JPH0219599A - 導電紙の製造方法 - Google Patents

導電紙の製造方法

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Publication number
JPH0219599A
JPH0219599A JP16712688A JP16712688A JPH0219599A JP H0219599 A JPH0219599 A JP H0219599A JP 16712688 A JP16712688 A JP 16712688A JP 16712688 A JP16712688 A JP 16712688A JP H0219599 A JPH0219599 A JP H0219599A
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JP
Japan
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graphite powder
conductive paper
sheets
electrically conductive
mixed
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Application number
JP16712688A
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English (en)
Inventor
Kanji Sugihara
幹治 杉原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Carbon Co Ltd
Original Assignee
Tokai Carbon Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、静電気の除去、電磁波に対するシールドなど
の機能を備えた導電紙の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
近時、エレクトロニクス機器類の静電気、電磁波などに
よる誤差動障害を取り除くため各種の対応手段が講じら
れている。
このうち、静電気除去あるいは電磁波シールドの機能を
ケース、包装、塗膜などの材料に付与する試みは多くな
されており、例えば、ゴム−プラスチック中に導電性物
質を練り込んだ材料(特開昭61−13695号公報)
、炭素繊維のような導電繊維を抄紙法によってシート化
した材料(特開昭82−111500号公報)、塗料成
分にカーボンブラック等の導電性顔料を混入した材料、
などが提案されている。
〔発明か解決しようとする課題〕
しかしながら、ゴム−プラスチックに導電性物質を練り
込む方法では、導電性物質の均質分散化に困難性がある
うえに混合割合に限界があるため、導電性の付与も10
°〜10−100m程度が限度であった。
導電性繊維をシート化する方法では繊維の交差によりシ
ート層が厚くなり、体積固有抵抗を下げることが困難と
なる。また、導電性塗料はシールド化の作業性に優れる
利点はあるものの塗布層の耐久性が十分ではなく、塗膜
の11離が問題となる。
本発明は、上記従来技術の問題点を解消し、極めて均質
な薄膜シートで高性能の静電気除去性および電磁波シー
ルド性を有する導電紙の製造方法を提f共するものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち、本発明による導電紙の製造方法は、木材バル
ブを主成分とする有機質繊維に粒径50IU以下の黒鉛
粉および/または膨張黒鉛粉を30〜80重量%の範囲
で配合し、水中で混合分散させたのちシート状に抄造し
、乾燥後、カレンダーロール処理することを構成上の特
徴とする。
本発明において、木材バルブを主成分とする有機質繊維
は骨格を形成するための原祠料で、通常の製紙原料とな
る木材バルブあるいはこれにポリアミド、ポリエステル
、ポリアクリルなどの合成有機繊維を混入したものが用
いられる。
有機質繊維には、粒径50廂以下の黒鉛粉、膨張黒鉛粉
もしくはこれらの混合粉末が配合される。
これら黒鉛質の粉末は導電性付与を目的とする配合物質
であるか、粒径が50−を上側ると前記した有機質繊維
の絡み組織中に十分に保持されなくなり、また導電性の
面での減退する。
通常の天然あるいは人造黒鉛粉は常用の機械的粉砕手段
により50如以下の粒径に調整されるが、この種の微粉
末は後工程の抄紙段階で離脱し易くなる。したかって、
黒鉛粉を用いる場合には、予め水酸化アルミニウムのよ
うな凝集剤を若干量添加しておくことが望ましい。
一方、膨張黒鉛を使用する場合には、エタノール、アセ
トン等の有機溶媒中で強撹拌することによって粒径50
μs以下に容易に粉砕することができる。
有機質繊維に対するこれら黒鉛粉の配合割合は、30〜
80重量%の範囲に設定する。この理由は、30重量%
未満の場合には高度の導7I!、性能を付与することが
できず、80重正量を越えると抄紙法によるシート化か
できな(なるためである。
(j′機資質繊維黒鉛粉との配合物は、水中で混合分散
させたのち通常の抄紙手段を用いてシート状に抄造する
。抄造したシート状物を乾燥し、更にカレンダーロール
を通して圧搾すると厚さ約60〜100如の導電紙か形
成される。
このようにして得られた導電紙は、通常の紙と同様に、
乾燥紙力増強剤、湿潤紙力増強剤、サイズ剤、溌水剤等
