JPS5895636A - 耐熱弾性シ−ト状物とその製造方法 - Google Patents

耐熱弾性シ−ト状物とその製造方法

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JPS5895636A
JPS5895636A JP19093181A JP19093181A JPS5895636A JP S5895636 A JPS5895636 A JP S5895636A JP 19093181 A JP19093181 A JP 19093181A JP 19093181 A JP19093181 A JP 19093181A JP S5895636 A JPS5895636 A JP S5895636A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、セラミック繊維伊α−セビオライ)−未膨張
パーミキエライ)e有機結合剤からなる耐熱弾性シート
状物とその製造方法に関するものである。
従来、未膨張パーミキエライFを使用した組成物として
U−B、P−J*J’FOeり3コ(以下従来例1とい
う)によれば、来膨張パー之キュライトを結合剤で固定
したものが示宴れており、また、U、8.P。
J e j4 t e J t t (以下従来例怠と
いう)には未膨張バーミキエライ)とアス7アルF材料
、無機繊維材料などからなる組成物が示されている。従
来例1では、結合剤の種IIIf有機を無機質の別も不
明であるが、シート状物に形成することは何ら示されて
おらず、未膨張パーミキュライFと結合剤の混練物を壁
間に薄く塗るという使用方法が示されている。従来例2
では、未膨張パー宅キエテイシや無機繊維材料とともに
アスファルトが使用されているが、本発明者らの実験に
よれば、その成璽物は弾力性、可撓性は無(,1000
℃以上の高温では、その形状維持さえ困難であった。上
記一つの従来例に対し、セラミック繊維とともに未膨張
パー文キエライトや育機結合剤、無機結合剤を使用し耐
熱性や弾力性を付与したシート状物として次のような発
明が提案されている。
たとえば、特開昭!0−に1403号(以下従来例3と
いう)には、膨張性雲母書無S*維材料、無機結合剤か
らなる膨張性シー)材料が示されており、また特開昭j
t/ −44’ダtS号(以下従来側番という)には、
起泡膨張性材料、無機結合@−充充填剤液液体ビヒクル
らなる充填組成物が示されて諮り、重た特開昭j/−A
デ!O7号(以下従来例5という)には、膨張性雲母−
無機繊維材料を有機弾性結合剤からなる可撓−膨張性シ
ーシ材料が示されており、さらに特開昭u −5oJi
t量(以下従来例6という)には、未膠litル石!無
機繊維物質を有機エラスジマ結合会剤−−−粘土結合剤
からなる回線性膨張性シート物質が示されている。
しかし、無機結合剤を使用した従来例3のシーシ材料は
、本発明者らの実験によれば常温での可撓性か弾力性に
欠け、一方、有機結合剤を使用したI!来例尋のシー)
材料は、高温ではこの結合剤が焼失し強度が低下してし
會うことがわかっている。さらに、有機と無機の結合剤
を併用した従来側番のl[を物および従来例6のシーシ
物質でも使用している無機結合剤が硬化性のものである
ため、有機結合剤が焼失する高温では、弾力性、可撓性
を失なうことが本発明者らは、実験によりわかった。ま
た、これら従来例3〜!Sによれば、llll11され
るシート状物は高温になると非常に脆くなることを本発
明者らは実験により判った。その理由は、それぞれ使用
されている未膨張バーミキエライシの含有率がいずれも
X重量憾以上と多く、rた使用されている無機結合剤は
パー電キエライトの自由膨張を押さえる機能を有しない
ため、パー之キエツイトが膨張する高温においては−常
に脆くなるからであると考えられる。
以上、従来提案されている未膨張パーミキエライトを使
用したシート材料あるいは組成物は、常温や高温での弾
力性を強度−可撓性などの諸物性において上記のような
欠点をそれでれ有しており、その用途が大きく制限され
るという不利があった。
本発明は、前記諸従来例の有する欠点ならびに不利を除
去1改曽したシート状物とその製造方法を提供すること
を目的とし、特許請求の範囲記載のシート状物とその製
造方法を提供することにより、前記目的を達成するもの
である。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明の主構成材料であるセラミック繊維は、一般的に
高純度のシリカとアルミナの嫌ぼ等量を電気溶融し、そ
の細流を高圧の空気または蒸気で吹き飛ばし繊維化した
ものである。この繊維は、通常の200−300℃で歌
化するガラス繊維と異なり、ガラス質ではあるが100
0℃以上の高温に耐える優れた耐大性を有する繊維であ
る。
次にα−セビオライトについて説明する。
−−セビオライトとは、複鎖状構造型の含水マダネシウ
ムケイ酸塩鉱物の一種であり、その結晶化度により一種
類がある。そして結晶化度の高い*、is状のものはa
−七ビオライドー低結晶化度ないし非晶質で塊状のもの
はβ−セビオライトと呼ばれている。−一セビオライシ
は塊状形態であるため、セラ之ツタ繊維や未膨張バー處
キエライトなどの他の材料と絡み合う性質を有しないこ
とから、α−およびβ−セビオライトからなる従来のセ
ビオライF原鉱をそのまま使用することはα−セビオラ
イトのみを使用したものよりも絡み合いが弱くなるとい
うことを本発明者は研究により新規に知見した。かくし
て本発明者は、七ビオライトから連鎖して得たα−セビ
オライトを使用することが最適でありかつ必須であるこ
とを知見した。
このα−セビオライトは、第1図に示すように81−0
[面体層とMg −0(OR)八面体層とからなるタル
ク状J−/I[層構造を基本とする各りメンが四面体層
の頂点方向の周期的な逆転によりっながつた鎖状構造を
結晶構造の基本とし、0軸方向に結晶が良く発達し卓越
した繊維形態を示す繊維状物である。さらに、このa−
セビオライFは、水または有機溶媒に対する分散性伊増
粘効果に優れ、微細繊維状で極めて柔軟性に富むためN
他の種々の材料とも良く絡み合い、前記値の材料と均一
に分散された場合には他の材料と強固に結合する優れた
効果を有する。α−セビオライトの化学組成は、一般的
に第7表に示すごとくであり、その化学組成かられかる
ように耐熱性にも優れている。
第  l  表 次に、未膨張バーミキエライ)について説明するO 本発明のシート状物に使用する未膨張パー電キエライシ
は、バーミキエライト鉱物で第一図に示したように81
− OS!!面体層とKg −0(OH) !’たはム
j−0八面体層とからなるタルク状J : til1層
構造を基本とし、それらが層間に水を介してつながった
雲母状構造の含水鉱物である。外見上は不定形板状また
は薄片状の粒子で、層間に水を介してなる多重構造であ
るため、加熱すると脱水して、はく離膠張し原容積の7
0〜3倍に伸張するので、あたかも虹状を呈するように
なる。よって、膨張したバーミキエライFは弾力性を断
熱性などの特性をWするが、この虹状の薄片多重構造体
の層間の結合力が乏しいので外力を受けると薄片化して
ばらばらになり易く、膨張したバー電キュライト単独で
は、その薄片多重構造からなる一定形状を保持した81
mを維持することは皺かしい。未11張A−tキニライ
トの化学組成は第−表に示したようにSiO怠と)[g
