JPH02195954A - 骨特にあごの骨およびまたは歯を治療する装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、軸線の回りに回転可能で、切削部分とシャフ
トを有する工具と、シャフトに設けられ、このシャフト
と共にリング状の通路を画成しかつこの通路に開口する
冷却媒体人口を有するスリーブとを備え、工具とスリー
ブが互いに相対的に回転可能で、軸方向に摺動しないよ
うに保持され、工具が通路から切削部分まで延びる貫通
通路を備えている、骨特にあごの骨およびまたは歯を治
療するための装置に関する。

ごの装置は骨特にあごの骨およびまたは歯を治療するた
めのものであり、特にあごの骨に少なくとも一つの穴を
設けるためのものである。この穴には、人工の義歯を固
定するためのインブラントを固着可能である。

〔従来の技術〕

このインブラントは例えば米国特許第４１８０９１０号
明細書、同第４４４７２０９号明細書、および１９８８
年シュトゥットガルトとニューヨークのＧｅｏｒｇ　　
Ｔｈｉｅｍｅ出版社発行、Ａｎｄｒ５　５ｃｈｒｏｅｄ
ｅｒ。

Ｆｒａｎｚ　　５ｕｔｔｅｒおよびＧ１５ｂｅｒｔ　　
Ｋｒｅｋｅｌｅｒ著の本“口腔インブラント技術（Ｏｒ
ａｌｅ　　Ｉｍｐｌａｎｔｏｌｏｇｉｅ）　”の第１面
と第６６〜７１頁、第１１８〜１５１頁、第１７８〜１
８７頁、第２０２〜２１７頁、および第２２８〜２４３
頁によって知られている。このインブラントはあごの骨
に挿入するためのソケットを備え、このソケットは少な
くとも一部が中空円筒の形をしている。

あごの骨にインブラントを固着するために、この骨はソ
ケットの中空円筒状部分のための穴を備えている。この
穴はインブラントの種類と寸法に依存して、例えば全体
が中空の、すなわら直径全体にわたって中空の孔により
形成された開口区間と、環状溝によって形成された底区
間を備えているかあるいは、全体が中空の孔または環状
溝だけからなり、そして場合によってはめねじを備えて
いる。前記の本には、あごの骨に穴をあける工具が開示
されている。穴をあける際に、この穴を画成する管材料
が壊死しないようにするために、約４５〜４７℃の最高
温度を超えて加熱されないようにすべきである。同様に
前記本に述べであるように、過剰の加熱を避けるために
、工具は液状冷却媒体、例えば滅菌した生理食塩溶液ま
たはリンゲル溶液によって冷却される。この冷却媒体は
前記本によれば例えば工具の外面に供給可能である。

西独国特許第３４３３５７０号明細書によって知られて
いる装置は互いに分離可能にボルト止めされた２個の部
品を有する回転可能な工具を備えている。この部品の一
方は切削部分と、めねしを有する突起を形成し、他方の
部品はシャフト、正確に言うと少なくともその主要部分
を形成している。シャフト主要部分を形成する工具の部
品は、前記のめねじにねじ込まれるおねじと、つばと、
切削部分と反対のっぽの側に設けられた環状溝を有する
。工具は液状冷却媒体でその内部の冷却を可能する貫通
通路を有する。

この貫通通路は切削部分の自由端の端面から少なくとも
環状溝まで延びる軸方向の穴と、この穴を環状溝に接続
する半径方向の孔を備えている。冷却媒体を工具に供給
する働きをする、環状溝の範囲でシャフトを取り囲むス
リーブは、シャフトのっぽと、シャフトに固定された別
個の調節リングの間で回転可能にかつ軸方向に摺動不能
に保持されている。スリーブはそれぞれ１個のシールリ
ングによって、つばと調節リングに対してシールされ、
シャフトの環状溝と共に環状通路を画成し、そしてこの
環状通路に開口する冷却媒体入口を備えている。

工具の両部品の互いに螺合されたねじがある程度の最短
長さを備えていなければならず、また調節リングがある
程度の長さを有していなければならないので、工具は必
然的に長さが比較的に長くなり、特に内部冷却しないよ
うに形成された慣用の同質の切削部分を有する工具より
も長くなる。西独国特許第３４３３５７０号明細書によ
って公知である工具の長さが比較的に長いので、工具に
よって行われる歯の治療を困難にし、特に臼歯の範囲で
の治療を困難にする。西独国特許第３４３３５７０号明
細書には、調節リングをどのようにして固定するかは記
載されていない。この刊行物に従って形成され市場で公
知である装置の場合には、調節リングがシャフトに圧入
されている。すなわち、プレス嵌め連結によって固定さ
れている。従って、歯科医やその助手にとって、スリー
ブをシャフトから取り外して再びシャフトに取付けるこ
とは不可能である。よって、工具とスリーブは使用前に
組立状態で洗浄および滅菌しなければならない。これは
申し分のない洗浄と滅菌を困難にする。更に、製作およ
び互いに連結すべき部品の数が多いので、装置の製作コ
ストが比較的にかかる。

〔発明の概要〕

本発明の根底をなす課題は、西独国特許第３４３３５７
０号明細書によって知られている装置と、この刊行物に
従って形成された市販されている装置の欠点を除去し、
特に調節リングや軸方向において場所をとるその他の別
個の連結手段を用いずに、かつ特に容易に取り外しこと
ができるように、スリーブを工具に連結することができ
る装置を提供することである。この場合、装置は経済的
に製作可能であるべきである。

この課題は、スリーブが少なくとも、それとシャフトに
設けられ互いに係止可能な係止手段によって、切削部分
から離れる方向に摺動しないように保持されていること
によって解決される。装置の有利な実施形は請求項２以
降から明らかである。

