JPH02195198A - 花火用割薬 - Google Patents
花火用割薬Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野］
本発明は打上げ花火用千支の内容物の放出展開および足
等の花火内容物への着火や初速付与に用いる割薬に関す
るものである。
等の花火内容物への着火や初速付与に用いる割薬に関す
るものである。
［従来の技術］
打上げ花火は第２図に示すように上皮１．１を合せて球
形となし、内部に割薬２を充填してあってこの割薬２を
親導３によって爆発させて、上皮１．１を破裂させると
ともに、国旗やパラシュート等の内容物の放出あるいは
星等への着火や初速付与を行っている。
形となし、内部に割薬２を充填してあってこの割薬２を
親導３によって爆発させて、上皮１．１を破裂させると
ともに、国旗やパラシュート等の内容物の放出あるいは
星等への着火や初速付与を行っている。
従来この種割薬としては、もみがら、綿実等の表面に黒
色火薬、過塩素酸カリウムを主剤とする配合薬を塗抹し
、粒状に仕上げて使用している。その配合割合は、もみ
がら、綿実等の重量１に対して配合薬それぞれ４．５〜
６．５およびｌ、３〜１．６の範囲である。
色火薬、過塩素酸カリウムを主剤とする配合薬を塗抹し
、粒状に仕上げて使用している。その配合割合は、もみ
がら、綿実等の重量１に対して配合薬それぞれ４．５〜
６．５およびｌ、３〜１．６の範囲である。
［発明が解決しようとする課題］
従来の花火においては、打上げ後、割薬の燃焼成分およ
び配合薬の燃焼残渣を含んだ未燃物が地上に落下し、こ
れが車等の表面に落下して、配合薬の燃焼残渣と空気中
の水分とが反応して、アルカリ成分及び酸性成分を発生
し、車等の表面を腐食する。又、燃えながら落下したも
みがら等が着火源となり、火災の原因となることもある
。さらに爆発時に発生する煙の量が非常に多いため、例
えば打上げ時の星の色を不鮮明にする。
び配合薬の燃焼残渣を含んだ未燃物が地上に落下し、こ
れが車等の表面に落下して、配合薬の燃焼残渣と空気中
の水分とが反応して、アルカリ成分及び酸性成分を発生
し、車等の表面を腐食する。又、燃えながら落下したも
みがら等が着火源となり、火災の原因となることもある
。さらに爆発時に発生する煙の量が非常に多いため、例
えば打上げ時の星の色を不鮮明にする。
本発明は煙の発生がなく、又、未燃物の落下のない花火
用割薬を提供しようとするものである。
用割薬を提供しようとするものである。
［課題を解決するための手段］
本発明は、ニトロセルロースを主成分とする組成物より
なる外皮を有する球状中空薬および／又は該球状中空薬
を変形して比重を高めた変形薬よりなる花火用割薬であ
る。
なる外皮を有する球状中空薬および／又は該球状中空薬
を変形して比重を高めた変形薬よりなる花火用割薬であ
る。
より具体的には、球状中空薬がニトロセルロース８５〜
９５ｇ１量部、硝石２〜１０ｆｆｌ量部、安定剤０．５
〜３８０重量部および黒鉛２〜８重量部からなる外皮を
有し、比重が０．０５〜０．３０であるものである。
９５ｇ１量部、硝石２〜１０ｆｆｌ量部、安定剤０．５
〜３８０重量部および黒鉛２〜８重量部からなる外皮を
有し、比重が０．０５〜０．３０であるものである。
本発明では無煙火薬の基剤であるニトロセルロースを主
成分として用いているので、煙の発生がない。又、もみ
がら等の燃焼残渣の発生するような可燃物を用いていな
いので火災の原因となることもない。
成分として用いているので、煙の発生がない。又、もみ
がら等の燃焼残渣の発生するような可燃物を用いていな
いので火災の原因となることもない。
ニトロセルロースは、自然に分解シていくことがあるの
で安定剤を混入するとよい。安定剤としては、セントラ
リットなどが用いられる。
で安定剤を混入するとよい。安定剤としては、セントラ
リットなどが用いられる。
又、爆発、燃焼を調整するためと多孔質の空包薬を均一
に製造するための硝石、製造保守上の帯電防止剤として
黒鉛を混入するとよい。
に製造するための硝石、製造保守上の帯電防止剤として
黒鉛を混入するとよい。
これらニトロセルロース、硝石、安定剤、黒鉛の配合割
合は前述の範囲が好適である。
合は前述の範囲が好適である。
又、球状中空薬は比重が０．０５〜０．３０の範囲のも
のが爆発力、星等への着火、初速付与の見地から好まし
い。さらに、爆発速度を調節する意味で球状中空薬を変
形してその比重を０．３０〜１．０高めた変形薬を使用
することもできる。
のが爆発力、星等への着火、初速付与の見地から好まし
い。さらに、爆発速度を調節する意味で球状中空薬を変
形してその比重を０．３０〜１．０高めた変形薬を使用
することもできる。
［実施例］
次に実施例によって本発明の詳細な説明する。
実施例１
下記組成の材料を混合して外皮材料を：Ａｆｉした。
ニトロセルロース（窒素量１３．１５％）９０重量部
硝石 ５重量部安定剤
１重量部黒鉛
４重量部上記外皮材料を持って比重０．ｌＯの球状
中空割薬を製造した。
１重量部黒鉛
４重量部上記外皮材料を持って比重０．ｌＯの球状
中空割薬を製造した。
