JPH02198695A - 亜硝酸型硝化方法 - Google Patents
亜硝酸型硝化方法Info
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Landscapes
- Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
本発明は亜硝酸型硝化方法に係り、特に、NO2−イオ
ン濃度の選択的な硝酸菌阻害性を利用して、硝化を亜硝
酸型とすることにより処理コストの低減を図る亜硝酸型
硝化方法に関する。
ン濃度の選択的な硝酸菌阻害性を利用して、硝化を亜硝
酸型とすることにより処理コストの低減を図る亜硝酸型
硝化方法に関する。
[従来の技術]
し尿処理において、従来、硝化反応は硝酸型(NO3型
)で運転されている系が大部分である。硝化反応は次式
のように、亜硝酸菌と硝酸菌との2種の硝化菌による2
段逐次反応である。
)で運転されている系が大部分である。硝化反応は次式
のように、亜硝酸菌と硝酸菌との2種の硝化菌による2
段逐次反応である。
このような硝化反応において、硝化を亜硝酸(NO2,
)型に維持できれば、 ■ 硝化時の必要02量が25%低下する。
)型に維持できれば、 ■ 硝化時の必要02量が25%低下する。
■ 生物脱窒する場合の有機物が40%低下する。
■ NH4+NO2”N2 f +2H20という化学
脱窒プロセスを導入できる(この場合の必要02量は6
3%低下する。)。
脱窒プロセスを導入できる(この場合の必要02量は6
3%低下する。)。
という利点がある。
そこで、従来より、硝化を亜硝酸型として曝気量を減ら
し、ひいては曝気ブロワ−の動力費を節約しようとする
試みがなされている。例えば、溶存酸素、pHを制御し
たり、プラグフローとしてアンモニアの毒性を利用して
硝酸菌を阻害しようとすることが行われている。また、
イオン化していない遊離したHNO2(0,2〜2.8
mg−N/jQ)によっても硝酸菌が阻害されることが
知られている( Anthonisenら、 ”JW
PCF”48 (5)835−852 、 1976
) 。
し、ひいては曝気ブロワ−の動力費を節約しようとする
試みがなされている。例えば、溶存酸素、pHを制御し
たり、プラグフローとしてアンモニアの毒性を利用して
硝酸菌を阻害しようとすることが行われている。また、
イオン化していない遊離したHNO2(0,2〜2.8
mg−N/jQ)によっても硝酸菌が阻害されることが
知られている( Anthonisenら、 ”JW
PCF”48 (5)835−852 、 1976
) 。
更に、純粋の亜硝酸菌を固定化する方法も考えられてい
る。
る。
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、上記従来の方法のうち、溶存酸素やpH
を制御する方法、アンモニアの毒性を利用する方法では
、硝化反応を安定かつ効率的に亜硝酸型に維持すること
はできなかった。
を制御する方法、アンモニアの毒性を利用する方法では
、硝化反応を安定かつ効率的に亜硝酸型に維持すること
はできなかった。
また、遊離のHNO2により硝酸菌を阻害する方法では
、硝酸菌を阻害することができる遊離HNO2を得るに
はpH7では500mg−N/L(11の液中に窒素が
500mg−N含有されていることを示す。)以上のN
O2−イオンを必要とするため、必要とする薬剤量が多
く、処理コストが高騰するという欠点があった。
、硝酸菌を阻害することができる遊離HNO2を得るに
はpH7では500mg−N/L(11の液中に窒素が
500mg−N含有されていることを示す。)以上のN
O2−イオンを必要とするため、必要とする薬剤量が多
く、処理コストが高騰するという欠点があった。
更に、し尿処理のように、各種微生物(硝酸菌を含む)
が共存するような開放系では、固定化担体の表面に硝酸
菌が自然発生的に付着、増殖し、硝化反応は亜硝酸型か
ら硝酸型に徐々に移行するため、亜硝酸菌を固定化して
硝化を行なった場合においても、亜硝酸型を長期間維持
することは困難であると考えられる。
が共存するような開放系では、固定化担体の表面に硝酸
菌が自然発生的に付着、増殖し、硝化反応は亜硝酸型か
ら硝酸型に徐々に移行するため、亜硝酸菌を固定化して
硝化を行なった場合においても、亜硝酸型を長期間維持
することは困難であると考えられる。
本発明は上記従来の問題点を解決し、硝酸菌を選択的に
阻害し、硝化反応を亜硝酸型にして処理コストの低廉化
