JPH02195292A - 半導体放射線検出器 - Google Patents

半導体放射線検出器

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JPH02195292A
JPH02195292A JP1014861A JP1486189A JPH02195292A JP H02195292 A JPH02195292 A JP H02195292A JP 1014861 A JP1014861 A JP 1014861A JP 1486189 A JP1486189 A JP 1486189A JP H02195292 A JPH02195292 A JP H02195292A
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JP
Japan
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energy
semiconductor
detecting element
detector
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JP1014861A
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Inventor
Nobuyuki Tamura
信之 田村
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Aloka Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は半導体放射線検出器、特にα線、β線(電子線
)などの荷電粒子を検出する検出器の構造に関する。
[従来の技術] 荷電粒子線であるα線を検出するものとしてシンチレー
ション(ZnS等)カウンタ、β線を検出するものとし
てはGM管等が周知であるが、近年では、半導体技術の
進歩により半導体放射線検出器を用いて荷電粒子の検出
が行われている。
この種の半導体放射線検出器は、例えば、シリコン表面
障壁型検出素子やパッジベイティド イオン インブラ
ンテッド ジャンクション ディテクター(passi
vated ion implarted junct
londetector)があり、比較的捉え難いα線
、β線を良好に検出するため、検出面を大面積としたも
のが用いられる。これによれば、エネルギ情報とともに
放射線計数値が精度よく得られるので、放射性同位元素
(R1)の核種の同定などのほか、各種のΔ−1定に用
いられる。
第2図には、従来の半導体放射線検出器の概略構成が示
されており、図示の大面積の半導体検出素子10はその
外形が直径80mmで厚さ0.5am程度である。この
半導体検出素子10には、測定用バイアス電源回路12
が接続され、この測定用バイアス電源回路12により大
面積半導体検出素子10へ測定のためのバイアス電圧が
印加される。
また、大面積半導体検出素子10のカソード側には直流
分をカットし大面積半導体検出素子10にて得られた検
出信号のみを取り出すための結合コンデンサ14が接続
され、この結合コンデンサ14には増幅度G1の電荷有
感型前置増幅器16と増幅度G2の増幅器18が接続さ
れている。そして、増幅器18には波高分析器20が設
けられている。
以上のような構成の半導体放射線検出器によれば、大面
積半導体検出素子10にα線やβ線の荷電粒子が入射し
、ここでエネルギE(keV)を吸収したとすると、大
面積半導体検出素子10のアノードには、次式で表され
る電荷Qが生じる。
Q−kE               ・・・(1)
ここで、kは検出素子の素材によって定まる定数である
そして、電荷有感型前置増幅器16の増幅度がG 1増
幅器18の増幅度が62であるから、増■ 幅器18から出力されるパルス波高値Vは、前記検出素
子10及び回路のノイズを無視すれば、次式にて表され
る。
V= (C/ (C+Coo))GIG2QC ・・・(2) ここで、Cは結合コンデンサー4の静電容量であり、C
DOは大面積半導体検出素子10の静電容量である。
次に、゛前記(1)式の関係を用いて前記(2)式を書
き代えると、次式を得ることができる。
■−β。E          ・・・(3)βo−1
I(Co/Co+C00)kGIG2・・・ (4) すなわち、増幅器18の出力には、大面積半導体検出素
子10の吸収したエネルギに比例する波高値のパルスが
生じることになる。従って、波高分析器20にて得られ
る波高値の分布から荷電粒子の種類やエネルギに関する
情報及び放射線の計数値(強度)が得られることになり
、試料中の各種分析などを行うことが可能になる。
このような半導体放射線検出器においては、検出される
放射線のエネルギや計数値を正確に検出するための校正
が行われており、増幅器18の出力波高値とエネルギの
対応をつけるため、大面積半導体検出素子10に単一エ
ネルギのα線又はβ線を照射する。そして、増幅器18
の出力波高値の頻度分布、すなわちスペクトルをll?