Oが主成分となっており前記α−セビオライトと組成的
には似ているが、構造的には上記のようにa−セビオラ
イトが複鎖構造からなる繊維状であるのに対し、未膨張
パーミ午エライトは板状を薄片状多重構造という全く員
なる@態を有している。
第  a  表 このため、本発明のシー)状物においても両者それぞれ
の作用は全く異なるが、前記値−七ビオライドの有する
絡み性により両者が混在する場合には、前述のような本
発明シーシ状物に見られる優れた数々の特性が顕現され
る。尚これらの点については後でさらに詳述する。
本発明において使用する東膨張パー尖キュライトの粉炭
はf −jjメツシュが望ましく、この理由について以
下に説明する。
未膨張バーミキユライトの膨張力は一般に粒径が大吉い
ほど大きいが、シート状物の製造の際には、粒径の小さ
い3!メツシユより細粒のものが通常使用されている。
しかし、本発明によれば、分散を助けるa−七ビオライ
Fが使用されているために比較的粒径の大きいデメッシ
ュ程度の未膨張バー之キュライトを使用することが可能
であり、そのために未膨張バーミキユライトが少量含有
されているにもかかわらず、本発明のシート状物は充分
な膨張を示し高温での弾力性も大きいといつ特徴を有す
る。しかし、本発明のシート状物にあってはα−セビオ
ライトが使用されているために膨張率が小さく、かつ粒
径が8メツシユより小さい未膨張バー之キュライトを使
用する場合には、a−セビオライトの絡みにより充分な
膨張が得られず高温での弾力性が不足することとなる。
以上の理由により、本発明のシート状物においては比較
的粒径の大きいf〜3Iメツシュの未膨張パー之キエラ
イトを使用することが有利である。
本発明のシート状物のもう一つの構成材料である有機結
合剤としては、アタリ田ニトリルブタジェン1スチレン
ブタジェンtアクリル酸エステルなど各種ラテックス、
&リウレタン菅酢酸ビニル?メチルセル田−スなどを用
いることが有利である。
本発明者はこれらの材料を混合使用することにより優れ
た特性を有するシート状物を製造することが出来ること
を新規に知見した。
以下にこれらの材料の混合使用による作用効果並びにシ
ート状物の特性について説明する。
従来例1によれば、未膨張バーミキユライトと結合剤と
を単に練り合わせたものが、金属壁の内側に薄く塗られ
ており、本発明の目的とするシート状物に成形されたよ
うな成型体の特性については何の開示も見られない。
一方、本発明のシート状物はセラミック繊維を主体にし
前記各種材料を使用したシート状物であり、そのシート
状物の強度が常温ならびに高温でも大きいことは容易に
推察することができる。その理由は、本発明のシート状
物にあってはセラミック繊維や未膨張バーミキュライシ
などが、柔軟性に富む繊維状a−七ビオライFと良く絡
み合っているからである。
従来例2では、未膨張バー之キュライFおよび無機繊維
材料とともにアスファルト材料を使用した組成物が示さ
れているが、アス7アルFは低温では可撓性が少ないた
め、その組成物−は低温においては可撓性が極めて少な
いばかりでなく、−00℃を越えると前記組成物は軟化
し始め、さらに7000℃を越えるような高温では、ア
スファルトが気化するのでその強度は大幅に低下し、形
状を維持することすら困叢となる。
一方本発明のシート状物は、いずれも1000℃以上の
耐熱性を持つセラミック繊維、未膨張バーミキエライシ
がa−セビオライトと細かく均一に絡まり合ってなるも
のであり、有機結合剤が完全に焼失してしまうtooo
℃以上の高温でも取り扱いに支障のない充分な強度と可
撓性を有し、これらの点で従来のシート状物には見られ
ない種々の特徴を有する。また、本発明のシート状物は
有機結合剤を使用しているため常温でも可撓性を有して
いる。前記従来例のシート状物にプレス成型加工を施す
と可撓性がなくなるばかりでなく脆くなるが、本発明の
シート状物にプレス成型加工を施すと、セラミック繊維
と未膨張バーミキユライトとα−セビオライトとの絡み
が、ある程度はぐされるのでより一層優れた可撓性が付
与され、たとえば半径10IIのロールにも巻くことが
できるばかりでなく、折り畳んでも亀裂が入って切断す
ることのないシート状物となる。
一方、従来例Sema6に示されているシート状物は、
いずれも本発明のシート状物と同様の特性、すなわち弾
力性、耐熱性を目的にしているシート状物であるが、こ
れらのシート状物が加熱により膨張後に初めて弾力性が
出てくることは、従来例3の公報明細書簡1買第を行に
「膨張後に耐熱性と弾力性を有する・・・・・」、従来
例5の公報明細書第1頁第1/行に「膨張後に耐熱性と
弾力性を有する・・・・・」、従来例6の公報明細書第
1頁第17行に「耐熱性があり、膨張後弾性があり・・
・・」などの記載から見ても明らかである。しかしなが
ら本発明のシート状物においては、加熱後はもちろん加
熱前といえども大きな弾力性を有するという特徴がある
・ 本発明のシート状物は、微細で極めて柔軟性に富むセラ
ミック繊維と、これよりさらに微細でかつ極めて柔軟性
9弾性に富むα−セビオライトを主体にし、これらに少
量の未膨張バーミキュライトを入れ互いに細かく均一に
絡み合わせ、それらの接点を有機結合剤で結合させた上
、プレス成型を加えて製造されたものである。従ってα
−セビオライトそのものの弾力性効果に加えて、α−セ
ビオライトと他種材料との接合個所がプレスによって適
度にほぐされることにより、自在となっているために、
本発明のシート状物は、バーミキュライトが膨張してい
ない未加熱の状態でも優れた弾力性、圧縮復元性−可撓
性を示すという従来のものには見られない特徴を有する
従来例5の公報明細書第−貫第17行〜〃行に、「幾分
謳いため使用の際に若干不便であることを材料を細いロ
ールに巻くことが困難である」と記載されているように
従来例Sのシート状物は、加熱前は可撓性に乏しいとい
う欠点も有しており1この点でa−セビオライトとプレ
ス成型とから生ずる大きな可撓性を有する本発明のシー
ト状物とは特性的に大きく異なっている。
従来例5および6には、可撓性を改良するため無機結合
剤を全く使用せずに有機結合剤だけを使用するか、ある
いは有機と無機の結合剤を併用したシート状物が示され
ている。
有機結合剤だけを使用した従来例すに示されたシート状
物は、常温での可撓性は改善されているものの、夕θθ
℃以上の高温では有機結合剤が焼失してしまうと同時に
バーミキュライトが膨張するためシードの強度は著しく
低下し通常の使用には耐えないという欠点がある。
また、有機と無機の結合剤を併用した従来例6に示され
たシート状物の常温での可撓性は、有機結合剤により改
善されてはいるものの、使用されている無機結合剤は、
本発明におけるα−セビオライトのように柔軟な繊維状
のものではなく、板状の粘土鉱物であるベントナイトで
あるため、常温での充分な可撓性を期待することはでき
ない。
さらに、ベントナイトを使用するとバーミキュライ)の
膨張が適度に抑制されないため、すなわちバーミキュラ
イ)が自白膨張するために、有機結合剤が焼失する高温
においては、有機結合剤だけを使用した従来例のシー)
状物と同様に強度が大幅に低下し、また脆くなるという
欠点を有する。
従って、前記従来例31516に示されている加熱膨張
後に弾力性を有するという特徴も、バーミキュライトの
自由膨張から生ずるシート状物自体の強度の低下により
、シート状物が使用される条件、例えば加熱によりシー