を図ることができる工業的に有利な亜硝酸型硝化方法を
提供することを目的とする。
阻害し、硝化反応を亜硝酸型にして処理コストの低廉化
を図ることができる工業的に有利な亜硝酸型硝化方法を
提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段]
本発明の亜硝酸型硝化方法は、アンモニアを含む有機性
廃水を生物学的に硝化する方法において、曝気槽内のp
Hを6〜8に調整し、かつNO2−イオンを50 m
g −N / Il、以上に保持することを特徴とする
。
廃水を生物学的に硝化する方法において、曝気槽内のp
Hを6〜8に調整し、かつNO2−イオンを50 m
g −N / Il、以上に保持することを特徴とする
。
即ち、本発明者らは、遊1111HN○2による硝酸菌
の阻害について鋭意検討を重ねた結果、NO2−イオン
濃度50 m g −N / 11以上であれば、従来
よりも低いNO2−イオン濃度であっても、特定のpH
範囲内において硝酸菌を選択的に阻害し、亜硝酸型の硝
化にすることが可能であることを知見し、本発明を完成
させた。
の阻害について鋭意検討を重ねた結果、NO2−イオン
濃度50 m g −N / 11以上であれば、従来
よりも低いNO2−イオン濃度であっても、特定のpH
範囲内において硝酸菌を選択的に阻害し、亜硝酸型の硝
化にすることが可能であることを知見し、本発明を完成
させた。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明においては、硝化槽、即ち曝気槽内のpHを6〜
8に調整すると共に、NO2−イオン濃度を50 m
g −N / J2以上となるように調整する。従って
、pH及びNO2″″イオンをこの範囲に調整するため
に、必要に応じてpH調整剤やNO2−イオン源を添加
する。
8に調整すると共に、NO2−イオン濃度を50 m
g −N / J2以上となるように調整する。従って
、pH及びNO2″″イオンをこの範囲に調整するため
に、必要に応じてpH調整剤やNO2−イオン源を添加
する。
pH調整剤としてはNaOH等のアルカリ、或は必要に
応じて各種の酸が用いられる。
応じて各種の酸が用いられる。
一方、曝気槽内のNO2−イオンを50mg−N/I1
.以上に維持する方法としては、N O2イオン源とし
てNaNO2等の亜硝酸塩水溶液を曝気槽に必要量添加
する方法が最も簡便で有利な方法である。本発明におい
ては、特に、曝気槽内のN O2−イオン濃度を50〜
80 m g −N / flの範囲に調整するのが、
処理効率及び処理コストの面から好ましい。NO2−イ
オン濃度の測定は、例えば、曝気槽混合液を固液分離し
、液部分についてJrSKO102に従い、比色定量す
ることにより容易に行なうことができる。測定頻度は1
〜2回/日でよい。
.以上に維持する方法としては、N O2イオン源とし
てNaNO2等の亜硝酸塩水溶液を曝気槽に必要量添加
する方法が最も簡便で有利な方法である。本発明におい
ては、特に、曝気槽内のN O2−イオン濃度を50〜
80 m g −N / flの範囲に調整するのが、
処理効率及び処理コストの面から好ましい。NO2−イ
オン濃度の測定は、例えば、曝気槽混合液を固液分離し
、液部分についてJrSKO102に従い、比色定量す
ることにより容易に行なうことができる。測定頻度は1
〜2回/日でよい。
なお、本発明の方法を実施するにあたっては、運転開始
から固定化亜硝酸菌を用いて硝化を行うのが好ましいが
、硝化菌(亜硝酸菌と硝酸菌の混合菌)を用いても、運
転開始時に亜硝酸塩の必要量を曝気槽に添加して、NO
2″″イオン濃度を50 m g −N / Il、以
上に保持するようにすれば、本発明による効果を得るこ
とができる。
から固定化亜硝酸菌を用いて硝化を行うのが好ましいが
、硝化菌(亜硝酸菌と硝酸菌の混合菌)を用いても、運
転開始時に亜硝酸塩の必要量を曝気槽に添加して、NO
2″″イオン濃度を50 m g −N / Il、以
上に保持するようにすれば、本発明による効果を得るこ
とができる。
[作用]
NO2−イオン濃度50 m g −N / 11以上
、pH6〜8において、亜硝酸菌は阻害されることなく
硝酸菌のみが選択的に阻害され、亜硝酸型の硝化を行な
うことが可能とされる。
、pH6〜8において、亜硝酸菌は阻害されることなく
硝酸菌のみが選択的に阻害され、亜硝酸型の硝化を行な
うことが可能とされる。
[実施例]
以下に実験例、実施例及び比較例を挙げて、本発明をよ
り具体的に説明する。