によって紙力および防水性を向上させるための加工処理
をおこなうことができる。
〔作  用〕
上記のプロセスにおいて、粒径50μs以下の黒鉛粉お
よび/または膨張黒鉛粉は先づ水中での混合分散工程で
有機質繊維に吸着され、引続く抄紙工程で繊維の絡み組
織内に均質かつ緻密に充填される。更に、カレンダーロ
ール処理することにより黒鉛粒子相互が連続的に接触す
る。とくに、膨張黒鉛粉は鱗片状の結晶形態を呈してい
る関係で、粒子相互が面接触の状態で安定に組織化され
る。
このような作用に基づいて、肉薄のシートでありながら
高度の静電気除去ならびに電磁波シールド効果を有する
導電紙の製造が可能となる。
〔実 施 例〕
以下、本発明を実施例によって説明する。
実施例 1 膨張黒鉛C日本黒鉛工業■製、48NF)50gを濃度
50%のエタノール水溶液950gに投入し、ミキサー
装置により3時間強撹拌して粒径5o側以下の膨張黒鉛
粉が5正量%濃度で懸濁する分散液を得た。
木材バルブ(NUKP)と上記分散液を10100Oの
水中に混合分散し、330mm角の手抄きシートマシン
を用いて抄造したのち風乾して木材バルブに対する膨張
黒鉛粉の配合割合が10重正量、30重正量、60重正
量および80重量26のシート状物を作成した。なお、
同配合割合が85重置火の原料系についても実施したが
、シートの湿潤強度が不足していて抄造することが不可
能であった。
風乾したシート状物をカレンダーロールにより線圧40
kgの加圧力でプレスして導電紙を製造した。
得られた各導電紙について各種性能を測定し、その結果
を表1〜3に示した。
表3 (電界シールド性) 表1 膨張黒鉛 配合割合 (重量%) 表2 膨張黒鉛 配合割合 (重量%) 厚 (厚さと電気抵抗) さ 表面抵抗 体積固有 抵抗 (90m ) (Ω/口) 5.6X105 82.3 ■、51 0.87 2.8X10” 3.5X10’ g、ox io’ 1.2XLO−3 (磁界シールド性) 磁界シールド効果 (dB) 膨張黒鉛   電界シールド効果(、dB)配合割合 (重量%)   100MIIz   200M1lz
   300M1lzGo    49   43  
 41表1〜3の結果から本発明により製造された導電
紙はいずれも薄膜シートでありながら高度の導電性能と
電磁波シールド機能ををするものであった。
実施例 2 木材バルブ(NUKP)と粒径50tln以下に微粉砕
した人造黒鉛粉を水中に入れ、これに水酸化アルミニウ
ム(凝集剤)を2重量%添加して混合分散した。分散液
を330n角の手抄きシートマシンを用いて抄造したの
ち風乾して木材バルブに対する人造黒鉛粉の配合割合が
50重量%と701i11%のシート状物を作成した。
これらシート状物を実施例1と同様にしてカレンダーロ
ール処理を施した。得られた導電紙について測定した各
種性能を表4〜6に示した。
表 4  (厚さと電気抵抗) 人造黒鉛厚 さ 表面抵抗体積固有 配合割合         抵抗 (玉量%)  (如)  (Ω/口)  (90m)5
0     g2   51.1   4.lX 10
−170    95   7.62   7.2X 
10−2表5 (磁界シールド性) 人造黒鉛 配合割合 (重量%) 磁界シールド効果(dB) 100MI(z 200Mllz 300MIIz 表 6  (電界シールド性) 人造黒鉛   電界シールド効果(dB)配合剤゛合 (重量%)    100MHz   200川1z 
  300MHz比較例 実施例2の人造黒鉛粉の粒径を60〜100即にしたほ
かは全て実施例2と同一条件により木材バルブに対する
人造黒鉛粉の配合割合が50重量%の導電紙を作成した
得られた導電紙は、厚さ480ρ、表面抵抗170Ω/
口、体積固有抵抗8Ω印、磁界シールド効果(200M
IIz時) 0dBS電界シールド効果(200MII
z時)5d13であり、導電性、電磁波シールド機能と
もに実施例2に比べ大幅に劣るものであり、そのうえ黒
鉛粉が抜は落ちたピンホールが多数認められた。
B 〔発明の効果〕 本発明によれば、高性能の静電気除去性および電磁波シ
ールド性を有する均質薄膜状の導電紙が効率よく製造す
ることができるから、各種エレクトロニクス機器のシー
ルド部材として有用性が期待される。
特許出願人 東海カーボン株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、木材パルプを主成分とする有機質繊維に粒径50μ
    m以下の黒鉛粉および/または膨張黒鉛粉を30〜80
    重量%の範囲で配合し、水中で混合分散させたのちシー
    ト状に抄造し、乾燥後、カレンダーロール処理すること
    を特徴とする導電紙の製造方法。
JP16712688A 1988-07-05 1988-07-05 導電紙の製造方法 Pending JPH0219599A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5660595B2 (ja) * 2008-02-11 2015-01-28 国立大学法人 東京大学 導電紙とその製造方法、導電性セルロース組成物とその製造方法、物品、電子デバイス
JP2016029223A (ja) * 2014-07-25 2016-03-03 株式会社アイテック 炭素含有紙

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