〔実施例〕

続いて、図に示した実施例に基づいて本発明の詳細な説
明する。

第１図に示したあごの骨を治療（加工）する装置は、ハ
ンドピース３を有する駆動装置ｌを備えている。このハ
ンドピースは電気モータまたは空気圧モータ５、曲り部
材７、および複数の部材からなるケーシングを備えてい
る。曲り部材７に所属するケーシングまたはケーシング
部分内には、軸線９の回りに回転可能な被駆動要素を備
えた傘歯車（曲り伝動部材）が設けられている。更に、
曲り部材７は手動で揺動させることができる操作レバー
１１を有する鎖錠手段およびまたは継手手段を備えてい
る。軸線９の回りに回転可能な工具２１は鎖錠手段およ
びまたは継手手段によって被駆動要素に連結解除可能に
かつ強固に連結されている。この場合、連結部は操作レ
バー１１を揺動させることによって鎖錠および再び解錠
可能である。

第２図と第３図に駆動装置１から分離された状態にある
工具２１は全体が軸線９０回りに回転対称であり、切削
部分２３とシャフト２５を備えている。中空正面フライ
スとして形成された工具２１の場合には、切削部分２３
とシャフト２５はそれぞれ、元々別体、すなわち別の材
料からなっていて、溶接によって強固に、かつ分離でき
ないように緊密に相互連結されている。

切削部分２３はほぼ円筒の材料からなり、その自由端部
に、その周囲に分配配置された複数の、すなわち８個の
刃２３ａを備え、その外周面に、らせんに沿って延びる
複数の、すなわち４個の削りくず用溝２３ｂを備え、そ
して中央の横断面範囲に、貫通する軸方向の穴２３ｃを
備えている。シャフト２５を形成する材料はその切削部
分側の端部に、穴２３ｃ内に達する端部分２５ａと、こ
の端部分とシャフトの残りの主要部分を区画するリング
状の肉厚部２５ｂを備えている。この肉厚部は半径方向
外側へ突出し、つばを形成している。肉厚部は刃と反対
側の、切削部分２３の端部環状面に接触している。切削
部分２３と反対の側で肉厚部２５ｂに接続しているシャ
フト２５の主要部分は、軸線９を環状に取り巻く二つの
溝を有する。この溝は軸方向断面が弧状である。この溝
のうち、肉厚部２５の近くにある溝は２５ｃで示しであ
る。他の溝は係止溝２５ｄとしての働きをする。シャフ
ト２５は更に、軸方向に延びる切り込み２５ｅを備えて
いる。この切り込みは切削部分２３と反対の溝２５ｃの
側にある始端個所から、切削部分２３の穴２３ｃ内にあ
るシャフト２３の端部の端面まで延びている。始端個所
はほぼ溝２５Ｃと係止溝２５ｄの間、およびまたは係止
溝の切削部分側の縁の近くにある。切り込み２５ｅの底
は、切削部分２３と反対側のその始端区間において、工
具の長手方向に対して次のように傾斜している。すなわ
ち、その半径方向の深さが刃２３ａを備えた切削部分２
３の自由端部の方へ向かって増大するように傾斜してい
る。すなわち、切り込み２５ｅの底は軸方向断面が凹形
湾曲した区間を有する。この区間は切り込みの前記の始
端個所でシャフトの外周面から始まっている。切り込み
底の弧状の区間には、軸線９に対して平行な区間が連続
して接続している。

この区間は切削部分２３の穴２３ｃ内に配置された、シ
ャフトを形成する材料の端部まで延びている。第４図に
示した切り込み２５ｅは横断面が長方形である。シャフ
トは切削部分２３と反対側の端部に、継手区間２５ｆを
備えている。

この継手区間は工具２１を曲り部材７の被駆動要素に相
対回転しないように連結するために、軸線９と平行な平
坦部と、弧状の溝を備えている。この溝は両側から平坦
部に開口し、工具を曲り部材に軸方向に錠止する働きを
する。

切削部分２３と継手区間２５ｆの間にあるシャフト長手
区間には、軸方向に貫通する穴３１ａを有するスリーブ
３１が支承されている。この穴は切削部分側の端部に、
拡大部３１ｂを備えている。この拡大部は肉厚部２５ｂ
、切削部分２３と反対側で肉厚部によって形成された肩
部、および刃２３ａと反対側の切削部分端部を収容して
いる。穴３１ａを画成するスリーブ３１の内面は、切削
部分２３と反対側のその端部の近くに、軸線９の方へ半
径方向に突出するりング状のリブを備えている。このリ
ブは係止突起３１ｃを形成し、穴３１ａの幅狭部を画成
している。特に第５図から明瞭に判るように、係止突起
３１ｃは係止溝２５ｄ内に達し、そして溝底の方へ互い
に近接する傾斜した側面を備えている。シャフト２５と
スリーブ３１は、互いに小さな半径方向遊びを有し、良
好にかつ容易に軸線９回りに回転できるように、すなわ
ち小さな摩擦で回転できるように形成されている。

係止溝２５ｄと係止突起３１ｃはシャフト２５またはス
リーブ３１の残りの部分と共に、それぞれ一体部品から
なる係止手段２５ｄ、３１ｃを形成している。この係止
手段は切削部分２３と反対側へ向いた軸方向の慴動およ
びこの切削部分の方へ向いた軸方向の摺動を行わないよ
うに、シャフト２５と相対的にスリーブ３１を保持する
。すなわち、スリーブは小さな軸方向の遊びは別として
、軸方向に摺動できないように、しかし取り外し可能に
工具に保持されている。

スリーブ３１の外周壁はシャフト２５の溝２５Ｃの範囲
において、外側から軸方向開口３１ａに開口する冷却媒
体人口３１ｄ、すなわち半径方向のねじ穴を備えている
。この冷却媒体入口には、接続部材として役立つ曲がっ
た管がねし込まれている。この管は半径方向人口３１ｄ
および切削部分２３から離れるように軸線９に対して傾
斜した区間を有している。