ト状物が自白膨鴫することのできる条件では必ずしも前
記特徴が常に発揮されるとは限らない。
前記従来例3e4eBおよび6に対し、本発明のシート
状物は、セラミック繊維と未膨張バーミキュライトへの
α−セビオライトの絡みが主体となったものであり、有
機結合剤が焼失する高温においても、α−セビオライト
がその絡みによりパーミキエライFの自由膨張を適度に
押さえるためシードの強度が大幅に低下することはなく
、α−セビオライト・セラミック繊維とその中に存在す
る適度に膨張したパー瑠キエライトの効果により、高温
でも優れた弾力性と可撓性を有するのである。
以上のように、本発明のシート状物においてa−化ビオ
ライFは、その使用量は!〜X重量襲と少量であるが極
めて重要な機能を有することが判る。従来例1〜6には
、いずれもこのα−セビオライ)の使用については全(
記載されておらず、前記従来例のシート状物は本発明の
シート状物のような特性を有しないことは明らかである
次に本発明のシート状物の各材料の混合割合をlI走す
る理由を説明する。
α−セビオライトは、5重量−未満では強度が不足し、
一方〃重量−を越えるとパーセキュテイFの膨張を極端
に押さえてしまい高温での弾力性が不足するので3〜X
重量襲の範囲内にする必要がある。
未膨張バー之キュライシは、!重量襲未満では高温での
弾力性が不足し、一方一一重量襲を越えると強度と常温
での弾力性が低下するので!〜3重量弧の範囲内にする
必要がある。
ll1%4〜 有機結合剤は、3重量襲未満では常温での可撓性が不足
し、一方l!重量幡を越えると高温での強度および常温
での弾力性が不足するので3〜/!重量襲の範囲内にす
る必要がある。
本発明のシート状物は、特許請求の範囲第1項に記載さ
れた各材料の混合割合の範囲内で、その割合を変えるこ
とにより、耐熱性−常温、高温での弾力性9強度などの
緒特性を自由に変化させることが可能であるが、上記の
ようにその限定範囲を外れると種々の欠点が生じてくる
。従って限定範囲において、それぞれ用途によって混合
割合を変えることができる。例えば本発明のシート状物
をシール材として用いる場合にはその使用条件から、耐
熱性2弾力性が特に必要とされるため特許請求の範囲第
8項に記載の混合割合にすることが好適である。
次に、本発明のシート状物を製造する方法について説明
する。
α−七ビオライド粉末を液体中に投入し、解綿分散させ
、0.0/〜10%濃度のスラリーを作る。このスラリ
ーを作るにはコ襲程度までなら高速之キサ−を用いて解
綿分散させることが出来るが、それ以上高濃度の場合は
練り込みが出来るニーダ−型式のものが適当である。次
に上記スラリー中にセラミック繊維−有機結合剤、未膨
張パー文キュライトをこの順序に所走量投入し、さらに
攪拌を混合を行ない均一に分散させる。こうして得られ
たスラリーを紙状、板状など各種形状に脱液成型する。
この成型方法としては、スラリーの濃度やt&獲体の形
状により各種の方法を用いることがで會る。たとえば通
常の抄紙方法のほか、金網上に流し込み両側からはさみ
脱液する方法、濃厚スラリーを金網上に流しロールにて
成型する方法などの方法を用いることができる。この際
、定着や田水性を改善するなど製造上必要ならば公知の
凝集剤を使用しても良い。このようにして得られたシー
ト状物は、耐熱性2弾力性、可撓性に優れるという特徴
を有する。
さらに本発明によれば、上記シート状物により優れた可
撓性を付与するためにプレス成型を施すことができる。
このプレス成型は、平板プレス−p−ラープレスのいず
れでも良いし、會た両者を併用しても良い。
本発明のシート状物において、プレス成型により柔軟性
を出すことができる理由は、柔軟かつ弾性に富むa−セ
ビオライトを使用しているためであり、これを使用せず
他の無機結合剤を使用した従来例3あるいは6のシート
状物に本発明のようなプレス成型を施すと極めて脆いも
のとなる。
次に本発明を実施例について説明する。
実施例1 α−七ビオライInをtoco−の水中に投入し充分に
解綿?分散させた。このスラリー中に市販の七うミック
繊維/デtI、アクリロエシリルブタジエン系ラテック
ス([I[分侵≦)りt @t。
市販の未焼成南アフリカ産バーミキュライト1号4JI
をこの順にて添加し充分攪拌、混合し九。
これに市販のポリアクリルア之ド系凝集剤のO0l襲溶
液1st−と硫酸バンド10噂溶液/I−を添加し攪拌
豐混会した。このようにして作成したスラリーを角型の
手抄き機にて、30 ell X JOC11m厚さj
Mのシードに成形し、これをtoo ”Cにて乾燥し嵩
密度O0りI/33の本発明のシート状物を得た。この
シード状物について以下に示す常温及び高温での弾力性
?強度−可撓性の評価試験を実施しその結果を第3表に
示した。
本発明のシー)状物について実施した常温での弾力性評
価試験は、ム8’l”M IF−34−44に準じた・
また、高温での弾力性評価試験とは、デ00”Cの雰囲
気下にて元の厚さの16%までくり返し圧縮を行ない1
その時のシー艷の圧縮復元力を測定し、そのくり返しに
ともなう変化を記鍮するという方法である。この復元力
の値が大きく、シかもくり返しによる減少率が小さい程
、弾力性は優れているとの評価がなされる。
一方本発明のシート状物について実施した高温での強度
の評価試験はデOo℃の雰囲気下でJISP  t//
Jに基いて測定した。
さらに、可撓性の評価試験は、折れることなく巻くこと
ができるロールの半径を測定する方法である。
実施例怠 実施例1と全く同じ配合割合−成型方法にて実施例1と
同じシート状物を得た。このシート状物を、ステンレス
製の平板の間に入れ圧縮し、厚さ倉■を嵩密度0.りI
/g@Bの本発明のシート状物を得た・このシート状物
について実施例1と同様の1測定を行ない、その結果を
第3表に示した。
実施例3 実施例1と同じ材料を使用し、a−七ビオライ)4!7
#eセラミック繊維−〇II−ラテックスッをm−バー
ミキュライト3コ#、メリアクリルアミド230 gL
t−硫酸バンド/jgd−水tooo−の配合にて実施
例1と同様の方法により成形し厚さ2.0−のシート状
物を得た。このシート状物に実施例記と同様のプレスを
施し厚さ3.0−―嵩密度0.りI/asHの本発明の
シート状物を得た。このシート状物について実施例1と
同様の測定を行ない、その結果を第J@に示した。
実施何番 実施例1と同じ材料を使用し、α−七ビオライド/41
*セテ之ツク織雑ココ/I−ラテックス7を一一バー文
キエライトダクlogリアクリルアくド100−を硫酸
バンド/jgLt、水1000−の配合にて、実施例8
と同様゛の方法により成彩−プレスを施し厚さ!、0■
を素置r!ILo、りI/−8の本発明のシート状・物
を得た。このシー)状物について実施例1と同様の測定
を行ない、その結果を第3表に示した。
11!ま 実施例1と同じ材料を使用し、α−セビオライ) /4
1−セラミック繊維JjJl−ラテックスクツ−かパー
ミキエライ>/Aleボリアクリルア之V101) d
 e硫酸バンド/1m、水tooo−の配合にて実施例
1と同様の方法により成形、プレスを施し厚さ1.0■
−嵩密度0.りI/ aI3の本発明シート状物を得た
。このシート状物について実施例1と同様の測定を行な
い、その結果を第3表に示した。
比較l111 実施例1と同じ材料を使用し、α−七ビオライ)/JI
#セラミック繊維/47I*ラテックスクター。
