JPH02196614A

JPH02196614A - 電動式射出成形機の保圧工程制御方法

Info

Publication number: JPH02196614A
Application number: JP1510189A
Authority: JP
Inventors: Kenji Kikukawa; 健治菊川; Kenji Kasugai; 春日井　賢治; Yutaka Uda; 宇田　裕; Masashi Nunoshita; 布下　昌司
Original assignee: Japan Steel Works Ltd
Current assignee: Japan Steel Works Ltd
Priority date: 1989-01-26
Filing date: 1989-01-26
Publication date: 1990-08-03
Also published as: JPH0529534B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、射出工程後の保圧工程において、射出用モー
タの回転速度を制限速度以下に制限することによりスク
リュの前進速度を制限する、電動式射出成形機の保圧工
程制御方法に関する。

（従来の技術）従来の電動式射出成形機の射出工程後の保圧工程制御方
法は、射出用モータのモータトルクを、予め設定した一
段ないし複数段に制御するものであって、予めモータ電
流を一段ないし複数段に各トルク保持時間とともに制御
装置内に設定し、これら複数組のモータトルクとトルク
保持時間とに従って射出用モータの制御を行なっていた
。

（発明が解決しようとする課題）上述した従来の技術では、モータトルクを一段ないし複
数段に制御するだけなので、加熱筒内に溶融合成樹脂が
無いかあるいは少量の状態で、射出工程から保圧工程に
入った場合、射出用モータの回転速度は最大速度のまま
回転する。その結果、スクリュは最大速度で前進して、
スクリュが最前進位置に前進したときに最初に当接する
部位（以下、「最前進限界部」という。）に激突して成
形機を破損するおそれがあるという問題点があった。

本発明は、上記従来の技術の有する問題点に鑑みてなさ
れたものであり、保圧工程において射出モータの回転速
度を制限速度以下に制限することによってスクリュの前
進速度を抑制し、スクリュが最前進限界部に激突するこ
とがない電動式射出成形機における保圧工程の制御方法
を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明の保圧制御方法は、射出用モータの回転をボールねし機構により直線運動に
変換してスクリュを加熱筒内で前進させて射出および保
圧を行なう射出成形方法において、前記射出用モータの回転を、保圧工程中は予め設定した
値のモータ電流信号および速度制限信号により制御する
ことによって、スクリュの前進速度を制限速度以下に制
限することを特徴とするものである。

〔作用〕

射出工程から保圧工程に入ると、射出用モータは、予め
設定した値のモータ電流信号および速度制限信号により
制御されるので、予め設定された制限速度を超えて回転
することがない。その結果、前記射出モータの回転によ
りボールねじ機構を介して前進されるスクリュの前進速
度も制限速度を超えることがなく、加熱筒内に溶融合成
樹脂がないかあるいは小量の状態で保圧工程に入っても
、スクリュが最前進限界部に激突するおそれがない。

（実施例）実施例を図面に基づいて説明する。

第１図において、１は電動式射出成形機の加熱筒であっ
て、該加熱筒ｌに嵌挿されたスクリュ２には、連結軸３
を介して駆動軸４が連結されている。駆動軸４の後端に
は、図示しないハウジングに軸方向に摺動自在であるが
回転不能に軸支されたボールナツト６にボールねじ７を
螺合したボールねじ機構８がスラストベアリング５を介
して連結されているとともに、前記ボールねじ７の後端
は、射出用モータ９の出力軸ｌＯに連結されている。こ
れにより、制御装置２６によりドライバアンプ２４を介
して制御される射出用モータ９によって正・逆回転され
るボールねじ７の正・逆回転にともなって、ポールナツ
ト６が軸方向に前進または後退し、スクリュ２が駆動軸
４および連結軸３を介して前進または後退される。

他方、前記駆動軸４と平行な回動軸１４を有する可塑化
モータ１１を併設し、該回動軸１４にボールスプライン
１７を介して両側につば１５を備えたつば付き歯車１６
を設け、該つば付き歯車１６に前記駆動軸４に固着した
歯車１８が両側のつば１５に挟まれた状態で噛合わされ
ている。これにより、制御装置２６によってドライバア
ンプ２５を介して制御される可塑化モータ１１の回転は
、回動軸１４、つば付き歯車１６および歯車１８を介し
て駆動軸４に伝動され、連結軸３を介してスクリュ２が
回転されるとともに、前記スクリュ２の前進または後退
時における駆動軸４および歯車１８の軸方向への移動に
ともなって前記ボールスプライン１７を介してつば付き
歯車１６は回動軸Ｉ４上を前後に摺動する。その結果、
スクリュ２が前進または後退によりどの位置にあっても
、可塑化モータ１１の回転はっは付き歯車１６によって
歯車１８に伝動される。

