めアーム片を回動させれば、糸止めアーム
片は自動的に糸止め位置をとるように構成されて
いるから、糸止めアーム片を糸止め位置に位置さ
せるに際して一々位置合わせを行わねばならなら
いような面倒さはない。
また、こうして糸止めアーム片を糸止め位置に
位置させて糸を係止させた使用状態においては、
糸止めアーム片は、インテグラルヒンジを介して
指輪部に連結されている基端部だけでなく、掛合
部と指輪部の掛止部との掛合により、その先端部
(開放端側)が指輪部に掛止され、指輪部に略両
持ち状にしつかりと支持固定された状態となる。
したがつて、編み込み作業時、外物との接触によ
つて、糸止めアーム片が不用意に位置ずれするよ
うな不都合はない。すなわち、編み込み作業中
に、一旦係止させた糸が不用意に外れるようなこ
とはない。
位置させて糸を係止させた使用状態においては、
糸止めアーム片は、インテグラルヒンジを介して
指輪部に連結されている基端部だけでなく、掛合
部と指輪部の掛止部との掛合により、その先端部
(開放端側)が指輪部に掛止され、指輪部に略両
持ち状にしつかりと支持固定された状態となる。
したがつて、編み込み作業時、外物との接触によ
つて、糸止めアーム片が不用意に位置ずれするよ
うな不都合はない。すなわち、編み込み作業中
に、一旦係止させた糸が不用意に外れるようなこ
とはない。
さらに、本願考案では、指輪部を樹脂製とし、
これに糸ガイドピンおよび糸止めアーム片を一体
的に設けるようにしている。すなわち、本願考案
では、編み込みリングを、樹脂一体成形により形
成するようにしているから、部品点数は単数とな
り、また、これにより、従来の編み込みリングの
ように個々の部品の取付け作業を行う必要もな
い。したがつて、従来のものに比して生産コトス
は低くなる。
これに糸ガイドピンおよび糸止めアーム片を一体
的に設けるようにしている。すなわち、本願考案
では、編み込みリングを、樹脂一体成形により形
成するようにしているから、部品点数は単数とな
り、また、これにより、従来の編み込みリングの
ように個々の部品の取付け作業を行う必要もな
い。したがつて、従来のものに比して生産コトス
は低くなる。
以上のように、本願考案では、糸通しが簡単で
あり、かつ一旦係止させた糸が不用意に外れるこ
とのない非常に使い勝手の良い編み込みリング
を、低コストで提供できる。
あり、かつ一旦係止させた糸が不用意に外れるこ
とのない非常に使い勝手の良い編み込みリング
を、低コストで提供できる。
以下、本願考案の実施例を図面を参照しながら
具体的に説明する。
具体的に説明する。
第1図ないし第4図に示すように、本願考案の
編み込みリングは、指差し孔1aを有する指輪部
1と、この指輪部1の頂部外周面に突設された複
数の糸ガイドピン2…と、上記指輪部1の頂部1
bの一端にインテグラルヒンジ3を介して延成さ
れた糸止めアーム片4とを備え、これらを樹脂一
体成形により形成している。
編み込みリングは、指差し孔1aを有する指輪部
1と、この指輪部1の頂部外周面に突設された複
数の糸ガイドピン2…と、上記指輪部1の頂部1
bの一端にインテグラルヒンジ3を介して延成さ
れた糸止めアーム片4とを備え、これらを樹脂一
体成形により形成している。
本例の場合、指輪部1は、頂部1bを構成する
平板状のピン台部と、このピン台部1bから延成
された環状帯1cとからなり、このピン台部1b
と環状帯1cに囲まれて上記指差し孔1aが形成
されている。また、上記ピン台部1bの上面に、
上記糸ガイドピン2…が、指差し孔軸線方向に所
定間隔をあけて列状に配設されており、また本例
では、環状帯1cの下部に切欠き部1dを設ける
ことにより、指の太さに応じて、指差し孔1aの
径が融通性をもつようにしてある。
平板状のピン台部と、このピン台部1bから延成
された環状帯1cとからなり、このピン台部1b
と環状帯1cに囲まれて上記指差し孔1aが形成
されている。また、上記ピン台部1bの上面に、
上記糸ガイドピン2…が、指差し孔軸線方向に所
定間隔をあけて列状に配設されており、また本例
では、環状帯1cの下部に切欠き部1dを設ける
ことにより、指の太さに応じて、指差し孔1aの
径が融通性をもつようにしてある。