パーミキエライ) 10ヂlegリアクリルアミド/Q
Q m 、硫酸バンド/1−ツ水t000 gdの配合
にて、実施例1と同様の方法により成形、プレスを施し
厚さ!、0−−嵩密度0.りI/、3のシート状物を得
た。このシート状物について実施例1と同様の測定を行
ない、その結果を第3表に示した。
・比較例怠 実施例1と同じ材料を使用し、七う識°ツク繊錨/19
1 mラテックスクデー−パーセキエライ) 1klす
水toepo dの配合にて、実施例1と同様の方法に
より成形、プレスを施し厚さj、Ow、嵩密度0、ツI
/−8のシート状物を得た。このシート状物について実
施例1と同様の測定を行ない、その結果を第3表に示し
た。
比較例3 実施例1と同じ配合割合にて、未膨張パーミキ・・・エ
ライシを粒度の細かい南ア79力産の0号を使用し、実
施例2と同様の方法にて、厚さj、Qwm。
嵩密度0.りI/cIm3のシート状物を得た。このシ
ー)状物について、実施例1と同様の測定を行ないその
結果を第3表に示した。
第3表かられかるように、本発明の実施例1〜6に示す
シート状物はそれぞれ常温で9θ%以上の復元率を有し
、また高温でも80回のくり返し圧縮に対して圧縮復元
力は/’1%程度しか減少せず、常温でも高温でも優れ
た弾力性を有していた。tた、高温での強度もJJI%
ll/cl11&以上あり取り扱いに何ら支障のない大
きな強度を有していた。さらに可撓性についてみても常
温で半径/ elk 、高温でも10c11@度の田−
ルに春(ことが可能であり優れた可撓性を有することが
わかった。
実施例1〜6のシート状物に対し、比較例1に示したシ
ート状物は、α−セビオライトは使用されているが、セ
ラミック繊維9α−セビオライト。
未膨張バーミキユライトなど、いずれもその混合割合が
本発明の範匠から外れているために、実施例に比べ高温
での強度1弾力性がかなり劣っており、また比較例2の
シート状物は、α−セビオライトが入っていないために
、バー電キエライシの膨張が大きく高温での強度は実施
例に比べ極めて小さかった。また、常温での圧縮復元性
も従来例の3分のl以下であった。さらにまた比較例3
のシート状物は、実施例1や2と同じ混合割合にあるが
、使用している未膨張バーミキユライトの粒度が極めて
小さいために、その膨張が小さく高温での弾力性が実施
例に比べ大幅に劣ることが判つ・た。
以上、本発明のシート状物は、a−セビオライトあるい
はセラミック繊維とパー電キュライトという全く惨状の
異なる材料が絡み合い、さらに有機結合剤で結合された
構造であるため、実施例により判るよりに従来この種の
材料には見られなかった耐熱性9弾力性、可撓性−強度
などを有する優れた材料であり、各種シール材伊断熱材
を充填材などとして幅広い用逮への使用が期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はa−セビオライトの構造を示す模型図であり、
第一図は未膨張パーミキエライFの構造を示す模型図で
ある。 第■゛図 第2図 AI −o (oR)ハエ44 手続補正書 昭和2年1311日 特許庁長宵島me 樹 殿 1、事件の表示 昭和身6年  91? 願第1tatJI号2 発明の
趨称 耐熱弾性シー)状物とその製造方法3、 補正を
する者 事件との関係 特許出■人 住 所  蚊阜県大垣市神田町二丁■一番地氏 名(名
称)(Oll)揖斐用電気工業株式条社4、代理人 6、 補正により増加する発明の数 I(訂正) 明 
 細  書 t 発明の名称 耐熱弾性シート状物とその製造方法 2、特許請求の範囲 L α−七ビ第2イトs−r重量慢、未膨張バーミキエ
ツイト5−22重量−1有機結合剤3〜tS重量嗟、残
部実質的にセラミック繊維からなる耐熱弾性シート状物
。 2 α−セピオライトS〜り重量係、未膨張バーミキュ
ライトS−二重量−、有機結合剤t〜ノコ重量嗟、残部
実質的にセラミック繊維からなる特許請求の範囲第1項
記載の耐熱弾性シート状物。 & 未膨張バーミキユライトの粒径は/、 /デ〜コ、
t3謹の範囲内にある特許請求の範囲第1項あるいは第
2項記載のシート状物。 也 未膨張バーミキユライトの粒径は/、 /ツルへ4
1/■の範囲内にある特許請求の範囲第1項ないし第3
項のいずれかに記載のシート状物。 4 未膨張バーミキエライトO粒径がへlツ〜へl/■
の範囲内にあシ、かつa軸方向の厚さが0.1/■以上
である特許請求の範囲第7項あるいは第2項記載のシー
ト状物。 6 配合原料としてセラミック繊維、α−セビオライト
、未膨張パーζキエライト、有機結金剤を用い、それら
の配合割合は、それぞれ10〜ts重量−、t−J重量
−93〜−重量*、5−tS重量参であシ、かつそれら
の合計は100−である配合原料を用い、先ず、α−セ
ビオライトを液体中にて屑綿9公散してスラリーとなし
、このスラリー中にセランツク繊維、有機結合剤、未廖
張パーミキエライトを添加混合し先後、抄造し、乾燥す
ることを特徴とする耐熱弾性シート状物の製造方法。 り、 前記液体は水、有機S−の中から選ばれる/11
または一種からなる液体である特許請求の範囲第6項記
載の製造方法。 a 配合原料としてセツミック繊維、α−セビオライト
、未膨張パーミキエツイト、有機結合剤を用い、それら
の配合割合社、それぞれ40〜t!1重量−、j−JO
重量−jfam−重量1G、j−#重量参であシ、かつ
それらの合計はtoo sである配合原料を用い、先ず
、α−セビオライトを液体中にて屑綿2分散してスラリ
ーとなし、このスラリー中にセラミック繊維、有機結合
剤、未膨張バーミキユライトを添加混合し、抄造した後
、乾燥、プレス成形することを特徴とする耐熱弾性シー
ト状物の製造方法。 俵 前記液体は水、有機溶媒の中から選ばれるZSt九
は一種からなる液体である特許請求の範囲第8項記載の
製造方法。 3、発明の詳細な説明 本発明は、セラミック繊維、α−セビオライト、未膨張
バーミキユライト、有機結合剤からなる耐熱弾性シート
状物とその製造方法に関するものである。 従来、未膨張バーミキユライトを使用した組成物とし−
(U、s、P、 J、 3qo、 t3:z  (以下
従来例1という)によれば、未膨張バーミキユライトを
結合剤で固定したものが示されておシ、壇た、U、 B
、 P。 コ、shy、svt (以下従来例2という)には未膨
張バーミキユライトとアスファルト材料、無機繊維材料
などからなる組成物か示されている。従来例1では、結
合剤の種類、有機、無機質の別も不明であるが、シート
状物に形成することは何ら示されておらず、未膨張バー
ミキユライトと結合剤の混練物を壁間に薄く塗るという
使用方法が示されている。従来例2では、未膨張バー建
キエライトや無機繊維材料とともにアスファルトが使用
されているが、本発明者らの実験によれば、その成蓋物
は弾力性、可撓性は無<、1ooo℃以上の高温では、
その形状維持さえ困難であつ九、上記一つの従来例に対
し、セラミック繊維とともに未膨張バーミキユライトや
有機結合剤、無機結合剤を使用し耐熱性や弾力性を付与
し九シート状物として次のような発明プ提案されている
。 九とえば、特開昭go −5sbos号(以下従来例3
という)には、膨張性雲母、無機繊維材料、無機結合剤
からなる膨張性シート材料が示されておシ、ま*、特開
昭!/ −494113号(以下従来何番という)には
、起泡膨張性材料、無機結合剤、充填剤、液体ビヒクル
からなる充填組成物が示されておシ、を良轡開昭1/ 