冷却媒体人口３１ｄはスリーブ３１とシャフト２５の溝
２５ｃによって画成されかつシャフト２５を取り囲むリ
ング状の通路４１に開口している。この通路はシャフト
２３の切り込み２５ｅと切削部分２３の開口２３ｃの自
由部分によって形成された貫通通路４３に連通している
。

通路４３は工具の一部を通ってほぼ軸方向に延び、かつ
切削部分の自由端において、穴３１ａの端部によって形
成された開口４５によって、大気に開口している。接続
部材３３はそれに嵌め込まれた、冷却媒体管５１として
の働きをする可撓性のホースによって、冷却媒体供給装
置５３の出口に接続されている。この冷却媒体供給装置
はほぼ円筒状の容器とシャフトを介してこの容器の中に
手動で押し込むことができるピストンとを備えた噴射器
からなっている。接続部材３３およびまたは供給管５１
はホルダー５５によって曲り部材７に取り外し可能に保
持することができる。ホルダー５５は例えば、曲り部材
のケーシングにクリップ止めされたほぼＵ字形またはＣ
字形をした湾曲部材によって形成可能である。

工具２１は金属材料、例えば鋼からなっている。スリー
ブ３１は熱可塑性合成樹脂からなっている。この合成樹
脂は、係止手段２５ｄ、３１ｃの係止および係止解除を
可能にするために、スリーブ３１が形状安定性を有する
と共に充分に弾性的に変形できるような性質を有してい
る。

更に、軸方向の穴３１ａを画成するスリーブの内面は良
好な滑り特性を有する。スリーブ３１が例えば高温の水
およびまたは高温の蒸気によって生じる加熱によって滅
菌されるようにするために、その合成樹脂は少なくとも
１２０℃１特に少なくとも１８０℃まで耐熱性を有して
いるかまたは少なくとも短時間２２０　’Ｃまでまたは
少なくとも２２０℃まで耐熱性を有しているべきである
。更に、スリーブと工具２１は、生物適合性があって毒
のない材料によって形成すべきである。合成樹脂は更に
、良好に加工可能であり、特に押出し成形およびまたは
射出成形可能であるべきである。スリーブ３１の形成に
適していて、前記の要求を満たす合成樹脂は例えばポリ
エーテル−エーテルケトン（ＰＥＥＫ）である。接続部
材３３は例えば金属材料によって形成することができる
。

液状冷却媒体を工具２１に供給し、工具２１の通路４３
に冷却媒体を導入するために役立つスリーブ３１が、シ
ャフト２５の肉厚部２５ｂと切削部分２３の短い区間に
被さっているので、管加工のために必要な切削部分２３
のすぐ後に設けられている。工具２１を差し込むために
役立つ、曲り部材７の被駆動要素の端部は、リング状の
半径方向端面を有し、例えば曲り部材７のケーシングか
ら少しだけ突出し、およびまたはケーシングとほぼ面一
となっている。工具２１が第１図に従って曲り部材７に
連結されているときには、シャフトは被駆動要素の軸方
向の穴に差し込まれている。そのとき、スリーブ３１は
曲り部材ケーシングの開口のほぼ直前にある。この場合
、被駆動要素とシャフト２５はこのケーシングから出て
いる。その際、スリーブ３１は環状隙間状の狭い中間室
によって、運転中回転する被駆動要素の前記端面および
または曲り部材のケーシングから分離されている。すな
わち、切削部分側の曲り部材７の境界と、あご骨治療に
利用可能な切削部分２３の区間の曲り部材側の端部との
間隔は、スリーブ３１の軸方向の寸法よりも少しだけ大
きくする必要がある。スリーブ３１のこの寸法はシャフ
ト２５の円筒状主要部分の直径の高々３倍、例えばほぼ
２倍である。あご骨治療のための工具２１のシャフト主
要部分の外径は例えば約２．３５ｍｍである。

スリーブ３１の軸方向の寸法は高々７ｍｍで、例えばほ
ぼ５ｍｍである。従って、工具２１の長さ、ひいては軸
線９と平行に測定した曲り部材７と工具２１の全体寸法
は、比較的に短い。これは特に臼歯の範囲のあご骨の治
療の際に有利である。

シャフト２５の溝２５ｃとスリーブ３１によって画成さ
れるリング状の通路４１は先ず、その両側で小さな半径
方向遊びでもって互いに接触している、シャフト２３の
外周面の円筒状区間とスリーブ３１の内面とによって、
スリーブ３１の外部に対して閉鎖されている。更に、通
路４１の切削部分２３側には、肉厚部２５ｂによって穴
３１ａの拡大部３１ｂの内部に形成された肩部と、高々
小さな半径方向遊びでもって肉厚部２５ｂの円筒状外周
面を取り巻くスリーブ３１の縁区間とは一緒に、軸方向
断面でほぼＺの形をしたラビンスパッキンを形成する。

リング状通路４１の、切削部分と反対の側において、こ
の通路は係止溝２５ｄ内に達する、リング状リブからな
る係止突起３１ｃによってシールされている。この係止
突起はシャフトを完全にかつ中断なく取り囲んでいる。

通路４１は冷却媒体人口３１にねじ込まれた接続部材３
３を除いて、工具２１とスリーブ３１のシャフト２５の
区間だけによって、外部に対して多少液密に閉鎖され、
ゴム弾性的な別個のシールリングが設けられていない。

