JPH02192856A - 連続鋳造用鋳型 - Google Patents
連続鋳造用鋳型Info
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- JPH02192856A JPH02192856A JP26641889A JP26641889A JPH02192856A JP H02192856 A JPH02192856 A JP H02192856A JP 26641889 A JP26641889 A JP 26641889A JP 26641889 A JP26641889 A JP 26641889A JP H02192856 A JPH02192856 A JP H02192856A
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Landscapes
- Continuous Casting (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、緩冷却率を向上して鋳片の縦割れの防止効
果を高めた連続鋳造用鋳型に関する。
果を高めた連続鋳造用鋳型に関する。
一般に、鋼の連続鋳造用金型は、銅又は銅合金を主材と
して構成されている。この鋳型に銅又は銅合金を主材と
する理由の一つは、その熱伝導率が大きいために溶鋼の
初期凝固を含む鋳型内での鋳片形成には不可欠な急速冷
却に適する点である。
して構成されている。この鋳型に銅又は銅合金を主材と
する理由の一つは、その熱伝導率が大きいために溶鋼の
初期凝固を含む鋳型内での鋳片形成には不可欠な急速冷
却に適する点である。
最近の高速鋳造操業では型材自体の熱伝導率に依存する
他に鋳型内の抜熱性能をさらに向上させる方策をも採用
されている。
他に鋳型内の抜熱性能をさらに向上させる方策をも採用
されている。
また、連続鋳造鋳片に発生する表面欠陥の一つである縦
割れが、δ→T変態を伴う中炭鋼域において発生するこ
とがある。この縦割れ発生のメカニズムは、溶鋼が冷却
され凝固してシェルが形成される過程で、潤滑剤である
パウダー層厚の不均一によって部分的に冷却速度が遅く
なり、このためシェル厚が不均一になり、同時に凝固に
よる収縮が発生し、さらに鋼種によっては変態による収
縮も付加されて、薄いシェル部分に引っ張り応力が作用
することにある。
割れが、δ→T変態を伴う中炭鋼域において発生するこ
とがある。この縦割れ発生のメカニズムは、溶鋼が冷却
され凝固してシェルが形成される過程で、潤滑剤である
パウダー層厚の不均一によって部分的に冷却速度が遅く
なり、このためシェル厚が不均一になり、同時に凝固に
よる収縮が発生し、さらに鋼種によっては変態による収
縮も付加されて、薄いシェル部分に引っ張り応力が作用
することにある。
このようなメカニズムで発生する縦割れを防止するため
に、凝固初期における象、速冷却の均一さを得る緩冷却
方法がすでに提案されている。例えば、次の通りである
。
に、凝固初期における象、速冷却の均一さを得る緩冷却
方法がすでに提案されている。例えば、次の通りである
。
(1)鋳型内表面を波形にしたり、鋳型内表面に鋳込み
方向の溝を設ける(特開昭53−28027号、同61
−92726号、同61−129257号)。
方向の溝を設ける(特開昭53−28027号、同61
−92726号、同61−129257号)。
(2)熱伝導率の異なる物質により鋳型内表面をコーテ
ィングし、その厚みを下部より上部において大とする(
特開昭53−32824号、特公平1−28661号)
。
ィングし、その厚みを下部より上部において大とする(
特開昭53−32824号、特公平1−28661号)
。
(3)鋳型内面にポーラスめっきのコーティングを施す
(特開昭55−156642、特開昭55−15664
3号)。
(特開昭55−156642、特開昭55−15664
3号)。
(4)金属製熱抵抗材を鋳型上部に埋め込む(特開昭5
4−5825号)。
4−5825号)。
しかしながら、前記(1)の鋳型内面に波形又は溝を形
成する技術においては、鋳片の横断面をなす長方形にお
ける長辺上で、その短辺近くに波形や溝が形成されない