一方、上記糸止めアーム片4は、本例の場合、
平面視略矩形状に形成されており、その先端部に
は、ピン台部1bの他端に掛止部として設けられ
た掛止片1eに掛合可能な掛合爪4aが、上記掛
止片1eに対する掛合部として設けられている。
また、糸止めアーム片4は、これとピン台部1b
とをつなぐ上記インテグラルヒンジ3を中心とし
て第1図時計回り方向および反時計回り方向に回
動自由となつている。そして、第1図に仮想線で
示すように、糸止めアーム片4をインテグラルヒ
ンジ3を中心としてピン台部1bの上方にたたみ
込むように回動させて、上記掛合爪4aを上記掛
止片1eに掛合させる糸止め位置をとらせると、
糸止めアーム片4が、ピン台部1bに対してその
上方に所定間隔をあけて対向し、ピン台部1bと
一対の上記糸ガイドピン2,2と協働して、糸ガ
イドピン2,2間に配置された糸を保持しうる糸
ガイド孔5を形成するように構成されている。す
なわち、上記糸ガイド孔5内に配置される糸は、
前後方向(指差し孔軸線方向)に並ぶ一対の糸ガ
イドピン2,2、および、上下方向に対向するピ
ン台部1bと糸ガイドピン2の頂部より下方に位
置する糸止めアーム片4によつて、四方向の動き
を拘束されて、編み込みリングに保持係止された
状態となる。
平面視略矩形状に形成されており、その先端部に
は、ピン台部1bの他端に掛止部として設けられ
た掛止片1eに掛合可能な掛合爪4aが、上記掛
止片1eに対する掛合部として設けられている。
また、糸止めアーム片4は、これとピン台部1b
とをつなぐ上記インテグラルヒンジ3を中心とし
て第1図時計回り方向および反時計回り方向に回
動自由となつている。そして、第1図に仮想線で
示すように、糸止めアーム片4をインテグラルヒ
ンジ3を中心としてピン台部1bの上方にたたみ
込むように回動させて、上記掛合爪4aを上記掛
止片1eに掛合させる糸止め位置をとらせると、
糸止めアーム片4が、ピン台部1bに対してその
上方に所定間隔をあけて対向し、ピン台部1bと
一対の上記糸ガイドピン2,2と協働して、糸ガ
イドピン2,2間に配置された糸を保持しうる糸
ガイド孔5を形成するように構成されている。す
なわち、上記糸ガイド孔5内に配置される糸は、
前後方向(指差し孔軸線方向)に並ぶ一対の糸ガ
イドピン2,2、および、上下方向に対向するピ
ン台部1bと糸ガイドピン2の頂部より下方に位
置する糸止めアーム片4によつて、四方向の動き
を拘束されて、編み込みリングに保持係止された
状態となる。
また、糸止めアーム片4の中央部には、ピン逃
げ穴4bが設けられており、これにより、糸止め
位置をとらせたときに糸止めアーム片4が糸ガイ
ドピン2…と干渉することがないようにしてい
る。
げ穴4bが設けられており、これにより、糸止め
位置をとらせたときに糸止めアーム片4が糸ガイ
ドピン2…と干渉することがないようにしてい
る。
なお、上記ピン逃げ穴4bのかわりに、指輪部
頂部に対する糸止めアーム片4の対向面に凹部を
形成するようにしたり、糸止め位置をとらせたと
きに、上記対向面が糸ガイドピンの上端に当接す
るようにしてもよい。
頂部に対する糸止めアーム片4の対向面に凹部を
形成するようにしたり、糸止め位置をとらせたと
きに、上記対向面が糸ガイドピンの上端に当接す
るようにしてもよい。
また、上記インテグラルヒンジ3は、その形成
部を薄肉化することにより簡単に形成できる。
部を薄肉化することにより簡単に形成できる。
さて、以上のように構成される本例の編み込み
リングを使用するにあたつては、たとえば第5図
に示すように指輪部1を指に差し込んで編み込み
リングを装着した状態で、各ガイドピン2,2間
に糸を配置させ、この後、第6図に示すように、
糸止めアーム片4を回動させて、上記糸止め位置
をとらせるようにするだけで、上述のように、各
糸を上記糸ガイド孔5内において保持させた状態
にすることができる。そして、この場合には、各
糸のでる箇所を一定させて、糸のもつれをおこす
ことなく、編み込み作業をスムーズに行うことが
できる。
リングを使用するにあたつては、たとえば第5図
に示すように指輪部1を指に差し込んで編み込み
リングを装着した状態で、各ガイドピン2,2間
に糸を配置させ、この後、第6図に示すように、