第６図は、切削部分１２３とシャツｌ−１２５を備え軸
線１０９の周りに回転可能である、ドリルとして形成さ
れた工具１２１を示している。

この工具の場合、切削部分とシャフトは繋がっている一
体の部品からなっている。工具１２１はシャフトの自由
端部の端面から切削部分１２３の自由端部の近くまで延
びる同軸の穴１２１ａ、すなわち円筒状の袋穴を備えて
いる。穴１２１ａはシャフト側の端が、その端区間に圧
入およびまたは溶接した円筒状の閉塞要素１２７によっ
て密封閉鎖されている。切削部分１２３はその自由端に
、２個の刃１２３ａ、すなわち正確に言うと、主刃と、
その外周面の範囲に二つの削りくず用’ｔｔ？ｔ　１２
３　ｂを備えている。切削部分１２３は更に、軸８５１
０９に対して角度をなす二つの穴１２３ｃ、すなわち半
径方向の穴または軸線１０９に対して傾斜した穴を備え
ている。この穴は切削部分１２３の自由端の近くにおい
て、軸方向穴１２１ａの端区間からそれぞれ両削りくず
用溝１２３ｂの一方に開口している。切削部分１２３の
直径、すなわち正確に言うと切削部分の包絡線円筒は、
シャツｌ−１２５の直径よりも大きくなっている。従っ
て、切削部分１２３のシャフト側の端部は、シャフト１
２５と共に、少なくとも削りくず用溝が占めていない外
周範囲において、シャフト２５の肉厚部２５ｂと同様に
、半径方向面を有する肩部を形成している。シャフト１
２５はリング状の溝１２５０と、リング状の係止溝１２
５ｄとを存している。これらの溝はシャフト２５の溝２
５０または２５ｄと同様に配置形成されている。

シャフト１２５は更に、溝１２５ｃから軸方向穴１２１
ａに開口する穴１２５ｅ、すなわち半径方向孔を備えて
いる。シャフト１２５は切削部分１２３と反対側の端部
に、継手区間２５ｆと同様に形成された継手区間１２５
ｆを備えている。

スリーブ１３１はスリーブ３１と同一に形成されている
かまたはこのスリーフ゛自体によって形成され、シャフ
ト２５上のスリーブ３１と同様にシャフト１２５に保持
されている。切削部分側のスリーブ縁区間は、スリーブ
３１の対応する縁区間がシャフト２４の肉厚部２５ｂと
切削部分２３の短い区間にかぶさっているように、シャ
フト１２５に接続しこのシャフトよりも工具１２１の肉
厚部を形成する、切削部分１２３の端区間にかぶさって
いる。更に、スリーブ１３１は接続部材３３に対応する
図示していない接続部材を備えている。スリーブ１３１
は満１２５ｃと共に、リング状の通路１４１を画成して
いる。軸方向穴１２１ａの自由部分は半径方向の穴１２
５ｅと穴１２３ｃと共に、貫通通路１４３を形成してい
る。゛この通路は両穴１２３Ｃの外側端部によって形成
されかつ切削部分の範囲において外部に開口している開
口１４５を備えている。

第７図に示した、軸線２０９の回りに回転可能な工具２
２１は、球状、正確に言うと球欠の形をした切削部分２
２３と、例えばこの切削部分と共に一体部品からなるシ
ャフト２２５を備えている。工具２２１は軸線２０９と
同軸の穴２２１ａ、すなわちシャフト２２５から切削部
分側の工具端の近くまで延びシャフト自由端で閉鎖要素
２２７によって閉鎖されている袋穴を備えている。切削
部分２２１はその外周に分配配置された複数の刃２２３
ａと、軸線２０９と角度をなしている穴２２３ｃ、すな
わちこの軸線とシャフトから離れるように傾斜した穴を
備えている。この穴は、軸方向の穴２２１ａの切削部分
側の端部からシャフトと反対側の、切削部分２２３の外
周面の半球状部分へ延びている。

シャフト２２５は円筒状の主要部分を備えている。この
主要部分は切削部分側のその端部が円錐状の首部によっ
て切削部分に連結されている。

シャフト２２５は溝２２５ｃと係止溝２２５ｄを備えて
いる。これらの溝は溝２５ｃまたは２５ｄと同様に配置
形成されている。シャフト２２５は更に、溝２２５０と
軸方向の穴２２１を接続する半径方向の穴２２５ｅと、
継手区間２２５ｆを備えている。

スリーブ３１と同じ性質を持ったまたはこのスリーブ自
体によって形成されたスリーブ３３１は、回転可能に、
軸方向に摺動不能に、かつ取り外し可能にシャフト２２
１に保持され、この溝２２５０と共に、リング状の通路
２４１を画成している。軸方向の穴２２１ａの自由部分
はシャフトの半径方向の穴２２５ａ、および軸線２０９
に対して傾斜した切削部分２２３の穴２２３Ｃと共に、
貫通連路２４３を形成している。この通路は穴２２３ｃ
の外端によって形成された開口２４５のところで外部に
開口している。

スリーブ１３１，２３１は、スリーブ３１とシャフト２
５の場合と同様に、シャフト１２５または２２５上に、
回転可能にかつ軸方向に摺動不能に保持されている。三
つの工具２１，１２１．２２１のシャフトは等に、同一
に形成された継手区間２５ｆ、１２５ｆ、２２５「を備
えている。従って、３個の工具の１個を選択して曲り部
材７に差し込み、駆動装置１のモ〜りによって傘歯車装
置を介して回転させることができる。三つの工具２１，
１２１．２２１の切削部分は例えば少なくともほぼ同じ
外径を有する。駆動装置ｌと三つの工具２１，１２１，
２２１を備えた装置は、骨２７１、すなわち第８図に一
部を示したあごの骨２７１に、冒頭に述べた種類のイン
ブラントを収容するための穴２７３を設けるために、利
用可能である。そのために、先ず最初は、工具２２１が
曲り部材７に装着され、第８図に一点鎖線で示したマー
ク穴２７５を骨に付ける。その後、工具１２１を曲り部
材７に装着し、工具１２１によってマーク穴２７５の所
で骨に袋穴を穿孔する。この袋穴は全直径にわたって中
空である円筒状の穴２７３の開口区間２７７を形成する
。最後に、工具２１によって、袋穴の円錐状の底から出
発して、穴２７３の環状溝の形をした底置間２７９を骨
にフライス加工する。