J定し、このスペクトルから波高値とエネルギとの対応
をつけるようにしている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、一般に半導体放射線検出器は空気中で使用さ
れ、また検出素子表面は遮光膜や放射能の汚染防止用の
保護膜などで覆われており、エネルギ校正に荷電粒子で
あるα線やβ線を用いるのは好ましくない。すなわち、
荷電粒子は空気や遮光膜、保護膜などによるエネルギの
吸収が大きく、大面積半導体検出素子10にて検出され
る前にかなりのエネルギが吸収されるので、増幅器18
の出力波高値と実際のエネルギ値との対応を正確につけ
ることが困難である。
7そこで、従来では検出器のエネルギ校正にγ線を用い
ることが行われる。すなわち、適当な単一エネルギのγ
線を基準線源から放射線検出器に照射し、増幅器18の
出力波高値の頻度分布を波高分析器20により観測する
と、光電効果に対応するピークが観測される。そして、
このピーク波高値(V)は照射したγ線のエネルギに対
応することから、前記(3)式により比例係数β0の値
が求められ、この比例係数β0によりエネルギ校正が可
能となる。
しかしながら、荷電粒子を検出する大面積半導体検出素
子10はその厚さが薄くまた大面積であることから分解
能が悪いため、第3図に示されるように、光電ピーク1
00がノイズ200に埋もれてしまうという問題があっ
た。
また、光電ピークを得るのに極めて長い時間を必要とす
る場合もあり校正用の線源としてγ線源を用いても正確
な校正を行い難いという問題があった。
発明の目的 本発明は、前記問題点を解決することを課題としてなさ
れたもので、その目的は、荷電粒子を検出する大面積検
出素子を用いた検出器のエネルギ校正を正確に行うこと
のできる半導体放射線検出器を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明に係る半導体放射線
検出器は、大面積の荷電粒子用半導体検出素子と、この
荷電粒子用半導体検出素子と選択的に切り換え接続され
エネルギ校正用として設けられたγ線用半導体検出素子
と、を備えたことを特徴とする。
[作用] 以上の構成によれば、γ線源を基準線源として用い、検
出器においてはγ線用の半導体検出素子が選択されるこ
とになるので、従来のように大面積半導体検出素子を用
いた場合のノイズの発生をなくすことができ、半導体検
出器のエネルギ校正が正確に行われる。
[実施例] 以下、図面に基づいて本発明の好適な実施例を説明する
第1図には、実施例に係る半導体放射線検出器の概略構
成が示されており、大面積半導体検出素子10から波高
分析器20までの回路は従来装置と同様となっている。
本発明において特徴的なことは、エネルギ校正用の検出
素子を別個に設けたことであり、実施例では、γ線用半
導体検出素子24とこのγ線用半導体検出素子24にバ
イアス電圧を与える校正用バイアス電源回路26とを設
ける6そして、前記γ線用半導体検出素子24と大面積
半導体検出素子10との切り換えを行うために、スイッ
チ28a、28bから成る切換え回路28を設け、通常
の荷電粒子測定の際にはスイッチ28aをオン作動して
大面積半導体検出素子10を接続し、エネルギ校正を行
う際にはスイッチ28bをオン作動してγ線用半導体検
出素子24を接続する。
なお、前記γ線用半導体検出素子24はその厚さが十分
厚く、ノイズの低い素子を用いることが好ましい。
エネルギ校正を行う場合、γ線用半導体検出素子24に
適当なエネルギEのγ線を照射すると、増幅器18の出
力波高値の頻度分布には光電効果に対応したピークが観
測されることになり、このピークの波高値■1は前記γ
線のエネルギEに比例し、次式で表されるものとなる。
Vl−β1E           ・・・(5)ここ
で、β1は比例係数であり、次式で表される。
β 讃(C/ CCc+CD、)) kGIG21  
    c ・・・ (6) ここで、CDiはγ線用半導体検出素子24の静電容量
である。
従って、増幅器18の出力を波高分析器20(又はオシ
ロスコープでもよい)に供給し、パルス波高値V1を求
めれば、 β1−vl/E           ・・・(7)に
より、比例係数β1を求めることができる。
また、前記(6)式を変形し前記(4)式に代入すると