そして、第１図に示すように、上記によって得た中空割
薬４を紙５につつんで、クツション材６，６・・・を介
して半割の１皮ｌ内にセットした。
薬４を紙５につつんで、クツション材６，６・・・を介
して半割の１皮ｌ内にセットした。
この中空割薬４と１皮ｌとの間のクツション材６．６の
間に、花火の色を発色する星７を適宜個数セットした。
間に、花火の色を発色する星７を適宜個数セットした。
そして他方の１皮ｌをかぶせ、下皮ｌ同士の全体部分を
クラフト紙８で多重に巻きつけ、乾燥して大きさ ２．
５号の花火玉とした。３は親等である。
クラフト紙８で多重に巻きつけ、乾燥して大きさ ２．
５号の花火玉とした。３は親等である。
これを空中に宙吊りにして親等３に着火したところ、中
空割薬４が爆発し、星７に着火するとともに１皮ｌも数
ケに破断し、着火した星７を四方へ放出した。その性能
は従来のもみがら等と配合薬とからなるものと同等であ
るにも拘らず、発煙はなく、又、未燃焼物の落下もなか
った。
空割薬４が爆発し、星７に着火するとともに１皮ｌも数
ケに破断し、着火した星７を四方へ放出した。その性能
は従来のもみがら等と配合薬とからなるものと同等であ
るにも拘らず、発煙はなく、又、未燃焼物の落下もなか
った。
上記実施例は星物の例であるが、雷物、旗、袋物も同様
にして実施できる。
にして実施できる。
実施例２
下記組成の材料を混合して外皮材料を２．１した。
ニトロセルロース（窒素ｔ１１３．１５％）９２重量部
硝石 ４重量部安定剤
１重量部黒鉛
３重量部上記外皮材料を持って比重０．６の中空
薬を圧さく変形した変形割薬を製造した。
１重量部黒鉛
３重量部上記外皮材料を持って比重０．６の中空
薬を圧さく変形した変形割薬を製造した。
そして、第１図に示すように、上記によって得た変形し
た中空割薬４を紙５につつんで、クツション材６，６・
・・を介して半割の下皮１内にセットした。
た中空割薬４を紙５につつんで、クツション材６，６・
・・を介して半割の下皮１内にセットした。
この変形した中空割薬４と１皮１との間のクツション材
６．６の間に、花火の色を発色する星７を適宜個数セッ
トした。そして他方の１皮１をかぶせ、１皮１同士の全
体部分をクラフト紙８で多重に巻きつけ、乾燥して、大
きさ３号の花火玉とした。３は親導である。
６．６の間に、花火の色を発色する星７を適宜個数セッ
トした。そして他方の１皮１をかぶせ、１皮１同士の全
体部分をクラフト紙８で多重に巻きつけ、乾燥して、大
きさ３号の花火玉とした。３は親導である。
これを打上げ円筒にセットして、打上げ用黒色火薬で打
上げたところ、親等を介して、空中で変形した中空割薬
に石火爆発し、星７に着火するとともに上皮１を数ケに
破断し、着火したＩＪ１７を四方へ放出した。その性能
は従来のもみがら等と配合薬とからなるものと同等であ
るにもかかわらず発煙もなく、又未然焼物の落下もなか
った。
上げたところ、親等を介して、空中で変形した中空割薬
に石火爆発し、星７に着火するとともに上皮１を数ケに
破断し、着火したＩＪ１７を四方へ放出した。その性能
は従来のもみがら等と配合薬とからなるものと同等であ
るにもかかわらず発煙もなく、又未然焼物の落下もなか
った。
［発明の効果］
本発明の花火用割薬は、発煙が皆無であるため、産物の
場合は、打上げ時に星の色を鮮明にし、又、旗、袋物の
場合にもそのショー的効果は大きい。さらに、従来の割
薬のように未燃焼物が地上に落下するようなことがない
ので、薬の表面等の腐食や火災の原因をなくすことがで
きる。
場合は、打上げ時に星の色を鮮明にし、又、旗、袋物の
場合にもそのショー的効果は大きい。さらに、従来の割
薬のように未燃焼物が地上に落下するようなことがない
ので、薬の表面等の腐食や火災の原因をなくすことがで
きる。
第１図は本発明の一実施例の断面図、第２図は従来例を
説明する断面図である。 ｌ・・・上皮、 ２・・・もみがら等と配合薬からなる割薬、３・・・親
等、４・・・中空割薬及び変形薬、５・・・紙、６・・
・ク ツショ ン材、 ７・・・星、 ８・・・クラフト紙。
説明する断面図である。 ｌ・・・上皮、 ２・・・もみがら等と配合薬からなる割薬、３・・・親
等、４・・・中空割薬及び変形薬、５・・・紙、６・・
・ク ツショ ン材、 ７・・・星、 ８・・・クラフト紙。
Claims (1)
- （１）ニトロセルロースを主成分とする組成物よりなる
外皮を有する球状中空薬および／又は該球状中空薬を変
形して比重を高めた変形薬よりなることを特徴とする花
火用割薬。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1011808A JP2577076B2 (ja) | 1989-01-23 | 1989-01-23 | 花火用割薬 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1011808A JP2577076B2 (ja) | 1989-01-23 | 1989-01-23 | 花火用割薬 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02195198A true JPH02195198A (ja) | 1990-08-01 |