第２図は、本実施例のドライバアンプ２４の一例を示し
、該ドライバアンプ２４は、第１図の制御装置２６の出
力端が接続された速度制御アンプ２０と、これと併列に
設けられた速度制限器２２、並びにこれら速度制御アン
プ２０または速度制限器２２とに切換スイッチ２３を介
して交互に接続されるモータ電流制御アンプ２１からな
り、該モータ電流制御アンプ２１の出力端が射出用モー
タ９に接続されている。また、第２図の１２は射出用モ
ータ９に設けられたエンコーダであって、射出用モータ
９の実際の回転数を電気的に検出して速度制御アンプ２
０の入力側へフィードバックさせるためのものである。

次に、本発明の保圧工程制御方法の工程を、第１図およ
び第２図に基づいて説明する。

射出工程においては、第２図に示す切換スイッチ２３を
切換えてａ接点側を閉じる。これにより、第１図に示す
制御装置２６に予め複数段に設定された設定値に基づき
、速度制御アンプ２０の速度制御信号およびモータ電流
制御アンプ２１のモータ電流制御信号によって、射出用
モータ９の回転速度およびモータトルクが制御される。

そして、制御装置２６内に予め設定された保圧工程切換
点を通過した時点より前記切換スイッチ２３を切換えて
ｂ接点側を閉じる。これにより、制御装置２６に予め一
段ないし複数段に設定された保圧工程の設定値に基づき
、速度制限器２２の速度制限信号およびモータ電流制御
アンプ２１のモータ電流制御信号によって、射出用モー
タ９の回転速度およびモータトルクが制御される。この
場合、前記速度制限器２２は、射出用モータ９の回転速
度を最高速度の０〜１００％の範囲で制限できるように
予め設定値を設定できるものであって、通常は前記最高
速度の５〜２０％の制限速度に射出用モータ９の回転速
度を制限するように予め設定値を人力しておくとよい。

（発明の効果）本発明は、ト述のとおり構成されているので以下に記載
するような効果を奏する。

保圧工程の際に、射出用モータは予め設定されたモータ
電流制御信号と速度制限信号の両方によって制御される
。その結果、加熱筒内のスクリュ先端部に溶融合成樹脂
がないかあるいは少量の状態で保圧工程に入ったとして
も、射出用モータは制限速度を超える速度では回転せず
、スクリュは制限速度以下の速度で前進するので、従来
の技術の如くスクリュが最前進限界部に激突して成形機
を破損するおそれがなくなり、成形機の保全および安全
面において勝れている。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例の基本構成図、第２図はそ
のドライバアンプ内の構成を示すブロック図である。１・・・加熱筒、　　　　　２・・・スクリュ、３・・
・連結軸、　　　　４・・・駆動軸、５・・・スラスト
ベアリング、６・−ボールナツト、　　７・・・ボールねじ、８・・
・ボールねじ機構、９・−射出用モータ、１０−・・出
力軸、　　　　　１１−・・可塑化モータ、１２、１３
−・・エンコーダ、１４−・・回動軸、１５・・・つば
、　　　　　１６・・・つば付き歯車、＋　７−・・ボ
ールスプライン、１８−・・歯車、　　　　　２０・−速度制御アンプ、
２１・・・モータ電流制御アンプ、２２・・・速度制限器、　　２３−・・切換スイッチ、
２４、２５−・・ドライバアンプ、２６−・・制御装置。特許出願人　株式会社日本製鋼所

Claims

【特許請求の範囲】１、射出用モータ（９）の回転をボールねじ機構（８）
により直線運動に変換してスクリュ（２）を加熱筒（１
）内で前進させて射出および保圧を行なう射出成形方法
において、前記射出用モータ（９）の回転を、保圧工程中は予め設
定した値のモータ電流信号および速度制限信号により制
御することによって、スクリュ（２）の前進速度を制限
速度以下に制限することを特徴とする、電動式射出成形
機における保圧工程制御方法。