JPH02198219A - 固体リレー - Google Patents

固体リレー

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JPH02198219A
JPH02198219A JP1018959A JP1895989A JPH02198219A JP H02198219 A JPH02198219 A JP H02198219A JP 1018959 A JP1018959 A JP 1018959A JP 1895989 A JP1895989 A JP 1895989A JP H02198219 A JPH02198219 A JP H02198219A
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JP
Japan
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thin film
photovoltaic
diode array
diffusion region
impedance element
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Application number
JP1018959A
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English (en)
Inventor
Kazuhisa Fujii
和久 藤井
Yasushi Mori
森 康至
Fumio Kato
文男 加藤
Shigeo Akiyama
茂夫 秋山
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、入力信号を発光素子で光信号に変換し、発光
素子と光結合された光起電力ダイオードアレイで光信号
を電気信号に変換し、その電気信号によって出力用の金
属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)
を駆動させ、出力用接点信号を得るようにした光結合を
用いた固体リレーに関するものである。
[従来の技術] 第5図は従来の固体リレー(特開昭55−133132
号公報)の回路図である。入力端子6a。
6b間には、発光ダイオード1が接続されている。
光起電力ダイオードアレイ2は、発光ダイオード1と光
結合されている。入力端子6a、6b間に入力電流が流
れると、発光ダイオード1が光信号を発生し、この光信
号により光起電力ダイオードアレイ2の両端に光起電力
が発生する。光起電力ダイオードアレイ2の両端は、ゲ
ート絶縁形の電界効果トランジスタ(MOSFET)3
のゲート・ソース間に接続されている。また、光起電力
ダイオードアレイ2の両端には、残留電荷放電用の抵抗
性インピーダンス3aが並列接続されている。
入力端子6a、6b間に入力電流が流れると、光起電力
ダイオードアレイ2の両端に光起電力が発生する。この
光起電力をMOSFET3のゲート・ソース間に印加し
、MOSFET3の電流通電電極に接続された出力端子
7a、7b間のインピーダンスを著しく異なる別の値に
変化させる。以下、MOSFET3がNチャンネルのエ
ンハンスメントモードである場合について説明する。
リレーの入力端子6a、6b間に電流が流れると、出力
端子7 a、 7 b間がOFF状態からON状態に変
化し、機械的に可動部分を持たずに、電気機械的なリレ
ーと同じ作用をすることになる。ここで、抵抗性インピ
ーダンス3aはMOSFET3のゲート・ソース間の静
電容量に蓄積された電荷を放電させる働きを有するもの
であり、この抵抗性インピーダンス3aが存在しないと
、上記の回路例で入力電流が切れたときに出力端子7a
、7b間をOFF状態に戻すことができない。
しかしながら、入力端子6 a、 6 b間に電流を流
し、リレーをON状態にしようとするときには、この抵
抗性インピーダンス3aの存在は、フォトダイオードア
レイ2の光起電力をバイパスする点から好ましくない、
リレー動作をさせるために要する最低の入力電流、つま
り、感動電流(Ipon)を小さくするためには、抵抗
