JPH02199653A - テープ駆動体およびその製造方法 - Google Patents

テープ駆動体およびその製造方法

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JPH02199653A
JPH02199653A JP2042189A JP2042189A JPH02199653A JP H02199653 A JPH02199653 A JP H02199653A JP 2042189 A JP2042189 A JP 2042189A JP 2042189 A JP2042189 A JP 2042189A JP H02199653 A JPH02199653 A JP H02199653A
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tape
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tape driving
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、たとえばテープレコーダにおける、テープを
走行させるキャプスタンなどのテープ駆動体およびその
製造方法に関する。
(従来の技術) 電子部品の軽薄短小化に伴って、テープレコーダの小型
化が進み、携帯タイプのテープレコーダが普及している
このような携帯タイプのテープレコーダにおいては、よ
り小型で、より軽量のものが望まれるため、用いる部品
にも大きさや重さに制限が生じ、たとえばキャプスタン
を駆動するモータにおいては、その駆動力を効率良く使
用する必要がある。
このようなテープレコーダにおいて、テープを一定の速
度で送ることは最も大切な役目となる。
このためにモータからの一定回転の駆動力をキャプスタ
ンに伝え、このキャプスタンでテープを摩擦走行させる
ために、ピンチローラで挟み一定速度で送るようにして
いる。
このピンチローラは、供給リールから送られてきたテー
プをキャプスタンに圧接してキャプスタンの駆動力をテ
ープに伝えるために重要な働きをするものであり、ゴム
や樹脂製のものが使用されるとともに、テープへの負荷
を軽威すべく適度な圧接力が考慮されている。
一方、キャプスタンは一般に、鉄、ニッケルを主成分と
する2元合金や、鉄、ニッケル、クロムを主成分とする
3元合金であるステンンレス鋼で、表面が摩擦の少ない
円滑な面となるように形成し、その後、キャプスタンの
ピンチローラが圧接される部分の表面を粗面化してテー
プとの摩擦を大きくすることが行われている。
これは、テープの走行時にテープのすべりを防止し、テ
ープを効率良(引張るためである。
そして、このようなキャプスタン表面の粗面化は、予め
粗面化されている砥石にキャプスタンのピンチローラが
圧接される周面、すなわちテープ駆動部分を機械的に圧
着して粗面化する圧刻法や、上述のテープ駆動部分にセ
ラミックスなどの硬質の微粒子を高速で叩付け、テープ
駆動部表面を削りとるサンドブラスト法などにより行わ
れている。
しかしながら、上述したようなキャプスタン表面の粗面
化の方法では、機械的に加工しているため、粗面化され
た部分jこ応力が残留し、キャプスタン表面に微細なり
ラックや歪みが生じ易い。
このため、経時的にクラックや歪み部分が削られ駆動力
および耐久性が低下するおそれがある。
また、サンドブラストによって処理されたキャプスタン
表面は、鉄、ニッケル、クロムなどの各成分がランダム
に露出しており、ニッケルやクロムなどに比して軟質な
鉄はテープとの摩擦による摩耗が激しく、耐久性をさら
に低下させる原因となる。
さらに、サンドブラスト処理は、硬質の微粒子をキャプ
スタン表面に叩付けてその表面を削りとるものであるた
め、このような方法で粗面化されたテープ駆動部分は、
同じキャプスタンの粗面化されていない部分よりも必然
的に径が小さくなる。
したがって、−本のキャプスタンにおいて粗面化されて
いない部分の軸心に対して粗面化されたテープ駆動部の
軸心が偏心し、円滑な回転を妨げるという不具合がある
(発明が解決しようとする課題) 上述したように、キャプスタンとテープとの摩擦を大き
くして滑りをなくすためにキャプスタン表面を粗面化す
る場合、機械的な加工によって得られたキャプスタンに
応力が残留し、クラックや歪みなどが発生するという問
題がある。
このため、機械的に粗面化されたキャプスタンは摩擦係
数が増大する反面耐久性に劣るという課題がある。
本発明はこのような課題を達成すべくなされたもので、
テープを安定、確実に走行させることができ、かつ耐久
性に優れたテープ駆動体およびその製造方法を提供する
ことを目的とする。
[発明の構成〕 (課題を解決するための手段) 本発明のテープ駆動体は、軟質性金属材料および硬質性
金属材料の合金で形成されたテープ駆動体において、前