ために、シェル収縮力が前記長辺の中央部に集中して、
逆にシェルの縦割れを発生させることになる。また波形
の谷部や溝底にパウダーが付着して早期に機能が低下す
る。前記(2)の厚みを変化させてコーティングする技
術においては、鋳型下部のコーティングを薄くすること
で鋳片接触による下部摩擦によって鋳型寿命が短期化す
る。前記(3)のポーラスめっきを施す技術にあっては
、気孔の封じ込めによるエア膨張によってコーティング
割れが生じ、冷却を均一にするための制御が逆に困難に
なる。前記(4)の金属製熱抵抗材を採用する技術にあ
っては、母体の銅合金との熱膨張係数の違いにより、そ
の接合面において有害なせん断応力を生じ、最悪の場合
には剥離するという問題があった。
成する技術においては、鋳片の横断面をなす長方形にお
ける長辺上で、その短辺近くに波形や溝が形成されない
ために、シェル収縮力が前記長辺の中央部に集中して、
逆にシェルの縦割れを発生させることになる。また波形
の谷部や溝底にパウダーが付着して早期に機能が低下す
る。前記(2)の厚みを変化させてコーティングする技
術においては、鋳型下部のコーティングを薄くすること
で鋳片接触による下部摩擦によって鋳型寿命が短期化す
る。前記(3)のポーラスめっきを施す技術にあっては
、気孔の封じ込めによるエア膨張によってコーティング
割れが生じ、冷却を均一にするための制御が逆に困難に
なる。前記(4)の金属製熱抵抗材を採用する技術にあ
っては、母体の銅合金との熱膨張係数の違いにより、そ
の接合面において有害なせん断応力を生じ、最悪の場合
には剥離するという問題があった。
そこで、この発明にあっては、前記従来技術の前記諸問
題を解決して、緩冷却率を向上することにより鋳片の縦
割れ防止効果を高めることを目的としている。
題を解決して、緩冷却率を向上することにより鋳片の縦
割れ防止効果を高めることを目的としている。
(課題を解決するための手段)
この発明の連続鋳造用鋳型は、銅又は銅合金を主材とし
て構成した鋳型の肉厚内に孔を設けて断熱層を形成し、
前記孔を大気に開放してなる。
て構成した鋳型の肉厚内に孔を設けて断熱層を形成し、
前記孔を大気に開放してなる。
前記断熱層を、鋳型における溶鋼のメニスカス近傍の高
さ位置に設けると好適で、ある。
さ位置に設けると好適で、ある。
また前記断熱層を形成する孔を、鋳型内面と平行をなす
面上に配置することも好適である。このときの孔は、多
数の孔を所定間隔で分布させてもよいし、また少数の孔
を蛇行した形態のように面状に曲げて分布させてもよい
。
面上に配置することも好適である。このときの孔は、多
数の孔を所定間隔で分布させてもよいし、また少数の孔
を蛇行した形態のように面状に曲げて分布させてもよい
。
前記断熱層を形成する位置は、鋳型の内面近くにすると
よい。
よい。
前記断熱層を形成する孔を、孔側を鋳型内面に露出させ
て形成し、その孔側を鋳型内面の平坦なコーティング層
により覆って、前記孔を鋳型肉厚内の最も内側に配設し
てもよい。
て形成し、その孔側を鋳型内面の平坦なコーティング層
により覆って、前記孔を鋳型肉厚内の最も内側に配設し
てもよい。
この発明によれば、断熱層によって鋳型におけるその部
分の緩冷却率がよくなるから、シェルの縦割れ発生を抑
制することができる一方、断熱層を形成する孔を大気に
開放しているため、孔内の気体の熱による膨張及び収縮
の悪影響を鋳型が受けることがなく、また孔の形成も容
易である。
分の緩冷却率がよくなるから、シェルの縦割れ発生を抑
制することができる一方、断熱層を形成する孔を大気に
開放しているため、孔内の気体の熱による膨張及び収縮
の悪影響を鋳型が受けることがなく、また孔の形成も容
易である。
断熱層を形成する孔を、鋳型内面と平行をなす面状に設
けると、断熱層形成のために格別の部材を鋳型の肉厚内
に埋設する必要がないから鋳型の製造が容易であるし、
熱膨張率の相違を考慮する必要もない。
けると、断熱層形成のために格別の部材を鋳型の肉厚内
に埋設する必要がないから鋳型の製造が容易であるし、
熱膨張率の相違を考慮する必要もない。
断熱層を形成する孔を鋳型内面と平行な面上に分布させ
ることにより、緩冷却部の緩冷却率を平均化することが