次に、装置の若干の使用特性について述べる。

この場合、−例として、工具２１によるあごの骨の治療
を詳しく説明する。この工具は骨の治療の際に、曲り部
材の傘歯車を介して駆動装置ｌのモータにより、第１図
において上側から見て時計回りに回転させられる。スリ
ーブ３１が工具２１のシャフト２５上に回転自在に設け
られているときには、この工具はスリーブ３１を次のよ
うな位置まで回転させようとする。すなわち、切削部分
２３から離れるように上方へ傾斜した、接続部材３３の
区間およびまたはこの接続部材３３に嵌め込まれ供給管
３３を形成するホースの区間が、曲り部材７のケーシン
グの第１図において後側に接触するようにな位置まで回
転させようとする。更に、接続部材３３およびまたは供
給管３３はホルダー５５によって曲り部材に保持される
。従って、スリーブ３１は接続部材３３と供給管５１に
よって、ホルダー５５と協働して駆動装置のケーシング
に対して回転しないように固定保持されるので、工具と
一緒に回転しない。シャフト２５とスリーブ３１の間に
、別個のゴム弾性的なシールリングが設けられていない
という事実により、工具２１とスリーブ３１は良好にか
つ容易に、すなわち小さな摩擦でもって相対的に回転可
能である。

穴の底置間２７９をフライス加工するために工具を回転
させる場合、例えば治療を行う歯科医または外科医の助
手が供給装置５３を操作する。

すなわち、供給装置のピストンを容器内に押し込み、そ
れによって供給装置の容器内に貯蔵された液状冷却媒体
、例えば約５℃の温度の水溶液が、供給管５Ｉ、接続部
材３３およびスリーブ３１を経て工具２Ｉに案内され、
その通路４３に導かれる。そして、冷却媒体は通路４３
を通って開口部４５に流れる。この開口部で周囲へ出て
、切削部分２３と特にその刃２３ａと治療個所の範囲の
治療される骨が冷却される。前述のように、シャフト２
５とスリーブ３１はそれらによって画成されたリング状
の通路４１を、周囲に対して少なくともほぼ液密に閉鎖
する。

勿論、スリーブ３１の切削部分側の縁のところでスリー
ブと工具外周面の間から流出する冷却媒体が、肉厚部２
５ｂに被さっているスリーブ３１の縁区間によって、切
削部分２３の自由端の方へ導かれるので、この冷却媒体
は同様に工具と治療された骨範囲の冷却のために寄与す
る。

工具１２１，２２１の場合には、工具の溝１２５ｃまた
は２２５ｃとスリーブ１３１または２３１によって画成
されたリング状の通路１４１または２４１は、工具２１
とスリーブ３１の場合と同様に、工具とスリーブの区間
によって、周囲に対して少なくさもほぼ液密に閉鎖され
る。

工具１２１の場合、すなわち切削部分１２３が拡大部３
１ｂに対応する、スリーブ１．３１の軸方向穴内に、小
さな半径方向遊びをもって達していて、削りくず用溝１
２３ｂがスリーブ１２１の切削部分側の端区間内まで延
びている場合には勿論、スリーブの切削部分側の端部の
ところでスリーブと工具の間から流出する冷却媒体が特
に削り（ず用溝内に案内され、そこで同様に、切削部分
の冷却に寄与する。

各工具２１，１２１，２２１は第１〜３図と第５〜７図
に示すように、それに付設されかつそのシャフトに取り
外し可能に保持されたスリーブ３１または１３１または
２３１を備えていてもよい。所定の治療相にとって必要
な工具が曲り部材７に装着されると、供給管５１を形成
するホースを、その都度当該のスリーブの接続部に差し
込むことができる。しかし、一つの同じスリーブ、例え
ばスリーブ３１を、３個の工具２１，１２１，２２１へ
の冷却媒体の供給のために使用することができる。この
場合、工具の交換時に、その都度スリーブ３１がその前
に使用した工具のシャフトから取り外され、そして使用
する工具のシャフトに差し込まれる。スリーブを保持す
る工具シャフトからスリーブを取り外すことは、スリー
ブを手でまたは器具で掴んで、切削部分から離れる方向
に向いた力をスリーブに加えることにより、容易にかつ
迅速に行うことができる。それによって先ず、スリーブ
の係止突起３１ｃを当該の工具の係止溝から係止解除し
、その後スリーブをシャフトの自由端の方へ摺動させ、
このシャフトから取り外すことができる。続いて、スリ
ーブは支承する工具のシャフトの自由端部に容易にかつ
迅速に差し込み可能であり、そして係止手段が係止する
までシャフトに沿って切削部分の方へ摺動させることが
可能である。

第８図から判るように、穴２７３のリング状の底置間２
７９は、残りの骨と繋がっている、管材料からなる骨ピ
ンを取り囲んでいる。この骨ピンは後で、図示していな
いインブラントの中空円筒状のソケット部分の内室に挿
入される。

しかし、実際には、リング溝状の大成区間２７９をフラ
イス加工するときに、骨ビンが折れて、工具２１の切削
部分２３の穴２３ｃに差し込まれたままであることが時
々ある。このような場合、工具２１を骨の穴から引き出
し、曲り部材から分離することができる。その後、スリ
ーブ３１を工具のシャフト２５から取り外し、そして押
圧力を伝達するのに適した長くて例えば可撓性の突き出
し器具の部分を、切り込み２５ｅに挿入し、そして切削
部分２３に差し込まれている折れた骨ビンを、シャフト
２５から離れる方向に、切削部分から突き出す。続いて
、スリーブ３１は必要な場合には再びシャフト２５に差
し込まれ、骨の穴を仕上げる。

