JPH0219464Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は床下空間を有する床面開口部の下方に
設置される配線、配管などの収納用ピツトに関す
るものである。

従来、この種のピツトにおいては基礎床面に立
設された支承体に床面の開口縁を形成する縁枠材
を取り付け、この縁枠材にチヤンネル状のボツク
スの端縁をねじ止めして取り付けていたのであ
る。

しかしながら、この方式の場合チヤンネル状の
ボツクスのねじ止め作業に手数を要していたので
ある。

そこで、本考案はチヤンネル状のボツクスの取
り付けを極めて簡易化した収納用ピツトを提供し
ようとするもので、以下図面について本考案の一
実施例を説明すると、１は縦片２の外方に上縁が
上片３の上面より若干下方に位置する支持部４を
縦片２と間隔５をおいて形成した断面コ字状を呈
する支持材で、その上片３ならびに下片６の適所
には端縁から溝７，８が形成されている。９は基
礎床面１０に固定した台座１１に高さ調整自在に
立設したねじ棒などの支承体で、その上方に支持
材１の下片６の溝８を挿し入れ、下片６の上下に
配したナツトなどの緊締具１２により支持材１を
支承体９に対し上下位置ならびに前後位置調整自
在に取り付けている。１３は断面チヤンネル状を
呈する収納ボツクスで、その端縁には前記支持部
４に係止される外方への張出片１４が形成され、
その先端には間隔５へ挿入される折曲片１５を形
成している。１６は蓋体１７が嵌め入れられる段
部１８を形成し、また下部にはボルト１９の頭部
２０が摺動自在に嵌着される長手方向に沿う蟻溝
状２１を下方を開放として形成した縁枠材で、支
持材１の上片３に載置され、ボルト１９を溝７に
押し入れナツト２２により縁枠材１６を支持材１
に対して前後位置ならびに左右位置調整自在に取
り付けており、この縁枠材１６と支持部４との間
に収納ボツクス１３の張出片１４を挾持するので
ある。

而して、支持部１は所要間隔をおき支持部４を
相対して設置されるもので、構成するピツトの全
長に亘つて設ける方式でも、また立設される各支
承体９に対して分割状態で取り付けられる方式で
もよい。

本考案は叙上のように断面コ字状の支持材１を
基礎床面１０に立設した支承体９に取り付け、支
持材１の上片３より下方に位置する支持部４に収
納ボツクス１３の外方への張出片１４を係止し、
この張出片１４を縁枠材１６と支持部４との間に
挾持して構成されるもので、収納ボツクス１３の
取り付けは支持材１の支持部４への係止により簡
単に行え、しかも、この係止状態は縁枠材１６の
取り付けにより確実なものとなり、また張出片１
４を係止ないしは挾持できる範囲内において支持
材１の相対する間隔の誤差を許容することができ
るのである。

更に、支持部４が支持材１の縦片２と間隔５を
おいて設けられ、収納ボツクス１３の張出片１４
の先端に形成した下方への折曲片１５が間隔５に
挿し入れられる場合、収納ボツクス１３の支持部
４への係止が離脱のおそれのない確実なものとな
り、縁枠材１６によつて張出片１４を挾持するま
での間においても係止状態は安全に保持できるの
である。

上記のように、本考案は床下空間を有する床面
開口部の下方に設置される配線、配管などの収納
用ピツトとして、その構造が簡単で、施工が容易
であり、短時間で経済的に施工できるなどの効果
を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示し、第１図は縦断
側面図、第２図は要部の分解状態の斜視図であ
る。 １は支持材、２は縦片、３は上片、４は支持
部、６は下片、９は支承体、１０は基礎床面、１
３は収納ボツクス、１４は張出片、１５は折曲
片、１６は縁枠材、１７は蓋体、１８は段部であ
る。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 縦片２の外方に、上縁が上片３の上面より下
   方に位置する支持部４を形成した断面コ字状の
   支持材１を、その下片６を基礎床面１０に立設
   した支承体９に取り付け、支持部４には断面チ
   ヤンネル状の収納ボツクス１３の外方への張出
   片１４を係止すると共に、上片３に蓋体１７を
   嵌め入れる段部１８を形成した縁枠材１６を載
   置して取り付け、支持部４と縁枠材１６との間
   に張出片１４を挾持して成る配線、配管などの
   収納用ピツト。 ２ 支持部４が縦片２と間隔５をおいて設けら
   れ、張出片１４の先端の下方への折曲片１５が
   挿し入れられる実用新案登録請求の範囲第１項
   記載の配線、配貨などの収納用ピツト。