性インピーダンス3aの値を大きく設定する必要があり
、入力電流が切れてから出力端子7a、7b間が復帰す
るまでの時間Toffを短くするためには、抵抗性イン
ピーダンス3aの値を小さく設定する必要があるという
矛盾が存在する点、及び、MOSFET3のゲート・ソ
ース間の電圧は入力電流が感動電流(Ipon)近傍の
電流域のときに入力電流に比例して変化するため、MO
SFET3の電流通電電極に接続された出力端子7 a
、 7 b間のインピーダンスがON状態とOFF状態
の中間的な位置で存在してしまうという欠点がある。
このような問題点を解決するために、従来、第6図に示
すような固体リレー(特願昭61−255022号)が
提案されている。この回路にあっては、光起電力ダイオ
ードアレイ2の両端に発生する光起電力は、インピーダ
ンス要素4を介して出力用のMOSFET3のゲート・
ソース間に印加されると同時に、ノーマリ・オン型の静
電誘導型トランジスタ(SIT)又は電界効果型トラン
ジスタ(FET)よりなる駆動用トランジスタ5を介し
て流れる。したがって、MOSFET3のゲート容量を
充電する電流と、駆動用トランジスタ5を介して流れる
電流が、インピーダンス要素4を介して流れる。このた
め、インピーダンス要素4の両端電圧降下により駆動用
トランジスタ5のゲート・ソース間に図示された極性の
バイアス電圧が加わる。このバイアス電圧により駆動用
トランジスタ5が瞬時に高インピーダンス状態となる。
それ故、駆動用トランジスタ5の存在により出力用のM
OSFET3のゲート・ソース間の充電動作を遅延する
ことはない。
入力電流が入力端子6a、6b間に定常的に流れている
間は、駆動用トランジスタ5を介してゎずかな電流がイ
ンピーダンス要素4に流れ、これにより駆動用トランジ
スタ5のゲート・ソース間にバイアス電圧が加わり、駆
動用トランジスタ5は高インピーダンス状態を維持する
。このとき、インピーダンス要素4に加わる電圧値■、
は、駆動用トランジスタ5の遮断特性とインピーダンス
要素4の値に応じて決まる。
入力端子6 a、 6 b間の入力電流が遮断されると
、MO3FET3のゲート容量に蓄積されていた電荷は
、駆動用トランジスタ5を介して放電される。
このとき、駆動用トランジスタ5のゲート・ソース間に
は前記バイアス電圧が加わらないので、駆動用トランジ
スタ5はオン状態であり、したがって、この放電動作は
極めて短時間で完了する。
[発明が解決しようとする課題] 従来の固体リレーでは、入力側の発光素子1に流す電流
を増加させれば、オン時間Tonは短くなるが、オフ時
間Toffは成る一定時間よりは短くならないという問
題があった。したがって、固体リレーを高速にオン・オ
フ動作させるには、オフ時間Toffをいかに速くする
かが問題となる。
本発明はこのような点に姦みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、オフ時間とオン時間が同程度に
速い固体リレーを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明にあっては、上記の課題を解決するために、第1
図乃至第3図に示すように、入力信号に応答して光信号
を発生する発光素子1と、前記光信号を受光して光起電
力を発生する光起電力ダイオードアレイ2と、光起電力
ダイオードアレイ2と直列的に接続されたインピーダン
ス要素4と、前記光起電力を前記インピーダンス要素4
を介してゲート・ソース間に印加されて、第1のインピ
ーダンス状態から第2のインピーダンス状態に変化する
出力用MO3FET3と、出力用MO3FET3のゲー
ト・ソース間に一対の通電電極を接続され、前記インピ
ーダンス要素4と光起電力ダイオードアレイ2との接続
点に制御電極を接続されて、光起電力ダイオードアレイ
2による光起電力の発生時に前記インピーダンス要素4
の両端に生じる電圧にて高インピーダンス状態にバイア
スされるノーマリ・オン型の駆動用トランジスタ5とを
有し、前記インピーダンス要素4は低濃度の不純物半導
体領域44に導電型の異なる不純物を拡散させた拡散領
域40の抵抗よりなり、不純物半導体領域44と拡散領