−41107号(以下従来例5という)には、膨張性雲
母、無機繊維材料、有機弾性結合剤からなる可撓−膨張
性シート材料が示されておシ、さらに特開昭Sダー3o
コ/1号(以下従来例6という)には、未膨張ヒル石、
無機繊維物質、有機エラストマー結合剤、無機粘土結合
剤からなる可撓性膨張性シート物質が示されている。 しかし、無機結合剤を使用し九従来例3のシート材料は
、本発明者らの実験によれば常温での可撓性9弾力性に
欠け、一方、有機結合剤を使用し良従来例5のシート材
料は、高温ではこの結合剤が焼失し強度が低下してしま
うことがわかっている。さらに、有機と無機の結合剤を
併用した従来何番の組成物および従来例・のシート物質
でも使用している無機結合剤が硬化性のものであるため
、有機結合剤が焼失する高温では、弾カ性、可撓性を失
なうことが本発明者ら紘、実験によりわかつ喪、また、
これら従来例3〜5によれば、製造されるシート状物は
高温になると非常に脆くなることを本発明者らは実験に
より判った。その理由は。 それぞれ使用されている未膨張バーミキュライトの含有
率がいずれも30重量−以上と多く、また使用されてい
る無機結合剤はバーミキュライトの自由膨張を押さえる
機能を有しないため、バーミキュライトが膨張する高温
においては非常に脆くなるからであると考えられる。 以上、従来提案されている未膨張バーミキユライトを使
用したシート材料あるいは組成物は、常温や高温での弾
力性1強度、可撓性などのM特性において上記のような
欠点をそれぞれ有しており。 その用途が大きく制限されるという不利があっ九。 本発明は、前記諸従来例の有する欠点ならびに不利を除
去、改善したシート状物とその製造方法を提供すること
を目的とし、特許請求の範囲起−載のシート状物とその
製造方法を提供することにより、前記目的を達成する屯
のである。 以下1本発明の詳細な説明する。 本発明の主構成材料であるセラミック繊維は、一般的に
高純度のシリカとアルミナのほぼ等量を電気溶融し、そ
の細流を高圧の空気または蒸気で吹き飛ばし繊維化し九
ものである。この繊維は、通常の100〜300℃で軟
化するガラス繊維と異なり、ガラス質ではあるがtoo
o ’C以上の高温に耐える優れ九耐火性を有する繊維
である。 次にα−セビオライトについて説明する。 α−セビオライトとは、複鎖状構造型の含水マグネシウ
ムケイ酸塩鉱物の一種であり、その結晶化度によシコ種
類がある。そして結晶化度の高い繊維状のものはα−セ
ビオライト、低結晶化度ないし非晶質で塊状のものはβ
−セピオライトと呼ばれている。β−セピオライトは塊
状形態である丸め、セラミック繊維や未膨張バーミキユ
ライトなどの他の材料と絡み合う性質を有しないことか
ら、α−およびβ−セピオライトからなる従菓のセビオ
ライト原鉱をそのまま使用することはα−セビオライト
のみを使用したものよシも絡み合りが弱くなるというこ
とを本発明者は研究によシ新規に知見し九。かくして本
発明者は、セビオライトから選鉱して得九α−セビオラ
イトを使用することが最適であシかつ必須であることを
知見した。 このα−セビオライトは、第1図に示すように81−0
四面体層とMg−0(OH)八面体層とからなるメルク
状コニl型層構造を基本とする各リボンが四面体層の頂
点方向の周期的な逆転によりつながった鎖状構造を結晶
構造の基本とし、C軸方向に結晶が良く発達し卓越した
繊維形態を示す繊維状物である。さらに、とのα−セビ
オライトは、水または有機溶媒に対する分散性、増粘効
果に優れ、微細繊維状で極めて柔軟性に富むため、他の
種々の材料とも良く絡み合い、前記他の材料と均一に分
散され友場合には他の材料と強固に結合する優れ九効果
を有する。α−セビオライトの化学組成は、一般的に第
1表に示すごとくであり、その化学組成かられかるよう
に耐熱性にも優れている。 第  l  表 次に、未膨張バーミキユライトについて説明する。 本発明のシート状物に使用する未膨張ノ(−ミキエライ
トは、バーミキュライト鉱物で第2図に示したように8
1−〇四面体層とMg −0(OR)  またはAj−
0八面体層とからなるタルク状コニl型層構造を基本と
し、それらが層間に水を介してつながつ九雲母状構造の
含水鉱物である。外見上は不定形板状ま九は薄片状の粒
子で、眉間に水を介してなる多重構造であるため、加熱
すると脱水して、扛く離膨張し原容積の10〜8倍に伸
張するので、あ九かも虹状を呈するようになる。よって
、膨張し九バーξキエライトは弾力性、断熱性などの特
性を有するが、1この虹状の薄片多重構造体の眉間の結
合力が乏しいので外力を受けると薄片化してばらばらに
なシ易く、膨張したバーミキュライト単独では、その薄
片多重構造からなる一定形状を保持し九形態を維持する
ことは離かしい。未膨張バーミキユライトの化学組成は
第−表に示したように810.とMgOが主成分となっ
ておシ前記α−セビオライトと組成的には似ているが、
構造的には上記のようにα−セビオライトが複鎖構造か
らなる繊維状であるのに対し、未膨張バーミキユライト
は板状、薄片状多重構造という全く異なる形態を有して
いる。 このため1本発明のシート状物においても両者それぞれ
の作用は全く異なるが、前記α−セビオライトの有する
絡み性により両者が混在する場合には、前述のような本
発明シート状物に見られる優れ喪数々の特性が顕現され
る。伺これらの点については後でさらに詳述する。 本発明において使用する未膨張バーミキユライトの粒径
及びa軸方向の厚さについて説明する。 未膨張バーミキユライトの膨張率及び膨張力は、その粒
径が大きいほど大きくなるが、シート状物の製造の際に
蝶分散性が良いことから粒径の小さいものが通常使用さ
れている。しかし、本発明によれば、バーミキュライト
の分散を助ける機能を有するα−セビオライトが使用さ
れているために比較的粒径の大きいへ19〜コ、t3W
M(x〜tメツシュ)の未膨張バーミキユライトを使用
することが可能になり、そのために未膨張バーミキユラ
イトが少量含有されているにもかかわらず、本発明のシ
ート状物は充分な膨張を示し、高温での弾力性も大きい
という特徴を有する。 粒径/、/9−λt3xi、の範囲内にある未膨張バー
ミキユライトを使用したシートは、上記のような特徴を
有するが粒径の分布が幾分広いため、その膨張率の差に
よシ同−配金割合からなる一枚のシートの中で膨張率に
若干の差が生じ、加熱膨張後のシートの厚さが幾分不均
一になる場合がある。 これを改善するには、粒径が/、/?〜八*へIE@(
S〜16メツシユ)の範囲内にある未膨張バーミキユラ
イトを使用するのが最適であることを本発明者らは知見
した。さらに本発明者らは、この際、未膨張バーミキュ
ライトのa軸方向の厚さが0.7181以上のものを選
別して使用すれば、粒径が幾分減少した九めに生じる加
熱膨張率と加熱膨張後の弾力性の低下を押さえることが
可能であることを知見した。かくして、本発明において
使用する未膨張バーンキュライトは粒径が/、/チルへ
参/Wの範囲が好適であシ、a軸方向の厚さがo、//
wi、以上であることが有利である。 本発明のシート状物のもう一つ0111成材料である有
機結合剤としては、アクリーニトリルプタジエン、スチ
レンブタジェン、アクリル酸エステルなど各種ラテック
ス、ポリウレタン、酢酸ビニル。 メチルセルロースなどを用いることが有利である。 本発明者はこれらの材料を混合使用することにより優れ