糸止めアーム片4を回動させて、上記糸止め位置
をとらせるようにするだけで、上述のように、各
糸を上記糸ガイド孔5内において保持させた状態
にすることができる。そして、この場合には、各
糸のでる箇所を一定させて、糸のもつれをおこす
ことなく、編み込み作業をスムーズに行うことが
できる。
また、糸ガイドピン2,2間の間隔は糸の径よ
りもかなり大きくすることができ、またこのため
に、糸が外れ易くなるといつたこともないから、
上述のように糸を保持係止させるに際して糸を糸
ガイドピン2,2間に配置させるにあたつても、
これを簡単に行うことができる。しかも、糸止め
アーム片4の回動軌跡は、インテグラルヒンジ3
によつて一定に規制され、糸止めアーム片4を糸
止め位置に位置させるに際しても、糸止めアーム
片4を動くままにたたみ込めばよいだけである。
したがつて、煩わしい位置合わせを行う必要もな
く、糸止め作業を非常に簡単に行うことができ
る。
りもかなり大きくすることができ、またこのため
に、糸が外れ易くなるといつたこともないから、
上述のように糸を保持係止させるに際して糸を糸
ガイドピン2,2間に配置させるにあたつても、
これを簡単に行うことができる。しかも、糸止め
アーム片4の回動軌跡は、インテグラルヒンジ3
によつて一定に規制され、糸止めアーム片4を糸
止め位置に位置させるに際しても、糸止めアーム
片4を動くままにたたみ込めばよいだけである。
したがつて、煩わしい位置合わせを行う必要もな
く、糸止め作業を非常に簡単に行うことができ
る。
また、こうして糸を係止させた状態において、
糸止めアーム片4は、上記掛合爪4aと指輪部1
の掛止片1eとの掛合により、インテグラルヒン
ジ3を介して指輪部1に連結される基端部だけで
なく、その先端部(開放端側)も指輪部1にしつ
かりと支持固定された状態となる。したがつて、
編み込み作業中に、糸止めアーム片4が外物との
接触によつて位置ずれして、糸が不用意に外れる
心配もなく、上記の糸止め作業の簡易性と相まつ
て、使い勝手が非常に良い。
糸止めアーム片4は、上記掛合爪4aと指輪部1
の掛止片1eとの掛合により、インテグラルヒン
ジ3を介して指輪部1に連結される基端部だけで
なく、その先端部(開放端側)も指輪部1にしつ
かりと支持固定された状態となる。したがつて、
編み込み作業中に、糸止めアーム片4が外物との
接触によつて位置ずれして、糸が不用意に外れる
心配もなく、上記の糸止め作業の簡易性と相まつ
て、使い勝手が非常に良い。
また、本例では、編み込みリングを、樹脂一体
成形により形成するようにしているから、従来の
ように部品点数が多くなりかつ製造工数が多くな
るために生産コストが高くつくようなこともな
い。
成形により形成するようにしているから、従来の
ように部品点数が多くなりかつ製造工数が多くな
るために生産コストが高くつくようなこともな
い。
なお、本例の編み込みリングの樹脂成形は、た
とえば第7図に示すような、抜き方向が矢印A方
向の上型6と、抜き方向が矢印B方向の下型7
と、上記上型6の下方部に配置され、抜き方向が
紙面垂直方向の第一抜き型8と、上記下型7の上
方部に配置され、抜き方向が矢印C方向の第二抜
き型9の計四個の金型からなる成形型を用いるこ
とにより行える。
とえば第7図に示すような、抜き方向が矢印A方
向の上型6と、抜き方向が矢印B方向の下型7
と、上記上型6の下方部に配置され、抜き方向が
紙面垂直方向の第一抜き型8と、上記下型7の上
方部に配置され、抜き方向が矢印C方向の第二抜
き型9の計四個の金型からなる成形型を用いるこ
とにより行える。
ところで、本願考案の範囲は上述した実施例に
限定されるものではなく、たとえば、指輪部や糸
止めアームの形状は、種々設計変更可能であるこ
とはいうまでなく、また、糸ガイドピンにおいて
も、実施例のようなピン形状のものである必要は
なく、突起状のようなものであつても構わない。
また、糸ガイドピンの個数を二本として、糸ガイ
ド孔を一つだけ形成できるようにしても構わな
い。
限定されるものではなく、たとえば、指輪部や糸
止めアームの形状は、種々設計変更可能であるこ
とはいうまでなく、また、糸ガイドピンにおいて