工具とスリーブはその使用後および他の患者の治療のた
めに使用する前にその都度洗浄し、滅菌すべきである。

スリーブは工具の洗浄のために取り外すことができ、そ
れによって申し分のない洗浄が非常に容易になる。工具
とスリーブの滅菌は少なくとも約１２０℃の温度で、例
えば約１８０〜２２０℃の温度で、例えば高温水および
または水蒸気によって行われる。この場合、スリーブは
滅菌時に工具に組み付けていてもよいし、工具から分離
してもよい。

曲り部材７は特に、公知の方法でケーシングの外面に固
定された図示していないノズルを備えている。このノズ
ルは工具切削部分の外周面の方へ向いた流出口と、冷却
媒体を供給するための接続部を備えている。このノズル
により、工具２１，１２１，２２１の内部冷却のために
通路４３，１４３，２４３を経て供給される冷却媒体に
付加しであるいはその代わりに、工具の外面を冷却する
ことを可能にする。工具２１゜１２１．２２１がその通
路４３または１４３または２４３に冷却媒体を供給しな
いで使用されるときには、工具からスリーブを取り外し
たり、スリーブの接続部と供給管５１の連結をやめるこ
とができる。

第９図は軸線３０９の回りに回転可能な工具３２１の一
部を示している。この工具は切削部分３２３とシャフト
３２５を台１ａえている。このシャフト上には、スリー
ブ３３１が取り外し可能に保持されている。切削部分３
２３は例えば切削部分２３と同様にまたは同一に形成さ
れ、軸方向の穴３２３ｃを備えている。シャツ］・３２
５は切り込み２５ｅに相当する切り込み３２５ｅを備え
ている。この切り込みは穴３２３ｃ内にあるシャフト３
２５の端部から、スリーブ３３１によって取り囲まれる
シャフト区間まで、しかも少なくとも係止溝３２５ｄま
で延びている。スリーブ３３１はリング状のリブからな
り係止溝３２５ｄ内に達している係止突起３３１Ｃと、
この係止突起の範囲においてスリーブの軸方向穴３３１
ａに開口する冷却媒体人口３３１ｄとを備えている。こ
の冷却媒体入口は半径方向のねじ穴によって形成され、
このねじ穴には、接続部材３３と同一にまたは同様に形
成された図示していない接続部材をねじ込むことができ
る。係止溝３２５ｄと係止突起３３１Ｃの横断面形状と
その寸法は、溝の底と係止突起の間にリング状の通路が
形成されるように定められている。この通路は穴３２３
ｃと切り込み３２５ｅによって形成された、工具３２１
の通路３４３に接続されている。工具３２１は、リング
状の両溝２５ｃ、２５ｄの代わりに係止溝３２５ｄだけ
が設けられている点が、工具２１と異なっている。この
係止溝はスリーブ３３１を取り外し可能に係止するため
、および通路３４１を形成するために役立つ。この違い
とそれに適合させるためのスリーブの変更を除いて、工
具３２１とスリーブ３３１は工具２１またはスリーブ３
１と同じようにまたは同一に形成されている。

装置は他の態様で変更することができる。特に、異なる
工具とスリーブの特徴を互いに組み合わせることができ
る。例えば、工具１２１゜２２１の場合にも、両溝１２
５ｃ、１２５ｄまたは２２５ｃ、２２５ｄを一つの溝に
置き換えることができる。この溝は係止溝３２５ｄと同
様に、スリーブを係止するためとリング状通路を画成す
るために役立つ。その際、スリーブ１３１．２３１はス
リーブ３３１と同一にまたは同じように形成可能である
。更に、工具１２１゜２２１のシャフトはシャフト２５
の肉厚部２５ｂに対応して形成配置された肉厚部を備え
ていてもよい。この肉厚部は拡大部３１ｂに相当する、
当該のシャフトに保持されたスリーブの軸方向穴の拡大
部に収容することができる。しかし、スリーブ３１の拡
大部３１ｂを画成するカラーを、このスリーブからカッ
トし、第２図と第３図のスリーブ３１が肉厚部２５ｂの
リング状の上側の半径方向面までのみ延長するようにす
ることができる。これと同じことが他の実施例のスリー
ブにも当てはまる。更に、シャフト２５または３２５の
切り込み２５ｅ、３２５ｅは、切削部分側のシャフト端
部からリング状の通路４１または３４１まで延びる軸方
向の穴と、この穴を溝２５ｃまたは係止７ｆ４２２５　
ｄに接続する半径方向の穴によって置き換えることがで
きる。

係止手段は場合によっては、当該の工具の切削部分から
離れる方向に摺動しないようにスリーブを保持し、反対
方向への摺動を許容するように形成可能である。切り込
み部分の方へ向いたスリーブの摺動は、工具２１の場合
に肉厚部２５ｂによって、そして工具１２１の場合にシ
ャフトに接続するその切削部分によって形成されるよう
に、軸線から外方へ突出する工具の少なくとも一つの肩
面およびまたは当接面によって阻止可能である。

工具の形状と寸法は勿論、その目的に応じてさまざまの
方法で変更可能である。切削部分とシャフトが元々別個
の材料によって形成されている工具２１，３２１の場合
には、両材料は溶接連結の代わりに、ろう付けまたは接
着によって強固におよび分離しないように互いに連結可
能である。更に、工具は歯を治療できるように形成可能
である。従って、工具の切削部分に加えて、治療された
歯の範囲も冷却媒体で冷却可能である。更に、下側と上
側のあごの骨の代わりに、他の骨を治療するためおよび
特に穴を形成するために、装置とその工具を使用するこ
と４゜ ができる。

工具の軸線とシャフトを取り囲むリング状の通路の自由
中空室は、当該のシャフトの外周面に設けられた溝によ
っであるいはそれに加えてスリーブの内面に設けられた
リング状の溝によって形成可能である。

いろいろな工具とスリーブは低コストで製作可能である
。更に、スリーブは迅速にかつ簡単に工具に取付けおよ
び取外すことができる。その際、スリーブを軸方向に摺
動しないように工具に保持およびシールするために、別
の材料によって固定された固定部品やシールが不要であ
るということは、製作コストと組立コストに対して有利
に作用する。