た特性を有するシート状物を製造することが出来ること
を新規に知見した。 以下にこれらの材料の混合使用による作用効果並びにシ
ート状物の特性について説明する。 従来例1によれば、未膨張バーミキユライトと結合剤と
を単に練シ合わせたものが、金属壁の内側に薄く塗られ
てお沙1本発明の目的とするシート状物に成形されたよ
うな成型体の特性については例の開示も見られない。 一方、本発明のシート状物はセラミック繊維を主体にし
前記各種材料を使用したシート状物であり、そのシート
状物の強度が常温ならびに高温でも大きいことは容易に
推察することができる。その理由は、本発明のシート状
物にあってはセラミック繊維や未膨張バーミキユライト
などが、柔軟性に富む繊維状α−セビオライトと良く絡
み合つているからである。 従来例2では、未膨張バーミキユライトおよび無機繊維
材料とともにアスファルト材料を使用し九組成物が示さ
れているが、アスファルトは低温では可撓性が少ないた
め、その組成物は低温においては可撓性が極めて少ない
ばかシでなく、コOO℃を越えると前記組成物は軟化し
始め、さらに7000℃を越えるような高温では、アス
ファルトが気化するのでその強度は大幅に低下し、形状
を維持することすら困難となる。 一方本発明のシート状物嬬、いずれも1000℃以上の
耐熱性を持つセラミック繊維、未膨張バーミキユライト
がα−セビオライトと細かく均一に絡まり合ってなるも
のであシ、有機結合剤が完全に焼失してしまうtooo
 ’C以上の高温でも取り扱いに支障のない充分な強度
と可撓性を有し、これらの点で従来シート状物には見ら
れない種々の特徴を有する。ま九、本発明のシート状物
は有機結合剤を使用しているため常温でも可撓性を有し
ている。前記従来例のシート状物にプレス成型加工を施
すと可撓性がなくなるばかりでなく脆くなるが、本発明
のシート状物にプレス成型加工を施すと、セラミック繊
維と未膨張バーミキユライトとα−セピオライトとの絡
みが、ある程度はぐされるのでより一層優れた可撓性が
付与され、たとえば半II / elLのロールにも巻
くことができるばかtでなく、折り畳んでも亀裂が入っ
て切断することのないシート状物となる。 一方、従来例3,5.6に示されているシート状物は、
いずれも本発明のシート状物と同様の特性、すなわち弾
力性、耐熱性を目的にしているシート状物であるが、こ
れらのシート状物が加熱によシ膨張後に初めて弾力性が
出てくることは、従来例3の公報明細書第1頁第を行に
「膨張後に耐熱性と弾力性を有する・−・−・・」、従
来例5の公報明細書第1頁第17行に「膨張後に耐熱性
と弾力性を有するー・−・・」、従来例6の公報明細書
第1頁第17行に「耐熱性があり、膨張毅弾性があり・
−・・・」などの記載から見ても明らかである。しかし
ながら本発明のシート状物においては、加熱後はもちろ
ん加熱前といえども大きな弾力性を有するという特徴が
ある。 本発明のシート状物は、微細で極めて柔軟性に富むセラ
ミック繊維と、これよりさらに微細でかつ極めて柔軟性
9弾性に富むα−セビオライトを主体にし、これらに少
量の未膨張バーミキユライトを入れ互いに細かく均一に
絡み合わせ、それらの接点を有機結合剤で結合させた上
、プレス成型を加えて製造されたものである。従ってα
−セビ第2−イトそのものの弾力性効果に加えて、α−
セピオライトと他種材料との接合個所がプレスによって
適度にほぐされることによシ、自在となっている丸めに
、本発明のシート状物は、バーミキユライトが膨張して
いない未加熱の状態でも優れ九弾力性、圧縮復元性、可
撓性を示すという従来の4のには見られない特徴を有す
る。 従来例5の公報明細書第2頁第17行〜X行に、「幾分
竪いため使用の際に若干不便であることを発見し友、こ
のため該発明(従来例3ンのり一ト材料を細いp−ルに
巻くことが困難である」と記載されているように、従来
例3のシート状物は。 加熱前は可撓性に乏しいという欠点も有しており、この
点でα−セビオライトとプレス成型とから生ずる大きな
可撓性を有する本発明のシート状物とは特性的に大きく
異なっている。 従来例5および6には、可撓性を改良するため無機結合
剤を全く使用せずに有機結合剤だけを使用するか、ある
いは有機と無機の結合剤を併用し九シート状物が示され
ている。 有機結合剤だけを使用し九従来例!に示されたシート状
物は、常温での可撓性は改善されているものの、参〇〇
℃以上の高温では有機結合剤が焼失してしまうと同時に
、30重重量風上と多重に含まレテいる未JIl張バー
ミキュライトが膨張するためシートの強度は著しく低下
し通常の使用には耐えないという欠点がある。 また、有機と無機の結合剤を併用した従来例6に示され
たシート状物の常温での可撓性は、有機結合剤によ抄改
善されてはいるものの、使用されている無機結合剤は5
本発明におけるα−セビオライトのように柔軟な繊維状
のものではなく、板状の粘土鉱幣であるべ/トナイトで
あるため、常温での充分な可撓性を期待することはでき
ない。 さらに従来例3と同様未膨張バーミキユライトの含有量
かり重量囁以上と多く、シかもベントナイトを使用する
とバーミキュライトの膨張が適度に抑制されないため、
すなわちバーミキュライトが自由膨張するために有機結
合剤が焼失する高温においては、有機結合剤だけを使用
し九従来例6のシート状物と同様に強度が大幅に低下し
脆くなるという欠点を有する。 従って、前記従来例3,5.6に示されている加熱膨張
後に弾力性を有するという%像も、バーンキュライトの
自由膨張から生ずるシート状物自体の強度の低下によ転
、シート状物が使用される条件、例えば加熱によシシー
ト状物が自由膨張することのできる条件では必ずしも前
記特徴が常に発揮されるとは限らない。 前記従来例3,4.5および6に対し、本発明のシート
状物は、セラミック繊維と未膨張バーオキ3−2イトへ
のα−セビオライトの絡みが主体となつ九ものであるが
、未膨張バーミキュライトの含有量線1重量参以下と極
めて少量であシ、しかも有機結合剤が焼失する高温にお
いてもα−セビオライトがその絡みによシバーミキュラ
イトの自由膨張を適fK押さえるためシートの強度が大
幅に低下することはなく、α−セビオライト、セラミッ
ク繊維とその中に存在する適度に膨張したバーミキュラ
イトの効果によシ、高温でも優れた弾力性と可撓性を有
するものである。 さらに本発明のシート状物では、使用する未膨張バーミ
キュライトの粒径を/、 /デル2.138%好ましく
は粒径がへ/’F〜へ41I11!Ilで粒子の色軸方
向OXさが0.//■以上のものに選別して使用してい
る友めに、バーミキュライトの含有量が二重量嗟以下と
極めて少ないにもかかわらず優れた弾力性を有するもの
である。 以上のように、本発明のシート状物においてα−セビオ
ライトは、その使用量は!〜X重量優と少量ではあるが
極めて重畳な機能を有することがわかる。従来例1〜a
 KFi、いずれもこのα−セビオライトの使用につい
ては全く記載がなく、またバーミキュライトの粒径や粒
子のa軸方向の厚さに関する選別についても何ら述べら
れておらず。 前記従来例のシート状物は本発VSOシート状物のよう
な特性を有しないことは明らかである。 次に本発明のシート状物の各材料の混合割合を限定する
理由を説明する。 α−セビオライトは、!重量−未満では強度が不足し、
一方X重量−を越えるとバーミキ:L’)イトの膨張を
極端に押さえてしまい高温での弾力性が不足するので!