も、実施例のようなピン形状のものである必要は
なく、突起状のようなものであつても構わない。
また、糸ガイドピンの個数を二本として、糸ガイ
ド孔を一つだけ形成できるようにしても構わな
い。
さらに、指輪部に設ける掛止部は、掛止孔とし
てもよく、また、糸止めアーム片側に掛合孔ある
いは掛合片を設け、指輪部側に掛止爪を形成する
ようにしても構わない。
てもよく、また、糸止めアーム片側に掛合孔ある
いは掛合片を設け、指輪部側に掛止爪を形成する
ようにしても構わない。
第1図は本願考案の実施例に係る編み込みリン
グの正面図、第2図は第1図の側面図、第3図は
第1図の平面図、第4図は第1図の底面図、第5
図および第6図は使用方法説明図、第7図は編み
込みリングの成形にあたつて使用する成形型の一
例を示した図である。 1……指輪部、1a……指差し孔、1b……頂
部(ピン台部)、1e……掛止部(掛止片)、2…
…糸ガイドピン、3……インテグラルヒンジ、4
……糸止めアーム片、4a……掛合部(掛合爪)、
5……糸ガイド孔。
グの正面図、第2図は第1図の側面図、第3図は
第1図の平面図、第4図は第1図の底面図、第5
図および第6図は使用方法説明図、第7図は編み
込みリングの成形にあたつて使用する成形型の一
例を示した図である。 1……指輪部、1a……指差し孔、1b……頂
部(ピン台部)、1e……掛止部(掛止片)、2…
…糸ガイドピン、3……インテグラルヒンジ、4
……糸止めアーム片、4a……掛合部(掛合爪)、
5……糸ガイド孔。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 指差し孔を有する樹脂製の指輪部と、 上記指輪部の頂部外周面に一体的に突設され、
上記指差し孔軸線方向に所定間隔をあけて並ぶ複
数の糸ガイドピンと、 上記指輪部の頂部の一端にインテグラルヒンジ
を介して一体的に延成されるとともに、先端部に
上記指輪部の頂部の他端部に形成された掛止部に
掛合可能な掛合部をもつ糸止めアーム片とを備
え、 上記糸止めアーム片は、これを上記インテグラ
ルヒンジを中心として上記頂部外面に向かつてた
たみ込み回動させて上記掛合部を上記掛止部に掛
合させる糸止め位置に位置させることにより、上
記頂部の上方に所定間隔をあけて対向し、上記頂
部と一対の上記糸ガイドピンと協働して糸ガイド
ピン間に配置される糸を保持しうる糸ガイド孔を
形成するように構成したことを特徴とする、編み
込みリング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10049988U JPH0220227Y2 (ja) | 1988-07-27 | 1988-07-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10049988U JPH0220227Y2 (ja) | 1988-07-27 | 1988-07-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0222390U JPH0222390U (ja) | 1990-02-14 |
JPH0220227Y2 true JPH0220227Y2 (ja) | 1990-06-01 |
Family
ID=31328627
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10049988U Expired JPH0220227Y2 (ja) | 1988-07-27 | 1988-07-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0220227Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-07-27 JP JP10049988U patent/JPH0220227Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0222390U (ja) | 1990-02-14 |
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