| JP2577076B2 JP2577076B2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=11788131
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1011808A Expired - Lifetime JP2577076B2 (ja) | 1989-01-23 | 1989-01-23 | 花火用割薬 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2577076B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5526750A (en) * | 1992-01-07 | 1996-06-18 | The Walt Disney Company | Fireworks projectile having combustible shell |
| US5739462A (en) * | 1995-06-27 | 1998-04-14 | The Walt Disney Company | Method and apparatus for creating pyrotechnic effects |
| DE19818337C1 (de) * | 1998-04-23 | 1999-11-18 | Buck Werke Gmbh & Co Kg | Pyrotechnische Wirkmasse mit Anzünd- und Abbrandbeschleuniger |
| WO2007126075A1 (ja) * | 2006-04-27 | 2007-11-08 | Kokusaienka Co., Ltd. | 打揚花火玉 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5747793A (en) * | 1980-09-03 | 1982-03-18 | Boeicho Gijutsu Kenkyu Honbuch | Manufacture of combustible cylindrical body for explosive cartridge or cannon primer |
| JPS57134700A (en) * | 1981-02-10 | 1982-08-19 | Asahi Chemical Ind | Consuming fire tube |
| JPS58145898A (ja) * | 1982-02-25 | 1983-08-31 | 細谷火工株式会社 | 発光割薬 |
-
1989
- 1989-01-23 JP JP1011808A patent/JP2577076B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5747793A (en) * | 1980-09-03 | 1982-03-18 | Boeicho Gijutsu Kenkyu Honbuch | Manufacture of combustible cylindrical body for explosive cartridge or cannon primer |
| JPS57134700A (en) * | 1981-02-10 | 1982-08-19 | Asahi Chemical Ind | Consuming fire tube |
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| US5627338A (en) * | 1992-01-07 | 1997-05-06 | The Walt Disney Company | Fireworks projectile having distinct shell configuration |
| US5739462A (en) * | 1995-06-27 | 1998-04-14 | The Walt Disney Company | Method and apparatus for creating pyrotechnic effects |
| DE19818337C1 (de) * | 1998-04-23 | 1999-11-18 | Buck Werke Gmbh & Co Kg | Pyrotechnische Wirkmasse mit Anzünd- und Abbrandbeschleuniger |
| WO2007126075A1 (ja) * | 2006-04-27 | 2007-11-08 | Kokusaienka Co., Ltd. | 打揚花火玉 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2577076B2 (ja) | 1997-01-29 |
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