、 β −1(C,+CDI) / (Cc+Coo)lβ
lφ ・・・(8) という関係が得られることになり、この(8)式により
荷電粒子用の大面積半導体検出素子10の比例係数β。
を求めることができる。
従って、この比例係数β。により大面積半導体検出索子
10を用いた検出器のエネルギ校正を行うことが可能と
なる。この場合の実際のエネルギ校正は、適当なエネル
ギのγ線を照射したとき、波高分析器20により得られ
る光電ピークのパルス波高値V1が、基準値を示すよう
に増幅器18のゲインを調整することにより行われるが
、この校正の基準値を前記比例係数β1に基づいて設定
することになる。
実施例は以上の構成から成り、エネルギ校正を行う場合
、例えばα線やβ線の入射により大面積半導体検出素子
がエネルギEを吸収した場合のパルス波高値がVとなる
ように増幅器18のゲインを設定する場合は次のように
する。
まず、切換回路28においてスイッチ28aをオフし、
γ線用半導体検出索子24を動作させ、エネルギEのγ
線を照射する。このとき波高分析器20によりエネルギ
Eに対応する光電ピークのパルス波高値Vlを読むこと
ができるが、このパルス波高値Vlが、 V  −(β1/β。)■      ・・・(9)(
8)式を代入すれば、 VB =l(C,+CD0) / (C,+CDI))
V・・・(10) となるように増幅器18のゲインを設定すればよい。
このようにしてエネルギ校正を行なった後に、切換回路
28におけるスイッチ28aをオンし、スイッチ28b
をオフして大面積半導体検出素子10を回路に接続すれ
ば、β線やβ線などの荷電粒子の測定を行うことができ
、エネルギ校正を行った検出器により正確な測定が可能
となる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、荷電粒子を検出
する大面積半導体検出素子を備えた検出器においてエネ
ルギ校正用のγ線用半導体検出素子を備え、γ線源を用
いてエネルギ校正を行うようにしたので、遮光膜、保護
膜によりノイズを生じさせることがなく、基準線源のγ
線を正確に検出することができ、これにより荷電粒子を
検出する大面積半導体検出素子を用いた検出器のエネル
ギ校正が正確に行える。
また、γ線用半導体検出素子は10mm前後の比較的小
さい素子から構成されるので、設置場所を心配すること
なく容品に取り付けることが可能であり、簡略化された
構成により正確な荷電粒子の放射線測定が可能となると
いう利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例に係る半導体放射線検出器の概略構成を
示す回路図、 第2図は従来の検出器の概略構成を示す回路図、m3図
は大面積半導体検出素子を用いた場合のγ線計数値とノ
イズとの関係を示す図である。 10 ・・・ 大面積半導体検出素子 12 ・・・ 測定用バイアス電源回路14 ・・・ 
結合コンデンサ 16 ・・・ 電荷有感型前置増幅器 18 ・・・ 増幅器 20 ・・・ 波高分析器 24 ・・・ γ線用半導体検出素子 26 ・・・ 校正用バイアス電源回路28 ・・・ 
切換回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)大面積の荷電粒子用半導体検出素子と、この荷電
    粒子用半導体検出素子と選択的に切り換え接続されエネ
    ルギ校正用として設けられたγ線用半導体検出素子と、
    を備えた半導体放射線検出器。
JP1014861A 1989-01-24 1989-01-24 半導体放射線検出器 Pending JPH02195292A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005500665A (ja) * 2001-08-27 2005-01-06 ユニサーチ リミテッド シングルイオンの注入加工方法及びそのシステム
JP2014021000A (ja) * 2012-07-20 2014-02-03 Horiba Ltd 放射線検出器
CN103744105A (zh) * 2013-11-19 2014-04-23 北京航天长征飞行器研究所 用于探测X射线与γ射线瞬时电离辐射环境探测器

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