記テープ駆動体の周面部が、前記軟質性金属材料を除去
することによって形成される凹部と前記硬質性金属材料
によって形成される凸部とからなる凹凸形状を有し、前
記凹部に金属または無機化合物の粒子が固着されている
ことを特徴としている。
また、本発明のテープ駆動体の製造方法は、軟質性金属
材料および硬質性金属材料の合金でテープ駆動体を製造
するテープ駆動体の製造方法において、前記テープ駆動
体の周面部の前記軟質性金属材料をエツチングにより除
去して凹部を形成し、この凹部に金属または無機化合物
の粒子を固着することを特徴としている。
本発明のテープ駆動体として使用される軟質性金属材料
および硬質性金属材料の合金としては、鉄−ニッケルを
主成分とする2元合金、鉄−ニッケルークロムを主成分
とする3元合金などが用いられ、これらの合金の軟質性
金属部分を除去することにより形成される凹部には、金
属または無機化合物の粒子が固着されている。
これらの粒子は、テープ駆動体の粗面化の度合いをより
大きくさせるためのもので、テープ駆動体の軟質性金属
部分を除去することによって形成される凹凸形状による
粗面化だけでは得られない大きな表面粗さが得られ、テ
ープとの摩擦係数を増大させることができる。
四部に固着する金属としてはニッケル、クロム、などが
挙げられ、無機化合物としてはシリカ、アルミナ、など
が挙げられる。
これらの粒子は、粒径1〜100μmのものが好ましい
。粒径が小さすぎると、粒子が凹部内に埋もれてテープ
との接触面積が減少し、摩擦係数の増大に寄与しない。
一方、粒径が大きすぎると、四部の大きさよりも大きく
なる可能性があり、四部への固着率が低下する。
そして、本発明のテープ駆動体の凹凸形状は、上述した
ようなテープ駆動体を構成している上記軟質性金属材料
をケミカルポーラスエツチングなどのエツチングにより
除去して凹部を形成し、この凹部に金属または無機化合
物の粒子を固着させる。
固着の方法としては、たとえば、熱硬化性樹脂や紫外線
硬化性樹脂などを稀釈した溶媒中に、固着させる微粒子
を分散させ、この液中にテープ駆動体をディッピングし
、引上げた後、熱を加えて乾燥させたり、または紫外線
を照射することによって四部に入り込んだ微粒子を固着
させる方法や、ケミカルポーラスエツチングによって軟
質な状態となっている凹部に、上記微粒子をローラなど
で加圧して固着させる方法などを用いることができる。
(作 用) 本発明のテープ駆動体は、テープとの圧接部分が凹凸形
状を有しており、さらにこの凹部に金属または無機化合
物の微粒子が固着されている。
このため、テープとの摩擦係数を増大させ、効率良く安
定したテープ走行を得ることができる。
そして、上記圧接部分が凹凸形状だけでなく、その凹部
は微粒子によってさらに細かい凹凸を形成しているため
、テープの厚さのむらが走行に影響を与えず、確実にテ
ープを走行させることができる。
また、本発明のテープ駆動体の製造方法によれば、機械
的加工の場合にしばしば生じる応力歪みを防ぐことがで
き、耐久性を向上させることができる。
(実施例) 次に、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
第1図は本発明の一実施例のテープ駆動体を示す図であ
る。
同図において、1は軟質性金属材料および硬質性金属材
料の合金により作製されたテープ駆動体を示している。
このテープ駆動体1のテープが圧接される部分である周
面には、テープ駆動部2が形成されている。このテープ
駆動部2は、軟質性金属材料の除去によって形成された
凹部3と、硬質性金属材料からなる凸部4とからなって
いる。
さらに、テープ駆動部2の凹部3には、金属または無機
化合物からなる微粒子5が固着されている。この微粒子
5は、凹部3の内部に入り込んでいてもよいし、四部3
から突出していてもよい。
すなわち、テープがテープ駆動部2に圧接された際に、
テープとテープ駆動部2との摩擦を大きくするような粒
径に決定される。
このようなテープ駆動体は、テープとの摩擦係数が大き
いためテープのすべりが少なく、安定したテープ走行が
得られた。
したがって、モータの性能を充分に生かすことができ、
モータの効率が向上した。
それでは次に、本発明のテープ駆動体の製造方法につい
て説明する。
第2図(a)〜(c)は、本発明のテープ駆動体の製造
方法を説明するための図であり、上述したテープ駆動体
1を次のような方法で作製した。
実施例1 軟質性金属材料である鉄、硬質性金属材料であるニッケ
ルおよびクロムを主成分とする合金を用いて、表面が円
滑なテープ駆動体1を作製した(第2図−a)。
その後、フッ化水素化合物などを含むケミカルボリジン
グ溶液に、テープ駆動部2をディッピングして主に鉄成
分を溶解させて除去した。これによって、四部3と、残
存した硬質性金属材料からなる凸部4を形成した(同図
−b)。