できる。
ることにより、緩冷却部の緩冷却率を平均化することが
できる。
また前記孔を鋳型内面に配置すると、この孔の位置にお
いては、溶鋼の熱が鋳型に伝達することをこの孔によっ
て直接防止できるから、全体としても緩冷却率が高い。
いては、溶鋼の熱が鋳型に伝達することをこの孔によっ
て直接防止できるから、全体としても緩冷却率が高い。
第1〜3図は第1実施例に基づく説明である。
まず、第1図は鋳型lの平断面を示す部分図であり、第
2図は第1図の縦断面図である。鋳型1は公知の通り銅
又は銅合金を主材として構成され、その外形も公知の通
りのものである。この鋳型1の内面には、めっき等の手
段により施した金属のコーティング層2が形成されて、
鋳型1内部に、図示しないタンデイツシュから浸漬ノズ
ル3を経て溶鋼4が供給される。5は溶鋼4のメニスカ
スを示し、6はメニスカス5上に供給された潤滑剤をな
すパウダー、7は溶鋼4が冷却されてなるシェルである
。
2図は第1図の縦断面図である。鋳型1は公知の通り銅
又は銅合金を主材として構成され、その外形も公知の通
りのものである。この鋳型1の内面には、めっき等の手
段により施した金属のコーティング層2が形成されて、
鋳型1内部に、図示しないタンデイツシュから浸漬ノズ
ル3を経て溶鋼4が供給される。5は溶鋼4のメニスカ
スを示し、6はメニスカス5上に供給された潤滑剤をな
すパウダー、7は溶鋼4が冷却されてなるシェルである
。
鋳型1の肉厚内には、コーティング層2に近い位置に、
上端が大気に連通した断面円形の孔8が切削等の手段に
より形成される。この孔8の断面形状は角形、楕円形等
であってもよいが、鋳型1の上端からメニスカス5の下
方100〜200鵬付近まで上下に連続し、且つ鋳型1
内面と平行をなす面上に多数形成される。なお、鋳型1
における溶#4を囲む四つの平面に対応して、鋳型1の
肉厚内に前記孔8を形成することは勿論であるが、平断
面長方形の平行な一対の長辺にのみ沿って前記孔8を形
成してもよい。而して、この実施例においては多数の孔
8が面状に並べられて、この多数の孔8の断熱機能によ
って鋳型1の上部に、鋳型1内面と平行な拡がりをもつ
断熱層9が構成される。鋳型1の前記上部において、前
記上下方向の孔8に代えて水平方向の孔を設けることも
できるし、また上下及び水平両方向の孔を設けることも
可能である。第1,2図における鋳型lの右側外面はウ
ォータージャケット10の冷却面をなす。
上端が大気に連通した断面円形の孔8が切削等の手段に
より形成される。この孔8の断面形状は角形、楕円形等
であってもよいが、鋳型1の上端からメニスカス5の下
方100〜200鵬付近まで上下に連続し、且つ鋳型1
内面と平行をなす面上に多数形成される。なお、鋳型1
における溶#4を囲む四つの平面に対応して、鋳型1の
肉厚内に前記孔8を形成することは勿論であるが、平断
面長方形の平行な一対の長辺にのみ沿って前記孔8を形
成してもよい。而して、この実施例においては多数の孔
8が面状に並べられて、この多数の孔8の断熱機能によ
って鋳型1の上部に、鋳型1内面と平行な拡がりをもつ
断熱層9が構成される。鋳型1の前記上部において、前
記上下方向の孔8に代えて水平方向の孔を設けることも
できるし、また上下及び水平両方向の孔を設けることも
可能である。第1,2図における鋳型lの右側外面はウ
ォータージャケット10の冷却面をなす。
この実施例における前記コーティング層2の厚みaは約
11rIm、孔8の中心から鋳型1内面までの距離すは
10皿、孔8の直径は5鴫、孔8のピッチは10mとし
であるが、上記各寸法については他の値に適宜変更でき
ることは勿論である。前記距離すを10ffII11と
して、孔8の位置を鋳型1内面から大きく内部に位置さ
せたのは、コーティング層2や鋳型1表面の摩耗量が大
になったときにも、摩耗された面が孔8に達しないよう
に配慮したからであり、また、鋳型1に孔8を設けるこ
とによる鋳型1の機械的強度を確保するためでもある。
11rIm、孔8の中心から鋳型1内面までの距離すは
10皿、孔8の直径は5鴫、孔8のピッチは10mとし
であるが、上記各寸法については他の値に適宜変更でき
ることは勿論である。前記距離すを10ffII11と