【図面の簡単な説明】

第１図はあごの骨を治療する装置の概略斜視図、第２図
は第１図に示した装置の工具と、この工具の中に冷却媒
体を導入するために役立つスリーブの拡大斜視図、第３
図は工具とスリーブの軸方向断面図、第４図は第２図の
下側にある、中空フライスのシャフトを形成する材料の
端面の平面図、第５図は工具とスリーブの係止を示す、
第３図のＶ部分の拡大図、第６図は他の工具とスリーブ
の斜視図、第７図は他の工具とスリーブの斜視図、第８
図は穴を有するあごの骨の一部の断面図、第９図は他の
係止手段を有するスリーブと工具の一部の軸方向断面図
である。 １・・・駆動装置Ｚ、　３・・・ハンドピース、５・・
・電気または空気圧モータ、　７・・・曲り部材、　９
・・・軸線、　　１１・・・操作レバー　　　２１・・
・工具（中空フライス）、２３・・・切削部分、　２３
ａ・・・刃、　２３ｂ・・・削りくず用溝、　　２３ｃ
・・・軸方向穴、　２５・・・シャフト、　２５ａ・・
・端区間、　２５ｂ・・・肉厚部、　２５ｃ・・・溝、
　２５ｄ・・・係止溝、　２５ｅ・・・切り込み、　２
５ｆ・・・継手区間、　３１・・・スリーブ、　　３１
ａ・・・穴、　　３１ｂ・・・拡大部、　３．１ｃ・・
・係止突起（リング状リブ）、　３１ｄ・・・冷却媒体
入口（ねじ穴）、　３３・・・接続部材、　４１・・・
通路、　４３・・・貫通通路、　４５・・・開口部、　
５１・・・冷却媒体供給管、　５３・・・冷却媒体供給
装置（噴射器）、　５５・・・ホルダー　　１０９・・
・軸線、　　１２１・・・工具、　１２１ａ・・・軸方
向穴（袋穴）、１２３・・・切削部分、　　１２３ａ・
・・刃、１２３ｂ・・・削りくず用溝、　　１２３ｃ・
・・穴、　　１２５・・・シャフト、　　１２５ｃ・・
・溝、１２５ｄ・・・係止溝、　　１２５ｅ・・・穴　
（半径方向孔）、　　１２５「・・・継手区間、　　１
２７・・・閉鎖要素、　　１３１・・・スリーブ、　　
１４１・・・リング状通路、１４３・・・貫通通路、　
　１４５・・・開口部、２２１・・・工具、　２２１ａ
・・・穴（袋穴）、　２２３・・・切削部分、　２２３
ａ・・・刃、　２２３ｃ・・・穴、　２２５・・・シャ
フト、　２２５ｃ・・・溝、　２２５ｄ　・・・係止溝
、　２２５ｅ・・・穴、　２２５ｆ・・・継手区間、　
２２７・・・閉鎖要素、２３１・・・スリーブ、　２４
１・・・リング状通路、　２４３・・・貫通通路、　２
４５・・・開口部、　２７１・・・骨、　２７３・・・
穴、　　２７５・・・マーク穴、　　２７７・・・開口
区間、　２７９・・・底置間、　３０９・・・軸線、　
３２１・・・工具、　３２３・・・切削部分、　３２３
Ｃ・・・軸方向穴、３２５・・・シャフト、　３２５ｄ
・・・係止溝、　３２５ｅ・・・切り込み、　３３１・
・・スリーブ、　３３１ｄ・・・軸方向穴、　３３１ｃ
・・・係止突起、　３３１ｄ・・・冷却媒体入口 代理人　　弁理士　江　崎　光　好 代理人　　弁理士　江　崎　先　史