〜X重量−の範囲内にする必要がある。 未膨張バーミキ:L−)イトは、!重量参未満では高温
での弾力性が子方し、一方一重量一を越えると強度と常
温での弾力性が低下するのでs〜−重量嗟の範囲内にす
る必要がある。 有機結合剤は、−S重量−未満では常温でcollfI
I性が不足し、一方/j重量参を越えると高温での強度
および常温での弾力性が不足するので! −/j重量−
の範囲内にする必要がある。 本発明のシート状物は、特許請求の範囲第1項に記載さ
れ丸缶材料の混合割合の範囲内で、その割合を変えるこ
とにより、耐熱性、常温、高温での弾力性1強度などの
緒特性を自由に変化させることが可能であるが、上記の
ようにその限定範囲を外れると種々の欠点が生じてくる
。従って限定範囲において、それぞれ用途によって混合
割合を変えることができる。例えば本発明のシート状物
をシール材として用いる場合にはその使用条件から、耐
熱性2弾力性が特に必要とされるため特許請求の範囲第
2項に記載の混合割合にすることが好適である。 次に、本発明のシート状物を製造する方法について説明
する。 α−セビオライト役末を液体中に投入し、屑綿分散させ
、0.01−10嗟amのスラリーを作る。 このスラリーを作るにはJ−程度までなら高速ミdPす
−を用いて屑綿分散させることが出来るが、それ以上高
**0場舎社線シ込みが出来るニーダ−型式のものが適
当である0次に上記スラリー中にセフきツク繊維、有機
結合剤、未膨張バーミキユライトtこの順序に所定量投
入し、さらに攪拌。 混合を行ない均一に分散させる。こうして得られ九ス2
リーを抄造した後乾燥する。この際、定着や濾水性を改
善するなど製造上必要ならば公知の凝集剤を使用しても
よい、このようにして得られ九シート状物は、耐熱性1
弾力性、可撓性に優れるという特徴を有する。 さらに本発明によれば、上記抄造乾燥したシート状物に
より優れた可撓性を付与するためにプレス成型を施す−
ことができる。このプレス成型は、平板プレス、ローラ
ープレスのいずれでも良いし、また両者を併用しても曳
い。 本発明のシート状物において、プレス成型により柔軟性
を出すことができる理由は、柔軟かつ弾性に富むα−セ
ピオライトを使用しているえめであシ、これを使用せず
他の無機結合剤を使用し九従来例3あるいは6のシート
状物に本発明のようなプレス成型を施すと極めて脆iも
のになる。 次に本発明を実施例にっ埴て説明する。 実施例1 α−セピ第2イトntをtooo mtの水中に投入し
充分に屑綿9分散させた。このスラリー中に市販のセラ
ミック繊維lデ11.アクリロニトリルブタジェン系ラ
テックス(固型分u% ) ′1? mt 、市販の未
焼成南ア79ヵ童バーミキュライトコ号よ〉選別した粒
径が/、/f〜コ−ts mの範囲内にある選別未膨張
パーミキーツィトAJfをこの順にて添加し充分攪拌、
a合しえ、これに市販のポリアクリルアンド系凝集剤の
0. /−溶液/、77 mlと硫酸バンド10−溶液
/j ml  を添加し攪拌、混合した。このようにし
て作成し九スラリーを角型の手抄き機にて抄造し、厚さ
コ露の抄造物を得た。この抄造物を100℃にて乾燥し
た後ステンレス製の平板の間に入れプレスし、3o x
 、yo、、 、厚さ!諺、嵩密度0、ツルーの本発明
のシート状物を得た。このシート状物について、以下に
示す常温および高温での弾力性9強度、可撓性の評価試
験を実施しその結果を第3表に示した。 本発明のシート状物について実施した常温での弾力性評
価試験は、ム8TM ? −34−??の変形法に基づ
く試験で、鋏変形法は、ペネトレーターを直vk10傷
Oアンビルで置き換え、コ■平方の試験片に//JJの
荷重を加え圧縮率と復元率を測定するという方法である
。ま九、高温での弾力性評価試験とは、900℃の雰囲
気下にて元の厚さの1I0−tで〈ヤ返し圧縮を行ない
、その時のシートの圧縮復元を測定し、そのくに返しに
ともなう変化を記帰するという方法である。この復元力
の値が大きく、シかもくシ返しによる減少率が小さい程
、弾力性は優れているとの評価がなされる。 一方本発明のシート状物について実施した高温での強度
の評価試験はデOO℃の雰囲気下でJISP I//J
に基づいて測定し良。 さらに、可撓性の評価試験は、折れることなく巻くこと
ができるロールの半径を測定する方法である。 実施例2 実施例1と同じ配合割合にて、未膨張バーミキユライト
を市販の未焼成南アフリカ意パーミキュライトコ号よシ
選別し九粒徴が/、 /9− /、 l/■の範囲内に
ある選別未膨張バーミキユライトを使用し、実施例1と
同様の方法にて厚さ3■、嵩密度0.7に−のシート状
物を得九。このシート状物について、実施例1と同様の
測定を行ないその結果を第3表に示した。 実施例& 実施例1と同じ配合割合にて、未膨張バーミキユライト
を市販の未焼成南アフリカ産バーミキエライトー号より
選別した粒径が/、/9〜ムダ/1wの範囲内にあシ、
a軸方向の厚さが0.//van以上の選別未膨張バー
ミキユライトを使用し、実施例1と同様の方法にて厚さ
!FW、嵩密度0.7に−のシート状物を得た。このシ
ート状物について、実施例1と同様の測定を行ないその
結果を第3表に示しえ。 実施何本 実施例1と同じ材料を使用し、α−セビオライ) 41
7 f 、セラミック繊維−〇jtf、ラテックスクデ
ml、バーミキュライト32 f 、ボリアクリルアi
ドJ30ml 、硫酸バンド/jmj、水tooo m
tの配合にて実施例1と同様の方法によシ抄造プレスし
、厚さmt、 OwIAのシート状物を得た。このシー
ト状物に実施例2と同様のプレスを施し厚さmt、 0
11m+ 、装置[0,クルーの本発明のシート状物を
得た。このシート状物について実施例1と同様の測定を
行ない、その結果を第3表に示し友。 実施例& 実施例1と同じ材料を使用し、α−セビ第2イト/番t
、セラミック繊維ココ/1.ラテックス??mj。 バーミキュライトt17 f 、ポリアクリルアミド1
00m1 、硫酸バンド/!ml、水1000 mlの
配合にて、実施例1と同様の方法によ)抄造、プレスを
施し厚さy、 D 1ml、嵩密度0.’rf7fxl
の本発明のシート状物を得た。このシート状物について
実施例1と同様の測定を行ない、その結果を第3表に示
した。 実施例6゜ 実施例1と同じ材料を使用し、α−セピオライ) 74
 F 、セラミック繊維コ5コV、ラテックス79叫。 バーミキュライト/A f 、ポリアクリルアミド10
0m1 、硫酸バンド/!ml、水1000 mlの配
合にて実施例1と同様の方法によp抄造、プレスを施し
