JPH0219492A - アルミニウムの電解着色液 - Google Patents

アルミニウムの電解着色液

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JPH0219492A
JPH0219492A JP16867588A JP16867588A JPH0219492A JP H0219492 A JPH0219492 A JP H0219492A JP 16867588 A JP16867588 A JP 16867588A JP 16867588 A JP16867588 A JP 16867588A JP H0219492 A JPH0219492 A JP H0219492A
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JP
Japan
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soln
sulfate
electrolytic
ions
aluminum
Prior art date
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Pending
Application number
JP16867588A
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English (en)
Inventor
Yuzuru Matsuda
譲 松田
Masahito Watanabe
渡辺 正仁
Toshiyuki Ota
敏行 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chemicoat and Co Ltd
Original Assignee
Chemicoat and Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はアルミニウムの電解着色液とりわけ硫酸で陽極
酸化したアルミニウムの電解着色液に関する。
〔従来の技術とその技術的課題〕
アルミニウム製品に耐食性を与える方法として、陽極酸
化処理が汎用されている。また、アルミニウムを硫酸、
シュウ酸、リン酸、クロム酸、スルアミン酸等の溶液中
で陽極酸化した後、鉱酸または有機酸またはそれらのア
ンモニウム、アミノ、イミノ塩の溶液に金属塩(たとえ
ばニッケル、コバルト、クロム、銅、カドミウム、チタ
ン、マンガン、モリブデン、カルシウム、マグネシウム
バナジウム、金、銀、鉛、および亜鉛の硝酸、硫酸、塩
酸、シュウ酸、酢酸、酒石酸、クロム酸、リン酸の塩)
の少量を添加した電解液を用い、5〜75Vで交流電解
して電解着色する方法は、特公昭38−1715号公報
により周知である。
しかしながら、この先行技術によっては、着色度を均一
にすることは殆ど不可能であり、耐食性のバラツキも大
きく、実用的価値は全くないと言っても過言ではなかっ
た。その理由は必ずしも明確ではないが、陽極酸化、電
解着色液に使用される酸成分が異種雑多で複雑であるた
め、電解着色を行う都度1組成や性質が微妙に変化する
ためと考えられる。
さらに、この先行技術では、陽極酸化皮膜内にニッケル
、コバルトなどの重金属イオンが電解により吸着され、
不溶性になって着色するため、アルミニウムが犠牲陽極
となり、耐食性が悪化する問題も派生する。このため、
特に海岸地域では塩風の作用が加わり、耐食性が著しく
悪化する。
また、特公昭62−61120号公報に、ピロリン階調
を主成分とし、これに硫酸ニッケル、硫酸マグネシウム
、硫酸亜鉛の金属塩のいずれか、またはそれらの組合せ
からなる添加剤を含み、硫酸、ピロリン酸、リン酸等の
無機酸またはシュウ酸、酒石酸、クエン酸等の有機酸の
いずれかまたはそれらの組合せからなるpH調整剤によ
りpHを2以下に調整した電解着色浴組成が開示されて
いる。
この先行技術によれば、原色に近い鮮明な赤、朱、深紅
、赤紫、紫等が得られ、皮膜の耐食性および着色均一性
が改善されると述べられている。
しかしながら、前記先行技術と同じく電解着色液組成と
して、ピロリン階調と硫酸亜鉛等を使用し、pH調整剤
として、硫酸、ピロリン酸、リン酸等の無機酸またはシ
ュウ酸、酒石酸、クエン酸等の有機酸のいずれかまたは
それらの組合せを含んでいる。そのため、実際には1着
色度を均一にすることはきわめて殖しい。しかもビロリ
ン酸銅を生成分としているため、PHを2以下にしなけ
ればならず、これによりさらに着色度を均一にすること
が難しくなり、設備費も高くなり経済的でない。さらに
9周知のように、銅は重金属の中でも特にアルミニウム
を腐食させる性質があり、硫酸亜鉛の併用により幾分か
改善されるものの耐食性の完全を期しがたいため、特に
海岸地域での使用に大きな問題がある。したがってこの
先行技術は、鮮やかな深紅の着色を得るという例外的特
徴以外にほとんど見るべきものはなかった。
本発明は前記のような問題点を解消するために創案され
たもので、その目的とするところは、アルミニウムの陽
極酸化皮膜に褐色または黒褐色を均一に着色し、しかも
これの耐食性を優れたものにすることができる電解着色
液を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため1本発明は、硫酸で陽極酸化し
たアルミニウムの電解着色に使用する液において、該電
解着色液を、総和で10〜150g/Flの硫酸ニッケ
ル又は/及び硫酸コバルトと。
5〜80 g / Qの硫酸亜鉛からなるpH2,5以
上の酸性水溶液としたものである。
以下本発明を詳述すると、アルミニウムを陽極として硫
酸液の中で電解すると、陽極から生ずる酸素ガスにより
アルミニウム表面が酸化され、酸化皮膜が形成される。
この陽極酸化皮膜は、十分に水洗しても皮膜の無数の微
小孔内に硫酸が残留して除去できない。
そこで本発明は、この硫酸の残留する陽極酸化アルミニ
ウムを、陽極酸化液と同一の酸成分である硫酸ニッケル