域40の間に生じるPN接合が光起電力の発生時には逆
バイアスされるように不純物半導体領域44を拡散領域
40の一端(アルミニウム電極42)に接続し、拡散領
域40は所定の間隔で蛇行するように形成され、拡散領
域40の蛇行する間隔は、光起電力による出力用MO3
FET3のゲート・基板間容量の充電時に拡散領域40
と不純物半導体領域44の間に生じる空乏層がつながる
ような間隔に設定され、拡散領域40と不純物半導体領
域44の間に生じる空乏層を拡げるような電位を印加さ
れたアルミニウム薄膜51を拡散領域40を覆うように
配して成る固体リレーにおいて、前記アルミニウム薄膜
51は前記インピーダンス要素4における光起電力ダイ
オードアレイ2と接続される側の端子(アルミニウム電
極41)に接続され、前記アルミニウム薄膜51の上面
には絶縁膜50を介して第2のアルミニウム薄膜52が
配され、第2のアルミニウム薄852は前記インピーダ
ンス要素4における光起電力ダイオードアレイ2とは接
続されない側の端子に接続されていることを特徴とする
ものである。
なお、アルミニウム薄膜51.52は他の金属薄膜であ
っても良いことは言うまでもない。
[作用] 本発明にあっては、遮光用のアルミニウム薄膜52をイ
ンピーダンス要素4における光起電力ダイオードアレイ
2とは反対側に接続している。このため、遮光用のアル
ミニウム薄膜52は、一種の電界シールドとして作用し
、光起電力ダイオードアレイ2の両端に形成される容量
を低減することができる。このため、オフ時間Toff
を短くすることができる。
本発明の更に詳しい作用については、以下に述ベる実施
例の説明において詳述する。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例の等価回路図である。
この回路は、容量Cc、Coが図示のように接続されて
いる点、出力用MO3FET3が2個のMO3FET3
a、3bを逆直列接続して構成されている点、及び駆動
用トランジスタ5が2個のノーマリ・オン型の静電誘導
トランジスタ5a、5bを直列接続して構成されている
点を除いては、第6図に示す従来例と同様である。2個
のMO3FET3 a、 3 bを逆直列接続したこと
により、出力端子7 a、 7 b間又は7c、7b間
で直流回路を開閉できると共に、出力端子7a、7c間
で交流回路を開閉できる。また、2個のノーマリ・オン
型の静電誘導トランジスタ5a、5bを直列接続するこ
とにより、特願昭62−197442号に開示されてい
るように、小さな入力電流で固体リレーを駆動すること
ができる。
本実施例にあっては、第1図に示す構成の固体リレーに
おいて、光起電力ダイオードアレイ2と、インピーダン
ス要素4及び駆動用トランジスタ5を1チツプの誘電体
分離基板上に形成している。
第2図はこの誘電体分離基板におけるインピーダンス要
素4の部分の斜視図であり、第3図は第2図のA−A’
線についての断面図である。誘電体分離基板は、多結晶
シリコン基板46の上に、複数個の単結晶シリコン領域
が、Sio2のような絶縁膜45に包まれて島のように
存在する基板である。本実施例では、インピーダンス要
素4が形成される単結晶シリコン領域にN型の不純物を
低濃度にドープして・不純物半導体領域44としている
また、表面には、P型の不純物を高濃度に拡散された拡
散領域40が形成されている。この拡散領域40は、第
2図に示すように、蛇行して形成されている。拡散領域
40は不純物濃度が高いので、低抵抗層となっており、
その不純物濃度に応じた抵抗率を有する。拡散領域40
及び不純物半導体領域44の表面は、5i02よりなる
絶縁膜47で覆われている。拡散領域40の両端にはオ
ーミック接触でアルミニウム電極41.42が接続され
ている。アルミニウム電極41.42間の抵抗値は、拡
散領域40の抵抗率と、拡散領域40の幅と長さでほぼ
決まる。拡散領域40の不純物濃度は表面はど高く、電
流密度は表面近くほど高い。
したがって、拡散領域40の深さは抵抗値には余り関係
しない、実施例では、N型の不純物半導体領域44の比
抵抗は60ΩC転P型の不純物拡散領域40の幅は3μ
m、間隔は4μm、不純物としてはB(ボロン)を用い