して、孔8の位置を鋳型1内面から大きく内部に位置さ
せたのは、コーティング層2や鋳型1表面の摩耗量が大
になったときにも、摩耗された面が孔8に達しないよう
に配慮したからであり、また、鋳型1に孔8を設けるこ
とによる鋳型1の機械的強度を確保するためでもある。
また、孔8は鋳型1の上端から下端までを貫通させて形
成することにより、断熱N9を鋳型1の高さ方向全体に
渡って構成すると、溶鋼4の緩冷却によりシェルフの縦
割れ防止効果があるが、前記実施例のように鋳型1の上
部のみに断熱層9を形成することによって前記縦割れの
殆どを防止することができ、この断熱層9は鋳型1の下
部においては設けないことが溶鋼4の冷却を促進して、
シェルフの生成を促進することになり、その結果鋳片の
ブレークアウト防止に寄与することになる。
成することにより、断熱N9を鋳型1の高さ方向全体に
渡って構成すると、溶鋼4の緩冷却によりシェルフの縦
割れ防止効果があるが、前記実施例のように鋳型1の上
部のみに断熱層9を形成することによって前記縦割れの
殆どを防止することができ、この断熱層9は鋳型1の下
部においては設けないことが溶鋼4の冷却を促進して、
シェルフの生成を促進することになり、その結果鋳片の
ブレークアウト防止に寄与することになる。
第3図には、第1実施例における抜熱量の変化が示され
る。この図により、孔8による断熱層9を形成した本発
明の実施例の装置(白抜き部分)では抜熱量が小さく、
断熱層9のない従来例(斜線部分)においては抜熱量が
大きいことが理解できる。
る。この図により、孔8による断熱層9を形成した本発
明の実施例の装置(白抜き部分)では抜熱量が小さく、
断熱層9のない従来例(斜線部分)においては抜熱量が
大きいことが理解できる。
本発明の装置を用いて鋳造速度1.6 m /sinと
した場合の抜熱量の平均値は、 Xs+ = 156 X 10 ’ kcal/m”h
rであり、従来例の装置における抜熱量の平均値は、X
Mz= 221 X 10 ’ kcal/m”hrで
あった。
した場合の抜熱量の平均値は、 Xs+ = 156 X 10 ’ kcal/m”h
rであり、従来例の装置における抜熱量の平均値は、X
Mz= 221 X 10 ’ kcal/m”hrで
あった。
この結果、本発明によると前記の例では29゜4%の抜
熱量の減少が見られた。
熱量の減少が見られた。
かくして、この実施例においては、鋳型1の上部におけ
る上下方向のメニスカス5付近では抜熱量を減少させて
、その緩冷却率をよくすることにより、シェルの縦割れ
発生を抑制し、鋳型1の下部においては抜熱量を大にし
て冷却率を高めることによりシェルフの生成を促進する
ことができる。
る上下方向のメニスカス5付近では抜熱量を減少させて
、その緩冷却率をよくすることにより、シェルの縦割れ
発生を抑制し、鋳型1の下部においては抜熱量を大にし
て冷却率を高めることによりシェルフの生成を促進する
ことができる。
第4図以下では第2実施例を説明している。この実施例
において前記第1実施例と同一の部分については前記と
同一の記号を用いて説明する。
において前記第1実施例と同一の部分については前記と
同一の記号を用いて説明する。
第4図は鋳型1の縦断面図、第5図は第4図にの11/
I−Vl線における断面を拡大した図である。図におい
て12は鋳型1の水冷孔である。この実施例において断
熱層9を形成する孔8の形成は以下のように行う。即ち
、先ず鋳型1の内面となる側に多数の細溝を機械加工等
の手段により形成し、この細溝にワックスを充填すると
ともにその表面に導電化処理を行い、さらに鋳型1内側
表面に金属めっきを施して所要膜厚を有するコーティン
グ層2を形成する。しかる後にワックスを加熱除去する
ことによって除去後の空洞、すなわち孔8が形成される
ことになる。第4図における記号fは鋳片の引抜方向を
示している。なお、前記孔8の高さ方向における形成範
囲については前記第1実施例と同一である。
I−Vl線における断面を拡大した図である。図におい
て12は鋳型1の水冷孔である。この実施例において断
熱層9を形成する孔8の形成は以下のように行う。即ち
、先ず鋳型1の内面となる側に多数の細溝を機械加工等