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、軸線（９、１０９、２０９、３０９）の回りに回転
   可能で、切削部分（２３、１２３、２２３、３２３）と
   シャフト（２５、１２５、２２５、３２５）を有する工
   具（２１、１２１、２２１、３２１）と、 シャフト（２５、１２５、２２５、３２５）に設けられ
   、このシャフトと共にリング状の通路（４１、１４１、
   ２４１、３４１）を画成しかつこの通路に開口する冷却
   媒体入口（３１ｄ、３３１ｄ）を有するスリーブ（３１
   、１３１、２３１、３３１）とを備え、 工具（２１、１２１、２２１、３２１）と スリーブ（３１、１３１、２３１、３３１）が互いに相
   対的に回転可能で、軸方向に摺動しないように保持され
   、 工具（２１、１２１、２２１、３２１）が通路（４１、
   １４１、２４１、３４１）から切削部分（２３、１２３
   、２２３、３２３）まで延びる貫通通路（４３、１４３
   、２４３、３４３）を備えている、 骨（２７１）特にあごの骨（２７１）およびまたは歯を
   治療するための装置において、 スリーブ（３１、１３１、２３１、３３１）が少なくと
   も、それとシャフト（２５、１２５、２２５、３２５）
   に設けられ互いに係止可能な係止手段（２５ｄ、３１ｃ
   、１２５ｄ、２２５ｄ、３２５ｄ、３３１ｃ）によって
   、切削部分（２３、１２３、２２３、３２３）から離れ
   る方向に摺動しないように保持されていることを特徴と
   する骨特にあごの骨およびまたは歯を治療する装置。 ２、係止手段（２５ｄ、３１ｃ、１２５ｄ、２２５ｄ、
   ３２５ｄ、３３１ｃ）がシャフト（２５、１２５、２２
   ５、３２５）のその他の部分またはスリーブ（３１、１
   ３１、２３１、３３１）のその他の部分と共に、一体部
   品からなり、かつ工具（２１、１２１、２２１、３２１
   ）に関連してスリーブ（３１、１３１、２３１、３３１
   ）に加えられる、切削部分（２３、１２３、２２３、３
   ２３）から離れる方向の力によって、係止解除可能であ
   り、 係止解除の後でスリーブ（３１、１３１、２３１、３３
   １）が切削部分（２３、１２３、２２３、３２３）から
   離れる方向に摺動させることによって工具（２１、１２
   １、２２１、３２１）から取り外しことができるように
   、シャフト（２５、１２５、２２５、３２５）が形成さ
   れていることを特徴とする、請求項１記載の骨特にあご
   の骨およびまたは歯を治療する装置。 ３、係止手段（２５ｄ、３１ｃ、１２５ｄ、２２５ｄ、
   ３２５ｄ、３３１ｃ）がスリーブ（３１、１３１、２３
   １、３３１）を、切削部分（２３、１２３、２２３、３
   ２３）の方へも摺動しないように保持していることを特
   徴とする、請求項１または請求項２記載の骨特にあごの
   骨およびまたは歯を治療する装置。 ４、係止手段（２５ｄ、３１ｃ、１２５ｄ、２２５ｄ、
   ３２５ｄ、３３１ｃ）が、シャフト（２５、１２５、２
   ２５、３２５）の外周面にあるリング状の係止溝（２５
   ｄ、１２５ｄ、２２５ｄ、３２５）と、この係止溝に係
   合する少なくとも一つの、スリーブ（３１、１３１、２
   ３１、３３１）の係止突起（３１ｄ、３３１ｄ）とによ
   って形成されていることを特徴とする、請求項１から請
   求項３までのいずれか一つに記載の骨特にあごの骨およ
   びまたは歯を治療する装置。 ５、係止突起（３１ｄ、３３１ｄ）がシャフト（２５、
   １２５、２２５、３２５）を完全に中断なく取り囲むリ
   ング状のリブによって形成されていることを特徴とする
   、請求項４記載の骨特にあごの骨およびまたは歯を治療
   する装置。 ６、係止溝（２５ｄ、１２５ｄ、２２５ｄ）と係止突起
   （３１ｄ）が、切削部分（２３、１２３、２２３）と反
   対の通路（４１、１４１、２４１）の側に設けられてい
   ることを特徴とする、請求項４または請求項５記載の骨
   特にあごの骨およびまたは歯を治療する装置。 ７、係止溝（３２５ｄ）が通路（３４１）の画成部の一
   部を形成していることを特徴とする、請求項４または請
   求項５記載の骨特にあごの骨およびまたは歯を治療する
   装置。 ８、リング状の通路（４１、１４１、２４１、３４１）
   の、切削部分（２３、１２３、２２３、３２３）側と、
   反対側が、工具（２１、１２１、２２１、３２１）とス
   リーブ（３１、１３１、２３１、３３１）の区間だけに
   よって、工具（２１、１２１、２２１、３２１）とスリ
   ーブ（３１、１３１、２３１、３３１）の周囲に対して
   閉鎖され、 スリーブ（３１、１３１、２３１、３３１）が例えば軸
   方向に貫通する穴（３１ａ）を備え、この穴が切削部分
   側の端部に拡大部（３１ｂ）を備え、工具（２１、１２
   １、３２１）がこの穴を貫通し、 工具（２１、１２１、３２１）が例えばリング状通路（
   ４１、１４１、３４１）の、切削部分（２３、１２３、
   ３２３）側に、シャフト（２５）の肉厚部（２５ｂ）お
   よびまたは切削部分（２３、１２３）によって形成され
   た、拡大部（３１ｂ）の内部にある肩を備えていること
   を特徴とする、請求項１から請求項７までのいずれか一
   つに記載の骨特にあごの骨およびまたは歯を治療する装
   置。 ９、スリーブ（３１、１３１、２３１、３３１）を保持
   するシャフト（２５、１２５、２２５、３２５）が切削
   部分（２３、１２３、２２３、３２３）に強固にかつ外
   れないように連結され、例えばこの切削部分に溶接され
   ているかまたはこの切削部分と一体に形成され、 スリーブ（３１、１３１、２３１、３３１）が好ましく
   は合成樹脂からなり、この合成樹脂が特に射出成形可能
   で、特に少なくとも１２０℃、例えば少なくとも１８０
   ℃までの温度に耐えることを特徴とする、請求項１から
   請求項８までのいずれか一つに記載の骨特にあごの骨お
   よびまたは歯を治療する装置。 １０、貫通通路（４１、３４１）が軸方向の穴（２３ｃ
   、３２３ｃ）を備え、この穴の開口部（４５）が切削部
   分（２３、３２３）の自由端部に開口している、請求項
   １から請求項９までのいずれか一つに記載の骨特にあご
   の骨およびまたは歯を治療する装置において、 シャフト（２５、３２５）が、リング状の通路（４１、
   １４１）を貫通通路（４１、３４１）の軸方向の穴（２
   ３ｃ、３２３ｃ）に接続する軸方向に延びる切り込み（
   ２５ｅ、３２５ｅ）を備え、 この切り込みの半径方向の深さが切削部分の自由端部の
   方へ向かって増大するように、切り込みの底が少なくと
   も一部範囲において工具（２１、３２１）の長手方向に
   対して傾斜し、切り込み（２５ｅ、３２５ｅ）がスリー
   ブ （３１、３３１）およびまたは切削部分（２３、１２３
   ）によって周囲に対して被覆され、 切削部分（２３、１２３）とシャフト（２５、３２５）
   が特に、元々別々の工作物によって形成され、シャフト
   （２５、３２５）を形成する工作物が特に、切削部分（
   ２３、３２３）を形成する工作物の中に達し、切り込み
   （２５、２２５ｅ）が特に、シャフト（２５、２２５）
   を形成する工作物の切削部分側の端部まで延びているこ
   とを特徴とする骨特にあごの骨およびまたは歯を治療す
   る装置。