、濃度は2.5 X 10 ”doseとした。一方の
アルミニウム電極42は、N型の不純物を低濃度に拡散
された不純物半導体領域44にもオーミック接触してい
る。したがって、N型の不純物半導体領域44は、駆動
用トランジスタ5のソース並びに出力端子7bと同じ安
定な電位に保持される。なお、アルミニウム電極42と
不純物半導体領域44がオーミック接触する部分には、
N型の不純物を高濃度に拡散した電極領域43が形成さ
れている。他方のアルミニウム電極41は、絶縁rII
A47を介して拡散領域40の上面に配されたアルミニ
ウム薄膜51に接続されており、このアルミニウム薄膜
51は拡散領域40と不純物半導体領域44との間に生
じるPN接合の空乏層を拡げるフィールド・プレートと
して作用する。なお、実際の製造工程においては、アル
ミニウム電極41とアルミニウム薄M、51は同一の蒸
着工程で形成されることは言うまでもない、基板の上に
は、アルミニウム環f!41.42の形成後ニ、CVD
法を用いてSio2よりなる5000人程度0パッシベ
ーション膜(絶縁膜50)が被着されている。また、光
起電力ダイオードアレイ2以外の部分には、光によるリ
ーク電流の発生を防止するために、遮光用のアルミニウ
ム薄膜52を被着している。ただし、第2図においては
、フィールド・プレート用のアルミニウム薄膜51や、
遮光用のアルミニウム薄膜52を除去した状態を図示し
ている。
上述のように、光起電力の発生時には、インピーダンス
要素4に光起電力による電流が流れて、方のアルミニウ
ム電極42が他方のアルミニウム電極41よりも高電位
となるので、拡散領域40と不純物半導体領域44の間
のPN接合は、逆バイアス状態となる。不純物半導体領
域44の不純物濃度が低いので、印加電圧が低くても、
空乏層は不純物半導体領域44の側に大きく拡がる。さ
らに、拡散領域40の上に存在するアルミニウムfil
!!51を低電圧側の電極41と接続させることにより
、フィールドプレート作用が強められ、印加電圧の低い
状態で空乏層を拡げることが可能となる。そして、前記
逆バイアス電圧が所定値を越えると、不純物半導体領域
44の中で空乏層がつながってしまい、電子が流れ得る
状態となる。このため、拡散領域40の蛇行する抵抗パ
ターンをA−A’線方向にバイパスして電流が流れるよ
うになり、インピーダンス要素4の抵抗値が下がる。
したがって、光起電力の発生時における印加電圧と通電
電流の関係は、ツェナーダイオードと類似した特性とな
り、所定値以上の印加電圧が加わると、通電電流が急速
に増加する。このため、入力信号が立ち上がって、出力
用MOS F ET 3のゲート・ソース間容量が充電
されるときに、インピーダンス要素4に加わる電圧が前
記所定値よりも大きければ、インピーダンス要素4の通
電電流は著しく増大し、ゲート・ソース間容量が急速に
充電されるものである。出力用MOSFET3のゲート
・ソース間容量の充電電圧が上昇すると、インピーダン
ス要素4に分担される電圧は低くなるので、インピーダ
ンス要素4の抵抗値が増大し、少ない通電電流で大きな
バイアス電圧を発生することができるようになる。
次に、本発明の要部構成について説明する。本発明では
、遮光用のアルミニウム薄膜52を、インピーダンス要
素4の高電位側の端子(出力用MO3FET3のソース
(lI)に接続している。このため、第1図の等価回路
に示すように、アルミニウム薄膜52と、フィールド・
プレートとして働くアルミニウム薄膜51の間には、容
量Ccが形成され、アルミニウム薄膜52と、光起電力
ダイオードアレイ2の高電位側のポンディングパッドの
間には、容量CDが形成される。これによって、光起電
力ダイオードアレイ2の両端に並列接続される容量C6
を著しく低減することができ、オフ時間T o f f
をオン時間Tonと同程度に短くすることができる。
第4図は本発明に対する比較例として、遮光用のアルミ
ニウム薄膜52を回路に接続せずに浮かせた構造を例示
している。この構造では、第7図の等価回路に示すよう
に、遮光用のアルミニウム薄膜52とフィールド・プレ
ートとして働くアルミニウム薄膜51の間で、大きな容
量CAを形成している。また、遮光用のアルミニウム薄