、硫酸コバルトあるいはそれらの両者と、硫酸亜鉛から
なるpH2,5以上の酸性水溶液中で電解着色するもの
である。
この方法は、先行技術と違って酸成分が陽極酸化液と同
一であり、重金属イオンであるニッケルイオン又は/及
びコバルトイオンは、それらよりも卑である亜鉛イオン
の助けによりきわめて均一に着色し、管理も容易となる
そして、アルミニウムの耐食性を悪化させる銅イオンを
使用せず、鋼に比べて比較的アルミニウムの耐食性を悪
くすることの少ないニッケルイオン又は/及びコバルト
イオンを使用し、かつ、アルミニウムの耐食性を良くす
る特性を持つ亜鉛イオンを併用することにより、亜鉛が
犠牲陽極となるため、着色陽極酸化皮膜を有するアルミ
ニウムの耐食性が著しく改善される。
本発明における酸成分としては、硫酸単独が最も好まし
い。しかし所期の効果を阻害しない範囲内であれば、他
の酸成分を併用することを妨げない。但し、ホウ酸は極
めて弱い酸であり、バッファー効果が大きいため、積極
的に使用することが好ましい。
硫酸ニッケル又は硫酸コバルト若しくは硫酸ニッケルと
硫酸コバルトの濃度は、その総和で、10〜150 g
 / Qが適当であり、10 g / Q未満では着色
度が低くなり、150g/lを越えてもその割に着色効
果は上がらず、経済的でない。
硫酸亜鉛の濃度は、5〜80 g / Qが適当である
。5g/lを下回る濃度では添加効果が現われにくくな
り、80 g / Qを超えてもその割に効果は大とな
らず、かえって不経済である。
ホウ酸を併用する場合、その濃度は概ね5〜50g/l
が適当であり、あまり少ないとバッファー効果が小さく
なり、多すぎてもその割に効果が変わらず、経済的でな
い。
本発明の電解着色液のPRは2.5以上、好ましくは3
以上の酸性液が適当である。pHが2.5未満では本発
明の効果が現われにくくなる。ρ]1の調整は、硫酸ま
たはカセイソーダ等のアルカリで行う。
なお、着色処理時の電解法は任意であり、たとえば交流
電解法(アノロック法)、波形修正交流電解法(エンダ
サ法)、直流電解法、交直重畳電解法。
短波形電解法、極性変換電解法(PR波)、パルス波重
畳電解法(ユニコール法)など公知の各種方法で行えば
よい。これらの電解法は、特公昭57−32119号公
報、特公昭58−52037号公報、特開昭53−69
998号公報、特公昭63−8196号公報等多数開示
されている。
〔実 施 例〕
被処理物として、アルミニウム合金(A6063S−T
5材)、75X150mmを用い、常法により硫酸液で
陽極酸化処理を行い、約8μm厚の皮膜を得た。
次に炭素を一方の電極として、第1表の’am着色液を
使用し、2段交流電解を行って黒褐色の着色皮膜を得た
。交流電解は、第1段10VX 10秒、次段20VX
6分とした。着色電解液はpH約4.5に調整した。第
1表の数値は濃度(g/l)である。
第  1  表 得られた着色品について、下記のテストを50回行った
。その結果を第2表に示す。テストは着色度の濃さ、表
裏を含めた着色度の均一性、耐食性とし、前2者は目視
による判定で評価した。耐食性のテストは、着色皮膜を
純水中で30分封孔処理した後、常法によりツルトスプ
レーテストを500時間行ったのちの腐食度を目視によ
り判定した。テスト結果は5段階法とし、◎が最も良く
、以下0、△、ム、の順であり、Xが最悪を示す。
第  2  表 第1表と第2表から明らかなように、本発明であるA、
C,Dは着色均一性と耐食性が優れている。なお、Gは
白色であり、褐色に着色されなかった。
手続補正書

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 硫酸で陽極酸化したアルミニウムの電解着色に使用する
    液において、該電解着色液が、総和で10〜150g/
    lの硫酸ニッケル又は/及び硫酸コバルトと、5〜80
    g/lの硫酸亜鉛からなるpH2.5以上の酸性水溶液
    であることを特徴とするアルミニウムの電解着色液。
JP16867588A 1988-07-08 1988-07-08 アルミニウムの電解着色液 Pending JPH0219492A (ja)

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JP16867588A JPH0219492A (ja) 1988-07-08 1988-07-08 アルミニウムの電解着色液

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Publications (1)

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JPH0219492A true JPH0219492A (ja) 1990-01-23

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ID=15872402

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JP16867588A Pending JPH0219492A (ja) 1988-07-08 1988-07-08 アルミニウムの電解着色液

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JP (1) JPH0219492A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6149971A (en) * 1994-04-14 2000-11-21 Eurocompositi S.R.L. Fireproof panel and method for its manufacture

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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