の手段により形成し、この細溝にワックスを充填すると
ともにその表面に導電化処理を行い、さらに鋳型1内側
表面に金属めっきを施して所要膜厚を有するコーティン
グ層2を形成する。しかる後にワックスを加熱除去する
ことによって除去後の空洞、すなわち孔8が形成される
ことになる。第4図における記号fは鋳片の引抜方向を
示している。なお、前記孔8の高さ方向における形成範
囲については前記第1実施例と同一である。
第6図は、本発明における鋳型熱伝達の状態を表したも
のであり、注湯された溶鋼の緩冷却率を計算すると次の
(1)式によって表すことができる。
のであり、注湯された溶鋼の緩冷却率を計算すると次の
(1)式によって表すことができる。
なお、図中の各記号は以下の意味を示す。
αS :溶144とコーティング層2間の熱伝達率
α、:孔8の熱伝達率
α8 :冷却水と鋳型1間の熱伝達率
θS :溶鋼4温度
θ2 :鋳型コーティング層2表面の温度θ、:孔8の
コーティング層2側の温度θ5 :孔8の鋳型1側温度 θC:鋳型1の冷却水側温度 0w :冷却水温度 dp :コーティング層2の厚み d、:孔8の厚み dc :鋳型1の厚み λp =コーティング層2の熱伝導率 λC:鋳型lの熱伝導率 (θ、−θ、)。
コーティング層2側の温度θ5 :孔8の鋳型1側温度 θC:鋳型1の冷却水側温度 0w :冷却水温度 dp :コーティング層2の厚み d、:孔8の厚み dc :鋳型1の厚み λp =コーティング層2の熱伝導率 λC:鋳型lの熱伝導率 (θ、−θ、)。
d、 1
但し、 q:単位面積当たりの抜熱量
Δq:本発明による鋳型を使用したときの減少抜熱量
Δq/q :緩冷却率
第7図は、鋳造速度0.8m/rainとした場合の鋳
型抜熱量と縦割れ評点を表したものであり、70 X
10 ’ kcal/m”h以下の抜熱量にすることに
よって、従来の縦割れ評点から大幅な低減が可能になる
。
型抜熱量と縦割れ評点を表したものであり、70 X
10 ’ kcal/m”h以下の抜熱量にすることに
よって、従来の縦割れ評点から大幅な低減が可能になる
。
この場合、90 X 10 ’ kcal/m”hの抜
熱量から緩冷却率20%を達成すれば、はぼ縦割れ発生
レベルを1.5以下に低減することが可能になる。ちな
みに緩冷却率20%とした場合、(1)式によって第5
図の構造において決定すべき寸法を算出することができ
る。
熱量から緩冷却率20%を達成すれば、はぼ縦割れ発生
レベルを1.5以下に低減することが可能になる。ちな
みに緩冷却率20%とした場合、(1)式によって第5
図の構造において決定すべき寸法を算出することができ
る。
なお、鋳型(銅板)1内の孔8を設ける位置は、?8鋼
に面した鋳型表面から水冷部までの間であれば、いずれ
の個所でも効果がある。しかし実際には、この第2実施
例のように鋳型表面の位置から、前記第1実施例のよう
に鋳型1表面から10mm程度の位置の範囲に設けるの
が望ましい。これは、鋳型l内側表面から離れるに従っ
て緩冷却率が次第に低下するからである。この意味から
すれば、図示しないが孔8の上端では鋳型内面直近であ
って、且つ孔8下端では鋳型内面より離れるように孔8
を鋳型内面に対して斜めにすることも可能である。また
コーティング層2の厚みは、この第2実施例によれば0
.1 ym以上であることが望ましい。
に面した鋳型表面から水冷部までの間であれば、いずれ
の個所でも効果がある。しかし実際には、この第2実施
例のように鋳型表面の位置から、前記第1実施例のよう
に鋳型1表面から10mm程度の位置の範囲に設けるの
が望ましい。これは、鋳型l内側表面から離れるに従っ
て緩冷却率が次第に低下するからである。この意味から
すれば、図示しないが孔8の上端では鋳型内面直近であ
って、且つ孔8下端では鋳型内面より離れるように孔8
を鋳型内面に対して斜めにすることも可能である。また
コーティング層2の厚みは、この第2実施例によれば0
.1 ym以上であることが望ましい。
これは、0.1−未満であると磨耗及び静鉄圧等により
孔8が破損しやすくなるからである。この実施例におい
ては、コーティング層2の厚みをメニスカス5付近にお
いて0.1 rrmrとし、下方へ次第に厚みを増大さ