り具体的に説明する。
実験例1 (NO2−イオン濃度の影響)活性汚泥を種
汚泥として、NHA+を主体とする無機培地で集積した
硝化菌を第1表に示すNO2−イオン濃度下で各々数日
間静置した後、この集積硝化菌のNH4+酸化活性(亜
硝酸菌の活性)とNO2″″酸化活性(硝酸菌の活性)
を測定し、結果を第1表に示した。測定はDo計により
、酸素利用速度から求めた。測定条件は下記の通りであ
る。
汚泥として、NHA+を主体とする無機培地で集積した
硝化菌を第1表に示すNO2−イオン濃度下で各々数日
間静置した後、この集積硝化菌のNH4+酸化活性(亜
硝酸菌の活性)とNO2″″酸化活性(硝酸菌の活性)
を測定し、結果を第1表に示した。測定はDo計により
、酸素利用速度から求めた。測定条件は下記の通りであ
る。
測定条件
温度:室温
pHニア
集積硝化菌濃度:500〜600 m g/ It第1
表 50 m g −N / 11以上で、亜硝酸菌は阻害
されることなく、硝酸菌のみが選択的に阻害されること
が明らかである。
表 50 m g −N / 11以上で、亜硝酸菌は阻害
されることなく、硝酸菌のみが選択的に阻害されること
が明らかである。
実験例2(pHの影響)
NO2−イオン濃度を一定とし、pHを第2表に示すp
Hとしたこと以外は、実験例1と同様にして各画の活性
を下記測定条件にて測定し、結果を第2表に示した。
Hとしたこと以外は、実験例1と同様にして各画の活性
を下記測定条件にて測定し、結果を第2表に示した。
測定条件
温度:室温
NO2−イオン濃度:100mg−N/fL集積硝化菌
濃度: 500〜600mg/J第 2 表 1)NO2−イオン無添加時の亜硝酸菌活性を100と
する。
濃度: 500〜600mg/J第 2 表 1)NO2−イオン無添加時の亜硝酸菌活性を100と
する。
2) N O2−イオン無添加時の硝酸菌活性を100
とする。
とする。
第1表より、pH7、NO2−イオン濃度1)pH9の
時の亜硝酸菌活性を100とする。
時の亜硝酸菌活性を100とする。
2)pH9の時の硝酸菌活性を100とする。
第2表より、NO2−イオン濃度100mg−N/j2
、pH6〜8において、亜硝酸菌は阻害されることなく
、硝酸菌のみが、選択的に阻害されることが明らかであ
る。
、pH6〜8において、亜硝酸菌は阻害されることなく
、硝酸菌のみが、選択的に阻害されることが明らかであ
る。
実施例1
石油精製工程におけるプロセス廃水の処理において、本
発明方法を実施した。
発明方法を実施した。
原水は、まず硝化槽にて処理された後、脱窒槽にて処理
され、更に沈殿槽にて沈降分i処理され、処理水は系外
へ排出される。沈殿槽の汚泥は返送汚泥として硝化槽に
返送される。
され、更に沈殿槽にて沈降分i処理され、処理水は系外
へ排出される。沈殿槽の汚泥は返送汚泥として硝化槽に
返送される。
原水のNH4+濃度は100〜150mg−N/Ilで
硝化槽滞留時間は6時間、脱窒槽滞留時間は4時間、槽
内汚泥濃度は3000〜5000m g / ILで運
転を行なった。また、脱窒槽にはC源としてメタノール
を添加した。
硝化槽滞留時間は6時間、脱窒槽滞留時間は4時間、槽
内汚泥濃度は3000〜5000m g / ILで運
転を行なった。また、脱窒槽にはC源としてメタノール
を添加した。
このような系において、硝化槽のpHを、NaOHの添
加により、pH7にコントロールしたところ、硝化禮出
口濾過水の水質は、NH4−:8mg−N/i、NO2
−:110m g −N / fl、NO3−″ :t
rで長期間安定した亜硝酸(NO2)型硝化が維持され
た。
加により、pH7にコントロールしたところ、硝化禮出
口濾過水の水質は、NH4−:8mg−N/i、NO2
−:110m g −N / fl、NO3−″ :t
rで長期間安定した亜硝酸(NO2)型硝化が維持され
た。
比較例1、実施例2
合成下水の硝化実験を行なった。合成下水(BOD:8
0mg/j2 、 NH+”:25m g −N
/Iりを好気槽滞留時間8hr、汚泥濃度3000〜5
000mg/I1.、で運転したところ、硝酸(NO3
)型硝化で、硝化率95%が得られた(NO2−: t
r)。(比較例1)これに、NaNO2を槽内NO2−
濃度が60 m g −N / Il、残存するように
約1日間添加したところ、以降の硝化型が亜硝酸(NO
2)型に切り替った(実施例2)。
0mg/j2 、 NH+”:25m g −N
/Iりを好気槽滞留時間8hr、汚泥濃度3000〜5
