JPH02197458A - 鉄道車両用走行装置における車軸軸受の配置構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ 本発明は、各車軸軸受が外面に、外側と内側の金属シェ
ルとゴム中間層とを有するゴム−金属−シェルセグメン
トを担持し、このシェルセグメントを介して走行装置の
側板に支承されている、鉄道車両用走行装置における車
軸軸受の配置構造に関する。

〔従来の技術〕

特に、走行安全性の理由から小さな直径の車輪を備えた
鉄道貨車のための走行装置の場合には、車軸軸受を側板
の嵌込み軸受に固定することが知られている。この場合
、高速のための必要な回転特性を得るために、横方向支
持体を介して側板を連結しなければならない、それによ
って生じる側板の構造の不正確および相互の移動が、車
軸軸受をしっかりと嵌め込んだ場合、車軸軸受の締めつ
け、ひいては早すぎる摩耗を生じることになる。

更に、外側の同軸の丸い車軸軸受ケーシングを、ゴムー
金属リングを介して側板に装着することが知られている
。これによって、構造の不正確さが除去され、消音のほ
かに、ある程度の振動減衰を生じる。先行技術によって
知られている実施形の場合には、このゴムー金属リング
は弛く装着されている。

先行技術によって更に、幅の広いゴムー金属リングの代
わりに、２枚のこのようなリングを互いに間隔をおいて
配置することが知られている。

この公知の実施形の場合には、垂直平面と水平平面内で
のいろいろなばね作用の要求に対して、ゴムー金属リン
グを適合させることができないという欠点がある。

更に、ゴムー金属リングをほぼ軸中心で水平に分割する
ことが知られている。この場合、ゴムー金属リングの上
側半割シェルは下側の半割シェルよりも硬いゴムを備え
ている。この構造の実施形の場合には、ゴムー金属リン
グの上側と下側の半割シェルがそれぞれ向き合った面に
、車軸軸受中心に対して直角に曲げた肩部を備えている
ことが、西独国特許第２３５２４３７号明細書によって
知られている。半割リングの肩部を収容するために、車
軸軸受ケーシングは同軸に周方向に延びる溝を備え、嵌
込み軸受はボギーの側板に、半割リングの肩部の間に係
合するつぼを備えている。車軸軸受は半割シェルの肩部
を介して、つばの側面に軸方向に摩擦連結的に接触して
いる。

この公知の実施形の場合には同様に、垂直平面と水平平
面内においているいろなばね作用要求に対して上側半割
シェルを適合させることができないという欠点がある。

（発明の課題〕 本発明の課題は、要求される垂直方向の一次の車軸ばね
作用が、簡単かつ経済的な部品で、車軸軸受の要求され
る水平方向の長手強度に結びつけられるような、鉄道車
両用走行装置における車軸軸受の配置構造を提供するこ
とである。

〔課題を解決するための手段〕

この課題は本発明に従って、ゴム中間層が軸方向に延び
る穴を備え、そしてシェルセグメントのゴム中間層に、
長手側面から延びる金属製の部分セグメントが埋め込ま
れていることによって解決される。この場合、各人が部
分セグメントの端部に配置されているかまたは各々一つ
の穴が部分セグメントの端部に配置され、少なくとも一
つの穴が部分セグメントの端部に設けた穴の上方でゴム
中間層内に配置されている。

本発明の好ましい実施形に従って、各部分セグメントは
シェルセグメントの長手側面から、シェルセグメント−
長手中心線に対して約４５゜まで突出するように形成さ
れている。

〔発明の効果〕

本発明により、簡単な部品で、軟らかい垂直方向の一次
ばね作用を、長手方向に強い水平方向の車軸枢着と結び
つけることができる。部品は経済的に製作可能であり、
少ないコストで組立可能である。側板における車軸軸受
の収容部は同様に簡単に形成可能である。

本発明の好ましい実施形では、外側およびまたは内側の
金属シェルの外面に、安全突起が設けられている。この
安全突起はゴム−金属−シエルセグメントを側板に錠止
する。

〔実施例〕

図に基づいて本発明の実施例を詳細に説明する。

走行装置の側板ｌには、軸２が車軸軸受３とゴム−金属
−シェルセグメント４を介して支持固定されている。図
に示した本発明の実施例では、シェルセグメント４はそ
の外面に同軸に設けられた丸い車軸軸受ケーシング３の
外周壁の上側半分を含んでいる。本発明の図示していな
い他の実施例では、シェルセグメント４は複数の部材に
よって形成可能である。側板ｌに締めつけ固定された軸
ホルダーキー５は下側がら車軸軸受３または車軸２を遊
びをもって取り囲んでいて、車軸２を外れないように保
持している。