せている。これにより、シェルフによるコーティング層
2の摩耗にも対応することができる。また孔8は鋳型1
の上部から下部まで貫通させてもよいのは第1実施例と
同じであるが、少なくとも一端を大気に開放させればよ
い。これによって、鋳型温度が上昇して孔8内の気体が
膨張してもそのための問題が生ずることはない。
孔8が破損しやすくなるからである。この実施例におい
ては、コーティング層2の厚みをメニスカス5付近にお
いて0.1 rrmrとし、下方へ次第に厚みを増大さ
せている。これにより、シェルフによるコーティング層
2の摩耗にも対応することができる。また孔8は鋳型1
の上部から下部まで貫通させてもよいのは第1実施例と
同じであるが、少なくとも一端を大気に開放させればよ
い。これによって、鋳型温度が上昇して孔8内の気体が
膨張してもそのための問題が生ずることはない。
第5図に示した孔8の形状(aXb)とピッチP及びコ
ーティング層2の厚みdpを、緩冷却率20%で設定す
ると、形状寸法a = 0.5 、 b = O。
ーティング層2の厚みdpを、緩冷却率20%で設定す
ると、形状寸法a = 0.5 、 b = O。
5、P=1鴫、dp=O0IM (孔8は鋳型1上部で
開放とし、上部から300mmの深さとした)となり、
その鋳型を用いて鋳造し、縦割れ評点を従来のものと比
較したグラフを第7図に示す。図中、白丸印は従来構造
鋳型の場合、黒丸印は本発明による鋳型の場合であって
、縦割れ発生を約50%低減させることができた。
開放とし、上部から300mmの深さとした)となり、
その鋳型を用いて鋳造し、縦割れ評点を従来のものと比
較したグラフを第7図に示す。図中、白丸印は従来構造
鋳型の場合、黒丸印は本発明による鋳型の場合であって
、縦割れ発生を約50%低減させることができた。
以上説明したように、本発明にあっては、断熱層によっ
て鋳型におけるその部分の緩冷却率がよくなるから、溶
鋼の急激な冷却を防止してシェルの縦割れ発生を抑制す
ることができるし、また前記孔を鋳型外面にまで延長し
て大気に開放しであるため、孔内の空気の収縮にも対応
することができ、且つ鋳型を鋳造する際の孔の形成も容
易となるから、鋳型の製造が容易で且つ強度も確保する
ことができるという効果がある。
て鋳型におけるその部分の緩冷却率がよくなるから、溶
鋼の急激な冷却を防止してシェルの縦割れ発生を抑制す
ることができるし、また前記孔を鋳型外面にまで延長し
て大気に開放しであるため、孔内の空気の収縮にも対応
することができ、且つ鋳型を鋳造する際の孔の形成も容
易となるから、鋳型の製造が容易で且つ強度も確保する
ことができるという効果がある。
断熱層を形成する孔を、鋳型内面と平行をなす面状に設
けると、断熱層形成のために格別の部材を鋳型の肉厚内
に埋設する必要がないから鋳型の製造が容易であるし、
熱膨張率の相違を考慮する必要もなく、容易に鋳型を得
ることができる。
けると、断熱層形成のために格別の部材を鋳型の肉厚内
に埋設する必要がないから鋳型の製造が容易であるし、
熱膨張率の相違を考慮する必要もなく、容易に鋳型を得
ることができる。
断熱層を形成する孔を鋳型内面と平行な面上に分布させ
ることにより、緩冷却部の緩冷却率を平均化することが
できて、シェルの縦割れ抑制効果を高める。
ることにより、緩冷却部の緩冷却率を平均化することが
できて、シェルの縦割れ抑制効果を高める。
また、前記孔を鋳型内面に配置すると、この孔の位置に
おいては、溶鋼の熱が鋳型に伝達することをこの孔によ
って直接防止できるから、緩冷却率が高いし、鋳型の前
記緩冷却率の向上に基づき、鋳型内面のコーティング層
の、鋳型との熱膨張率の相違に基づく剥離も抑制できる
という効果もある。
おいては、溶鋼の熱が鋳型に伝達することをこの孔によ
って直接防止できるから、緩冷却率が高いし、鋳型の前
記緩冷却率の向上に基づき、鋳型内面のコーティング層
の、鋳型との熱膨張率の相違に基づく剥離も抑制できる
という効果もある。
第1図は第1実施例の鋳型の平断面を示す部分図、第2
図は第1図の縦断面図、第3図は第1図の鋳型の抜熱量
の比較を示すグラフ、第4図は第2実施例の鋳型の縦断
面図、第5図は第4図の■−■線断面拡大図、第6図は