000mg/I1.、で運転したところ、硝酸(NO3
)型硝化で、硝化率95%が得られた(NO2−: t
r)。(比較例1)これに、NaNO2を槽内NO2−
濃度が60 m g −N / Il、残存するように
約1日間添加したところ、以降の硝化型が亜硝酸(NO
2)型に切り替った(実施例2)。
[発明の効果コ
以上詳述した通り、本発明の亜硝酸型硝化方法によれば
、容易かつ低コストにて、亜硝酸菌は阻害することなく
硝酸菌のみを選択的かつ効率的に阻害することにより、
硝化反応を亜硝酸型に維持することが可能とされる。従
って、本発明の亜硝酸型硝化方法によれば、 ■ 必要酸素量の低減。
、容易かつ低コストにて、亜硝酸菌は阻害することなく
硝酸菌のみを選択的かつ効率的に阻害することにより、
硝化反応を亜硝酸型に維持することが可能とされる。従
って、本発明の亜硝酸型硝化方法によれば、 ■ 必要酸素量の低減。
■ ■による曝気コストの低減。
■ 生物脱窒を行なう場合における必要有機物量の低減
。
。
■ 化学脱窒の適用。
■ ■による必要酸素量のより一層の低減。
等が図れ、硝化反応を低コストにかつ高効率で行なうこ
とが可能とされ、工業的に極めて有利である。
とが可能とされ、工業的に極めて有利である。
代理人 弁理士 重 野 剛
Claims (1)
- (1)アンモニアを含む有機性廃水を生物学的に硝化す
る方法において、曝気槽内のpHを6〜8に調整し、か
つNO_2^−イオンを50mg−N/l以上に保持す
ることを特徴とする亜硝酸型硝化方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1586189A JPH02198695A (ja) | 1989-01-25 | 1989-01-25 | 亜硝酸型硝化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1586189A JPH02198695A (ja) | 1989-01-25 | 1989-01-25 | 亜硝酸型硝化方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02198695A true JPH02198695A (ja) | 1990-08-07 |
Family
ID=11900583
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1586189A Pending JPH02198695A (ja) | 1989-01-25 | 1989-01-25 | 亜硝酸型硝化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02198695A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003053382A (ja) * | 2001-08-09 | 2003-02-25 | Kurita Water Ind Ltd | 硝化脱窒処理方法 |
JP2005131452A (ja) * | 2003-10-28 | 2005-05-26 | Kobelco Eco-Solutions Co Ltd | アンモニア性窒素含有排水の硝化方法 |
JP2005131451A (ja) * | 2003-10-28 | 2005-05-26 | Kobelco Eco-Solutions Co Ltd | アンモニア性窒素含有排水の硝化方法 |
JP2005246136A (ja) * | 2004-03-01 | 2005-09-15 | Kurita Water Ind Ltd | アンモニア性窒素含有水の硝化方法及び処理方法 |
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JP2011189249A (ja) * | 2010-03-12 | 2011-09-29 | Nippon Steel Corp | アンモニア含有廃水の生物学的窒素処理方法 |
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-
1989
- 1989-01-25 JP JP1586189A patent/JPH02198695A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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