膜52の近傍には、光起電力ダイオード2の高電位側と
同電位のポンディングパッドがあり、この間にも容量C
Bが形成されている。したがって、光起電力ダイオード
アレイ2の両端には、C,=1/(1/ CA + 1
 / Ce)の容量が形成されることになる。
このように、第4図及び第7図に示す比較例にあっては
、光起電力ダイオードアレイ2の両端に容量coが接続
されることになるので、オン時間Tonに関しては、M
OSFET3のゲート・ソース間容量に容量C0が加わ
って、その充電時間が僅かに長くなるだけで、余り大き
な影響はない。しかしながら、オフ時間Toffに関し
ては、容量c0に蓄積された電荷が駆動用トランジスタ
5とインピーダンス要素4を介して放電されるまでは、
駆動用トランジスタ5が高インピーダンス状態に自己バ
イアスされ続けることになるので、MOSFET3のゲ
ート・ソース間容量の放電時間が大きく増大することに
なり、オフ時間ToHの増大はオン時間Tonの増大よ
りも大きくなる。オフ時間Toffの短い固体リレーを
得るには、この容量C6を減らせば良い。
そこで、本発明にあっては、第3図に示すように、遮光
用のアルミニウム* Jli 52をインピーダンス要
素4の高圧側端子と接続したものであり、これによって
、第7図の等価回路に示す容量cA。
CBがなくなり、代わりに、第1図の等価回路に示すよ
うに、容量C8+ CDが形成される。容量ccはフィ
ールド・プレートとして働くアルミニウム薄膜51と、
遮光用のアルミニウム薄膜52の間に存在する容量であ
り、インピーダンス要素4の両端に形成される。また、
容量Coは遮光用のアルミニウム薄膜52と、光起電力
ダイオードアレイ2の高電位側のポンディングパッド間
に形成される容量で、出力用MO3FET3のゲート・
ソース間に形成される。
本発明と比較例とを対比すると、まず、第4図及び第7
図に示す比較例において、光起電力ダイオードアレイ2
の両端間に直列的に形成されたコンデンサCA * C
Bは、上述のように、光起電力の発生時に出力用MO3
FET3のゲート・ソース間を充電するための電圧によ
って充電され、駆動用トランジスタ5とインピーダンス
要素4よりなる自己バイアス回路全体のインピーダンス
によって放電される。これに対して、第1図及び第3図
に示す本発明においては、容量Ccはインピーダンス要
素4の両端の電位で充電されるが、これは出力用MOS
FET3のゲート・ソース間電圧に比べて遥かに低く、
また放電もインピーダンス要素4自身によってなされる
ので、コンデンサCA。
CBの放電よりは十分に速い、また、容量C,)は出力
用MO9FET3のゲート・ソース間と並列的に接続さ
れており、出力用MO3FET3のゲート・ソース間電
圧に比較しても十分に小さく、また駆動用トランジスタ
5のオン抵抗によって放電されるので、速やかに放電さ
れる。したがって、これらの容量Cc、Coのオフ時間
T o f fに対する影響は、容量cA、c日に比べ
て十分に小さく、オフ時間Toffを速くすることが可
能である。
本発明者らは、第4図及び第7図に示す比較例と、第1
図乃至第3図に示す本発明の固体リレーを全く同一の製
造プロセスにより作成し、最後に遮光用のアルミニウム
薄膜52を、インピーダンス要素4の高電位側の端子に
接続する工程以外は全て同一条件で両者の比較を行った
。その結果、本発明の固体リレーでは、オフ時間Tor
fをオン時間Tonと同程度に短くできることを確認し
た。
なお、実施例の説明では、出力用のMO3FET3がN
チャンネルのエンハンスメントモードである場合につい
て説明したが、Pチャンネルであっても良く、デプリー
ションモードであっても良いことは言うまでもない。
[発明の効果] 本発明にあっては、発光素子と光結合された光起電力ダ
イオードアレイの光起電力をインピーダンス要素を介し
て出力用MO3FETのゲート・ソース間に印加し、こ
の出力用MOSFETのゲート・ソース間に並列接続さ
れたノーマリ・オン型の駆動用トランジスタを前記イン
ピーダンス要素の両端電圧にて高インピーダンス状態に
バイアスするようにした固体リレーにおいて、前記イン
ピーダンス要素を上面に金属薄膜を配された拡散抵抗に