次いで、ニッケルの微粒子をアクリル系樹脂の稀薄溶液
中に分散させて微粒子含有液を作製し、テープ駆動部2
をこの微粒子含有液中につけ、凹部3に微粒子5を配置
した(同図−〇)。
その後、テープ駆動体1を微粒子含有液から引きあげ、
上記アクリル系樹脂の硬化温度で乾燥し、微粒子5を固
着させた。
実施例2 テープ駆動体に形成された凹部に固着する微粒子として
アルミナセラミックス製の微粒子を使用し、こ・れを紫
外線硬化性樹脂の稀薄溶液中に分散させて微粒子含有液
を作製した。
この微粒子含有液を用いて実施例1と同一工程で四部に
微粒子を配置した。
その後、紫外線を照射して樹脂を硬化させることにより
微粒子を固着させて、本発明のテープ駆動体を得た。
実施例3 実施例1と同一条件で、まず表面が円滑なテープ駆動体
を作製し、その後、テープ駆動部の主に鉄成分をケミカ
ルポーラスエツチングにより溶解させて除去した。
これによって形成された四部の内面がケミカルボリジン
グ液によって軟質な状態とななっているうちに、クロム
製の微粒子をローラで加圧しながら埋め込んで固着させ
、本発明のテープ駆動体を得た。
このようにして作製したテープ駆動体は、テープ駆動部
の凹凸形状に加えて、さらに細かい微粒子によって粗面
化されているため、テープとテープ駆動部との摩擦係数
を増大させ、滑りのない安定したテープ走行が得られた
したがって、モータの性能を充分に生かすことができ1
、モータの効率が向上した。
さらに、テープ駆動部における凹凸形状の形成が化学的
処理によって行われているため、得られたテープ駆動体
に歪みがなく、耐久性を改善することができた。
なお、上述した実施例ではカセットテープレコーダにお
けるキャプスタンについて述べたが、本発明のテープ駆
動体はカセットテープレコーダに限らず、たとえばビデ
オテープレコーダなどの他のテープレコーダにも用いる
ことができる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、テープ駆動体と
テープとの摩擦係数を増大させて滑りをなくし、より安
定したテープ走行を得ることができる。
また、テープ駆動体における歪みや偏心などの発生を防
ぎ、テープ駆動体の耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるテープ駆動体を示す
側面断面図、第2図は本発明のテープ駆動体の製造方法
を説明するための図である。 1・・・テープ駆動体、2・・・テープ駆動部、3・・
・凹部、4・・・凸部、5・・・微粒子。 出願人      株式会社 東芝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)軟質性金属材料および硬質性金属材料の合金で形
    成されたテープ駆動体において、 前記テープ駆動体の周面部が、前記軟質性金属材料を除
    去することによって形成される凹部と前記硬質性金属材
    料によって形成される凸部とからなる凹凸形状を有し、
    前記凹部に金属または無機化合物の粒子が固着されてい
    ることを特徴とするテープ駆動体。
  2. (2)軟質性金属材料および硬質性金属材料の合金でテ
    ープ駆動体を製造するテープ駆動体の製造方法において
    、 前記テープ駆動体の周面部の前記軟質性金属材料をエッ
    チングにより除去して凹部を形成し、この凹部に金属ま
    たは無機化合物の粒子を固着することを特徴とするテー
    プ駆動体の製造方法。
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JPH0792953B2 JPH0792953B2 (ja) 1995-10-09

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5370292A (en) * 1990-08-29 1994-12-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Magnetic tape driving mechanism having a capstan with a surface made of carbon film including diamond-bonded carbons

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5395836A (en) * 1977-02-02 1978-08-22 Sony Corp Capstain and its manufacture
JPS58131449U (ja) * 1982-02-26 1983-09-05 株式会社東芝 テ−プ駆動体

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