JPH02194091A

JPH02194091A - メタノール燃料油用添加剤

Info

Publication number: JPH02194091A
Application number: JP1223089A
Authority: JP
Inventors: Makoto Kato; 誠加藤; Kouzou Sakai; 酒井　公▲ぞう▼
Original assignee: Sanyo Chemical Industries Ltd; Toyota Motor Corp
Current assignee: Sanyo Chemical Industries Ltd; Toyota Motor Corp
Priority date: 1989-01-20
Filing date: 1989-01-20
Publication date: 1990-07-31
Anticipated expiration: 2013-01-28
Also published as: JP2706798B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明はメタノール燃料油用添加剤に関する。

更に詳しくはメタノール燃料による内燃機関の燃料系統
の添加剤に関する。

［従来の技術］　［発明が解決しようとする課［１メタ
ノール燃料による内燃機関は、ディーゼル機関と比べて
、ノックスの排出が非常に少なく、又、黒煙の発生もな
いため無公害型の内燃機関として注目され、又、実用化
が検討されている。

しかし、メタノール燃料を用いると、燃料系統、特にイ
ンジェクターノズル部に堆積物が生じゃすく、Ｗ４２！
Ｌやすい。

このため、メタノール燃料に添加され、堆積物がつきに
＜＜、又、堆積物が付着した場合でも、それを除去する
添加剤が望まれているが、効果あるものは現在ではない
。

［課題を解決するための手段］本発明者らは、メタノール燃料に添加され、燃料系統、
特に、インジェクターノズル部に堆積物がつきにりく、
又、付着した場合でも、洗浄、除去しうる添加剤につき
鋭意検討した結果、本発明に至った。

すなわち本発明は炭素数８〜４０の飽和または不飽和脂
肪酸（Ａ）１０−９０重量％とアミン類９０〜１０重量
％からなるメタノール燃料油用添加剤である。

本発明に用いられる炭素数８〜４ｏの飽和または不飽和
脂肪＃（Ａ）の例としては、カプリル酸、カブリン酸、
ラウリン酸、ミリスチン酸、バルミチン酸、ステアリン
酸、アラキン酸、ベヘン酸、　リクツセリン酸、ヘプタ
フン酸、ラフセル酸、ウンデシレン酸、オレイン酸、エ
ライジン酸、エルカ酸、す／　−／Ｌ’　酸、リルン酸
、ステアロール酸、トール油脂肪酸などが挙げられる。

これらのうち洗浄力の点で炭素数１２〜２２のものが好
ましい。

本発明に用いられるアミン化合物（Ｂ）として、脂肪族
アミン、脂環式アミンおよび芳香族アミンがあげられる
。

炭素数１〜９０の脂肪族アミンの例としては、脂肪族モ
ノアミンたとえば、メチルアミン、エチルアミン、ジエ
チルアミン、ブチルアミン、ヘキシルアミン、オクチル
アミン、デシルアミン、テトラデシルアミン、セチルア
ミン、ア＋ｊルアミン、ジアリルアミン、ウンデシルア
ミン、オレイルアミン、リルイルアミンなどがあげられ
、脂環式アミンの例としてシクロブチルアミン、シクロ
ヘキシルアミン、シクロオクチルアミンなどがあげられ
る。また脂肪族ポリアミン例えば、ジエチレント　リ　
ア　ミ　ン、　　ト　リエチレンテ　トラ　ミ　ン、　
テ　ト　ラエチレンペンタミン、ココナツトジアミンな
どがあげられ、芳香族アミンとしてアニリン、ジフェニ
ルアミン、トリフェニルアミン、ジメチルアニリン、フ
ェニレンジアミン、ベンジルアミン、キシリレンジアミ
ン、トルイジンなどが挙げられる。

これらのうち、洗浄効果の点で、炭素数ｌ〜８の脂肪族
アミンが好ましい。

本発明の添加剤において、（Ａ）成分と（Ｂ）成分の重
量の割合は、（Ａ）／　（Ｂ）＝　１０／　９０〜９０
／　１０である。

洗浄能力の点より、好ましくは（Ａ）／（Ｂ）＝９０／
７０〜７Ｇ／　９０である。

本発明の添加剤は、取扱をより容易にするため適当な溶
剤で希釈してもよい。希釈溶剤としては一般の燃料油（
灯油、軽油、Ａ重油など）、石油系燃料油と容易に混合
する有機溶剤（ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳
香族系溶剤、またはメタノール、インプロパツール、ブ
タノール、ブチルセロソルブなどのアルコール系溶剤）
およびこれらの二種以上の混合物が挙げられる。