第4図の鋳型の熱伝達状態を示す説明図、第7図は第4
図の鋳型の抜熱量と縦割れ評点との関係を従来例と比較
して示すグラフである。 l・・・鋳型、2・・・コーティング層、4・・・溶鋼
、5・・・メニスカス、7・・・シェル、8・・・孔、
9・・・断熱層。
図は第1図の縦断面図、第3図は第1図の鋳型の抜熱量
の比較を示すグラフ、第4図は第2実施例の鋳型の縦断
面図、第5図は第4図の■−■線断面拡大図、第6図は
第4図の鋳型の熱伝達状態を示す説明図、第7図は第4
図の鋳型の抜熱量と縦割れ評点との関係を従来例と比較
して示すグラフである。 l・・・鋳型、2・・・コーティング層、4・・・溶鋼
、5・・・メニスカス、7・・・シェル、8・・・孔、
9・・・断熱層。
Claims (5)
- (1)銅又は銅合金を主材として構成した鋳型の肉厚内
に、大気に開放された孔を設けて断熱層を形成したこと
を特徴とする連続鋳造用鋳型。 - (2)前記断熱層を、鋳型における溶鋼のメニスカス近
傍の高さ位置に設けたことを特徴とする第1請求項記載
の連続鋳造用鋳型。 - (3)前記断熱層を形成する孔は、鋳型内面と平行をな
す面上に配置したことを特徴とする第1又は第2請求項
記載の連続鋳造用鋳型。 - (4)前記断熱層を形成する孔を、鋳型の内面近くに形
成したことを特徴とする第1乃至第3請求項のいずれか
に記載の連続鋳造用鋳型。 - (5)前記断熱層を形成する孔を、孔側を鋳型内面に露
出させて形成し、その孔側を鋳型内面の平坦なコーティ
ング層により覆って、前記孔を鋳型肉厚内の最も内側に
配設したことを特徴とする第1乃至第3請求項のいずれ
かに記載の連続鋳造用鋳型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26641889A JPH02192856A (ja) | 1988-10-31 | 1989-10-13 | 連続鋳造用鋳型 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63-275062 | 1988-10-31 | ||
JP27506288 | 1988-10-31 | ||
JP26641889A JPH02192856A (ja) | 1988-10-31 | 1989-10-13 | 連続鋳造用鋳型 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02192856A true JPH02192856A (ja) | 1990-07-30 |
Family
ID=26547432
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26641889A Pending JPH02192856A (ja) | 1988-10-31 | 1989-10-13 | 連続鋳造用鋳型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02192856A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104889351A (zh) * | 2014-03-04 | 2015-09-09 | 日立金属株式会社 | 铸造方法和铸造用铸模 |
JP2016175115A (ja) * | 2015-03-20 | 2016-10-06 | 新日鐵住金株式会社 | 連続鋳造用鋳型及び連続鋳造方法 |
-
1989
- 1989-10-13 JP JP26641889A patent/JPH02192856A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104889351A (zh) * | 2014-03-04 | 2015-09-09 | 日立金属株式会社 | 铸造方法和铸造用铸模 |
JP2016175115A (ja) * | 2015-03-20 | 2016-10-06 | 新日鐵住金株式会社 | 連続鋳造用鋳型及び連続鋳造方法 |
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