厚さ!、0■、嵩密度0.りfy610本発明シート状
物−を得九、このシート状物について実施例1と同様の
測定を行ない、その結果を第JI!に示し九。 比較例1 実施例1と同じ材料を使用し、α−セビオライ) /j
 f 、セラミック繊維14γt、ラテックス’19m
1゜バーミキエライトlO参f、ポリアクリルアミド/
DOml 、硫酸バンド/!ml、水1000 mlの
配合にて、実施例1と同様の方法により抄造、プレスを
施し厚さ!r、 o m を嵩密度0.りt)44のシ
ート状物を得た。このシート状物につ−て実施例1と同
様の測定を行ない、その結果を第3表に示した。 比較例2 実施例1と同じ材料を使用し、権うミック繊繍/191
.ラテックスクデml、A−ミキュ2イトデIt、水1
000 mjの配合にて、実施例1と同様の方法によシ
抄造、プレスを施し厚さj、 OIlB、嵩密度0.7
f/blのシート状物を得た。このシート状物について
実施例1と同様の測定を行ない、その結果を第3表に示
した。 比較例3 実施例1と同じ配合割合にて、未膨張バーミキュライト
を市販の未焼成南アフリカ産1号を使用し、実施例1と
同様の方法にて、厚さso o tm #嵩密度0.γ
に−のシート状物を得た。このシート状物について、実
施例1と同様の測定を行ないその結果を第3表に示した
。 tmJ表かられかるように、本発明の実施例1〜6に示
すシート状物はそれぞれ常温で90−以上の復元率を有
し、また高温でもiso回のくり返し圧縮に対して圧縮
復元力はl?−程度しか減少せず、常温でも高温でも優
れ九弾力性を有してい友。また、高温での強度もコks
/d以上あシ取シ扱いに何ら支障のない大きな強度を有
していた。さらに可撓性についてみても常温で半径l工
、高温でも70傷程度のロールに寺〈ことが可能であシ
優れ九可撓性を有することがわかった。 実施例1〜6のシート状物に対し、比較例1に示したシ
ート状物は、α−セビオライトは使用されているが、セ
ラミック繊維、α−セビオライト。 未膨張バーミキュライトなど、いずれもその混合割合が
本発明の範囲から外れているために、実施例に比べ高温
での強度9弾力性がかなシ劣っており、を九比較例2の
シート状物は、α−セビオライトが入っていないために
、バーミキュライトの膨張が大きく高温での強度は実施
例に比べ極めて小さかった。また、常温での圧縮復元性
も従来例の3分の7以下であった。 さらに比較例3のシート状物は、実施例1−3と同じ配
合割合にあるにもかかわらず選別してない未膨張バーミ
キユライトを使用している喪め、粒径が/、/9鶴よシ
小さく膨張率の小さいものが含まれていることによシ加
熱膨張後の弾力性が実施例1〜3の本発明シート状物に
比べ小さかった。 また、本発明の実施例1と実鞠例3を比較すると、実施
例Sのシート状物の方が使用して−る未膨張バーミキュ
ライト粒径が小さいにもかかわらず高温での弾力性が大
きいことがわかる。これは実施例SOシート状物では粒
子のa軸方向の厚さが比較的厚−0,//■以上の選別
した未膨張バーミキュライトを使用して−るためである
。 以上、本発明のシート状物は、α−セビオライトあるい
はセラミック繊維とバーミキュライトという全く形状の
異なる材料が絡み合い、さらに有機結合剤で締金された
構造であるため、実施例により判るように従来この種の
材料には見られなかった耐熱性1弾力性、可撓性1強度
などを有する優れ友材料であり、各種シール材、断熱材
、充填材などとして幅広い用途への使用が期待できる。 仏 図面の簡単な説明 第1図はα−セピオライトの構造を示す模型図であり、
第1図は未膨張バーミキユライトの構造を示す模型図で
ある。 特許出1人 揖斐川電気工業株式会社 代珊人弁珊士  村  1)  政  治手続補正書(
方式) 昭和n年ダ月X日 特許庁長富島田春樹殿 1、事件の表示 昭和謁年  轡許願第ttetst号 2、lI@の名称 耐鵬弾IEI/−)状物と量の調造
方法1 補正をする者 事件との関係  曹Ill崗■人 住 所  鋏阜県大厘市神田町二丁窮−書地r電(名称
)(@XI)揖斐用電気ニー棒式査社し冨腸11115
y番・

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、  g−七虻オライ)3〜2重量%を未膨張パーミ
    キ島ライ)j−J、2重量襲−有機結合剤S〜/j重量
    %e残部実質的にセラミック繊維からなる耐熱弾性シー
    シ状物・ 息0g−セビオライ)l〜り重量−9未廖張バーミキエ
    ライトI〜−重量%−有機結合剤t〜l−重量S−残部
    実質的にセラ之ツク繊繍からなる特許請求の範囲第1項
    記載の耐熱弾性シート状物。 3、未膨張パーミキエライトの、軟度は、t〜Jjメツ
    シ1の範冒内にある特許請求の範囲第1項あるいは第怠
    項記職のシー)状物・ 4、配合鼠料として、セラミック繊維#a−セビオライ
    トp未膨張パー文キエライ)?有機結合剤を用し1、そ
    れらの配合割合は、それぞれV〜f!重量囁−I〜に重
    量襲、I〜n重量−ej〜/I重量襲であり、かつそれ
    らの会計は/elO%である配合原料を用い、先ず、1
    −七ビオライドを液体中にて解編−分散してスラリーと
    なし、このスラリー中に竜うミツタ繊維−有機結合剤管
    未廖彊一一セキニライ)を添加混合した後、脱筐或■す
    ることを特徴とする耐熱弾性シーF状物の製造方法・6
    、前記液体は水、vm博媒の中から選ばれるdllたは
    一種からなる液体である特許請求の範囲第4項記載の製
    造方法・ 6、配合原料として、七うミツタ繊繍eg−セビオライ
    ト伊未膨張バーミキエライトー有機結合剤を用い、それ
    らの配合割合は、それヤれU−tZ重量%―I〜−重量
    %ez〜−重量% e j −/j重量−であり、かつ
    それらの合計はioo%である配合原料を用い、先ず、
    dll −七ビオライFを液体中にて解編ψ分散してス
    ラリーとなし、このスラリー中にセラ攬ツタ繊維9有機
    結合剤Φ未廖張パー電中エライトを添加混合し、脱液成
    濠した後プレス成層することを特徴とする耐熱弾性シー
    ト状物の製造方法・ り、前記液体は水−有機溶媒の中から選ばれる1種また
    は一種からなる液体である特許請求の範囲第6項記載の
    製造方法。
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