本発明の図示していない他の実施例では、ゴム−金属−
シェルセグメントは図示していないアダプターを介在し
て側板１に支承可能である。

更に、同様に図示していない本発明の他の実施例に従っ
て、ゴム−金属−シェルセグメント４は車軸軸受３の外
周壁を半分だけ取り囲むのでなく、小さな部分範囲だけ
取り囲むようにすることができる。ゴム−金属−シェル
セグメントは外側の金属シェル４ａ、ゴム中間層４ｂお
よび内側の金属シェル４ｃからなっている。ゴム中間層
４ｂには、車軸方向に延びる穴（切欠き）６が設けられ
ている。図に示した本発明の実施例の場合には、一つの
穴が車軸中心の上方に垂直に設けられ、そしてそれぞれ
一つの穴が車軸中心の両側でシェルセグメント長手中心
に対して約４５１の角度をなして設けられている。

図に示していない本発明の他の実施例の場合には、車軸
中心の上方で延びる一つの六６の代わりに、複数の穴６
がゴム中間層４ｂの上側範囲に設けられているか全く設
けられていない。ゴム−金属−シェルセグメント４の長
手方向側面から、同軸に延びる金属製の部分セグメント
４ｄが、外側と内側の金属シェル４ａ、４ｃの間に同軸
に埋め込まれている。この金属製の部分セグメント４ｄ
はシェルセグメント長手中心に４゜ 対して約４５°の角度まで延び第１の側方の六６内に達
している。側方の六６の位置と部分セグメント４ｄの弧
の長さは本発明の各実施例において次のように選定され
ている。すなわち、ゴム−金属−シェルセグメントが垂
直方向の負荷を受けたときに、ゴム中間層４ｂの上側範
囲の圧縮強度によってほぼ制限される圧縮を受けるよう
に、かつ車軸２の水平方向長手案内が部分セグメント４
ｄによって画成されるゴム中間層４ｂの側方範囲の圧縮
によって行われるように選定されている。安全突起７は
側板１にシェルセグメント４を錠止する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による走行装置における車軸軸受の配置
構造を示す概略垂直縦断面図、第２図は第１図の配置構
造の垂直横断面図、第３図は第１図の一部の拡大図であ
る。 １・・・側板、　２・・・車軸、　３・・・車軸軸受、
　４・・・シェルセグメント、　４ｂ・・・ゴム中間層
、　　４ｄ・・・部分セグメント、 ６・・・穴 代理人　　弁理士　江　崎　光　好 代理人　　弁理士　江　崎　光　史

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、各車軸軸受が外面に、外側と内側の金属シェルとゴ
   ム中間層とを有するゴム−金属−シェルセグメントを担
   持し、このシェルセグメントを介して走行装置の側板に
   支承されている、鉄道車両用走行装置における車軸軸受
   の配置構造において、ゴム中間層（４ｂ）が軸方向に延
   びる穴（６）を備え、そしてシェルセグメント（４）の
   ゴム中間層（４ｂ）に、長手側面から延びる金属製の部
   分セグメント（４ｄ）が埋め込まれていることを特徴と
   する鉄道車両用走行装置における車軸軸受の配置構造。 ２、各穴（６）が部分セグメント（４ｄ）の端部に配置
   されていることを特徴とする、請求項１記載の鉄道車両
   用走行装置における車軸軸受の配置構造。 ３、各々一つの穴（６）が部分セグメント（４ｄ）の端
   部に配置され、少なくとも一つの穴（６）が部分セグメ
   ントの端部に設けた穴の上方でゴム中間層（４ｂ）内に
   配置されていることを特徴とする、請求項１または請求
   項２記載の鉄道車両用走行装置における車軸軸受の配置
   構造。 ４、各部分セグメント（４ｄ）がシェルセグメント（４
   ）の長手側面から、シェルセグメント−長手中心線に対
   して約４５°まで突出するように形成されていることを
   特徴とする、請求項１から請求項３までのいずれか一つ
   に記載の鉄道車両用走行装置における車軸軸受の配置構
   造。 ５、外側およびまたは内側の金属シェル（４ａまたは４
   ｃ）がその外面に、安全突起（７）を担持していること
   を特徴とする、請求項１から請求項４までのいずれか一
   つに記載の鉄道車両用走行装置における車軸軸受の配置
   構造。