て構成し、前記金属薄膜とその上面に絶縁膜を介して配
された第2の金属薄膜とで構成された容量が前記インピ
ーダンス要素に並列接続されるようにしたから、光起電
力ダイオードアレイの両端に形成される容量は小さくな
り、出力用MOSFETのゲート・ソース間容量の放電
時間を充電時間と同程度に短くすることができ、オン時
間とオフ時間が共に短い固体リレーを実現できるという
効果がある。
しかも、拡散抵抗の上面に配された金属薄膜は、拡散領
域と半導体基板の間に生じる空乏層を拡げるフィールド
・プレート効果を有し、この金属薄膜の上面に絶縁膜を
介して配された第2の金属薄膜は、光結合型の固体リレ
ーにおいては必須の遮光膜として使用できるので、従来
の固体リレーに比べて何ら製造工程が複雑になることは
なく、単に、・第2の金属薄膜を前記インピーダンス容
量における光起電力ダイオードアレイとは接続されない
側の端子に接続するという構成を採用するだけで、オン
時間と・オフ時間が共に短い固体リレーを提供できると
いう利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の等価回路図、第2図は同上
に用いるインピーダンス要素の斜視図、第3図は同上の
要部断面図、第4図は本発明に対する比較例の要部断面
図、第5図は従来例の回路図、第6図は他の従来例の回
路図、第7図は本発明に対する比較例の等価回路図であ
る。 1は発光ダイオ−ド、2は光起電力ダイオードアレイ、
3は出力用MO3FET、4はインピーダンス要素、5
は駆動用トランジスタ、40は拡散領域、41.42は
アルミニウム電極、44は不純物半導体領域、51.5
2はアルミニウム薄膜である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)入力信号に応答して光信号を発生する発光素子と
    、前記光信号を受光して光起電力を発生する光起電力ダ
    イオードアレイと、光起電力ダイオードアレイと直列的
    に接続されたインピーダンス要素と、前記光起電力を前
    記インピーダンス要素を介してゲート・ソース間に印加
    されて、第1のインピーダンス状態から第2のインピー
    ダンス状態に変化する出力用MOSFETと、出力用M
    OSFETのゲート・ソース間に一対の通電電極を接続
    され、前記インピーダンス要素と光起電力ダイオードア
    レイとの接続点に制御電極を接続されて、光起電力ダイ
    オードアレイによる光起電力の発生時に前記インピーダ
    ンス要素の両端に生じる電圧にて高インピーダンス状態
    にバイアスされるノーマリ・オン型の駆動用トランジス
    タとを有し、前記インピーダンス要素は低濃度の不純物
    半導体領域に導電型の異なる不純物を拡散させた拡散領
    域の抵抗よりなり、不純物半導体領域と拡散領域の間に
    生じるPN接合が光起電力の発生時には逆バイアスされ
    るように不純物半導体領域を拡散領域の一端に接続し、
    拡散領域は所定の間隔で蛇行するように形成され、拡散
    領域の蛇行する間隔は、光起電力による出力用MOSF
    ETのゲート・基板間容量の充電時に拡散領域と不純物
    半導体領域の間に生じる空乏層がつながるような間隔に
    設定され、拡散領域と半導体基板の間に生じる空乏層を
    拡げるような電位を印加された金属薄膜を拡散領域を覆
    うように配して成る固体リレーにおいて、前記金属薄膜
    は前記インピーダンス要素における光起電力ダイオード
    アレイと接続される側の端子に接続され、前記金属薄膜
    の上面には絶縁膜を介して第2の金属薄膜が配され、第
    2の金属薄膜は前記インピーダンス要素における光起電
    力ダイオードアレイとは接続されない側の端子に接続さ
    れていることを特徴とする固体リレー。
JP1018959A 1989-01-26 1989-01-26 固体リレー Pending JPH02198219A (ja)

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