これらのうち好ましいものはトルエン、キシレン、メタ
ノール、プロパツールおよびブタノールである。

希釈溶剤の使用量は本発明の添加剤１重量部当り通常０
．１〜１００重量部、好ましくは０．２〜２０重量部で
ある。

本発明の添加剤にはメタノール燃料油に用いられる各種
の他の添加剤（酸化防止剤、防錆剤、防蝕剤、殺菌剤な
ど）が混合されていてもよい。

本発明の添加剤が使用されるメタノール燃料とは、メタ
ノールが大割合の燃料であり、メタノールが７０容量％
以上、他の燃料（ガソリン、灯油、軽油など）９０容量
％以下のものである。通常はメタノール８０〜９０容量
％とガソリン１０〜２０容量％の混合物が使用される。

本発明の添加剤を燃料油中に含有させるに際し、その含
有重量は燃料油中、通常ｏ、ｏｏｔ〜５％、好ましくは
、Ｏ，ＯＳ〜２％である。

本発明の添加剤を燃料油中に含有させる方法は特に制限
されない。たとえば本発明の添加剤をそのまま燃料油中
に添加する方法、燃料油又は芳香族炭化水素溶媒などの
溶媒で希釈して添加する方法が挙げられる。

〔実施例コ以下、実施例により本発明を説明するが、本発明はこれ
に限定されるものではない。尚、実施例中の％はｆｆｌ
ｆｆｉ％である。

実施例■〜５実施例Ｉ：　オレイン酸とブチルアミンの当ｆｆ１（重
ｆｆ１）混合物。

実施例２：パルミチン酸とへブチルアミンの当量（重ｆ
ｆ１）混合物。

実施例３：　カプロン酸とオクチルアミンの当ｆｆ１（
重量）混合物。

実施例４：トール油脂肪酸とブチルアミンの当量（重ｆ
ｆ１）混合物。

実施例５ニ　ミリスチン酸とイソプロピルア、ミンの当
ｆｉ（重量）混合物。

実施例Ｇ二トール油脂肪酸７０重量％とブチルアミン９
０％の混合物。

実施例７：トール油脂肪酸９０重量％とブチルアミン７
０％の混合物。

試験例１実施例１〜７の本発明の添加剤について、インジェクタ
ーノズル部に付着した堆積物を洗浄除去する性能を次の
方法で試験した。

すなわち、実走行により堆積物が付着し、目詰まりを起
こしたインジェクターノズルをエンジンに装着し、実施
例１〜７の本発明の添加剤をメタノール８５％（容ｆｆ
１）とガソリン１５％（容量）の混合メタノール燃料油
に０．５％（重量）添加した燃料油を使用して、定地Ｇ
ＯＫｍ／ｈの走行に相当する条件で２時間運転して、堆
積物を洗浄した。

洗浄前後のインジェクターノズルについて、燃料噴射量
を測定し、前もって測定しておいた新品ノズル噴射量に
対する比率を算出することによりノズル部堆積物の洗浄
除去能力を比較した。

上記方法で試験したインジェクターノズルの洗浄試験結
果を表−１に示す。

表−１表−１（続き）属や樹脂に対し悪影響を与えないため、メタノールエン
ジン車の燃料タンクで燃料油に添加し、通常のエンジン
運転条件下でエンジンを作動させることによりインジェ
クターノズル部の堆積物を容易に除去することが可能で
ある。

特許出願人　　トヨタ自動車株式会社三洋化成工業株式会社（注）変化率は初期値を基準として算出した。

回復率＝（１−変化率（２）／変化率（１））Ｘ１００
［発明の効果］本発明の添加剤はインジェクターノズル部の堆積物を洗
浄、除去できる。

Claims

【特許請求の範囲】１、炭素数８〜４０の飽和または不飽和脂肪酸（Ａ）１
０〜９０重量％とアミン類９０〜１０重量％［但し（Ａ
）と（Ｂ）の重量の割合が１０／９０〜９０／１０であ
る］からなるメタノール燃料油用添加剤。２、飽和または不飽和脂肪酸（Ａ）の炭素数が１２〜２
２である請求項１記載の添加剤。３、アミン類（Ｂ）が炭素数１〜８の脂肪族アミンであ
る請求項１または２記載の添加剤。